JPS6036198B2 - α−シアノアクリレ−ト系接着剤を用いる接着方法 - Google Patents
α−シアノアクリレ−ト系接着剤を用いる接着方法Info
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- JPS6036198B2 JPS6036198B2 JP7574580A JP7574580A JPS6036198B2 JP S6036198 B2 JPS6036198 B2 JP S6036198B2 JP 7574580 A JP7574580 A JP 7574580A JP 7574580 A JP7574580 A JP 7574580A JP S6036198 B2 JPS6036198 B2 JP S6036198B2
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- Japan
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- adhesive
- adhesion
- cyanoacrylate adhesive
- cyanoacrylate
- curing
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J5/00—Adhesive processes in general; Adhesive processes not provided for elsewhere, e.g. relating to primers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J4/00—Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、Q−シアノアクリレート系接着剤を用いる接
着方法に係り、特に建築分野における仮止め方法に関す
るものである。
着方法に係り、特に建築分野における仮止め方法に関す
るものである。
Qーシアノアクリレート系接着剤は、一名瞬間接着剤と
もいわれ、空気中あるいは被看体表面に吸着されている
水分によってすみやかにイオン重合を開始する閉塞型接
着剤であり、ある種のプラスチックを除きほとんどの材
料を良好に接着しうるので、特に迅速性を要求されるよ
うな場合に賞用されている。
もいわれ、空気中あるいは被看体表面に吸着されている
水分によってすみやかにイオン重合を開始する閉塞型接
着剤であり、ある種のプラスチックを除きほとんどの材
料を良好に接着しうるので、特に迅速性を要求されるよ
うな場合に賞用されている。
しかし、この接着剤は低粘度のため被着体表面に凹凸が
多かったり、ポーラス面のような吸収性を有する面の場
合、そのままでは接着が不可能であった。
多かったり、ポーラス面のような吸収性を有する面の場
合、そのままでは接着が不可能であった。
このことは、コンクリート面、モルタル面、石膏、木材
同志、あるいはこれらに化粧合板、タイル、鏡等のガラ
ス、その他各種壁村などを接着ないし仮止めする場合致
命的であり、接着面が垂直の場合が多いことと相まって
、建築分野に於いてはほとんど用いられていなかった。
一方、これらの建築分野においても、仮止め板押え、あ
るいは瞬間接着の需要は大きく、例えば化粧板、石膏板
等の壁材、鏡その他の板材をコンクリートやモルタル壁
面に接着固定する場合、従来はェポキシ系接着剤等を塗
布したうえ完全に接着するまで釘や接着・粘着テープで
仮止めすることが行なわれている。しかし、釘の場合割
れたり釘跡がついたり、ものによっては釘打ちができず
、また後者にあっては十分な接着強度が得られず、これ
らに代る手軽で確実な仮止め方法が求められていた。も
っとも、従来からQ−シア/アクリレート系接着剤を用
いるもので、木材の接着面を第4級アンモニウム塩で処
理したり(特公昭52一11685)、接着面にあらか
じめ目止め剤と硬化促進剤からなるプラィマーを塗布す
る技術(特関昭53一40027)等があるが、処理が
わずらわしく、また充填材で増粘した接着剤は瞬間接着
性が阻害される等、現場作業を主とする上記用途には適
合しにくいものであった。そこで本発明者は、上記した
建築分野、特に仮止め仮押えにおいて、優れた瞬間接着
性を有するQ−シァノァクリレート系接着剤を活用すべ
