JPS6038584B2 - フユ−エルカツト装置付エンジン搭載車の自動変速機制御装置 - Google Patents
フユ−エルカツト装置付エンジン搭載車の自動変速機制御装置Info
- Publication number
- JPS6038584B2 JPS6038584B2 JP55109139A JP10913980A JPS6038584B2 JP S6038584 B2 JPS6038584 B2 JP S6038584B2 JP 55109139 A JP55109139 A JP 55109139A JP 10913980 A JP10913980 A JP 10913980A JP S6038584 B2 JPS6038584 B2 JP S6038584B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cut
- signal
- engine
- brake
- automatic transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アクセルペダルを釈放したコースティング(
楢性)走行中でエンジン回転数が設定値以上の間、フュ
ーェルカット信号により燃料供給を断たれる(フユーェ
ルカツトされる)ようにしたエンジンを搭載され、該エ
ンジンからの動力が動力伝達系にトルクコンバ−夕を見
える自動変速機を介し駆動輪に伝達されて走行可能な車
両に係わり、特にその自動変速機を上記フューェルカッ
ト信号機能との関連において適切に制御するようにした
装置に関するものである。
楢性)走行中でエンジン回転数が設定値以上の間、フュ
ーェルカット信号により燃料供給を断たれる(フユーェ
ルカツトされる)ようにしたエンジンを搭載され、該エ
ンジンからの動力が動力伝達系にトルクコンバ−夕を見
える自動変速機を介し駆動輪に伝達されて走行可能な車
両に係わり、特にその自動変速機を上記フューェルカッ
ト信号機能との関連において適切に制御するようにした
装置に関するものである。
この種フューェルカット装置付エンジンは、アクセルペ
ダルを釈放したコースティング走行中でエンジン回転数
が設定値以上の間、エンジンの燃焼(エンジンからの動
力)が実際上不要なことから、燃料の供給(通常はフュ
ーェルヵット装置が電子制御式燃料噴射エンジンに用い
られるため燃料噴射)を中断(フューェルカット)して
おき、未燃焼ガスの排出防止と、燃費の向上を可能にし
たものである。
ダルを釈放したコースティング走行中でエンジン回転数
が設定値以上の間、エンジンの燃焼(エンジンからの動
力)が実際上不要なことから、燃料の供給(通常はフュ
ーェルヵット装置が電子制御式燃料噴射エンジンに用い
られるため燃料噴射)を中断(フューェルカット)して
おき、未燃焼ガスの排出防止と、燃費の向上を可能にし
たものである。
そして、このコーステイング走行中、ヱンジン回転数が
或る設定値まで低下したら、上記燃料供給(燃料噴射)
の中断を解除し、燃料供給(燃料噴射)を再開してエン
ジンの再燃競を行なわせ、ュ.ンジンが再運転不能にな
る(エンストする)のを防止する。しかし、この種エン
ジンを搭載した車両が、当該エンジンからの動力を自動
変速機を介し車両駆動論に伝達して走行するものにあっ
ては、自動変速機が動力伝達系にトルクコンバータを有
し、エンジンと駆動輪とを直結し得ないため、コーステ
イング走行中駆動輪側からエンジン側に伝えられる逆駆
動力が小さく、アクセルペダルを踏込んだパワーオン状
態での走行からコースティング走行への移行に際し、ア
クセルペダルを釈放した時、手動変速機仕様車に較べエ
ンジンの回転数が急速に低下する。
或る設定値まで低下したら、上記燃料供給(燃料噴射)
の中断を解除し、燃料供給(燃料噴射)を再開してエン
ジンの再燃競を行なわせ、ュ.ンジンが再運転不能にな
る(エンストする)のを防止する。しかし、この種エン
ジンを搭載した車両が、当該エンジンからの動力を自動
変速機を介し車両駆動論に伝達して走行するものにあっ
ては、自動変速機が動力伝達系にトルクコンバータを有
し、エンジンと駆動輪とを直結し得ないため、コーステ
イング走行中駆動輪側からエンジン側に伝えられる逆駆
動力が小さく、アクセルペダルを踏込んだパワーオン状
態での走行からコースティング走行への移行に際し、ア
クセルペダルを釈放した時、手動変速機仕様車に較べエ
ンジンの回転数が急速に低下する。
又、同様の理由から、特にコースティング走行によりエ
ンジンブレーキを効かせつ)急減遠するような走行状態
で、急減速後に燃料供給を再開しても、再運転し難く、
エンストし易いため、燃料供給(燃料噴射)を再開すべ
きエンジン回転数を手動変速機仕様車に較べ高めに設定
するのが普通である。これらの理由から、自動変速機仕
様車は上記フューェルカット装置付エンジンを搭載して
いても、フューェルカット時間が手動変速機仕様車より
も短か〈なり勝ちで、フューェルカットによる燃費の向
上効果を十分に達成し得ないのが実情であった。本発明
は、基本的にはフューェルカツト城で自動変速機をこれ
に既存する例えばダウンシフトソレノィドの作動により
強制的にダウンシフトさせ、これにより増大する変速機
の減速比増大分でエンジンの回転数を上昇させ、フュー
ヱルカット時間を長くして上述の問題を解決しようとす
るものであるが、単純にフューェルカット城で全て自動
変速機をダウンシフトさせたのでは、必要でもないのに
エンジンブレーキが効き過ぎ、乗員に度重なる減速度を
与えて不快感を与える。
ンジンブレーキを効かせつ)急減遠するような走行状態
で、急減速後に燃料供給を再開しても、再運転し難く、
エンストし易いため、燃料供給(燃料噴射)を再開すべ
きエンジン回転数を手動変速機仕様車に較べ高めに設定
するのが普通である。これらの理由から、自動変速機仕
様車は上記フューェルカット装置付エンジンを搭載して
いても、フューェルカット時間が手動変速機仕様車より
も短か〈なり勝ちで、フューェルカットによる燃費の向
上効果を十分に達成し得ないのが実情であった。本発明
は、基本的にはフューェルカツト城で自動変速機をこれ
に既存する例えばダウンシフトソレノィドの作動により
強制的にダウンシフトさせ、これにより増大する変速機
の減速比増大分でエンジンの回転数を上昇させ、フュー
ヱルカット時間を長くして上述の問題を解決しようとす
るものであるが、単純にフューェルカット城で全て自動
変速機をダウンシフトさせたのでは、必要でもないのに
エンジンブレーキが効き過ぎ、乗員に度重なる減速度を
与えて不快感を与える。
そこで本発明は、運転者がブレーキペダルを踏込むブレ
ーキ作動時のように比較的大きな減速を望む場合4に、
上記ダウンシフトを行なわせるべく、前記フューェルカ
ット信号とブレーキ作動信号とを受けて自動変速機を強
制的にダウンシフトさせるようにしたフューェルカツト
装置付エンジン搭載車の自動変速機制御装置を提供し、
もって従来の上記問題解決を実現しようとするものであ
る。以下、図示の実施例により本発明を詳細に説明する
。
ーキ作動時のように比較的大きな減速を望む場合4に、
上記ダウンシフトを行なわせるべく、前記フューェルカ
ット信号とブレーキ作動信号とを受けて自動変速機を強
制的にダウンシフトさせるようにしたフューェルカツト
装置付エンジン搭載車の自動変速機制御装置を提供し、
もって従来の上記問題解決を実現しようとするものであ
る。以下、図示の実施例により本発明を詳細に説明する
。
第1図は前進3遠後退1遠の自動変速機内における通常
の動力伝達系を示し、この動力伝達系は概ねエンジンの
クランクシャフト4より動力を入力されるトルクコンバ
ーター、インプットシャフト、フロント・クラッチ10
4、リア・クラッチ0105、セカンド・ブレーキ10
6、ロー・リバース・ブレーキ107、一方向ブレーキ
108、中間シャフト109、第1遊星歯車群110、
第2遊星歯車茂羊1 1 1、アウトプットシャフト1
12、第1ガバナ−弁113、第2ガバナ−弁114
、オイル・ポンプ13より構成される。
の動力伝達系を示し、この動力伝達系は概ねエンジンの
クランクシャフト4より動力を入力されるトルクコンバ
ーター、インプットシャフト、フロント・クラッチ10
4、リア・クラッチ0105、セカンド・ブレーキ10
6、ロー・リバース・ブレーキ107、一方向ブレーキ
108、中間シャフト109、第1遊星歯車群110、
第2遊星歯車茂羊1 1 1、アウトプットシャフト1
12、第1ガバナ−弁113、第2ガバナ−弁114
、オイル・ポンプ13より構成される。
トルク・コンバータ1はポンプ翼車P、タービン翼車T
