JPH035771Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH035771Y2 JPH035771Y2 JP1985041706U JP4170685U JPH035771Y2 JP H035771 Y2 JPH035771 Y2 JP H035771Y2 JP 1985041706 U JP1985041706 U JP 1985041706U JP 4170685 U JP4170685 U JP 4170685U JP H035771 Y2 JPH035771 Y2 JP H035771Y2
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- JP
- Japan
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- heat
- furnace
- heating
- combustion
- heat pipe
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、パンオーブンや乾燥炉等の加熱炉に
関し、詳しくは、輻射熱により炉内処理物を熱処
理するために、ヒートパイプの出熱部を炉内に並
設し、前記ヒートパイプの入熱部を加熱する燃焼
装置を設けた撚焼式加熱炉に関する。
関し、詳しくは、輻射熱により炉内処理物を熱処
理するために、ヒートパイプの出熱部を炉内に並
設し、前記ヒートパイプの入熱部を加熱する燃焼
装置を設けた撚焼式加熱炉に関する。
従来、上記燃焼式加熱炉を構成するに、実開昭
51−16784号公報に示されるように、炉内に並設
したヒートパイプの出熱部自体から直接熱反射さ
せるように構成していた。
51−16784号公報に示されるように、炉内に並設
したヒートパイプの出熱部自体から直接熱反射さ
せるように構成していた。
しかし、ヒートパイプの出熱部が互いにかなり
大きい間隔で並設されているために、炉内の熱放
射密度にかなりのムラができ、均一加熱性におい
て問題があつた。
大きい間隔で並設されているために、炉内の熱放
射密度にかなりのムラができ、均一加熱性におい
て問題があつた。
また、ヒートパイプの金属表面から直接熱放射
させているために、遠赤外線の割合がかなり少な
く、被処理を内部まで均一に加熱することが困難
であり、全体として、均一加熱面で一層の改良が
必要であつた。
させているために、遠赤外線の割合がかなり少な
く、被処理を内部まで均一に加熱することが困難
であり、全体として、均一加熱面で一層の改良が
必要であつた。
本考案の目的は、ヒートパイプによる加熱構成
に改良を加えて均一加熱性、並びに、加熱効率を
効果的に向上する点にある。
に改良を加えて均一加熱性、並びに、加熱効率を
効果的に向上する点にある。
本考案による燃焼式加熱炉の特徴構成は、ヒー
トパイプを並設した炉内天井部にそのほぼ全面に
わたる熱放射板を設け、前記並設したヒートパイ
プ出熱部の全てを前記熱反射板の上面に接触さ
せ、加熱により遠赤外線を発生する被膜材を、前
記熱放射板の下面にほぼ全体にわたつて付設した
ことにあり、その作用・効果は次の通りである。
トパイプを並設した炉内天井部にそのほぼ全面に
わたる熱放射板を設け、前記並設したヒートパイ
プ出熱部の全てを前記熱反射板の上面に接触さ
せ、加熱により遠赤外線を発生する被膜材を、前
記熱放射板の下面にほぼ全体にわたつて付設した
ことにあり、その作用・効果は次の通りである。
つまり、ヒートパイプ入熱部から取入れた燃焼
熱をヒートパイプ出熱部から炉内に放出させるこ
とにより炉内処理物を輻射熱処理するのである
が、ヒートパイプ出熱部から直接熱放射させず
に、炉内天井部のほぼ全面にわたる熱放射板の上
面を、ヒートパイプ出熱部で加熱して、熱放射板
の下面を全面にわたりほぼ均一な温度にし、その
温度が均一化された広い熱放射面積を有する熱放
射板の下面で被処理物を加熱することによつて、
炉内の熱放射密度を十分に均等化して、均一加熱
性を十分に向上できる。
熱をヒートパイプ出熱部から炉内に放出させるこ
とにより炉内処理物を輻射熱処理するのである
が、ヒートパイプ出熱部から直接熱放射させず
に、炉内天井部のほぼ全面にわたる熱放射板の上
面を、ヒートパイプ出熱部で加熱して、熱放射板
の下面を全面にわたりほぼ均一な温度にし、その
温度が均一化された広い熱放射面積を有する熱放
射板の下面で被処理物を加熱することによつて、
炉内の熱放射密度を十分に均等化して、均一加熱
性を十分に向上できる。
また、熱放射板の下面に全体的に遠赤外線発生
用の被膜材を付設してあるから、熱放射面の温度
均一化を被膜材の作用によつても促進でき、さら
