JPS5911601Y2 - 防寒地下たび - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は形態安定性がよく強度が大きい防寒地下たびに
係るもので、ゴム又はフイルムに発泡体を貼着し，かつ
通気孔を設けしかも足首下方の形状と合致する形状とな
した保温シートを、裏布の足首部下方位置に当てがって
キルト縫いし、−この裏布を保温シートが内側になるよ
うに胛布と縫合し、か・る胛布を用いてアッパーを形威
し接地底を結合してなる防寒地下たびに関する。

従来、履物の保温性を高めるために、表布と裏布の間に
綿、不織布、発泡体を介在させることが知られているが
、概して履物全体を前記のサンドイツチした材料で製作
するため履物としての柔軟性に欠け、軽快感が得られな
い。

又、綿や不織布を介在させたものでは洗濯を何度か繰返
して使用していると、中間の材料が偏ったりすることが
多く、履心地が悪くなり保温効果も低下する。

更に発泡体を介在させたものでは、使用中に発泡体が切
れたり、破れたりして綿と同様に偏在することが起り易
い。

本考案は、このような欠点が起らないように形態安定性
がよく、柔軟性があって強度の大きい防寒地下たびを提
供することを目的とする。

地下たびは、胛布と裏布を縫合し、更に中底を縫合して
アッパーを形戊し、このアッパーに接地底を結合して製
作する。

本考案は、胛布と裏布との間に保温シートを介在させる
が、保温シートを両者の全体に介在させると柔軟性に欠
けることとなるので、特に寒さを感じ易い足首部より下
方位置に介在させる。

尚、保温シートは、予め裏布にキルト縫いして接合する
ので使用中にズレたり偏在することがない。

保温シートは、ゴム又はフイルムに発泡体を貼着してあ
るので、キルト縫いゃ縫合によって切れたり破れたりす
ることがなく、又通気孔を設けてあるので蒸れることが
ない。

保温シートをキルト縫いした裏布は、保温シートを内側
にして胛布と縫合するため、足と直接触れることがなく
、シかも使用中にズレたりすることもないので、履心地
が良く、軽快感も低下しない。

しかも足首下方の形状と合致する形状としているので、
容易に縫合することができる。

以下、図面について説明する。

第１図は本考案の地下たびの斜視図、第２図は胛布と裏
布の断面図、第３図Ａ，Ｂは裏布の正面図及び背面図、
第４図は保温シートの斜視図を示す。

図中１は胛布、２は裏布、３は保温シート、４はキルト
縫い、５は接地底を示しており、３の保温シートはゴム
又はフイルム３ａと発泡体３ｂが貼着されており更に通
気孔３Ｃが設けられている。

尚、中底の図示は省略した。

以上述べたように本考案は、ゴム又はフイルムを貼着し
た保温シートを胛布と裏布との間の足首部下方に介在し
てなるので、軽快感があり、形態安定性が良くかつ長期
間使用しても耐久性がある等の効果を有する防寒地下た
びを簡便に提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す防寒地下たびの斜視図
、第２図は胛布と裏布との縫合した状態の断面図、第３
図Ａ，Ｂは裏布の正面図及び背面図、第４図は保温シー
トの斜視図である。 図中 １は胛布、２は裏布、３は保温シート、３ａはゴ
ム又はフイルム、３ｂは発泡体、３Ｃは通気孔、４はキ
ルト縫い、５は接地底を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ゴム又はフイルムに発泡体を貼着しかつ通気孔を設．け
   しかも足首下方の形状と合致する形状となした保温シー
   トを、裏布の足首下方位置に当てがってキルト縫いし、
   この裏布を保温シー１〜が内側になるように胛布と縫合
   し、かかる胛布と中底を用いてアッパーを形威し、接地
   底を結合してなる防寒地下たび。