JP2519003Y2 - エアクリーナインレットパイプへの水入り防止構造 - Google Patents
エアクリーナインレットパイプへの水入り防止構造Info
- Publication number
- JP2519003Y2 JP2519003Y2 JP1989124854U JP12485489U JP2519003Y2 JP 2519003 Y2 JP2519003 Y2 JP 2519003Y2 JP 1989124854 U JP1989124854 U JP 1989124854U JP 12485489 U JP12485489 U JP 12485489U JP 2519003 Y2 JP2519003 Y2 JP 2519003Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inlet pipe
- air inlet
- water
- underframe
- dam plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
この考案は、エアクリーナのエアインレットパイプへ
の水入り防止構造に関する。
の水入り防止構造に関する。
キャブオーバ型トラック車などの場合、一般に、エン
ジンやトランスミッション等を取り付けるためのアンダ
フレームが設けられ、このアンダフレーム上にボデーが
直接的にあるいは弾性体を介して組み付けられる。ま
た、上記アンダフレームは、通常、車両の両側方を前後
方向に延びる左右一対の箱形断面構造のサイドメンバと
この左右のサイドフレーム間に設けられる複数の箱形断
面構造のクロスメンバとで構成されている。 ところで、このようなアンダフレームを備える自動車
では、エアクリーナのエアインレットパイプを上記サイ
ドメンバ内に配設することがある。エアインレットパイ
プの取付け座としてサイドメンバを有効利用でき、ま
た、エアインレットパイプをサイドメンバで保護するこ
とができるからである。 特に、キャブオーバ型トラック車の場合、上記エアイ
レットパイプをアンダフレーム内に取付けるようにする
ことが多く、第3図に示すように、サイドメンバa内に
エアインレットパイプbを設けることが一般的になって
いる。エアインレットパイプbは、前端をエアクリーナ
cに接続されて前後方向に延びており、その後端に吸気
口が設けられているとともに、支持ブラケットdを介し
てサイドメンバaに支持固定されている。また、サイド
メンバaは、メンバ内に外気を導入しうるように前端が
開口させられている。
ジンやトランスミッション等を取り付けるためのアンダ
フレームが設けられ、このアンダフレーム上にボデーが
直接的にあるいは弾性体を介して組み付けられる。ま
た、上記アンダフレームは、通常、車両の両側方を前後
方向に延びる左右一対の箱形断面構造のサイドメンバと
この左右のサイドフレーム間に設けられる複数の箱形断
面構造のクロスメンバとで構成されている。 ところで、このようなアンダフレームを備える自動車
では、エアクリーナのエアインレットパイプを上記サイ
ドメンバ内に配設することがある。エアインレットパイ
プの取付け座としてサイドメンバを有効利用でき、ま
た、エアインレットパイプをサイドメンバで保護するこ
とができるからである。 特に、キャブオーバ型トラック車の場合、上記エアイ
レットパイプをアンダフレーム内に取付けるようにする
ことが多く、第3図に示すように、サイドメンバa内に
エアインレットパイプbを設けることが一般的になって
いる。エアインレットパイプbは、前端をエアクリーナ
cに接続されて前後方向に延びており、その後端に吸気
口が設けられているとともに、支持ブラケットdを介し
てサイドメンバaに支持固定されている。また、サイド
メンバaは、メンバ内に外気を導入しうるように前端が
開口させられている。
ところが、このようにエアインレットパイプをアンダ
フレーム内に設ける自動車の場合、エアインレットパイ
プの設置スペースを特に設けなくて済むなどの利点があ
る反面、次のような問題点があった。 トラック車の場合、上述のようにサイドメンバの前端
に外気を導入するための開口を設けているが、冠水路走
行時等においてサイドメンバ内に上記前端開口から水が
侵入した場合、その水がエアインレットパイプ内に入り
込んでしまう。 そのため、第3図に示すように、サイドメンバaおよ
びエアインレットパイプbの後方部の高さを上げて、エ
アインレットパイプb内に水が入りにくくなるようにも
している。しかし、その場合においても、エアインレッ
トパイプへの水の侵入を確実に防止することはできな
い。また、エアインレットパイプないしエアクリーナ
は、吸気時に空気とともにメンバ内に溜まった水を吸い
込んでしまうのである。エアクリーナが水を吸い込んで
しまうと、その水がエンジンに入り込み、故障の原因と
なる。 本願考案は、以上のような事情の下で考え出されたも
のであって、車両前後方向に延びる箱形断面構造のアン