〈鋭意研究した結果、接着面に、硬化促進剤を付着させ
た柔軟な物質を介在させることに着目し本発明を完成さ
せたものである。
同志、あるいはこれらに化粧合板、タイル、鏡等のガラ
ス、その他各種壁村などを接着ないし仮止めする場合致
命的であり、接着面が垂直の場合が多いことと相まって
、建築分野に於いてはほとんど用いられていなかった。
一方、これらの建築分野においても、仮止め板押え、あ
るいは瞬間接着の需要は大きく、例えば化粧板、石膏板
等の壁材、鏡その他の板材をコンクリートやモルタル壁
面に接着固定する場合、従来はェポキシ系接着剤等を塗
布したうえ完全に接着するまで釘や接着・粘着テープで
仮止めすることが行なわれている。しかし、釘の場合割
れたり釘跡がついたり、ものによっては釘打ちができず
、また後者にあっては十分な接着強度が得られず、これ
らに代る手軽で確実な仮止め方法が求められていた。も
っとも、従来からQ−シア/アクリレート系接着剤を用
いるもので、木材の接着面を第4級アンモニウム塩で処
理したり(特公昭52一11685)、接着面にあらか
じめ目止め剤と硬化促進剤からなるプラィマーを塗布す
る技術(特関昭53一40027)等があるが、処理が
わずらわしく、また充填材で増粘した接着剤は瞬間接着
性が阻害される等、現場作業を主とする上記用途には適
合しにくいものであった。そこで本発明者は、上記した
建築分野、特に仮止め仮押えにおいて、優れた瞬間接着
性を有するQ−シァノァクリレート系接着剤を活用すべ
〈鋭意研究した結果、接着面に、硬化促進剤を付着させ
た柔軟な物質を介在させることに着目し本発明を完成さ
せたものである。
即ち本発明は、凹凸面あるいはポーラス面を有する被接
着体例えばコンクリート壁面に、同じく凹凸面あるいは
ポースラ面を有する接着体例えば化粧板を接着するに際
し、脱脂綿等の柔軟で接着面に沿いやすく、且つQ−シ
アノアクリレート系接着剤をよく吸収保持する保持材に
、硬化促進剤を付着させた接着補助剤を、少量ずつ接着
面に1個所ないし数個所介挿し、この接着補助材ないし
接着面に接着剤を1乃至数滴滴下し、ついで接着体がず
れないように支持するものである。
着体例えばコンクリート壁面に、同じく凹凸面あるいは
ポースラ面を有する接着体例えば化粧板を接着するに際
し、脱脂綿等の柔軟で接着面に沿いやすく、且つQ−シ
アノアクリレート系接着剤をよく吸収保持する保持材に
、硬化促進剤を付着させた接着補助剤を、少量ずつ接着
面に1個所ないし数個所介挿し、この接着補助材ないし
接着面に接着剤を1乃至数滴滴下し、ついで接着体がず
れないように支持するものである。
しかして、保持材は、彼着体(被看体と被接着体)の表
面則ち接着面の形状、間隙に沿った形で、接着剤により
瞬時に固められ、同時に両被着体に接合されて両者を良
好に連結固定させる。本発明に使用されるQ−シアノア
クリレート系接着は、一般式(但し式中Rは、炭素数1
〜16のアルキル基、シク。
面則ち接着面の形状、間隙に沿った形で、接着剤により
瞬時に固められ、同時に両被着体に接合されて両者を良
好に連結固定させる。本発明に使用されるQ−シアノア
クリレート系接着は、一般式(但し式中Rは、炭素数1
〜16のアルキル基、シク。
アルキル基、シクロヘキシル基、アルケニル基、シクロ
アルケニル基、フェニル基、アリル基等)で示されるQ
−シアノアクリル酸ヱステル単量体を有効成分とするも
ので、安定剤として徴量のS02、ハイドロキノンなど
のアニオンおよびラジカル重合防止剤、可塑剤としての
ェステル類を含有するものも有効に用いられている。た
だ増粘剤は、瞬間接着性および保持材への浸透を阻害す
るので徴量ならよいがあまり好ましくない。本発明に用
いられる接着補助材は、Q−シアノァクリレート系接着
剤の硬化を促進させる硬化促進剤と、この硬化促進剤を
付着、固着、吸着あるいは化合して(以下「付着」とす
る)保持する保持材とからなる。保持材としては、接着
体を被接着体間に介在、介挿された場合、その間隙ある
いは凹凸面その他の形状に沿うような柔軟なもので、硬
化促進剤を有効に保持する一方、接着剤を滴下した場合
素早く全体に浸透させるとともに良好に保持して硬化促
進剤との接触を確実に行なわせ、且つそれ自身固められ
て、接着体と被接着体に接合して両者の間隙を埋めるも
のである。
アルケニル基、フェニル基、アリル基等)で示されるQ
−シアノアクリル酸ヱステル単量体を有効成分とするも
