JPS6036165B2 - エチレン共重合体 - Google Patents

エチレン共重合体

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JPS6036165B2
JPS6036165B2 JP4427679A JP4427679A JPS6036165B2 JP S6036165 B2 JPS6036165 B2 JP S6036165B2 JP 4427679 A JP4427679 A JP 4427679A JP 4427679 A JP4427679 A JP 4427679A JP S6036165 B2 JPS6036165 B2 JP S6036165B2
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JP
Japan
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copolymer
ethylene
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秀邦 小田
和彦 村田
博一 梶浦
昭 松田
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加硫が早く、強度特性が優れたゴム状エチレ
ン共重合体に関する。
エチレン、炭素数3以上のQ−オレフィンおよびポリェ
ンからなるゴム状共重合体に関しては、すでに数多くの
提案がある。
工業的には従来エチレン・プロピレン・ポリェンゴム状
共重合体が重要視されているし、たため、これまでの提
案も車からエチレン・プロピレン・ポリェン共重合体を
中心に検討されており、したがってゴム領域に入る共重
合体としてエチレンとQーオレフインの含有割合(モル
比)が85/15以下のものを対象としたものが多かっ
た。しかるに、エチレン・プロピレン・ポリェンのゴム
状共重合体は、生ゴム強度および加硫ゴムの強度が充分
に大きくないため「高度の性能を要求される分野に使用
することができなかつた。本発明者らは、従釆のエチレ
ン・プロピレン・ポリェンゴム状共重合体よりも一層強
度特性が改善され、しかも加硫速度の早いエチレン共重
合ゴムを得るべく鋭意検討した結果、Q−オレフィンと
して1−ブテン、またポリエンとして5−エチリデン−
2−ノルボルネンを選択するとともに、エチレンとQ−
オレフィンの含有割合を、従来主として研究されていた
範囲よりさらに高エチレン側にし、特定の重合条件を採
用することによって前記性質を有する共重合体が得られ
、かかる共重合体は以下の諸条件を満足していなければ
ならないことを見出すに至った。
すなわち本発明は、 ■ エチレン、1ーブデンおよび5−エチリデン−2−
ノルボルネンからなり、(B} エチレン/1−ブデン
(モル比)が86/14なし、し95/5、に} 沃素
価2なし、し40、 【D} 13500、デカリン中で測定した極限粘度〔
刀〕が1.0ないし4.Mそ/夕、【8 重量平均分子
量/数平均分子量(Q値)が3未満、で特徴づけられる
エチレン・1−ブテン・5−ェチリデン−2ーノルボル
ネン共重合体である。
本発明の共重合体は、エチレン、1ーブテンおよび5−
ェチリデン−2−ノルボルネンから構成される。1−ブ
テンの代りにプロピレンを構成成分とする共重合体は、
硬く弾性的性質に乏しいばかりかその強度特性も劣る。
又、ポリェンとして5−ヱチリデン−2−ノルボルネン
を選択することにより、加碗速度が早く、強度特性の良
好な共重合体となり得る。エチレン/1−ブテンの含有
割合(モル比)は、86/14なし、し95/5、好ま
しくは87/13なし、し94/6である。
またポリェンの含有割合は、沃素価が2ないし40、好
ましくは4なし、し30となるような割合であって、共
重合体中、通常1ないし2の重量%、とくに2ないし1
5重量%程度である。エチレン含有量が前記範囲より少
ない共重合体は強度が弱く、またエチレン含有量が前記
範囲より多い共重合体は硬く、弾性的性質が劣る。また
共重合体の沃素価が前記範囲にあることにより、加硫速
度が早くかつ加硫ゴムの物性も好適なものとなる。本発
明のエチレン共重合体は、135oo、デカリン中で測
定した極限粘度が1.0なし、し4.のと/夕、とくに
好ましくは1.0ないし3.の夕/夕である。
極限粘度が上言己範囲にあることにより、加工性及び強
度特性ともに良好である。本発明の共重合体は、強度特
性が良好であるためには重量平均分子量/数平均分子量
(Q値)が3未満、好ましくは2.0なし、し2.5で
なければならない。
なお、Q値の測定は、武内著、丸善発行の「ゲルパーミ
ェーションクロマトグラフィ」に準じて次の如くに行う
。○} 分子量既知の標準ポリスチレン(東洋ソ−ダー
(製)単分散ポリスチレン)を使用して、分子量 Mと
そ の GPC( 蛇I PermeationCh
romato餅aph)カウントを測定し、分子量Mと
EV(E1utionVolume)の相関図鮫正曲線
を作成する。
この時の濃度は0.0かt%とする。【2’GPC測定
法により試料のGPCクロマトグラフをとり、前記‘M
こよりポリスチレン換算の数平均分子、重量平均分子量 を算出し、Q値(Mw/Mn) を求める。
その際のサンプル調製条件およびGPC測定条件は、以
下の通り。サンプル調製 ‘ィー 試料を0.04wt%になるようにo−ジクロ
ルベンゼン溶媒とともに三角フラスコに分取する。
‘o} 試料の入っている三角フラスコに老化防止剤2
,6−ジーtert−ブチル−p−クレゾールをポリマ
ー溶液に対して0.1wt%添加する。し一 三角フラ
スコを14000に加溢し、約30分間燈拝し、溶解さ
せる。0 その後135oo〜140qoにおいて、1
仏ミリポアフィルターでろ過する。
■ そのろ液をGPCにかける。
GPC測定条件 次の条件で実施した。
【ィ} 装置 Wate岱社製20値型{ロ)カ
ラム 東洋ソ−ダ(製)S−タイプ(Mixタイプ
)し一 サンプル量 2机 9 温度・ 135CO{対 流速
1の【/minN カラムの総理論段数
2×1ぴ〜4×1ぴ(アセトンによる測定値)本発明の
共重合体は、またJISA硬度が通常50ないし89華
度の範囲にある。
またJISK6301に基づき測定した破断点応力が通
常50kg/c確以上、破断点伸びが通常200なし、
し2000%である。本発明の共重合体は、通常のエチ
レン・プロピレン・ポリヱン共重合ゴムと同様にして加
硫することができる。加硫ゴム配合に使用される加硫剤
とそしては、過酸化物、硫黄、}塩化硫黄、二塩化硫黄
、モルホリンジスルフィド、アルキルフェノールジスル
フイド、テトラメチルチウラムジスルフイド、ジメチル
ジチオカルバミン酸セレンなどの硫黄化合物、酸化マグ
ネシウム、亜鉛菱、鉛丹などの金属化合物を挙げること
ができる。中でも硫黄又は過酸化物が好ましい。硫黄加
硫を行う場合は、硫黄は通常ゴム成分10の重量部に対
して0.1なし、し1の重量部、好ましくは0.5なし
、し5重量部の割合で使用される。
又、必要に応じて加硫促進剤を使用できる。加硫促進剤
としては、N−シクロヘキシル−2−ペンゾチアゾール
ースルフエンアミド、Nーオキシジエチレンー2ーベン
ゾチアゾールースルフエンアミド、N,Nージイソプロ
ピルー2−ペンゾチアゾールスルフエンアミド、2ーメ
ルカプトベンゾチアゾール、2一(2,4−ジニトロフ
エニル)メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,6ー
ジエチルー4−モルホリノチオ)ペンゾチアゾール、ペ
ンゾチアジルージスルフアイドなどのチアゾ−ル系、ジ
フエニルグアニジン、トリフェニルグアニジン、ジーオ
ルソートリルグアニジン、オルソートリル・バイグアナ
イド、ジフエニルグアニジンフタレートなどのグアニジ
ン系;アセトアルデヒドーアニリン反応物;プチルアル
デヒドーアニIJン縮合物こへキサメチレンテトラミン
、アセトアルデヒドアソモニアなどのアルデヒドアミン
