JPS6035270A - ヘモグロビンの分解防止方法 - Google Patents

ヘモグロビンの分解防止方法

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JPS6035270A
JPS6035270A JP58144200A JP14420083A JPS6035270A JP S6035270 A JPS6035270 A JP S6035270A JP 58144200 A JP58144200 A JP 58144200A JP 14420083 A JP14420083 A JP 14420083A JP S6035270 A JPS6035270 A JP S6035270A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヘモグロビンの分解防止方法及びこれに用い
る試薬、に関するものである。
ヘモグロビy゛は、血液中に約15 ? / diの磯
度で存在している分子167000の蛋白で、その分子
中には4個のヘム部が存在し、とのへム部は、プロトポ
ルフィリン1分子と鉄1原子より成り立っていて、生体
内に於て、酸素及び二酸化炭素の運搬を司る重要な役割
を担っている。
このようなヘモグロビンは、しばしば、溶血により、赤
血球から一部溶は出してしまう。この溶血の原因として
あげられるものには、(1)物理的溶血(浸透圧、振と
う、温塵、音波、輻射線など)、(2)化学的溶血(非
in質、酸、アルカリ、界面活性剤、脂肋痔剤など)、
(3)生物学的浴面(溶血性貧血、黄桓性浴血、生体内
溶血)などがあり、そのほか、臨床化♀分析に於ては、
水の混入、保存(運搬)条件及び病的原因が主な原因と
なっている。
溶血の際は、赤血球が破壊されるため、赤血球内の酵素
が溶出し、この酵素に関連した測定項目に正誤差を与え
たり、赤血球から遊離したヘモグロビンから鉄が分離す
るため血清鉄測定の際に正誤差を与え、その際、ヘモグ
ロビンの吸収(λma’x:4]5.540,575 
nm)近辺が経時的に減少し、Rate測定項目に於て
上昇法では負誤差を、減少法では正誤差を与えたりして
いる。更に、溶血性黄痕、溶血性貧血の際は、血清鉄則
定値が重要な診断材料となるが、特に除蛋白せずに血清
鉄を測定する場合、ヘモグロビンより分離した鉄は、こ
の測定に致命的ともいえる正誤差を与えてし丑っている
。このように、被検試料が溶血しているときは、その測
定値は極めて信頼性が薄くなる場合カ多く、このことは
、被検試料が生体試料であって測定対象が体液成分であ
るような臨床化学分析に於て最も対策に苦慮していた問
題の1っである。
本発明者らは、この問題の解決に付き鋭意研究の結果、
ヘモグロビンの安定化剤、即ち、ヘモグロビンのヘム部
からの鉄の遊離を防止する、ヘモグロビンの分解防止剤
として、特だの含窒素化合物又はその塩、が、特に有効
に作用する、との知見を得、本発明を完成するに至った
即ち、本発明は、下記一般式の、(2)、■、(4つ、
■、■、■、■及び■がら成る群より選ばれた1種又は
2棟以上の含窒素化合物又は/及びその塩を有効成分と
し、ヘモグロビンのヘム部からの鉄の遊離を防止する、
ヘモグロビンの分解防止方法及びこれに用いる試薬、の
発明である。
■ピリジン及びその誘導体 (式中、Aは、H,C)又はCHtOHを、Qは、H又
はOHを、表わす。) ■イミダゾール及びその誘導体 ルキル基又は−CH2()−CH=CH−Co2Hを表
わし、Tは、H、Hr NCHt CHz−を表ゎす。
) ■ピラゾール ■1−フェニルー3−アルキルー5−ピラゾロン (式中、Gは、炭素数1〜4の低級アルキル基を表わす
。) ■4−アミノアンチピリン及びその誘導体h (式中、X又はYは、炭素数1〜4の低級アルキル基を
