JPS6036198B2 - α−シアノアクリレ−ト系接着剤を用いる接着方法 - Google Patents

α−シアノアクリレ−ト系接着剤を用いる接着方法

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JPS6036198B2
JPS6036198B2 JP7574580A JP7574580A JPS6036198B2 JP S6036198 B2 JPS6036198 B2 JP S6036198B2 JP 7574580 A JP7574580 A JP 7574580A JP 7574580 A JP7574580 A JP 7574580A JP S6036198 B2 JPS6036198 B2 JP S6036198B2
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cyanoacrylate
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J5/00Adhesive processes in general; Adhesive processes not provided for elsewhere, e.g. relating to primers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、Q−シアノアクリレート系接着剤を用いる接
着方法に係り、特に建築分野における仮止め方法に関す
るものである。
Qーシアノアクリレート系接着剤は、一名瞬間接着剤と
もいわれ、空気中あるいは被看体表面に吸着されている
水分によってすみやかにイオン重合を開始する閉塞型接
着剤であり、ある種のプラスチックを除きほとんどの材
料を良好に接着しうるので、特に迅速性を要求されるよ
うな場合に賞用されている。
しかし、この接着剤は低粘度のため被着体表面に凹凸が
多かったり、ポーラス面のような吸収性を有する面の場
合、そのままでは接着が不可能であった。
このことは、コンクリート面、モルタル面、石膏、木材
同志、あるいはこれらに化粧合板、タイル、鏡等のガラ
ス、その他各種壁村などを接着ないし仮止めする場合致
命的であり、接着面が垂直の場合が多いことと相まって
、建築分野に於いてはほとんど用いられていなかった。
一方、これらの建築分野においても、仮止め板押え、あ
るいは瞬間接着の需要は大きく、例えば化粧板、石膏板
等の壁材、鏡その他の板材をコンクリートやモルタル壁
面に接着固定する場合、従来はェポキシ系接着剤等を塗
布したうえ完全に接着するまで釘や接着・粘着テープで
仮止めすることが行なわれている。しかし、釘の場合割
れたり釘跡がついたり、ものによっては釘打ちができず
、また後者にあっては十分な接着強度が得られず、これ
らに代る手軽で確実な仮止め方法が求められていた。も
っとも、従来からQ−シア/アクリレート系接着剤を用
いるもので、木材の接着面を第4級アンモニウム塩で処
理したり(特公昭52一11685)、接着面にあらか
じめ目止め剤と硬化促進剤からなるプラィマーを塗布す
る技術(特関昭53一40027)等があるが、処理が
わずらわしく、また充填材で増粘した接着剤は瞬間接着
性が阻害される等、現場作業を主とする上記用途には適
合しにくいものであった。そこで本発明者は、上記した
建築分野、特に仮止め仮押えにおいて、優れた瞬間接着
性を有するQ−シァノァクリレート系接着剤を活用すべ
〈鋭意研究した結果、接着面に、硬化促進剤を付着させ
た柔軟な物質を介在させることに着目し本発明を完成さ
せたものである。
即ち本発明は、凹凸面あるいはポーラス面を有する被接
着体例えばコンクリート壁面に、同じく凹凸面あるいは
ポースラ面を有する接着体例えば化粧板を接着するに際
し、脱脂綿等の柔軟で接着面に沿いやすく、且つQ−シ
アノアクリレート系接着剤をよく吸収保持する保持材に
、硬化促進剤を付着させた接着補助剤を、少量ずつ接着
面に1個所ないし数個所介挿し、この接着補助材ないし
接着面に接着剤を1乃至数滴滴下し、ついで接着体がず
れないように支持するものである。
しかして、保持材は、彼着体(被看体と被接着体)の表
面則ち接着面の形状、間隙に沿った形で、接着剤により
瞬時に固められ、同時に両被着体に接合されて両者を良
好に連結固定させる。本発明に使用されるQ−シアノア
クリレート系接着は、一般式(但し式中Rは、炭素数1
〜16のアルキル基、シク。
アルキル基、シクロヘキシル基、アルケニル基、シクロ
アルケニル基、フェニル基、アリル基等)で示されるQ
−シアノアクリル酸ヱステル単量体を有効成分とするも
ので、安定剤として徴量のS02、ハイドロキノンなど
のアニオンおよびラジカル重合防止剤、可塑剤としての
ェステル類を含有するものも有効に用いられている。た
だ増粘剤は、瞬間接着性および保持材への浸透を阻害す
