JPS5848593B2 - 防触塗料組成物 - Google Patents
防触塗料組成物Info
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- JPS5848593B2 JPS5848593B2 JP55153465A JP15346580A JPS5848593B2 JP S5848593 B2 JPS5848593 B2 JP S5848593B2 JP 55153465 A JP55153465 A JP 55153465A JP 15346580 A JP15346580 A JP 15346580A JP S5848593 B2 JPS5848593 B2 JP S5848593B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉄鋼、鋳物等の金属表面上に、物理的特性、特
に防蝕性にすぐれた強靭な被膜を形成することができる
、防蝕塗料組成物に関する。
に防蝕性にすぐれた強靭な被膜を形成することができる
、防蝕塗料組成物に関する。
従来、金属の防蝕、防錆を目的とする樹脂被膜(ライニ
ング)が各種公害防止装置や化学装置類を中心にタンク
類、船舶の油槽、船底等に広く行なわれている。
ング)が各種公害防止装置や化学装置類を中心にタンク
類、船舶の油槽、船底等に広く行なわれている。
ところでこれらの樹脂ライニングに用いられている樹脂
としては、常温硬化性、現場作業性、価格等の点から不
飽和ポリエステル樹脂あるいはエポキシ樹脂等が用いら
れており、ライニング方法としてはFRPライニング即
ちライニング施工に際してあらかじめ、エポキシ樹脂に
対してはアミン系架橋剤を、不飽和ポリエステル樹脂に
対しては有機過酸化物を架橋開始剤として混合し、ガラ
ス繊維からなるシート状もしくは織布状の基材をライニ
ングすべき母体に当て、これに前記樹脂をフエルトロー
ル等を用いて含浸と同時に脱泡させて硬化させるのが一
般的であった。
としては、常温硬化性、現場作業性、価格等の点から不
飽和ポリエステル樹脂あるいはエポキシ樹脂等が用いら
れており、ライニング方法としてはFRPライニング即
ちライニング施工に際してあらかじめ、エポキシ樹脂に
対してはアミン系架橋剤を、不飽和ポリエステル樹脂に
対しては有機過酸化物を架橋開始剤として混合し、ガラ
ス繊維からなるシート状もしくは織布状の基材をライニ
ングすべき母体に当て、これに前記樹脂をフエルトロー
ル等を用いて含浸と同時に脱泡させて硬化させるのが一
般的であった。
この方法の外に最近注目されているのは、ガラス繊維の
代りにガラス質の極めて薄いガラスフレークを前記した
エポキシ樹脂あるいは不飽和ポリエステル樹脂等と配合
した組成物を、スプレー塗装により被塗物に吹付ける方
法や、コテなどで被塗物に塗りつける方法(フレークラ
イニング)などであり、既に実用化されているものもあ
る。
代りにガラス質の極めて薄いガラスフレークを前記した
エポキシ樹脂あるいは不飽和ポリエステル樹脂等と配合
した組成物を、スプレー塗装により被塗物に吹付ける方
法や、コテなどで被塗物に塗りつける方法(フレークラ
イニング)などであり、既に実用化されているものもあ
る。
例えば、前記の如き組或物としては、使用する有機樹脂
結合剤ビヒクル中に微細なガラス薄片を含む保護並びに
装飾用の被覆組或物(%公昭51−25368号公報)
、あるいはライニング用樹脂中に耐蝕剤としてガラスフ
レークと補強材としてガラスファイバーとを充填したラ
イニング材(%開昭52−30855号公報)などが知
られており、さらにリン片状ガラスの表面を適当な物質
で事前に処理し、疎水性やリーフイング性を附与し,こ
れを混合したプラスチック、塗料、絶縁紙等(特公昭4
7−16821号公報)も知られている。
結合剤ビヒクル中に微細なガラス薄片を含む保護並びに
装飾用の被覆組或物(%公昭51−25368号公報)
、あるいはライニング用樹脂中に耐蝕剤としてガラスフ
レークと補強材としてガラスファイバーとを充填したラ
イニング材(%開昭52−30855号公報)などが知
られており、さらにリン片状ガラスの表面を適当な物質
で事前に処理し、疎水性やリーフイング性を附与し,こ
れを混合したプラスチック、塗料、絶縁紙等(特公昭4
7−16821号公報)も知られている。
しかしながら先に述べたような組成物の施工は通常被膜
の諸性能面を考慮してすべて2關以上の超厚膜である。
の諸性能面を考慮してすべて2關以上の超厚膜である。
しかも施工費は非常に高く、従って通常の鋼構造物には
到底適用しえず、上記の如くごく限られた特殊な用途に
使用されているのが実状である。
到底適用しえず、上記の如くごく限られた特殊な用途に
使用されているのが実状である。
また、前記のFRPライニング工法で得られた被膜は一
応物性的に強靭であるが施工法が同様に難かしく、従っ
て施工コストも高いものであった,そこでこれらライニ
ング工法の欠点を改善する目的で、現在広く用いられて
いるのは前記したガラス質の極めて薄いガラスフレーク
と樹脂との配合物を用いる方法であるがそれは、スプレ
ー塗装或いはコテ塗り等、従来のライニング工法に比べ
て比較的簡便に行ないうる反面、得られる塗膜物性が劣
るという欠陥を有することがさけられなかった。
応物性的に強靭であるが施工法が同様に難かしく、従っ
て施工コストも高いものであった,そこでこれらライニ
ング工法の欠点を改善する目的で、現在広く用いられて
いるのは前記したガラス質の極めて薄いガラスフレーク
と樹脂との配合物を用いる方法であるがそれは、スプレ
ー塗装或いはコテ塗り等、従来のライニング工法に比べ
て比較的簡便に行ないうる反面、得られる塗膜物性が劣
るという欠陥を有することがさけられなかった。
