JPS6038104B2 - 肉類加工食品用乳化剤 - Google Patents

肉類加工食品用乳化剤

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JPS6038104B2
JPS6038104B2 JP53025715A JP2571578A JPS6038104B2 JP S6038104 B2 JPS6038104 B2 JP S6038104B2 JP 53025715 A JP53025715 A JP 53025715A JP 2571578 A JP2571578 A JP 2571578A JP S6038104 B2 JPS6038104 B2 JP S6038104B2
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soybean
gum
weight
emulsifier
water
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行宏 中尾
辰治 天見
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 近年、食生活の近代化にともない、ソーセージ、ハンバ
ーグ、蟻売、カマボコ、竹輪などの肉類加工食品の摂取
が増加しており、これらは加工業的規模で生産され、冷
蔵、冷凍品、レトルト食品としても販売されるようにな
ってきた。
これらの製造においては、ソーセージなどでは脂肪の分
離,ハンバーグ、ミートパティなどでは脂肪の流出によ
る調理損失などが問題となっている。したがって、肉類
加工食品では少量の添加で効果の発揮される乳化剤が要
望されている。最近では、肉類加工食品に添加すれば該
食品中の脂肪の流出による調理損失を著しく改良される
安定性のよいェマルジョンカード用の乳化剤が必要とさ
れている。
従釆より肉類加工食品用の乳化剤として種々の物質たと
えばカゼインナトリウム、脱脂粉乳、卵白粉末、大豆分
離たん白質、種々の糊料などが報告されているが、これ
らはいずれも満足な効果を奏していないのが現状である
本発明者らは、上記の事情に鑑み、大豆油出残澄および
グアーガム,キサンタンガム,ローカストビーンガム,
アラビアガムおよびカラギーナンの少なくとも1種を特
定の割合に配合すれば効果的に乳化作用が発揮される事
を知見し、この知見に基づいてさらに研究した結果、本
発明を完成した。
すなわち、本発明は‘1’大豆油出残澄1重量部とグア
ーガム,キサンタンガム,ローカストビーンガム,アラ
ビアガムおよびカラギーナンの少なくとも1種0.01
乃至3重量部とを含有してなる肉類加工食品用乳化剤、
および【21A大豆油出残澄とBグアーガム,キサンタ
ンガム,ローカストピーンガム,アラビアガムおよびカ
ラギーナンの少なくとも一種との重量比が1対0.01
乃至3であり、かつAとBとの合計量が肉類加工食品に
対して0.05乃至15重量%となるようにA,B両成
分を該肉類加工食品に混和することを特徴とする肉類加
工食品の製造法である。
本発明において、肉類加工食品としては、畜肉(例、牛
肉、豚肉、羊肉、馬肉)、獣肉(例、鯨肉)、鳥肉(例
、、鶏肉、カモ肉)、魚肉(例、スケトウタラ肉)など
を原料としてそれらをたとえばひき肉、こま切れ肉ある
いはすり身などとし、そのままあるいは成形して加熱調
理するか、あるいは肉類と野菜などを綾合してそれを樋
生地で包んで調理するものなどが挙げられる。
具体的には、なとえばソーセージ、ハンバーグ、ミート
バティ、ミートローフ、コロッケなどの洋風調理食品、
鮫子、晩売、中華まんじゆう、春巻などの中華風調理食
品、カマボコ、竹輪、揚げカマボコ、魚肉、ソーセージ
などの水産練製品などが挙げられ、これらのレトルト食
品や冷凍食品であってもよい。本発明に用いられる大豆
油出残澄としては、大豆または脱脂大豆から何らかの方