ので、安定剤として徴量のS02、ハイドロキノンなど
のアニオンおよびラジカル重合防止剤、可塑剤としての
ェステル類を含有するものも有効に用いられている。た
だ増粘剤は、瞬間接着性および保持材への浸透を阻害す
るので徴量ならよいがあまり好ましくない。本発明に用
いられる接着補助材は、Q−シアノァクリレート系接着
剤の硬化を促進させる硬化促進剤と、この硬化促進剤を
付着、固着、吸着あるいは化合して(以下「付着」とす
る)保持する保持材とからなる。保持材としては、接着
体を被接着体間に介在、介挿された場合、その間隙ある
いは凹凸面その他の形状に沿うような柔軟なもので、硬
化促進剤を有効に保持する一方、接着剤を滴下した場合
素早く全体に浸透させるとともに良好に保持して硬化促
進剤との接触を確実に行なわせ、且つそれ自身固められ
て、接着体と被接着体に接合して両者の間隙を埋めるも
のである。
具体的には、脱脂綿、綿タオル地等の綿製品で且つ圧縮
変形しやすいものが好適に用いられるが、綿に限らず、
麻、ウール、スフ、アセテート、ポリエステル、ナイロ
ン、ビニロン、ガラス繊維その他有機無機の夫燃あるい
は合成の各種繊維が用いられる。また、その形状も、わ
た状のほか布状、テープ状、フェルト状、シート状、不
織布、紐状等、柔軟で凹凸面に沿いやすく、硬化促進剤
を有効に保持し、またQーシアノアクリレート系接着剤
の速かな浸透保持をするものであればよい。この意味で
、海綿、ウレタン発泡体の如く連続気泡を有し且つ変形
しやすいもの、更には炉紙、パルプ等も使用可能である
。一方、硬化促進剤としては、Qーシアノアクリレ−ト
のァニオン重合を開始または促進させる能力を有する化
合物が、最適か否かは別として全て使用可能である。
変形しやすいものが好適に用いられるが、綿に限らず、
麻、ウール、スフ、アセテート、ポリエステル、ナイロ
ン、ビニロン、ガラス繊維その他有機無機の夫燃あるい
は合成の各種繊維が用いられる。また、その形状も、わ
た状のほか布状、テープ状、フェルト状、シート状、不
織布、紐状等、柔軟で凹凸面に沿いやすく、硬化促進剤
を有効に保持し、またQーシアノアクリレート系接着剤
の速かな浸透保持をするものであればよい。この意味で
、海綿、ウレタン発泡体の如く連続気泡を有し且つ変形
しやすいもの、更には炉紙、パルプ等も使用可能である
。一方、硬化促進剤としては、Qーシアノアクリレ−ト
のァニオン重合を開始または促進させる能力を有する化
合物が、最適か否かは別として全て使用可能である。
現在公知の硬化促進剤としては、例えば、リチウム、ナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、これ
らの金属と塩酸、硫酸、燐酸などの1、2または3塩基
性酸またはアクリル酸、酢酸などの有機酸の化合物;マ
グネシウム、カルシウム等のアルカリ士金属の酸化物、
水酸化物;ナフテン酸等の有機酸とコバルト、バナジウ
ム、マンガン、鉛、鉄等からなる金属石ケン類:モノェ
タノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノール
アミン、アミルアミン、エチルヒドラジン、ヘキサメチ
レンジアミン等のアミン類、その他分子中に少なくとも
1個の1級、2級、3級あるいは4級の窒素原子を含む
塩基性化合物等多くのものがある。これらはQ−シアノ
アクリレート系接着剤の硬化を促進させる能力が夫々異
なり、その種類と量、保持材の種類、更には後述する固
着剤、浸透剤等を種々組み合わせ、用途に応じて用いる
ことができる。次に、本発明に係る接着補助材は、上記
した各種硬化促進剤のうち適当な一種または二種以上の
ものを、水あるいは有機溶剤に溶かし、その溶液中に脱
脂綿その他の保持材を浸債し、硬化促進剤分子を繊維表
面に付着させた状態でそのまま脱水(脱溶剤)、風乾し
て得られる。この脱水は、付着した硬化促進剤が剥脱し
ないように遠心分離器等で行なうのが好ましいが、有機
溶剤の場合は必要に応じて行なえばよい。また、単に付
着(固着、吸着)でなく、アルカリセルロースのように
化合したものも含まれる。尚、上記溶液中には、保持材
繊維への硬化促進剤の付着を確実ならしめる固着剤、繊
維間への硬化促進剤の浸透を良好にする浸透剤、更には
Q−シアノアクリレート系接着剤の浸透保持を良好にす
る薬剤等の助剤を、必要に応じて混入してもよい。この