本発明は前記の如き従来技術の各種欠点を解消し、防蝕
性、密着性、耐衝撃性等に優れた耐久性のある被膜を提
供し得る防蝕塗料組或物に関するものである。
性、密着性、耐衝撃性等に優れた耐久性のある被膜を提
供し得る防蝕塗料組或物に関するものである。
即ち本発明は、
(1)エポキシ樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂と硬化
剤から成る樹脂組成物100重量部に対して、扁平状ポ
リエチレン微粉末又はポリアセタール微粉末5〜100
重量部、及びガラスフレーク5〜100重量部を混合し
てなる防蝕塗料組或物、および別の態様として、 (2)エポキシ樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂と硬化
剤から成る樹脂組成物100重量部に対して、扁平状ポ
リエチレン微粉末又はポリアセタール微粉末5〜70重
量部、ガラスフレーク5〜70重量部及び防錆顔料5〜
150重量部を混合してなる防蝕塗料組成物に係る。
剤から成る樹脂組成物100重量部に対して、扁平状ポ
リエチレン微粉末又はポリアセタール微粉末5〜100
重量部、及びガラスフレーク5〜100重量部を混合し
てなる防蝕塗料組或物、および別の態様として、 (2)エポキシ樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂と硬化
剤から成る樹脂組成物100重量部に対して、扁平状ポ
リエチレン微粉末又はポリアセタール微粉末5〜70重
量部、ガラスフレーク5〜70重量部及び防錆顔料5〜
150重量部を混合してなる防蝕塗料組成物に係る。
本発明に用いられる前記「樹脂組成物」とは、エポキシ
樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂と、当該樹脂の分子中
に含有される反応基と相互に反応し、架橋構造を形成し
うる硬化剤(架橋剤もしくは架橋構造の形成反応を開始
、促進するための触媒)との混合物からなるものである
。
樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂と、当該樹脂の分子中
に含有される反応基と相互に反応し、架橋構造を形成し
うる硬化剤(架橋剤もしくは架橋構造の形成反応を開始
、促進するための触媒)との混合物からなるものである
。
前記本発明に使用される前記エポキシ樹脂とは、一分子
中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有する樹脂で、
例えば (1)ビスフェノールAとエピクロルヒドリンあるいは
メチルエピクロルヒドリンとの反応により合成されたも
の、 (2)グリコール類とエピクロルヒドリンあるいはメチ
ルエピクロルヒドリンとを反応して合成されたもの、 (3)フェノール類とホルムアルデヒドを酸性又はアル
カリ性の触媒下で反応して得られるノボラツクまたはレ
ゾールとエビクロルヒドリンあるいはメチルエピクロル
ヒドリンとを反応して得られたもの、 (4)分子内二重結合を酸化して合成されたもの、(5
) ハロゲン化フェノール類とエピクロルヒドリンあ
るいはメチルエピクロルヒドリンとを反応して得られた
もの、 (6)フェノール類とエチレンオキサイドあるいはプロ
ピレンオキサイド等を付加したものとエビクロルヒドリ
ンあるいはメチルエピクロルヒドリンとを反応して得ら
れたもの、 (7)カルボン酸とエビクロルヒドリンあるいはメチル
エピクロルヒドリンとを反応して得られたもの、 等を挙げることができる。
中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有する樹脂で、
例えば (1)ビスフェノールAとエピクロルヒドリンあるいは
メチルエピクロルヒドリンとの反応により合成されたも
の、 (2)グリコール類とエピクロルヒドリンあるいはメチ
ルエピクロルヒドリンとを反応して合成されたもの、 (3)フェノール類とホルムアルデヒドを酸性又はアル
カリ性の触媒下で反応して得られるノボラツクまたはレ
ゾールとエビクロルヒドリンあるいはメチルエピクロル
ヒドリンとを反応して得られたもの、 (4)分子内二重結合を酸化して合成されたもの、(5
) ハロゲン化フェノール類とエピクロルヒドリンあ
るいはメチルエピクロルヒドリンとを反応して得られた
もの、 (6)フェノール類とエチレンオキサイドあるいはプロ
ピレンオキサイド等を付加したものとエビクロルヒドリ
ンあるいはメチルエピクロルヒドリンとを反応して得ら
れたもの、 (7)カルボン酸とエビクロルヒドリンあるいはメチル
エピクロルヒドリンとを反応して得られたもの、 等を挙げることができる。
これらは単独又は混合物として使用することができる。
更にこれらの組或物から、容易に類推されるエポキシ系
化合物ならびに上記エポキシ樹脂の誘導体も本発明の範
囲内に含まれることに留意すべきである。
化合物ならびに上記エポキシ樹脂の誘導体も本発明の範
囲内に含まれることに留意すべきである。
例えばポリオール型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂
、ハロゲン含有エポキシ樹脂などがそれに含まれる。
、ハロゲン含有エポキシ樹脂などがそれに含まれる。
そこで市販されているものの商品名として列挙すれば例
えばエピコート(シェル化学製商品名)、エピクロン(
犬日本インキ化学工業製商品名)、アラルダイト(チバ
・ガイギー製商品名)等が代表例として挙げられる。
えばエピコート(シェル化学製商品名)、エピクロン(
犬日本インキ化学工業製商品名)、アラルダイト(チバ
・ガイギー製商品名)等が代表例として挙げられる。