、ステータ翼車Sより成り、ポンプ翼車Pはクランクシ
ャフト4により駆動され、中に入っているトルク・コン
バータ作動油を回しインプットシャフト7に固定された
タービン翼車Tにトルクを与える。トルクは更にインプ
ットシャフト7によって変速歯車列に伝えられる。ステ
ータ翼車Sはワンウェイクラツチ10を介して固定スリ
ーブ12上に置かれる。ワンウェイクラツチ10はステ
ータ翼車Sにクランクシャフト4と同方向の回転すなわ
ち矢印方向の回転(以下正転と略称する)は許すが反対
方向の回転(以下逆転と略称する)は許さない構造にな
っている。第1遊星歯車群110‘ま中間シャフト10
9に固定される内歯歯車1 17、中空伝導シャフト1
18に固定される太陽歯車119、内歯歯車117お
よび太陽歯車119のそれぞれに噛み合いながら自転と
同時に公転し得る2個以上の小歯車から成る遊星歯車1
20、アウトプットシャフト112に固定され遊星歯車
120を支持する遊星歯車支持体121から構成され、
第2遊星歯車鰭羊1 1 1はアウトプットシャフト1
12に固定される内歯歯車122、中空伝導シャフト1
18に固定される太陽歯車123、内歯歯車122およ
び太陽歯車123のそれぞれに噛み合いながら自転と同
時に公転し得る2個以上の4・歯車から成る遊星歯車1
24、遊星歯車124を支持する遊星歯車支持体125
より構成される。フロント・クラッチ104はタービン
翼車Tにより駆動されるインプットシャフト7と両太陽
歯車119,123と−体になって回転する中空伝導シ
ャフト118とをドラム126を介して結合し、リア・
クラッチ105は中間シャフト109を介してインプッ
トシャフト7と第1遊星歯車軍羊1 10の内歯歯車1
17とを結合する働きをする。セカンドブレーキ10
6は中空伝導シャフト118に固定されたドラム126
を巻いて締付けることにより、両太陽歯車119,12
3を固定し、ロー・リバース・ブレーキ107は第2遊
星歯車軍羊1 1 1の遊星歯車支持体125を固定す
る働きをする。一方向ブレーキ108は遊星歯車支持体
125に正転は許すが、逆転は許さない構造になってい
る。第1ガバナー弁113および第2ガバナー弁114
はアウトプットシャフト112に固定され車速に応じた
ガバナー圧を発生する。次に選速樺をD(前進自動変速
)位置に設定した場合における動力伝動列を説明する。
この場合は始めに前進入力クラッチであるリア・クラッ
チ105のみが締結されている。エンジンからトルク・
コンバータ1を経た動力は、インプットシャフト7から
リア・クラッチ105を通って第1遊星歯車群110の
内歯歯車117に伝達される。内歯歯車117は遊星歯
車120を正転させる。従って太陽歯車119は逆転し
、太陽歯車119と一体になって回転する第2遊星歯車
群111の太陽歯車123を逆転させるため第2遊星歯
車群111の遊星歯車124は正転する。一方向ブレー
キ108は太陽歯車123が自動変速機支持体125を
逆転させるのを阻止し、前進反力ブレーキとして働く。
このため第2遊星歯車群111の内歯歯車122は正転
する。従って内歯歯車122と一体回転するアウトプッ
トシャフト112も正転し、前進第1遠の減速比が得ら
れる。この状態において車透が上がりセカンド・ブレー
キ106が締結されると第1遠の場合と同様にインプッ
トシャフト7からリア・クラッチ105を通った動力は
内歯歯車117に伝達される。セカンド・ブレーキ10
6はドラム126を固定し、太陽歯車119の回転を阻
止し前進反力ブレーキとして働く。このため静止した太
陽歯車119のまわりを遊星歯車120が自転しながら
公転し、従って遊星歯車支持体121およびこれと一体
になっているアウトプットシャフト112は減速されて
はいるが、第1速の場合よりは卓い速度で正転し、前進
第2遠の減速比が得られる。更に車速が上がりセカンド
・ブレーキ106が解放されフロント・クラッチ104
が締結されると、インプットシャフト7に伝達された動
力は、一方でリァ・クラッチ105を経て内歯歯車11
7に伝達され、他方でフロントクラッチ104を経て太
陽歯車1 19に伝達される。従って内歯歯車117、
太陽歯車119はインターロックされ、遊星歯車支南体
121およびアウトプットシャフト112と共にすべて
同一回転速度で正転し前進第3速が得られる。この場合
、入力クラッチに該当するものはフロントクラッチ10
4およびリアクラツチ105であり、遊星歯車によるト
ルク増大は行われないため反力ブレーキはない。次に、
セレクトレバーをR(後退走行)位置に設定した場合の
動力伝動列を説明する。この場合、フロント・クラッチ
104とロー・リバース・ブレーキ107が締結される
。
、ステータ翼車Sより成り、ポンプ翼車Pはクランクシ
ャフト4により駆動され、中に入っているトルク・コン
バータ作動油を回しインプットシャフト7に固定された
タービン翼車Tにトルクを与える。トルクは更にインプ
ットシャフト7によって変速歯車列に伝えられる。ステ
ータ翼車Sはワンウェイクラツチ10を介して固定スリ
ーブ12上に置かれる。ワンウェイクラツチ10はステ
ータ翼車Sにクランクシャフト4と同方向の回転すなわ
ち矢印方向の回転(以下正転と略称する)は許すが反対
方向の回転(以下逆転と略称する)は許さない構造にな
っている。第1遊星歯車群110‘ま中間シャフト10
9に固定される内歯歯車1 17、中空伝導シャフト1
18に固定される太陽歯車119、内歯歯車117お
よび太陽歯車119のそれぞれに噛み合いながら自転と
同時に公転し得る2個以上の小歯車から成る遊星歯車1
20、アウトプットシャフト112に固定され遊星歯車
120を支持する遊星歯車支持体121から構成され、
第2遊星歯車鰭羊1 1 1はアウトプットシャフト1
12に固定される内歯歯車122、中空伝導シャフト1
18に固定される太陽歯車123、内歯歯車122およ
び太陽歯車123のそれぞれに噛み合いながら自転と同
時に公転し得る2個以上の4・歯車から成る遊星歯車1
24、遊星歯車124を支持する遊星歯車支持体125
より構成される。フロント・クラッチ104はタービン
翼車Tにより駆動されるインプットシャフト7と両太陽
歯車119,123と−体になって回転する中空伝導シ
ャフト118とをドラム126を介して結合し、リア・
クラッチ105は中間シャフト109を介してインプッ
トシャフト7と第1遊星歯車軍羊1 10の内歯歯車1
17とを結合する働きをする。セカンドブレーキ10
6は中空伝導シャフト118に固定されたドラム126
を巻いて締付けることにより、両太陽歯車119,12
3を固定し、ロー・リバース・ブレーキ107は第2遊
星歯車軍羊1 1 1の遊星歯車支持体125を固定す
る働きをする。一方向ブレーキ108は遊星歯車支持体
125に正転は許すが、逆転は許さない構造になってい
る。第1ガバナー弁113および第2ガバナー弁114
はアウトプットシャフト112に固定され車速に応じた
ガバナー圧を発生する。次に選速樺をD(前進自動変速
)位置に設定した場合における動力伝動列を説明する。
この場合は始めに前進入力クラッチであるリア・クラッ
チ105のみが締結されている。エンジンからトルク・
コンバータ1を経た動力は、インプットシャフト7から
リア・クラッチ105を通って第1遊星歯車群110の
内歯歯車117に伝達される。内歯歯車117は遊星歯
車120を正転させる。従って太陽歯車119は逆転し
、太陽歯車119と一体になって回転する第2遊星歯車
群111の太陽歯車123を逆転させるため第2遊星歯
車群111の遊星歯車124は正転する。一方向ブレー
キ108は太陽歯車123が自動変速機支持体125を
逆転させるのを阻止し、前進反力ブレーキとして働く。
このため第2遊星歯車群111の内歯歯車122は正転
する。従って内歯歯車122と一体回転するアウトプッ
トシャフト112も正転し、前進第1遠の減速比が得ら
れる。この状態において車透が上がりセカンド・ブレー
キ106が締結されると第1遠の場合と同様にインプッ
トシャフト7からリア・クラッチ105を通った動力は
内歯歯車117に伝達される。セカンド・ブレーキ10
6はドラム126を固定し、太陽歯車119の回転を阻
止し前進反力ブレーキとして働く。このため静止した太
陽歯車119のまわりを遊星歯車120が自転しながら
公転し、従って遊星歯車支持体121およびこれと一体
になっているアウトプットシャフト112は減速されて
はいるが、第1速の場合よりは卓い速度で正転し、前進
第2遠の減速比が得られる。更に車速が上がりセカンド
・ブレーキ106が解放されフロント・クラッチ104
が締結されると、インプットシャフト7に伝達された動
