JP2594890Y2 - 降り隅棟部分の瓦葺き構造 - Google Patents
降り隅棟部分の瓦葺き構造Info
- Publication number
- JP2594890Y2 JP2594890Y2 JP1992092699U JP9269992U JP2594890Y2 JP 2594890 Y2 JP2594890 Y2 JP 2594890Y2 JP 1992092699 U JP1992092699 U JP 1992092699U JP 9269992 U JP9269992 U JP 9269992U JP 2594890 Y2 JP2594890 Y2 JP 2594890Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- roof
- corner
- corner ridge
- ridge
- Prior art date
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、異なる方向に傾斜す
る屋根の接合する稜線、即ち降り隅棟の部分を覆う瓦葺
き構造に関する。
る屋根の接合する稜線、即ち降り隅棟の部分を覆う瓦葺
き構造に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根の降り隅棟部分の瓦葺きは、従来図
5〜図7に略示するように構成されていた。図5は屋根
の降り隅棟部分の側面図、図6は同じく平面図、図7は
図6のA−A断面図である。屋根1(図7)の降り隅棟
1aを覆う隅棟瓦2と、四角形の平瓦3とは、三角形状
の半瓦4で接続されている。隅棟瓦2は、図7のよう
に、側端部を半瓦4に載せる状態で使用されていた。7
は釘孔を示す。
5〜図7に略示するように構成されていた。図5は屋根
の降り隅棟部分の側面図、図6は同じく平面図、図7は
図6のA−A断面図である。屋根1(図7)の降り隅棟
1aを覆う隅棟瓦2と、四角形の平瓦3とは、三角形状
の半瓦4で接続されている。隅棟瓦2は、図7のよう
に、側端部を半瓦4に載せる状態で使用されていた。7
は釘孔を示す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような構造である
と、三角形の半瓦4の上部の幅が狭くなり、この部分を
釘打ちして屋根に固定する時に破損させ易い欠点があっ
た。
と、三角形の半瓦4の上部の幅が狭くなり、この部分を
釘打ちして屋根に固定する時に破損させ易い欠点があっ
た。
【0004】又、図7のように段差を形成する棟瓦2の
端面2aが、a方向からの横風を受けると、棟瓦2がず
り動き易く、又棟瓦2の下の空洞部5に瓦の間隙から風
が吹込んで棟瓦が押し上げられる欠点もあった。
端面2aが、a方向からの横風を受けると、棟瓦2がず
り動き易く、又棟瓦2の下の空洞部5に瓦の間隙から風
が吹込んで棟瓦が押し上げられる欠点もあった。
【0005】これらの欠点の内、横風により隅棟瓦が動
かされる点については、実願平2−106335号(実
開平4−62820号)のマイクロフィルムに、本考案
と同様な、隅棟瓦と屋根瓦との接続部に段差をなくす対
策が開示されている。
かされる点については、実願平2−106335号(実
開平4−62820号)のマイクロフィルムに、本考案
と同様な、隅棟瓦と屋根瓦との接続部に段差をなくす対
策が開示されている。
【0006】そこで本考案は、横風に動かされ難くする
と共に半瓦の破損を防止する点を対象とした降り隅棟部
の瓦葺き構造を得ようとするものである。
と共に半瓦の破損を防止する点を対象とした降り隅棟部
の瓦葺き構造を得ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、隅棟瓦
(8)の下部に、半瓦(9)の一部の縁を覆う側片(8
c)をV形に突出形成することにより、半瓦(9)の上
部の幅を広く形成して、この部分を破損し難くしてい
る。併せて、隅棟瓦と半瓦とに両瓦の外面に段差を無く
す係合部を設けている。
(8)の下部に、半瓦(9)の一部の縁を覆う側片(8
c)をV形に突出形成することにより、半瓦(9)の上
部の幅を広く形成して、この部分を破損し難くしてい
る。併せて、隅棟瓦と半瓦とに両瓦の外面に段差を無く
す係合部を設けている。
【0008】
【作用】隅棟瓦(8)の側部に接続される半瓦(9)の
上部は、隅棟瓦(8)のV形に突出する側片(8c)の
下部に係合して葺かれるから、上部の幅を広くすること
ができ、この部分が破損し難くなる。
上部は、隅棟瓦(8)のV形に突出する側片(8c)の
下部に係合して葺かれるから、上部の幅を広くすること
ができ、この部分が破損し難くなる。
【0009】
【実施例】図1〜図4は本考案の実施例を示し、図1は
図6と同様の屋根の降り隅棟部分の平面図、図2は隅棟
瓦と半瓦とを分離した平面図、図3は図1のB−B断面
図、図4は隅棟瓦の斜視図である。
図6と同様の屋根の降り隅棟部分の平面図、図2は隅棟
瓦と半瓦とを分離した平面図、図3は図1のB−B断面
図、図4は隅棟瓦の斜視図である。
【0010】隅棟瓦8は、両側の平瓦3の上下の縁に平
行する下縁8a、8aがV形に突出し、平瓦の上下の縁
に平行する上縁8b、8bがV形に凹入し、降り隅棟の
両側面に向けて弯曲している。隅棟瓦の下部には、V形
の側片8cを側方に突出させている。