これら前記エポキシ樹脂の硬化剤としては、般にエポキ
シ樹脂用硬化剤として使用されているものであれば何で
も良い。
シ樹脂用硬化剤として使用されているものであれば何で
も良い。
例えばジエチレンl− IJアミン、トリエチレンテト
ラミン、メタキシリレンジアミン、メタフエニレンジア
ミン、複素環ジアミンなどの脂肪族又は芳香族ポリアミ
ン、ジメチルアミンメチルフェノール、トリス(ジメチ
ルアミノメチル)フェノール、ピペリジンなどの第2級
もしくは第3級アミン、ポリアミド樹脂、アミン付加物
(一般にアミンアダクトと称される)等のアミノ系化合
物、チオール、チオコール類、トリレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート等のイソシアネー
ト化合物(ブロックイソシアネートを含む)の他、フェ
ノール樹脂、酸無水物、メラミン樹脂、尿素樹脂等が挙
げられる。
ラミン、メタキシリレンジアミン、メタフエニレンジア
ミン、複素環ジアミンなどの脂肪族又は芳香族ポリアミ
ン、ジメチルアミンメチルフェノール、トリス(ジメチ
ルアミノメチル)フェノール、ピペリジンなどの第2級
もしくは第3級アミン、ポリアミド樹脂、アミン付加物
(一般にアミンアダクトと称される)等のアミノ系化合
物、チオール、チオコール類、トリレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート等のイソシアネー
ト化合物(ブロックイソシアネートを含む)の他、フェ
ノール樹脂、酸無水物、メラミン樹脂、尿素樹脂等が挙
げられる。
ただし樹脂組或物の硬化反応時に偏平状プラスチック微
粉末の熱変形温度以上の加熱を必要とするものは、本発
明の対象からおのずから除外される。
粉末の熱変形温度以上の加熱を必要とするものは、本発
明の対象からおのずから除外される。
尚、本発明の組成物の適用対象が、一般には大型鋼材、
及び大型鋼製品であるため常温もしくは強制乾燥程度で
エポキシ樹脂と硬化剤との化学反応が進行する組み合せ
から成る樹脂組戊物の使用が好ましい。
及び大型鋼製品であるため常温もしくは強制乾燥程度で
エポキシ樹脂と硬化剤との化学反応が進行する組み合せ
から成る樹脂組戊物の使用が好ましい。
また本発明で使用する前記不飽和ポリエステル樹脂とし
ては、公知のものがすべて同様に使用可能である。
ては、公知のものがすべて同様に使用可能である。
その合成法としては例えば不飽和酸と飽和酸を併用し多
価アルコールとエステル化反応を不活性ガス中で行ない
、ついで溶剤あるいは重合性単量体にて希釈して得る。
価アルコールとエステル化反応を不活性ガス中で行ない
、ついで溶剤あるいは重合性単量体にて希釈して得る。
前記不飽和酸及び飽和酸としては無水マレイン酸、フマ
ル酸、シトラコン酸、イタコン酸、テトラクロ口無水フ
タル酸、ヘット酸、テトラブロモ無水フタル酸、無水フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、エンドメチレン
テトラヒドロ無水フタル酸、テトラヒド口無水フタル酸
、ヘキサヒドロ無水フタル酸、コハク酸、アジピン酸、
アゼライン酸、セバシン酸、アントラセンー無水マレイ
ン酸付加物等を挙げることができる。
ル酸、シトラコン酸、イタコン酸、テトラクロ口無水フ
タル酸、ヘット酸、テトラブロモ無水フタル酸、無水フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、エンドメチレン
テトラヒドロ無水フタル酸、テトラヒド口無水フタル酸
、ヘキサヒドロ無水フタル酸、コハク酸、アジピン酸、
アゼライン酸、セバシン酸、アントラセンー無水マレイ
ン酸付加物等を挙げることができる。
これらは単独又は混合物として使用される。
又前記飽和及び不飽和酸と反応させる多価アルコールと
してはエチレングリコール、ジエチレンクリコール、ト
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ブタンジオール−1,3、ブタンジ
オール−1,4、ブタンジオールー2,3、ペンタンジ
オール1,5、ヘキサンジオール−1,6、ネオペンチ
ルグリコール、2,2,4−トリメチルペンタンジオー
ル−1,3、水素化ビスフェノールA1グリセリン、ペ
ンタエリスリトール、ジアリルエーテル、トリメチレン
グリコール、2−エチルー1,3ヘキサンジオール、ト
リメチロールプロパン、シクロヘキサンジメタノール−
1,4、2,2,4−テトラメチルシクロブタンジオー
ル−1,3、1,4−ビス(2−オキシエトキシ)ベン
ゼン、2,2,4,4−テトラメチルシク口ブタンジオ
ール−1,3等が含まれる。
してはエチレングリコール、ジエチレンクリコール、ト
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ブタンジオール−1,3、ブタンジ
オール−1,4、ブタンジオールー2,3、ペンタンジ
オール1,5、ヘキサンジオール−1,6、ネオペンチ
ルグリコール、2,2,4−トリメチルペンタンジオー
ル−1,3、水素化ビスフェノールA1グリセリン、ペ
ンタエリスリトール、ジアリルエーテル、トリメチレン
グリコール、2−エチルー1,3ヘキサンジオール、ト
リメチロールプロパン、シクロヘキサンジメタノール−
1,4、2,2,4−テトラメチルシクロブタンジオー
ル−1,3、1,4−ビス(2−オキシエトキシ)ベン
ゼン、2,2,4,4−テトラメチルシク口ブタンジオ
ール−1,3等が含まれる。
これらは単独又は混合物として使用される。
また反応触媒、溶剤および必要により重合防止剤の存在
下でエポキシ樹脂とα,β−モノエチレン性不飽和モノ
カルボン酸とを反応させて得られるポリエステル樹脂も