表わす。) ■トリアゾール ■0− ) IJレジンびその誘導体 (式中、L又はMは、炭素数1〜4の低級アルキル基を
表わす。) ■トリエタノールアミン N (CHtC1(−OH)− 以上■〜■で示される含窒素化合物又はその塩のうち、
特に著しく効果的な化合物を挙げると、次のとおりであ
る。
(1)3−ヒドロキシピリジン (11)2−10ロー3−ヒドロキシピリジン(iil
) 3−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチルピリジン (1v)イミダゾール (■)1−メチルイミダゾール (vl)ヒスタミン (Vn) (E) −3−(4−(1−イミダゾルメチ
ル)フェニル) −2−7’ロペノインクアシツド・ 
HCノ ・ H!0 (vlil) 1−フェニル−3−メチiレ−5−eラ
ン゛ロン (ix) 4−アミノアンチピリン 又、次の、そのほかの含窒素化合物又はその塩について
も、ヘモグロビンの安定化効果が少し認められる。
(x) 2.5−ジメチルピペラジン (Xl)チオ尿素 (xii)塩酸グアニジン (xtit )リジン (xlv))リプトフプン 又、そのほかの特定の含窒素化合物又はその塩について
探索すれば、本発明の化合物と等価で同等な効果を示す
化合物が得られることは、充分に予測される。
これら本発明に使用される含窒素化合物又はその塩とは
、例えばピリジン、2−アミノピリジン、2−クロロ−
3−ヒドロキシピリジン、3−ヒドロキシ−2−ヒドロ
キシメチルピリジン、γ−コリジン、イソニコチン酸、
ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、2,5−ジメチル
ピペラジン、ウラシル、2−(N−モルホリノ)エタン
スルホンば、バルビッール酸、カフェイン、2−メチル
イミダゾール、ピロール、トリプトファン、ピラゾール
、ヒスチジン、2−メチルイミダゾール、4−アミノア
ンチピリン、トリアゾール、ポリビニールピロリドン、
P−アミノ安息香酸、0−トリジンなどの化合物で、特
に有効な化合物としては、3−ヒドロキゾピリジン、イ
ミダゾール、1−メチルイミダゾール、ヒスタミン、(
E) −3−1: 4−(1−イミグリルメチル)フェ
ニル〕−2−プロベノイックアシソド・HCJ・Lo、
1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロンなどの化合
物が挙けられる。第1表に、これらの化合物によるヘモ
グロビンの安定化効果を示す。即ち、これらの化合物を
p H6,5のリン酸緩衝液に添加して、ヘモグロビン
の分解量を測定した結果が、第1表に示されている。
〔試薬〕
緩衝液:0.1MIJン酸緩衝液p H6,5、チオグ
リコール酸0.2%、含窒素化合物又はその塩0.5% 発色液:2−二トロン−5−(N−プロピル−N−スル
ホプロピルアミノ)フェノール 15mM溶液 〔操作法〕 試料(人ヘモグロビン 500キ/d7!、1000■
/dl水溶液)200μノに、緩衝液2.0−を加え、
室温(25℃)で10分放置(この間に検体盲検の吸光
度を測定する。)後、発色液を1滴加えた後、室温で1
5分放置して750 nmの吸光度を測定する。鉄標準
液の吸光度と対比して鉄の溶出量をめ、ヘモグロビンか
らの鉄の浴出量を。
へそグロビンの分解防止剤無添加の場合の鉄の溶出量を
100としたときの、これとの相対値で示しである。
ヘモグロビンが、グロビン中のヒスチジンのイミダゾー
ル基と、ヘム部の鉄とが結合し成り立つていることは周
知の事実でおり、ヒスチジンに鉄の遊離を防止する働き
があるのではないかとの着想が得られる。しかしながら
、第1表から明らかなように、実際に、ヒスチジンには
