JPS603859Y2 - 瓦 - Google Patents

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Publication number
JPS603859Y2
JPS603859Y2 JP14209880U JP14209880U JPS603859Y2 JP S603859 Y2 JPS603859 Y2 JP S603859Y2 JP 14209880 U JP14209880 U JP 14209880U JP 14209880 U JP14209880 U JP 14209880U JP S603859 Y2 JPS603859 Y2 JP S603859Y2
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JP
Japan
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tile
round
flat
tiles
flat tile
Prior art date
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Expired
Application number
JP14209880U
Other languages
English (en)
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JPS5763823U (ja
Inventor
欣延 石野
Original Assignee
石野瓦工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 石野瓦工業株式会社 filed Critical 石野瓦工業株式会社
Priority to JP14209880U priority Critical patent/JPS603859Y2/ja
Publication of JPS5763823U publication Critical patent/JPS5763823U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は平瓦と丸見とが一体になった本葺き用の瓦に
関する。
従来、本葺き和瓦として平瓦と丸見とが一体に形成され
た瓦が知られている。
ところがこの種の瓦の場合、焼成の際に平瓦部が捩れて
平瓦部の隅部が上または下に反りやすい。
そのため葺いたときに上下の瓦の重なり部では、第8図
に示すように平瓦部1’、1’同士だけしか接触しなか
ったり(平瓦部の左隅部が上方へ反っている場合)、ま
た第9図に示すように丸見部2’、2’同士だけしか接
触しなかったり(平瓦部の左隅部が下方へ反っている場
合)するので、上に位置する瓦が不安定となり、強風の
際に瓦ががたつき、雨漏りの原因となる欠点があった。
しかも上記の場合、下の瓦の反り上った個所では上の瓦
が浮き上るので、軒先から見たときに上に重ねた瓦の丸
見部前端が見えることになり(第8図参照)、上下の瓦
の丸見部における不揃いが目立ち美麗な本葺きができな
いばかりでなく、施工もしに<<、そのため上記瓦によ
る本葺きは普及するには至っていないものである。
なお3’、3’は玉口部を示す。この考案はこのような
欠点を解消するためになされたもので、丸見部後部に有
する玉口部の頂部に隆起部を設けてスペーサの作用をさ
せ、スペーサの不要なときは隆起部を削除すればよいよ
うにし、瓦が変形している場合でも上下の瓦の重なり部
においては上下の瓦の平瓦部同士および丸見部同士の2
個所が接触するようにしたものである。
次にこの考案の実施例を図によりながら説明する。
Aは瓦で、下向きに凸となるように彎曲した平瓦部1の
一側縁に、路上半円筒状の丸見部2と、この丸見部2の
後端から段して後方に延設され丸見部2前部の内周形状
と同形もしくは若干小形に形成された玉口部3とが結合
されて一体に成形されている。
そして、この丸見部2は後方に向かい上方に傾斜して形
成されており、その後端の高さが前端より平瓦部1前記
中央の厚み分高くなっている。
一方、玉口部3はその頂部に隆起部4が上方に突起され
ており、この隆起部4を設けた状態でその頂部が上記丸
見部2後端の頂部より少なくとも丸見部2前部の厚み分
だけ低く形成されている。
また平瓦部1はその下の瓦への重合部5下面を、平瓦部
1の上の瓦の載置部6上面の彎曲度よりも大に形成して
、葺いたときに上下の瓦A、 Aの重なり部における上
の瓦Aの平瓦部1と下の瓦Aの平瓦部1との間に彎曲方
向の両側に行くに従って漸次大となる隙間イが存するよ
うにしている(第4図参照)。
なお丸見部2の平瓦部1側とは反対側の側端は、玉口部
3を除く下縁を平瓦部1に平行に形成して隣に位置する
瓦Aへの重合部7とするとともに、玉口部3の側端下方
は次に重ねる瓦の平瓦部1の挿入部8としている。
9は平瓦部1上面の側端および後端に設けた水返し、1
0は瓦を重ねたときに下の瓦Aの水返し9が位置する凹
溝、11は野地板に打付けた横桟への引掛片、12は釘
孔である。
次に上記瓦を使用して屋根を葺く場合を説明する。
屋根の勾配方向と直角方向には、丸見部2の重合部7が
隣接の瓦Aの平瓦部1上に位置するように瓦Aを並べ、
また屋根の勾配方向には、平瓦部1の重合部5が下の瓦
Aの平瓦部1の載置部6に、丸見部2前部が下の瓦Aの