本発明に含まれる。
下でエポキシ樹脂とα,β−モノエチレン性不飽和モノ
カルボン酸とを反応させて得られるポリエステル樹脂も
本発明に含まれる。
当該エポキシ樹脂としては前記した種類のエポキシ樹脂
がいずれも使用可能である。
がいずれも使用可能である。
又、該エポキシ樹脂と反応させる不飽和モノカルボン酸
としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等が
あげられ、その他不飽和多価カルボン酸のモノエステル
類、例えばマレイン酸モノエステル等を用いることも出
来る。
としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等が
あげられ、その他不飽和多価カルボン酸のモノエステル
類、例えばマレイン酸モノエステル等を用いることも出
来る。
これらは、単独又は混合物として使用可能である。
また前記の反応触媒としては、アミン類、例えばトリエ
チルアミンなど、第4級アンモニウム塩例えば、テトラ
メチルアンモニウムクロライド、などを挙げることがで
きる。
チルアミンなど、第4級アンモニウム塩例えば、テトラ
メチルアンモニウムクロライド、などを挙げることがで
きる。
更に、重合防止剤としては、例えばノ\イドロキノン、
七ノーt−プチルハイドロキノン、P−tブチルカテコ
ール、2−5−ジーt−プチルハイドロキノン、ペンゾ
キノン、2,5−ジフエニルーp−ペンゾキノンなどを
挙げることができる。
七ノーt−プチルハイドロキノン、P−tブチルカテコ
ール、2−5−ジーt−プチルハイドロキノン、ペンゾ
キノン、2,5−ジフエニルーp−ペンゾキノンなどを
挙げることができる。
前記重合性単量体としては、例えばエチレン、ビニルト
ルエン、ジビニルベンゼン、酢酸ビニル、メタクリル酸
、メタクリル酸メチル、アクリル酸、アクリル酸エチル
、アクリ口ニトリル、メタクリロニトリル、エチレング
リコールジメタクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、ジエチレングリコールビスアリルカ
ーボネート、ジアリルフタレート、2,5−ジクロロス
チレン、ジアリルエーテル、トリアリルシアヌレート、
4ビニルシクロヘキサノンモノエポキサイド、ビニルピ
ロリドン、トリアリルフオスフエート、などを挙げるこ
とができる。
ルエン、ジビニルベンゼン、酢酸ビニル、メタクリル酸
、メタクリル酸メチル、アクリル酸、アクリル酸エチル
、アクリ口ニトリル、メタクリロニトリル、エチレング
リコールジメタクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、ジエチレングリコールビスアリルカ
ーボネート、ジアリルフタレート、2,5−ジクロロス
チレン、ジアリルエーテル、トリアリルシアヌレート、
4ビニルシクロヘキサノンモノエポキサイド、ビニルピ
ロリドン、トリアリルフオスフエート、などを挙げるこ
とができる。
これらは単独又は混合物として使用できる。
また、前記溶剤としては例えば脂肪族炭化水素系溶剤、
芳香族炭化水素系溶剤、ハロゲン化炭化水素系溶剤、ア
ルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、エー
テル系溶剤、ケ1・ンアルコール系溶剤、エーテルアル
コール系溶剤、ケトン工一テル系溶剤、ケトンエステル
系溶剤、エステルエーテル系溶剤などを挙げることがで
きる。
芳香族炭化水素系溶剤、ハロゲン化炭化水素系溶剤、ア
ルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、エー
テル系溶剤、ケ1・ンアルコール系溶剤、エーテルアル
コール系溶剤、ケトン工一テル系溶剤、ケトンエステル
系溶剤、エステルエーテル系溶剤などを挙げることがで
きる。
これらは単独又は混合物として使用することができる。
本発明の前記不飽和ポリエステル樹脂は常法により、硬
化剤(重合開始剤、重合促進剤等)を併用するものであ
る。
化剤(重合開始剤、重合促進剤等)を併用するものであ
る。
前記重合開始剤としては通常の過酸化物等が使用出来る
。
。
例えはメチルエチルケトンパーオキサイド、t−プチル
ハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイ
ド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、
パラメンタンハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジハイドロパーオキシヘサキン、ペンゾイ
ルパーオキサイド等のパーオキサイド類あるいはt−プ
チルパーオキシフタレート、t−プチルパーオキシベン
ゾエート、t −プチルパーオキシラウレート、t−プ
チルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−プチル
パーオキシビパレート、t−プチルパーオキシアセテー
ト、t−プチルパーオキシイソブチレート等のパーオキ
シエステル類などの1種もしくは2種以上の混合物が使
用しうる。
ハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイ
ド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、
パラメンタンハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジハイドロパーオキシヘサキン、ペンゾイ
ルパーオキサイド等のパーオキサイド類あるいはt−プ
チルパーオキシフタレート、t−プチルパーオキシベン
