JPS6040060A - ミニ形注射針廃棄器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 るもので、その目的とするところは、注射後のミニ形注
射針により、医療者は勿論、その他これの廃棄に携るも
のをして、それによって刺傷、あるいは病原菌の感染等
の危険を防ぐために、簡単な装置にて安全にして迅速な
廃棄処分をするにある。

病院等の医療機関において、使用後の注射針を処分する
場合は、それを放棄するか、あるいは消毒して再使用す
るかが常であったが、これを単に放棄すれば、病原菌を
撒き散らすおそれを生じ、また病院内等において、これ
を取扱う清掃係の人が刺傷を受けたり、あるいは病原菌
に感染したりする等のおそれを生じ、再使用するにして
も、医師、看護婦等の医療者が、注射針を注射器より取
外して消毒するとき、あるいは、これを保存する過程等
において危害を受けるおそれのあることから、衛生と安
全とを考慮し、あるいは現在の医療処置の迅速化、さら
には患者に対する配慮等を考えて、現状では、医療機関
は、使用済の注射針を一切廃棄する処分方法を採用して
いる。

本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものである
。

本発明の第１の特徴は、筐体壁に設けた注射針挿入用の
透孔に対して、筐体内に２つの電極板を交叉状であって
相離れた状態で設置し、この透孔より使用後の注射針を
挿入することによって、２つの電極板間に、注射針の接
触による短絡状の大電流が流れるように構成したところ
にあり、第２の特徴とするところは、以上のような注射
針挿入用透孔に、注射針をガイドする溝孔を連設するこ
とにより、短絡状の大電流にて溶融屈曲した注射針をし
て、この溝孔に沿って移動することにより、その溝孔の
辺縁の傾斜面にて注射針を注射器から離脱するように構
成したところにある。

そして、本発明は以上のような２つの特徴とする注射針
の処理装置と注射針の離脱装置とを機能させるために全
体を次のように構成している。

すなわち、注射針廃棄器の筐体内部を２つに分け、その
一方には変圧器と、天井壁にスイッチと安全器とを、他
方には、その天井壁に、上記の２つの特徴とする装置と
、注射針離脱装置の下方に引出式の注射針採集箱とを配
設すると共に、電源よりのフードを、変圧器、スイッチ
、注射針処理装置の２つの電極板及び安全器の間に配線
したものである。

以下、本発明の１実施例を図面について説明する。

注射針廃棄器の筐体（Ａ）は、その内部に合板（ａ）　
Ｘ＞；あって、それの中央部に設けた隔壁（ｂ）にて２
つの部屋（Ｃ１）、（Ｃ２）に分れている。

一方の部屋（Ｃ８）には、合板（ａ）上に変圧器（ｄ）
があり、また、他方の部屋（Ｃ２）には、中央を外れた
位置の天井壁（ｅ）に、注射針（Ｂ）の廃棄処理装置（
ｆ）が、これに続いて注射針（Ｂ）の注射器（０）より
の離脱装置−）かあって、この離脱装置（ｇ）の下方に
は、引出すことができる処理済の注射針（Ｂ）の採集箱
（ｈ）が設けられている。

この採集箱（川内には、加熱された注射針のために断熱
板等を設けておくとよい。

さらに、部屋＜ｃ、　）側の天井壁（ｅ）には、スイッ
チ（４）と安全器（、＋）とが設けられていて、これら
の変圧器（ｄ）、スイッチ（１）、廃棄処理装置（ｆ）
、安全器（ｊ）との間には、電源に差込むブラッグ（ｋ
）より配線（１）されている。

本発明の１つの特徴としている注射針（Ｂ）の廃棄処理
装置（ｆ）は、第３図に示すように筐体（Ａ）の天井壁
（θ）に穿設された透孔（１）の直下に、この透孔（１
）に挿入される注射針（Ｂ）の艇体（Ｂ）’Ｘ＞；当接
してブリッジをなすように２つの電極板（２）及び（３
）カ交叉状であって互いに相離れて天井壁（ｅ）の下面
にビス止（４）、（４）すれている。

この透孔（１）には、その周囲に注射針（Ｂ）の鍔部（
Ｂ）″′ＺＮ当接する座（５）があり、この透孔（１）
に続いて溝孔（６）を有する注射針（縁の注射器（０）
よりの離脱装Ｗ（ｇ）が配設されている。

この離脱装置（ｇ）は、溝孔（６）の幅が注射器（０）
の注射針（Ｂ）の差込部（ａ）′の直径より広く、基部
（ｃトの直径より狭いものであって、この溝孔（６）の
下面（力には、注射針（Ｂ）の鍔部（Ｂ）”ｄＺ当接す
る座（５）の直径と同じ幅の溝（８）か、座（５）より
一段下った位置から設けられている。　この場合、溝孔
（６）の下面（力は、溝孔（６）の始端（９）から終端
［１０）まで一様の傾斜をなしている。

