JPH0260649A - 医療用プラスチック製注射器及び器具の脱臭機能付加熱溶融装置 - Google Patents
医療用プラスチック製注射器及び器具の脱臭機能付加熱溶融装置Info
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- JPH0260649A JPH0260649A JP21268088A JP21268088A JPH0260649A JP H0260649 A JPH0260649 A JP H0260649A JP 21268088 A JP21268088 A JP 21268088A JP 21268088 A JP21268088 A JP 21268088A JP H0260649 A JPH0260649 A JP H0260649A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(発明の分野)
本発明は、医療用プラスチック製注射器及び器具を溶解
し、滅菌・廃棄する為の加熱溶融装置に関するものであ
り、特に、プラスチックの溶融時に発生するタール分を
極度に低く抑えかつ、悪臭の原因であるアセトアルデヒ
ド、酢酸、アセトン等のガスを脱臭する為のオゾン発生
器及び解媒を備えた加熱溶融装置に関するものである。
し、滅菌・廃棄する為の加熱溶融装置に関するものであ
り、特に、プラスチックの溶融時に発生するタール分を
極度に低く抑えかつ、悪臭の原因であるアセトアルデヒ
ド、酢酸、アセトン等のガスを脱臭する為のオゾン発生
器及び解媒を備えた加熱溶融装置に関するものである。
(従来技術とその問題点)
病院では、プラスチック製の使用済み注射器及び器具は
、特定の容器に回収し、裁断器にかけ、細かくした後装
等に集め、産業廃棄物として特定専門業者に処理を委託
するか、又は、病院内で焼却炉による処理を行っている
。しかしながら、裁断器で処理する場合、菌を完全に滅
菌できない事で2次感染の可能性が大きな問題となって
いる。又、病院内での焼却炉で処理する場合、焼却炉ま
で運ぶ間に2次感染の可能性がある事、及びこの種の焼
却炉は、燃焼させる事が目的とされる為に温度調整がほ
とんどなされておらず、プラスチック物は、高温により
熱分解してしまう結果、その排ガスで大気汚染等の環境
衛生上の問題をひきおこしてしまう。
、特定の容器に回収し、裁断器にかけ、細かくした後装
等に集め、産業廃棄物として特定専門業者に処理を委託
するか、又は、病院内で焼却炉による処理を行っている
。しかしながら、裁断器で処理する場合、菌を完全に滅
菌できない事で2次感染の可能性が大きな問題となって
いる。又、病院内での焼却炉で処理する場合、焼却炉ま
で運ぶ間に2次感染の可能性がある事、及びこの種の焼
却炉は、燃焼させる事が目的とされる為に温度調整がほ
とんどなされておらず、プラスチック物は、高温により
熱分解してしまう結果、その排ガスで大気汚染等の環境
衛生上の問題をひきおこしてしまう。
この様な欠点を防止し、医療用使用済みプラスチック製
注射器及び器具を加熱溶融し、滅菌・廃棄する為の加熱
溶融装置が種々提案されて来た。しかしながら、単に加
熱溶融する装置では、加熱溶融時に発生するタール分、
アセトアルデヒド、酢酸、アセトン等の悪臭ガス分を環
境衛生上、安全なレベルまで低下させる事が出来なかっ
た。
注射器及び器具を加熱溶融し、滅菌・廃棄する為の加熱
溶融装置が種々提案されて来た。しかしながら、単に加
熱溶融する装置では、加熱溶融時に発生するタール分、
アセトアルデヒド、酢酸、アセトン等の悪臭ガス分を環
境衛生上、安全なレベルまで低下させる事が出来なかっ
た。
(発明の目的)
本発明は、上記した従来技術の欠点を解決する為のもの
であり、医療用プラスチック製使い捨て注射器及び器具
を完全に滅菌すると同時に完全に容易に処理し、廃棄す
る事を可能にする脱臭機能付加熱溶融装置を提供せんと
するものである。
であり、医療用プラスチック製使い捨て注射器及び器具
を完全に滅菌すると同時に完全に容易に処理し、廃棄す
る事を可能にする脱臭機能付加熱溶融装置を提供せんと
するものである。
(発明の構成)
本発明は、加熱用ヒーターとして遠赤外線ヒーターを使