ゾエート、t −プチルパーオキシラウレート、t−プ
チルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−プチル
パーオキシビパレート、t−プチルパーオキシアセテー
ト、t−プチルパーオキシイソブチレート等のパーオキ
シエステル類などの1種もしくは2種以上の混合物が使
用しうる。
更に必要に応じてアミン類、ナフテン酸コバルト、ナフ
テン酸マンガン、ナフテン酸鉛等の脂肪酸金属塩類等の
1種もしくは2種以上の重合促進剤を添加してもよい。
テン酸マンガン、ナフテン酸鉛等の脂肪酸金属塩類等の
1種もしくは2種以上の重合促進剤を添加してもよい。
本発明の不飽和ポリエステル樹脂に対する重合開始剤、
重合促進剤の添加量は不飽和ポリエステル樹脂(重合性
単量体を含む)100重量部に対して重合開始剤0.1
〜10重量部、重合促進剤01〜10重量部の割合が好
ましい範囲として使用出来る。
重合促進剤の添加量は不飽和ポリエステル樹脂(重合性
単量体を含む)100重量部に対して重合開始剤0.1
〜10重量部、重合促進剤01〜10重量部の割合が好
ましい範囲として使用出来る。
本発明において使用される扁平状ポリエチレン微粉末又
はポリアセクール微粉末は、ポリエチレン又はポリアセ
タールを化学的もしくは物理的手段により扁平状微粉末
(以下単に扁平状プラスチック微粉末という)としたも
ので、平均厚み50ミクロン以下好ましくは1〜20ミ
クロン、平均長さ1000ミクロン以下好ましくは50
〜500ミクロン程度の形状から成るものである。
はポリアセクール微粉末は、ポリエチレン又はポリアセ
タールを化学的もしくは物理的手段により扁平状微粉末
(以下単に扁平状プラスチック微粉末という)としたも
ので、平均厚み50ミクロン以下好ましくは1〜20ミ
クロン、平均長さ1000ミクロン以下好ましくは50
〜500ミクロン程度の形状から成るものである。
従来より、前記した樹脂組成物に偏平状ガラス微粉末、
いわゆるガラスフレークを混入せしめた被覆組成物が知
られている。
いわゆるガラスフレークを混入せしめた被覆組成物が知
られている。
しかし該組成物から得られた被膜はガラスフレークの積
層による腐食性因子の透過阻止効果は大きいが、一方最
犬の欠点としてガラス自体が伸縮性に欠けるため、得ら
れた被膜の伸縮率が極めて小さいという欠点を有してい
た。
層による腐食性因子の透過阻止効果は大きいが、一方最
犬の欠点としてガラス自体が伸縮性に欠けるため、得ら
れた被膜の伸縮率が極めて小さいという欠点を有してい
た。
加えて前記被覆組成物は、通常の塗料組成物に比して厚
膜に塗布して用いられているが、膜厚が厚くなればなる
程、被塗物のタワミ、変形等に対して被膜が順応出来ず
、被膜破壊、剥離等を生じ易いという欠点を有していた
。
膜に塗布して用いられているが、膜厚が厚くなればなる
程、被塗物のタワミ、変形等に対して被膜が順応出来ず
、被膜破壊、剥離等を生じ易いという欠点を有していた
。
これに対し本発明の偏平状プラスチック微粉末はこのよ
うな欠点を主に改良するために使用されるものである。
うな欠点を主に改良するために使用されるものである。
換言すれば被膜中での積層効果と被膜の伸縮性改良効果
が大巾にはかれるものである。
が大巾にはかれるものである。
本発明の偏平状プラスチック微粉末の形状は、前記した
如き特定のものであるが、その厚みはプラスチック微粉
末の重なり層を多くするという観点から、出来るだけ薄
い方が好ましく、その平均厚みは約50ミクロン以下で
ある。
如き特定のものであるが、その厚みはプラスチック微粉
末の重なり層を多くするという観点から、出来るだけ薄
い方が好ましく、その平均厚みは約50ミクロン以下で
ある。
平均厚みが約50ミクロン以上となると特に被膜の厚み
が薄い場合、プラスチック微粉末の重なり層が少なくな
り、腐蝕性因子の耐遮断効果が著しく減退する。
が薄い場合、プラスチック微粉末の重なり層が少なくな
り、腐蝕性因子の耐遮断効果が著しく減退する。
他方、プラスチック微粉末の平均長さが1000ミクロ
ン以上になると、被膜中で微粉末が折れ曲ったり、ある
いは均一な重なり層を形成し難い等の欠点があらわれる
ので好ましくない。
ン以上になると、被膜中で微粉末が折れ曲ったり、ある
いは均一な重なり層を形成し難い等の欠点があらわれる
ので好ましくない。
本発明に於で樹脂組成物(固形分、重合性単量体は固形
分として計算する)100重量部に対する偏平状プラス
チック微粉末の添加量は偏平状プラスチック微粉末とガ
ラスフレークとを併用する場合は5〜100重量部、好
ましくは10〜70重量部である。
分として計算する)100重量部に対する偏平状プラス
チック微粉末の添加量は偏平状プラスチック微粉末とガ
ラスフレークとを併用する場合は5〜100重量部、好
ましくは10〜70重量部である。
前記割合に於で微粉末の量が5重量部より少ないと、蒸
気、水分その他の腐食性因子の透過、貫通を阻止する効
果及び柔軟性附与効果が得られない。
気、水分その他の腐食性因子の透過、貫通を阻止する効
果及び柔軟性附与効果が得られない。
また100重量部より多くなるとピンホールの発生が多
くなり、被膜の伸縮性にも欠ける。
くなり、被膜の伸縮性にも欠ける。
なお偏平状プラスチック微粉末はガラスフレーク及び防
錆顔料と併せ用いる場合には5〜70重量部、好ましく
は10〜50重量部の割合で用いる。
錆顔料と併せ用いる場合には5〜70重量部、好ましく
は10〜50重量部の割合で用いる。
偏平状プラスチック微粉末の量が5重量部に満たない場
合及び100重量部を越える場合の欠陥は前記した通り
である。
合及び100重量部を越える場合の欠陥は前記した通り
である。
また本発明に使用されるガラスフレークは平均厚さ0.