ダフレーム内にエアクリーナのエアインレットパイプを
設ける自動車において、簡単な構造で、エアインレット
パイプへの水入りを効果的に防止しうるように構成する
ことをその目的とする。
フレーム内に設ける自動車の場合、エアインレットパイ
プの設置スペースを特に設けなくて済むなどの利点があ
る反面、次のような問題点があった。 トラック車の場合、上述のようにサイドメンバの前端
に外気を導入するための開口を設けているが、冠水路走
行時等においてサイドメンバ内に上記前端開口から水が
侵入した場合、その水がエアインレットパイプ内に入り
込んでしまう。 そのため、第3図に示すように、サイドメンバaおよ
びエアインレットパイプbの後方部の高さを上げて、エ
アインレットパイプb内に水が入りにくくなるようにも
している。しかし、その場合においても、エアインレッ
トパイプへの水の侵入を確実に防止することはできな
い。また、エアインレットパイプないしエアクリーナ
は、吸気時に空気とともにメンバ内に溜まった水を吸い
込んでしまうのである。エアクリーナが水を吸い込んで
しまうと、その水がエンジンに入り込み、故障の原因と
なる。 本願考案は、以上のような事情の下で考え出されたも
のであって、車両前後方向に延びる箱形断面構造のアン
ダフレーム内にエアクリーナのエアインレットパイプを
設ける自動車において、簡単な構造で、エアインレット
パイプへの水入りを効果的に防止しうるように構成する
ことをその目的とする。
上記課題を解決するため、本願考案では、次の技術的
手段を講じている。 すなわち、車両前後方向に延びる箱形断面構造のアン
ダフレーム内に、前端をエアクリーナに接続された前後
方向に延びるエアインレットパイプを導入してなる自動
車において、上記アンダフレームを、前後方向中間部に
後方に向かうほど高位となる立ち上がり傾斜部を設ける
ことにより前方部に対して後方部の高さが高くなるよう
に形成するとともに、上記立ち上がり傾斜部に沿って上
記エアインレットパイプの後方部を斜め上方に延出させ
る一方、上記エアインレットパイプにおける上記立ち上
がり傾斜部よりも前方に位置する部位に、上記エンダフ
レームの底壁との間に隙間が形成されるようにして上記
底壁に向けて延出するダムプレートを設け、かつ、上記
アンダフレームの底壁に、上記ダムプレートよりも前方
において水抜き穴を設けたことを特徴としている。
手段を講じている。 すなわち、車両前後方向に延びる箱形断面構造のアン
ダフレーム内に、前端をエアクリーナに接続された前後
方向に延びるエアインレットパイプを導入してなる自動
車において、上記アンダフレームを、前後方向中間部に
後方に向かうほど高位となる立ち上がり傾斜部を設ける
ことにより前方部に対して後方部の高さが高くなるよう
に形成するとともに、上記立ち上がり傾斜部に沿って上
記エアインレットパイプの後方部を斜め上方に延出させ
る一方、上記エアインレットパイプにおける上記立ち上
がり傾斜部よりも前方に位置する部位に、上記エンダフ
レームの底壁との間に隙間が形成されるようにして上記
底壁に向けて延出するダムプレートを設け、かつ、上記
アンダフレームの底壁に、上記ダムプレートよりも前方
において水抜き穴を設けたことを特徴としている。
アンダフレームには、たとえばその前端部にエアー導
入孔が設けられ、これによりフレーム内に外気を導入し
うるように構成されるが、冠水路走行時等において、上
記エアー導入孔からアンダフレーム内に水が入り込むこ
ともある。 本願考案では、アンダフレーム内に上記エアー導入孔
等から入り込んで後方に流れ込む水を、アンダフレーム
の底壁に設けた水抜き穴から外部に排水できる。そし
て、排水しきれないでさらに後方に流れ込む水を、水抜
き穴の後方において設けたダムプレートによって堰き止
め、上記水がエアインレットパイプの後端吸気口の位置
まで流れ込むことを阻止できる。また、このようにダム
プレートによって堰き止められる水は、上記水抜き穴か
ら排水される。 また、上記ダムプレートの下端とアンダフレームの底
壁との間には所定の隙間が形成され、しかも、ダムプレ
ートよりも後方においてはアンダフレームに立ち上がり
傾斜部が設けられているので、上記ダムプレートによっ
て水を堰き止めきれないことがあっても、この水が上記
立ち上がり傾斜部に沿ってより高位のアンダフレーム後
部に至る可能性が少なく、また、エアインレットパイプ
にこの水が入り込む可能性も少なくなる。さらには、上
記のダムプレートによって堰き止め切れずに水がアンダ
フレームの後方にいたっても、傾斜立ち上がり部を逆流
させて水抜き穴の位置まで戻し、適切に排水することが
できる。 したがって、エアインレットパイプに水が入り込むこ
とを防止できるとともに、アンダフレーム内に水が溜ま
る不都合を回避して、エアクリーナないしエアインレッ
トハイプが、吸気時に空気とともに水を吸い込むことも
防止できる。
入孔が設けられ、これによりフレーム内に外気を導入し
