JP4235815B2 - 履物 - Google Patents

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Description

この発明は、スリッパ、サンダルなどの履物に関し、特に室内で使用するのに適した履物に関するものである。
従来、この種の履物としては、例えば図4に示したように、履物本体の底部21に多数の通気孔22、22、…を散在して設け、各通気孔22は底部21の上下面を貫通して設けたものが存在した(特許文献1)。
このように構成される履物は、通気性に優れており、使用に際して汗をかきやすい部位、すなわち足裏の所々が、通気孔22内の新鮮な外気に常時触れるため、足裏の蒸れが解消され、履き心地が格段に向上するという効果を有するものとなっている。
特開平10−327902号公報(第2頁、図1)
しかしながら、上記従来の履物では、長期間使用しているうちに、通気孔22にホコリが溜まったり、ゴミが詰まって、通気孔22の役目が果たせなくなるという問題点を有していた。
また、上記従来の履物では、通気孔22にホコリが溜まったり、ゴミが詰まったりしないように、通気孔22の径をある程度大きくしていたが、大きすぎると使用者の足裏の一部が嵌まり込んで使用感が損なわれるという問題点を有していた。
さらに、上記従来の履物では、通気孔22の径を大きくすると、ホコリやゴミがその通気孔22を通って、履物の表側に出てきてしまい、履物そのものを汚したり、使用者の足裏を汚してしまうという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解決することをその課題としており、通気孔にホコリが溜まったり、ゴミが詰まったりするようなことはなく、また通気孔の径を大きくしなくても、通気性が常に保たれる履物を提供することを目的としてなされたものである。
そのため、この発明の履物は、上層体11、下層体12および中間層体13からなる底部1において、これら上層体11、下層体12および中間層体13はそれぞれ柔軟性に富んだ合成樹脂からなるものとし、上層体11と下層体12の前部から後部にかけて、その対向する位置にそれぞれ複数個の通気孔3、4を形成し、中間層体13の後部にこれら通気孔3、4のうち後部側の通気孔3、4に対向する開口5を形成し、この開口5から前部にかけて中央スリット6を形成すると共にこの中央スリット6から枝分かれする複数の分岐スリット7を前記通気孔3、4に対向する位置に形成し、これら分岐スリット7により前記通気孔3、4を連通するようにし、前記底部1の後部において、柔軟性に富んだ合成樹脂からなる略馬蹄形状とした踵形成体14を、下層体12の後部に形成した通気孔4と、中間層体13の後部に形成した開口5を塞がないようにして、これら下層体12と中間層体13の間に挟んだものとしている。
また、この発明の履物は、前記底部1の上面を、通気性を有するカバー体8で覆ったものとしている。
この発明の履物は、以上に述べたように構成されているので、通気孔にホコリが溜まったり、ゴミが詰まったりするようなことはなく、通気性が常に保たれ、足裏の蒸れが解消される。
さらに、この発明の履物は、通気孔の径を大きくしなくてもよいので、使用感が損なわれることなく、しかも履物そのものを汚したり、使用者の足裏を汚してしまうことがないものとなる。
以下、この発明の履物を実施するための最良の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
図はこの発明の履物をスリッパに実施した形態を示しており、図1はそのスリッパの斜視図を示し、図2はそのスリッパの底部の分解斜視図を示し、図3はそのスリッパの中央断面図を示している。
図において、1はスリッパとしたこの発明の履物の底部であり、2はその履物の突っかけ部である。
底部1は、上層体11、下層体12、中間層体13および踵形成体14からなり、下層体12の上面後部に踵形成体14を載せて接着し、この下層体12と前記上層体11の間に中間層体13を挟み込むようにして、これらを重ね合わせている。さらに、底部1の上面は、通気性を有するカバー体8で覆われている。すなわち、カバー体8を上層体11の上面に被せ、このカバー体8の周端部を縁生地9で底部1の周縁に接着または縫着することにより、底部1の上面をカバー体8で覆うようにしている。
前記底部1を構成する上層体11、下層体12、中間層体13および踵形成体14は、何れも例えばエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)などの柔軟性に富んだ合成樹脂からなるものとしているが、踵形成体14は柔軟性に富むと共にへたりにくい合成樹脂からなるものとするのが好ましい。なお、前記底部1は、必要により、この踵形成体14を省略して、上層体11、下層体12および中間層体13からなるものとしてもよい。
前記底部1は、上層体11と下層体12の前部から後部にかけて、その対向する位置にそれぞれ複数個の通気孔3、4を形成している。さらに、中間層体13の後部にこれら通気孔3、4のうち後部側の通気孔3、4に対向する開口5を形成し、この開口5から前部にかけて中央スリット6を形成すると共にこの中央スリット6から枝分かれする複数の分岐スリット7を前記通気孔3、4に対向する位置に形成している。そして、これら分岐スリット7により前記通気孔3、4を連通するようにしている。なお、踵形成体14は、略馬蹄形状とし、下層体12の後部に形成した通気孔4と、中間層体13の後部に形成した開口5を塞がないようにして、これら下層体12と中間層体13の間に挟まれたものとしている。
前記通気孔3、4の径は、底部1を形成する素材の強度性、耐久性などを考慮して、2〜10mm程度としている。これは、前記通気孔3、4の径を2mm以下にすると通気性が悪くなると共に、ホコリが溜まり易いものとなったり、ゴミが詰まり易いものとなり、10mm以上にすると強度性、耐久性に劣るものとなるからである。また、通気孔3の径と通気孔4の径は、同径としてもよいが、異径としてもよい。さらに、前記分岐スリット7の幅は、通気孔3、4の径と同程度または少し大きめの寸法としている。なお、前記通気孔3、4の径や分岐スリット7の幅は、前記した寸法に限定されるものではない。
前記カバー体8は、織物地、不織布、メッシュシートなど、通気性を有するものであれば特に素材が限定されることはないが、図に示したような立体メッシュシートとすれば、使用者の足裏との接触面積が小さくなり、より一層、通気性に優れたものとなる。
さらに、前記突っかけ部2は、上面を適宜の表生地で覆われたものとしており、底部1の前部において、アーチ状に跨ぐようにしてその両側縁に縁生地9と共に縫着したものとしている。なお、図示した突っかけ部2は、先端部を開放したものとしているが、先端部を閉鎖したものとしてもよい。
以上のように構成したこの発明の履物は、使用者が履いて歩行すると、足を地につけたときは、足裏によってカバー体8が踏みつけられて底部1が収縮し、上層体11の通気孔3から中間層体13の開口5、中央スリット6および分岐スリット7に空気が送入され、足を上げた瞬間に底部1が収縮した状態から元の状態に戻り、下層体12の通気孔4から空気が送出される。使用者の歩行中はこの繰り返しにより、底部1の内部空間(通気孔3、4、開口5、中央スリット6および分岐スリット7)に空気が送入されたり、送出されたりすることになる。
この場合使用者は、足裏によってカバー体8の全面を踏みつけなくても、一部を踏みつければ、その踏みつけた位置の下方の上層体11の一部の通気孔3から中間層体13の開口5、中央スリット6および分岐スリット7に空気が送入され、下層体12の全部の通気孔3から空気が送出される。さらに、この場合、底部1の踵形成体14を省略していないものでは、足裏によってカバー体8の後部を踏みつけることにより、この踵形成体14が変形して底部1が大きく収縮するので、空気が送入される量は多くなり、また空気が送出される量も多くなる。したがって、この発明の履物における底部1の内部空間での空気の循環は効果的に行われるものとなる。また、この発明の履物では、底部1の下層体12の全部の通気孔3から空気が送出されるので、ホコリが溜まったり、ゴミが詰まったりするようなことはない。
なお、図示したものは、スリッパについての実施形態であるが、この発明の履物は、スリッパ以外にも、サンダル、靴、その他各種の履物に実施できるのは言うまでもない。また、この発明の履物は、屋内用の履物に実施するのが好ましいが、屋外用の履物にも実施することができる。
この発明の履物の一実施形態を示す全体斜視図である。 図1に示すこの発明の履物の底部の分解斜視図である。 図1に示すこの発明の履物の中央断面図である。 従来の履物の一部切欠斜視図である。
符号の説明
1 底部
3 通気孔
4 通気孔
5 開口
6 中央スリット
7 分岐スリット
8 カバー体
11 上層体
12 下層体
13 中間層体
14 踵形成体