力は、一方でリァ・クラッチ105を経て内歯歯車11
7に伝達され、他方でフロントクラッチ104を経て太
陽歯車1 19に伝達される。従って内歯歯車117、
太陽歯車119はインターロックされ、遊星歯車支南体
121およびアウトプットシャフト112と共にすべて
同一回転速度で正転し前進第3速が得られる。この場合
、入力クラッチに該当するものはフロントクラッチ10
4およびリアクラツチ105であり、遊星歯車によるト
ルク増大は行われないため反力ブレーキはない。次に、
セレクトレバーをR(後退走行)位置に設定した場合の
動力伝動列を説明する。この場合、フロント・クラッチ
104とロー・リバース・ブレーキ107が締結される
。
エンジンからトルク・コンバータ1を通った動力は、イ
ンプット・シヤフト7からフロント・クラッチ104、
ドラム126を通ってサン・ギヤ119,123に導び
かれる。この時、後方の遊星歯車支持体125がロー・
リバース・ブレーキ107により固定されているため、
サン・ギャ119,123が正転すると、内歯歯車12
2が減速されて逆転し、この内歯歯車122と一体回転
するアウトプット・シャフト112を逆転して、後退の
減速比が得られる。第2図は上記動力伝達列の切換えを
油圧制御により行なうようにした通常の油圧制御系統を
示したもので、オイル・ポンプ13、ライン圧調整弁1
28、増圧弁129、トルク・コンバータ1、選速弁1
30、第1ガバナー弁113、第2ガバナー弁114、
1一2シフト弁131、2−3シフト弁132、スロツ
トル減圧弁133、カッ,ト・ダウン弁134、セカン
ド・ロック弁135、2−3タイミング弁136、ソレ
ノイド・ダウン・シフト弁137、スロツトル・バック
・アップ弁138、バキューム・スロツトル弁139、
バキューム・ダイヤフラム140、フロントクラッチ1
04、リア・クラッチ105、セカンド・ブレーキ10
6、サーボ141、ロー・リバース・ブレ−キー07お
よび油圧回路網よりなる。
ンプット・シヤフト7からフロント・クラッチ104、
ドラム126を通ってサン・ギヤ119,123に導び
かれる。この時、後方の遊星歯車支持体125がロー・
リバース・ブレーキ107により固定されているため、
サン・ギャ119,123が正転すると、内歯歯車12
2が減速されて逆転し、この内歯歯車122と一体回転
するアウトプット・シャフト112を逆転して、後退の
減速比が得られる。第2図は上記動力伝達列の切換えを
油圧制御により行なうようにした通常の油圧制御系統を
示したもので、オイル・ポンプ13、ライン圧調整弁1
28、増圧弁129、トルク・コンバータ1、選速弁1
30、第1ガバナー弁113、第2ガバナー弁114、
1一2シフト弁131、2−3シフト弁132、スロツ
トル減圧弁133、カッ,ト・ダウン弁134、セカン
ド・ロック弁135、2−3タイミング弁136、ソレ
ノイド・ダウン・シフト弁137、スロツトル・バック
・アップ弁138、バキューム・スロツトル弁139、
バキューム・ダイヤフラム140、フロントクラッチ1
04、リア・クラッチ105、セカンド・ブレーキ10
6、サーボ141、ロー・リバース・ブレ−キー07お
よび油圧回路網よりなる。
オイル・ポンプ13はエンジンによりクランクシヤフト
4およびトルク・コンバータ1のポンプ翼車Pを介して
駆動され、エンジン作動中は常にリザーバ142からス
トレーナ143を通して有害なゴミを除去した油を吸い
あげライン圧回路へ送出す。油はライン圧調整弁128
によって所定の圧力に調整されて作動油としてトルク・
コンバータ1および選速弁130へ送られる。
4およびトルク・コンバータ1のポンプ翼車Pを介して
駆動され、エンジン作動中は常にリザーバ142からス
トレーナ143を通して有害なゴミを除去した油を吸い
あげライン圧回路へ送出す。油はライン圧調整弁128
によって所定の圧力に調整されて作動油としてトルク・
コンバータ1および選速弁130へ送られる。
ライン圧調整弁128はスプール172とバネ173よ
りなり、スプール172にはバネ173に加えて増圧弁
I Z29のスプール174を介して回路165のスロ
ットル圧と回路156のライン圧が作用し、スプール1
72の上方に回路144からオリフイス175を通して
作用するライン圧および回路176から作用する圧力に
対抗している。トルク1コンZバ−ターへの作動油は回
路144からライン圧調整弁128を経て回路145に
向う作動油で確保され、トルク・コンバータ1を通流後
保圧弁146によってある圧力以内に保たれている。ま
た圧力以上では保圧弁146は開かれて油はさらに回路
147から動力伝達機構の後部潤滑部に送られる。この
潤滑油圧が高すぎる時はリリーフ弁148が開いて圧力
は下げられる。一方動力伝達機構の前部潤滑部には回路
145から前部潤滑弁149を開いて潤滑油が供給され
る。選速弁13川ま図示せざる選速梓(セレクトレバー
)の手敷操作により功襖わる流体方向切襖弁で、選速樟
に連動するスプール150もこよって構成され、選速樺
(図示せず)にリンケージを介して結ばれ、各選速操作
によってスプール150が動いてライン圧回路144の
圧送通路を切換えるものである。第2図に示されている
状態は選速弁130がN(中立)位置にある場合でライ
ン圧回路144はボートdおよびeに開いている。第1
ガバナー弁113および第2ガバナ−弁114は前進走
行の時に発生したガバナW圧により1−2シフト弁13
1、および2−3シフト弁132を作動させて自動変速
作用を行い、又ライン圧をも制御するもので、選速弁1
30がD、ロおよび1の各位直にある時、油圧ライン圧
回路144から選速弁130のボートcを経て第2ガバ
ナー弁114に達し、車が走行すれば第2ガバナー弁1
14によって調、 圧された車速比例のガバナー圧は回
路157に送り出され、第1ガバナー弁113に導入さ
れる。ある車速以上になると第1ガバナー弁113のス
プール177が移動して回路157は回路158と導通
してこの回路158にガバナー圧が出力され、回路15
8よりガバナー圧は1一2アウトプットシフト弁131
、2一3シフト弁132およびカットダウン弁134の
各端面に作用し、これらの各弁を図中右方に押しつけて
いるそれぞれのバネと釣合つている。又、選遼弁130
のボートcから回路153、回路161および回路16
2を経てセカンド・ブレーキ106を締めつけるサーボ
141の締結側油圧室169に達する油圧回路の途中に
1−2シフト弁131とセカンド・ロック弁135を別
個に設け、更に選速弁130のボートbからセカンド・
ロック弁135に達する回路152を設ける。従って、
選速樟をD位置に設定すると、選速弁130のスプール
150が動いてライン圧回路144はボートa,bおよ
びcに通じる。
りなり、スプール172にはバネ173に加えて増圧弁
I Z29のスプール174を介して回路165のスロ
ットル圧と回路156のライン圧が作用し、スプール1
72の上方に回路144からオリフイス175を通して
作用するライン圧および回路176から作用する圧力に
対抗している。トルク1コンZバ−ターへの作動油は回
路144からライン圧調整弁128を経て回路145に
向う作動油で確保され、トルク・コンバータ1を通流後
保圧弁146によってある圧力以内に保たれている。ま
た圧力以上では保圧弁146は開かれて油はさらに回路
147から動力伝達機構の後部潤滑部に送られる。この
潤滑油圧が高すぎる時はリリーフ弁148が開いて圧力
は下げられる。一方動力伝達機構の前部潤滑部には回路
145から前部潤滑弁149を開いて潤滑油が供給され
る。選速弁13川ま図示せざる選速梓(セレクトレバー
)の手敷操作により功襖わる流体方向切襖弁で、選速樟
に連動するスプール150もこよって構成され、選速樺
(図示せず)にリンケージを介して結ばれ、各選速操作
によってスプール150が動いてライン圧回路144の
圧送通路を切換えるものである。第2図に示されている
状態は選速弁130がN(中立)位置にある場合でライ
ン圧回路144はボートdおよびeに開いている。第1
ガバナー弁113および第2ガバナ−弁114は前進走
行の時に発生したガバナW圧により1−2シフト弁13
1、および2−3シフト弁132を作動させて自動変速
作用を行い、又ライン圧をも制御するもので、選速弁1
30がD、ロおよび1の各位直にある時、油圧ライン圧
回路144から選速弁130のボートcを経て第2ガバ
ナー弁114に達し、車が走行すれば第2ガバナー弁1
14によって調、 圧された車速比例のガバナー圧は回
路157に送り出され、第1ガバナー弁113に導入さ
れる。ある車速以上になると第1ガバナー弁113のス