又はフルデヒドーアンモニア系;2ーメルカプトィミダ
ゾリンなどのィミダゾリン系;チオカルバニリド、ジエ
チルチオユリアジブチルチオユリア、トリメチルチオユ
リア、ジーオルソートリルチオュリアなどのチオュリア
系;テトラメチルチウラムモノスルフイド、テトラメチ
ルチウラムジスルフイド、テトラエチルチウラムジスル
フイド、テトラブチルチウラムジスルフイド、ジベンタ
メチレンチウラムテトラスルフイドなどのチウラム系;
ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジェチルチオカルバ
ミン酸亜鉛、ジーn−ブチルジチオカルバミン酸亜鉛、
エチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブチルフヱニ
ルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン
酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸セレン、ジ
ェチルジチオカルバミン酸テルルなどのジチオ酸塩系:
ジブチルキサントゲン酸亜鉛などのザンテート系;など
を挙げることができる。これら加硫促進剤はゴム成分1
00重量物に対して通常0.1ないし20重量部、好ま
しくは0.2なし、し10重量部の割合で使用される。
本発明のエチレン共重合体はまたベルオキシド加硫系で
加硫することができる。
この目的に使用されるベルオキシドとしてジクミルベル
オキシド、1,1ージー(tブチルベルオキシ)−3,
3,5ートリメチルシクロヘキサン、ジー(tーブチル
ベルオキシ)ジイソプロピルベンゼソ、2,5ージメチ
ルー2,5ージー(t−ブチルベルオキシ)へキサン、
2,5ージメチルー2,5−ジ(tーブチルベルオキシ
)へキシンなどが例示される。またその際の加硫助剤と
して、硫黄、ジベンタメチレンチウラムテトラスルフイ
ドのような硫黄化合物、エチレンジメタクリレート、ジ
ビニルベンゼン、ジアリルフタレート、メタフエニレン
ビスマレイミド、トルイレンビスマレイミドのような多
官能性モノマー、p−キノンジオキシム、p,p′−ジ
ベンゾイルキノンオキシムなどのオキシム化合物などを
単独でもし〈は混合して用いることができる。上記のよ
うな加硫を行う場合、その他必要に応じ、活性剤、分散
剤、充填剤、軟化剤、可塑剤、粘着付与剤、着色剤、発
泡剤、発泡助剤、滑剤、老化防止剤、その他添加剤を併
用することができる。
充填剤としては、カーボンブラック、ホワイトカーボン
(ケイ酸化合物)、炭酸カルシウム、タルク、クレーな
どの無機充填剤;ハィスチレン樹脂、クマロンィンデン
樹脂、フェノ−ル樹脂、リグニン、変性メラミン樹脂、
石油樹脂などの有機充填剤を挙げることができる。
このうち特に無機充填剤が好ましく使用される。軟化剤
としては、プロセス油、潤滑油、パラフィン、流動パラ
フィン、石油アスファルト、ワセリンなどの石油系軟化
剤;コールタール、コールタールピッチなどのコールタ
ール系軟化剤;ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ャシ油
などの脂肪油系軟化剤;トール油;サブ;密ロウ、カル
ナウバロゥ、ラノリンなどのロウ類:リシノール酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カル
シウム、ラゥリン酸亜鉛などの脂肪酸および脂肪酸塩;
石油樹脂などの合成高分子物質;を挙げることができる
可塑剤としては、フタール酸ェステル系、アジピン酸ェ
ステル系、セバシン酸ェステル系、リン酸系など粘着付
与剤としてはクマロンィンデン樹脂、テルベン・フェノ
ール樹脂、キシレン・ホルマリン樹脂など、着色剤とし
ては、無機および有機顔料など、発泡剤としては重炭酸
ナトリウム、炭酸アンモニウム、N,N′−ジニトロソ
ベンタメチレンテトラミン、アゾカルボンアミド、アゾ
