JPS6035502A - バンド係合具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は各種のバンド類の係合手段としての永久磁石
を利用した係合具の開示に係わり、特にホック式のバン
ド係合手段に代わるべき新しいバンドの止着手法の提供
に係わるものである。

而して、従前に於けるこの種のバンド係合具としてのホ
ンク類は、その外観性が良いこと、取扱いがワンタンチ
操作でできること等よりしてサンタル、靴あるいはバッ
グ、特に婦人物のサングル靴等に多く使用されてきたも
のであるか、か−るホックあるいはスナンプ方式に於い
ては、これを構成する雄、雌の嵌め合い寸法が出しに〈
−１この嵌め合い−」法の狂いによる係合不良、殊に係
台状愈の予期せざる離脱、嵌合不能あるいは嵌合困難並
びに離脱困難等の諸問題を　起したものである。

か〜るホック方式に於ける正確な寸法精度の要請は当然
のことながらホンダの製作コストをアップし、又数句は
等の取扱いコストのアップを招来したものであり、か−
る製作、数句は上の注意の欠落は往々にして多くの製品
不良の輩出をもたらしたものである。

又、か−るホック方式に於いては使用途中に於いても往
々にして雄、雌の歪曲、変形等の事故を発生せしめ、こ
れが叙」二に於けると同様の各種係合不良の原因とされ
たものである。

本発明は斯かる従前例に於ける不都合に鑑み、特にスナ
ップあるいはホック式のバンド係合手段に代るものとし
て提供されたものであって、係脱性を良好とし、前記従
前例に於ける保合不良の問題を一掃すると共に係合に際
し格別の押圧力の付加なしにハントの保合を可能とし其
の取扱い性を特に良好としたものである。

又、磁石利用の保合に於ける吸着力の不足あるいは外部
衝撃による離脱の問題を確実に解決ひ、安定した吸着係
合状態の保持を可能としたものである。

本発明は斯かる緒特性の適切且つ合口的々な奏効を期す
べく特に其の構成の貿旨を請求範囲記載の構成に置くと
共に其のより具体的な構成を以下の通りとし、又か＼る
構成に附随する相当の設計変更を予定したものである。

以下本発明の詳細を図面に示す典型的な一実施例につい
て説明するに、（１）は永久磁石であって、円柱あるい
は角柱状その他の任意の形状からなるものとし、その磁
極面一方より磁極面他方に向けて孔（１）ａが開設され
たものである。

か−る磁石（１）の一方の磁極面、殊に磁石（１）のバ
ンド（４）に対する数例端面に強磁性板（２）を非磁性
素材よりなるケース（６）をもって止着したものであり
、この板（２）と共に折り曲げ脚片（７）ａ〜（７）ａ
を有する取付座金（７）を磁石（１）に一体重に止着す
ると共に、強磁性桿（１ｏ）を孔（１）ａの１端にまで
到るものとし、且つその内周面に接触しないように立設
し、この立設桿（ｌＯ）を板（２）と座金（７）とにカ
シメ付けるようにしたものである。

尚、ケース（６）は典型的には磁石（１）の孔（１）ａ
並びに板（２）当接端面以外の全てを囲繞するものとし
、孔（＋）ａの上縁に対する折り曲げ縁と、開口縁に於
ける折り曲げ係止片（６）ａをもって前記各部材を一体
としたものである８か−る係合具一方の構成に対し他方
係合具を構成する強磁性板（３）は磁石（１）の磁極面
に当接する平滑端面（３）ｃと、この端面の一側部より
吸着面方向に緩かに下降し、且つ磁石（１）の肉厚寸法
以内に於いて再度その端面を緩かに斜上するようにした
ベロ部（３）ａと、このベロ部（３）ａに対向する他側
端部を同様に磁極面方向に緩かに下降する面とし且つ其
の中央部分を削欠して脚状になすと共にその夫々の自由
端をリング状に捲回したバックル部数例（３）ｂとをも
って構成したものである。

而して、板（３）に於けるバックル取付部（３）ｂに係
合ビン（９）ａを有するバックル（９）を取付け１．＜
ツクル（８）に対し板（３）を回動自在になすと共にバ
ンド（５）をこのバックル（８）に挿通し、長さ調節自
在に緊着するようにしたものである。

第４図並びに第５図に示される実施例は板（２）の存し
ない磁極面に磁気シールド用の強磁性板（１１）を添装
したものであり、第４図に於いてはケース（６）を特に
筒状として板（１１）の端面を露呈するようにしたもの
であり、又、第５図に於いてはケース（６）をもって鎖
板（１１）を完全に隠蔽したものである。

更に第６図に於ける実施例はケース（６）の端面を凹状
とし、板（３）の係合性を良くすると同時にケース（８
）面のメッキ剰を特に良好としたものである。

更に又、第°７図に於いて示される実施例はケース（６
）を割愛し、！ｉ石（１）を露呈したものであって、主
にプラスチック磁石等が活用され鈑（２）を一体重に金
型成形あるいは事後的な圧入緊着したものである。

