JPH07507468A - 鋭利物の処分装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 鋭利物の処分装置 本発明は、皮下注射針又は血液ランスのような鋭利物を破壊する装置及び方法に 関する。

発明の分野 皮下注射針及びランスは、流体を注射し、また器官から流体を吸引するために使 用されている。その後にり１を再使用するための滅菌処理に伴う問題点のため、 鋭利物は、−回たけ使用して廃棄することが一般に好ましい。使用済みの鋭利物 は、感染し易い細菌及びウィルス、又は有害と考えられるその他の物質を含み、 又はこれらの物質と接触していることがある。更に、鋭利物から吸引した流体が 器官に存在することは、特に、鋭利物を再使用する場合、又は鋭利物か誤って皮 膚に刺さったとき、その鋭利物を取り扱う人間に伝達される虞れのあるその他の 有害な媒介物か成長し且つ増殖するための材料を提供する可能性かある。

このため、鋭利物か再使用できないようにし、また、その鋭利物を滅菌処理する （■効な手段を採用することか望まれる。

針の再使用を防止するため、針をせん断することにより皮下注射器を破壊する装 置か提案されている。これらの装置は、針の再使用を防止するのに確かに効果的 ではあるか、これらの装置は、何等の滅菌効果はなく、感染性又は有害な物質か 鋭利物に残る。更に、この鋭利物を取り扱う人間は、依然として、その鋭利物か 皮膚に刺さって誤って負傷する可能性がある。

また、鋭利物を電流によって破壊する装置も提案されている。鋭利物は、一般に 、表面積か大きく、容積か比較的小さい。このため、電流の流れに対する抵抗が その鋭利物を加熱する。十分に大きい電流であれば、鋭利物は溶融し、これによ ってその鋭利物か破壊される。

この電気抵抗の原理に基づいて作用する装置は、多数の問題点を解決しなければ ならない。特に、針に取り付けた根元部分が残らないように針を完全に破壊する ときに問題か生じる。この問題点を回避するための試みは、針を破壊するため、 針をその間に挿入することを可能にする各種形態の電極を使用する。この破壊手 順中、針の残りの部分は、徐々に短くなり、その破壊が益々難しくなる。

電極は、概ねその間の空隙が最小であるような形状をしており、このため、針の 短かい部分を破壊することが可能である。しかしながら、針の破壊に伴う問題点 に対するこの解決策には、問題がないわけではない。第一に、電極を共に極く近 接して配置する結果、操作者が破壊すべき針に対してその間隔の狭い空隙を位置 決めすることが困難である。このため、針の一部か破壊されず、その針による損 傷及び／又は感染の虞れが残る。

第二に、針を破壊するとき、溶融した針材料の残物が発生する。この残物は、電 極の間を通過して、通常、その電極の下方に配置された回収容器内に落下するこ とが好適である。しかし、電極が互いに極く接近しているとき、その残物が電極 間の空隙を通って落下するスペースが狭く、このため、電極の空隙に残物が詰ま る可能性かある。この問題点を回避するため、装置のユーザは、通常、破壊中、 針を回転させ且つ軽くゆすることが一般に推奨されている。しかし、実際には、 これは行われずに、電極か詰まることが多い。その結果、電極は、装置から取り 外して、廃棄又は交換しなければならない。

第三に、電極の形態は、通常、その装置を針具外の物品に使用するとき妨げとな る。このため、例えば、血液ランスは、通常、この装置で破壊することができな い。

本発明は、電極を互いに関して動かすことを可能にし、特に、針のハブに近い針 部分を破壊するとき、電極が互いにより近接することを可能にする装置を提供す ることにより、上述の問題点を実質的に緩和することを目的とする。

