JP3009982U - サンダル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、履き心地の良好なサンダルを提供す
ることを目的としている。 【構成】サンダル１は、足をのせる底部２と、足が該底
部２から離れないようにするためのバンド３とからなる
サンダル１において、足の踵が当接する部分を除いた前
記底部２の上層部を通気性を有する網状体21で形成し、
該網状体21の下に少なくとも脱臭性又は抗菌性のいずれ
かを有する材質で形成した部材22を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 本考案は、サンダルに係り、特に、履き心地の良好なサンダルに関する。

【０００２】

【従来の技術】

サンダルにおいては、足をのせる底部と、足が該底部から離れないようにする ためのバンドとからなっており、足の甲部は開放的で、通気性は良好である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、足の裏はサンダルの底部上面に当接し、汗や湿気が足の裏にこ もって、履き心地の点で良好でないという問題点があった。

【０００４】 又、サンダルの底部上面に付着した汗、塵等が原因で臭い、かび等が発生し、 衛生の面からも問題点があった。

【０００５】 本考案は、上記欠点を解消するようにしたサンダルを提供することを目的とし ている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のサンダルは、足をのせる底部と、足が該 底部から離れないようにするためのバンドとからなるサンダルにおいて、前記底 部の上層部を通気性を有する網状体で形成したものである。

【０００７】 又、本考案のサンダルは、足をのせる底部と、足が該底部から離れないように するためのバンドとからなるサンダルにおいて、前記底部の上層部を通気性を有 する網状体で形成し、該網状体の下に少なくとも脱臭性又は抗菌性のいずれかを 有する材質で形成した部材を設けたものである。

【０００８】 又、本考案のサンダルは、足をのせる底部と、足が該底部から離れないように するためのバンドとからなるサンダルにおいて、足の踵が当接する部分を除いた 前記底部の上層部を通気性を有する網状体で形成し、該網状体の下に少なくとも 脱臭性又は抗菌性のいずれかを有する材質で形成した部材を設けたものである。

【０００９】

【作用】

請求項１のように構成されたサンダルによれば、足と網状体が当接し、網状体 を介して空気の出入りが生じ、足の裏の通気性が良くなる。

【００１０】 又、底部の上層部に網状体を設けたことにより、網状体内に塵等が侵入し易く 、侵入した塵等に起因して臭い、カビ等が発生しやすいが、請求項２のように構 成されたサンダルによれば、前述した作用に加え、網状体の下に少なくとも脱臭 性又は抗菌性のいずれかを有する材質で形成した部材に網状体を介して塵等が堆 積する。

【００１１】 又、請求項３のように構成されたサンダルによれば、前述した請求項２記載の 作用に加え、底部の上層部の網状体は、力がかかり易い足の踵が当接する部分を 除いて形成されているため、必要とする足の指付近には網状体が位置することと なる。

【００１２】

【実施例】

本考案の一実施例のサンダルを図面を参照して説明する。

【００１３】 （実施例１） 図１及び図２において、１は、サンダルで サンダル１は、足をのせる底部２ と、足が該底部２から離れないようにするためのバンド３とからなっている。

【００１４】 底部２の上層部は、通気性を有する網状体21で形成され、この網状体21は、例 えば、商品名 クレハロン（呉羽化学工業株式会社製）で網状に形成されている 。（他に、織布、不織布、網状プラスチック等で通気性を有する様に網状に形成 しても良い。） このサンダル１によれば、底部２の上層部を通気性を有する網状体21で形成し たから、足と網状体21が当接し、網状体21を介して空気の出入りが生じ、足の裏 の通気性を良好として、足の裏に汗や湿気がこもらないようにして履き心地を良 好にする。

【００１５】 なお、特に、該網状体21の下に少なくとも脱臭性又は抗菌性のいずれかを有す る材質で形成した部材22を設けると良い。

【００１６】 この部材22は、例えば、塩化ビニールの素材中に抗菌性のある素材［例えば、 オカモト株式会社製 商品名 ＩＧＩＥＮＥ（イジェ−ネ）］を混在させたもの 又は、脱臭性のある素材［例えば、オカモト株式会社製 商品名ＰＵＲＧＥ（パ ージ）］を混在させたもの、又は、塩化ビニールの素材中に抗菌性のある素材［ 例えば、オカモト株式会社製 商品名 ＩＧＩＥＮＥ（イジェ−ネ）］及び脱臭 性のある素材［例えば、オカモト株式会社製 商品名 ＰＵＲＧＥ（パージ）］ を混在させたものであるが、何れにしても、部材22は、少なくとも、脱臭性又は 抗菌性のいずれかを有する材質で形成すれば良い。

【００１７】 なお、塩化ビニールの素材中にオカモト株式会社製 商品名 ＰＵＲＧＥ（パ ージ）を混在させることにより、該商品の有する『マイナスイオン効果による血 行促進、脱臭効果、森林浴効果』を利用することができる。

