JPS6038893Y2 - 靴の中敷 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は発熱体により足を保温するとともに、発熱体
の交換が簡単にでき、発熱体によって靴の中が汚れるこ
とがない靴の中敷に係るもので、以下、その実施例を図
面について説明する。

１は靴の中敷本体であり、この中敷本体は下部中敷体２
と、薄材３と、上部中敷体４とで構成される。

下部中敷体２は発泡ポリエチレン等の通気性を有すると
ともに比較的硬い弾力性を有する材料を用い、外形を足
型に形威し、その長手方向の中間部を欠除して発熱体７
を収容する収容穴５を形成腰収容穴５の周囲壁に発熱体
７の袋の側部に食い込んでこれを係止するための凸所６
を形成する。

薄材３は通気性のある不織布等からなり、下部中敷体２
の上面に固着し、収容穴５の上面を覆う。

上部中敷体４は発泡ポリウレタン等の通気性を有すると
ともに柔らかい弾力性を有する材料を用い、下部中敷体
２と同形状に形成上て薄材３の上部に固着する。

７は下部中敷体２の収容穴５に収容する発熱体であり、
この発熱体７は不織布や和紙からなる通気性のある扁平
な長方形の袋に鉄粉等の金属粉とともに活性炭、塩分、
水分等の酸化促進触媒を収納し、空気と接触させて酸化
発熱させるものである。

本考案の靴の中敷は上記の如くであるため、中敷本体１
の下部中敷体２に設けた収容穴５に発熱体７を収納して
おくと、発熱体７は空気と接触して酸化発熱作用をし靴
の内部を保温する。

そして、中敷本体１の下部中敷体２に設けた収容穴５は
下方が開口されているので、この開口部より発熱体７を
出し入れすることができて交換が容易であり、しかも下
部中敷体２の収容穴５に収容した発熱体７は収容穴５の
周囲壁に設けた凸所６によって係止されるので、中敷本
体１に足圧がかかつても発熱体７がずれて発熱体の収容
袋を破損することを防止する。

また、下部中敷体２の収容穴５の上部を覆う薄材３は仕
切りの作用をして発熱体７の微粉材が上部中敷体４を通
して靴下を汚したり靴の中を汚したりすることを防止す
る。

そして、下部中敷体２は比較的硬い弾力性を有するため
、型部れすることがなく、上部中敷体４は柔らかい弾力
性を有するため、履き心地がよいとともに発熱体７に密
着し発熱体７のずれを防止する。

なお、本考案の靴の中敷は靴に限らず他の履物にも使用
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例に係る靴の中敷の平面図、第２
図は同じく底面図、第３図は第１図のＡ−Ａ線拡大断面
図、第４図はＢ−Ｂ線拡大断面図である。 １・・・・・・中敷本体、２・・・・・・下部中敷体、
３・・・・・・薄材、４・・・・・・上部中敷体、５・
・・・・・収容穴、６・曲・凸所、７・・・・・・発熱
体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外形を足型に形威し、その長手方向の中央部を欠除して
   収容穴５を形成し、該収容穴５の周囲壁に凸所６を形成
   した通気性を有するとともに比較的硬い弾力性を有する
   下部中敷体２と、この下部中敷体２の上面に設け、収容
   穴５の上面を覆う通気性を有する薄材３と、外形を前記
   下部中敷体２と同形状に形成し、薄材３の上部に設けた
   通気性を有する上部中敷体４と、前記下部中敷体２の収
   容穴５に収容し、通気性のある袋内に金属粉と酸化促進
   触媒とを混合して密閉し空気と接触して酸化発熱する発
   熱体７と、からなる靴の中敷。