JPS59226075A - 接着用具 - Google Patents

接着用具

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JPS59226075A
JPS59226075A JP10110983A JP10110983A JPS59226075A JP S59226075 A JPS59226075 A JP S59226075A JP 10110983 A JP10110983 A JP 10110983A JP 10110983 A JP10110983 A JP 10110983A JP S59226075 A JPS59226075 A JP S59226075A
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JP
Japan
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adhesive
container
adhesion
cyanoacrylate
cyanoacrylate adhesive
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JP10110983A
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Katsuo Shiina
椎名 克夫
Tadashi Nishikawa
忠 西川
Satoshi Naito
智 内藤
Osamu Yoshimura
治 吉村
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、α−シアノアクリレート系接着剤を用いる接
着方法及び該方法に用いられる接着用具に係り、特に大
型材の仮止めその他の接着作業をも簡単確実に行なえる
ものに関する。
α−シアノアクリレート系接着剤は、硬化物が無色透明
で高い接着強さく特に剪断強さ)を有ししかも極短時間
で硬化して実用的な接着力が得られるところから、装飾
品や高級機器の接着或いはオートメーション作業とか各
種の仮止め作業等迅速性が要求される分野で広く用いら
れている。
ただ、この接着剤は低粘度のため両波着体(接着体と被
接着体)面同志がほぼ密着状態(0,05〜0.11程
度が最適)になければ接着効果がなく、被着体がポーラ
ス面のような吸収性面や凹凸面の場合接着は不可能であ
る。また高価であるし硬化時に発熱するため接着面積の
大きいものには不向きである。しかしこの接着剤の瞬間
接着性は極めて優れており、上記問題点が解消されれば
建築をはじめ多くの産業分野において仮止めその他の接
着作業の高効率化を図ることが可能となる。
かかる観点から、本発明者らは鋭意研究した結果、α−
シアノアクリレート系接着剤用の硬化促進剤を柔軟性保
持材に付着させた接着補助材と、この接着補助材を被着
体間に介在させのち該接着補助材にα−シアノアクリレ
ート系接着剤を滴下して接着を行わしめる技術を開発し
た(特願昭55−75745等)。これは柔軟性保持材
が一種の充填材として作用するもので、被着体間に介在
・介挿された場合その間隙或いは凹凸面その他の形状に
沿うように柔軟性を有していて硬化促進剤を有効に保持
する一方、接着剤を滴下した場合素早く吸収するととも
に良好に保持して硬化促進剤との接触を確実に行わせ、
且つそれ自身固められて接着体と被接着体に接合して両
者の間隙を埋めるものである。
従って、この接着補助材を用いるとα−シアノアクリレ
ート系接着剤の不得手な広範囲接着が可能となるととも
に、コンクリート、モルタル、石膏板、木材、化粧合板
、タイル、粗面金属板等ポーラス面や凹凸面を有する素
材の接着や仮止めが極めて簡単確実に行えるものである
。しかもその接着力(引張剪断強度)は極めて大きく、
合板や石綿スレート板同志或いはこれらとモルタル面の
場合でも10Kg/cj前後乃至それ以上という実務上
十分な値を示す。しかもこれらは全て材料破壊強度であ
り、真の接着強度は粗面の鉄板同志に見られる如<  
150Kg10Jにも及ぶ。従って、釘を用いないため
仕上げが奇麗であるし、石膏板のように割れやすいもの
やガラス、鏡、タイル等の釘止めできないものの仮止め
も簡単確実に行える。
なおこれらの値は、小豆大乃至大豆大程度の接着補助材
(脱脂綿に硬化促進剤としてジェタノールアミンを付着
させたもの)を、被接着体(テストピース)上の端部に
薄く広げ、接着体(テストピース)上の端部にα−シア
ノアクリに一ト系接着剤を1〜2滴滴下した後反転させ
て重ね、1〜3秒間軽く圧接し、接着後2時間経過して
からJIS−に−6850に準拠して測定した常態強度
である。
ところが上記接着補助材を用いる場合以下の如き問題が
あった。
まず第1に、接着補助材は接着剤に接すると殆ど瞬間的
に硬化する。従って接着体は接着剤の滴下に先立って仮
止めないし接着位置に保持され、且つ接着補助材は再被
着体間に固定されている必要があり、しかも接着剤を滴
下するための作業空間や接着剤容器先端を挿入するゆと
りがなければ使用できない。そのため接着補助材は接着
体の周縁部にしか配置できず、密閉部内や大型材の中央
部等での接着は不可能で化粧合板の仮止め等がやりにく
い欠点がある。また硬化した接着補助材が外部に露出し
て外観を悪くする。
第2に、接着剤の取り扱い上の問題がある。まず接着剤
は接着補助材の種類や量に応じて最適量が決まっている
が、現場施工の場合どうしても過不足になりやすく、少
ないと接着不良を起こし多いと高価なもの故コスト高を
招く。次ぎにα−シアノアクリレート系接着剤は皮膚や
粘膜に触れると炎症を起こす危険があるが、無理な姿勢
で作業をするとか急いでいるような場合どうしても触れ
易すく、労働衛生上問題がある。
本発明は、かかる欠点を解消し、α−シアノアクリレー
ト系接着剤を用いより安全で容易確実に接着できる技術
を提供するもので、以下図面に示す実施例に基づいてそ
の内容を詳細に説明する。
第1図は本発明に係る接着用具の1例を示すもので、こ
の接着用具(11は、α−シアノアクリレート系接着剤
(2)を封入した容器(3)を接着補助材(4)で包み
、且つ接着補助材(4)に両面粘着テープ(5)を貼着
したものである。そして容器(3)はガラス製、接着補
助材(4)は柔軟性保持材としての脱脂綿に硬化促進剤
としてジェタノールアミン(DEA)を付着させたもの
である。
しかして、この接着用具(1)を第2図に示す如く接着
体としての化粧合板(6)の中央部その他任意の箇所に
1〜数個粘着テープによって付着させる。
次ぐこの化粧合板(6)を、第3図に水子ように被接着
体としての壁面下地(7)の所定箇所に当てて位置固定
した後、接着用具(1)を付着させた部分を表側から軽
く叩く。この外力(P)によりガラス容器(3)が壊れ
て内部のα−シアノアクリレート系接着剤(2)が漏出
し、囲りの接着補助材(4)に吸収される。すると直ち
に反応が始まり、数〜数十秒で十分な初期接着力が得ら
れる。その間は化粧合板(6)を手で押さえておく。尚
、仮止めの場合にはそれに先立って化粧合板(6)或い
は壁面下地(7)に本止め用のエポキシ系や酢酸ビニル
系接着剤(8)を塗布しておく。
この接着用具(1)の取り付けは、化粧合板(6)に限
らず壁面下地(7)でもよく、特に第4図の如く桟木(
9)がある場合はこれに取りつけるとよい。尚接着用具
(1)の取り付けは粘着テープ(5)に限らず、可能な
らステープルや釘でもよい。更に接着用具(11を糸で
吊して位置ぎめしてもよい。また接着用具(1)は、必
ずしも容器(3)が接着補助材(4)に包まれていなく
でもいいし、第5図のように容器(3)と接着補助材(
4)が別体になっていて個々に被着体に取りつけるよう
にしてもよい。要は、外力により容器(3)から漏出し
た接着剤が確実に接着補助材(4)に吸収されるような
状態で被着体間に介挿されれば良い。
また、この容器(3)もガラス製カプセル状のものに限
らず、薄いプラスチック等外力で破損して内容物を漏出
させるものなら何でも使用できるし、プラスチックフィ
