JPH0112681Y2 - - Google Patents

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JPH0112681Y2
JPH0112681Y2 JP12575084U JP12575084U JPH0112681Y2 JP H0112681 Y2 JPH0112681 Y2 JP H0112681Y2 JP 12575084 U JP12575084 U JP 12575084U JP 12575084 U JP12575084 U JP 12575084U JP H0112681 Y2 JPH0112681 Y2 JP H0112681Y2
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plates
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、魚などを焼いたり、串し焼きなどし
て調理する焼物調理器に関する。
背景技術 典型的な先行技術は第14図に示されている。
被調理物が乗載される金網1の下方にはパイプバ
ーナ2が備えられており、このパイプバーナ2と
金網1との間には耐熱金属製の加熱板3が介在し
ている。バーナ2によつて加熱板3が加熱され、
この加熱板3からの輻射熱とバーナ2の排気ガス
とによつて被調理物が加熱調理される。
上記先行技術では、耐熱金属製加熱板3は単に
バーナ2の上方を覆つているだけであり、そのた
め排気ガスは矢符4で示されるように加熱板3の
内周面に沿つて両端側に導かれ、さらに両端側か
ら上方に向かつて噴出される。そのため被調理物
が加熱されている際に、被調理物から滴下する油
などが加熱板3上に滴下されたときは、油は完全
燃焼して煙とはならないけれども、前記排気ガス
と油とが接触した場合には大量の煙が発生する。
また高温の排気ガスは被調理物に向けて上昇して
ゆくために、操作者の手もとが熱くなり、そのた
め、調理作業に支障をきたしている。またバーナ
2と加熱板3の間は大気に直接開放されているい
わゆる開放式加熱のために加熱板3を加熱するた
めの熱効率が悪く、また加熱板3自体も大気によ
つて冷却し易く、加熱板3の表面温度が低下し易
い。
さらにまた被調理物を加熱するに際しては、加
熱板3からの輻射熱と排気ガスとで行なわれるけ
れども、とくに排気ガスの関与が大きくしたがつ
て電気ヒータなどによつてすべて輻射熱で焼く場
合に比べて被調理物の焼上りが焦げやすい等良好
ではない。
そこで、このような問題を解決するために第1
5図に示される構成が考えられる。すなわち、加
熱板5を下方に延ばし、バーナ2を加熱板5で覆
つている。この加熱板5の奥側は排気筒6に連通
している。バーナ2の排気ガスは加熱板5の内側
を流過して、排気筒6に流入し、排気筒6の上方
から外部に排出される。
考案が解決しようとする問題点 上記先行技術ではバーナ2の奥側にいくにした
がつて、バーナ2の手前側から流れてくる排気に
よつて、2次空気の吸入が阻害され良好な燃焼が
できない。これを解決するためにはバーナ2と加
熱板5との距離を大きく離すか、バーナ2奥側に
向つて加熱板5を上方に上げる等しなければなら
ない。しかし、このいずれの場合も、加熱板5へ
の熱効率は著しく低下し、第14図示の先行技術
で示される加熱方式以上の熱量を必要とし、不経
済である。
本考案の目的は上述の技術的課題を解決し、被
調理物体から滴下した油と排気ガスとが接触する
ことを防止し、これによつて加熱時における煙の
発生を防止し、さらに加熱板への熱効率を向上さ
せ、しかも良好な燃焼が可能である焼物調理器を
提供することである。
問題を解決するための手段 本考案は、 (a) 水平に長手方向に延びるバーナ31と、 (b) バーナ31の長手方向に沿つて、そのバーナ
の両側方に配置される排気カバー32,33で
あつて、各排気カバー32,33は、 (b1) バーナ31の側方に配置される側板
34,35と、 (b2) 側板34,35よりもバーナ31側
に配置され、上端部36a,37aはバーナ
31の位置よりも上方にある、そのような仕
切板36,37と、 (b3) 側板34,35と仕切板36,37
の下端部に連なる底板38,39とを有し、 (b4) 側板34,35と、仕切板36,3
7と、底板38,39とによつて形成される
排気通路80,81は、大略的にU字状の軸
直角断面を有し、上方に開放しており、さら
に (b5) 側板34,35の上端部34a,3
5aには、全面にわたつて仕切板36,37
の上端部36a,37aから上方に間隔をあ
けて、かつ取外し可能に乗載される加熱板4
0を有する、そのような排気カバー32,3
3と、 (c) 排気カバー32,33の端部に連結され、排
気カバー32,33からの排気ガスを導く排気
筒43とを含むことを特徴とする焼物調理器で
ある。
作 用 本考案に従えば、バーナの排気ガスは、排気カ
バー32,33を介して排気筒43に導かれて外
部に排出される。したがつて加熱板40上の被調
理物から滴下した油類がバーナ31上に落下する
ことはなく、バーナ31の良好な燃焼状態を維持
することができる。
