JPS6040572B2 - 熱風循環式ガスオ−ブン - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱風循環式のオーブンに関し、より加熱効率を
上げ、且表面を焦げつかすことなく調理物の中まで充分
加熱しようとするものである。

従来の熱風循環式オーブンは熱風のみで調理物を加熱し
ていた。そのため表面がすぐに乾燥する欠点を有してい
た。又第１図の熱風循環式ガスオーブンに於いては焔焼
庫内１へ放出には噴出孔で数百度℃の熱風が吹きでてい
る。従ってその熱風に調理物が直接当ると、その部分は
加熱過剰になり、他の部分との加熱量の差が大きく、焦
げとなる欠点が後々あった。本発明は特に熱風循環式ガ
スオーブンにおける燃焼排ガスを頚射体薄箱の温度上昇
に使用し、調理物へは燃焼排ガスの高温を直接加温用に
使用せず、又鏡射体薄箱の調理物に面する表面はＺｒ０
２，Ｔｉ０２，ＡＩ２０３，Ｓｉ０２，ＳＩＣ等遠赤外
線放射物質をコーティングすることにより、遠赤外線で
調理物を加熱するため加熱効率がよく、調理時間の短縮
を図ろうとするものである。

以下本発明の実施例につき第２図〜第５図において説明
する。

第２図は本発明の実施例の熱風循環式ガスオ−ブンの縦
断面図である。

燃焼函３の下部４にバーナ５があり、燃焼函３の背面板
６にモーター７が取付けられ燃焼函３内にはモーター７
と同軸８にファン９が取付けられている。ファン９の前
面には吸入孔１０があげられた吸入孔板１１がある。フ
ァン９の風がバーナ５側に行かないよう吸入孔板１１と
背面板６との間に風葬内板１２がある。以上の構成の燃
焼函３は煩暁庫１３と第２、第３の如く結合され熔焼庫
１３の上、中下には鰭射体薄箱１４，１６，１６が取付
けられてし、て、煩焼庫１３の奥壁１７の熱風吹き出し
孔１８，１９，２０と連結されている。又頬焼庫１３の
上下に取付けられた頚射体薄箱４，１６は片側に熱気吹
出し小孔群２１−ａ，２１−ｂが中間に取付けられた韓
射体薄箱１５は両側に熱気吹出し小孔鷺羊２１一ｃが設
けられている。鰭射体薄箱１４，１５，１６の熱風吹出
し４・子協羊２１−ａ，２１一ｂ側の表面はＺの２，Ｔ
ｉ０２，ＡＩ２０３，Ｓｊ０２，Ｃｒ２０３，ＳＩＣ等
の遠赤外線放射物質がコーティングされている。第５図
の上部用韓射体薄箱１４の凹部２２は調理後の排気を焔
暁庫１３外へ逃がすためで中位の頚射体薄箱１５にも同
様の凹部がある。

最終的に排気は煙道２３より焔暁庫１３外へ出る。焔凝
庫１３中の２４一ａ，２４−ｂ，２４一ｃは受棚で調理
皿（図示せず）を受けるものであり、焔焼庫１３の前面
には扉２５がある。縞碗庫１３と燃焼函３との外側には
外装函２６があり底部板２７の下に脚２８が４ケあり、
外装函２６の内側で悟焼庫１３の右側にはガスを供給制
御するガスュニット２８がある。ガス操作用ッマミ類は
図示せず省略してある。鶴射体薄箱１６は焔暁庫１３の
中程に位債するが、大きな調理には不用になるので引外
せるようになっており、熔暁庫１３の奥壁１７の熱風吹
出し孔１９は蝶板式で鏡射薄箱１４を引抜くと閉じ、挿
入すると開くようになっている。

以上の如き構造であるが、次に働きを述べると、バーナ
５で燃焼した排気は吸入孔１０よりファン９により吸入
され、熱風吹出し孔１８，１９，２０より各韓射体簿箱
１４，１５，１６に入り、各鼠射体薄箱１４，１５，１
６を加熱し各鴇射体薄箱１４，１５，１６の熱風吹出し
小孔部２１一ａ，２１一ｂより熔焼庫１３内へ吹出され
、調理物を加熱しながらファン９に吸われて行き、バー
ナ５からの排気と混合され、再び加熱され上述の経路で
熱風が流れる。

この間頚射体薄箱１４，１５，１６はガス排気で加熱さ
れ温度が上昇する。そのため調理物への加熱は鱒射体薄
箱１４，１５，１６から出る４〃〜３０一ｍの電磁波に
より加熱される。韓射体薄箱１４，１５，１６は略燈暁
庫１１の平面部程の表面積を有するので調理物は全面に
亘つて顔射加熱される。実験によるケーキ類の発酵から
燃成まで行うとケーキ類の中まで充分加熱され、調理出
来具合も従来の方式より中までこうばしく、ふっくらと
でき、時間も１０〜２０％短縮することができた。

以上の如く単なる熱風循環式のガスオーブンと異なり、
高温の排ガスを直接被調理物に当てることもなく、先づ
頚射体となる鏡射用薄箱を加熱し、その鏡射と或程度低
温化した熱気を調理物に与えて加熱する方法であるため
、調理物への加熱は遠赤外線の頚射のため表面を焦がさ
ず、内部を加熱する特徴を有し、熱風による陰部を含め
た全面加熱により、調理の良好な出来具合と時間を短縮
する一石二鳥のオーブンを得ることができるものである
。又調理の大きさもこよっては中位の鶏射体薄箱１５を
外しても奥壁１７から直接高温ガス排気が出ない構造と
なっているので、大物調理も前述同様の調理が可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の熱風循環式ガスオーブンの横断面図、第
２図は本発明の−実施例を示す熱風循環式ガスオーブン
の縦断面図、第３図は同機断面図、第４図は同焔焼庫の
正面斜視図、第５図は同要部の頚射体薄箱の斜視図であ
る。 １４，１５，１６・・・・・・鏡射体薄箱、１３・．．
・．．焔焼庫。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 熱風の通過による加熱される輻射体薄箱を焙焼庫の
   上、中、下に１ケ又は複数個設け、その輻射体薄箱の表
   面にＴｉＯ＿２，ＺｒＯ＿２，Ａｌ＿２Ｏ＿３，ＳｉＯ
   ＿２，Ｃｒ＿２Ｏ＿３，ＳｉＣ等遠赤外線放射物質をコ
   ーテイングしたことを特徴とする熱風循環式ガスオーブ
   ン。 ２ 熱風の通過により加熱される輻射体薄箱を焙焼庫の
   上下に固定し、中段の１ケは取外し可能にしたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の熱風循環式ガスオ
   ーブン。