に、遠赤外線の割合を十分に増大して、遠赤外線
の高い熱浸透作用により被処理物を内部まで十分
に均一加熱できる。
用の被膜材を付設してあるから、熱放射面の温度
均一化を被膜材の作用によつても促進でき、さら
に、遠赤外線の割合を十分に増大して、遠赤外線
の高い熱浸透作用により被処理物を内部まで十分
に均一加熱できる。
上述の結果、燃焼式でありながらも極めて高い
均一加熱特性を有し、ひいては加熱効率が高い、
加熱性能において一段と優れた、全体として極め
て実用性の高い燃焼式加熱炉にできた。
均一加熱特性を有し、ひいては加熱効率が高い、
加熱性能において一段と優れた、全体として極め
て実用性の高い燃焼式加熱炉にできた。
次に本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図に示すように、断熱ケーシン
グ1によつて形成した炉の内部において、天井部
と底部の夫々に、炉内を均一加熱する装置2,3
を装備すると共に、底部側加熱装置3配設部と炉
内上部側空間とを仕切る多孔板4を設け、もつ
て、その多孔板4の上部に収納したパン生地Aを
焼き上げるパンオーブンを構成してある。
グ1によつて形成した炉の内部において、天井部
と底部の夫々に、炉内を均一加熱する装置2,3
を装備すると共に、底部側加熱装置3配設部と炉
内上部側空間とを仕切る多孔板4を設け、もつ
て、その多孔板4の上部に収納したパン生地Aを
焼き上げるパンオーブンを構成してある。
底部側加熱装置3は、バーナ5により生成され
た高温燃焼ガスを多数の小孔aから炉内に噴出す
る複数の燃焼ガス噴出チヤンバー3Aで構成され
ている。
た高温燃焼ガスを多数の小孔aから炉内に噴出す
る複数の燃焼ガス噴出チヤンバー3Aで構成され
ている。
一方、天井部側加熱装置2を構成するに、複数
本のヒートパイプ6の出熱部6Aを炉内天井部
に、そのほぼ全域にわたつて分散配置する状態に
並設し、天井部のほぼ全面にわたる熱放射板7の
上面に、並設したヒートパイプ出熱部6Aの全て
を接触触させ、更に、その放射板7の下面全面
に、加熱によつて遠赤外線を発生する金属酸化被
膜8を被覆形成してある。
本のヒートパイプ6の出熱部6Aを炉内天井部
に、そのほぼ全域にわたつて分散配置する状態に
並設し、天井部のほぼ全面にわたる熱放射板7の
上面に、並設したヒートパイプ出熱部6Aの全て
を接触触させ、更に、その放射板7の下面全面
に、加熱によつて遠赤外線を発生する金属酸化被
膜8を被覆形成してある。
そして、各ヒートパイプ6の入熱部6Bを、内
部断熱壁1Bを貫通させる状態でバーナ配設スペ
ース1Cに突設すると共に、それらヒートパイプ
入熱部6Bを加熱する表面燃焼型バーナ9をバー
ナ配設スペース1Cに内装してある。
部断熱壁1Bを貫通させる状態でバーナ配設スペ
ース1Cに突設すると共に、それらヒートパイプ
入熱部6Bを加熱する表面燃焼型バーナ9をバー
ナ配設スペース1Cに内装してある。
つまり、ヒートパイプ入熱部6Bから取入れた
燃焼熱をヒートパイプ出熱部6Aの全域から均一
に放出させて熱放射板7を均一加熱し、その加熱
に伴なう熱放射板7からの熱輻射により炉内を均
一に加熱するようにしてある。又、熱放射板7の
加熱に伴なう金属酸化被膜8から放射される遠赤
外線により、パン生地Aを火通り良く焼き上げる
ようにしてある。
燃焼熱をヒートパイプ出熱部6Aの全域から均一
に放出させて熱放射板7を均一加熱し、その加熱
に伴なう熱放射板7からの熱輻射により炉内を均
一に加熱するようにしてある。又、熱放射板7の
加熱に伴なう金属酸化被膜8から放射される遠赤
外線により、パン生地Aを火通り良く焼き上げる
ようにしてある。
図中10は、ヒートパイプ入熱部加熱用のバー
ナ9に対する燃焼室を形成するケーシング、1
1,12は夫々排ガス路、13は燃料ガス供給
路、14は燃焼用空気供給路である。
ナ9に対する燃焼室を形成するケーシング、1
1,12は夫々排ガス路、13は燃料ガス供給
路、14は燃焼用空気供給路である。
又、15は、ヒートパイプ出熱部6A、及び、
熱放射板7の上面側に貼設した断熱材である。
熱放射板7の上面側に貼設した断熱材である。
次に本考案の別実施例を説明する。
ヒートパイプ出熱部6Aを炉内のいずれの箇所
に配設するかは種々の配置変更が可能であり、
又、配設本数、並びに、ヒートパイプ6そのもの
の形状も適宜変更が可能である。
に配設するかは種々の配置変更が可能であり、
又、配設本数、並びに、ヒートパイプ6そのもの
の形状も適宜変更が可能である。
1本ないし少数本のヒートパイプ出熱部6Aを
炉内壁に沿つて蛇行状に配設しても良い。
炉内壁に沿つて蛇行状に配設しても良い。