【００１８】 又、底部２の上層部に網状体21を設けたことにより、網状体21内に塵等が侵入 し易く、侵入した塵等に起因して臭い、カビ等が発生しやすいが、網状体21の下 に少なくとも脱臭性又は抗菌性のいずれかを有する材質で形成した部材22を設け ることにより、部材22上に網状体21を介して塵等が堆積しても、部材22中に含ま れる脱臭性又は抗菌性を有する材質により、臭い又はカビ等の発生を抑制するこ とができる。

【００１９】 （実施例２） 前述の実施例１においては、網状体21を底部２の上層部の全体に亙って設けた が、底部の上層部の網状体21は、図３乃至図６に示すように、力がかかり易い足 の踵が当接する部分を除いて形成しても良い。

【００２０】 即ち、サンダル１は、足をのせる底部２と、足が該底部２から離れないように するためのバンド３とからなり、足の踵が当接する部分を除いた底部２の上層部 を通気性を有する網状体21で形成し、該網状体21の下に少なくとも脱臭性又は抗 菌性のいずれかを有する材質で形成した部材22を設けたものである。

【００２１】 なお、網状体21及び部材22は、前述した実施例１と同様であるから、その説明 は省略する。

【００２２】 このサンダル１によれば、前述した実施例１の効果に加え、力がかかり易い足 の踵が当接する部分を除いて形成されているため、必要とする足の指付近には網 状体21が位置し支障もなく、しかも、強度的にそれ程強くない部材22で網状体21 を安価に製造することができる。

【００２３】

【考案の効果】

請求項１記載のサンダルは、足をのせる底部と、足が該底部から離れないよう にするためのバンドとからなるサンダルにおいて、前記底部の上層部を通気性を 有する網状体で形成したから、足と網状体が当接し、網状体を介して空気の出入 りが生じ、足の裏の通気性を良好として、足の裏に汗や湿気がこもらないように して履き心地を良好にするという効果を有する。

【００２４】 又、請求項２記載のサンダルは、足をのせる底部と、足が該底部から離れない ようにするためのバンドとからなるサンダルにおいて、前記底部の上層部を通気 性を有する網状体で形成したから、足と網状体が当接し、網状体を介して空気の 出入りが生じ、足の裏の通気性を良好として、足の裏に汗や湿気がこもらないよ うにして履き心地を良好にするという効果を有する。

【００２５】 又、網状体を設けたことにより、網状体内に塵等が侵入し易く、侵入した塵等 に起因して臭い、カビ等が発生しやすいが、請求項２記載のサンダルにあっては 、網状体の下に少なくとも脱臭性又は抗菌性のいずれかを有する材質で形成した 部材を設けたから、臭い又はカビ等の発生を抑制することができる。

【００２６】 更に、網状体の下に少なくとも脱臭性又は抗菌性のいずれかを有する材質で形 成した部材を設けたから、足の裏が網状体により該部材に当接しないため、該部 材の摩耗も防止され、脱臭性又は抗菌性の効果も持続する。

【００２７】 又、請求項３記載のサンダルは、前述した請求項２記載のサンダルの効果に加 え、底部の上層部の網状体は、力がかかり易い足の踵が当接する部分を除いて形 成されているため、必要とする足の指付近には網状体が位置し支障もなく、しか も、強度的にそれ程強くない部材で網状体を安価に製造することができるという 効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案の一実施例のサンダルを概略的
に示す斜視図である。

【図２】図２は、図１のサンダルの概略的側部断面図で
ある。

【図３】図３は、図１のサンダルと異なるサンダルを概
略的に示す斜視図である。

【図４】図４は、図３のＡ−Ａ線による概略的断面図で
ある。

【図５】図５は、図４の一部を拡大した概略的断面図で
ある。

【図６】図６は、図３のＢ−Ｂ線による概略的断面図で
ある。

【符号の説明】

１ ・・・サンダル ２ ・・・底部 ３ ・・・バンド 22 ・・・部材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】足をのせる底部と、足が該底部から離れな
   いようにするためのバンドとからなるサンダルにおい
   て、前記底部の上層部を通気性を有する網状体で形成し
   たことを特徴とするサンダル。
2. 【請求項２】足をのせる底部と、足が該底部から離れな
   いようにするためのバンドとからなるサンダルにおい
   て、前記底部の上層部を通気性を有する網状体で形成
   し、該網状体の下に少なくとも脱臭性又は抗菌性のいず
   れかを有する材質で形成した部材を設けたことを特徴と
   するサンダル。
3. 【請求項３】足をのせる底部と、足が該底部から離れな
   いようにするためのバンドとからなるサンダルにおい
   て、足の踵が当接する部分を除いた前記底部の上層部を
   通気性を有する網状体で形成し、該網状体の下に少なく
   とも脱臭性又は抗菌性のいずれかを有する材質で形成し
   た部材を設けたことを特徴とするサンダル。