法で1部または全部の、タンパク質およびその他の可溶
性成分を除去してタンパク質約5の重量%以下、タンパ
ク質以外の可溶性成分約3の重量%以下かつ不綾性成分
約4の重量%以上を含むものをいう。
さらに好ましくは、タンパク質含量約3の重量%以下、
タンパク質以外の可溶性成分1の重量%以下かつ不溶性
成分6の重量%以上のものがよい。原料の大豆は、脱脂
しているものでもよいし脱脂していないものでもよい。
ここで、タンパク質以外の可溶性成分としては、たとえ
ば藤糖、ラフィノース、スタキオースのような小糖類、
クエン酸、リンゴ酸などの有機酸、可溶性無機塩類など
があり、また不溶性成分としては、たとえば常温の水で
抽出されないあるいはされにくいへミセルロース、セル
ロース、ペクチン質のような多糖類などがある。
大豆または脱脂大豆からタンパク質およびそれ以外の可
溶性成分を除去する方法としては、たとえば大豆または
脱脂大豆を2〜2M音量の水または弱アルカリ水溶液(
例、pHの水酸化ナトIJウム水溶液)などの水性溶媒
で抽出し、淀週、遠心分離などで抽出液を除去して大豆
抽出残澄を得る方法などがあげられる。
このとき抽出溢度、抽出時間などは適宜さだめられるが
一般には15〜100℃、15分〜2時間が用いられる
。このような抽出操作を2回以上くり返えしてもよい。
またとくに低タンパク含量の大豆抽出残澄を得たい場合
には、抽出に用いる溶媒のpHを高めればよい(例、p
Hilの水酸化ナトリウム水溶液)。以上の例はタンパ
ク質とそれ以外の可溶性成分を同時に除去する方法であ
るが、まず、可溶性成分を抽出除去し、次にタンパク質
を抽出除去して目的とする大豆抽出残糟を得ることもで
きる。たとえば、大豆または脱脂大豆をまずpH4.5
前後に調整した水溶液、あるいはエタノールのような親
水性有機溶媒を含む水溶液で抽出して非タンパク態の可
溶性成分を除き、次いで中性ないしアルカリ性の水性溶
媒でタンパク質を抽出除去して大豆抽出銭澄を得ること
もできる。以上何れの方法においてもタンパク質の抽出
をたすけるため、タンパク質分解酵素(例、ブロナーゼ
、パパイン)を利用してもよい。このような方法によっ
て得た大豆抽出残澄は、タンパク質含量が5の重量%以
下、それ以外の可溶性成分が3の重量%以下かつ不溶性
成分が4の重量%以上となり、大豆または脱脂大豆粉末
よりも保水性にすぐれ、白度が高く、匂い、フレーバー
なども改良されたものである。
このタンパク質含量およびそれ以外の可溶性成分の含量
は、上記の操作をくりかえすことにより、あるいは上記
の操作を適宜組合せることにより、それぞれの含量を下
げることができる。
なお、本発明の目的のためには、タンパク質含量約3の
重量%以下、それ以外の可溶性成分を約10重量%以下
かつ不落・性成分を約6値重量%以上とするのが特に好
ましい。
また、タンパク質の含量を1丸亀量%程度にまで下げる
とさらに好ましい場合がある。このようにして得られた
大豆抽出残檀は多量の水を含むものであり、一般には次
に乾燥工程に付すのが好ましい。
乾燥の方法としては公知のものが用いられ、たとえば真
空乾燥、ドラム乾燥、気流乾燥、通風乾燥などあるいは
これらを2つ以上組合せることにより乾燥される。特殊
な例として原料の粒度が細かい場合には、水を含む抽出
残溝にさらに加水して分解させ、贋霧乾燥することもで
きる。何れの場合でも、水分含量を1の重量%以下とす
るのがよい。本発明の大豆抽出残澄の粒度は、特に限定
されるものではなく、そのまま用いることができるが、
粒度を細かくすると、より良好な効果が得られる場合が
ある。
大豆抽出残澄の製造原料の大豆または脱脂大豆について
は、その形状はフレーク状のものから粉状のものまで種
々の粒度のものを用いることができる。
大豆抽出残溝の粒度としては0.15柵より細かい粒度
のものが80%以上であることが好ましい。粒度細かい
ものを得るには、原料として用いる大豆または脱脂大豆
の粒度が細かく、噴霧乾燥によって乾燥できる場合には
、乾燥品の粒度も細かいのでそのまま用いることができ
る。
また乾燥品が微粒として得られない場合は、乾燥品につ
いて必要に応じて粉砕、分級を行なうとよい。乾燥後の
工程については粉砕のみを行なって製品とする場合、分
級のみを行なって製品とする場合、分級後粉砕する場合
、粉砕後分級する場合があり目的によって何れの方法に
とつてもよい。また必要に応じて再粉砕してもよい。原
料として用いる大豆または脱脂大豆が充分除皮されてい
る場合は所定粒度に粉砕するのみで製品とすることがで
きるが、このような良質の大豆または脱脂大豆を原料と
して得ることはむつかしいので一般には分級も行なうこ
とになる。
上記の乾燥品について分級後粉砕するかそれとも粉砕後
乾燥品について分級後粉砕するかそれとも粉砕後分級す
るかは、乾燥品の粒度によって定めるのがよい。すなわ
ち粒径0.25肌以下のものが全体の30%以上であれ
ばあらかじめ分級し、次に粉砕するのがよい。乾燥品の
粒度が大きく、粒径0.25側以上のものが70%以上
あるときはあらかじめ粉砕したのち分級するのがよい。
この条件より粗に粉砕では品質のよいものを収率よく得
ることができず、商業的生産に通さない。なお好ましく
は0.25側以下のものが70%以上にするのがよい。
ここで分級する目的は大豆抽出残澄の中に多少とも種皮
が含まれているため、これらを除去することにある。こ
れらの成分は比較的粉砕されにくいため、分級によって
ある程度除去することができ、これを除去することによ
り得られる大豆抽出残澄の白度、吸水性を高めることが
できる。分級点は細かい方から90%以下となるようさ
だめるのがよい。粉砕の方法はとくに限定されず、たと
えばハンマーミル、ロールミル、衝撃式粉砕機などを用
いればよい。分級の方法もとくに限定されず、たとえば
節過、空気分級などの乾式分級法を適宜用いればよい。
このようにして得られた大豆抽出残澄は一般にそのまま
用いることができるが、0.15肌より細かい粒径のも
のが80%以上であることが好ましい。
そのため必要に応じて再粉砕することもあ−る。本発明
におけるグアーガム、キサンタンガム、ローカストビー
ンガム、アラビアガム、力ラギーナンとしては、未精製
品、精製品いずれも使用する事ができる。本組成物の機
能としては乳化性、乳化安定性が著しいものであり、単
独で添加する場合、ヱマルジョンカードとして添加する
場合など目的に応じてこれらの機能を満足するように配
合を定める事ができる。
一般に大豆抽出残澄1重量部に対し、グアーガム、キサ
ンタンガム、ローカストビーンガム、アラビアガムおよ
びカラギーナンの少なくとも1種0.01乃至3重量部
の配合を用いる場合が多く、さらに好ましくは0.05
乃至0.2重量部の配合が好ましい。またグアーガム、
キサンタンガム、ロー力ストビーンガム、アラビアガム
、力ラギーナンは単独で使用してもよいし、2種以上を
併用してもよい。これらのうちで、グアーガムが特に好
ましい。大豆抽出残澄およびグアーガム、キサンタンガ
ム、ロー力ストビーンガム、アラビアガム、力ラギーナ
ンの少なくとも1種の配合物に対して必要に応じて添加
物たとえば大豆分雛たん白質、大豆濃縮たん白質、小麦
グルテン、小麦粉、重合リン酸塩、でん粉類を添加して
もよい。
これらは組成物の物性、分散性などの改良および乳化補
助剤として有用である。とくに小麦グルテンはヱマルジ
ョンカード用乳化剤組成物を調製する場合に有用である
。でん粉類としてはコーンスターチ、ワキシーコーンス
ターチ、小麦でん粉、ばれいしよでん粉およびQ化した
でん粉などが使用できる。重合リン酸塩としては、たと
えばピロリン酸、メタリン酸、ポリリン酸などのナトリ
ウム塩あるいはカリウム塩が挙げられ。大豆分離たん白
、大豆濃縮たん白、小麦グルテン、小麦粉、でん粉類の
添加量は大豆抽出残澄およびグアーガム、キサンタンガ
