JP3067637B2 - バーナ - Google Patents

バーナ

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JP3067637B2
JP3067637B2 JP8099788A JP9978896A JP3067637B2 JP 3067637 B2 JP3067637 B2 JP 3067637B2 JP 8099788 A JP8099788 A JP 8099788A JP 9978896 A JP9978896 A JP 9978896A JP 3067637 B2 JP3067637 B2 JP 3067637B2
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良治 島田
文一 芝
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼成調理用のバ
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のバーナについて説明する。
【0003】図9に示すように、バーナ本体91に、複
数の炎口92を設けたセラミック燃焼盤93を配設し、
セラミック燃焼盤93の周縁部及び無炎口領域の全域に
耐熱性金属からなる加熱板94を設けたバーナ95があ
る(例えば、実開平1−136241号公報)。
【0004】この構成は、セラミック燃焼盤93の無炎
口領域の周縁の温度をより高温に保ち、燃焼性を確保し
ようとするものであるが、加熱板94は外周縁部と中央
の無炎口部との2部分に設けられているため、構成が複
雑になって高コストになるばかりか、セラミック燃焼盤
93の中央の無炎口領域から放射される輻射熱を、加熱
板94が遮蔽してしまうため熱的なロスが大きいという
欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の構
成では、燃焼性確保のために、バーナ本体91の構成が
複雑で複数部分にの加熱板94を設置する必要があり高
コスト化の問題点があり、また本来放射されるべき無炎
口領域からの輻射熱を加熱板94が遮蔽するといった熱
的ロスの問題点があった。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、燃焼盤の燃焼性を向上させてCO等の未燃成分を減
少して幅広い燃焼量可変範囲を確保するだけでなく、均
一かつ効率的な輻射分布を確保するバーナを提供する
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は炎口を設けた燃焼盤と、燃焼盤を収納する
バーナケースと、燃焼盤の一部を被覆する被覆板を有
し、燃焼盤の外周に帯状炎口部を設け、帯状炎口部が囲
む部分を第一の無炎口部とし、帯状炎口部の一部と燃焼
盤の外周との間に第二の無炎口部を設け、第二の無炎口
部と帯状炎口部の境界近傍に沿って、周端に気流抵抗体
を設けた被覆板によって第二の無炎口部を被覆したもの
である。
【0008】したがって、本発明のバーナは、COの排
出が少なく、幅広い強弱絞りが可能な燃焼を容易に実現
できるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載に係わる発明は、炎
口を設けた燃焼盤と、燃焼盤を収納するバーナケース
と、燃焼盤の一部を被覆する被覆板を有し、燃焼盤の外
周に帯状炎口部を設け、帯状炎口部が囲む部分を第一の
無炎口部とし、帯状炎口部の一部と燃焼盤の外周との間
に、第二の無炎口部を設け、第二の無炎口部と帯状炎口
部の境界近傍に沿って、周端に気流抵抗体を設けた被覆
板によって第二の無炎口部を被覆して燃焼を促進したも
のである。
【0010】前記発明によれば、第一の無炎口部の存在
によって第一の無炎口部からも緩やかな輻射熱が放射さ
れ、直下に高温領域が二極分化することを防止するた
め、中央部まで輻射熱の到達を可能にし、一方、冷却作
用を受けて火炎がリフト気味になって、最も不安定燃焼
となりやすい第二の無炎口部近傍の炎口で不完全燃焼ガ
ス流が気流抵抗体に衝突し滞留して再燃でき、さらに気
流抵抗体からの輻射の反射によって、第二の無炎口部近
傍の炎口が加熱され、COの排出を抑制でき、均一な輻
射分布を得ながら、幅広い燃焼量可変範囲が確保でき
る。
【0011】また、請求項3記載に係わる発明は、炎口