玉口部3に位置するように瓦Aを並べて葺く(第3図お
よび第4図)。
そして第5図に示すように平瓦部1の左方の隅部が上向
きに反っている場合(右方の隅部が下っている場合)は
、下の瓦Aの反り上った個所のため上の瓦Aが浮き上り
、下の瓦Aの玉口部3と上の瓦Aの丸見部2の間に隙間
口(第8図参照)が生じることになるが、玉口部3に有
する隆起部4がスペーサの作用を果すので、上の瓦Aと
下の瓦Aとは、平瓦部1,1同士および丸見部2.2同
士が接触することになる。
また逆に第6図に示すように平瓦部1の左方の隅部が下
向きに反っている場合(右方の隅部が上っている場合)
は、下の瓦Aの平瓦部1と上の瓦Aの平瓦部1の間に隙
間ハ(第9図参照)が生じることになるが、隆起部4を
削除することにより上の瓦Aが沈むことになり、上の瓦
Aと下の瓦Aとは平瓦部1.1同士および丸見部2,2
同士が接触することになる。
なお上記したように、平瓦部1の重合部5下面を、平瓦
部1の載置部6上面の彎曲度よりも犬に形成して実施す
るときは、平瓦部1の変形度合が大きい場合でも隙間イ
によって平瓦部1の隅部の反りを吸収することが可能に
なる。
隆起部4は玉口部3に設けて実施するほか、丸見部2前
部の内面に設けても上記と同じように実施できる。
また平瓦部は第7図に示すように2段に形成して実施し
てもよい。
以上のようにこの考案によると、丸見部2後部の玉口部
3の頂部に隆起部4を設けたので、焼狂いのため平瓦部
1が捩れて平瓦部1の隅部が上または下に反っている場
合でも、隆起部4をスペーサとして生かし、またスペー
サが不要なときは隆起部4を削除して葺くことにより、
瓦Aを安定よく重ねて葺くことができる。
そのため瓦同士の納りがよく、強風のときでも瓦ががた
つくことがないので、耐久性のよい本瓦葺きができる。
しかもこの考案によると、下の瓦Aの平瓦部1の隅部が
上向きに反っている場合でもその上に重ねた瓦4が浮き
上ることがないので、上に重ねた瓦の丸見部前端は必ず
下の瓦の丸見部によって穏れることになる(第3図参照
)。
そのため、この瓦を屋根に葺いていく場合、上に反った
瓦が存在しても、従来のようにこれにより上の瓦が浮き
上って丸見部の前端が露出するということがなく、常に
丸見部の前端が穏れた美麗な本瓦葺きが得られるのであ
る。
そして施工に際しては、隆起部4をそのまま生かして葺
くか、不要なときは削除すればよく、削除も簡単にでき
るので、施工が容易にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図のものを裏面から見た斜視図、第3図は葺いた状態
の一部切欠斜視図、第4図は第3図における上下の瓦の
重なり部の拡大断面図、第5図および第6図は焼狂いが
生じている場合における上下の瓦の重なり部を示す説明
図、第7図はこの考案における平瓦部の変更例を示す斜
視図、第8図および第9図は従来の瓦において焼狂いが
生じている場合の上下の瓦の重なり部の説明図である。 A・・・・・・瓦、1・・・・・・平瓦部、2・・・・
・・丸見部、3・・・・・・玉口部、4・・・・・・隆
起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下向きに凸となるように彎曲した平瓦部1の一側縁に、
    路上半円筒状の丸見部2と、この丸見部2前部の内周形
    状と同形もしくは若干小形に形成され丸見部2後端から
    段落して延設された玉口部3とが結合されて一体に成形
    された瓦において、上記丸見部2は後方に向かい上方に
    傾斜しその後端が前端より平瓦部1前部の厚み分高く形
    成されると共に、上記玉口部3の頂部には隆起部4が設
    けられ、この隆起部4を設けた状態で上記玉口部3が前
    記丸見部2の後端頂部より少なくとも丸見部2前部の厚
    み分低く形成されていることを特徴とする瓦。
JP14209880U 1980-10-04 1980-10-04 Expired JPS603859Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14209880U JPS603859Y2 (ja) 1980-10-04 1980-10-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14209880U JPS603859Y2 (ja) 1980-10-04 1980-10-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5763823U JPS5763823U (ja) 1982-04-16
JPS603859Y2 true JPS603859Y2 (ja) 1985-02-02

Family

ID=29501909

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JP14209880U Expired JPS603859Y2 (ja) 1980-10-04 1980-10-04

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JPS5763823U (ja) 1982-04-16

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