JPS5829813B2 - 改良された防水シ−ト用加硫可能ゴム組成物 - Google Patents

改良された防水シ−ト用加硫可能ゴム組成物

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JPS5829813B2
JPS5829813B2 JP11944275A JP11944275A JPS5829813B2 JP S5829813 B2 JPS5829813 B2 JP S5829813B2 JP 11944275 A JP11944275 A JP 11944275A JP 11944275 A JP11944275 A JP 11944275A JP S5829813 B2 JPS5829813 B2 JP S5829813B2
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JP
Japan
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mol
rubber
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epdm
vulcanization
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JP11944275A
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敬 二見
清志 三井
康博 小田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は生産性に優れ、しかも加硫ゴムの物性特に引張
応力の温度依存性を改良した防水シート用加硫可能ゴム
組成物に関するものである。
更に詳しくは低成分量のエチリデンノルボーネンと高成
分量のプロピレンをもつエチレン−プロピレン−エチリ
デンノルボーネン三元共重合体単独配合物あるいはブチ
ルゴムとのブルンド配合物に加硫剤を加えてなる生mお
よび加硫ゴムの物性の温度依存性%に引張応力を改良し
た防水シート用加硫可能ゴム組戊物に関するものである
従来合成高分子防水シートの中で合成ゴム系のものはブ
チルゴムでつくられていたが耐候性、耐オゾン性が劣る
ため、近年エチレンプロピレン非共役ジエン三元共重合
体(以後EPDMと称す)50〜70%をブチルゴムに
ブレンドして耐候性、耐オゾン性を改良したものが製造
されている。
これらの製造物は一般にカレンダーでシート出しした未
加硫物を加硫缶の中に入れ巻き蒸し加硫といった蒸気加
硫方式を採用している。
この際現在使用されているEPDM、ブチルゴムブレン
ド系の組成物は加硫に時間がかかり生産性向上の障害、
すなわちコストアップとなっており加硫速度の向上が望
まれている。
現在使用されている防水シートのゴム原料の主材である
EPDMはブレンド相手ゴムであるブチルゴムと加硫速
度の均衡を保つため同等の加硫速度をもつよう非共役ジ
エン(以後第三成分と称す)としてジシクロペンタジェ
ン(以後DCPDと称す)を用いたDCPD系EPDM
が使用されている。
この欠点である加硫速度を速めるためにDCPDよりも
加硫反応性の高いエチリデンノルボーネン(以後ENB
と称す)を第三成分にもつEPDM等が検討されている
が、このようなEPDMを使用した場合確かに加硫速度
は高められるが反面耐熱性、耐オゾン性、引裂強度、伸
び、などが低下し満足な防水シート配合物は得られてい
ない。
さらに防水シートに要求される重要物性として物性の温
度依存性があり、冬場、夏場の温度差の大きい地域ある
いは寒冷地に於てはシートそのものの応力、伸びが温度
の影響を強く受け、ちょっとした変形に追ずいできずに
クラック発生の原因になる。
これらの欠点を改良しようと種々検討されているが未だ
防水シート本来の物性を保持し、これらの欠点をカバー
する組成物は得られていないのが現状である。
本発明者らはこのような状況から上記の問題点を改良す
べく広範な研究を行なった結果、防水シートを構成する
主原料であるEPDMを選択することによって、今まで
に見られない効果を見い出し、本発明に至った。
すなわち生産性を上げるためにはEPDM自身の加硫速
度を向上させなげればならず第三成分種の選択および第
三成分量を選択することが最も重要となる。
また物性の温度依存性についてはブチルゴムに比しEP
DMは物性の温度依存を受は易(、ポリマー構造的には
その構成成分であるエチレンプロピレンの比率が最も影
響する。
従って本発明者らはその組み合せに於て広範に検討し、
EPDMとして25ないし70モル%好ましくは55な
いし65モル%のエチレン30ないし75モル%好まし
くは35〜45モル%のプロピレンおよび0.5ないし
2.5モル%好ましくは0.5〜1.5モル%のエチリ
デンノルボーネンで構成されるEPDM配合物あるいは
ブチルゴムとのブレンド比が30ニア0ないし100:
O好ましくは50:50ないし100:Oのブレンド配
合物を用いることにより従来よりも加硫速度が速く生産
性に優れ、しかも加硫ゴムの物性特に引張応力の温度依
存性の小さい防水シート用加硫可能ゴム組成物を得た・
本発明で使用するEPDMは本発明分野でよく知られた
触媒特にチーグラーナツタ系の触媒を使用しよく知られ
た方法によってエチレン、プロピレンおよびエチリデン
ノルボーネンを三元共重合して製造される。
この三元共重合体の組成化はエチレン25ないし70モ
ル%好ましくは55ないし65モル%、プロピレン30
ないし75モル%好ましくは35〜45モル%および非
共役ジエンであるENBO95ないし2.5モル%好ま
しくは0.5〜1.5モル%で構成される。
本発明で使用されるEPDMの分子量は特に制限されな
いがカレンダー加工性からテトラリン溶液として135
℃で測定した極限粘度が1.0ないし2.0の範囲であ
るものが適する。
本発明で使用するブチルゴムはこの分野でよく知られた
方法によって製造されるものでその不飽和度は加硫速度
