JPS6036800A - 遠心ポンプ用羽根車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は遠心ポンプの改良、特に研磨物固体（ａｈｒａ
ｓｉｖｅ　５ｏｌｉｄ）を懸濁状に含む流体をくみ揚げ
る場合に用いるポンプの羽根１！に関するものである。

（従来の技術） この種の性状の流体をくみ揚げるときに問題となるのは
、その研磨作用とポンプ構成物の摩耗であり、これによ
り回転部と固定部間の間隙が拡大し、その結果くみ揚げ
られた流体の漏れ、圧力−ント及び効率の暇人なロス、
消耗部品の耐久寿命の減少（４’ｒに羽根車とケーシン
グ部品、或いは羽根車の側部に隣り合うケーシングライ
ナー等の）を招く。

このような問題を軽減するため通常採用されている手段
は、羽根車の側面に複数の羽根を突設させることであり
、この羽根は羽根車に隣り合うケーシングＩ（ｆに対し
適当な動き間隙（ｒｕｎｎｉｎｇｃｌｅａｒａｎｃｅ　
）をもって適合している。これらの羽４１４は半径方向
に直線状、半径方向に傾斜した直線状９曲線状或いはこ
れらを組合せた種々の彫状に形成しイＩＩるが、このよ
うな羽根の目的は、側方の間隙内の流体に羽根の遠心作
用を付与することによって、羽根１１（から吐出する、
懸濁粒子をもった研磨物を含む流体の漏れとその侵入を
最小にすることにある。

（発明が解決しようとする問題点） 上記の目的のため使用されている従来の羽根は、外方に
向って分間１した形式になっており、そのため羽根型外
縁位置での隣り合う羽根間の円周方向間隔は非常に大き
く、典型的なもので１寸羽根の内方端部側の間隔の２又
は３倍の大きさになっている。その結果羽根車からυ１
出される流体による内方への侵入速度を最小にするとい
う羽根の効果を十分゛に発揮できないことになり、これ
に関連して羽根車とケーシング間のサイド間隙内に研磨
物粒子が侵入する不都合がある。

本発明の主たる目的は、上述した効果の制限の原因を除
去し得るように構成した羽根車のサイド羽根の改良を提
供することにある。

（問題点を解決するための手段９作用）本発明を概略的
に言えば、遠心ポンプの羽根車において、羽根車本体の
少なくとも一側面に羽根を配置すると共に、この側面に
て該羽根は羽根車本体の周縁にそって形成した環状突出
部と合致することを特徴とする。

該環状突出部は、羽根車周縁の全周にわたって形成し側
面羽根とスムースに結合してもよいし、又溝或いは通路
にて隣り合う羽根と分離するように構成してもよい。

１、記のように側面羽根と結合している環状突出部は、
！１＋１根重の周縁に形成されていることから、この位
置でケーシング壁との間隙なせばめており、粒子が入り
込むのを防止することになる。

（実施例） Ｊｕｌ下本完本発明面に示す実施例にしたがって説明す
る。

第１図〜第４図に示す本発明の羽根車１は、等間隔で、
羽根車の軸方向に対称で、側面から外方に突出する複数
の羽根２及び３を有する。該羽根は、羽＋ｆＪ、　：Ｉ
Ｃが内部で回転するケーシングに対し適当な動き間隙を
もって接している。第３図及び第４図に示すように、羽
根車本体の前面には吸込量１１５に隣り合う環状突起部
４が設けられ、該突起部から曲線状にかつ後方（羽根車
回転方向に対して）に向って傾斜して延びる羽根３は羽
根車の外縁を形成する。即ち、羽根は外表面位置で羽根
車周辺を形成する環状突出部６と交わりかつ一体となる
。

一上記環状突出部は羽根車の外縁全周にわたって延びる
ように構成するか、又は羽根相ｑ間の適宜の位置で溝或
いは孔で発願した構造にすることもできる。図面に示し
た実施例では、環状突出部６は次の羽根の先行面７から
短かい円周上の間隔をおいて各羽根３間を分離している
。即ち、各羽根３間には羽根の外周ピッチよりも小さい
溝８が形成されている。