行する下縁8a、8aがV形に突出し、平瓦の上下の縁
に平行する上縁8b、8bがV形に凹入し、降り隅棟の
両側面に向けて弯曲している。隅棟瓦の下部には、V形
の側片8cを側方に突出させている。
【0011】半瓦9は、隅棟瓦8の側部に重なる係合部
9aを隅棟瓦側に形成し、係合部9aより高くなった主
部9bの縁9cは隅棟瓦の側片8cの縁と衝合する形
状、寸法としている。半瓦の上下の縁部、隅棟瓦と反対
側の縁部は、隣接する半瓦、平瓦との間から雨水が浸入
しないように、通常の瓦の重なり部と同様の排水構造を
持たせている。
9aを隅棟瓦側に形成し、係合部9aより高くなった主
部9bの縁9cは隅棟瓦の側片8cの縁と衝合する形
状、寸法としている。半瓦の上下の縁部、隅棟瓦と反対
側の縁部は、隣接する半瓦、平瓦との間から雨水が浸入
しないように、通常の瓦の重なり部と同様の排水構造を
持たせている。
【0012】これらの隅棟瓦8、半瓦9は、図1、図2
のように降り隅棟1aの部分に葺かれ、半瓦9に平瓦3
が接続して葺かれる。
のように降り隅棟1aの部分に葺かれ、半瓦9に平瓦3
が接続して葺かれる。
【0013】隅棟瓦からV形に側方に突出した側片8c
の下部は、半瓦9の一部を覆うので、半瓦上部の幅は側
片8cの突出長さに対応して広くなる。従って通常のよ
うに釘により屋根に取付けられる半瓦上部の破損を防止
して半瓦取付けを丈夫にすることができる。
の下部は、半瓦9の一部を覆うので、半瓦上部の幅は側
片8cの突出長さに対応して広くなる。従って通常のよ
うに釘により屋根に取付けられる半瓦上部の破損を防止
して半瓦取付けを丈夫にすることができる。
【0014】
【考案の効果】(1) 隅棟瓦の側部に突出形成したV形の
側片のため、半瓦の上部を幅広く形成することができる
ので、半瓦上部が丈夫になり、釘打ちにより破損するこ
とがなくなる。
側片のため、半瓦の上部を幅広く形成することができる
ので、半瓦上部が丈夫になり、釘打ちにより破損するこ
とがなくなる。
【0015】(2) 左右の半瓦と隅棟瓦との3部で構成す
るので、屋根の勾配が変っても隅棟瓦と半瓦との重なり
を調整することにより、一つの隅棟瓦で広い範囲の屋根
の勾配に対応できる。
るので、屋根の勾配が変っても隅棟瓦と半瓦との重なり
を調整することにより、一つの隅棟瓦で広い範囲の屋根
の勾配に対応できる。
【図1】本考案による屋根の隅棟部分の平面図。
【図2】本考案の隅棟瓦と半瓦とを分離した平面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】本考案の隅棟瓦の斜視図。
【図5】従来の屋根の隅棟部の側面図。
【図6】従来の屋根の隅棟部の平面図。
【図7】図6のA−A断面図。
1 屋根 1a 降り隅棟 2 隅棟瓦 2a 端面 3 平瓦 4 半瓦 5 空洞部 6 モルタル 7 釘孔 8 隅棟瓦 8a 下縁 8b 上縁 8c 側片 9 半瓦 9a 係合部 9b 主部 9c 主部の縁
Claims (1)
- 【請求項1】 屋根の降り隅棟を覆う隅棟瓦(8)の側
端部と、隅棟瓦(8)と平瓦(3)とを接続する半瓦
(9)の側端部との少なくとも一方に、互いに係合して
両瓦の外面に凹凸を無くす係合部を形成すると共に、隅
棟瓦(8)の下部に、半瓦(9)の一部を覆う側片(8
c)をV形に突出形成した降り隅棟部分の瓦葺き構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992092699U JP2594890Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 降り隅棟部分の瓦葺き構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992092699U JP2594890Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 降り隅棟部分の瓦葺き構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654816U JPH0654816U (ja) | 1994-07-26 |
JP2594890Y2 true JP2594890Y2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=14061748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992092699U Expired - Lifetime JP2594890Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 降り隅棟部分の瓦葺き構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594890Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP1992092699U patent/JP2594890Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654816U (ja) | 1994-07-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |