JPS6036930Y2 - リモ−トコントロ−ル操作器の保持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電子機器本体に形成した凹部を覆う扉に、リ
モートコントロール操作器を出し入れ自在に収納するリ
モートコントロール操作器の保持装置に関する。

一般に、リモートコントロール操作器は、電子機器本体
例えばテレビジョン受像機と別体に形成され且つ比較的
小型である為、梱包乃至輸送に際して電子機器本体の梱
包内に保持する必要がある。

従来、この為リモートコントロール操作器を専用包装箱
内に収納して電子機器本体用包装箱の空間部に入れて接
着テープで止着したり、包装箱内に入れられる緩衝材に
凹部を形成してこの凹部に装着したり、或は電子機器本
体の外面に凹部を形成してこの凹部に装着して保持して
いる。

然しなから、この従来の保持方法にあっては、別個の専
用包装箱を必要としたり、包装箱の空間部或は緩衝材の
凹部に収納する為、取り出し忘れることがあり、又作業
的にも困難で不便であった。

又、上記電子機器本体の外面に形成した凹部内へ収納す
る場合には、電子機器本体の外面中に相当のスペースが
必要になり、意匠的にも不体裁になる等の不都合がある
。

本考案は上述した点及び最近電卓と同様にリモートコン
トロール操作器も薄形化され偏平状に形成されるように
なったことに鑑みてなされたもので、電子機器本体例え
ばテレビジョン受像機の外面に凹部を形成してこの凹部
に凹部を覆う扉を開閉自在に取付け、この扉にリモート
コントロール操作器を収納する収納部と挿入用開口及び
操作用開口を設けたことにより、梱包乃至輸送に際して
上記従来のような特別な形態を取る必要がなく、而かも
電子機器本体の外面を広く有効に使用でき、又、体裁感
を良好にしたリモートコントロール操作器の保持装置を
提供することを目的とする。

次に本考案の一実施例を第１図及び第２図を参照して説
明する。

テレビジョン受像本体１の前面枠２は、その隅部側上方
に凹部３を形成し、この凹部３に手動調整用のパリオー
ム類の嫡子４・４・・・が配設されている。

又、この凹部３の上下縁部端にはヒンジ機構の一方片を
形成する挿入シャフト５・５を相対向させて突設してい
る。

扉６は、後述のリモートコントロール操作器を収納、保
持する為のもので、第１図に示すように内部の隅部上下
にヒンジ機構の他方片を形成するスリーブ７・７を取付
けていると共に、このスリーブ７・７と連通する透孔８
・８を上下面に形威している。

上記扉６は、テレビジョン受像機本体１の凹部３内に係
入され、内部の隅部上下に取付けたスリーブ７・７内へ
凹部３のシャフト５・５を挿入し、このスリーブ７・７
とシャフト５・５にてヒンジ機構を構成して開閉可能に
取付けられている。

又、扉６は、内部にリモートコントロール操作器を収納
保持する収納部９を有していると共に、ヒンジ機構と反
対側の側面に挿入用開口１０を形威している。

さらにこの扉６は、収納したリモートコントロール操作
器を外部から操作する為の操作用開口１１を有している
。

上記扉６は、挿入用開口１０の正面側縁部中央にばねに
よって出入自在なロック爪１２が取付けられていると共
に、このロック爪１２に対応した凹部３の縁部に係入孔
１３が形成されており、扉６を閉じた際、扉６のロック
爪１２が凹部３の係入孔１３内に係入され、扉６が凹部
３内にロックされるようになっている。

この扉６は正面側に把手１４を突設している。

一方、リモートコントロール操作器１５は、上記扉６の
収納部９内に収納保持される大きさで偏平状に形威され
ている。

このリモートコントロール操作器１５は、その表面側に
選局、音量調整、電源切換等の操作ボタン１６・１６・
・・が配設されている。

そして、上記リモートコントロール操作器１５は、テレ
ビジョン受像機本体１の凹部３に開閉自在に取付けられ
た扉６内に出し入れ自在に収納保持される。

このリモートコントロール操作器の１６の操作面（表面
）は、扉６の操作用開口１１から外部に表われている。

而かして、上述の構成より成る本考案保持装置にあって
、リモートコントロール操作器１５は前面枠２の凹部３
に配設されたパリオーム類の調整嫡子４・４・・・覆う
扉６内に収納保持された状態で梱包乃至輸送が行なわれ
る。

この操作器１５は収納状態で選局・音量調整・電源切換
等の操作ができる。

又、パリオーム類を調整する場合には、扉６を開ければ
手動調整嫡子４・４が露出し、調整できるものである。

更にリモートコントロール操作器１５を扉６から取り出
せばテレビジョン受像機本体１から離れて選局・音量調
整・電源切換等の操作ができる。

上記のように、リモートコントロール操作器１５をして
テレビジョン受像機本体１に設ける操作部と兼用させれ
ば、前面枠２のコントロール部にはリモートコントロー
ル受信部のみを設ければよく、選局・音量調整・電源切
換ブロックは省略できるので面枠２を有効に広く使用で
き、大形のスピーカー等を配置できるものである。

第３図に示すものは本考案のの実施例である。

この実施例は扉６の上面に挿入用開口１０を形威しもの
である。

又、本考案装置にあっては、扉６の開閉方向は実施例の
よに左右方向のみならず、上下方向にしてもよいことは
勿論である。

さらにヒンジ機構の構成は何ら問わない。

尚、本考案装置において、上述の実施例では電子機器本
体としてテレビジョン受像機を例にあげて説明したが、
電子機器の種類は何ら問わないものである。

本考案は上述のように、電子機器本体の外面に凹部を設
けてこの凹部に凹部を覆う扉を取付け、この扉にリモー
トコントロール操作器を出し入れ自在に収納保持してな
るので、梱包乃至輸送に際して従来の様な特別の専用配
置場所等が必要なく、又、電子機器本体の美感を損うこ
となくリモートコントロール操作器を保持できる。

更に、上記操作器と電子機器本体に設ける操作部とを兼
用させれば、電子機器本体の外面を広く有効に使用でき
る利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置の一実施例を示す分解斜視図、第２
図は同上の要部断面図、第３図は本考案装置の他の実施
例の要部を示す斜視図である。 図中符号１は電子機器本体、３は凹部、６は扉、９は収
納部、１０は挿入用開口、１１は操作用開口、１５はリ
モートコントロール操作器を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. リモートコントロール操作によって被調整部をコントロ
   ールするようにした電子機器において、前記電子機器本
   体の外面に凹部を形成腰この凹部に凹部を覆う扉を開閉
   自在に取付け、この扉にリモートコントロール操作器を
   収納する収納部と挿入用開口及び操作用開口を設けたこ
   とを特徴とするリモートコントロール操作器の保持装置
   。