第１図及び第２図に示すように、背面羽根２は羽根車の
背面に突出して形成され、背面の中心にはボス１２が設
けられると共に、前記羽根２は曲線状にかつ後方（羽根
車回転方向に対して）に向って傾斜して延び、羽根車の
外縁を形成し、環状突出部９と交わる。該環状突出部は
羽根車の外縁全周にわたって形成することが出来るが、
図承の環状突出部は羽根間で分離し、通路或いは孔１３
を形成している。第１図に示す如く、該環状突出部は次
の羽根の先行部寄りに通路１３を形成することによって
分離されている。該通路１３は羽根の外周ピッチよりも
小さい幅でかつ環状突出部９の高さよりも低い深さをイ
１している。

１．記通路の他の形状としては、第５図に示す如く、マ
〒面１０に向ってｔ゛向５環状突出部９を深さ方向に直
線的に切欠いて通路１３を形成してもよい。

本発明の代表的な実施例によれば、前面及び背面羽根の
両方は、羽＋ＩＪ車の前面及び背面表面から羽４１４の
外周ピッチの５〜ｌＯ％の高さで突出しており、又羽根
の頂面の幅はいかなる半径であっても大体羽根外周ピッ
チの２０〜２５％あり、さらに各羽根間の欠周通路又は
穴の幅は、羽根外周ピッチのほぼ１０％とする。又、通
路の最小口径は、羽根間から大粒子を確実に１１１出さ
せる大きさが必要で、さもなければ粒子が集中し羽根車
とケーシング間の摩耗或いは閉塞を生じてしまう。

（発明の効果） 以−１−説明したように、本発明の羽根車にはその側面
における周縁に環状突出部を設けているので、研磨物粒
子を懸濁した流体をくみ揚げる場合でも、粒子が羽根車
とケーシング間に侵入することはなく、そのためポンプ
を円滑に運転することが可能となる。

なお、本発明の思想を変更することなしに、図示した例
以外に種々の変更をなしｍることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明羽根車の一実施例を示す斜視図で、背面
羽根を見せている状態を示している。 第２図は第１図の羽根車の平面図である。 第３図は第１図に示す羽根ＩＬの一部切欠き平面図で、
前面羽根を見せている状態を示す。 第４図は＄３図のＴＶ−ＩＶ線断面図である。 第５図は第１図のＡ部詳細を示し、環状突出部の他の形
状例を示している。 ■・・・羽根車、２，３・・・側面羽根、４・・・環状
突起部、５・・・吸込開口、６，９・・・環状突出部、
　７　、１４・・・先行面、８．１３・・・溝（通路）
、ｌＯ・・・背面、特許出願人　代理人 弁理士　矢　ｈ　知　之 （ほか１名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）羽根車本体の少なくとも一側面に羽根を配置する
   と共に、この側面にて該羽根は羽根車本体の周縁にそっ
   て形成した環状突出部と合致することを特徴とする遠心
   ポンプ用羽根車。 （２）羽根は羽根車の両側面に設けられ、環状突出部は
   各側面の周縁にわたって形成されている特許請求の範囲
   第１項記載の羽根車。 （３）環状突出部は羽根車の少なくとも一側面の周縁全
   体にわたって形成され、かつ少なくとも同側面における
   羽根は該環状突出部とスムースに一体になっている特許
   請求の範囲第１項又は第２項記載の羽根車。 （４）環状突出部は隣り合う羽根間にて溝を有する特許
   請求の範囲第１項又は第２項記級の羽根車。 （５）溝は各羽根の先行面に隣接した位置に設けられる
   特許請求の範囲第４項記載の羽根車。 （８）　１１ｖＩはＭり合う羽根間の環状突出部を完全
   に分離するに十分な深さを４１している特許請求の範囲
   第４項又は第５項記載の羽＋Ｒ車。 （７）溝は羽根の外周ピッチよりも小さい幅をもち、大
   粒子が集中して羽根車とケーシング間に摩耗や詰りを生
   じないように、大粒子を羽根間から確実に排出するに十
   分な寸法を有する特許請求の範囲第４項又は第５項記載
   の羽根車。 （８）溝は羽根の外周ピ・ンチのほぼ１０χの幅を有す
   る特許請求の範囲第７項記載の羽根車。