JPH01135356A - 滅菌用ダストボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、滅凹用ダストボックスに関するものである。

「従来の技術および発明が解決しようとする問題点」 注射器の針で、医師や看護婦がＢ型肝炎に感染、死亡し
、大きな社会問題となっている。

厚生省では、使用した注射器を焼却して廃棄するよう指
導している。焼却施設を設け、独自に処理している病院
もあるが、厚生省の調査では公害や立地条件などの問題
から清掃局や業者に処理を依頼しているケースが多く、
ビニール袋などに入れるだけで捨てられている例もあり
、多数の注射器が廃棄場に野積みされている事例も多発
しており、取扱関係者に第二次惑染の可能性も高い現状
である。

最近、この問題は国際的にも注目されている。

「発明が解決しようとする手段」 そこで、本発明は、上記の事情に鑑み、注射器を使用し
たら注射針を取り外し・注射針の先端を無害化し直ちに
滅菌して感染を完全に防止できるようにすべく、注射針
を収容し加熱する滅菌用ダストボックスを提供しようと
するものである。

「作　用」 使用済の注射器の注射針を取り外し・注射針の先端を無
害化しディスポーザルポットあるいは加熱装置に収容し
加熱する。

「実施例」 注射器は、第１図に示すように、注射針Ｎと注射筒Ｔと
よりなり、注射筒Ｔ先端に注射針Ｎ基端を外嵌めしたり
、あるいはねじ込んだりして連結している。

第２図に示すように、注射器の注射針Ｎを収容するディ
スポーザルボット１と、ディスポーザルボット１を収容
し加熱する加熱装置２と、前記加熱装置２を収容するボ
ックス３と、ボックス３の開口を開閉する蓋４と、注射
針Ｎを取外す装置・注射針Ｎ先端を無害化する装置５よ
りなる滅菌用ダストポックである。

この滅菌用ダストボックスには、内部の温度を制御する
温度コントロール装置や加熱時間を制御する加熱時間コ
ントロール装置を設ける。

また、内部の温度を均一にする循環装置を併設すること
ができ、内部で発生したガスを吸着する活性炭などの発
生ガス吸着装置を併設することもでき、コンセントから
外して運搬する際のことを考慮してヒートキャパシティ
を持たせたり、あるいは補助熱源を備えさせることがで
きる。

ディスポーザルボット１は、いわゆる使い捨てで、例え
ば金属製の容器本体１１とＭ１２と手提げハンドル１３
より構成させることができる。また、アルミバッグでも
よく、ブリキ製、鉄板製あるいは耐熱処理したペーパー
バッグを用いてもよい。

また、ディスポーザルボット１を加熱装置２内から取り
出しがハンドルで容易なるようにその開口近傍の側壁に
環状溝を設けたり、この滅菌用ダストボックスから取り
出す際、危険性がないように開口は密閉する蓋で閉じる
。蓋としてはその弾性を利用したいわゆるベコパン蓋、
タッパ−ウェア（登録商標）Ｍ、ネジで螺着する蓋など
を用いる。

加熱装置２は、その外周にヒーター２１を設け、ディス
ポーザルボンド１を受入れ伝熱効率がよい構造に形成す
る。加熱をヒーター２１のみに限定するものでなくレー
ザー、高周波加熱などの他の手段であってもよい。

ボックス３は、前記ディスポーザルボット１および加熱
装置２を収容するが、加熱装置２との間には断熱材３１
を埋設しておく。滅菌用ダストボックスには据え置き式
として使用できるが、移動式として使用する場合はボッ
クス３にはコロを設ける。

Ｍ４に注射針Ｎの取外し装置・注射針Ｎ先端を無害化す
る装ｇ！、５を設ける。

注射針Ｎを取外す装置・注射針Ｎ先端を無害化する装置
５としては、次のものがある。

第３・４図に示すように蓋４あるいは蓋４の後期長孔５
１刻設部分を注射針Ｎ上端と注射筒Ｔとの間に入る厚さ
に形成し、広幅から徐々に狭幅になる長孔５１を刻設し
ておき、長孔５１の広幅部分に注射針Ｎを嵌め注射器を
狭幅部分に移動させ注射針Ｎ上端をＭ４下面に係合させ
てから注射筒Ｔを上方へ引き抜くと、注射針Ｎは落下す
る。注射針Ｎが注射筒Ｔにねじ込んである場合も同様に
して狭幅部分に注射針Ｎを移動し挟持させ、その上端を
蓋４下面に係合させて注射筒Ｔをねじ戻して注射針Ｎを
落下させる。

その他、第５図に示すように、Ｍ４に注射針Ｎを挿入す
る孔５２を刻設し孔５２に取外し片５３を突設させてお
き、注射針Ｎを挿入してその上端を係合させて注射筒Ｔ
を上方へ引き抜いて注射針Ｎを落下させる。注射針Ｎが
注射筒Ｔにねじ込まれている場合でも利用できる。

また、第６図に示すように、移動片５４・５４を足踏み
操作により摺動させて注射針Ｎ上端と注射筒Ｔ下端との
間に位置させ、注射筒Ｔを上方へ引き抜いて注射針Ｎを
落下させ、その後、移動片５４を復帰させる。注射針Ｎ
が注射筒Ｔにねじ込まれている場合でも同様に使用でき
る。