遠赤外線発生用被膜材8としては、金属酸化
(黒化)被膜の他にフアインセラミツク系塗料等、
各種のものを適用できる。
(黒化)被膜の他にフアインセラミツク系塗料等、
各種のものを適用できる。
ヒートパイプ入熱部6Bを加熱する燃焼装置9
としては各種型式のバーナを適用できるが、ヒー
トパイプ6を複数本並設する場合、極力均一な加
熱特性を有するバーナの適用が好ましい。又、そ
の燃焼装置9への供給燃料は不問である。
としては各種型式のバーナを適用できるが、ヒー
トパイプ6を複数本並設する場合、極力均一な加
熱特性を有するバーナの適用が好ましい。又、そ
の燃焼装置9への供給燃料は不問である。
ヒートパイプ入熱部加熱用燃焼装置9の具体的
配置は種々の変更が可能である。
配置は種々の変更が可能である。
前述実施例においては燃焼ガス噴出型加熱装置
3を合せ設けたが、ヒートパイプ型加熱装置2の
みでも良く、又、他の型式の加熱装置との組合せ
であつても良い。
3を合せ設けたが、ヒートパイプ型加熱装置2の
みでも良く、又、他の型式の加熱装置との組合せ
であつても良い。
本考案による燃焼式加熱炉の用途は不問であ
る。
る。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断面
図、第2図は第1図における−線断面図であ
る。 6……ヒートパイプ、6A……出熱部、6B…
…入熱部、8……遠赤外線発生用被膜材、9……
燃焼装置、A……処理物。
図、第2図は第1図における−線断面図であ
る。 6……ヒートパイプ、6A……出熱部、6B…
…入熱部、8……遠赤外線発生用被膜材、9……
燃焼装置、A……処理物。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ヒートパイプ6の出熱部6Aを炉内に並設し、
前記ヒートパイプ6の入熱部6Bを加熱する燃焼
装置9を設けた加熱炉であつて、 炉内天井部にそのほぼ全面にわたる熱放射板7
を設け、 前記並設したヒートパイプ出熱部6Aの全てを
前記熱放射板7の上面に接触させ、 加熱により遠赤外線を発生する被膜材8を、前
記熱放射板7の下面にほぼ全体にわたつて付設し
てある燃焼式加熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985041706U JPH035771Y2 (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985041706U JPH035771Y2 (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61159707U JPS61159707U (ja) | 1986-10-03 |
JPH035771Y2 true JPH035771Y2 (ja) | 1991-02-14 |
Family
ID=30551782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985041706U Expired JPH035771Y2 (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH035771Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5659135A (en) * | 1979-10-17 | 1981-05-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Hot-air circulation type gas oven |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5444692Y2 (ja) * | 1974-07-23 | 1979-12-21 |
-
1985
- 1985-03-23 JP JP1985041706U patent/JPH035771Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5659135A (en) * | 1979-10-17 | 1981-05-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Hot-air circulation type gas oven |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61159707U (ja) | 1986-10-03 |
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