内、固着剤としては、CMCあるいはその誘導体例えば
ジメチルカルボキシセルロースナトリウム、アクリル酸
ェステルポリアクリル酸およびその塩、アマニ油、ポリ
エチレングリコールおよびポリプロピレングリコ−ル、
ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルおよびその共重
合体等が保持材および硬化促進剤の種類に応じて用いら
れる。浸透剤としては、例えばィノゲン130T(商標
名)の如き界面活性剤が用いられるが、ポリアクリル酸
ナトリウムやジメチルカルボキシセルロースナトリウム
のように両方の作用を併せ持つものもある。尚、これら
の助剤は、それ自身がQ−シアノアクリレート系接着剤
の硬化を促進するものや遅延さすものがあり、硬化促進
剤との組み合わせで硬化時間を調整することができる。
このようにして得られた接着補助材を用いて、各種被着
体の接着テストを行なった結果の1例を表一1‘aに示
す。
トリウム、カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、これ
らの金属と塩酸、硫酸、燐酸などの1、2または3塩基
性酸またはアクリル酸、酢酸などの有機酸の化合物;マ
グネシウム、カルシウム等のアルカリ士金属の酸化物、
水酸化物;ナフテン酸等の有機酸とコバルト、バナジウ
ム、マンガン、鉛、鉄等からなる金属石ケン類:モノェ
タノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノール
アミン、アミルアミン、エチルヒドラジン、ヘキサメチ
レンジアミン等のアミン類、その他分子中に少なくとも
1個の1級、2級、3級あるいは4級の窒素原子を含む
塩基性化合物等多くのものがある。これらはQ−シアノ
アクリレート系接着剤の硬化を促進させる能力が夫々異
なり、その種類と量、保持材の種類、更には後述する固
着剤、浸透剤等を種々組み合わせ、用途に応じて用いる
ことができる。次に、本発明に係る接着補助材は、上記
した各種硬化促進剤のうち適当な一種または二種以上の
ものを、水あるいは有機溶剤に溶かし、その溶液中に脱
脂綿その他の保持材を浸債し、硬化促進剤分子を繊維表
面に付着させた状態でそのまま脱水(脱溶剤)、風乾し
て得られる。この脱水は、付着した硬化促進剤が剥脱し
ないように遠心分離器等で行なうのが好ましいが、有機
溶剤の場合は必要に応じて行なえばよい。また、単に付
着(固着、吸着)でなく、アルカリセルロースのように
化合したものも含まれる。尚、上記溶液中には、保持材
繊維への硬化促進剤の付着を確実ならしめる固着剤、繊
維間への硬化促進剤の浸透を良好にする浸透剤、更には
Q−シアノアクリレート系接着剤の浸透保持を良好にす
る薬剤等の助剤を、必要に応じて混入してもよい。この
内、固着剤としては、CMCあるいはその誘導体例えば
ジメチルカルボキシセルロースナトリウム、アクリル酸
ェステルポリアクリル酸およびその塩、アマニ油、ポリ
エチレングリコールおよびポリプロピレングリコ−ル、
ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルおよびその共重
合体等が保持材および硬化促進剤の種類に応じて用いら
れる。浸透剤としては、例えばィノゲン130T(商標
名)の如き界面活性剤が用いられるが、ポリアクリル酸
ナトリウムやジメチルカルボキシセルロースナトリウム
のように両方の作用を併せ持つものもある。尚、これら
の助剤は、それ自身がQ−シアノアクリレート系接着剤
の硬化を促進するものや遅延さすものがあり、硬化促進
剤との組み合わせで硬化時間を調整することができる。
このようにして得られた接着補助材を用いて、各種被着
体の接着テストを行なった結果の1例を表一1‘aに示
す。
これから明らかなように、本発明方法においては、接着
体あるいは被接着体が石綿スレートや合板の如くポーラ
スな吸収面の場合にも10k9/鮒前後ないしそれ以上
の接着強度(引張製断強度)を示し、接着補助剤を用い
ない場合に接着不能であるのに対し対照的である。しか
も鉄−鉄の場合を除き全て材料破壊しており、仮止めと
して用いる場合は勿論のこと、通常の接着においても接
着体の重量を十分に支えうるもので、凹凸面あるいはポ
ーラス面を有する被着体の接着に極めて有効であること
がわかる。尚、表−1【b}‘こ示すものは、表−1{