Claims (2)

  1. 上層体(11)、下層体(12)および中間層体(13)からなる底部(1)において、これら上層体(11)、下層体(12)および中間層体(13)はそれぞれ柔軟性に富んだ合成樹脂からなるものとし、上層体(11)と下層体(12)の前部から後部にかけて、その対向する位置にそれぞれ複数個の通気孔(3、4)を形成し、中間層体(13)の後部にこれら通気孔(3、4)のうち後部側の通気孔(3、4)に対向する開口(5)を形成し、この開口(5)から前部にかけて中央スリット(6)を形成すると共にこの中央スリット(6)から枝分かれする複数の分岐スリット(7)を前記通気孔(3、4)に対向する位置に形成し、これら分岐スリット(7)により前記通気孔(3、4)を連通するようにし、前記底部(1)の後部において、柔軟性に富んだ合成樹脂からなる略馬蹄形状とした踵形成体(14)を、下層体(12)の後部に形成した通気孔(4)と、中間層体(13)の後部に形成した開口(5)を塞がないようにして、これら下層体(12)と中間層体(13)の間に挟んだものとしたことを特徴とする履物。
  2. 前記底部(1)の上面を、通気性を有するカバー体(8)で覆ったものとしたことを特徴とする請求項1記載の履物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105708034A (zh) * 2016-03-30 2016-06-29 马晴玥 一种透气可拆卸拖鞋

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