JPH028983Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH028983Y2
JPH028983Y2 JP6596784U JP6596784U JPH028983Y2 JP H028983 Y2 JPH028983 Y2 JP H028983Y2 JP 6596784 U JP6596784 U JP 6596784U JP 6596784 U JP6596784 U JP 6596784U JP H028983 Y2 JPH028983 Y2 JP H028983Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
main body
sleeve
nail
tiles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6596784U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60177220U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6596784U priority Critical patent/JPS60177220U/ja
Publication of JPS60177220U publication Critical patent/JPS60177220U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH028983Y2 publication Critical patent/JPH028983Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は瓦屋根における破風部の簡易な施工を
図らしめる様にした袖瓦に関するものである。
従来一般に製造使用されている和型桟瓦用の袖
瓦は横方向からの雨風から屋根と破風を保護せし
めるため袖瓦本体側端部から下方に一体的に垂下
せしめた垂れ部が形成されており、該垂れ部は第
9図乃至第11図に図示する重合状態で葺き上げ
られる様に形成され、これらは和型桟瓦に垂れ部
を一体形成せしめたものである以上桟付の袖瓦
と、桟がなく本来桟のある部分に垂れ部を形成せ
しめた袖瓦の二種類のものが必要であり、かかる
二種類の袖瓦を使い分け使用せしめている。
この様に袖瓦は必ず二種類のものを対として使
用せねばならないため製造コストが高くつくと共
に、施工に際しても使い分け使用することは甚だ
面倒であり、又桟付きの袖瓦は特に大型となるた
め成型過程において変形し易く、更に施工上にお
いても垂れ部は屋根の下方から視認される部分で
あると共に、垂れ部同士の隙間は雨水等の浸入し
易い部分であるため、これら美観上、機能上の点
を満足せしめるには谷部、桟部、垂れ部の重合に
高度の技術を要する等困難な点を有していた。
又美観上の点より和型袖瓦は屋根地から少し浮
かせて葺き、軒方向から屋根を見上げた際に袖が
下がつて視認されない様に施工するのが通例であ
るが、かかる状態では桟の付いていない袖瓦の方
は排水能力が低下する欠点を有していた。
本考案はかかる欠点に鑑み、袖瓦本体を桟瓦の
流れ方向の寸法に対応せしめて断面略半円状に形
成せしめ、袖瓦本体の上部両側端部には桟瓦の切
り込み部に嵌合する鉤状の切欠部を対称的に形成
せしめて成る袖瓦を提供して上記欠点を解消せん
としたものにして、以下本考案の一実施例を図面
に基づいて説明すると、 1は陶器製よりなる袖瓦本体であり、該袖瓦本
体1は桟瓦2の両側部から屋根の破風部3に渉つ
て被冠される様に断面略半円状で且つ桟瓦2の流
れ方向の長さに対応する長さに成型せしめ、又袖
瓦本体1の上部4には先端方へ至るに従い下方へ
傾斜する重合部5を形成せしめ、該重合部5の両
側端部の角部には桟瓦2の切り込み部6,6aに
嵌合する鉤状の切欠部7,7aを対称的に切欠形
成せしめ、該切欠部7,7aの手前位置には全周
に渉り水切り用の溝8を形成せしめている。
又重合部5の適宜位置には袖瓦本体1の固定用
の釘孔9を貫設せしめている。
次に本考案に係る袖瓦の使用状態について説明
すると、第7図、第8図に図示する様に袖瓦本体
1の切欠部7,7aを桟瓦2の切り込み部6,6
aに嵌合せしめる様にして桟瓦2の側端部から破
風部3の上端部を被冠せしめる様にして順次葺き
上げせしめ、釘孔9を通して破風部3に釘10に
て固定せしめるのである。
要するに本考案は、袖瓦本体1を桟瓦2の流れ
方向の寸法に対応せしめて断面略半円状に形成せ
しめて成るので、従来の袖瓦に比し全体の形状を
大幅に小さく出来るため製造過程での変形を防止
して製品の歩留りを向上せしめることが出来、又
袖瓦本体1の上部4両側端部には桟瓦2の切り込
み部6,6aに嵌合する鉤状の切欠部7,7aを
対称的に形成せしめたので、左右両方共同じもの
を共用せしめることが出来るため製造上、施工上
共に簡易化せしめることが出来るのである。
又重合部5は先端方へ至るに従い下方へ傾斜す
る様に形成せしめると共に、該重合部5に釘孔9
を貫設せしめたので、袖瓦本体1の固定に際し釘
孔9へ釘10を打つ場合袖瓦本体1の破損を防止
するため釘10の頭は重合部5の上面より浮かせ
た位置で止める様にしているが、重合部5は傾斜
状に形成されているため釘10の頭が袖瓦本体1
上面の延線上より飛び出すことはなく釘10の頭
が袖瓦本体1の重合の障害となるのを防止出来る
等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものにして、第1
図は本考案に係る袖瓦の斜視図、第2図は同上正
面図、第3図は同上平面図、第4図は同上底面
図、第5図は同上右側面図、第6図は同上左側面
図、第7図は施工状態を示す平面図、第8図は同
上正面図、第9図乃至第11図は従来例を示す図
である。 1……袖瓦本体、2……桟瓦、4……上部、
6,6a……切り込み部、7,7a……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 袖瓦本体を桟瓦の流れ方向の寸法に対応せしめ
    て断面略半円状に形成せしめ、袖瓦本体の上部両
    側端部には桟瓦の切り込み部に嵌合する鉤状の切
    欠部を対称的に形成せしめたことを特徴とする袖
    瓦。
JP6596784U 1984-05-02 1984-05-02 袖瓦 Granted JPS60177220U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6596784U JPS60177220U (ja) 1984-05-02 1984-05-02 袖瓦

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6596784U JPS60177220U (ja) 1984-05-02 1984-05-02 袖瓦

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60177220U JPS60177220U (ja) 1985-11-25
JPH028983Y2 true JPH028983Y2 (ja) 1990-03-05

Family

ID=30598430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6596784U Granted JPS60177220U (ja) 1984-05-02 1984-05-02 袖瓦

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60177220U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60177220U (ja) 1985-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0742768B2 (ja) 屋根がわら
JPH028983Y2 (ja)
US4691492A (en) Interlocking roof tile
JPS6023376Y2 (ja) 建築物用面材
JP2594890Y2 (ja) 降り隅棟部分の瓦葺き構造
JPH028982Y2 (ja)
JPH0412169Y2 (ja)
JP3022414U (ja) 建物の屋根の構造
JPS6129858Y2 (ja)
JP3041448U (ja) 棟 瓦
JPS603214Y2 (ja) 面戸付桟瓦
JPS6134422Y2 (ja)
JPH0224831Y2 (ja)
JPH0229144Y2 (ja)
JP2590395Y2 (ja) 雨 樋
JP3492957B2 (ja)
JPS5942421Y2 (ja) 板葺屋根
JPS6134423Y2 (ja)
JPS601132Y2 (ja) 建築用板
JPS6040736Y2 (ja) 屋根の軒先構造
JPS5929052Y2 (ja) 建築用板
JP2543494Y2 (ja) 平板屋根瓦
JPH0335775Y2 (ja)
JP3033134U (ja) 棟用瓦等の水きり部構造
JPH0222413Y2 (ja)