JPS604052A - 防食構造 - Google Patents

防食構造

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JPS604052A
JPS604052A JP11105783A JP11105783A JPS604052A JP S604052 A JPS604052 A JP S604052A JP 11105783 A JP11105783 A JP 11105783A JP 11105783 A JP11105783 A JP 11105783A JP S604052 A JPS604052 A JP S604052A
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JP
Japan
Prior art keywords
corrosion
protective layer
prepreg tape
ultraviolet
surface protective
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Pending
Application number
JP11105783A
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English (en)
Inventor
英雄 渡辺
勤 小林
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS604052A publication Critical patent/JPS604052A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は部材の防食構造に関し、更に詳しくは紫外線硬
化型プリプレグテープで被覆された鋼管等の部材が天候
の良否に影響されず、安定して硬化を達成され、部材に
耐候性、耐衝撃性、耐食性等にすぐれた表面を形成させ
た防食構造に関する。
従来、タンカーから石油を陸に輸送するパイプライン等
のような海浜、向上部あるいは工業地帯における輸送管
や石油貯蔵タンクなどの構造物の表面保護工法としては
、例えば、断熱性能を有する中間層を介して亜鉛鉄板又
はステンレス板等で被覆することか行なわれている。し
かし、亜鉛鉄板を用いたものは、海浜、工業地帯での使
用に際して腐食が激しく、そのだめ錆が発生し、外観」
二悪いばかりでなく、保護層に穴がおいて性能低下をも
たらすことがある。寸だ、亜鉛鉄板の代りにステンレス
等の比較的耐食性の良いものを用いる場合は、加工が難
しく、しかも高価であるという欠点がある。そこで、最
近、部材の表面に断熱性能又は防食性能を有する物質を
積層させ、その層の表面を光硬化型プリプレグシートで
被覆し、このシートを光硬化させることにより部拐の表
面を保゛獲する試みがなされている(特開昭57−16
9345号)。
しかしながら、この場合には下記のような欠点がある。
(1) 太陽光で硬化させようとすると日陰の部分や夕
方、曇天日などのように光の弱いときには硬化に長時間
がかかる。したがって、天候状態等による日射量の変化
に硬化時間が左右されるので工事に制約をうける。
(2)硬化途中において夜露や降雨等にさらされるなど
してプリプレグシート上に水滴があたるとプリプレグシ
ート表面がエマルジョン化し、白濁してしまう。このた
め、外観上好ましくないし、また、その部分のプリプレ
グシートの厚みが薄くなり、物性も低下する。
(3)紫外線照射ランプを用いて硬化させようとすると
工程が繁雑となり、そのうえ、紫外線照射に起因する人
体に対する悪影響も少なからず生じる。
本発明はこのような従来技術の欠点を改善するため、検
討の結果達成されたものである。
したがって本発明の目的は鋼管等の部材の表面に被覆さ
れた紫外線硬化プリプレグテープが天候の良否等に影響
されず、安定して硬化を達成され、部材に耐候性、耐衝
撃性、耐食性等にすぐれた表面を形成させた防食構造を
提供することにある。
即ち本発明は部材の表面を直接あるいは断熱性まだは防
食性の中間層を介して紫外線硬化型プリプレグテープで
破覆し、該プリプレグチーブの外表面に下記A−Cから
成る組成の紫外線透過性の表面保護層を設け、表面保護
層とプリプレグ層との接着性を改善した防食構造である
”゛”+171” 鬼 B:上記エポキシ樹脂固形分の5〜50重量%の重合性
不飽和上ツマ−またはオリ ゴマー Cニエボキシ硬化剤 捷た本発明の好ましい態様としては部材の表面を断熱性
または防食性の中間層を介して紫外線硬化型プリプレグ
テープで被覆する上記防食構造であり、更には重合性不
飽和モノマーがグリシジルメタクリレートである上記防
食構造である。
以下、本発明の構成について詳しく説明する。
本発明における部月とは、輸送管、タンク類、枠等の構
築物をいい、その利質としては金属、プラスチック、木
、コンクリート等いずれでもよい。
本発明においては、必要に応じてこの部材の表面に断熱
性能又は防食性能等を有する物質が中間層として積層さ
れる。断熱性能を有するものとしては、発泡スチロール
、発泡ポリエチレン、ウレタンフオームで代表されるプ
ラスチック発泡体およびゴム発泡体、石綿保温利(JI
SA9502 )、 ロックウール保温制(JISA 
9504 )、グラスウール保温材(JISA 950
5 )等の無機繊維質保温材、けい酸カルシウム保温材
(JI’5A9510 )、パーライト保温月(JIS
A 9512 )、気泡コンクリート等の無機質発泡体
が挙げられる。
また、防食性能を有するものとしては、例えば、ペトロ
ラタム、アスファルト、タール、ピッチ等の石油残置、
石炭抽出物を主成分とする防食拐、加硫ゴム、非加硫ゴ
ム、熱可塑性ゴムなどのゴム組成物、ポリエチレンテー
プ、ポリエチレンライニング等で代表されるプラスチッ
クライニング組成物、ゴム系あるいはアクリル系で代表
される粘着剤組成物、粉体塗料、無溶剤塗料、エマルジ
ョン塗料、溶剤タイプの一般塗料で塗料された塗膜、コ
ンクリート、モルタル等のセメント組成物等である。こ
れらを積層して成る中間層は、防錆剤を添加したもので
あっても、防錆剤無添加のものであっても、壕だ、複合
された中間層、積層された中間層、着色された中間層、
断熱性能と防食性能の両方の性能を有する中間層(例え
ば、ウレタンフオームにぺトロラタムを含浸させたよう
なもの)のいずれのものでも良い。なお、これらを部材
の表面に積層させるのは常法によって行なえばよく、例
えば、適当な接着剤を介して部利の表面に固着させれば
よい。
本発明において部材の表面を被覆するのに用いる紫外線
硬化型プリプレグテープは、例えば、活性なOH基ある
いはCOOH基を有する紫外線硬化性樹脂、スチレンモ
ノマー等のビニル系単量体、MgOやイネシアネート化
合物等の増粘剤、およびベンゾイン等の光増感剤からな
る紫外線硬化性組成物を繊維基材(例えば、ガラスクロ
ス)に含浸させるか又はプラスチックなどのフィルムに
塗布し、ついでB−ステージ化(半硬化)させたものが
使用可能である。この紫外線硬化型プリプレグテープと
して、具体的には、上記紫外線硬化性組成物を黒色ポリ
エチレンフィルムのようないわゆる離型紙に塗布し、B
−ステージ化させ、これを保存に便利なようにロール巻
きにした紫外線硬化型ブリプレグチーブがある。このよ
うな紫外線硬化型ブリプレグチーブで部利の表面を直接
、或いは部材の表面に設けられた断熱性能又は防食性能
等を有する中間層の表面を被覆するには、例えば、必要
に応じて適当なプライマー等を介して部材の表面或いは
中間層の表面に該テープを貼着すればよい。
手記紫外線硬化型プリプレグテープは、スチレンモノマ
ー等のビニル系単量体をその成分として含有することが
多い。このため、中間層として用いる断熱性能又は防食
性能を有する物質がビニル系単量体に侵されやすい場合
(例えば、発泡スチロールの場合)には、部拐の保護が
満足でなくなるおそれがある。そこで、本発明において
は、このような場合でも部材の十分な保護を達成できる
ように、中間層の表面にビニル系単量体に侵されない物
質を介して紫外線硬化型プリプレグテープを積層させ、
このテープを紫外線硬化させることが好ましい。ビニル
系単 1抵体に侵されない物質としては、例えば、ポリ
エチレン、ポリエステル等の耐スチレンモノマー性のよ
いプラスチックのフィルム、アルミニウムフィルム等の
金属箔、紙又はこれらの複合フィルムを用いることがで
きる。
部材の表面を紫外線硬化型プリプレグテープで被覆した
のち、本発明においては、このブリプレグチーブの外表
面に次のA〜Cの組成からなる紫外線透過性の表面保護
層を設ける。
A:エポキシ樹脂 B:上記エポキシ樹脂固形分の5〜50重量係の重合性
不飽和モノマーまたはオリ ゴマー C:エポキ/硬化剤 エポキシ樹脂としては特に限定されるものではなく、た
とえば、ビスフェノールAタイプの液状および固型のも
の等が好捷しく使用できる。
重合性不飽和モノマーとしてはアクリル酸、メタクリル
酸およびこれらのアルキルエステル、グリシジルアクリ
レート、グリシジルアクリレート、エポキシアクリレー
ト、エポキシ基を有する化合物にアルキレンオキサイド
を付加し、これに(メタ)アクリル基を導入した化合物
、ポリアルキレングリコールにジイソノアネートを付加
し、これにヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを
反応させた化合物等を挙げることができ、またこれらモ
ノマーのオリゴマーでも使用可能である。そして中でも
好ましいものはダリゾジルメタクリレートである。これ
ら重合性不飽和モノマーまたはオリゴマーの添加量はエ
ポキシ樹脂固形分の5〜50重量係である必要があり、
5重量%未満では接着力の改善効果がほとんどなく、ま
だ50重量%を越えるとタックフリータイム(塗布後べ
とつかなくなるまでの時間)が長くなって使用できない
エポキシ硬化剤としては、たとえば、ポリアミド、変性
ポリアミン等、通常のエポキシ樹脂用常温硬化剤が使用
できる。上記A−Cの成分の他、本発明では揺変剤およ
びレベリング剤が混合されるのが普通である。固型の樹
脂および硬化剤を使用する場合は溶剤を使用する。溶剤
としてはエポキシ樹脂および硬化剤を溶解し、適度の揮
発性を有するものであれば特に限定されない。
本発明においてはこのようなコーティング剤をプリプレ
グテープの上に塗布すると表面保護層は天候の良否に関
係なく常温で速かに硬化し、紫外線透過性の保護被膜が
形成される。その結果、プリプレグテープは紫外線の少
ない雨天でも雨に妨げられることなく、ゆっくり完全に
硬化することが可能になるのである。
次に図面を参照して本発明の実施態様を説明する。
第1図は本発明の実施例からなる鋼管の一部を切欠した
斜視図であり、鋼管1の表面に紫外線硬化プライマー2
が塗布され、その上に紫外線硬化型プリプレグテープ6
が被覆され、更にその表面に表面保護層4が塗布されて
いる。
第2図は他の実施例からなる鋼管の一部を切欠した斜視
図であり、鋼管1の表面に防食塗料5が塗布され、その
上に紫外線硬化プライマ−2が塗布され、その上に紫外
線硬化型プリプレグテープ3が被膜され、更にその表面
に表面保護層4が塗布されている。
以下、実施例を挙げて本発明の効果を具体的に説明する
実施例1 第1図に示したように、鋼管1の表面に紫外線硬化型プ
ライマーを塗布し、その上に紫外線硬化型プリプレグテ
ープを巻き、その上に下記配合組成Iにグリシジルメタ
クリレ−1・を5 phr添加した表面保護層を塗布し
た。−週間後アドヒージョンテスターにより、このプリ
プレグと表面保護層との接着力を測定した結果55に9
/−であった。
配合組成■ 1;1〕1kote 815 100 pHrEL −
7060phr DMP −3010phr 26”] ”“鬼 レベリング剤 1 phr 実施例2 第2図に示したように、鋼管の表面に防錆塗料を塗布し
、その上に紫外線硬化型プライマーを塗布し、その上に
紫外線硬化型プリプレグテープを被覆し、更にその上に
実施例1で使用したと同じ表面保護層を塗布し、実施例
1と同様のテストを行なった結果、接着力は55 K9
/6dであった。
実施例3 表面保護層として下記配合組成]■にグリシジルメタク
リレート10phrを添加したものを使用した以外は実
施例1と同じテストを行なった結果、接着力は5sKf
/dであった。
配合組成■ Epikote 1001 (40%キシレン/イソブタノール溶液) 100 p
lnサンマイト352 (40%キシレン/インブタノール溶液) 46phr
揺変剤 1 phr レベリング剤 1 pbr 実施例4 表面保護層として前記配合組成■に、ビスフェノールA
タイプエポキシ(エポキシ当量190)にプロピレンオ
キサイドを付加し、アクリル化したものを使用した以外
は実施例1と同様のテストを行なった結果、接着力は6
0Kf/7であった。
実施例5 表面保護層として前記配合組成■に、ポリテトラメチレ
ングリコール(Mw 800 )にトリレンジイソシア
ネートを付加して、これを2−ヒドロキシエチルアクリ
レートでアクリル化したオリゴマー20 phrを添加
したものを使用した以外は実施例1と同様のテストを行
なった結果、接着力は60(佃であった。
比較例1 表面保護層として前記配合組成■をそのまま使用した以
外は実施例1と同様のテストを行なった結果、接着力は
35Kf/dであった。
比較例2 表面保護層として前記配合組成■をそのまま使用した以
外は実施例2と同様のテストを行なつた結果、接着力は
35K(ハ)であった。
比較例3 表面保護層として前記配合組成■にグリシジルメタクリ
レートを60 phr添加したものを使用した以外は実
施例1と同様のテストを行なった結果、表面タックフリ
ータイムが5時間以上になった。
比較例4 表面保護層として前記配合組成■にグリシジルメタクリ
レートを3 phr添加したものを使用した以外は実施
例1と同様のテストを行なった結果、接着力は40に9
/6dであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例からなる鋼管の一部を切欠した
斜視図、第2図は同上他の実施例からなる鋼管の一部を
切欠した斜視図である。 1・・・鋼管、3・・・紫外線硬化型プリプレグテープ
。4・・・表面保護層。 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 部材の表面を紫外線硬化型プリプレグテープで被覆
    し、該プリプレグテープの外表面に下記A−Cから成る
    組成の紫外線透過性の表面保護層を設け、表面保護層と
    プリプレグ層との接着性を改善した防食構造。 A エポキシ樹脂 B:上記エポキシ樹脂固形分の5〜50重量−の重合性
    不飽和モノマーまたはオリ ゴマー C:エポキシ硬化剤 2 部材の表面を直接あるいは断熱性または防食性の中
    間層を介して紫外線硬化型プリプレグテープで被覆する
    特許請求の範囲第1項記載の防食構造。 3 重合性不飽和モノマーがグリシジルメタクリレート
    である特許請求の範囲第1項記載の防食構造。
JP11105783A 1983-06-22 1983-06-22 防食構造 Pending JPS604052A (ja)

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JP11105783A JPS604052A (ja) 1983-06-22 1983-06-22 防食構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62267133A (ja) * 1986-04-30 1987-11-19 デ−ナ、コ−ポレイシヨン 複合繊維強化車両駆動軸及び繊維強化車両駆動軸の製造方法
WO2002017462A1 (fr) * 2000-08-24 2002-02-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Moteur et rotor destine a ce moteur

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