5〜5ミクロン、好ましくは1〜3ミクロン、平均大き
さ100〜1000ミクロン、好ましくは150〜50
0ミクロンのガラス質で、極めて薄い偏平状の粒子であ
る。
5〜5ミクロン、好ましくは1〜3ミクロン、平均大き
さ100〜1000ミクロン、好ましくは150〜50
0ミクロンのガラス質で、極めて薄い偏平状の粒子であ
る。
本発明の方法において該ガラスフレークは被膜内で素材
に平行して幾層にも積層され樹脂の強度を上げる。
に平行して幾層にも積層され樹脂の強度を上げる。
同時に外部からの蒸気、水分その他の環境剤の透過、貫
通を阻止する効果を示す。
通を阻止する効果を示す。
このことは前記偏平状プラスチック微粉末と同様である
。
。
当該ガラスフレークの効果は、一般にその厚さが薄く、
大きさが大きいほど前記阻止効果は大きい。
大きさが大きいほど前記阻止効果は大きい。
就中腐蝕環境の厳しい場合にその傾向は顕著である。
前記ガラスフレークの平均厚さが0.5ミクロンよリ薄
い場合は、ガラスフレークの強度が弱くて実際上使用出
来ない。
い場合は、ガラスフレークの強度が弱くて実際上使用出
来ない。
逆に5ミクロンより厚い場合には素地に対して平行に配
夕1ルにくい傾向がある。
夕1ルにくい傾向がある。
またガラスフレークの平均大きさが100ミクロンより
小さい場合には素地に対して平行に配夕1ルにくく、塗
膜強度、防蝕性も向上しない。
小さい場合には素地に対して平行に配夕1ルにくく、塗
膜強度、防蝕性も向上しない。
逆に1000ミクロンを越えた大きさのガラスフレーク
は、スプレ一作業性に支障をきたし、平行に並び難いた
め好ましくない。
は、スプレ一作業性に支障をきたし、平行に並び難いた
め好ましくない。
本発明において、ガラスフレークの使用量は樹脂組成物
100重量部に対して5〜100重量部好ましくは10
〜70重量部である。
100重量部に対して5〜100重量部好ましくは10
〜70重量部である。
更に防錆顔料と併せ用いる場合には、樹脂組成物100
重量部に対してガラスフレーク5〜70重量部、好まし
くは10〜50重量部である。
重量部に対してガラスフレーク5〜70重量部、好まし
くは10〜50重量部である。
本発明において、偏平状プラスチック微粉末とガラスフ
レークを組み合せて用いる効果は、ガラスフレークは偏
平状プラスチック微粉末に比べて、より薄膜でかつ形状
分布の狭い偏平状微粉末が得られやすく、多重層の重な
り数をより多くするという観点から偏平状プラスチック
微粉末を単独で使用するよりも、ガラスフレークとの併
用が外部からの腐蝕因子阻止効果がより一層期待出来る
事にある。
レークを組み合せて用いる効果は、ガラスフレークは偏
平状プラスチック微粉末に比べて、より薄膜でかつ形状
分布の狭い偏平状微粉末が得られやすく、多重層の重な
り数をより多くするという観点から偏平状プラスチック
微粉末を単独で使用するよりも、ガラスフレークとの併
用が外部からの腐蝕因子阻止効果がより一層期待出来る
事にある。
しかしガラスフレークを単独で用いた際の好ましからざ
る点は、前記説明の如く被膜物性の低下にあり、前記偏
平状プラスチック微粉末と併用することにより、防蝕性
と被膜物性を併せ持つ、強靭な被膜が得られるのである
。
る点は、前記説明の如く被膜物性の低下にあり、前記偏
平状プラスチック微粉末と併用することにより、防蝕性
と被膜物性を併せ持つ、強靭な被膜が得られるのである
。
本発明の別の態様に於で使用する「防錆顔料」は一般に
市場などで容易に入手可能なものである。
市場などで容易に入手可能なものである。
例えばその代表例を例挙すると、鉛丹、亜酸化鉛、シア
ナミド鉛、塩基性クロム酸鉛、金属鉛、偏平?金属鉛等
の金属鉛粉および鉛化合物、ストロンチウムクロメート
、カルシウムクロメート、ジンククロメート、モリブデ
ン酸亜鉛、モリブデン酸カルシウム、タングステン酸亜
鉛、タングステン酸カルシウム、タングステン酸マグネ
シウム、クロム酸鉛、リン酸亜鉛、リン酸アルミニウム
、オルソリン酸錫、四ホウ酸亜鉛、メタホウ酸亜鉛等の
酸素酸塩類、さらに偏平状アルミニウム粉、金属亜鉛粉
、偏平状金属亜鉛粉等の1種もしくは2種以上の混合物
である。
ナミド鉛、塩基性クロム酸鉛、金属鉛、偏平?金属鉛等
の金属鉛粉および鉛化合物、ストロンチウムクロメート
、カルシウムクロメート、ジンククロメート、モリブデ
ン酸亜鉛、モリブデン酸カルシウム、タングステン酸亜
鉛、タングステン酸カルシウム、タングステン酸マグネ
シウム、クロム酸鉛、リン酸亜鉛、リン酸アルミニウム
、オルソリン酸錫、四ホウ酸亜鉛、メタホウ酸亜鉛等の
酸素酸塩類、さらに偏平状アルミニウム粉、金属亜鉛粉
、偏平状金属亜鉛粉等の1種もしくは2種以上の混合物
である。
前記防錆顔料の防蝕塗料組成物中に於ける添加量は樹脂
組成物100重量部に対して5〜150重量部、好まし
くは10〜100重量部である。
組成物100重量部に対して5〜150重量部、好まし
くは10〜100重量部である。
前記に於で防錆顔料の量が5重量部より少ないと防錆効
果がない。
果がない。
一方150重量部より多いと被膜のピンホールの発生が
著しくなり、被膜物性が低下して目的とする効果が得ら
れない。
著しくなり、被膜物性が低下して目的とする効果が得ら
れない。
通常厚膜型被膜に於では、塗装方法、管理、養生不備等
によりピンホールの発生を生じやすい。
によりピンホールの発生を生じやすい。
すなわち、本来、この種被膜自体には防蝕効果は殆んど
期待出来ず、初期のピンホールの存在の有無が、その後
の被膜の耐久性を左右する。
期待出来ず、初期のピンホールの存在の有無が、その後
の被膜の耐久性を左右する。
しかし実際の施工レベルに於では被膜中のピンホールを
皆無とすることは難かしい。
皆無とすることは難かしい。
それ故、本発明の前記態様の如き組成物中の防錆顔料の
存在は、腐蝕性因子の浸透に対して極めて効果的に働く