発明の概要 本発明の第一の側面によれば、保持本体内に保持された、可溶性の導電性材料か ら成る軸部ををする鋭利物を破壊する装置であって、電源に接続され得るように 配置された一対の離間した電極を僑える装置にして、少なくとも一つの電極がも う一方の電極に対して枢動し、可溶性の導電性材料から成る軸部の一部を電極の 間に配置して、電気回路を完成し、その部分を破壊し得るようにすると共に、軸 部の全体か破壊され、保持本体か電極に当接して、少なくとも一つの電極がその 他方の電極に向けて枢動する迄、シャフトの後続部分を電極の間に配置すること をＦｊＪ能にするような電極の配置状態としたことを特徴とする装置か提供され る。

図面の簡単な説明 次に、添付図面を参照しつつ、−例としての本発明について説明する。添付図面 において、 図１は、本発明の第一の実施例による装置の断面側面図、図２ａ、図２ｂ及び図 ２ｃは、皮下注射針の破壊中における図１の装置の電極の詳細を示す図、 図３は、本発明の第二の実施例における電極構成要素を示す図、図４は、本発明 の第三の実施例の概略図的な断面側面図である。

本発明の説明 図１には、離間した第一の電極１２及び第二の電極１４を備え、その電極１２． １４の各々か電源１６に接続された、鋭利物を破壊する装置１０が示しである。

該電源１６は、典型的に、高周波数の交流電源である。これと選択的に、適当な 回路を利用して、電池からの直流の電気を明確化のため一部のみを示した電極ノ ーウジレグ１８内に配置された高周波電源に変換することが可能である。これら の電極１２．１４及び電源１６は、全て、ハウジング１９内に収容されている。

第一の電極１２は、枢着ピン２０によって電極ハウジング１８に枢動可能に接続 されている。第一の電極１２は、第二の電極１４に関して上方に傾斜しており、 また、第二の電極１４に向けて枢着ビン２０上に中心のある円弧内を下方に動く ことか可能である。更に、電極４２の上面に当接するばね２１は、電極１２を電 極ハウジング１８に対する位置まで弾性的に偏倚させる。第二の電極１４は、ね じによって電極のハウジング１８に接続されている。

これらの第−及び第二の電極１２．１４の各々は、それぞれの傾斜した内面２２ ．２４を有している。これらの傾斜した内面２２．２４は、電極１２．１４の間 を伸長する通路２６を形成する。内面２２．２４は、その下端にて収斂している 。

着脱可能な開放端を有する管２８が電極ハウジング１８の真上に配置されており 、該管２８は装置のハウジング１９を通りで伸長している。ガイド管２８は小径 の皮下注射器及び針のハブの挿入を可能にするのに十分な直径をしている。ガイ ド管２８は、その他の針の径に適合するように、別の選択可能なガイド管と交換 することも可能である。電極ハウジング１８は、残物容器３０の頂部に載置して いる。この残物容器３０は、針及び装置１０の構成部品の破壊に伴う残物同士の バリヤを形成する。残物容器３０の下方には、穴３６を囲む基板３４が電極１２ ．１４の真下に配置されている。下方に傾斜した突起部３８が穴３６の周りで且 つ装置のハウジング１９の同心状穴４０の周りで伸長している。

」−述の例において、装置は小径の針に対して使用される。より大径の剣を破壊 しようとするならば、残物を回収するため、残物回収容器を使用することができ る。

一対の偏向スカート３９が電極ハウジング１８の下側に取り付けられている。

該偏向スカート３９は、電極１２．１４の下方で内方に伸長し、該スカート３９ の終端は、通路２６の両側に配置された垂下するフランジ４１となっている。

穴３６．４０の下方で且つこれらの穴３６．４０から離間した関係にて棚４２が 設けられている。該棚４２は、ヒンジ４４によって装置のハウジング１９に蝶番 式に接続され、捩りロック４６により略水平位置に固着されている。棚４２の目 的は、残物を回収し且つ装置を上下逆さにしたとき材料の落下を防止する手段と して機能する二とである。該棚４２とハウジング１９との間のシールは、穴３６ ．４０の周りに配置したＯリング４８により形成される。電源１６は電源導線５ ０によって電極１２．１４に接続されている。電源導線５０は、電極ハウジング １８内に配置された端子５２に接続される。電極１２内の枢着点２０は、また、 端子５２として機能する。更に、電源１６と電極１２．１４との間の回路内には 、回路遮断器５４か配置されている。更に、ＬＥＤインジケータ５８．６０が装 置の作動状態を示す。