るので徴量ならよいがあまり好ましくない。本発明に用
いられる接着補助材は、Q−シアノァクリレート系接着
剤の硬化を促進させる硬化促進剤と、この硬化促進剤を
付着、固着、吸着あるいは化合して(以下「付着」とす
る)保持する保持材とからなる。保持材としては、接着
体を被接着体間に介在、介挿された場合、その間隙ある
いは凹凸面その他の形状に沿うような柔軟なもので、硬
化促進剤を有効に保持する一方、接着剤を滴下した場合
素早く全体に浸透させるとともに良好に保持して硬化促
進剤との接触を確実に行なわせ、且つそれ自身固められ
て、接着体と被接着体に接合して両者の間隙を埋めるも
のである。
具体的には、脱脂綿、綿タオル地等の綿製品で且つ圧縮
変形しやすいものが好適に用いられるが、綿に限らず、
麻、ウール、スフ、アセテート、ポリエステル、ナイロ
ン、ビニロン、ガラス繊維その他有機無機の夫燃あるい
は合成の各種繊維が用いられる。また、その形状も、わ
た状のほか布状、テープ状、フェルト状、シート状、不
織布、紐状等、柔軟で凹凸面に沿いやすく、硬化促進剤
を有効に保持し、またQーシアノアクリレート系接着剤
の速かな浸透保持をするものであればよい。この意味で
、海綿、ウレタン発泡体の如く連続気泡を有し且つ変形
しやすいもの、更には炉紙、パルプ等も使用可能である
。一方、硬化促進剤としては、Qーシアノアクリレ−ト
のァニオン重合を開始または促進させる能力を有する化
合物が、最適か否かは別として全て使用可能である。
現在公知の硬化促進剤としては、例えば、リチウム、ナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、これ
らの金属と塩酸、硫酸、燐酸などの1、2または3塩基
性酸またはアクリル酸、酢酸などの有機酸の化合物;マ
グネシウム、カルシウム等のアルカリ士金属の酸化物、
水酸化物;ナフテン酸等の有機酸とコバルト、バナジウ
ム、マンガン、鉛、鉄等からなる金属石ケン類:モノェ
タノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノール
アミン、アミルアミン、エチルヒドラジン、ヘキサメチ
レンジアミン等のアミン類、その他分子中に少なくとも
1個の1級、2級、3級あるいは4級の窒素原子を含む
塩基性化合物等多くのものがある。これらはQ−シアノ
アクリレート系接着剤の硬化を促進させる能力が夫々異
なり、その種類と量、保持材の種類、更には後述する固
着剤、浸透剤等を種々組み合わせ、用途に応じて用いる
ことができる。次に、本発明に係る接着補助材は、上記
した各種硬化促進剤のうち適当な一種または二種以上の
ものを、水あるいは有機溶剤に溶かし、その溶液中に脱
脂綿その他の保持材を浸債し、硬化促進剤分子を繊維表
面に付着させた状態でそのまま脱水(脱溶剤)、風乾し
て得られる。この脱水は、付着した硬化促進剤が剥脱し
ないように遠心分離器等で行なうのが好ましいが、有機
溶剤の場合は必要に応じて行なえばよい。また、単に付
着(固着、吸着)でなく、アルカリセルロースのように
化合したものも含まれる。尚、上記溶液中には、保持材
繊維への硬化促進剤の付着を確実ならしめる固着剤、繊
維間への硬化促進剤の浸透を良好にする浸透剤、更には
Q−シアノアクリレート系接着剤の浸透保持を良好にす
る薬剤等の助剤を、必要に応じて混入してもよい。この
内、固着剤としては、CMCあるいはその誘導体例えば
ジメチルカルボキシセルロースナトリウム、アクリル酸
ェステルポリアクリル酸およびその塩、アマニ油、ポリ
エチレングリコールおよびポリプロピレングリコ−ル、
ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルおよびその共重
合体等が保持材および硬化促進剤の種類に応じて用いら
れる。浸透剤としては、例えばィノゲン130T(商標
名)の如き界面活性剤が用いられるが、ポリアクリル酸
ナトリウムやジメチルカルボキシセルロースナトリウム
のように両方の作用を併せ持つものもある。尚、これら
の助剤は、それ自身がQ−シアノアクリレート系接着剤
の硬化を促進するものや遅延さすものがあり、硬化促進
剤との組み合わせで硬化時間を調整することができる。
このようにして得られた接着補助材を用いて、各種被着
体の接着テストを行なった結果の1例を表一1‘aに示
す。
これから明らかなように、本発明方法においては、接着
体あるいは被接着体が石綿スレートや合板の如くポーラ
スな吸収面の場合にも10k9/鮒前後ないしそれ以上
の接着強度(引張製断強度)を示し、接着補助剤を用い
ない場合に接着不能であるのに対し対照的である。しか
も鉄−鉄の場合を除き全て材料破壊しており、仮止めと
して用いる場合は勿論のこと、通常の接着においても接
着体の重量を十分に支えうるもので、凹凸面あるいはポ
ーラス面を有する被着体の接着に極めて有効であること
がわかる。尚、表−1【b}‘こ示すものは、表−1{