という特長を有する。
存在は、腐蝕性因子の浸透に対して極めて効果的に働く
という特長を有する。
更に前記防錆顔料のうち、防錆効果と多重層の重なり層
を形成する性質を併せもつ偏平状亜鉛粉、偏平状金属鉛
粉、偏平状アルミニウム粉の併用が最も好ましい。
を形成する性質を併せもつ偏平状亜鉛粉、偏平状金属鉛
粉、偏平状アルミニウム粉の併用が最も好ましい。
更に本発明の防蝕塗料組成物には、必要により着色顔料
、体質顔料、沈澱防止剤、分散剤、その他の偏平状顔料
等を添加することが可能である。
、体質顔料、沈澱防止剤、分散剤、その他の偏平状顔料
等を添加することが可能である。
かくして得られた本発明の組成物は、ハケ、ローラー、
エアレススプレー、エアスプレー等の常法により、目的
とする鉄鋼材表面に膜厚5間以下好ましくは最低膜厚3
00〜2000ミクロン程度になるよう塗布された後、
常温もしくは強制乾燥により乾燥される。
エアレススプレー、エアスプレー等の常法により、目的
とする鉄鋼材表面に膜厚5間以下好ましくは最低膜厚3
00〜2000ミクロン程度になるよう塗布された後、
常温もしくは強制乾燥により乾燥される。
乾燥後得られた被膜は塗膜物性、耐蝕性に優れた性能を
有するものである。
有するものである。
以下、本発明の具体例を実施例により説明する。
尚実施例及び比較例の「部」又は「%」は「重量則又は
「重量」を示す。
「重量」を示す。
(I) 偏平状ポリエチレン微粉末の作或メルトイン
デックスO− 5 g7 1 0 min,密度0、9
60のポリエチレンを、延伸フイルム製造装置を用いて
フイルム成型せしめたのち、液体窒素中で前記フイルム
を−160℃に冷却し、冷凍粉砕に供し、ついで金網で
ふるい分けた。
デックスO− 5 g7 1 0 min,密度0、9
60のポリエチレンを、延伸フイルム製造装置を用いて
フイルム成型せしめたのち、液体窒素中で前記フイルム
を−160℃に冷却し、冷凍粉砕に供し、ついで金網で
ふるい分けた。
得られた微粉末は厚み5〜18ミクロン、長さ50ミク
ロン以下15%、50〜500ミクロン68%、500
ミクロン以上17%の粒度分布から成る偏平状微分末で
あった。
ロン以下15%、50〜500ミクロン68%、500
ミクロン以上17%の粒度分布から成る偏平状微分末で
あった。
(以下単にポリエチレンと呼ぶ)
(II) 偏平状ポリアセクール樹脂微粉末比重1.
42、融点175℃、流動温度184℃のポリアセクー
ル樹脂を延伸フイルム製造装置を用いてフイルム成型せ
しめたのち、液体窒素中で前記フイルムを−160℃に
冷却し冷凍粉砕に供し、ついで金網でふるい分けた。
42、融点175℃、流動温度184℃のポリアセクー
ル樹脂を延伸フイルム製造装置を用いてフイルム成型せ
しめたのち、液体窒素中で前記フイルムを−160℃に
冷却し冷凍粉砕に供し、ついで金網でふるい分けた。
得られた微粉末は厚み4〜16ミクロン、長さ50ミク
ロン以下8%、50〜500ミクロン62%、500ミ
クロン以上20%の粒度分布から成る偏平状微粉末であ
った。
ロン以下8%、50〜500ミクロン62%、500ミ
クロン以上20%の粒度分布から成る偏平状微粉末であ
った。
(以下単にポリアセタールと呼ぶ)
実施例 1
表−1の組成より成る本発明の防蝕塗料組成物及び比較
のための本発明外の塗料組成物を調整した。
のための本発明外の塗料組成物を調整した。
150X50X1.6間の軟鋼板(JIS−G−314
1)をグリットブラストによりミルスケール、錆、油分
を完全に除去したのち、前記組或物を乾燥膜厚が500
±20ミクロンになるよう塗装し、20℃、75%RH
の条件下で,7日間乾燥して各種試験に供し得られた結
果は表−2のとうりであった。
1)をグリットブラストによりミルスケール、錆、油分
を完全に除去したのち、前記組或物を乾燥膜厚が500
±20ミクロンになるよう塗装し、20℃、75%RH
の条件下で,7日間乾燥して各種試験に供し得られた結
果は表−2のとうりであった。
前記比較試験結果表−2より、明らかに本発明の防蝕塗
料組成物から得られた被膜は、物性、防蝕性ともに非常
に優れたものであった。
料組成物から得られた被膜は、物性、防蝕性ともに非常
に優れたものであった。
実施例 2
ビスフェノール系不飽和ポリエステル樹脂(実施例1と
同じ)100重量部、有機ベントナイト(実施例1と同
じ)3部、スチレンモノマ−10部、ナフテン酸コバル
ト(実施例1と同じ)1部、メチルエチルケトンパーオ
キサイド1部からなる※※樹脂組成物を用いて表−3の
実施例及び比較例の組或物を得た。
同じ)100重量部、有機ベントナイト(実施例1と同
じ)3部、スチレンモノマ−10部、ナフテン酸コバル
ト(実施例1と同じ)1部、メチルエチルケトンパーオ
キサイド1部からなる※※樹脂組成物を用いて表−3の
実施例及び比較例の組或物を得た。
得られた実施例及び比較例の組成物を用い、厚み500
土10ミクロン、幅10mm,長さ100mmの試験片
を作成し、20℃、75%RHの条件下で7日間乾燥せ
しめて得られた塗膜をJIS−K−7115の方法に準
じた伸び率測定試験に供した。
土10ミクロン、幅10mm,長さ100mmの試験片
を作成し、20℃、75%RHの条件下で7日間乾燥せ
しめて得られた塗膜をJIS−K−7115の方法に準
じた伸び率測定試験に供した。
その結果は第1図の通りであった。
図中伸び率比は樹脂組成物(比較試料A3)のみの伸び
率を1とした時の伸び率比で表示した。
率を1とした時の伸び率比で表示した。
実施例 3
エポキシ当量184〜194の直鎖状ビスフェノール型
エポキシ樹脂と、架橋剤として活性水素当量80の芳香
族アミンから成るポリアミド樹脂を用いてエポキシ樹脂
と架橋剤を当量で混合し得られたエポキシ樹脂組成物を
用いて表−3の組成より成る塗料組戒物を調整した。
エポキシ樹脂と、架橋剤として活性水素当量80の芳香