を設けたセラミック燃焼盤と、セラミック燃焼盤を収納
するバーナケースと、セラミック燃焼盤の一部を被覆す
る被覆板とを有し、セラミック燃焼盤の外周に帯状炎口
部を設け、帯状炎口部が囲む部分を第一の無炎口部と
し、帯状炎口部の一部とセラミック燃焼盤の外周との間
に第二の無炎口部を設け、一定の空隙を設けて第二の無
炎口部を被覆板により被覆し、かつ第二の無炎口部と帯
状炎口部の境界近傍に沿って、被覆板の周端に燃焼盤に
向かって折り曲げを設けたため、第二の無炎口部近傍の
炎口での不完全燃焼ガス流が前記折り曲げによって滞留
して再燃でき、さらに前記空隙によって第二の無炎口部
の保温性が向上するため、均一な輻射分布を得ながら、
幅広い燃焼量可変範囲が確保でき、さらに燃焼盤と被覆
板との境界を比較的滑らかな構成にできる。
【0012】また、請求項4記載に係わる発明は、炎口
を設けたセラミック燃焼盤と、セラミック燃焼盤を収納
するバーナケースと、セラミック燃焼盤の一部を被覆す
る被覆板とを有し、セラミック燃焼盤の外周に帯状炎口
部を設け、帯状炎口部が囲む部分を第一の無炎口部と
し、帯状炎口部の一部とセラミック燃焼盤の外周との間
に第二の無炎口部を設け、被覆板に開口部を設けた第二
の無炎口部と帯状炎口部の境界近傍に沿って、被覆板の
周端に燃焼盤と一定の空隙を有する段差を設けたため、
第二の無炎口近傍の炎口での不完全燃焼ガス流が、前記
段差によって滞留、保温されたのち帯状炎口部に還流さ
れて再燃できるため、均一な輻射分布を得ながら、幅広
い燃焼量可変範囲が確保できる。
【0013】また、請求項5記載に係わる発明は、被覆
板に開口部を設けたため、第二の無炎口部近傍の炎口で
の燃焼性を確保でき、さらに帯状炎口部での燃焼熱が第
二の無炎口部に伝達されて第二の炎口部からも輻射熱が
発生し、前記の開口部を通じて輻射熱が放射され、幅広
くかつ均一な輻射分布を得ながら、広範囲な燃焼量可変
範囲が確保できる。
【0014】また、請求項6記載に係わる発明は、被覆
板の第二の無炎口部と対向しない面に赤外線放射皮膜を
設けたため、第二の無炎口部近傍の炎口での燃焼性を確
保でき、さらに帯状炎口部での燃焼熱が被覆板に伝達さ
れて、被覆板の赤外線放射皮膜からも輻射熱が発生し、
幅広くかつ均一な輻射分布を得ながら、広範囲な燃焼量
可変範囲が確保できる。
【0015】また、請求項7記載に係わる発明は、被覆
板の第二の無炎口部と対向しない面に赤外線放射材料お
よび酸化触媒を含有した混合皮膜を設けたため、第二の
無炎口部近傍の炎口での燃焼性を確保でき、さらに被覆
板の混合皮膜からも輻射熱が発生するだけでなく、未燃
成分や油煙等がさらに酸化触媒で分解でき、幅広くかつ
均一な輻射分布を得ながら、クリーンかつ広範囲な燃焼
量可変範囲が確保できる。
【0016】(実施例1) 以下本発明のバーナの実施例1について図面を参照しな
がら説明する。図1に示すように、バーナAは、バーナ
ケース1内に、複数の貫通する炎口2を形成した同一の
セラミックプレートを2枚組み合わせて収納し、略四角
形のセラミック燃焼盤3を形成し、セラミック燃焼盤3
の外周に帯状炎口部4を設け、帯状炎口部4に囲まれた
部分に第一の無炎口部5を設け、帯状炎口部4の内の一
部を、セラミック燃焼盤3の面中央に向かう迫り出し炎
口部6とし、少なくとも一対の対向する迫り出し炎口部
6と、その近接する外周端との間に第二の無炎口部7を
設けている。また、第二の無炎口部7はその形状に対応
した構成の耐熱性金属からなる被覆板8で被覆され、第
二の無炎口部7と帯状炎口部4の境界近傍に沿って被覆
板8の周端を燃焼盤3と逆側に折り曲げた形状の気流抵
抗体9が設けられた構成である。
【0017】以上のように本実施例1によれば、第一の
無炎口部5からも緩やかな輻射熱が放射され、また第二
の無炎口部7が、迫り出し炎口部6直下に高温領域が二
極分化することを防止するため、中央部まで輻射熱の到
達を可能にし、一方、冷却作用を受けて火炎がリフト気
味になって、最も不安定燃焼となりやすい迫り出し炎口
部6の外周部近傍の炎口での燃焼ガス流を、気流抵抗体
9が迫り出し炎口部6に還流し再燃でき、さらに赤外線
を反射できるため、均一な輻射分布を得ながら幅広い燃
焼量可変範囲が確保できる。
【0018】(実施例2) 以下本発明のバーナの実施例2について説明する。
【0019】図2に示すように、バーナBは、実施例1
に示したセラミック燃焼盤3の第二の無炎口部7をその