b}に示す構成からなる接着補助剤を、被接着体(テス
トピース)上の端部に薄く拡げ、接着体(テストピース
)上の端部にQーシアノアクリレート系接着剤(アルテ
コEE、アルファ技研製)を2滴滴下し、接着体を反転
して1〜3秒間軽く接圧して接着し、接着後2時間経過
してからJIS−K−6850に準拠して常態強度を測
定したものである。
また、表一1{b}中、発煙性とあるのは、接着剤が硬
化するときの反応熱こより煙(禾反応物質その他)が出
ることをいい、硬化終結の一つの目安となるものである
。以下の表においても、発煙性の認められるものは発煙
性の欄に○印を付した。しかして、コンクリート壁面等
に石膏板、化粧合板等の壁材を接着する場合、ェポキシ
系その他の接着剤を塗布したのち、小豆大ないし大豆大
程度の大きさにちぎった接着補助剤を両者間の一部特に
周綾部に数僧介挿し、Q−シアノアクリレート系接着剤
を1乃至数橋滴下して数秒間そのまま支持することによ
り、極めて簡単確実に仮止めを行なうことができる。
表 一 1 (a) 表−1(b) 従って、釘を用いないので仕上げが縞麓であるし、石膏
板のように割れやすいもの、ガラス、鏡、タイル等の釘
が打てないものの仮止めも容易に行なわれ、且つ接着・
粘着テープのように剥がれることもなく、手もよごさず
、作業効率を大きく増大させるものである。
尚、用いる接着補助材の大きさに特に限定はなく、また
仮止めのみでなく通常の接着も行なえるものである。こ
の場合、Qーシアノアクリレート系接着剤の欠点である
広範囲の接着に不向きな点も克服できるとともに、凹凸
面ないしポーラス面に限らず平滑な接着面にも適用でき
ることはいうまでもない。特に、モル夕/しで粘着する
タイルの場合、従来は自重でずり落ちるため1日に数段
しか貼れない場合があったが、本発明方法を用いれば全
面を1日で仕上げることができ、またコンクリート面に
穣木を接着しその接木に仮粧合板を釘打ちしうる等、建
築分野において大きな貢献をなすものである。次に、表
−2は同じく脱脂綿80夕を保持材として用い、各種硬
化促進剤と固着剤を用いて製した接着補助材の性能テス
ト結果で、発煙性の有無および発煙までの時間を測定し
たものである。
尚、発煙性は、処理脱脂綿(接着補助材)をちぎって鉄
板上におき、表−1と同じ接着剤を2滴滴下して目視に
より観察するもので、そのままでは発煙の少ないものお
よび認められないもの(硬化が徐々に進むもので表中△
、×で示す)の場合、処理脱脂綿を丸めて密度を上げ発
煙までの時間を測定し()内にその時間を託した。また
、表中アクリルェマルジョンは、日本融煤製のアクリセ
ット(PK−542)(固型分39.6%、PH7.1
)を用いた。表−2表−3および表−4は、種々な保持
材について、硬化促進剤、助剤をかえて処理した接着補
助材について表−2の場合と同様な発煙性テストを行っ
た結果を示す。
ここに表−3は、硬化促進剤として炭酸ソーダ60夕、
固着剤としてジメチルカルボキシセルロースナトリウム
3夕を水7809‘こ熔解した溶液に保持材を浸潰し、
ついで脱水乾燥したものである。表−4は、硬化促進剤
としてジェタノールアミン5夕、浸透剤としてノィゲン
130TO.25夕を水495のこ溶解した溶液に各保
持材を浸潰し、ついで脱水乾燥したものである。表−3
表−4 表−5 次に、脱脂綿を保持材とし、各種硬化促進剤および鰯剤
を用いて製した後着補助剤の接着強度(引張製断強度)
を測定した結果を表−5に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 接着体と被接着体の間に、接着補助材として、α−
    シアノアクリレート系接着剤の硬化を促進させる硬化促
    進剤と、該硬化促進剤を付着させた柔軟性保持材とから
    なるものを介在させ、接着面あるいは接着補助材にα−
    シアノアクリレート系接着剤を滴下し接着することを特
    徴とするα−シアノアクリレート系接着剤を用いる接着
    方法。 2 接着補助材は、接着面の一部分に介在させるもので
    ある特許請求の範囲第1項記載のα−シアノアクリレー
    ト系接着剤を用いる接着方法。 3 接着補助材は、接着面の周縁部に介在させるもので
    ある特許請求の範囲第2項記載のα−シアノアクリレー
    ト系接着剤を用いる接着方法。 4 接着体と被接着体のうち少なくとも一方がポーラス
    面、吸収面あるいは凹凸面である特許請求の範囲第1項
    、第2項または第3項記載のα−シアノアクリレート系
    接着剤を用いる接着方法。
JP7574580A 1980-06-04 1980-06-04 α−シアノアクリレ−ト系接着剤を用いる接着方法 Expired JPS6036198B2 (ja)

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