プール177が移動して回路157は回路158と導通
してこの回路158にガバナー圧が出力され、回路15
8よりガバナー圧は1一2アウトプットシフト弁131
、2一3シフト弁132およびカットダウン弁134の
各端面に作用し、これらの各弁を図中右方に押しつけて
いるそれぞれのバネと釣合つている。又、選遼弁130
のボートcから回路153、回路161および回路16
2を経てセカンド・ブレーキ106を締めつけるサーボ
141の締結側油圧室169に達する油圧回路の途中に
1−2シフト弁131とセカンド・ロック弁135を別
個に設け、更に選速弁130のボートbからセカンド・
ロック弁135に達する回路152を設ける。従って、
選速樟をD位置に設定すると、選速弁130のスプール
150が動いてライン圧回路144はボートa,bおよ
びcに通じる。
油圧はボートaからは回路151を通り一部はセカンド
・ロック弁135の下部に作用して、バネ179により
上に押付けられているスプ−ル178が、ボートbから
回路152を経て作用している油圧によって下げられる
ことにより導適している回路161および162間が遮
断されないようにし、残部はオリフィス166を経て回
路167から2−3シフト弁132に達し、ボートcか
らは回路153を通り第2ガバナー弁114、リア・ク
ラッチ105および1−2シフト弁131に達して変速
機は前進第1速の状態になる。この状態で車速がある速
度になると回路158のガバナー圧により、バネ159
によって右方に押付けられている1−2シフト弁131
のスプール160が左方に動いて以下の如く前進第1速
から第2速への自動変速作用が行われる。即ち、この時
回路153と5回路161が導通し油圧はセカンド・ロ
ック弁135を経て回路162からサーボ141の締結
側油圧室169に達しセカンド・ブレーキ106を締結
し、リア・クラッチ105の締結保持と相俊つて変速機
は前述した前進第2速の状態にある。0この場合、1一
2シフト弁131は4・型化しているため、変速点の速
度は上昇することなく所要の速度でスプール1601ま
左方に動き前進第1速から第2速への自動変速作用が行
われる。
・ロック弁135の下部に作用して、バネ179により
上に押付けられているスプ−ル178が、ボートbから
回路152を経て作用している油圧によって下げられる
ことにより導適している回路161および162間が遮
断されないようにし、残部はオリフィス166を経て回
路167から2−3シフト弁132に達し、ボートcか
らは回路153を通り第2ガバナー弁114、リア・ク
ラッチ105および1−2シフト弁131に達して変速
機は前進第1速の状態になる。この状態で車速がある速
度になると回路158のガバナー圧により、バネ159
によって右方に押付けられている1−2シフト弁131
のスプール160が左方に動いて以下の如く前進第1速
から第2速への自動変速作用が行われる。即ち、この時
回路153と5回路161が導通し油圧はセカンド・ロ
ック弁135を経て回路162からサーボ141の締結
側油圧室169に達しセカンド・ブレーキ106を締結
し、リア・クラッチ105の締結保持と相俊つて変速機
は前述した前進第2速の状態にある。0この場合、1一
2シフト弁131は4・型化しているため、変速点の速
度は上昇することなく所要の速度でスプール1601ま
左方に動き前進第1速から第2速への自動変速作用が行
われる。
更に車遠が上がりある速度になると回路158のガバナ
−圧がバネ163に打ち勝って2−3シフト弁132の
スプール164を左方へ押しつけて回路167と回路1
68が導通し、油圧は回路168から一部はサーボ14
1の解放側油圧室170に達してセカンド・ブレーキ1
06を解放し、残部はフロント・クラッチ104に達し
てこれを締結し、変速機はリア・クラッチ105の締結
保持と相俊って前述した前進第3遠の状態になる。選速
樺をD(前進第2遠固定)位置に設定すると、選速弁1
30のスプール150は動いてライン圧回路144はボ
ートb,cおよびdに通じる。油圧はボートbおよびc
からは前記D位置の場合と同じ場所に達し、リア・クラ
ッチ105を締結し、一方セカンド・ロック弁135の
下部にはこの0の場合は油圧が来ていないためと、スプ
ール178が回路152を開いて油圧が作用する部分の
上下のランドの面積は下の方が大きいため、セカンド・
ロック弁135のスプール178はバネ179の力に抗
して下に押し下げられて回路152と回路162が導通
し、油圧はサーボ141の締結側油圧室169に達しセ
カンド・ブレーキ106を締結し変速機は前進第2速の
状態になる。ボートdからは油圧は回路154を通りソ
レノイド・ダウン・シフト弁137およびスロツトル・
バック・アップ弁138に達する。選遼弁130のボー
トaとライン圧回路144との間は断絶していて、回路
151から2−3シフト弁132には油圧が達していな
いためセカンド・ブレーキ106の解放とフロント・ク
ラッチ104の締結は行われず変速機は前進第3速の状
態になることはなく、セカンド・ロック弁135は選速
弁130と相挨つて変速機を前進第2速の状態に固定し
ておく働きをする。選速樺を1(前進第1遠固定)位置
に設定するとライン圧回路144はボートc,dおよび
eに通じる。油圧はボートcおよびdからはロの場合と
同じ場所に達し、リア・クラッチ105を締結し、ボー
トeからは回路155より1−2シフト弁131と経て
、回路171から一部はロー‘リバース・ブレーキ10
7に達して、前進反力ブレーキとして働くロー・リバー
ス・ブレーキ107を締結し、変速機を前進第1速の状
態にし、一部は1−2シフト弁131の左側に達してバ
ネ159と共にスプール160を右方に押しつけておく
ように作用し、前進第1速は固定される。なお、運転者
がD位置での走行中大きな加速力を所望してアクセルペ
ダルをストッパーに当接するまで踏込むと、アクセルリ
ンクの途中に設けられたキックダウンスイッチ(図示せ
ず)がこれを検出してONになり、ソレノィド・ダウン
・シフト弁137に対設したダウン・シフト・ソレノィ
ド25が通電により附勢される。
−圧がバネ163に打ち勝って2−3シフト弁132の
スプール164を左方へ押しつけて回路167と回路1
68が導通し、油圧は回路168から一部はサーボ14
1の解放側油圧室170に達してセカンド・ブレーキ1
06を解放し、残部はフロント・クラッチ104に達し
てこれを締結し、変速機はリア・クラッチ105の締結
保持と相俊って前述した前進第3遠の状態になる。選速
樺をD(前進第2遠固定)位置に設定すると、選速弁1
30のスプール150は動いてライン圧回路144はボ
ートb,cおよびdに通じる。油圧はボートbおよびc
からは前記D位置の場合と同じ場所に達し、リア・クラ
ッチ105を締結し、一方セカンド・ロック弁135の
下部にはこの0の場合は油圧が来ていないためと、スプ
ール178が回路152を開いて油圧が作用する部分の
上下のランドの面積は下の方が大きいため、セカンド・
ロック弁135のスプール178はバネ179の力に抗
して下に押し下げられて回路152と回路162が導通
し、油圧はサーボ141の締結側油圧室169に達しセ
カンド・ブレーキ106を締結し変速機は前進第2速の
状態になる。ボートdからは油圧は回路154を通りソ
レノイド・ダウン・シフト弁137およびスロツトル・
バック・アップ弁138に達する。選遼弁130のボー
トaとライン圧回路144との間は断絶していて、回路
151から2−3シフト弁132には油圧が達していな
いためセカンド・ブレーキ106の解放とフロント・ク
ラッチ104の締結は行われず変速機は前進第3速の状
態になることはなく、セカンド・ロック弁135は選速
弁130と相挨つて変速機を前進第2速の状態に固定し
ておく働きをする。選速樺を1(前進第1遠固定)位置
に設定するとライン圧回路144はボートc,dおよび
eに通じる。油圧はボートcおよびdからはロの場合と
同じ場所に達し、リア・クラッチ105を締結し、ボー
トeからは回路155より1−2シフト弁131と経て
、回路171から一部はロー‘リバース・ブレーキ10
7に達して、前進反力ブレーキとして働くロー・リバー
ス・ブレーキ107を締結し、変速機を前進第1速の状
態にし、一部は1−2シフト弁131の左側に達してバ
ネ159と共にスプール160を右方に押しつけておく
ように作用し、前進第1速は固定される。なお、運転者
がD位置での走行中大きな加速力を所望してアクセルペ
ダルをストッパーに当接するまで踏込むと、アクセルリ
ンクの途中に設けられたキックダウンスイッチ(図示せ