うるように構成されるが、冠水路走行時等において、上
記エアー導入孔からアンダフレーム内に水が入り込むこ
ともある。 本願考案では、アンダフレーム内に上記エアー導入孔
等から入り込んで後方に流れ込む水を、アンダフレーム
の底壁に設けた水抜き穴から外部に排水できる。そし
て、排水しきれないでさらに後方に流れ込む水を、水抜
き穴の後方において設けたダムプレートによって堰き止
め、上記水がエアインレットパイプの後端吸気口の位置
まで流れ込むことを阻止できる。また、このようにダム
プレートによって堰き止められる水は、上記水抜き穴か
ら排水される。 また、上記ダムプレートの下端とアンダフレームの底
壁との間には所定の隙間が形成され、しかも、ダムプレ
ートよりも後方においてはアンダフレームに立ち上がり
傾斜部が設けられているので、上記ダムプレートによっ
て水を堰き止めきれないことがあっても、この水が上記
立ち上がり傾斜部に沿ってより高位のアンダフレーム後
部に至る可能性が少なく、また、エアインレットパイプ
にこの水が入り込む可能性も少なくなる。さらには、上
記のダムプレートによって堰き止め切れずに水がアンダ
フレームの後方にいたっても、傾斜立ち上がり部を逆流
させて水抜き穴の位置まで戻し、適切に排水することが
できる。 したがって、エアインレットパイプに水が入り込むこ
とを防止できるとともに、アンダフレーム内に水が溜ま
る不都合を回避して、エアクリーナないしエアインレッ
トハイプが、吸気時に空気とともに水を吸い込むことも
防止できる。
以下、本願考案の実施例を図面を参照しつつ具体的に
説明する。 本例では、トラック車において本願考案を適用した例
を示している。 トラック車では、車両の両側方を前後方向に延びる左
右一対のサイドメンバ1,1と、この左右のサイドメンバ
1,1間にかけ渡される複数のクロスメンバ(図示略)と
で構成されるアンダフレームが設けられる。 上記サイドメンバ1は、第1図および第2図に示すよ
うに、箱形断面構造を呈し、みぞ形材によって構成され
るフレーム2と、このフレーム2の上端に結合されるア
ッパプレート3とからなる。なお、図において符号4
は、フロアパネルを示す。 上記サイドメンバ1内には、エンジンルーム内等に設
けられるエアクリーナ5のエアインレットパイプ6が導
入される。上記エアインレットパイプ6は、前後方向に
延び、前端をホース7に介してエアクリーナ5と接続さ
れている。また、エアインレットパイプ6は、支持ブラ
ケット8を介してサイドメンバ1に支持固定されてい
る。なお、サイドメンバ1は、前端を開口させられてお
り、その前端開口から外気をメンバ内に導入できるよう
になっている一方、エアインレットパイプ6は、その後
端の吸気口から空気を吸入する。また、サイドメンバ1
は後方部の高さが高くなるように形成されているととも
に、サイドメンバ1の立ち上がり傾斜部に沿ってエアイ
ンレットパイプ6の後方部を斜め上方に延出させてい
る。サイドメンバ1内に水が浸入しても、その水がエア
インレットパイプ6内に入り込みにくくなるようにする
ためである。 さて、本願考案では、第1図および第2図に示すよう
に、上記エアインレットパイプ6の中間部の適当箇所に
おいて、サイドメンバ1の底壁1aに向けて延出するダム
プレート9が設けられる。また、サイドメンバ1の底壁
1aに、上記ダムフレーム9の前方において水抜き穴10が
設けられる。 上記ダムプレート9は、エアインレットパイプ6の下
部に固着されており、エアインレットパイプ6から下方
に延出している。また、上記ダムプレート9は、その幅
が上記フレーム2の両側壁間の間隔と同等であり、フレ
ーム2の両側壁間に隙間無くかけ渡されている。 なお、本例の場合、ダムプレート9の下端とサイドメ
ンバ1の底壁1aとの間には隙間をあけている。ダムプレ
ート9を越えて後方に流れ込んだ水が、ダムプレート9
の前方に戻ることができるようにするためである。ま
た、上記水がダムプレート9の前方に戻り易くなるよう
にするために、ダムプレート9の下端部を前方に曲げて
いる。 以上の構成においては、サイドメンバ1内にその前端
開口から入り込んで後方に流れ込む水は、まず、上記水
抜き穴10から外部に排水される。水の量が多く上記水抜
き穴10から一度に排水しきれないためにさらに後方に流
れ込む水は、ダムプレート9によって堰き止められ、エ
アインレットパイプの後端吸気口の位置まで上記水が流
れ込むことが防止されるとともに、こうして堰き止めら
れた水は、上記水抜き穴10から排水される。また、水が
ダムプレート9を越えてさらに後方に流れ込んでしまっ
ても、それは、ダムプレート9によって堰き止められき
れなかった僅かな量でしかない。しかも、ダムプレート
9の後方はサイドメンバ1の上記立ち上がり傾斜部であ
ることから、水は流れの勢いを失って前方側に流れ落ち
るので、水がエアインレットパイプ6の後端吸気口の位
置まで流れつくこともほとんどない。そして、上記立ち