形状に対応した被覆板10によって一定の空隙11をも
って被覆し、かつ第二の無炎口部7と迫り出し炎口部6
の境界近傍に沿って、被覆板10の周端にセラミック燃
焼盤3に向かって折り曲げ12を構成を設けた構成であ
る。
【0020】以上のように本実施例2によれば、実施例
1と同様にセラミック燃焼盤3の中央部まで輻射熱の到
達を可能にでき、一方、最も不安定燃焼となりやすい迫
り出し炎口部6の外周部近傍の炎口での燃焼ガス流は折
り曲げ12によって滞留して再燃でき、さらに空隙11
によって第二の無炎口部7の保温性が向上するため、均
一な輻射分布を得ながら、幅広い燃焼量可変範囲を確保
でき、セラミック燃焼盤3と被覆板10との境界の構成
を比較的滑らかにできる。
【0021】(実施例3) 以下本発明のバーナの実施例3について説明する。
【0022】図3に示すように、バーナCは、実施例1
に示したセラミック燃焼盤3の第二の無炎口部7をその
形状に対応した被覆板13によって被覆し、かつ第二の
無炎口部7と迫り出し炎口部16の境界近傍に沿って、
被覆板13の周端にセラミック燃焼盤3と一定の空隙を
もって段差14を設けた構成である。
【0023】以上のように本実施例3によれば、実施例
1と同様にセラミック燃焼盤3の中央部まで輻射熱の到
達を可能にし、一方、最も不安定燃焼となりやすい迫り
出し炎口部6の外周部近傍の炎口での燃焼ガス流は、段
差14によって滞留、保温されたのち迫り出し炎口部6
に還流されて再燃できるため、均一な輻射分布を得なが
ら幅広い燃焼量可変範囲が確保できる。
【0024】(実施例4) 以下本発明のバーナの実施例4について説明する。
【0025】図4に示すように、バーナDは、実施例1
に示したセラミック燃焼盤3の第二の無炎口部7をその
形状に対応した被覆板15によって被覆し、被覆板15
の第二の無炎口部7に対向する面を開口部16とした構
成である。
【0026】以上のように、本実施例4によれば、実施
例1と同様にセラミック燃焼盤3の中央部まで輻射熱の
到達を可能にし、迫り出し炎口部6の外周部近傍の炎口
での燃焼性を保持でき、また迫り出し炎口部6での燃焼
熱が第二の無炎口部7に伝達されて第二の無炎口部7か
らも輻射熱が発生し、開口部16を通じて輻射熱が放射
されるため、幅広くかつ均一な輻射分布を得ながら、広
範囲な燃焼量可変範囲が確保できる。
【0027】(実施例5) 以下本発明のバーナの実施例5について説明する。
【0028】図5に示すように、バーナEは、実施例1
に示したセラミック燃焼盤3の第二の無炎口部7をその
形状に対応した被覆板17によって被覆し、被覆板17
の第二の無炎口部7に対向しない面に赤外線放射皮膜1
8を設けた構成である。
【0029】以上のように本実施例5によれば、実施例
1と同様にセラミック燃焼盤3の中央部まで輻射熱の到
達を可能にし、迫り出し炎口部6の外周部近傍の炎口で
の燃焼性を保持でき、迫り出し炎口部6での燃焼熱が被
覆板17に伝達されて、被覆板17の赤外線放射皮膜1
8からも輻射熱が発生するため、幅広くかつ均一な輻射
分布を得ながら、広範囲な燃焼量可変範囲が確保でき
る。
【0030】(実施例6) 以下本発明のバーナの実施例6について説明する。
【0031】図6に示すように、バーナFは、実施例1
に示したセラミック燃焼盤3の第二の無炎口部7をその
形状に対応した被覆板19によって被覆し、被覆板19
の第二の無炎口部7に対向しない面に、赤外線輻射材料
20および酸化触媒21を含有した混合皮膜22を設け
た構成である。
【0032】以上のように本実施例6によれば、実施例
1と同様にセラミック燃焼盤3の中央部まで輻射熱の到
達を可能にし、迫り出し炎口部6の外周部近傍の炎口で
の燃焼性を保持でき、迫り出し炎口部6での燃焼熱が被
覆板19に伝達されて、被覆体19の皮膜22からも輻
射熱が発生するだけでなく、未燃成分等がさらに酸化触
媒21で分解できるため、クリーンで幅広くかつ均一な
輻射分布を得ながら、広範囲な燃焼量可変範囲が確保で
きる。
【0033】(実施例7) 以下本発明のバーナを用いた実施例7の調理器について
説明する。
【0034】図7に示すように、調理器23は、本体2
4内に焼成庫25を設け、焼成庫25の上部には実施例
4のバーナDを調理用バーナとして設置した構成であ
る。
【0035】以上のように本実施例7によれば、バーナ
Dは、被覆板15の開口部16を通じて第二の無炎口部
17からも輻射熱が放射されるため、バーナDの幅広い