用し、上記注射器ないしは器具にその上面あるいは、底
面、側面方向から赤外線(波長1.0μm以上の光線)
を照射し一定温度に保持出来る様温度Ut1!!を施し
、上記注射器ないしは器具を一定時間内に溶融させ、菌
を滅菌し、安全に廃棄させる事を特徴とする装置である
。又、同時に加熱溶融時に発生せしめるアセトアルデヒ
ド、酢酸、アセトン、メタノール、エチレン等悪臭ガス
をオゾンにより分解せしめると共に、ゼオライト及び活
性炭組成物から成る解媒で吸着除去せしめるオゾン発生
器及び解媒ユニットをあわせもつ事を特徴とする装置で
ある。前出オゾン発生器は、上記注射器ないしは器具に
付着した菌をも滅菌する補助的機能をも有する。
用し、上記注射器ないしは器具にその上面あるいは、底
面、側面方向から赤外線(波長1.0μm以上の光線)
を照射し一定温度に保持出来る様温度Ut1!!を施し
、上記注射器ないしは器具を一定時間内に溶融させ、菌
を滅菌し、安全に廃棄させる事を特徴とする装置である
。又、同時に加熱溶融時に発生せしめるアセトアルデヒ
ド、酢酸、アセトン、メタノール、エチレン等悪臭ガス
をオゾンにより分解せしめると共に、ゼオライト及び活
性炭組成物から成る解媒で吸着除去せしめるオゾン発生
器及び解媒ユニットをあわせもつ事を特徴とする装置で
ある。前出オゾン発生器は、上記注射器ないしは器具に
付着した菌をも滅菌する補助的機能をも有する。
即ち、本発明は、上記注射器及び器具が溶融し、なおか
つ熱分解しない温度域即ち180℃〜220℃の範囲で
30分〜60分間溶融雰囲気全体を保持させる事により
、タール分の発生を極力低く抑えたまま完全に上記注射
器及び器具を滅菌・溶融させる事を可能にする。更に、
遠赤外線ヒーターを使用した事により該ヒーターは、金
属等の側壁の温度上昇を抑制し、プラスチック材料のみ
が遠赤外線光を吸収する特徴を利用して上記注射器及び
器具のみを加熱せしめる。従って、該注射器及び器具の
熱分解反応の程度を極力低く抑える事が可能となる。又
、オゾンガスを同時に本体内に導入する事により、補助
的な菌の滅菌も可能となる。
つ熱分解しない温度域即ち180℃〜220℃の範囲で
30分〜60分間溶融雰囲気全体を保持させる事により
、タール分の発生を極力低く抑えたまま完全に上記注射
器及び器具を滅菌・溶融させる事を可能にする。更に、
遠赤外線ヒーターを使用した事により該ヒーターは、金
属等の側壁の温度上昇を抑制し、プラスチック材料のみ
が遠赤外線光を吸収する特徴を利用して上記注射器及び
器具のみを加熱せしめる。従って、該注射器及び器具の
熱分解反応の程度を極力低く抑える事が可能となる。又
、オゾンガスを同時に本体内に導入する事により、補助
的な菌の滅菌も可能となる。
しかしながら、該プラスチックは溶融時プラスチック固
有の特性により、−船釣にその構成成分は若干量熱分解
反応を伴う事が明確であるが故、アセトアルデヒド、酢
酸、アセトン、メタノール、エチレン等の悪臭ガスが該
反応により発生する事は、避けられない現象である。従
って、該悪臭ガスを分解・除去する為にオゾンガスを炉
内部に注入し、該ガスを分解せしめると同時に、本装置
の壁面に該ガスを誘導する通路を設け、通路途中に全臭
気ガスを吸着・除去せしめるゼオライトあるいは、活性
炭組成物から成る解媒室を通過させる事により、該悪臭
ガスを完全に分解・除去し室内においても安全に作業で
きる事を可能にする。
有の特性により、−船釣にその構成成分は若干量熱分解
反応を伴う事が明確であるが故、アセトアルデヒド、酢
酸、アセトン、メタノール、エチレン等の悪臭ガスが該
反応により発生する事は、避けられない現象である。従
って、該悪臭ガスを分解・除去する為にオゾンガスを炉
内部に注入し、該ガスを分解せしめると同時に、本装置
の壁面に該ガスを誘導する通路を設け、通路途中に全臭
気ガスを吸着・除去せしめるゼオライトあるいは、活性
炭組成物から成る解媒室を通過させる事により、該悪臭
ガスを完全に分解・除去し室内においても安全に作業で
きる事を可能にする。
(実施例)
以下、本発明を図面に示した実施例に基づいて詳細に説
明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