ルム製袋等の一部を弱化させるとか、或いは第6図の如
く極薄フィルムで塞がれた噴出口(1のを別途シール(
11)で覆っておき使用時にこのシール(11)をはぎ
取り、外力(P)によって弱化箇所ないし噴出口から接
着剤(2)を噴出させるような構造のものも採用可能で
ある。
そしてその容量は、容器(3)内への残存の可能性及び
接着補助材(4)の容積を考慮して定められるが、脱脂
綿製接着補助材の場合2〜10分の1程度で十分と思わ
れる。
ところで、接着補助材(4)は前記例の場合脱脂綿をD
EAの水溶液中に浸漬して綿繊維表面にDEAを付着さ
せ、その後脱水・風乾して得られるものであるが、柔軟
性保持材及び硬化促進剤ともその他種々なものが使用可
能である。
まず保持材は、接着体と被接着体間に介在、介挿された
場合、その間隙あるいは凹凸面その他の形状に沿うよう
な柔軟なもので、硬化促進剤を有効に保持する一方、接
着剤に触れた場合素早く吸収して全体に浸透させるとと
もに良好に保持して硬化促進剤との接触を確実に行わせ
、且つそれ自身固められ接着体と被接着体に接合して両
者の間隙を埋める働きをするものである。従って、脱脂
綿とか綿タオル地等の綿製品で且つ圧縮変形し易いもの
が好適に用いられるが、綿に限らず、麻、ウール、スフ
、アセテート、ポリエステル、ナイロン、ビニロン、ガ
ラス繊維その他の有機・無機の天然或いは合成の各種繊
維が用いられる。またその形状も、わた状のばか布状、
テープ状、フェルト状、シート状、紐状等が考えられる
。さらに濾紙やパルプ、発泡プラスチックも使用可能で
ある。
一方硬化促進剤としては、前記ジェタノールアミンその
他のアミン類、各種のイミン類、アルカリ金属・アルカ
リ土金属の水酸化物や酸化物、金属石鹸類など、α−シ
アノアクリレートのアニオン重合を開始または促進させ
る能力を有する化合物が、最適か否かは別として全て使
用可能である。これらの化合物はその硬化促進能力が夫
々異なり、ジェタノールアミンなどは極短時間(1〜数
秒)で硬化が完了し、炭酸アンモン等の金属塩では硬化
までに十〜数士数秒を要するので、その種類と量、保持
材の種類、さらには後述する固着剤、浸透剤等を種々組
み合わせ、用途に応じて使い分けるとよい。 次にこの
接着補助材(4)は、上記した硬化促進剤のうち適当な
一種または二種以上のものを、水あるいは有機溶媒に溶
かし、その溶液中に保持材を浸漬し、硬化促進剤分子を
繊維表面に付着させた状態でそのまま脱水(脱溶剤)・
風乾して得られる。この脱水(脱溶剤)は、付着した硬
化促進剤が離脱しないように遠心分離器等で行なうのが
好ましいが、有機溶媒の場合は必要に応じて行えばよい
。また単に付着(固着、吸着)でなく、アルカリセルロ
ースの如く化合したものも含まれる。尚、上記溶液中に
は、保持材繊維への硬化促進剤の付着を確実ならしめる
固着剤、繊維間への硬化促進剤の浸透を良好にする浸透
剤、さらにはα−シアノアクリレート系接着剤の浸透保
持を良好にする薬剤等の助剤を、必要に応じて混入して
もよい。この内置着剤としては、CMC或いはその誘導
体、アクリル酸エステル、ポリアクリル酸及びその塩、
アマニ油、ポリエチレングリコール、PVA、ポリ酢酸
ビニルやその共重合体等が用いられる。浸透剤としては
各種の界面活性剤が用いられるが、ポリアクリル酸ナト
リウムの如く両方の作用を併せもつものもある。
尚、本発明に於けるα−シアノアクリレート系接着剤と
しては、α−シアノアクリル酸エステル単量体を有効成
分とするもので、一般に市販されているメチル系やエチ
ル系のものが通常用いられる。ただ、増粘剤を多量に混
入したものは瞬間接着性及び保持材への浸透を疎外する
ので好ましくない。
次に、実施例を掲げて本発明を説明する。
実施例 肉厚0.1〜0.2mm、直径51161%長さ10−
一の円筒状のガラスカプセルに約0.4〜0.5ccの
エチルシアノアクリレート系接着剤を封入し、カプセル
の外側を第1図の如く、厚さlll11程度の接着補助
材(ジェタノールアミンを脱脂綿に付着させたもの)で
包み、その−側に両面粘着テープを貼着して接着用具を