ず)がこれを検出してONになり、ソレノィド・ダウン
・シフト弁137に対設したダウン・シフト・ソレノィ
ド25が通電により附勢される。
これにより、ソレノィド・ダウン・シフト弁137のス
プール19川まばね191により第2図中上方にロック
された位置から下方に押される。この時、回路154に
通じていたキックダウン回路180がライン圧回路14
4に通じ、ライン圧が回路144,180を経て1一2
シフト弁131及び2一3シフト弁132にガバナ圧と
対向するように供給される。この時第3速での走行中で
あれば、先ず2−3シフト弁132のスプール164が
上記ライン圧により左行位置からガバナ圧に抗して右行
位置へ強制的に押動され、ある車速限度内で第3遠から
第2速への強制的なダウンシフトが行なわれ、十分な加
速力が得られる。ところで、第2遠での走行中に上記キ
ックダウンが行なわれると、この時は負荷が大きく低速
のため、ガバナ圧も低いことから、回路18川こ導かれ
たライン圧は1一2シフト弁131のスプール131も
左行位置からガバナ圧に抗して右動させる。従って、こ
の場合は第2途から第1遠への強制的なダウンシフトが
行なわれて、大負荷に対応した更に強力な加速力を得る
ことができる。第3図は本発明自動変速機制御装置をフ
ューェルカット装置付燃料噴射装置と共に示し、5川ま
燃料噴射制御装置の燃料魔射パルス決定回路で、この回
路50はエンジンクランク角センサ等の燃料噴射時期セ
ンサ51から燃料噴射時期信号Stを、水温センサ52
からエンジン冷却水温信号Scを、又スロツトル関度セ
ンサやエンジン吸入負圧センサ等のエンジン負荷センサ
53からエンジン負荷信号SIを夫々入力されている。
プール19川まばね191により第2図中上方にロック
された位置から下方に押される。この時、回路154に
通じていたキックダウン回路180がライン圧回路14
4に通じ、ライン圧が回路144,180を経て1一2
シフト弁131及び2一3シフト弁132にガバナ圧と
対向するように供給される。この時第3速での走行中で
あれば、先ず2−3シフト弁132のスプール164が
上記ライン圧により左行位置からガバナ圧に抗して右行
位置へ強制的に押動され、ある車速限度内で第3遠から
第2速への強制的なダウンシフトが行なわれ、十分な加
速力が得られる。ところで、第2遠での走行中に上記キ
ックダウンが行なわれると、この時は負荷が大きく低速
のため、ガバナ圧も低いことから、回路18川こ導かれ
たライン圧は1一2シフト弁131のスプール131も
左行位置からガバナ圧に抗して右動させる。従って、こ
の場合は第2途から第1遠への強制的なダウンシフトが
行なわれて、大負荷に対応した更に強力な加速力を得る
ことができる。第3図は本発明自動変速機制御装置をフ
ューェルカット装置付燃料噴射装置と共に示し、5川ま
燃料噴射制御装置の燃料魔射パルス決定回路で、この回
路50はエンジンクランク角センサ等の燃料噴射時期セ
ンサ51から燃料噴射時期信号Stを、水温センサ52
からエンジン冷却水温信号Scを、又スロツトル関度セ
ンサやエンジン吸入負圧センサ等のエンジン負荷センサ
53からエンジン負荷信号SIを夫々入力されている。
回路50はこれら入力信号SLSc,SIの演算結果か
らエンジンの回転に調時して所定幅のパルス信号Spを
出力し、該パルス信号により駆動回路54を介しソレノ
ィド弁型式のィンジェクタ55を作動させる。パルス信
号Spはエンジンの運転状態に最適な幅に決定され、こ
のパルス幅で決定されるィンジェク夕55の作動時間に
応じた量の燃料が、該ィンジェクタ55からエンジンの
対応する気筒へ最適時期に噴射され、エンジンを効率よ
く運転することができ、以上により燃料噴射制御が実行
される。次に、フューェルカット装置を説明するに、こ
れは周波数−電圧変換器(F/Vコンバータ)56と、
比較器57と、基準電圧発生回路58と、フューェルカ
ット判別手段としてのANDゲート59と、アイドルセ
ンサ60とで構成する。
らエンジンの回転に調時して所定幅のパルス信号Spを
出力し、該パルス信号により駆動回路54を介しソレノ
ィド弁型式のィンジェクタ55を作動させる。パルス信
号Spはエンジンの運転状態に最適な幅に決定され、こ
のパルス幅で決定されるィンジェク夕55の作動時間に
応じた量の燃料が、該ィンジェクタ55からエンジンの
対応する気筒へ最適時期に噴射され、エンジンを効率よ
く運転することができ、以上により燃料噴射制御が実行
される。次に、フューェルカット装置を説明するに、こ
れは周波数−電圧変換器(F/Vコンバータ)56と、
比較器57と、基準電圧発生回路58と、フューェルカ
ット判別手段としてのANDゲート59と、アイドルセ
ンサ60とで構成する。
FノVコンバータ56は燃料噴射時期信号Stの周波数
(エンジン回転数に相当する)を電圧に変換し、エンジ
ン回転数に対応した電圧信号くエンジン回転数信号)N
耳を比較器57に出力する。基準電圧発生回路58はエ
ンジン冷却水温信号Scを入力され、第6図に示す特性
曲線Nc又はNFからエンジン冷却水温(信号Sc)に
対応するエンジン回転数を議出し、該エンジン回転数に
対応した基準電圧NRを出力する。第6図の特性曲線N
cはエンジン冷却水温によって異なるフューェルカツト
用エンジン回転数で、特性曲線NFは同じくエンジン冷
却水温によって異なるフューェルカット解除(燃料再噴
射)用エンジン回転数である。両特性曲線Nc,NF間
には、特性NFが特性Ncより低回鞍側に位置するよう
ヒステリシスを設定する。基準電圧発生回路58がどち
らの特性曲線Nc又はNFからエンジン冷却水温(信号
Sc)に対応したエンジン回転数信号としての基準電圧
NRを出力するかは、比較器57からの出力により決定
される。この比較器はエンジン回転数信号N8が第6図
の特性Ncより高い時出力信号SFをHレベルとなし、
このHレベル信号SFを基準電圧発生回路58が受ける
と、この回路は特性曲線NFを選択して当該特性曲線か
らエンジン冷却水温(信号Sc)に対応したエンジン回
転数信号としての基準電圧NRを出力する。又、比較器
57はエンジン回転数信号NEが第6図の特性NFより
低い時出力信号SFをLレベルとなし、このLレベル信
号SFを受けると基準電圧発生回路58は特性Ncを選
択して当該特性からエンジン冷却水温(信号Sc)に対
応したエンジン回転数信号としての基準電圧NRを出力
する。従って比較器57は、このようにして回路58か
ら出力される基準電圧NRとエンジン回転数信号N8と
の比較結果から、ェンジン回転数の低下中はこれが第6
図の特性NFを越えて低下するまで出力信号SFをHレ
ベルに保ち、エンジン回転数の上昇中はこれが特性Nc
を越えて上昇するまで出力信号SFをLレベルに保つ。
比較器57の出力信号SFはフューヱルカツト判別手段
としてのANDゲート59にも入力され、ANDゲート
59には更にアイドルセンサ6oからの信号S,を入力
される。
(エンジン回転数に相当する)を電圧に変換し、エンジ
ン回転数に対応した電圧信号くエンジン回転数信号)N
耳を比較器57に出力する。基準電圧発生回路58はエ
ンジン冷却水温信号Scを入力され、第6図に示す特性
曲線Nc又はNFからエンジン冷却水温(信号Sc)に
対応するエンジン回転数を議出し、該エンジン回転数に
対応した基準電圧NRを出力する。第6図の特性曲線N
cはエンジン冷却水温によって異なるフューェルカツト
用エンジン回転数で、特性曲線NFは同じくエンジン冷
却水温によって異なるフューェルカット解除(燃料再噴
射)用エンジン回転数である。両特性曲線Nc,NF間
には、特性NFが特性Ncより低回鞍側に位置するよう
ヒステリシスを設定する。基準電圧発生回路58がどち
らの特性曲線Nc又はNFからエンジン冷却水温(信号
Sc)に対応したエンジン回転数信号としての基準電圧
NRを出力するかは、比較器57からの出力により決定
される。この比較器はエンジン回転数信号N8が第6図
の特性Ncより高い時出力信号SFをHレベルとなし、
このHレベル信号SFを基準電圧発生回路58が受ける
と、この回路は特性曲線NFを選択して当該特性曲線か
らエンジン冷却水温(信号Sc)に対応したエンジン回
転数信号としての基準電圧NRを出力する。又、比較器
57はエンジン回転数信号NEが第6図の特性NFより
低い時出力信号SFをLレベルとなし、このLレベル信
号SFを受けると基準電圧発生回路58は特性Ncを選
択して当該特性からエンジン冷却水温(信号Sc)に対
応したエンジン回転数信号としての基準電圧NRを出力
する。従って比較器57は、このようにして回路58か
ら出力される基準電圧NRとエンジン回転数信号N8と