電極板（２）及び（３）は、銅板よりなるもので、その
先端の上面には、溶融点の高いプラチナ等の板（２ｆ及
び（３）’Ｘ＞；設けられており、これらの電極板（２
）及び（３）は、交叉状に傾斜して相離れた状態で取付
けられ、このプラチナ板（２）′及び（３トに、挿入き
れた艇体（Ｂ）が接してブリッジをなすようになってい
る０ 次に使用法を説明する。

ブラッグ（樽をもって、注射針廃棄器を電源に継ぎ、ス
イッチ（１）を入れる。　医療者は、注射針（Ｅ＞の使
用済のものを、注射器（０）に差込んだまま、その艇体
（Ｂ）′を注射針処理装置（ｆ）の透孔（１）に上方よ
り挿入する。　艇体（Ｂ）′は、電極板（２）及び（３
）のプラチナ等の板（２）′及び（３）′に接して回路
を形成する。　この場合、ミニ形注開封（Ｂ）の封体（
Ｂ）′は、その断面積が小さい上に、電気抵抗が極めて
高いので、瞬間的に多量の電流が流れて短絡状を呈し、
封体（Ｂ）′は溶融状態になって、注射器（０）の重Ｎ
等で屈曲し、注射（ｉｌｌ（Ｂ）は注射器（０）と共に
下降し、鍔部（Ｂ）′が透孔（１）の座（５）上に当接
して保持される。　ここにおいて、注射器（０）を第６
図に示すように注射針の離脱装置（ｇ）の溝孔（６）に
沿って移動式せる。

注射針（Ｂ）の鍔部（Ｂ）′は、溝孔（６）の始端（９
）より溝孔（６）の下面（力に入る。　この下面（力は
、溝孔（６）の終端００）に向って傾斜しているので、
鍔部（Ｂ）は移動するにしたがって、注射器（０）の基
部（Ｃ）′の下面は、溝孔（６）の辺縁上にあるので、
鍔部（Ｂ）″と基部（０３’との間隔は離れ、鎖線で示
すように注射針（Ｂ）は、注射器（０）の差込部（Ｃ）
′より脱抜して落下し、下方にある引出式の注射針の採
取箱（ｈ）内に収納される。

注射器に装着された使用済の注射針は、第７図（イ）か
らに）に示すような順序で廃棄処理されると共に注射器
より離脱される。

本発明は、以上のような構成のものであり、それの使用
に当っては、使用済の注射針を注射器に装着のまま、そ
の注射針を廃棄処理装置内に挿入して、これを離脱装置
に沿って移動させるだけで、使用済の注射針は、その封
体が当接する２つの電極板間の大電流の流れで溶融屈曲
するので、その後の取扱いの際に、刺傷することはなく
、また加熱のために病原菌等は死滅するから、病原菌に
よる感染もなく、シかも、このような処理が迅速に行う
ことができ、処分後の注射針を引出式の採集箱より他の
容器等に移して安全に廃棄処分することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の１実施例を示すもので、第１図は注射針
採集箱を引出した場合の注射針廃棄器の斜視図、第２図
は注射針廃棄器の内部の構成を示す斜視図、第３図は注
射針の廃棄処理装置と注射針との関係を示す拡大断面図
、第４図は注射針の廃棄処理装置と離脱装置との部分を
示す平面図、第５図は第１図におけるＸ−Ｘ線の断面図
で注射針の離脱装置部分を示し、第６図はこの部分にお
ける注射針を装着した注射器の移動と注射針の離脱を示
し、第７図（イ）からに）は、注射針廃棄器に対する注
射器の移動の順序を示す正面図である。 符号　Ａ・・・・・・・・・・・・注射針廃棄器の筐体
Ｂ・・・・・・・・・・・・注射針 Ｂ′・・・・・・・・・・・・針　体 Ｂ′−・・・・・・・・・・・鍔　部 ０・・・・・・・・・・・・注射器 ０′・・・・・・・・・・・・差込部 Ｏ′−・・・・・・・・・・・基　部 ｆ・・・・・・・・・・・・注射器廃棄処理装置ｇ・・
・・・・・・・・・・注射針離脱装置ｈ・・・・・・・
・・・・・注射針採集箱１・・・・・・・・・・・・透
　孔 ２．３・・・・・・電極板 ５・・・・・・・・・・・・座 ６・・・・・・・・・・・・長　溝 ７・・・・・・・・・・・・下　面 ８・・・・・・・・・・・・溝 ９・・・・・・・・・・・・始　端 １０・・・・・・・・・・・・終　端

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　筐体壁の注射針挿入用の透孔に対応した筐体内
   の位置に、注射針の接触にて短絡状の大電流が流れるよ
   うに２つの電極板を交叉状に相離して設置したミニ形注
   射針廃棄器
2. （２）注射針にて短絡状の大電流を流すように、２つの
   電極板を交叉状に相離して設置すると共に、この２つの
   電極板に対応して設けた筐体壁の注射針挿入用の透孔に
   は、注射針をガイドする溝孔が連設されており、この溝
   孔の辺縁は、注射針の移動により、それの鍔部をして注
   射器より離脱するような作用をする傾斜面をなしている
   ミニ形注射針廃棄器