b}に示す構成からなる接着補助剤を、被接着体(テス
トピース)上の端部に薄く拡げ、接着体(テストピース
)上の端部にQーシアノアクリレート系接着剤(アルテ
コEE、アルファ技研製)を2滴滴下し、接着体を反転
して1〜3秒間軽く接圧して接着し、接着後2時間経過
してからJIS−K−6850に準拠して常態強度を測
定したものである。
体あるいは被接着体が石綿スレートや合板の如くポーラ
スな吸収面の場合にも10k9/鮒前後ないしそれ以上
の接着強度(引張製断強度)を示し、接着補助剤を用い
ない場合に接着不能であるのに対し対照的である。しか
も鉄−鉄の場合を除き全て材料破壊しており、仮止めと
して用いる場合は勿論のこと、通常の接着においても接
着体の重量を十分に支えうるもので、凹凸面あるいはポ
ーラス面を有する被着体の接着に極めて有効であること
がわかる。尚、表−1【b}‘こ示すものは、表−1{
b}に示す構成からなる接着補助剤を、被接着体(テス
トピース)上の端部に薄く拡げ、接着体(テストピース
)上の端部にQーシアノアクリレート系接着剤(アルテ
コEE、アルファ技研製)を2滴滴下し、接着体を反転
して1〜3秒間軽く接圧して接着し、接着後2時間経過
してからJIS−K−6850に準拠して常態強度を測
定したものである。
また、表一1{b}中、発煙性とあるのは、接着剤が硬
化するときの反応熱こより煙(禾反応物質その他)が出
ることをいい、硬化終結の一つの目安となるものである
。以下の表においても、発煙性の認められるものは発煙
性の欄に○印を付した。しかして、コンクリート壁面等
に石膏板、化粧合板等の壁材を接着する場合、ェポキシ
系その他の接着剤を塗布したのち、小豆大ないし大豆大
程度の大きさにちぎった接着補助剤を両者間の一部特に
周綾部に数僧介挿し、Q−シアノアクリレート系接着剤
を1乃至数橋滴下して数秒間そのまま支持することによ
り、極めて簡単確実に仮止めを行なうことができる。
化するときの反応熱こより煙(禾反応物質その他)が出
ることをいい、硬化終結の一つの目安となるものである
。以下の表においても、発煙性の認められるものは発煙
性の欄に○印を付した。しかして、コンクリート壁面等
に石膏板、化粧合板等の壁材を接着する場合、ェポキシ
系その他の接着剤を塗布したのち、小豆大ないし大豆大
程度の大きさにちぎった接着補助剤を両者間の一部特に
周綾部に数僧介挿し、Q−シアノアクリレート系接着剤
を1乃至数橋滴下して数秒間そのまま支持することによ
り、極めて簡単確実に仮止めを行なうことができる。
表 一 1 (a)
表−1(b)
従って、釘を用いないので仕上げが縞麓であるし、石膏
板のように割れやすいもの、ガラス、鏡、タイル等の釘
が打てないものの仮止めも容易に行なわれ、且つ接着・
粘着テープのように剥がれることもなく、手もよごさず
、作業効率を大きく増大させるものである。
板のように割れやすいもの、ガラス、鏡、タイル等の釘
が打てないものの仮止めも容易に行なわれ、且つ接着・
粘着テープのように剥がれることもなく、手もよごさず
、作業効率を大きく増大させるものである。
尚、用いる接着補助材の大きさに特に限定はなく、また
仮止めのみでなく通常の接着も行なえるものである。こ
の場合、Qーシアノアクリレート系接着剤の欠点である
広範囲の接着に不向きな点も克服できるとともに、凹凸
面ないしポーラス面に限らず平滑な接着面にも適用でき
ることはいうまでもない。特に、モル夕/しで粘着する
タイルの場合、従来は自重でずり落ちるため1日に数段
しか貼れない場合があったが、本発明方法を用いれば全
面を1日で仕上げることができ、またコンクリート面に
穣木を接着しその接木に仮粧合板を釘打ちしうる等、建
築分野において大きな貢献をなすものである。次に、表
−2は同じく脱脂綿80夕を保持材として用い、各種硬
化促進剤と固着剤を用いて製した接着補助材の性能テス
ト結果で、発煙性の有無および発煙までの時間を測定し
たものである。
仮止めのみでなく通常の接着も行なえるものである。こ
の場合、Qーシアノアクリレート系接着剤の欠点である
広範囲の接着に不向きな点も克服できるとともに、凹凸
面ないしポーラス面に限らず平滑な接着面にも適用でき
ることはいうまでもない。特に、モル夕/しで粘着する
タイルの場合、従来は自重でずり落ちるため1日に数段
しか貼れない場合があったが、本発明方法を用いれば全
面を1日で仕上げることができ、またコンクリート面に