の比較結果から、ェンジン回転数の低下中はこれが第6
図の特性NFを越えて低下するまで出力信号SFをHレ
ベルに保ち、エンジン回転数の上昇中はこれが特性Nc
を越えて上昇するまで出力信号SFをLレベルに保つ。
比較器57の出力信号SFはフューヱルカツト判別手段
としてのANDゲート59にも入力され、ANDゲート
59には更にアイドルセンサ6oからの信号S,を入力
される。
アイドルセンサ60はアクセルペダルを釈放したパワー
オフ時日レベルのアイドル信号S,を出力するものとす
る。ANDゲート59はこのHレベルアイドル信号S,
と前記比較器57からのHレベル出力信号SpとのAN
Dをとり、アクセルペダルを釈放したコースティング走
行中でエンジン回転数(信号Nは)が設定値(基準電圧
NR)以上の比較的高回転城にある間、Hレベルのフュ
ーェルカット信号Scutを燃料噴射パルス決定回路5
0に供給し、この回路から燃料噴射パルスSPが出力さ
れなくして前記燃料噴射を中断し、要求通りのフューェ
ルカット機能を得ることができる。ところで、アクセル
ペダルの踏込みによりパワーオン状態にするか、或いは
エンジン回転数(信号N8)が設定値(基準電圧NR)
以下の比較的低回転域にある場合、又はこの低回転域に
低下した場合、アイドル信号S,が存在しないか、又は
比較器57の出力信号SFがLレベルのため、ANDゲ
ート59はHレベルのフューェルカツト信号Scutを
出力し得ず、燃料噴射パルス決定回路50は燃料噴射パ
ルスSpの継続出力又は出力再開により、前記燃料噴射
を継続又は再開して、エンストを防止することができる
。本発明においては、上記フューェルカット信号Scu
tを入力されるダウンシフト指令手段としてのANDゲ
ート61を設け、このゲートには別にブレーキセンサ6
2からの信号を入力する。
オフ時日レベルのアイドル信号S,を出力するものとす
る。ANDゲート59はこのHレベルアイドル信号S,
と前記比較器57からのHレベル出力信号SpとのAN
Dをとり、アクセルペダルを釈放したコースティング走
行中でエンジン回転数(信号Nは)が設定値(基準電圧
NR)以上の比較的高回転城にある間、Hレベルのフュ
ーェルカット信号Scutを燃料噴射パルス決定回路5
0に供給し、この回路から燃料噴射パルスSPが出力さ
れなくして前記燃料噴射を中断し、要求通りのフューェ
ルカット機能を得ることができる。ところで、アクセル
ペダルの踏込みによりパワーオン状態にするか、或いは
エンジン回転数(信号N8)が設定値(基準電圧NR)
以下の比較的低回転域にある場合、又はこの低回転域に
低下した場合、アイドル信号S,が存在しないか、又は
比較器57の出力信号SFがLレベルのため、ANDゲ
ート59はHレベルのフューェルカツト信号Scutを
出力し得ず、燃料噴射パルス決定回路50は燃料噴射パ
ルスSpの継続出力又は出力再開により、前記燃料噴射
を継続又は再開して、エンストを防止することができる
。本発明においては、上記フューェルカット信号Scu
tを入力されるダウンシフト指令手段としてのANDゲ
ート61を設け、このゲートには別にブレーキセンサ6
2からの信号を入力する。
ブレーキセンサ62は、ブレーキペダルを礎込んで車両
を制動する時日レベルのブレーキ作動信号S8を出力す
るものとする。山NDゲート6 1はHレベルのフュー
ェルカット信号ScutとHレベルのブレーキ作動信号
S8とを受ける時、Hレベルの信号(ダウンシフト指令
信号)を出力し、このHレベル出力信号により駆動回路
63を介して第2図につき前述した自動変速機に既存の
ダウンシフトソレノィド25を作動可能とする。かくて
、本発明においては、前記フューェルカット域(日レベ
ルのフューェルカット信号Scutが存在する領域)で
、ブレーキを作動させると、上述したようにANDゲー
ト61の両入力信号レベルがHレベルとなってダウンシ
フトソレノイド25を作動させることができる。
を制動する時日レベルのブレーキ作動信号S8を出力す
るものとする。山NDゲート6 1はHレベルのフュー
ェルカット信号ScutとHレベルのブレーキ作動信号
S8とを受ける時、Hレベルの信号(ダウンシフト指令
信号)を出力し、このHレベル出力信号により駆動回路
63を介して第2図につき前述した自動変速機に既存の
ダウンシフトソレノィド25を作動可能とする。かくて
、本発明においては、前記フューェルカット域(日レベ
ルのフューェルカット信号Scutが存在する領域)で
、ブレーキを作動させると、上述したようにANDゲー
ト61の両入力信号レベルがHレベルとなってダウンシ
フトソレノイド25を作動させることができる。
そして、このようにダウンシフトソレノィド25が作動
されると、前記キックダウン時と同じようにして自動変
速機が強制的にダウンシフトされ、その減速比が大〈な
り、その分エンジンの回転数が上昇する。従って、フュ
ーェルカット信号Scutにより一旦フューェルカット
が実行されると、エンジン回転数が燃料再噴射回転数N
F(第6図参照)まで低下するのに時間がかかることと
なり、その分フューェルカツト時間を長くしてフユーェ
ルカツトによる燃費向上効果を、自動変速機仕様車の場
合も、手動変速機仕様車と同様に高めることができる。
なお、このようにフユーエルカツトが行なわれるコース
ティング走行状態でブレーキを作動させるような場合は
、コーステイング走行によるエンジンブレーキだけでは
減速が不十分な走行状態であり、このエンジンブレーキ
不足分を、上述の如く自動変速機がダウンシフトされる
ことによって補うことができ、所望の減速を行ない得て
、好都合である。又、フューェルカット信号Scutが
生ぜず、フューェルカツトが行なわれていない場合、こ
れを受けてANDゲート61がHレベル信号の出力によ
りダウンシフトソレノイド25を作動するようなことは
なく、自動変速機が不如意にダウンシフトされることは
ない。
されると、前記キックダウン時と同じようにして自動変
速機が強制的にダウンシフトされ、その減速比が大〈な
り、その分エンジンの回転数が上昇する。従って、フュ
ーェルカット信号Scutにより一旦フューェルカット
が実行されると、エンジン回転数が燃料再噴射回転数N
F(第6図参照)まで低下するのに時間がかかることと
なり、その分フューェルカツト時間を長くしてフユーェ
ルカツトによる燃費向上効果を、自動変速機仕様車の場
合も、手動変速機仕様車と同様に高めることができる。
なお、このようにフユーエルカツトが行なわれるコース
ティング走行状態でブレーキを作動させるような場合は
、コーステイング走行によるエンジンブレーキだけでは
減速が不十分な走行状態であり、このエンジンブレーキ
不足分を、上述の如く自動変速機がダウンシフトされる
ことによって補うことができ、所望の減速を行ない得て
、好都合である。又、フューェルカット信号Scutが
生ぜず、フューェルカツトが行なわれていない場合、こ
れを受けてANDゲート61がHレベル信号の出力によ
りダウンシフトソレノイド25を作動するようなことは
なく、自動変速機が不如意にダウンシフトされることは
ない。
更に、フューェルカット域でフューェルカット信号Sc
utが存在していても、ブレーキを作動させて信号S8
が生じなし、限3り、自動変速機はダウンシフトされず
、必要でもないのにエンジンブレーキが効き過ぎ、乗員
に不快感を与えることもない。第4図は本発明の他の例
を示し、本例ではブレーキ作動信号SBを直接ANDゲ
ート61に供給せ4ず、ブレーキ作動信号記憶手段とし
てのフリップフロップ回路64に記憶させておいてAN
Dゲート61に供給する構成とする。
utが存在していても、ブレーキを作動させて信号S8
が生じなし、限3り、自動変速機はダウンシフトされず
、必要でもないのにエンジンブレーキが効き過ぎ、乗員
に不快感を与えることもない。第4図は本発明の他の例
を示し、本例ではブレーキ作動信号SBを直接ANDゲ
ート61に供給せ4ず、ブレーキ作動信号記憶手段とし
てのフリップフロップ回路64に記憶させておいてAN
Dゲート61に供給する構成とする。
この目的のため、ブレーキ作動信号SBをフリップフロ
ップ回路64のセット入力端子Sに供鎌舎し、該フリッ
プフロツプ回路のリセツト入力端子Rにフューヱルカツ
ト信号Scutを供給すると共に、出力端子QをAND
ゲート61のブレーキ作動信号入力端子に接続する。フ
リップフロップ回路64はブレーキ作動信号SBの立上
がりで、即ちブレーキを作動させた時、端子QよりHレ
ベル信号を出力し、フューェルカット域でフューェルカ
ット信号Scutが存在する限り、即ち燃料の再噴射が
開始されるまで、この出力信号レベルを保ち、フューェ