燃焼量可変範囲だけでなく、均一かつ広範囲な輻射分布
を確保できることにより、幅広い強弱絞りが可能なた
め、魚等の季節的変化に対する火力調節や、多種類の調
理メニューへの対応が可能となり、使用者にとって使い
やすい調理器を実現できる。
【0036】(実施例8) 以下本発明のバーナを用いた実施例8の調理器について
説明する。
【0037】図8に示すように、調理器26は、本体2
7内に焼成庫28を設け、焼成庫28の上部には実施例
6のバーナFを調理用バーナとして設置し、焼き網29
を介して焼成庫28の下部の左右両側にブンゼンバーナ
からなる下部熱源30を設けた構成である。
【0038】以上のように本実施例18によれば、バー
ナFは、図6に示すように被覆板19に赤外線放射材料
20および酸化触媒21を含有した混合皮膜22を設け
たものである。バーナFの幅広い燃焼量可変範囲だけで
なく、均一かつ広範囲な輻射分布を確保できることによ
り、両面焼き調理器の調理用バーナとして幅広い強弱絞
りが可能なため、魚等の季節的変化に対する火力調節
や、多種類の調理メニューへの対応や、すばやい調理が
可能となる。また、被調理物(図示せず)からの焼き汁
が下部熱源30近傍に落下することによって生じる油煙
などは、混合皮膜22に含まれる酸化触媒21に接触す
ることによって分解され、煙として外気に発散する量を
減少できる。したがって、短時間に調理できて使いやす
く、クリーンな調理器を実現することができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば下記の効果が得られる。
【0040】すなわち、請求項1記載の発明によれば燃
焼盤の外周に帯状炎口部を設け、帯状炎口部が囲む部分
を第一の無炎口部とし、帯状炎口部の一部と燃焼盤の外
周との間に、第二の無炎口部を設け、第二の無炎口部と
帯状炎口部の境界近傍に沿って、周端に気流抵抗体を設
けた被覆板によって第二の無炎口部を被覆したことに
り、第一の無炎口部からも輻射熱が放射でき、かつ帯状
炎口部の外周近傍の燃焼ガス流を再燃できるため、均一
な輻射分布を得ながら、幅広い燃焼量可変範囲が確保で
きるCOの排出が少ない燃焼が実現できる。
【0041】また、請求項3記載の発明によれば、一定
の空隙を設けて第二の無炎口部を被覆板によって被覆
し、かつ第二の無炎口部の境界近傍に沿って、被覆板の
周端に燃焼盤に向かって折り曲げを設けたことにより、
帯状炎口部の外周近傍の燃焼ガス流は前記折り曲げによ
って滞留して再燃でき、かつ第二の無炎口部を保温でき
るため、均一な輻射分布を得ながら、幅広い燃焼量可変
範囲が確保でき、さらに燃焼盤と被覆板との境界の構成
を比較的滑らかにできる。
【0042】また、請求項4記載の発明によれば第二の
無炎口部を被覆板によって被覆し、かつ第二の無炎口部
と帯状炎口部の境界近傍に沿って被覆板の周端に燃焼盤
と一定の空隙をもって段差を設けたことにより、帯状炎
口部の外周近傍の燃焼ガス流が前記段差によって滞留、
保温されたのち帯状炎口部に還流されて容易に再燃でき
るため、均一な輻射分布を得ながら、幅広い燃焼量可変
範囲が確保できる。
【0043】また、請求項5記載の発明によれば、被覆
板に開口部を設けたことにより、帯状炎口部の外周部近
傍の炎口での燃焼性を保持でき、第二の無炎口部から輻
射熱が開口部を通じて放射されるため、幅広くかつ均一
な輻射分布を得ながら、広範囲な燃焼量可変範囲が確保
できる。
【0044】また、請求項6記載の発明によれば、被覆
板の第二の無炎口部に対向しない面に赤外線放射皮膜を
設けたことにより、帯状炎口部の外周部近傍の炎口での
燃焼性を保持でき、被覆板の赤外線放射皮膜からも輻射
熱が発生して、幅広くかつ均一な輻射分布を得ながら、
広範囲な燃焼量可変範囲が確保できる。
【0045】また、請求項7記載の発明によれば、被覆
板の第二の無炎口部に対向しない面に赤外線放射材料お
よび酸化触媒を含有した混合皮膜を設けたことにより、
帯状炎口部の外周部近傍の炎口での燃焼性を保持でき、
被覆板の混合皮膜からも輻射熱が発生するだけでなく、
未燃成分や油煙等がさらに酸化触媒で分解でき、幅広く
かつ均一な輻射分布を得ながら、広範囲な燃焼量可変範
囲とクリーン性が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1におけるバーナの正面
図 (b)同バーナの要部の断面図