上がり傾斜部から前方に流れ落ちる水は、ダムプレート
9とサイドメンバ1の底壁1aの間の隙間からダムプレー
ト9の前方に流れ込み、水抜き穴10から排水される。 したがって、エアインレットパイプ6内に水が入り込
むことを防止できる。また、サイドメンバ1内に水が溜
まることもないので、エアインレットパイプ6が吸気時
に空気ととともにメンバ内の水を吸い込んでしまうよう
な不都合も防止される。 ところで、本願考案の範囲は、上述の実施例に限定さ
れるものではない。 たとえば、ダムプレートは、エアインレットパイプの
支持ブラケットに一体に形成するようにしてもよく、こ
の場合には、部品点数が少なくて済む。また、ダムプレ
ートの下端とアンダフレームの底壁を隙間無く接触させ
るようにしてもよいとともに、ダムプレートおよび水抜
き穴を複数設けてもよい。 さらに、アンダフレームの具体的構造が、上記実施例
のものに限定されるものでないこともいうまでもない。
説明する。 本例では、トラック車において本願考案を適用した例
を示している。 トラック車では、車両の両側方を前後方向に延びる左
右一対のサイドメンバ1,1と、この左右のサイドメンバ
1,1間にかけ渡される複数のクロスメンバ(図示略)と
で構成されるアンダフレームが設けられる。 上記サイドメンバ1は、第1図および第2図に示すよ
うに、箱形断面構造を呈し、みぞ形材によって構成され
るフレーム2と、このフレーム2の上端に結合されるア
ッパプレート3とからなる。なお、図において符号4
は、フロアパネルを示す。 上記サイドメンバ1内には、エンジンルーム内等に設
けられるエアクリーナ5のエアインレットパイプ6が導
入される。上記エアインレットパイプ6は、前後方向に
延び、前端をホース7に介してエアクリーナ5と接続さ
れている。また、エアインレットパイプ6は、支持ブラ
ケット8を介してサイドメンバ1に支持固定されてい
る。なお、サイドメンバ1は、前端を開口させられてお
り、その前端開口から外気をメンバ内に導入できるよう
になっている一方、エアインレットパイプ6は、その後
端の吸気口から空気を吸入する。また、サイドメンバ1
は後方部の高さが高くなるように形成されているととも
に、サイドメンバ1の立ち上がり傾斜部に沿ってエアイ
ンレットパイプ6の後方部を斜め上方に延出させてい
る。サイドメンバ1内に水が浸入しても、その水がエア
インレットパイプ6内に入り込みにくくなるようにする
ためである。 さて、本願考案では、第1図および第2図に示すよう
に、上記エアインレットパイプ6の中間部の適当箇所に
おいて、サイドメンバ1の底壁1aに向けて延出するダム
プレート9が設けられる。また、サイドメンバ1の底壁
1aに、上記ダムフレーム9の前方において水抜き穴10が
設けられる。 上記ダムプレート9は、エアインレットパイプ6の下
部に固着されており、エアインレットパイプ6から下方
に延出している。また、上記ダムプレート9は、その幅
が上記フレーム2の両側壁間の間隔と同等であり、フレ
ーム2の両側壁間に隙間無くかけ渡されている。 なお、本例の場合、ダムプレート9の下端とサイドメ
ンバ1の底壁1aとの間には隙間をあけている。ダムプレ
ート9を越えて後方に流れ込んだ水が、ダムプレート9
の前方に戻ることができるようにするためである。ま
た、上記水がダムプレート9の前方に戻り易くなるよう
にするために、ダムプレート9の下端部を前方に曲げて
いる。 以上の構成においては、サイドメンバ1内にその前端
開口から入り込んで後方に流れ込む水は、まず、上記水
抜き穴10から外部に排水される。水の量が多く上記水抜
き穴10から一度に排水しきれないためにさらに後方に流
れ込む水は、ダムプレート9によって堰き止められ、エ
アインレットパイプの後端吸気口の位置まで上記水が流
れ込むことが防止されるとともに、こうして堰き止めら
れた水は、上記水抜き穴10から排水される。また、水が
ダムプレート9を越えてさらに後方に流れ込んでしまっ
ても、それは、ダムプレート9によって堰き止められき
れなかった僅かな量でしかない。しかも、ダムプレート
9の後方はサイドメンバ1の上記立ち上がり傾斜部であ
ることから、水は流れの勢いを失って前方側に流れ落ち
るので、水がエアインレットパイプ6の後端吸気口の位
置まで流れつくこともほとんどない。そして、上記立ち
上がり傾斜部から前方に流れ落ちる水は、ダムプレート
9とサイドメンバ1の底壁1aの間の隙間からダムプレー
ト9の前方に流れ込み、水抜き穴10から排水される。 したがって、エアインレットパイプ6内に水が入り込
むことを防止できる。また、サイドメンバ1内に水が溜
まることもないので、エアインレットパイプ6が吸気時
に空気ととともにメンバ内の水を吸い込んでしまうよう
な不都合も防止される。 ところで、本願考案の範囲は、上述の実施例に限定さ
れるものではない。 たとえば、ダムプレートは、エアインレットパイプの
支持ブラケットに一体に形成するようにしてもよく、こ