ルカット信号Scutの立上がりで燃料の再噴射が開始
されると、端子Qからの出力信号レベルをLにするもの
とする。従って、本例の装置では、フューヱルカットを
行なうコースティング走行状態で一旦ブレーキを作動さ
せると、ANDゲート61がフューェルカツト信号Sc
utとフリツプフロツプ回路64にHレベル出力とのA
NDをとり、前述した例におけると同様にダウンシフト
ソレノィド25の作動により自動変速機がダウンシフト
させてフューェルカット時間を長くし、フューェルカッ
トによる燃費向上効果を高めることができる。
ップ回路64のセット入力端子Sに供鎌舎し、該フリッ
プフロツプ回路のリセツト入力端子Rにフューヱルカツ
ト信号Scutを供給すると共に、出力端子QをAND
ゲート61のブレーキ作動信号入力端子に接続する。フ
リップフロップ回路64はブレーキ作動信号SBの立上
がりで、即ちブレーキを作動させた時、端子QよりHレ
ベル信号を出力し、フューェルカット域でフューェルカ
ット信号Scutが存在する限り、即ち燃料の再噴射が
開始されるまで、この出力信号レベルを保ち、フューェ
ルカット信号Scutの立上がりで燃料の再噴射が開始
されると、端子Qからの出力信号レベルをLにするもの
とする。従って、本例の装置では、フューヱルカットを
行なうコースティング走行状態で一旦ブレーキを作動さ
せると、ANDゲート61がフューェルカツト信号Sc
utとフリツプフロツプ回路64にHレベル出力とのA
NDをとり、前述した例におけると同様にダウンシフト
ソレノィド25の作動により自動変速機がダウンシフト
させてフューェルカット時間を長くし、フューェルカッ
トによる燃費向上効果を高めることができる。
そして、この作用は、その後ブレーキの作動を解除して
も、フリツプフロップ回路64が前述したようにフュー
ェルカット信号Scutの立下かりにより燃料の再噴射
が再開されない限り、Hレベル信号をANDゲート61
に出力し続けるため、継続される。これがため、前述し
た例にも増してフューェルカットによる燃費向上効果を
高め得る他、ブレーキの作動、非作動を繰返す度に自動
変速機がダウンシフト、アップシフトされ、乗員に不快
感を与えるのを防止できる。第5図は本発明の更に他の
例を示し、本例では比較器57の出力信号SFを直接基
準電圧発生回路58及びANDゲート59に供給せず、
遅延回路65及びORゲート66よりなる時限保持回路
67を経て供給する。
も、フリツプフロップ回路64が前述したようにフュー
ェルカット信号Scutの立下かりにより燃料の再噴射
が再開されない限り、Hレベル信号をANDゲート61
に出力し続けるため、継続される。これがため、前述し
た例にも増してフューェルカットによる燃費向上効果を
高め得る他、ブレーキの作動、非作動を繰返す度に自動
変速機がダウンシフト、アップシフトされ、乗員に不快
感を与えるのを防止できる。第5図は本発明の更に他の
例を示し、本例では比較器57の出力信号SFを直接基
準電圧発生回路58及びANDゲート59に供給せず、
遅延回路65及びORゲート66よりなる時限保持回路
67を経て供給する。
かかる本例の構成では、エンジン回転数がフューェルカ
ット可能な比較的高回転城にあって比較器57の出力信
号SFがHレベルで、且つアイドル信号S,がHレベル
となるようなコースティング走行状態で、前述した例の
説明と同様にANDゲート59がフューェルカット信号
Scutを出力し、通常のフューェルカットを行なうこ
とができる。そして、この時ブレーキ作動信号SBがブ
レーキの作動により生ずると、該信号及びフューェルカ
ツト信号Scutを受けてANDゲート61がHレベル
信号を出力し、この場合も前述した例と同様に自動変速
機を強制的にダウンシフトさせることができる。ところ
で本例では、上記ダウンシフトが未完のうちにエンジン
回転数が燃料の再噴射を行なうべき設定値(第6図のN
F)以下に低下して比較器57の出力信号SFがLレベ
ルになっても、時限保持回路67が一定時間日レベルの
信号を出力し続け、この時間だけアイドル信号S,がH
レベルとなるコーステイング走行が続く限りフューェル
カット判別手段としてのANDゲート59からフューェ
ルカット信号Scutを出力させ続ける結果、ANDゲ
ート61にブレーキ作動信号S8の存在とも相挨ってH
レベル信号を出力させ、自動変速機のダウンシフトを完
遂することができる。
ット可能な比較的高回転城にあって比較器57の出力信
号SFがHレベルで、且つアイドル信号S,がHレベル
となるようなコースティング走行状態で、前述した例の
説明と同様にANDゲート59がフューェルカット信号
Scutを出力し、通常のフューェルカットを行なうこ
とができる。そして、この時ブレーキ作動信号SBがブ
レーキの作動により生ずると、該信号及びフューェルカ
ツト信号Scutを受けてANDゲート61がHレベル
信号を出力し、この場合も前述した例と同様に自動変速
機を強制的にダウンシフトさせることができる。ところ
で本例では、上記ダウンシフトが未完のうちにエンジン
回転数が燃料の再噴射を行なうべき設定値(第6図のN
F)以下に低下して比較器57の出力信号SFがLレベ
ルになっても、時限保持回路67が一定時間日レベルの
信号を出力し続け、この時間だけアイドル信号S,がH
レベルとなるコーステイング走行が続く限りフューェル
カット判別手段としてのANDゲート59からフューェ
ルカット信号Scutを出力させ続ける結果、ANDゲ
ート61にブレーキ作動信号S8の存在とも相挨ってH
レベル信号を出力させ、自動変速機のダウンシフトを完
遂することができる。
このダウンシフトで、減速比が増加した分だけエンジン
回転数は上昇し、燃料の再噴射を行なうべき設定値以上
となり、フューェルカット時間を長くしてこれによる燃
費の向上効果を高めることができる。 .なお、これに
よってもエンジン回転数が燃料の再噴射を行なうべき設
定値に上昇しなかったり、或いは上昇しても直ちに当該
設定値以下となるような走行状態では、比較器57の出
力信号SFがLレベルのままか、或いはHレベルになっ
ても直ちにLレベルに戻るため、時限保持回路67はそ
の設定時間経過後Lレベル信号を出力するようになり、
これを受けてフューェルカツト信号Scutが消失する
。
回転数は上昇し、燃料の再噴射を行なうべき設定値以上
となり、フューェルカット時間を長くしてこれによる燃
費の向上効果を高めることができる。 .なお、これに
よってもエンジン回転数が燃料の再噴射を行なうべき設
定値に上昇しなかったり、或いは上昇しても直ちに当該
設定値以下となるような走行状態では、比較器57の出
力信号SFがLレベルのままか、或いはHレベルになっ
ても直ちにLレベルに戻るため、時限保持回路67はそ
の設定時間経過後Lレベル信号を出力するようになり、
これを受けてフューェルカツト信号Scutが消失する
。
従って、この場合、フューェルカットが中止され、燃料
の再噴射によりエンストするのを防止できると同時に、
自動変速機のダウンシフトも中断されて無駄なダウンシ
フトが行なわれるのを防止できる。かくして、本発明に
よるフューェルカット装置付エンジン搭載車の自動変速
機制御装置は、上述したようにフューヱルカット域でブ
レーキを作動させるような走行中、自動変速機を強制的
にダウンシフトさせてエンジン回転数を高め、これによ
りフューェルカツト時間を長くしたから、フューェルカ
ツトにより燃費向上効果を自動変速機仕様車と難も大い
に高めることができると共に、ダウンシフトによりエン
ジンブレーキの効きをよくして、フューェルカツトする
ようなコーステイング走行中になおかつブレーキを作動
させるが如き大きな減速を必要とする走行条件に十分マ
ッチした減速度を確保することができる。
の再噴射によりエンストするのを防止できると同時に、
自動変速機のダウンシフトも中断されて無駄なダウンシ
フトが行なわれるのを防止できる。かくして、本発明に
よるフューェルカット装置付エンジン搭載車の自動変速
機制御装置は、上述したようにフューヱルカット域でブ
レーキを作動させるような走行中、自動変速機を強制的
にダウンシフトさせてエンジン回転数を高め、これによ
りフューェルカツト時間を長くしたから、フューェルカ
ツトにより燃費向上効果を自動変速機仕様車と難も大い
に高めることができると共に、ダウンシフトによりエン
ジンブレーキの効きをよくして、フューェルカツトする
ようなコーステイング走行中になおかつブレーキを作動
させるが如き大きな減速を必要とする走行条件に十分マ
ッチした減速度を確保することができる。
又、本発明においては、上記ダウンシフトを行なうのに
ブレーキの作動を条件として附加したことで、このダウ