穣木を接着しその接木に仮粧合板を釘打ちしうる等、建
築分野において大きな貢献をなすものである。次に、表
−2は同じく脱脂綿80夕を保持材として用い、各種硬
化促進剤と固着剤を用いて製した接着補助材の性能テス
ト結果で、発煙性の有無および発煙までの時間を測定し
たものである。
尚、発煙性は、処理脱脂綿(接着補助材)をちぎって鉄
板上におき、表−1と同じ接着剤を2滴滴下して目視に
より観察するもので、そのままでは発煙の少ないものお
よび認められないもの(硬化が徐々に進むもので表中△
、×で示す)の場合、処理脱脂綿を丸めて密度を上げ発
煙までの時間を測定し()内にその時間を託した。また
、表中アクリルェマルジョンは、日本融煤製のアクリセ
ット(PK−542)(固型分39.6%、PH7.1
)を用いた。表−2表−3および表−4は、種々な保持
材について、硬化促進剤、助剤をかえて処理した接着補
助材について表−2の場合と同様な発煙性テストを行っ
た結果を示す。
板上におき、表−1と同じ接着剤を2滴滴下して目視に
より観察するもので、そのままでは発煙の少ないものお
よび認められないもの(硬化が徐々に進むもので表中△
、×で示す)の場合、処理脱脂綿を丸めて密度を上げ発
煙までの時間を測定し()内にその時間を託した。また
、表中アクリルェマルジョンは、日本融煤製のアクリセ
ット(PK−542)(固型分39.6%、PH7.1
)を用いた。表−2表−3および表−4は、種々な保持
材について、硬化促進剤、助剤をかえて処理した接着補
助材について表−2の場合と同様な発煙性テストを行っ
た結果を示す。
ここに表−3は、硬化促進剤として炭酸ソーダ60夕、
固着剤としてジメチルカルボキシセルロースナトリウム
3夕を水7809‘こ熔解した溶液に保持材を浸潰し、
ついで脱水乾燥したものである。表−4は、硬化促進剤
としてジェタノールアミン5夕、浸透剤としてノィゲン
130TO.25夕を水495のこ溶解した溶液に各保
持材を浸潰し、ついで脱水乾燥したものである。表−3
表−4 表−5 次に、脱脂綿を保持材とし、各種硬化促進剤および鰯剤
を用いて製した後着補助剤の接着強度(引張製断強度)
を測定した結果を表−5に示す。
固着剤としてジメチルカルボキシセルロースナトリウム
3夕を水7809‘こ熔解した溶液に保持材を浸潰し、
ついで脱水乾燥したものである。表−4は、硬化促進剤
としてジェタノールアミン5夕、浸透剤としてノィゲン
130TO.25夕を水495のこ溶解した溶液に各保
持材を浸潰し、ついで脱水乾燥したものである。表−3
表−4 表−5 次に、脱脂綿を保持材とし、各種硬化促進剤および鰯剤
を用いて製した後着補助剤の接着強度(引張製断強度)
を測定した結果を表−5に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 接着体と被接着体の間に、接着補助材として、α−
シアノアクリレート系接着剤の硬化を促進させる硬化促
進剤と、該硬化促進剤を付着させた柔軟性保持材とから
なるものを介在させ、接着面あるいは接着補助材にα−
シアノアクリレート系接着剤を滴下し接着することを特
徴とするα−シアノアクリレート系接着剤を用いる接着
方法。 2 接着補助材は、接着面の一部分に介在させるもので
ある特許請求の範囲第1項記載のα−シアノアクリレー
ト系接着剤を用いる接着方法。 3 接着補助材は、接着面の周縁部に介在させるもので
ある特許請求の範囲第2項記載のα−シアノアクリレー
ト系接着剤を用いる接着方法。 4 接着体と被接着体のうち少なくとも一方がポーラス
面、吸収面あるいは凹凸面である特許請求の範囲第1項
、第2項または第3項記載のα−シアノアクリレート系
接着剤を用いる接着方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7574580A JPS6036198B2 (ja) | 1980-06-04 | 1980-06-04 | α−シアノアクリレ−ト系接着剤を用いる接着方法 |
GB8117054A GB2078763B (en) | 1980-06-04 | 1981-06-03 | A bonding method an -cyanoacrylate adhesive |
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