【図2】(a)本発明の実施例2におけるバーナの正面
図 (b)同バーナの要部の断面図
【図3】(a)本発明の実施例3におけるバーナの正面
図 (b)同バーナの要部の断面図
【図4】(a)本発明の実施例4におけるバーナの正面
図 (b)同バーナの要部の断面図
【図5】(a)本発明の実施例5におけるバーナの正面
図 (b)同バーナの要部の断面図
【図6】(a)本発明の実施例6におけるバーナの正面
図 (b)同バーナの要部の断面図
【図7】本発明の実施例7における調理器の構成の概念
を示した断面図
【図8】本発明の実施例8における調理器の構成の概念
を示した断面図
【図9】従来のバーナの正面略図
【符号の説明】
A、B、C、D、E、F バーナ 1 バーナケース 2 炎口 3 セラミック燃焼盤 4 帯状炎口部 5 第一の無炎口部 6 迫り出し炎口部 7 第二の無炎口部 8、10、13、15、17、19 被覆板 9 気流抵抗体 11 空隙 12 折り曲げ 14 段差 16 開口部 18 赤外線放射皮膜 20 赤外線放射材料 21 酸化触媒 22 混合皮膜 23、26 調理器 24、27 本体 25、28 焼成庫 29 焼き網 30 下部熱源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−193838(JP,A) 特公 昭43−21238(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 14/14 F23D 14/02 F23D 14/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炎口を設けたセラミック燃焼盤と、前記
    ラミック燃焼盤を収納するバーナケースと、前記セラミ
    ック燃焼盤の一部を被覆する被覆板とを有し、前記燃焼
    盤の外周に前記帯状炎口部を設け、前記帯状炎口部が囲
    む部分を第一の無炎口部とし、前記帯状炎口部の一部と
    前記セラミック燃焼盤の外周との間に第二の無炎口部を
    設け、前記第二の無炎口部と前記帯状炎口部の境界近傍
    に沿って、周端に気流抵抗体を設けた前記被覆板により
    前記第二の無炎口部を被覆したバーナ。
  2. 【請求項2】炎口を設けたセラミック燃焼盤と、前記セ
    ラミック燃焼盤を収納するバーナケースと、前記セラミ
    ック燃焼盤の一部を被覆する被覆板とを有し、前記セラ
    ミック燃焼盤の外周に前記帯状炎口部を設け、前記帯状
    炎口部が囲む部分を第一の無炎口部とし、前記帯状炎口
    部の一部と前記セラミック燃焼盤の外周との間に第二の
    無炎口部を設け、一定の空隙を設けて前記第二の無炎口
    部を前記被覆板により被覆し、かつ前記第二の無炎口部
    前記帯状炎口部の境界近傍に沿って前記被覆板の周端
    前記セラミック燃焼盤に向かって折り曲げを設けたバ
    ーナ。
  3. 【請求項3】炎口を設けたセラミック燃焼盤と、前記セ
    ラミック燃焼盤を収納するバーナケースと、前記セラミ
    ック燃焼盤の一部を被覆する被覆板とを有し、前記セラ
    ミック燃焼盤の外周に前記帯状炎口部を設け、前記帯状
    炎口部が囲む部分を第一の無炎口部とし、前記帯状炎口
    部の一部と前記セラミック燃焼盤の外周との間に第二の
    無炎口部を設け、前記第二の無炎口部と前記帯状炎口部
    との境界近傍に沿って、前記被覆板の周端に前記セラミ
    ック燃焼盤と一定の空隙を有する段差を設けたバーナ。
  4. 【請求項4】被覆板に開口部を設けた請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載のバーナ。
  5. 【請求項5】被覆板の第二の無炎口部と対向しない面に
    赤外線放射皮膜を設けた請求項1〜4のいずれか1項に
    記載のバーナ。
  6. 【請求項6】被覆板の第二の無炎口部と対向しない面に
    赤外線放射材料および酸化触媒を含有した混合皮膜を設
    けた請求項1〜4のいずれか1項記載のバーナ。
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JPH09287710A (ja) 1997-11-04

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