JPS6040808Y2 - 車両用オイルパン - Google Patents
車両用オイルパンInfo
- Publication number
- JPS6040808Y2 JPS6040808Y2 JP15530281U JP15530281U JPS6040808Y2 JP S6040808 Y2 JPS6040808 Y2 JP S6040808Y2 JP 15530281 U JP15530281 U JP 15530281U JP 15530281 U JP15530281 U JP 15530281U JP S6040808 Y2 JPS6040808 Y2 JP S6040808Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- engine
- deep
- vehicle
- strainer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車両用オイルパンに関するものである。
一般に車両の浅部と深部の二段構造のオイルパン等にあ
っては、エンジンオイルが減少してオイルレベルがロー
レベル付近のとき急ブレーキをかけた場合に、エンジン
オイルが深部フロント側に流動して片寄ってしまうので
、オイルパン内に配置されたオイルストレーナのオイル
吸入口にエンジンオイルが供給されないことになり、エ
ンジンの作動上および潤滑上好ましくなかった。
っては、エンジンオイルが減少してオイルレベルがロー
レベル付近のとき急ブレーキをかけた場合に、エンジン
オイルが深部フロント側に流動して片寄ってしまうので
、オイルパン内に配置されたオイルストレーナのオイル
吸入口にエンジンオイルが供給されないことになり、エ
ンジンの作動上および潤滑上好ましくなかった。
特に、EDIC(エレクトリック・ディーゼル・インジ
ェクション・システム)等を備えた自動車においては、
そのEDICに取付けであるオイルプレッシャスイッチ
(オイルプレッシャスイッチ検知圧0.3kp/cn以
下でONとなりエンジンが停止するように構成されてい
る。
ェクション・システム)等を備えた自動車においては、
そのEDICに取付けであるオイルプレッシャスイッチ
(オイルプレッシャスイッチ検知圧0.3kp/cn以
下でONとなりエンジンが停止するように構成されてい
る。
)が、エンジンオイル量がローレベルのときに急ブレー
キをかけた際、エンジンオイルの流動によりオイルスト
レーナのオイル吸入口に与えられる油圧低下を検知して
エンジンを停止させてしまうこととなる。
キをかけた際、エンジンオイルの流動によりオイルスト
レーナのオイル吸入口に与えられる油圧低下を検知して
エンジンを停止させてしまうこととなる。
この結果、停止させた車両を動かすために、エンジンを
再始動させる必要がある。
再始動させる必要がある。
本考案は上述した問題を解決するためになされたもので
、オイルパンの深部の後方部分を隔壁で覆って隔室を形
成し、その隔壁前方近傍にオイルストレーナを配置し、
かつ、前記隔壁の底部側には前記オイルストレーナのオ
イル吸入口とほぼ同程度の高さの位置に前記吸入口の幅
よりも小幅の1−9設して、エンジンオイルの量がロー
レベルのとき車が急ブレーキをかけて一時足止をしても
、オイルトレーナのオイル吸入口へ向けて隔室内のオイ
ルが孔より噴出してそのオイル吸入口にエンジンオイル
を供給してエンジンの停止を防止するとともに安全性の
確保をも図った車両用オイルパンを提供するものである
。
、オイルパンの深部の後方部分を隔壁で覆って隔室を形
成し、その隔壁前方近傍にオイルストレーナを配置し、
かつ、前記隔壁の底部側には前記オイルストレーナのオ
イル吸入口とほぼ同程度の高さの位置に前記吸入口の幅
よりも小幅の1−9設して、エンジンオイルの量がロー
レベルのとき車が急ブレーキをかけて一時足止をしても
、オイルトレーナのオイル吸入口へ向けて隔室内のオイ
ルが孔より噴出してそのオイル吸入口にエンジンオイル
を供給してエンジンの停止を防止するとともに安全性の
確保をも図った車両用オイルパンを提供するものである
。
以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
1は車両のオイルパンで、このオイルパン1は、車両の
前方側(図中左方側)に向けて浅部2を、後方側に向け
て深部3を有する2段構造に形成されている。
前方側(図中左方側)に向けて浅部2を、後方側に向け
て深部3を有する2段構造に形成されている。
オイルパン1の深部3の後方部分には隔壁であるセパレ
ータ4が設けられていて、深部3内に隔室3′が形成さ
れている。
ータ4が設けられていて、深部3内に隔室3′が形成さ
れている。
そのセパレータ4の前方近傍にはオイルストレーナ5が
配置されている。
配置されている。
オイルストレーナ5のオイル吸入口6に対向させて、そ
のオイル吸入口6とほぼ同程度の高さで、オイル吸入口
6を臨む位置にあたるセパレータ4の底部側に、オイル
吸入口6の幅よりも小幅の長孔7が穿設されている。
のオイル吸入口6とほぼ同程度の高さで、オイル吸入口
6を臨む位置にあたるセパレータ4の底部側に、オイル
吸入口6の幅よりも小幅の長孔7が穿設されている。
8は深部バッフルプレートで、セパレータ4の上面に一
体に設けられている。
体に設けられている。
9は深部フロントバッフルプレートで、深部3の前方の
浅部2と深部3との分岐部分にほぼ水平方向に向けて突
設されている。
浅部2と深部3との分岐部分にほぼ水平方向に向けて突
設されている。
10.10は間隙部で、深部バッフルプレート8の両側
端とオイルパン1の内壁1a、laとの間に夫々設けら
れていて前記バッフルプレート9上に溜ったエンジンオ
イルを下部の深部3に戻すように形成されている。
端とオイルパン1の内壁1a、laとの間に夫々設けら
れていて前記バッフルプレート9上に溜ったエンジンオ
イルを下部の深部3に戻すように形成されている。
11.11は深部フロントバッフル9の両端部に夫々穿
設された孔で、前記フロントバッフル9上に溜ったオイ
ルを下方の深部3に戻すように形成されている。
設された孔で、前記フロントバッフル9上に溜ったオイ
ルを下方の深部3に戻すように形成されている。
上述した構成により本考案は次のように作用する。