実施例 第1図は本考案の一実施例の焼物調理器の斜視
図であり、第2図はその平面図であり、第3図は
その分解斜視図である。焼物調理器10の本体1
1は、一対の側板11a,11bと、前板11c
と、背板11dとから成る。この本体11内には
加熱手段13が収納される。本体11の上端面に
は加熱手段13に臨んで被調理物が乗載される金
網14が設置される。この金網14は枠体15に
よつて支持される。本体11の下部には被調理物
からの油類を受けるための水入れ皿18が配置さ
れる。
第4図は加熱手段13付近の斜視図であり、第
5図は第4図の一部を切欠いて示す斜視図であ
る。これらの図面を参照して、管路30から圧送
されてくる燃焼ガスと1次空気とは、複数のバー
ナ31に供給される。各バーナ31の長手方向に
沿つて両側方には排気カバー32,33が配置さ
れている。排気カバー32,33は、側板34,
35と、側板34,35よりもバーナ31側に配
置される仕切板36,37と、側板34,35と
仕切板36,37の下端部に連なる底板38,3
9とを有し、軸直角断面が大略的にU字状であつ
て上方に開放している。またこの仕切板36,3
7の上端部36a,37aはバーナ31の位置よ
りも上方にある。側板34,35の上端部34
a,35aには、全面にわたつて上方に突出した
円弧状に曲成された耐熱金属製の加熱板40が取
外し可能に乗載される。バーナ31の頂部には軸
線方向に沿つて炎孔41が形成される。
第6図は第4図の切断面線−から見た断面
図であり、第7図は第4図の切断面線−から
見た断面図である。排気カバー32,33の管路
30側の一端部は端板42によつて塞がれる。排
気カバー32,33の他端部は排気筒43の側壁
44に形成された矩形状の排気孔95に連通す
る。排気筒43は、側壁44とこれに対向する端
壁45と底壁46と側壁47,48とを有し、内
部に排気通路49を有する。排気カバー32,3
3の端部は排気筒43の端壁44に固定される。
第8図は管路30およびバーナ31に関連する
配管系統図である。燃料ガスは管路70からオリ
フイスなどの絞り71を経て供給され、また1次
空気がブロア72から管路73を経てオリフイス
などの絞り74から供給され、この燃料ガスと1
次空気とはT字状の混合器75によつて元混合さ
れて管路30を介してバーナ31に供給される。
バーナ31において、バーナ31周辺より2次空
気の供給をうけて燃焼が行なわれ、バーナ31に
おける燃焼によつて排ガスはバーナ31の両側に
配置された排気カバー32,33内の空間52,
53を経て矢符90(第6図参照)のように排気
通路80,81から排気孔95を介して排気筒4
3に流れる。こうする事によつて、バーナ31の
排気はすべてバーナ31が配置された空間とは、
隔離された空間80,81を通る為、バーナ31
は全長にわたつて排気の干渉を受けず良好燃焼が
可能となる。
こうしてバーナ31の燃焼によつて加熱板40
が加熱され、金網14上の被調理物が加熱され
る。被調理物から滴下する油類は、バーナ31か
らの排ガスによつて高温度に加熱された加熱板4
0上に落下し、完全燃焼する。そのため、煙の発
生が避けられる。またバーナ31からの排ガスは
金網14から上方へ流れることはなく、したがつ
て金網14の上方で調理者の手元が熱くなること
はなく、そのため調理作業が行ないやすい。また
加熱板40の下面はバーナ31の排ガスによつて
常に加熱され、しかも大気開放でなく閉鎖されて
いるので、したがつて加熱板40の表面温度は高
く維持され、第14図の先行技術に比べて加熱板
40が冷却しやすいということはなく、更にバー
ナ31の周辺は36,37によつて囲まれている
ので、バーナ31の排ガスは従来の様に周囲の空
気で希釈されることがなく、高温のまま加熱板4
0を加熱するので熱効率が向上される。また金網
14上の被調理物は加熱板40の輻射熱のみによ
つて加熱され被調理物の焼き上りが良好となる。
さらにまた、バーナ31には第8図に関連して
前述したように、燃料ガスと1次空気とが供給さ
れ、したがつて燃焼発熱量を大きくすることがで
き、更にバーナ31の径を小さくすることがで
き、したがつて加熱板40の幅を縮小できこれに
応じて隣接する加熱板40の相互の間隙d1(第3
図参照)を充分にあけることができる。したがつ
て被調理物の油は間隙d1から水受け皿18上に
落下し、煙の発生をさらに抑えることが可能とな
る。
勿論、バーナの径は若干大きくなり加熱板40
のサイズも大きくなるが管路30の配管構成を、
ガスノズルからのガスの噴出によつてダンパーか
ら1次空気を吸引する通常のブンゼン燃焼とする
ことも可能である。
第9図は本考案に従う排気カバー32,33の
他の実施例の断面図である。この実施例は前述の
実施例に類似し対応する部分には同一の数字に添
字bを付して示す。仕切板36bはバーナ31b
の上方で立上る立上り部54と、この立上り部5
4に連なりバーナ31bを外囲する部分55とか
ら成る。もう1つの仕切板37bもまた同様に、
立上り部56とバーナ31を外囲する部分57と
を有する。この実施例では加熱板40の幅を更に
縮小することが可能である。
第10図は本考案に従う排気カバー32,33