装ｒ！１１０は、ろ過装置を作用させるタイマー回路（図示せず）を更に含むこ とができる。同様に、電極１２．１４の間に鋏のような不適当な物体が挿入され たとき、装置１０のスイッチを切る電気回路の遮断手段を含めることができる。

また、この回路遮断手段は、電極か互いに接触するような過電流の状況のときに も機能する。使用時、皮下注射器又は血液ランスは電極１２．１４に接触する迄 、ガイド前２８内に挿入する。金属製針６４と、プラスチック製ハブ６６と、本 体６８とを備える皮下注射器の針の破壊は、図２ａ、図２ｂ、図２０により詳細 に示しである。明確の目的のためにのみ、電極ノ１ウンング１８及び電極１２． １４の詳細か示しである。釘６４は、該針６４か電極１２．１４に接触する迄、 ガイド管２８内に垂直に挿入する。電極１２．１４間の針６４の部分６４ａは、 電気回路を完成し、部分６４ａは、該部分を流れる電流によって加熱される。こ の部分６４ａは、溶融する迄、加熱される。次に、残物は穴３６．４０を通って １１Ｉ４２の上に落下する。

針６４の後続部分は、ハブ６６か電極１２．１４に接近する迄、破壊される。

ハブ６６は、第一の電極１２に圧接する迄、動かされて、これにより、電極１２ を枢着ピン２０の周りで且つばね２１に対して円弧上を動かす。図２０に示すよ うに、電極１２．１４間の空隙は著しく狭小となり、／％プロ６に近い針６４の 部分を破壊することが可能となる。針６４が破壊されると、注射器は、上方に持 ち上がって、電極１２に作用する圧力を逃がす。これで、電極１２は、ばね２１ によって最初の位置に付勢される。このようにして、このときには、電極１２． １４間の通路２６は、十分に幅が広（、全部の残物が残物容器３０内に落下する ことが可能となる。

本明細書に記載した本発明の装置は、装置を使用したときに明らかとなる多数の 更なる利点を有する。

残物か穴３６．４０を通って落下するとき、フランジ４１及び先端３８が偏向板 として機能し、残物が穴３６．４０及び通路２６を通って後方に動く動作を略制 限する。このようにして、装置１０は何れの残物をも逃がすことなく上下逆さに することができる。同様にして、再充電可能な電源ｌくツテリを組み込めば、装 置１０は、電源から離れた場所で使用することもできる。

上述の特徴は、共に、インシュリンの注射のために使用した針を破壊することを 望む糖尿病患者のような可搬式の装置を使用することを必要とするユーザにとっ て極めて有利な点である。しかしながら、本発明の装置は主電源への接続を可能 にする形態にて実施することも可能であることを理解すべきである。

図２及び図３には、本発明の更なる実施例か概略図で示しである。従って、同様 の部品は同様の参照符号を使用して示す。図３には、本発明の第二の実施例のみ の電極構成要素が示しである。この実施例において、第一の電極１２は、該電極 の上方で内面２２から離れた位置に配置されたばね７０によって所定位置に弾性 的に偏倚されている。更に、ばね７０は、可調節型ねじ７２に当接し、電極１２ に加わる圧力を変化させることができ、また、該ばね７０を使用して電極１２の 移動を制限することも可能である。このようにして、使用中、針６４及び針ハブ ６６が電極１２に対して付勢されたとき、電極１２を枢着ピン２０の周りで動か すのに必要な圧力はねじ７２の調節によって調節することができる。ばね７０及 びねじ７２の配置は、広範囲に亙る径の針を使用するときに、特に、有用である 。