か〜る構造、特に取付座金（７）に対し、第８図に示さ
れる実施例は桿（ｌＯ）の細径桿部（１０）　ａを稍々
長めに構成し、これをバンド（４）に対し直接カシメづ
け又は漏斗状の雌受具（１２）を用意してバンド（４）
を挿通された桿部（１０）　ａをこの受具（１２）内に
於いて膨成止着するようになした場合、又第９図に於け
るように平座金（１３）を介してカシメづけるようにし
た場合、第１２図に於けるように桿部（１０）　ａを螺
子桿部としナツト（１４）をもって螺着するようにした
場合及び第１３図に於けるように桿部（１０）　ａを突
刺ピン状とし、該ピン状の桿部（１０）ａ端の刺挿座金
（１５）との圧挿係着その他の取付事例が予定されたも
のである。

又、第１θ図並びに第１１図に示される実施例は前記取
付座金（７）に代るべきものとして、特に脚片（７）ａ
に代る漏斗状又は有底漏斗状の雌雄一体となる取付圧着
部材（１６）をバンド（４）を介して相−ｑに圧嵌せし
めるようにした取付構造を示したものである。

本発明は叙上に於ける特長ある構成、就中ハントの係合
手段であるホックに代るべきものとして永久磁石を利用
したことによって、ホックに於ける圧入嵌着の装脱を不
要とし、か＼る圧入嵌着に伴う多くの不都合を一掃し得
たものである。

特に本発明に於いては係合具の雄、離間に於ける嵌め合
い寸法精度の厳密さは要請されず。

か−る寸法精度の欠落に伴う係合不良、殊に嵌着不能、
嵌合困難、逸離、離脱困難等の問題を一掃し得たもので
ある。

又、この種のバンド類は比較的可撓性の素材であること
よりホック係着に於いてはホックと共にバンドを強く押
し込む必要があり、皮膚面に押しアザを生ずる等の危険
を内包し、又パント背面に空隙の存する場合に於いては
このバンド背面に手指を添えてやる必要を生したもので
ある。

更に脱装に於いてもホックが特に緊く嵌着している場合
脱装不能あるいはパン］・裂損の危惧を往々にして誘起
したものである。

特にか＼る諸手都合は成形歪みによる場合は勿論使用中
に於ける外圧付加ないしはホック部分の錆びつき等によ
って比較的頻繁に誘起されたものである。

本発明に於いては特に桿（１０）を孔（１）ａ内周に触
れないものとして斯かる不都合を一掃すると共に磁気閉
回路の効果的な作成による効果的な磁場構成をなすよう
にしたものである。

又、板（３）をバンド（５）に対しバックル（９）を介
して回動自在としたことによってバンド（５）に対する
引っ張り方向の力による板（３）の胴方向に向けた引っ
張り、即ちテコ作用的な外力（−ｊ加は回避され板（３
）の吸着端面はかシるテコ作用的な引っ張りによる離脱
の危惧の全く存しないものである。

尚、具体的なバンド（４）　、　（５）の係合に於いて
はバンド（５）に頼ることなく板（３）に於けるへ口部
（３）ａが使用されたものであり、か−るベロ部（３）
ａの介在をもって両止其の保合がより容易封つ確実とさ
れたものである。

特に強磁性桿（１０）を孔（１）ａ上端にまで到るもの
とすることにより孔（＋）ａの」二輪に磁力が集中し、
板（３）との吸着がより確実とされると共に、サンダル
等に該係合具を使用した場合には、孔（１）ａの上端に
砂鉄が集まり一層吸着力が良好とされるものである。

又、バンド（４）　、　（５）の係合」ニ下方向の抑圧
に対してもバンド（５）に対しバックル（８）を介して
回動自在としたことをもって、該回動部に力が吸収され
板（３）と磁石（＋）との密着が解かれることを確実に
回避せしめ得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の典型的な一実施例である係合具の斜視
図、第２図は他の実施例を示す斜視図、第３図は一方係
合具の断面図、第４図乃至第１３図は同値の実施例を示
す断面図、第１４図は取イ＝を状７Ｅ；を示す断面図で
ある。 尚、図中（＋）・・・永久磁石、（２）〜（３）・・・
強磁性鈑、（４）〜（５）・・・バンド、（６）・・・
ケース、（７）・・・数句座金、（８）・・・バックル
、（ｌＯ）・・・強磁性桿、（ＩＩ）・・・強磁性鈑、
（１２）・・・雌受具、（１３）・・・Ｈｚ座金、（１
４）・・・ナツト、（１５）・・・刺挿座金、（１６）
・・・取付圧着部材を示したものである。 第　ｌ　図 第　３　図　第　４　間 第　５　図　第　６　間 第　７　図　第　８　間 第　／Ｉ　図　第　１２　間 第　１３　図　第　／４　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 孔（１）ａを、一方の磁極面より他方の磁極面に向けて
   有する永久磁石（１）の一方の磁極面に強磁性板（２）
   を１に着し、月つ孔（１）ａの板（２）面上に孔（１）
   ａの上縁に到る強磁性桿をケ設するようになすと共に他
   方の磁極面に強磁性板（３）を係脱１１在に吸着し、板
   （３）に於ける磁石（Ｄ　との吸着面を除く両側を下方
   に傾斜し、且っ鎖板（３）の−力端を別途用意されるパ
   ント端に回動自在に枢着せしめると共に、他方端を再雁
   上方に斜卜するベロ部（３）ａとし更に磁石（１）の板
   （２）面をバンド端に密着して取付けるようになしたこ
   とを特徴とするバンド係合具。