さらに、第７図に示すように、Ｍ４に刻設した孔５５内
に注射針Ｎを挿入して折って落下させる。

注射針Ｎが注射筒Ｔにねじ込まれている場合でも同様に
使用できる。

次に、第８・９・１０図に注射針Ｎを折り曲げ無害化し
取り外す例を示す、第８図に示すようにボックス３にペ
タル６１の基端を枢着してスプリング６２にて上方に付
勢し、先端を斜め下方に形成した２本の挟持片６３・６
３を突設した挟持軸６４を回転自在に設け、ペタル６１
と挾持軸６４とをピン結合した連結棒６５・６６により
連結し、ペタル６１を踏んで挟持軸６４を回転させる。

この挾持片６３と挾持片６３との間に注射針Ｎを挿入し
、ペタル６１を踏むと挟持軸６４が回転し挟持片６３・
６３により注射針Ｎを折り曲げ、注射筒Ｔから外し挾持
片６３・６３先端に沿って落下する。注射針Ｎが注射筒
Ｔにねじ込まれている場合でも同様に使用できる。

上記の例で注射針Ｎを取り外したり注射針Ｎ先端を無害
化するのに注射針Ｎ上端を係合させたり、注射針Ｎを折
り曲げたりしているが、この他に切断、ねじ切り、その
他によっても行うことができる。

蓋４には、第１１図に示すように、注射針Ｎの取外し装
置・注射針Ｎ先端を無害化する装置５の孔を塞ぐ遮閉板
７１を必要に応じて設けることができる。

なお、注射針Ｎの取外し装置・注射針Ｎ先端を無害化す
る装置５は蓋４に限って設けられるものでなく必要に応
じて他に設けてもよい。

注射針Ｎ先端を穴に挿入して保持具で折り曲げる。

ディスポーザルボット１の蓋１２を外しておき、蓋４の
注射針Ｎの取外し装置・注射針Ｎ先端を無害化する装２
５から注射針Ｎを落下させディスポーザルボットｌに収
容する。注射筒Ｔは他のディスポーザルボットに収容し
滅菌処理する。加熱装置２にて乾熱滅菌温度１３５℃以
上で４００℃以下で加熱する。特に１８０℃程度が望ま
しい、最後に入れた注射針Ｎから３０分間加熱する。自
然発火温度４００℃以下としているが、要はディスポー
ザルボット１内で処理する物が発火しないことを意味す
る。加熱が完了すると、蓋４を開き、ディスポーザルボ
ンドｌを手提げハンドル１３で取り出し、その開口を蓋
１２で覆い密閉した後、これを廃棄処分する。あるいは
手提げハンドル１３で取り出し滅菌処理した注射針Ｎを
他の容器に移しかえ廃棄処分し、ディスポーザルポット
１を再び使用してもよい。

第１２図に示すように、ディスポーザルボンド１を用い
ずに加熱装置２に直接注射針Ｎを入れるようにしてもよ
い。

乾熱滅菌法を用いる例について述べたが、ガスあるいは
照射などその他の滅菌法を用いてもよい。

また、注射器の注射針について主として述べたが、ガー
ゼ、脱脂綿などの治療具の処理にも利用できる。

さらに、Ｂ型肝炎のみならず、エイズ、梅毒その他の病
原菌にも有効である。

「発明の効果」 本発明は、上述のように、注射器を使用したら注射針Ｎ
を取り外し・注射針先端を無害化し、直ちに滅菌できる
ように、注射針を収容し加熱する滅菌用ダストボックス
としたから、注射針による感染の虞は全くなく至極安全
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は注射器の正面図、第２図は本発明の一実施例の
縦断面図、第３〜１０図は注射針を取外し・注射針先端
を無害化する装置で、第３図は長孔により注射針を注射
筒より取り外す例の縦断面図、第４図は第３図の平面図
、第５図は取外し片にて注射針を取り外す例の縦断面図
、第６図は移動片にて注射針を取り外す例の縦断面図、
第７図は孔に注射針挿入し折って取り外す例の縦断面図
、第８〜１０図は注射針を折り曲げ無害化し注射針を取
せるペタルの装着を示す側面図、第９図は注射針の挟持
片を示す側面図、第１０図は第９図の平面図、第１１図
は蓋の平面図、第１２図は本発明の他の実施例の縦断面
図である。 Ｎ・・・注　　射　　針 ２・・・加熱装置 ３・・・ボ　　　ッ　　　り　　　ス ４・・・　　　　蓋 ５・・・注射針を取外す装置・注射針の先端を無害化す
る装置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）注射針を加熱する加熱装置と、前記加熱装置を収
   容するボックスと、ボックスの開口を開閉する蓋と、注
   射針を取り外す装置とよりなる滅菌用ダストボックス
2. （２）注射針を加熱する加熱装置と、前記加熱装置を収
   容するボックスと、ボックスの開口を開閉する蓋と、注
   射針の先端を無害化する装置とよりなる滅菌用ダストボ
   ックス