図４には、電極を非導電性流体７６内に浸漬させた、鋭利物を破壊するための装 置７４が示しである。流体７６は、装置が作用する間に、発生する、操作者にと って不快な煙及び／又は火花を少なくする効果がある。

更に、使用する流体の量が最小の構造の装置７４にて形成するためには、残物容 器３０は、基部にて完全に密封され、必要な流体量を少なくするため角度を付け たスペーサ８０を有している。該スペーサ８０は、残物か電極１２．１４から落 下し易くするため、通路２６から下方に傾斜させである。

使用する流体は、滅菌状態にあり、装置７４を動かし、又は上下逆さにしたとき 、流体の動きが少ないように高粘度、高沸騰点且つ低揮発性であることが望まし い。

また、装置７４には、針の検出手段８２を設けることも可能である。この釦検出 手段は、光学磁力手段又は静電容量形手段の双方によって機能し、破壊すべき針 又はその他の鋭利な物か存在するときにしか装置が機能しないようにするために 使用できる。本発明の別の選択可能な実施例において、ばね２１に代えて、黄銅 又はリン青銅の弓甲性的に偏倚可能なストリップのようなその他の弾性手段を使 用してもよい。当業者に明らかであるような変形例及び応用例は、本発明の範囲 に包含されるものとみなされる。

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ＳＤ、ＳＥ、ＳＫ、ＵＡ、ＵＳ、ＶＮ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．保持本体内に保持された可溶性の導電性材料から成る軸部を有する、鋭利物 を破壊する装置であって、電源に接続可能に配置された一対の離間した電極を備 える装置にして、該電極が、該電極の少なくとも一方の電極がその他方の電極に 関して枢動可能であり、可溶性の導電性材料から成る軸部の一部を電極の間に配 置し、電気回路を形成して該部分を破壊することを可能にすると共に、該軸部の 全体が破壊され、保持本体が電極に当接し、少なくとも一方の電極がその他方の 電極に向けて枢動する迄、該軸部の後続部分を電極の間に配置することを可能に し得るように前記電極が配置されることを特徴とする装置。
2. ２．請求の範囲第１項に記載の鋭利物を破壊する装置であって、少なくとも一方 の電極が所定位置に弾性的に偏倚されることを特徴とする装置。
3. ３．請求の範囲第１項に記載の鏡利物を破壊する装置であって、各電極が、該電 極の間の空隙が電極の下方縁部に向けて小さくなるように傾斜させた、他方の電 極に隣接した内面を有することを特徴とする装置。
4. ４．請求の範囲第１項に記載の鋭利物を破壊する装置であって、前記又は各枢動 可能な電極が保持本体により電極に圧接するように加えられた圧力により枢着ピ ンの周りで動き、前記電極が共に付勢され、電極の間の空隙が小さくなって、保 持本体に近い軸部の部分が破壊されるようにしたことを特徴とする装置。
5. ５．請求の範囲第４項に記載の鋭利物を破壊する装置であって、鋭利物の破壊後 、前記又は各枢動可能な電極から圧力を除去したとき、前記電極が所定位置に偏 倚され、残物が電極の間の通路を通って落下するのを可能にすることを特徴とす る装置。
6. ６．請求の範囲第１項に記載の鋭利物を破壊する装置であって、残物を案内し得 るように電極の下方に配置された複数の偏向手段を備えることを特徴とする装置 。
7. ７．請求の範囲第１項に記載の鋭利物を破壊する装置であって、装置の使用中に 発生された火花及び煙の作用を軽減する手段を更に備えることを特徴とする装置 。
8. ８．請求の範囲第１項に記載の鋭利物を破壊する装置であって、前記電極の相対 的位置が調節可能であることを特徴とする装置。