ム、ローカストビーンガム、アラビアガム、カラギーナ
ンの少なくとも1種の配合物1重量部に対して、それぞ
れ0.01〜5重量部程度である。
また重合リン酸塩は0.01〜0.な重量部程度である
。本発明の肉類加工食品の製造法において、上記各成分
の肉類加工食品への混和は、大豆抽出残笹およびグアー
ガム、キサンタンガム、ローカストピーンガム、アラビ
アガムおよびカラギーナンの少なくとも1種の乳化剤の
組成物として加えてよいし、個々の成分を個別に加え合
計量が前記の割合になるようにしてもよい。
また個別に加える場合は各成分をいかなる順序で添加し
てもよい。一般には上記の乳化剤の組成物を予め混合し
たものを用いるのがよい。また大豆抽出残澄およびグア
ーガム、キサンタンガム、ローカストピーンガム、アラ
ビアガム、カラギーナンの少なくとも1種を水と油であ
らかじめ乳化し、乳化物として肉類加工食品に混和して
もよい。該油としてはたとえば大豆油、綿実油、なたね
油、食用調合油、精油ラード、豚肉などが挙げられる。
本乳化剤の組成物は肉類加工食品製造時に0.05乃至
15重量%、好ましくは0.2乃至5重量%と程度とな
るように肉類加工食品に混和される。
また水と油でヱマルジョンカードをつくって使用する場
合には本発明の乳化剤の組成物を1乃至3の重量%程度
使用したェマルジョンカードをつくり、肉類加工食品に
5乃至5の重量%程度使用する。肉類加工食品に混和す
る方法としては、とくに限定されない。たとえばソーセ
ージ、ハンバーグ、ミ−トロローフなどでは挽肉、脂肪
、調味料などの副原料の練合時に添加するのが良い。ま
た鮫子、競売、中華まんじゆうなどではそれらの具の混
合時に加えるのが好ましく、かまぼこ、魚肉、ソーセー
ジなの水産練製品では原料魚肉、調味料などの副原料の
糠合時に添加するのが良い。以下、参考例、実験例およ
び実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
なお本明細書において、パーセント(%)は、とくにこ
とわりのないかぎり重量パーセント〔%(重量/重量)
〕を表わす。参考例 1 粒径0.15肋以下の低変性脱脂大豆粉に1の音の水を
加え、燈拝しながら30午0で30分間抽出する。
遠心分離によって抽出液を除去し、固形物に原料の4倍
量の水を加え、30℃で30分間縄拝し抽出する。ふた
たび遠心分離によって抽出液を除去する。固形物に加水
いて固形分2.5%のスラリーとし、頃霧乾燥によって
脱脂大豆抽出残澄の粉末を得る。本品は乾燥減量3.1
%、タンパク含量17.4%、それ以外の可溶性成分9
.8%、不溶性成分69.7%または粒径0.15風以
下のものが95%以上であった。参考例 2 低変性脱脂大豆粉に1の音量のpH8.3に調整した水
酸化ナトリウム水溶液を加え、70午Cで30分間抽出
し、遠心分離によって抽出液を除去し固形物を採取する
固形物にさらに5倍量の水を加えて30℃で1筋ン間鷹
群水洗してふたたび遠0分離して固形物をあつめる。ま
ずドラムドライヤーによって水分がほぼ40%になるま
で予備乾燥し、次に熱風乾燥によって水分を6%以下と
する。これをピンミルによって粉砕し、粒径0.15脚
以下のものが98%の脱脂大豆抽出残澄を得る。本品の
粗タンパク含量は20.4%、それ以外の可溶性成分は
73%、不溶性成分66.3%である。参考例 3 低変性脱脂大豆粉に水酸化ナトリウムでpH8.5とし
た水溶液1ぴ音量を加えて70o0で30分間抽出する
遠心分離によって抽出液を除去し、固形物をあつめる。
固形物に原料の5倍量の水加え30qCで15分抽出し
、さらに遠心分離によって固形物を葵採取する工程を2
回くりかえす。固形物をあらかじめドラムドライヤーで
水分約50%になるまで乾燥し、次にに真空乾燥によっ
て水分を約5%とする。乾燥したものを0.5側のスク
リーンを備えたアトマィザ−により粉砕する。粒径0.