の他の実施例の断面図である。この実施例は前述
の実施例に類似し、対応する部分には同一の数字
に添字cを付して示す。仕切板36cは立上り部
58と、バーナ31cを外囲する弯曲部分59と
底38cに連なる立上り部60とを有する。仕切
板37cもまた同様に立上り部61と、バーナ3
1cを外囲する弯曲部分62と立上り部63とを
有する。
このような実施例でもまた加熱板40の幅をよ
り縮小できる。
第11図は前述の加熱板40に代わる他の実施
例を示す断面図である。第11図1の参照符40
dで示すように頂部が平坦であつてもよく、また
第11図2の参照符40eで示すように両端が垂
下していてもよく、さらにまた第11図3の参照
符40fで示すように軸直角断面が3角形であつ
てもよい。
第12図および第13図は排気筒49の他の実
施例の断面図である。第12図は第6図に対応し
ており、第13図は第7図に対応している。この
実施例は前述の実施例に類似し、対応する部分に
は同一の参照符を付す。注目すべきはこの実施例
では底壁46を貫通して上方に突出したノズル5
6が設けられている。このノズル56はブロア5
7に連結されており、ブロア57からノズル56
を介して空気が圧送される。ノズル56から空気
が噴出することにより吸引効果が起こりそのため
排気孔95から排ガスが効率よく排出することが
できる。この効果は特に配管構成を通常のブンゼ
ン燃焼とした時に著しい。又高温の排ガスをノズ
ル56からのエアーで希釈し温度を低減できる。
なお、前述の実施例では排気カバー32,33
は水平に設置されていたけれども排気筒43に向
けて若干上り勾配に設置するようにしてもよく、
このようにすれば排気ガスは一層スムーズに排気
筒43に向つて流れ込む。
効 果 以上のように本考案によれば、バーナの良好な
燃焼を維持でき被調理物から滴下した油類とバー
ナからの排ガスとが接触することが防止され、し
たがつて加熱時における煙の発生を防止すること
が可能となる。また被調理物を加熱板からの輻射
熱によつてのみ加熱するので、被調理物の良好な
焼き上りが可能となる。更に加熱板の熱効率も向
上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の焼物調理器の斜視
図、第2図はその平面図、第3図はその分解斜視
図、第4図は加熱手段付近の斜視図、第5図は第
4図の一部を切欠いて示す斜視図、第6図は第4
図の切断面線−から見た断面図、第7図は第
4図の切断面線−から見た断面図、第8図は
管路30およびバーナ31に関連する配管系統
図、第9図および第10図は本考案に従う排気カ
バーの他の実施例の断面図、第11図は加熱板の
他の示す断面図、第12図および第13図は排気
筒49の他の実施例の断面図、第14図は典型的
な先行技術の断面図、第15図は他の先行技術の
斜視図である。 10……焼物調理器、31……バーナ、32,
33……排気カバー、34,35……側板、3
6,37……仕切板、38,39……底板、40
……加熱板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 水平に長手方向に延びるバーナ31と、 (b) バーナ31の長手方向に沿つて、そのバーナ
    の両側方に配置される排気カバー32,33で
    あつて、各排気カバー32,33は、 (b1) バーナ31の側方に配置される側板
    34,35と、 (b2) 側板34,35よりもバーナ31側
    に配置され、上端部36a,37aはバーナ
    31の位置よりも上方にある、そのような仕
    切板36,37と、 (b3) 側板34,35と仕切板36,37
    の下端部に連なる底板38,39とを有し、 (b4) 側板34,35と、仕切板36,3
    7と、底板38,39とによつて形成される
    排気通路80,81は、大略的にU字状の軸
    直角断面を有し、上方に開放しており、さら
    に (b5) 側板34,35の上端部34a,3
    5aには、全面にわたつて仕切板36,37
    の上端部36a,37aから上方に間隔をあ
    けて、かつ取外し可能に乗載される加熱板4
    0を有する、そのような排気カバー32,3
    3と、 (c) 排気カバー32,33の端部に連結され、排
    気カバー32,33からの排気ガスを導く排気
    筒43とを含むことを特徴とする焼物調理器。
JP12575084U 1984-08-18 1984-08-18 焼物調理器 Granted JPS6141502U (ja)

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JPS6141502U JPS6141502U (ja) 1986-03-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7137402B2 (ja) * 2018-08-22 2022-09-14 東京瓦斯株式会社 調理器
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