JPS589171Y2 - 冷蔵庫 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷蔵庫の扉裏面に野菜等を収容する容器を設け
たものに関するものである。

以下図に示す本考案の一実施例を説明すると、１は前面
を開口した冷蔵庫本体、２は同本体１の前面開口部を閉
塞する扉体で、化粧板３と裏面板４とから構成している
。

５，５は前記裏面板４の両側に相対向して突出した張出
壁、６はこの両張出壁５．５間に設置した棚壁、７は貯
蔵物が転倒脱落するのを防止する棒状のガードで、前記
棚壁６の前方に位置し両張出壁５，５間に架設している
。

８は扉裏面下方に設けた上部を開口して成る野菜を収容
する容器で、前記扉体２閉塞時本体１の庫内下方に収納
される。

９はこの容器８の後方両側面に設けた軸支部。

１０は前記容器８の開口部を開閉する蓋体で、その中央
部にて折畳可能に形成している。

１１はその雨後端部に設けた前記軸支部９と係合する回
動用支軸、１２は同蓋体１０を折畳んだ時扉裏面側に位
置する蓋体１０に設けた突出部。

１３はこの突出部１２に対応する扉２の裏面板４に形成
した同突出部１２と係合し蓋体１０を保持する保持部で
ある。

以上の構成において、まず蓋体１０の回動用支軸１１と
軸支部９とを係合し同蓋体１０を回動自在に設置する。

そして、常時には第１図に示す如く蓋体１０にて容器８
の開口部を閉塞し同容器８内を密閉に保つ。

また、貯蔵物の出入時には第２図に示す様に蓋体１０を
後方に押して開口部を開放し貯蔵物の出入をする。

一方、大きな貯蔵物または瓶等を収容する場合には、第
３図に示す様に蓋体１０を更に後方に押込んで突出部１
２を保持部１３に係合し同蓋体１０を折畳んだ状態で保
持させた後収容する。

尚、上記実施例では容器８を扉体２裏面に取着している
が、裏面板４と一体に形成してもよい。

また、軸支部９を容器後方両側面に形成しているが張出
壁５，５に形成してもよい。

以上の如く本考案では、扉裏面に容器を設けたものにお
いて、同容器の上部開口部を開閉する折畳可能且つ回動
自在な蓋体を設けると共に、この蓋体を扉裏面に折畳ん
だ状態で保持出来るようにしたものであるから、野菜容
器として使用する場合には通常の蓋体容器として、また
大きな貯蔵物または瓶等の収容容器として使用する場合
には蓋体を後方に収納して蓋無し容器として夫々使用出
来、使い勝手の良いものである。

更に、蓋体は折畳可能なので容器とその上方棚壁間の離
隔を大きくする事なくその間に収納出来、扉裏面の収納
スペースを減少さす事がないものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は冷蔵庫
の扉を開放した状態を示す冷蔵庫の斜視図、第２図は貯
蔵物の取入時を示つ要部断面図、第３図は蓋体を収納し
た状態を示す要部断面図である。 同図中、２は扉体、４は裏面板、８は容器、１０は蓋体
、１２は突出部、１３は保持部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 扉裏面に少なくとも上部を開口した野菜等を収容する容
   器を設けたものにおいて、前記容器の上部開口部を開閉
   する折畳可能且つ回動自在な蓋体を設けると共に、同蓋
   体を折畳んだ時扉裏面側に位置する蓋体に突出部を形成
   する一方、この突出部に対応する扉裏面板に同突出部と
   係合し蓋体を保持する保持部を形成した事を特徴とする
   冷蔵庫。