25柳以下のものが96%であり、空気分級により細か
い方から60%に相当する脱脂大豆抽出磯糟を得る。こ
れはすべて0.15側より細かい。本品の粗タンパク含
量は7.6%、それ以外の可溶性成分は5.1%、不溶
性成分82.3%であった。参考例 4 低変性脱脂大豆フレークに1び音量の水を加え、30q
Cで20分間さらに9000まで加温して10分間棚洋
抽出したのち遠心分離により抽出液を除去して得られた
固形物に固形物の4倍量の水を加えて水洗し、遠心分離
により固形粉を採取する。
この固形物をドラムドライヤーで水分約9%になるまで
乾燥し、直径1肌のスクリーンを備えたフイッッミルで
粉砕する。粉砕品の40%が粒蚤0.25肋以下であっ
た。この粉砕品を目の開きが0.2仇吻の筋で筋逸し、
通過品を得た(粉砕品の約35%)。これを粒径0.1
5側以下になるように再粉砕して脱脂大豆抽出残澄を得
た。本品の乾燥減量は8.9%、粗タンパク含量31.
9%、それ以外の可溶性成分は11.1%、不落性成分
49.1%であった。参考例 5 生大豆6.5k9を水につけ1000で18時間浸潰し
吸水させる。
吸水した大豆を摩砕機を用いてすりつぶす。これに9倍
量の水を加えて煮釜にうつし、温度を100qoまであ
げ3〜5分間そのままに保つ。この液を袋に入れて圧搾
し、おからと豆乳に分離する。おからをドラムドヤィャ
ーで水分約50%になるまで乾燥し、次に熱風乾燥によ
って水分を約9%とする。乾燥したものを直径1肋のス
クリーンを備えたアトマィザ−により粉砕して含脂の大
豆抽出残澄を得る。本品の乾燥減量は8.9%、粗タン
パク舎量は20.4%、それ以外の不溶性成分は22.
1%、不落・性成分は51.4%である。実験例 1食
用調合油(なたね、綿実)10血1および水10仇nl
に種々の添加物を添加し、ミキサー(日立,VA−65
頂型)で20℃で2.5分間乳化する。
得られた乳化物50gを遠沈管にとり300仇pm,5
分間遠心分離を行ったのち残存するェャルジョンに対す
る割合で示した。結果は第1表に示すとおりであり、脱
脂大豆抽出残澄およびグアーガム、キサンタンガム、ロ
ーカストピーンガーム、アラビア力・ム、力ラギーーナ
ンの少なくとも1種を使用することにより、乳化力が著
しく向上した。
第1表 笛脱脂大豆抽出残燈は参考例1で得られたもの。
添加量は(水十食用調合油)に対する多(重量/容量)
を示す。実施例 1 参考例1で得られた脱脂大豆抽出残澄粉末4.5k9お
よびグアーガム500gをV型混合機(猿寿工作所製)
により約10分間混合し肉類加工食品乳化剤を得た。
実施例 2 参考例2で得られた脱脂大豆抽出残澄粉末3.9kg、
グアーガム500g、大豆分離タンパク50雌およびQ
化でんぷんYIOOgをV型混合機で約10分間混合し
、肉類加工食品乳化剤を得た。
実施例 3 参考例3で得られた脱脂大豆抽出残湾粉末2.1k9、
グアーガム400g、小麦グルテン1.5k9、大豆分
離タンパク50雌およびQ化でんぷん500gをV型混
合機で約10分間混合し、肉類加工食品乳化剤を得た。
実施例 4参考例2で得られた脱脂大豆抽出残澄粉末7
.5kg、キサンタンガムlk9、アラビアガム500
gおよび大豆分離たん白質lk9をV型混合機で約1び
分間混合し肉類加工食品乳化剤を得た。
実施例 5 参考例3で得た脱脂大豆抽出残澄粉末7.3k9、グア
ーガム500g、ローカストビーンガム500g、カラ
ギーナン50咳、大豆濃縮たん白lk9および重合リン
酸塩20雌をV型混合機で約10分間混合し肉類加工食
品乳化剤を得た。