マス、オイルパン1内のオイル量がローレベルのときに
急ブレーキをかけて車を停止させた場合、エンジンオイ
ルはその衝撃を受けて深部3の前方側に流動し片寄るこ
とになるが、セパレータ4内に溜っているエンジンオイ
ルが急ブレーキの衝撃で長孔7からオイルストレーナ5
のオイル吸入口6へ向けて流出されるので、オイル吸入
口6にエンジンオイルが供給されることになりエンジン
が停止するようなことはなくなる。
急ブレーキをかけて車を停止させた場合、エンジンオイ
ルはその衝撃を受けて深部3の前方側に流動し片寄るこ
とになるが、セパレータ4内に溜っているエンジンオイ
ルが急ブレーキの衝撃で長孔7からオイルストレーナ5
のオイル吸入口6へ向けて流出されるので、オイル吸入
口6にエンジンオイルが供給されることになりエンジン
が停止するようなことはなくなる。
更に、EDICを備えた車両の場合においても、隔室3
′内に溜っているエンジンオイルが、オイルストレーナ
5のオイル吸入口6に向けて長孔7から流出されるので
、オイル吸入口6への油圧低下を防止することになり、
オイルプレッシャスイッチ(図示せず)が作動するよう
なこともなく、エンジンの停止が防止される。
′内に溜っているエンジンオイルが、オイルストレーナ
5のオイル吸入口6に向けて長孔7から流出されるので
、オイル吸入口6への油圧低下を防止することになり、
オイルプレッシャスイッチ(図示せず)が作動するよう
なこともなく、エンジンの停止が防止される。
その際、長孔7がオイル吸入口6の幅より小幅に形成さ
れているので、効率よくオイル吸入口6にエンジンオイ
ルを供給することになる。
れているので、効率よくオイル吸入口6にエンジンオイ
ルを供給することになる。
上述したことから明らなごとく、本考案は、オイルパン
の深部の後方部分を隔壁で覆って隔室を形成し、その隔
室前方の近傍にはオイルストレーナを配置し、かつ、前
記隔室の底部側には前記オイルストレーナのオイル吸入
口を臨ませて該オイル吸入口とほぼ同程度の高さの位置
に前記オイル吸入口の幅よりも小幅の孔を穿設して構成
されているので、エンジンオイルの量がローレベルのと
き車が急ブレーキをかけて一時停止をしたとしても、小
幅に形成した孔から効率よく前記オイルストレーナのオ
イル吸入口に向は隔室内のエンジンオイルが流出して前
記オイル吸入口へエンジンオイルを供給することになり
エンジンの停止を防止することができるとともに安全性
の確保をも図れる等の効果を奏することになる。
の深部の後方部分を隔壁で覆って隔室を形成し、その隔
室前方の近傍にはオイルストレーナを配置し、かつ、前
記隔室の底部側には前記オイルストレーナのオイル吸入
口を臨ませて該オイル吸入口とほぼ同程度の高さの位置
に前記オイル吸入口の幅よりも小幅の孔を穿設して構成
されているので、エンジンオイルの量がローレベルのと
き車が急ブレーキをかけて一時停止をしたとしても、小
幅に形成した孔から効率よく前記オイルストレーナのオ
イル吸入口に向は隔室内のエンジンオイルが流出して前
記オイル吸入口へエンジンオイルを供給することになり
エンジンの停止を防止することができるとともに安全性
の確保をも図れる等の効果を奏することになる。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図の■−■線に沿う断面図である。 1・・・・・・オイルパン、2・・・・・・浅部、3・
・・・・・深部、3′・・・・・・隔室、4・・・・・
・隔壁(セパレータ)、5・・・・・・オイルストレー
ナ、6・・・・・・オイル吸入口、7・・・・・・長孔
。
図の■−■線に沿う断面図である。 1・・・・・・オイルパン、2・・・・・・浅部、3・
・・・・・深部、3′・・・・・・隔室、4・・・・・
・隔壁(セパレータ)、5・・・・・・オイルストレー
ナ、6・・・・・・オイル吸入口、7・・・・・・長孔
。
Claims (1)
- 車両の前方側に位置する側に形成した浅部と車両の後方
側に位置する側に形成した深部とからなる2段構造のオ
イルパンにおいて、前記深部の後方部分を隔壁で覆って
隔室を形成し、その隔室前方の近傍にはオイルストレー
ナを配置し、かつ、前記隔壁の底部側には前記オイルス
トレーナのオイル吸入口に臨ませて、該オイル吸入口と
ほぼ同程度の高さの位置に前記吸入口の幅よりも小幅の
孔を穿設したことを特徴とする車両用オイルパン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15530281U JPS6040808Y2 (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | 車両用オイルパン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15530281U JPS6040808Y2 (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | 車両用オイルパン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5859915U JPS5859915U (ja) | 1983-04-22 |
JPS6040808Y2 true JPS6040808Y2 (ja) | 1985-12-10 |
Family
ID=29947878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15530281U Expired JPS6040808Y2 (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | 車両用オイルパン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040808Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-10-19 JP JP15530281U patent/JPS6040808Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5859915U (ja) | 1983-04-22 |
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