の場合には、部品点数が少なくて済む。また、ダムプレ
ートの下端とアンダフレームの底壁を隙間無く接触させ
るようにしてもよいとともに、ダムプレートおよび水抜
き穴を複数設けてもよい。 さらに、アンダフレームの具体的構造が、上記実施例
のものに限定されるものでないこともいうまでもない。
第1図は本願考案の実施例の縦断側面図、第2図は第1
図のII−II線断面図、第3図は従来例を示した図であ
る。 1……アンダフレーム(サイドメンバ)、6……エアイ
ンレットパイプ、9……ダムプレート、10……水抜き
穴。
図のII−II線断面図、第3図は従来例を示した図であ
る。 1……アンダフレーム(サイドメンバ)、6……エアイ
ンレットパイプ、9……ダムプレート、10……水抜き
穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−100254(JP,U) 実開 昭60−90015(JP,U) 実開 昭54−68312(JP,U) 実公 昭62−40817(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】車両前後方向に延びる箱形断面構造のアン
ダフレーム内に、前端をエアクリーナに接続された前後
方向に延びるエアインレットパイプを導入してなる自動
車において、 上記アンダフレームを、前後方向中間部に後方に向かう
ほど高位となる立ち上がり傾斜部を設けることにより前
方部に対して後方部の高さが高くなるように形成すると
ともに、上記立ち上がり傾斜部に沿って上記エアインレ
ットパイプの後方部を斜め上方に延出させる一方、 上記エアインレットパイプにおける上記立ち上がり傾斜
部よりも前方に位置する部位に、上記エンダフレームの
底壁との間に隙間が形成されるようにして上記底壁に向
けて延出するダムプレートを設け、かつ、 上記アンダフレームの底壁に、上記ダムプレートよりも
前方において水抜き穴を設けたことを特徴とする、エア
クリーナインレットパイプへの水入り防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989124854U JP2519003Y2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | エアクリーナインレットパイプへの水入り防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989124854U JP2519003Y2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | エアクリーナインレットパイプへの水入り防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0363759U JPH0363759U (ja) | 1991-06-21 |
JP2519003Y2 true JP2519003Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=31672752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989124854U Expired - Lifetime JP2519003Y2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | エアクリーナインレットパイプへの水入り防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519003Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4555106B2 (ja) * | 2005-02-02 | 2010-09-29 | 橋爪 康純 | ペットの糞尿回収機器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58100254U (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-07 | 日産自動車株式会社 | 自動車用エンジンの水吸込み防止装置 |
JPS6090015U (ja) * | 1983-11-28 | 1985-06-20 | 日本プラスト株式会社 | 車輌用外気導入ダクト |
JPS61169624U (ja) * | 1985-04-05 | 1986-10-21 |
-
1989
- 1989-10-25 JP JP1989124854U patent/JP2519003Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0363759U (ja) | 1991-06-21 |
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