ビスイソブチロニトリル、ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド、トルエンスルホニルヒドラジド、カルシウムアジド
、パラトルエンスルホニルアジドなど、発泡助剤として
は、サリチル酸、フタル酸、尿素などを使用することが
できる。
加硫条件は加硫剤の種類によっても異なるが、通常10
0なし・し250qo、好ましくは120なし、し20
0q○の温度で10ないし6坊分間、好ましくは20な
し・し40分間行うのがよい。
とくにベルオキシド加硫を行う場合は、加硫時間はベル
オキシドの半減期の4倍程度とするのがよい。本発明の
共重合体を加硫する場合、例えばロール加工性、押出加
工性にも優れる。
又、充填剤を従釆のエチレン・プロピレン・ポリェン共
重合ゴムの加硫物の使用目的に応じて許容される最大配
合量より多量に配合しても、本来本発明の共重合体の加
硫物は高強度であるので、従来のエチレン・プロピレン
・ポリェン共重合ゴムと同等の実用強度を有する加硫物
が得られ、従ってより安価に加硫物を製造することがで
きる。とくに充填剤のなかでも極めて安価な炭酸カルシ
ウム、夕ルク、クレーなどの非補強性充填剤は通常加硫
物の強度を低下させるが、本発明の共重合体にこのよう
な充填剤を多量配合しても強度の低下が少ないので従来
のエチレン・プロピレン・ポリェン共重合ゴムと同等の
強度を有する加硫物を極めて安価に製造し得る。従って
本発明の共重合体からは充填剤の種類および配合量を適
宜選択することにより、高強度の加硫物を得ることもで
きるし、従釆のエチレン・プロピレン・ポリヱン共重合
ゴムの加硫物と同等の強度を有する加硫物をより安価に
得られ、しかも加硫物はゴム的性質も有するのである。
本発明の共重合体の加流物は、充填剤を配合してあない
場合においても通常150k9ノの以上、とくに180
k9/汝以上の引張強度と200%以上、とくに300
%以上の伸びを示す。
充填剤を配合した場合にはさらに改善された性質を示す
。;雲雀毒害電需鹿鰐馨畠掌雲蟹重量馨電 線、とくに1方ボルト以上の高圧送電用電線の絶縁層は
高水準の電気特性及び強度が要求されるが絶縁層の誘電
正暖(%)を0.3以下にすべく本発明の共重合体への
軟化剤および/または可塑剤、充填剤の配合量を少なく
しても電線の通電部となる導線を押出機内に配合ゴムを
円筒状に被覆する押出工程の際に該円筒外面が充分に平
滑性を保つという押出加工性が良好なので得られる絶縁
層は充分に耐交流破壊電圧を有しかつ加硫物の引張破断
点強度を100k9/c虎以上になし得る長所とを合わ
せて高圧送電用電線の絶縁層として極めて優れ、最大7
方ボルト程度の高圧送電用の絶縁層として機能する。
従釆のエチレン・プロピレン・ポリヱン共重合ゴムは、
強度、加工性、電気的特性のすべてを充分にバランスよ
く満たす絶縁層は得られず、約2万ボルト程度の高圧送
電用電線の絶縁層に使用し得るのが限界であった。本発
明の共重合体からこのような送電用電線の絶縁層を製造
するときは本発明の共重合体100重量部に対して充填
剤を50重量部以下、好ますくは30重量部以下、軟化
剤及び又は可塑剤を7重量部以下、好ましくは5重量部
以下の配合量とする。又、低圧の送電用電線、船用電線
の絶縁層あるいは自動車用ィグニッションケーブルの絶
縁層、フ。
ラグキヤツフ0、イグニツシヨンキヤツプ、デイストリ
ビューターキャップなどの自動車エンジン周辺の電気絶
縁用部品又コンデンサーキャップ又はケ−ブルジョィン
トカバー等などの一般絶縁用電気部品はそれ程高水準の
電気特性を要求されず、前記充填剤を本発明の共重合体
に対して最大25の重量部、軟化剤及び/又は可塑剤を
最大10の重量部の範囲内において上記該部品に要求さ
れる強度に応じて適宜配合量が選択される。勿論このよ
うな電気絶縁材にあっては固有体積抵抗は、1×1ぴ4
0・抑以上であることが好ましいので充填剤としては非
電気特性の充填剤の使用が好ましく、止むをえずカーボ
ンブラックを使用するときは共重合体10の重量部に対
しては25重量部以下、好ましくは15重量部以下に留