作製する。この接着用具を接着体の重量に応じて1〜数
個準備し、壁面下地に粘着テープにより貼り付は固定す
る。一方化粧合板の裏面に酢酸ビニルエマルジョン系の
接着剤を塗布し、壁面下地の所定位置へ配置する。つい
で、接着用具が固定されている箇所の化粧合板部分を、
軽く叩くか押圧することによりガラスカプセルを破壊し
、その内部の接着剤を漏出させる。接着剤は直ちに接着
補助材の保持材に吸収され、接着補助材は接着体と被接
着体の間隙を埋める形で両者を完全に接着させる。
本発明方法は上述した如く、α−シアノアクリレート系
接着剤を用いて接着する場合に、接着体と被接着体の間
に、柔軟性保持材に硬化促進剤を付着させた接着補助材
と、α−シアノアクリレート系接着剤を封入した容器を
介在させ、該容器に外力を加えて容器内の接着剤を噴出
ないし漏出させて接着補助材に吸収させることにより柔
軟性保持材を硬化させ、該硬化物により再被着体を確実
堅固に接着させるものである。従って、板状物の中央部
とか密閉された箇所においても接着補助材を用いた接着
が可能になり、建築分野等においてα−シアノアクリレ
ート系接着剤の使用範囲が拡大し、作業効率の大幅な向
上が期待されるとともに、接着剤の量が常に最適の状態
に制御できて低コストで安定した作業ができ、且つ直接
接着剤に触れないので労働衛生上好ましい等大きな効果
をもたらすものである。
また本発明の接着用具は、接着補助材とα−シアノアク
リレート系接着剤を封入したカプセルとが一体化されて
おり、−個で支えられる荷重が予め計算でき確実な仮止
めや接着作業が簡単にできるとともに、特に両面粘着テ
ープを組み込んだものはワンタンチで被着体に取りつけ
ることができ、作業効率を大幅に向上させるものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る接着用具の一例を示す斜視図、第
2図は接着用具を化粧合板に取りつけた状態の斜視図、
第3図及び第4図は化粧合板を壁面下地に接着する状態
を示す断面図、第5は他の取り付は状態を示す断面図、
第6図は接着用具の他の例を示す斜視図である。 1・・・・・・接着用具 2・・・・・・α−シアノアクリレート系接着剤3・・
・・・・容器− 4・・・・・・接着補助材 5・・・・・・両面粘着テープ 手続補正書動式) 昭和58年10月26日 2、発明の名称 α−シアノアクリレート系接着’JP]ヲ用もする接着
方法及び接着用具

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■、接着体と被接着体の間に、柔軟性保持材に硬化促進
    剤を付着させた接着補助材と、α−シアノアクリレート
    系接着剤を封入した容器を介在させ、該容器に外力を加
    えて容器内の接着剤を噴出ないし漏出させて接着補助材
    に吸収させることにより柔軟性保持材を硬化させ、該硬
    化物により両波着体を接着させることを特徴とするα−
    シアノアクリレート系接着剤を用いる接着方法。 2、 柔軟性保持材にα−シアノアクリレート系接着剤
    用の硬化促進剤を付着させた接着補助材と、外力により
    内容物を容易に噴出ないし漏出させることが可能な容器
    にα−シアノアクリレート系接着剤を封入したものを、
    被着体に付着可能な状態で一体化したことを特徴とする
    接着用具。 3、接着補助材及び/又は容器に、被着体に付着させる
    ための粘着テープ片を貼着してなる特許請求の範囲第2
    項記載の接着用具。
JP10110983A 1983-06-06 1983-06-06 接着用具 Granted JPS59226075A (ja)

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JPS6320469B2 JPS6320469B2 (ja) 1988-04-27

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