第1図において、■は本発明に基づく加熱溶1rilJ
!装置本体である。、■は遠赤外線ヒーター、■は補助
加熱用プレートヒーター、■は溶融容器でこの中に前出
注射器夫び器具を収納する。、■はオゾン発生器、■は
解媒ユニット、■は悪臭ガスの通路を示す。■には、ゼ
オライト系解媒が充填されているが、これは、活性炭又
は白金系解媒でも構わない。
!装置本体である。、■は遠赤外線ヒーター、■は補助
加熱用プレートヒーター、■は溶融容器でこの中に前出
注射器夫び器具を収納する。、■はオゾン発生器、■は
解媒ユニット、■は悪臭ガスの通路を示す。■には、ゼ
オライト系解媒が充填されているが、これは、活性炭又
は白金系解媒でも構わない。
使用済みの該注射器及び器具を■容器に捨ててもらい、
容器ごと■本体に収納し、本体のフタをして、ヒーター
の電源を入れて加熱する。更に、ヒーターと同時に■オ
ゾン発生器の電源が入り、オゾンガスが炉内部に注入さ
れ、熱分解により発生した悪臭ガス、例えば、アセトア
ルデヒド、酢酸、アセトン、メタノール、エチレン等の
ガスを分解する。これらの反応生成ガスは、■の通路を
通り■の解媒により吸着ないしは分解除去されて、室内
に安全に排出される。■タイマーにより30分〜60分
後に、ヒーター電源が自動的に切れ、切れた後、上部フ
゛りを開けて■容器を取り出し、容器内で溶融固化した
該注射器及び器具を一般ゴミとして廃棄する。
容器ごと■本体に収納し、本体のフタをして、ヒーター
の電源を入れて加熱する。更に、ヒーターと同時に■オ
ゾン発生器の電源が入り、オゾンガスが炉内部に注入さ
れ、熱分解により発生した悪臭ガス、例えば、アセトア
ルデヒド、酢酸、アセトン、メタノール、エチレン等の
ガスを分解する。これらの反応生成ガスは、■の通路を
通り■の解媒により吸着ないしは分解除去されて、室内
に安全に排出される。■タイマーにより30分〜60分
後に、ヒーター電源が自動的に切れ、切れた後、上部フ
゛りを開けて■容器を取り出し、容器内で溶融固化した
該注射器及び器具を一般ゴミとして廃棄する。
第2図は、装置本体内の■容器の温度測定曲線を示す。
・注射器を100本人れて実験した時の実測した温度−
時間曲線である。ヒーター電源を入れてから20分後に
220℃に到達し、50分後にヒーターを切って、更に
65分後に容器の取り出しが可能であった。熱分解によ
り発生するタール分は、はとんどなかった。
時間曲線である。ヒーター電源を入れてから20分後に
220℃に到達し、50分後にヒーターを切って、更に
65分後に容器の取り出しが可能であった。熱分解によ
り発生するタール分は、はとんどなかった。
第1表は、220℃、30分間該試料を保持した際、容
器内部で発生した熱分解ガスをガスクトマトグラフィー
で■成分析した結果を示した。同時にオゾン発生器によ
りオゾンを容器内に注入した場合、500ppm以上の
オゾン濃度で、99.9%の発生ガスが除去されたこと
を示した。
器内部で発生した熱分解ガスをガスクトマトグラフィー
で■成分析した結果を示した。同時にオゾン発生器によ
りオゾンを容器内に注入した場合、500ppm以上の
オゾン濃度で、99.9%の発生ガスが除去されたこと
を示した。
(発明の効果)
以上詳細に説明したごとく本発明の脱臭機能付き加熱溶
融装置は、医療用使用済みプラスチック製注射器及び器
具を遠赤外線ヒーターを使用する事により、プラスチッ
ク本体内部に優先的に熱線を作用させ、側壁をあまり加
熱する事なく、少ない熱エネルギーで短時間に該試料を
溶融せしめると共に、加熱時のタール分の発生を極めて
低く抑太る。又、該装置は、オゾン発生器と解媒ユニッ
トを併用することにより熱分解時発生する悪臭ガスを分
解・除去せしめる。
融装置は、医療用使用済みプラスチック製注射器及び器
具を遠赤外線ヒーターを使用する事により、プラスチッ
ク本体内部に優先的に熱線を作用させ、側壁をあまり加
熱する事なく、少ない熱エネルギーで短時間に該試料を
溶融せしめると共に、加熱時のタール分の発生を極めて
低く抑太る。又、該装置は、オゾン発生器と解媒ユニッ
トを併用することにより熱分解時発生する悪臭ガスを分
解・除去せしめる。
これらの特徴を有した該装置は、医療用使用済みプラス