めるべきであろう。
又、本発明の共重合体を加硫せしめて、バンパー、/ゞ
ン/ぐ−フイラー、/ゞン/ぐーラブストツフ0、ホバ
ーラィダー、サイドプロテクションモーン等の自動車外
装部品が製造できそしてこれらは高強度、耐熱性、耐候
性などに優れかつゴム的性質を有する。
こ場合、本発明の共重合体loo重量部に対して軟化剤
又は/及び可塑剤の配合量を×重量部、充填剤の配合量
をY重量部としたときOSX+YS300かつ0≦×≦
75、好ましくはOS×十YS250かつOS×S50
を満たすようにするのがよい。更に本発明の共重合体を
加硫せしめることによりホース類、ルーフィングなどの
シート類、ガスケット類等を製造することもできる。
又、発泡剤を配合して加硫および発泡せしめることによ
り、発泡体への破断点強度をTB(kg/〆)みかけ比
重をDとしたときTB/○で定義される比重強度(k9
/め)が100k9/め以上にも達する高強度でかつ柔
軟性を有する発泡体が得られ断熱材、電気絶縁材、浮揚
材、クッション材、防音材などに使用されるし、ポリエ
チレン発泡体とエチレン・プロピレン・ポリェン共重合
ゴムからの発泡体の中間領域を埋めることができる。本
発明の共重合体は、炭化水素媒体中、 ‘a’V(OR)nX3‐n(ただし、Rは炭化水素基
、Xはハロゲン、0くnS3)なる式で示されるバナジ
ウム化合物および‘b’RmAIX3‐m(ただし、R
は炭化水素基、X′はハロゲン、1<m<1.5)で示
される有機アルミニウム化合物とから形成され、かつN
/V(モル比)ぱ5以上である触媒の存在下、4000
なし、し100℃の温度で、エチレンと1−ブテンの含
有割合(モル比)が86/14ないし95/5、沃素価
が2なし、し40となるように、エチレン、1ーブテン
および5ーエチリデン−2ーノルボルネンを共重合させ
ることによって得ることができる。
前記一般式で示されるバナジウム化合物において、Rは
、脂肪族、脂環族又は芳香族の炭化水素基であり、好ま
しくは脂肪族の炭化水素基で通常炭素数1ないし20、
とくに好適には1なし、し3のものである。
またnは、0<n三3、好ましくはISnミ1.5の範
囲である。前記一般式で示されるバナジウム化合物の具
体例として、V○(OCは)CI2,V○(OCH3)
2CI,V0(OCH3)3,V○(OC2日3)CI
2,V○(OC2日5),.5CI,.5,V○(OC
2日5)2CI,V○(OC2松)3,V○(OC2日
5),.5Br,.5,V○(OC3日7)CI2,V
○(OC3日7),.5CI,.5,V○(OC3日7
)2CI,V○(OC3日7)3,V○(0n−C4は
)CI2,V0(仇‐C4比)2CI,V0(0jso
C4日9)2CI,V0(戊ecC4日9)3,V0(
OC5日,.),.5CI,.5あるいはこれらの混合
物などを挙げることができる。これらはVOC13とア
ルコールを反応させたり、あるし、はVOC13とV○
(OR)3を反応させることによって容易に得ることが
できる。有機アルミニウム化合物の前記式中、mは1と
1.5の間、とくに好ましくは1.2SmSI.4の範
囲になければならない。
前記有機アルミニウム化合物は、例えば RAIX2とR′,.5AIX,.5およびまたはR′
2MX′とを、平均組成が前記式で示されるような割合
となるように混合することによって調製される。
勿論、m個のR′は同一である必要はない。具体的には
、C2日5AIC12と(C2&)し5AIC1,.5
の任意割合の混合物、isoC4日9MCI2と(is
oC4日9),.5AIC1,.5の任意割合の混合物
、C2公AIC12と(isoC4比),.5NC1,
.5の任意割合の混合物などを例示することができる。
有機アルミニウム化合物とバナジウム化合物の使用割合
はAI/V(モル比)が5以上、好ましくは30以下、
とくに好ましくは7なし、し20の範囲にある必要があ
る。
共重合は、炭化水素媒体中で行われる。
例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、灯油のような