および耐熱性、耐オゾン性から1.5〜2.0モル%の
ものが望ましい。
本発明のゴム組成物は通常のゴム混練機、すなわちバン
バリーミキサ−またはオープンロールにEPDMおよび
ブチルゴムさらに必要に応じて充填剤たとえばカーボン
ブラック、シリカ、炭酸カルシウムあるいは加工油、加
硫助剤としての酸化亜鉛、ステアリン酸などと共に混練
し、オープンロールにてイオウおよび加硫促進剤を添加
して得られる。
このようにして得られたゴム配合物はゴム用カレンダー
ロールにてシート状にし主として直接蒸気缶加硫により
加硫することが出来る。
以下実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。
実施例中の配合の値はすべて重量部である。
加硫速度は東洋精機製オツシレイテイングディスクレオ
メーターで測定し最大トルクの90%に相当するトルク
までの到達時間(t90△T)によって示した。
機械的性質はJISK6008に準拠して測定した。
1耐オゾン性は東洋理化製オゾンウェザ−試験機中に伸
張した状態で10ppmのオゾン濃度中に放置しオゾン
によって発現されるクラック状態を観察して判定した。
参考例 本発明で使用するEPDMの製造法の具体例として以下
の実施例1の第1表におけるE P D M(2)の製
造をあげる。
反応器(100,g)の中にヘプタンを99.0kg/
h rで流し、この溶媒中にプロピレンを12、9k
g/ hr 、 −[−チレンを3.1 kg/ hr
、第3成分であるエチリデンノルボーネンを0.06
94kg/hrの割でフィードする。
更に触媒としてエチルアルミニウムセスキクロライドを
0.08kg/ hr 、バナジウムトリクロライドを
0.01kg/ h rの比で添加し、全体の0.02
2モル%に相当する水素を通す。
重合温度50℃、反応圧力15 kg/ca、反応時間
60分で、4.7kgの該当EPDMを得た。
実施例 I EPDMは下記に示す構造のものを重合し試料とした。
ブチルゴムはルーフインクシート分野でよ(知られるグ
レード(ポリサーブチル■301、ポリマー・コーポレ
ーション社製)を使用した。
混練はゴム100部にHAFブラックとSRFブラック
合せて70部、メルク(ミストロンペーパ−[F]、シ
ーン・タルク社製)30部、パラフィン系プロセス油2
5部、酸化亜鉛5部、ステアリン酸2部を有するベース
コンパウンド原料をバンバリーミキサ−中で混練した。
その後イオウ15部および加硫促進剤としてメルカプト
ベンゾチアゾール3.0部、テトラメチレンチウラムシ
サルファイド0.5部、ジペンタメチレンチウラムテト
ラサルファイド0.5部、ジンクジブチルジチオカーバ
メイト1.5部を10インチ冷却オープンロールを使用
し上記ベースコンパウンドに添加した。
加硫方法は加熱プレスを用い圧縮成形法によった。
使用したポリマー、薬品、加硫条件および得られた物性
について表1に記載した。
表1において配合(2)およψ4)は本発明の組成物に
よるものである。
(5)は従来の組成物であるが、加硫速度が遅くDCP
Dを増量し加硫速度を向上させたEPDMを使用した組
成物(6)も加硫速度の増加はわずかである。
反面(2)および(4)の組成物は加硫速度が改良され
ており、また物性特に引張応力の温度依存度も小さい。
一方、本発明とほぼ同一の第3戒分量をもつ(1)ある
いは(3)の組成物も加硫速度は増加しているが、エチ
レン量が多いため、物性の温度依存及び耐オゾン性に劣
ることがわかる。
なお耐オゾン性に関しては10〜20年の耐久性を付与
させるには本試験のような10ppmの高濃度促進試験
を満足する必要がある。
実施例 2 EPDMは下記に示す構造のものを重合し試料とした。
配合はゴム100部にSRFカーボン50部、炭酸カル
シウム20部、含水ケイ酸(カープレックス[F]#1
120ジオツギ製薬社製)30部、ナフテン系オイル2
0部、亜鉛華5部、ステアリン酸2音臥ジエチレングリ
コール2部、ジンクジブチルジチオカーバメイ)1.5
部、テトラメチレンチウラムシサルファイド1.5部、
メルカプトベンゾチアゾール0.5部、イオウ1.5部
を**使用し、混練、物性測定は実施例1と同じ操作を
行なった。
得られた加硫速度および機械的強度を表2に示した。
表2において配合(21は本発明によるものである。
(3)は従来品であり(1)は一般に使用されているグ
レードに相当するものでENBの量が多い。
その為加硫速度は速いものの耐オゾン性に劣り商品価値
を低下させ好ましくない。
(2)は加硫速度を大きく増加し、しかも物性の温度依
存性、耐オゾン性等にすぐれた性能を保持することがわ
かる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 125ないし70モル%のエチレン、30ないし75モ
    ル%のプロピレン及ヒ0.5〜2.5モル%のエチリデ
    ンノルボーネンからなる三元共重合体とブチルゴムとの
    重量比が30 : 70ないし100:0であるゴム配
    合物に加硫剤を加えてなる生産性に優れ、しかも加硫ゴ
    ムの物性特に引張応力の温度依存性が改良された防水シ
    ート用の加硫可能ゴム組成物。
JP11944275A 1975-10-01 1975-10-01 改良された防水シ−ト用加硫可能ゴム組成物 Expired JPS5829813B2 (ja)

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JPS5242539A JPS5242539A (en) 1977-04-02
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JPS5622338A (en) * 1979-08-02 1981-03-02 Japan Synthetic Rubber Co Ltd Waterproof sheet
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