チック注射器及び器具を短時間で溶融させると共に完全
な滅菌処理を可能にし、更に、室内において安全に脱臭
滅菌も可能にし、現在問題点となっている病院内部にお
けるエイズ、B型肝炎等の2次感染の予防に大きな効果
をもたらし、同時に一般ゴミとして廃棄出来る等の社会
的な価11mをもたらすことが出来る。
チック注射器及び器具を短時間で溶融させると共に完全
な滅菌処理を可能にし、更に、室内において安全に脱臭
滅菌も可能にし、現在問題点となっている病院内部にお
けるエイズ、B型肝炎等の2次感染の予防に大きな効果
をもたらし、同時に一般ゴミとして廃棄出来る等の社会
的な価11mをもたらすことが出来る。
第1図は、本発明による装置の概観構成図、第2図は、
本発明の装置による実際の容器内部の温度曲線、第1表
は、本発明の装置による実際発生した悪臭ガスの組成分
析結果及びオゾン発生器による悪臭ガスの分解による悪
臭ガス除去率データである。 1・・装置本体 2・・遠赤外線ヒーター3・・補助加
熱用プレートヒーター 4・・試料収納溶融容器
本発明の装置による実際の容器内部の温度曲線、第1表
は、本発明の装置による実際発生した悪臭ガスの組成分
析結果及びオゾン発生器による悪臭ガスの分解による悪
臭ガス除去率データである。 1・・装置本体 2・・遠赤外線ヒーター3・・補助加
熱用プレートヒーター 4・・試料収納溶融容器
Claims (2)
- (1)医療用プラスチック製注射器及び器具を完全に滅
菌・廃棄するにプラスチックの熱分解で発生するタール
分を極度に抑えたプラスチック溶融を可能ならしめる遠
赤外線ヒーターが組み込まれた180℃以上、30分以
上加熱できる加熱溶融装置。 - (2)医療用プラスチック製注射器及び器具に付着して
いる菌を加熱方式で滅菌する際、滅菌を補助的に支持し
、かつ熱分解で発生するアセトアルデヒド、酢酸、アセ
トン等のガスを95%以上分解除去する為の500pp
m以上の濃度のオゾンを発生させることが出来るオゾン
発生器と脱臭を目的とした解媒を合わせ備えた加熱溶融
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21268088A JPH0260649A (ja) | 1988-08-27 | 1988-08-27 | 医療用プラスチック製注射器及び器具の脱臭機能付加熱溶融装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21268088A JPH0260649A (ja) | 1988-08-27 | 1988-08-27 | 医療用プラスチック製注射器及び器具の脱臭機能付加熱溶融装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0260649A true JPH0260649A (ja) | 1990-03-01 |
Family
ID=16626633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21268088A Pending JPH0260649A (ja) | 1988-08-27 | 1988-08-27 | 医療用プラスチック製注射器及び器具の脱臭機能付加熱溶融装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0260649A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9821742B2 (en) | 2013-10-28 | 2017-11-21 | Faltec Co., Ltd. | Radiator grille |
-
1988
- 1988-08-27 JP JP21268088A patent/JPH0260649A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9821742B2 (en) | 2013-10-28 | 2017-11-21 | Faltec Co., Ltd. | Radiator grille |
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