脂肪族炭化水素、シクロヘキサンのような脂環族炭化水
素、ベンゼン、トルェン、キシレンのような芳香族炭化
水素を単独でまたは混合して溶媒に用いることができる
。あるいは、1ーブテンの過剰を用いて反応媒体として
もよい。共重合は、反応媒体中、前記バナジウム化合物
が0.01ないし5ミリモル/ど、好ましくは0.1な
いし2ミリモル/その濃度になるようにするのが好まし
い。
また有機アルミニウム化合物は、既に述べたように川/
V(モル比)が5以上、好ましくは30以下、とくに好
ましくは7なし、し20となるように調製される。重合
温度は40ないし100℃、好ましくは50ないし80
o0、重合圧力は、一般には0ないし50kg/の、好
ましくは0なし、し20k9/地に保持される。英重合
ゴムの分子量調節のため宜、水素のような分子量調節剤
を存在させることができる。次に実施例により説明する
実施例 1 鯛枠羽根を備えた15そのステンレス製重合器を用いて
連続的にエチレン・1ーブテン・5ーェチリデンー2ー
ノルボルネンの三元共重合反応を行つた。
すなわち重合器上部から重合溶媒としてへキサンを毎時
5その速度で連続的に供給する。
一方、重合器下部から重合器中の重合液が常に5そとな
るように連続的に重合液を抜き出す。
触媒として、風バナジウムオキシトリクロリドとエチル
アルコールとの反応生成物(触媒調製容器中でバナジウ
ムオキシトリクロリドとエチルアルコールとのモル比が
1/1となるように調製した)を重合器中のバナジウム
原子濃度が0.7ミリモル/夕となるように、{B1エ
チルアルミニウムセスキクロリド〔(C2日5),.5
山CI,.5〕とエチルアルミニウムジクロリド〔(C
2日5)AIC12〕との混合物(エチルアルミニウセ
スキクロリドとエチルアルミニウムジクロリドとのモル
比が7/3となるように調製した)を重合器中のアルミ
ニウム原子の濃度が7.0ミリモル/そとなるようにそ
れぞれ重合器上部から重合器中に連続的に供給した。ま
た重合器上部からエチレンと1−ブテンとの混合ガス(
エチレン55モル%,1−ブテン45モル%)を毎時6
50その速度で、また分子量調節剤として水素ガスを毎
時1.5その速度で供給する。5−ェチリデン−2−ノ
ルボルネンは重合器上部から毎時18gの速度で連続的
に供給する。
共重合反応は、重合器外部にとりつけられたジャケット
に温水を循環させることにより60ooで行った。
この場合、重合器内圧力は6.4kg/の(ゲージ)で
あった。以上に述べたような条件で共重合反応を行うと
、エチレン・1−ブテン.5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン共重合体が均一な溶液状態で得られる。
重合器下部から抜き出した重合液中に少量のメタノール
を添加して、重合反応を停止させ、スチームストリッピ
ング処理にて重合体を溶媒から分離したのち、80oo
で一昼夜減圧乾燥した。以上の操作でエチレン・1ーブ
テン・5−ェチリデン−2−ノルボルネン共重合体が毎
時368gの速度で得られた。赤外線吸収スペクトル分
析により測定した共重合体のエチレン含有量は88.9
モル%、135q0デカリン中で測定した極限粘度〔り
〕1.3$夕/g、ヨウ素価10.3Q値2.3であっ
た。
* この共重合体はJISK6758に基づいて成形し
た厚さ1肋のシートは、JISK6301に基づいて測
定した被断点応力103kg/c液、破断点伸び105
0%、GISA硬度74であった。
さらに共重合体100重量部、亜鉛華5重量部、ステア
リン酸1.5重量部、力−ポンプラック(シーストH:
東海電極)55重量部、ナフテン系オイル(サンセン4
240;日本サンオィル社製)1の重量部、2−メルカ
プトベンゾチアゾール0.5重量部、テトラメチルチウ
ラムモノサルフアィド1.5重量部、ィオウ1.0重量
部の割合で8インチオーフンロールを用いてロール温度
50o0で3粉ご間混線して配合物を作成した。