実施例6 参考例4で得られた脱脂大豆抽出残笹粉末4.5k9、
グァーガム25雌、アラビアガム25雌、大豆分離たん
白質50難、小麦グルテン3k9、小麦粉50雌および
Q化でんぷんlkgをV型混合機で約1び分間混合し肉
類加工食品用乳化剤を得た。
実施例 7豚肉300g、羊肉10雌および豚脂250
gを肉挽機で挽き、これに水26咳、コーンスタ−チ5
雌、重合リン酸塩酸、調味料適量および実施例1で得ら
れた乳化剤logを加えて練合し、得られたものをケー
シング(折り径4伽)に充填し、80qoで50分間加
熱してソーセージをつくった。
脂肪の分離がなく乳化性のよい良好なソーセージが得ら
れた。実施例 8 豚肉(脂肪40%)260gおよびスケトウタラ冷凍す
り身6雌を挽肉とした。
これに組織状大豆たん白(2.5倍加水品)140g、
みじん切りした玉ねぎ370g食塩11g、砂糖1舵、
ばれし、しよでんぷん120g、濃□しよう油5.鬼、
ごま油5g、適量の調味料、実施例1で得られた乳化剤
logを加え、常法通り混合し具を調製する。具を20
gずつに分割し焼売の皮につつんで20分間蒸煮して焼
売を製造した。得られた暁売は脂肪の分離がなく好まし
い。実施例 9スケトゥタラ冷凍すり身(無塩2級)6
0腿、食塩25g、豚脂12雌、コーンスターチ5滋、
調味料11g、保存料弦、氷水18雌、色素適量および
実施例1で得られた乳化剤1雌を加えてサイレントカッ
ターで混合した。
これをサラケーシング(折径4.5弧)に充填し、85
qo、50分間殺菌を行ない魚肉ソーセージを得た。得
られた魚肉ソーセージは脂肪の分離がなく好ましい。実
施例 10豚肉300g、羊肉100gおよび豚脂25
0gを肉挽機で挽き、これに水26雌、コーンスタッチ
5雌、重合リン酸塩斑、調味料適量および実施例2で得
られた乳化剤酸を加えて糠合し、得られたものをケーシ
ング(折り径4.5肌)に充填し、80午0で50分間
加熱してソーセージをつくった。
脂肪の分離がなく乳イQ氏態のよい良好なソーセージが
得られた。実施例 11 水40雌、豚肉10雌および実施例3で得られた乳化剤
10雌を加えサイレントカッターで乳化してエマルジヨ
ンカ−ドをつくった。
豚肉26雌およびスケトゥタラ冷凍する身60gを挽肉
とした。
これに組織状大豆たん白(2.母音加水品)140g、
みじん切りした玉ねぎ300g、食塩11夕、砂糖15
g、ばれいしよでんぷん12雌、調味料11g、濃口し
よう油5.5g、ごま油斑および上記のェャルジョンカ
ード15雌を加え常法通り混合し、中身を製造した。1
個あたり中身2雌を暁売の皮に包んで100oo℃で2
0分間蒸煮して煉亮を製造した。
得られた暁売は脂肪の分離がなく好ましい。実施例 1
2 水500g、サラダ油500gおよび実施例3で得られ
た乳化剤100gを加えミキサーで乳化しェマルジヨン
カードをつくった。
スケトウタラ冷凍すり身600gに食塩1舷を加えて塩
ずりした後、食塩を、ばれいしよでんぷん10雌、味り
ん2雌、砂糖13g、調味料1雌、氷水24咳および上
記のェマルジョンカード100gを加えて横潰した。
このすり身をを板づけし、3び分間蒸してかまぼこをつ
くった。外観が白く、脂肪の分離のないソフトなテクス
チャのかまぼこが得られた。実施例 13 牛ひき肉300g、豚ひき肉8雌、豚脂150g、組織
状大豆たん白(2倍加水)9雌、パン粉50g、とき卵
107g、みじん切りしたたまねぎ20を、食塩1雌、
調味料11gおよび実施例4で得られた乳化剤15gを
よく混練し、1個あたり100gに成形し、250つ0