ヘモグロビン安定化能力がそれほどなく、むしろ、他の
含窒素化合物又はその塩の方が、ヘモグロビンの安定化
能力を有しているという事実は、実に意想外のことであ
る。即ち、ヒスチジンを添加した場合は、無添加の場合
と比べて約5俤の防止力しか示さないのに対し、3−ヒ
ドロキシピリジン、イミダゾール、l−メチルイミダゾ
ール、ヒスタミン、 (E)−3−(1−(1−イミダ
ゾルメチル)フェニルツー2−プロペノイックアシッド
・HCj+・HtO又は1−フェニル−3−メチル−5
−ビラゾロンノヨうな化合物を添加した場合は、無添加
の場合に比べてそのヘモグロビン分解度が約1/108
度に減少する。また、イミダゾールは捷れに緩衝剤とし
て使われたり、アンモニア(尿素)定量用の発色剤とし
て使用されることもあるが、これらにはヘモグロビンの
安定化作用を目的とした本発明とは何ら関連をもつもの
ではない。
第1図には、鉄の発色剤を含む緩衝液中に、ヘモグロビ
ンのみを添加した場合、ヘモグロビン及び血清を添、リ
シた場合、血清のみを添加した場合又はヘモグロビン及
びイミダゾールを添加した場合のヘモグロビンの分解度
の測定結果を示しである。pH5〜7の緩衝液中では、
ヘモグロビンのみを含む緩衝液はpHの高いもの程分解
速度が速いが、血清にヘモグロビンを添加したものは、
血清成分の安定化作用により、p H5,8付近を最大
にそれ以上のpHでは逆にヘモグロビンの分解度は低下
している。また、ヘモグロビンのみを含む緩衝液に0,
1%イミダゾールを添加したものの分解度を測定すると
、イミダゾールはpHの高い方がより有効に作用し、p
 H6,5では無添加に比べ約1/20となっている。
第2図に、p H6,5に於るイミダゾール添加量とヘ
モグロビンの分解量の関係を示す。イミダゾール0.1
5%の添加で、無添加に比べ1/10以下に分1’Mt
lが低下することがわかる。
1だ、第2表には本発明の化合物でおるイミダゾール、
1−メチルイミダゾール又は3−ヒドロキシピリジンに
よるヘモグロビンの褪色防止効果を示す。即ち、第2表
は、0.1 M トIIス緩衝液に基質溶解剤としてラ
ウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム1,0%及びトリ
トンX−1002係を加え、pHを84とした緩衝液に
本発明による化合物を添加して、ヘモグロビンの極太吸
収波長である4 15 nmに於る吸光度の変化を示し
たものである。
第2表 ヘモグロビンの褪色防止効果 本発明による化合物を無添加の場合、この条件下に於て
、ヘモグロビンは界面活性剤の作用もあって徐々に分解
し、その吸光度は経時的に減少する。従って、410n
m、540 nm又は580 nm付近で、上昇法のR
ate測定方法′ヱYは負6誤差−を与えることになる
が、本発明の化合物であるイミダゾールを添加したもの
の吸光度の変化量は、無添加のものに比べ著しく少なく
、ヘモグロビンの分解に起因する大幅な負誤差を回避で
きることを示している。
溶血した血清中の酵素活性を測定する際、例えばγ−グ
ルタミルトランスペプチダーゼ、ロイシンアミノペプチ
ダーゼ、シスチンアミノペプチダーゼ、アルカリホスフ
ァターゼ、コリンエステラーゼなどの酵素活性を測定す
るにあたり、本発明の化合物を添加することにより、一
般検体の測定値を変えず、溶血の影響を回避することが
できる。
更に、本発明の化合物は、pH5〜12の範囲に於て適
当な酸との組合せで緩衝液としても働き、特に別途の緩
衝剤を必要としない場合もある。
このように、本発明は、本発明の化合物である特定の含
窒素化合物又はその塩の1種又は2種以上を、従来使用
してきた試液中に添加するのみで、ヘモグロビンから鉄
の溶出を防ぐとともにその吸収の減少を仰え、臨床化学