次いで以下の方法で、配合物の加硫速度 (T,o)を測定した。
すなわち“JSRキュラストメーター”(振幅士3o、
周波数&pm)を用い130℃で配合物のトルク値を測
定する。このとき最大トルク値をFmax.、最小トル
ク値をFminとするとき、トルク値が、測定を開始し
てからFmin+0.1(Fmax.−Fmin.)に
なるまでの時間をT,。とする。T,oは配合物の加硫
の遅速を表わす重要な指標である。本実施例における配
合物のT,oは9分1の砂であった。次いで得られた配
合物を160o0、30分間プレス加硫し得られた加硫
物をJISK6301によって引張試験を行った。
加硫物性は300%モジュラス170k9/c確、被断
点応力330k9/c虎、彼断点伸び450%、JIS
A硬度84であった。
また前記の配合系より、カーボンブラックとナフテン系
オイルを除いた純ゴム配合物について同様に160oo
、3び分間プレス加硫し、得られた加硫物をJISK6
301によって弓l張試験を行った。
加稀物性は破断点応力278k9/地、破断点伸び63
0%であった。実施例 2〜7、比較例 1〜8 実施例1において種々の重合条件を変えることにより異
なる性状の共重合体を得た。
得られた共重合体を実施例1と同様に評価した。重合条
件、共重合体性状等を第1表および第2表に示す。第1
表EtOH:エタノーノK A:エチルアルミニウムセ
スキクロリK B:エチルアルミニウムジクロリト〈E
NB:5−エチリデン−2−ノルボルネン、DCPD:
シンクロベンタジエン、VNB:5ービニリデンー2ー
ノルボルネン、4MP−1:4ーメチノレ−1−ペンテ
ン第2表実施例 8 実施例1、実施例4、実施例5の共重合体800夕を用
いて、第3表に示される配合表に従い、8インチオープ
ンロールにより、ロール温度75qo/80つ○(フロ
ントロール/バックロール)で20分間混練し未加硫の
配合ゴムを得た。
この配合ゴムを160℃に加熱されたプレスにより15
0k9/仇の圧力下に30分間加熱し14伽×12弧、
厚さ2脚の加硫シートを作成した。
このシートよりJIS3号ダンベルを打抜きJISK6
301に規定される方法に従い25℃雰囲気下、引張速
度500側/minにより破断点応力TB(k9/地)
および破断点伸びEB(%)を測定した。また同JIS
の規定に従い硬度HS(JISA)を測定した。また加
稀シートから試料を採取しシェーリングプリシジ法によ
りIKV/secの昇電圧速度で交流破壊電圧および2
5℃,500Vでの誘電正暖を測定した。別途前記未加
硫配合ゴムを5仇岬?押出機(L/D=10、圧縮比=
6、ガ−ベイダィ)に供給し、押出温度105qo、回
転速度4仇pmで押し出し、得られたストランドの表面
の外観を観察し、押出加工性の指標として押出肌の5段
階評価を行った。
5・・・・・・表面凹凸が全くなく、光沢が良好4・・
・・・・表面凹凸がほとんどなく、光沢なし3・・・・
・・表面凹凸が僅かにあり、光沢なし2・…・・表面凹
凸があり、光沢なし1・・・・・・面に大きな凹凸があ
り、光沢全くなし以上の結果を第4表に示した。
第3表 1 ミストロンベーパータルク(SierraTalc
社製)2 シーストS (東海電極社製) 3 P−200 (共同石油社製) 第4表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) エチレン、1−ブデンおよび5−エチリデ
    ン−2−ノルボルネンからなり、(B) エチレン/1
    −ブデン(モル比)が86/14ないし95/5、(C
    ) 沃素価2ないし40、 (D) 135℃、デカリン中で測定した極限粘度〔η
    〕が1.0ないし4.0dl/g、(E) 重量平均分
    子量/数平均分子量(Q値)が3未満、で特徴づけられ
    るエチレン・1−ブテン・5−エチリデン−2−ノルボ
    ルネン共重合体。
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