族アミンから成るポリアミド樹脂を用いてエポキシ樹脂
と架橋剤を当量で混合し得られたエポキシ樹脂組成物を
用いて表−3の組成より成る塗料組戒物を調整した。
尚比較のため本発明外の塗料も調整した。
得られた各組成物を150X50X1.6關の軟鋼板(
JIS−G−3141)をグリットブラストによりミル
スケー*ル、錆、油分を完全に除去した後、前記組成物
を乾燥膜厚が500±20ミクロンとなるように塗装し
20℃、75%RHの条件下で7日間乾燥して各種試験
に供し、得られた結果は表−4の通りである。
JIS−G−3141)をグリットブラストによりミル
スケー*ル、錆、油分を完全に除去した後、前記組成物
を乾燥膜厚が500±20ミクロンとなるように塗装し
20℃、75%RHの条件下で7日間乾燥して各種試験
に供し、得られた結果は表−4の通りである。
以上の各種試験結果より、明らかに本発明の防蝕塗料組
或物から得られた被膜は、物理特性、特に防蝕性に非常
に優れたものであることが判明した。
或物から得られた被膜は、物理特性、特に防蝕性に非常
に優れたものであることが判明した。
第1図は、ポリアセクール及びガラスフレークの添加量
と被膜の伸び率比を示すものである。
と被膜の伸び率比を示すものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エポキシ樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂と硬化剤
から成る樹脂組戒物ioo重量部に対して、扁平状ポリ
エチレン微粉末又はポリアセタール微粉末5〜100重
量部、及びガラスフレーク5〜100重量部を混合して
なる防蝕塗料組或物。 2 該扁平状ポリエチレン微粉末又はポリアセタール微
粉末は、平均厚み50ミクロン以下、平均長さ、1,0
00ミクロン以下の扁平状のものであることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の防蝕塗料組成物。 3 エポキシ樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂と硬化剤
から成る樹脂組成物100重量部に対して、扁平状ポリ
エチレン微粉末又はポリアセタール微粉末5〜70重量
部、ガラスフレーク5〜70重量部及び防錆顔料5〜1
50重量部を混合してなる防蝕塗料組成物。 4 該扁平状ポリエチレン微粉末又はポリアセクール微
粉末は、平均厚み50−.クロン以下、平均長さ、1,
000ミクロン以下の扁平状のものであることを特徴と
する特許請求の範囲第3項記載の防蝕塗料組或物。 5 該防錆顔料は、扁平状金属粉であることを特徴とす
る特許請求の範囲第3項記載の防蝕塗料組戒物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55153465A JPS5848593B2 (ja) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | 防触塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55153465A JPS5848593B2 (ja) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | 防触塗料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5778466A JPS5778466A (en) | 1982-05-17 |
JPS5848593B2 true JPS5848593B2 (ja) | 1983-10-29 |
Family
ID=15563150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55153465A Expired JPS5848593B2 (ja) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | 防触塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848593B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59192682A (ja) * | 1983-04-16 | 1984-11-01 | 本田技研工業株式会社 | 車輌用ハンドル・スイツチ・ケ−ス締着構造 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4907939B2 (ja) * | 2005-09-28 | 2012-04-04 | 住友精化株式会社 | 扁平粒状樹脂粉末およびこれを用いた化粧料 |
JP6061894B2 (ja) * | 2014-05-29 | 2017-01-18 | 日本電化工機株式会社 | 機械設備の防食方法 |
CN105820723A (zh) * | 2016-05-30 | 2016-08-03 | 成都纳硕科技有限公司 | 一种耐磨光固化镜片 |
-
1980
- 1980-10-31 JP JP55153465A patent/JPS5848593B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59192682A (ja) * | 1983-04-16 | 1984-11-01 | 本田技研工業株式会社 | 車輌用ハンドル・スイツチ・ケ−ス締着構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5778466A (en) | 1982-05-17 |
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