のオーブンで15分間焼いてハンバーグを製造した。
本乳化剤を加えることにより、焼き時に重量損失がすく
なくなくかつ歩留りが向上し、テクスチヤがソフトにな
り好ましいハンバーグが得られた。実施例 14 水400g、豚脂1008および実施例5で得られた乳
化剤10腿を加えサイレントカッターで乳化しエヤルジ
ョンカードをつくった。
豚肉260gおよびスケトゥタラ冷凍する身60gを挽
肉とした。
これに組織状大豆たん白(2.針音加水品)140g、
みじん切りした玉ねぎ300g、食塩11g、砂糖15
g、ばれし、しよでんぷん12雌、調味料11.衣、濃
口しよう油5.鴇、ごま油5gおよび上記のェマルジョ
ンカード20雌を加え常法通り混合し、中身を製造した
。1個あたり中身20gを焼売の皮に包んで100qC
で20分間蒸煮して競売を製造した。
得られた嘘売は、脂肪の分離がなく好ましい。実施例
15 水500g、サラダ油500gおよび実施例6で得られ
た組成物10腿を加えミキサーで乳化しェャルジョンカ
ードをつくった。
スケトゥタラ冷凍すり身600gに食塩15gを加えて
塩ずりした後、食塩を、ばれいしよでんぷん100g、
味りん2雌、砂糖13g、調味料1雌、氷水240gお
よび上記のェマルジョンカード150gを加えて福潰し
た。
このすり身を成形し17000で5分間油あげして揚げ
かまぼこをつくった。外観が白く、脂肪の分離がなく、
ソフトなテクスチャになり新しいタイプの揚げかまぼこ
が得られた。実施例 16豚肉300g、羊肉100g
および豚脂300gを肉挽機で挽き、これに水26雌、
コーンスタッチ5雌、重合リン酸塩酸、調味料適量およ
び参考例1で得られた脱脂大豆抽出銭澄7.総、グアー
ガム1g、大豆分離たん白質1.をを加えて綾合し、得
られたものをケーシング(折り径4.5肌)に充填し、
8000で5び分間加熱してソーセージをつくった。
脂肪の分離がなく乳イQ伏態のよい良好なソーセージが
得られた。実施例 17 参考例5で得られた大豆抽出残澄粉末4.0k9、グア
ーガム40雌および大豆分離タンパク60雌をV型混合
機で約10分間混合し、肉類加工食品用乳化剤を得た。
実施例 18豚肉20雌、羊肉100g、馬肉100g
および豚脂300gを肉挽機で挽き、これに水260g
、コーンスタッチ5雌、重合リン酸塩酸、調味料適量お
よび実施例17で得られたものをケーシソグ(折り径4
弧)に充填し、80qoで50分間加熱してソーセージ
をつくった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 大豆油出残渣1重量部とグアーガム,キサンタンガ
    ム,ローカストビーンガム,アラビアガムおよびカラギ
    ーナンの少なくとも1種0.01乃至3重量部とを含有
    してなる肉類加工食品用乳化剤。 2 大豆油出残渣とグアーガムとを含有してなる特許請
    求の範囲第1項記載の乳化剤。 3 A大豆油出残渣Bとグアーガム,キサンタンガム,
    ローカストビーンガム,アラビアガムおよびカラギーナ
    ンの少なくとも1種との重量比が1対0.01乃至3で
    あり、かつAとBとの合計量が肉類加工食品に対して0
    .05乃至15重量%となるようにA,B両成分を該肉
    類加工食品に混和することを特徴とす肉類加工食品の製
    造法。 4 大豆油出残渣とグアーガムとを用いる特許請求の範
    囲第3項記載の製造法。
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