ンシフトが無駄に行なわれてエンジンブレーキがフュー
ェルカツトの度に効き過ぎ、乗員に度重なる減速度で不
快感を与えるような不都合を回避できる。なお、前述し
た説明では、フューヱルカツト装置付エンジンが燃料噴
射を行なうものを実施例として説明したが、通常の気化
器の燃料供繋舎略に前述のフューェルカット信号Scu
tに応動する遮断弁を設けたものも、フューェルカット
装置として用いることが出来、本発明の効果を前述した
実施例と同様に得られることは言うまでもない。
ブレーキの作動を条件として附加したことで、このダウ
ンシフトが無駄に行なわれてエンジンブレーキがフュー
ェルカツトの度に効き過ぎ、乗員に度重なる減速度で不
快感を与えるような不都合を回避できる。なお、前述し
た説明では、フューヱルカツト装置付エンジンが燃料噴
射を行なうものを実施例として説明したが、通常の気化
器の燃料供繋舎略に前述のフューェルカット信号Scu
tに応動する遮断弁を設けたものも、フューェルカット
装置として用いることが出来、本発明の効果を前述した
実施例と同様に得られることは言うまでもない。
第1図は本発明装置の適用対称たる自動変速機の動力伝
達系を示す模式図、第2図は同じくその変速制御油圧回
路図、第3図は本発明装置をフューェルカツト装置及び
燃料噴射制御装置と共に示す電子回路図、第4図及び第
5図は夫々本発明の他の2例を示す電子回路図、第6図
はフューェルカット用及び燃料再噴射用エンジン回転数
の特性曲線図である。 25……ダウンシフトソレノィド、50……燃料噴射パ
ルス決定回路、51・・・・・・燃料噴射時期センサ、
52・・・・・・水温センサ、53・・・・・・エンジ
ン負荷センサ、54・・・・・・駆動回路、55・・・
・・・ィンジェク夕、56・・…・周波数−電圧変換器
、57・・・・・・比較器、58・・・…基準電圧発生
回路、59,61・・・.・・ANDゲート、60・・
・・・・アイドルセンサ、62..・..・フレーキセ
ソサ、63・・・・・・駆動回路、64・・・・・・フ
リップフロップ回路、67・・…・時限保持回路、13
7……ソレノィド・ダウン・シフト弁。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図
達系を示す模式図、第2図は同じくその変速制御油圧回
路図、第3図は本発明装置をフューェルカツト装置及び
燃料噴射制御装置と共に示す電子回路図、第4図及び第
5図は夫々本発明の他の2例を示す電子回路図、第6図
はフューェルカット用及び燃料再噴射用エンジン回転数
の特性曲線図である。 25……ダウンシフトソレノィド、50……燃料噴射パ
ルス決定回路、51・・・・・・燃料噴射時期センサ、
52・・・・・・水温センサ、53・・・・・・エンジ
ン負荷センサ、54・・・・・・駆動回路、55・・・
・・・ィンジェク夕、56・・…・周波数−電圧変換器
、57・・・・・・比較器、58・・・…基準電圧発生
回路、59,61・・・.・・ANDゲート、60・・
・・・・アイドルセンサ、62..・..・フレーキセ
ソサ、63・・・・・・駆動回路、64・・・・・・フ
リップフロップ回路、67・・…・時限保持回路、13
7……ソレノィド・ダウン・シフト弁。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アクセルペダルを釈放したコーステイング走行中で
エンジン回転数が設定値以上の間フユーエルカツト信号
を出力するフユーエルカツト判別手段からの該フユーエ
ルカツト信号により燃料供給を断たれるようにしたエン
ジンを搭載され、該エンジンからの動力が動力伝達系に
トルクコンバータを具える自動変速機を介して駆動輪に
伝達されて走行可能な車両において、ブレーキの作動を
検出するブレーキセンサと、該ブレーキセンサからのブ
レーキ作動信号及び前記フユーエルカツト信号がそろつ
た時ダウンシフト指令を出力するダウンシフト指令手段
とを設け、該ダウンシフト指令により前記自動変速機を
強制的にダウンシフトさせるよう構成したことを特徴と
するフユーエルカツト装置付エンジン搭載車の自動変速
機制御装置。 2 前記ダウンシフト指令手段は、前記ブレーキセンサ
からブレーキ作動信号が発せられるとこれをその消失後
も前記フユーエルカツト信号が存続する限り保持し続け
るブレーキ作動信号記憶手段を附加したものである特許
請求の範囲第1項記載のフユーエルカツト装置付エンジ
ン搭載車の自動変速機制御装置。 3 前記フユーエルカツト判別手段に、前記エンジン回
転数が前記設定値以下となつても一定時間だけ前記コー
ステイング走行が続く限り前記フユーエルカツト信号を
出力し続ける時限保持回路を附与した特許請求の範囲第
1項記載のフユーエルカツト装置付エンジン搭載車の自
動変速機制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55109139A JPS6038584B2 (ja) | 1980-08-11 | 1980-08-11 | フユ−エルカツト装置付エンジン搭載車の自動変速機制御装置 |
DE8181106209T DE3176554D1 (en) | 1980-08-11 | 1981-08-07 | Control system for automatic transmission for automotive vehicle |
EP81106209A EP0045962B1 (en) | 1980-08-11 | 1981-08-07 | Control system for automatic transmission for automotive vehicle |
US06/291,846 US4473882A (en) | 1980-08-11 | 1981-08-10 | Control method of and system for automatic transmission for automotive vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55109139A JPS6038584B2 (ja) | 1980-08-11 | 1980-08-11 | フユ−エルカツト装置付エンジン搭載車の自動変速機制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5737142A JPS5737142A (en) | 1982-03-01 |
JPS6038584B2 true JPS6038584B2 (ja) | 1985-09-02 |
Family
ID=14502579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55109139A Expired JPS6038584B2 (ja) | 1980-08-11 | 1980-08-11 | フユ−エルカツト装置付エンジン搭載車の自動変速機制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038584B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5968539A (ja) * | 1982-10-14 | 1984-04-18 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関 |
JPS59192620A (ja) * | 1983-04-18 | 1984-11-01 | Suzuki Motor Co Ltd | 自動変速機の制御装置 |
JPH0718354B2 (ja) * | 1989-08-03 | 1995-03-01 | 日産自動車株式会社 | エンジン・無段変速機駆動系統の制御装置 |
DE19702554B4 (de) * | 1997-01-24 | 2004-04-15 | Siemens Ag | Antriebssteuerung für ein Kraftfahrzeug |
JP6287994B2 (ja) * | 2015-08-05 | 2018-03-07 | トヨタ自動車株式会社 | 車両 |
-
1980
- 1980-08-11 JP JP55109139A patent/JPS6038584B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5737142A (en) | 1982-03-01 |
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