分析特に比色分析に与える正負の誤差を回避することが
でき、斯業に貢献するところ極めて犬なるものがある。
以下に実施例を示す。
実施例 1.血清鉄の測定 〔緩衝液〕 酢酸リチウム 2.77F、ラウリル硫酸ナトリウム 
52、イミダゾール Q、3rを水 80m1に溶解し
、HCiでp H5,8とし、水で全l1t100ゴと
する。使用時L−アスコルビン酸ナトリウム200■を
加える。
〔発色液〕
バソフェナンドロリンスルホン酸ナトリウム0.17を
水 10−に溶解する。
〔測定方法〕
血清試料 0.5 dに緩衝液 1.5−を加え、53
5nmの吸光度を測定してこれ全検体盲検とし、次に発
色試液1滴を加えて10分間放置後、再び試薬ブランク
を対照に535 nrnの吸光度を測定して、盲検値を
差し引き検量線と対比させて血清鉄濃度を算出する。
比較例 1.血清鉄の測定 〔緩衝液〕 実施例 1.0組成からイミダゾールを除いたもの。
〔発色液〕
実施例 1. に同じ。
〔測定方法〕
実施例 1.に同じ。
参考例 1゜血清鉄の測定(除蛋白法)〔第1液〕 0.8NHCノ(0,2%チオグリコール酸を含む。)
〔第2液〕 16%トリクロル酢酸 〔第3液〕 バソフェナンドロリンスルホン酸ナトリウム0.001
M(酢酸ナトリウム 9%、水酸化ナトリウム 6.5
係) 〔測定方法〕 血清試料1.0−に第1液1.0−を加え混合、後、水
浴(80〜95℃)で約2分間、加温する。さらに第2
液1.0πlを加え、15分間呈温に放置後、15分間
遠心沈殿分離(2500r、p、m、) L、その上清
1.5rnlk別の試験管にとる。これに第3液0.5
 mlをカロえよく振盪し混合して、Bノ(ブランク)
を対照に535 nmの吸光度を測定し、検量線と対比
させて血清鉄濃度を算出する。
実施例1、比較例1及び参考例1による血清鉄の測冗結
果(*印は溶血ゴロ清)を次表に示す。
このように本発明の化合物であるイミダゾールを添加し
ても、一般検体測定値を変えずに溶血による正誤差を回
避でき、除蛋白法とよい相関を示し1本発明により正確
に血清鉄が測定されていることがわかる。
実施例 2 γ−グルタミルトランスペプチダーゼの測
定 〔緩衝液〕 トリスヒドロキシメチルアミノメタン 1.212、ラ
ウリルベンゼンスルホンを俊ナトリウム 19、トリト
ンX−10029、グリシルグリ7ン 0.53g、イ
ミダゾール 0,5v、アジ化ナトリウム 0.17を
水 80rnlKMかし2て、塩酸でp H8,4とし
、水で全量100 meとする。
〔基質液〕 し−γ−グルタミルーp−ニトロアニリド285ffl
Pk0.IN硫酸 507!に溶解する。
〔測定方法〕
血清試料 50μノに緩衝液2.0mlを加え、37℃
で3分間加温する。基質液 0.5 mlを加え、37
℃で1分間加温後、410 nmに於る吸光度の増加を
測定し、周知の方法によりr−グルタミルトランスペプ
チダーゼの活性値を算出する。
比較例 2.1−グルタミルトランスペプチダーゼの測
定 〔緩衝液〕 実施例 2. の組成からイミダゾールを除いたもの。
〔基質液〕
実施例 2.に同じ。
〔測定方法〕
実施例 2.に同し。
実施例 3. γ−グルタミルトランスペプチダーゼの
測定 〔緩衝液〕 トリスヒドロキシメチルアミノメタン 1.21t、ラ
ウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム 12、トリトン
X−1002F、グリフルグリシン 0.53 r、1
−メチルイミダゾール 0.52、アジ化ナトリウム 
0.1ft−水 80ゴに溶かして、塩酸でp H8,
4とし、水で全量 100−とする。
〔基質液〕
実施例 2.に同じ。
〔測定方法〕
実施例 2. に同じ。
実施例 4. γ−グルタミルトランスペプチダーゼの
測定 〔緩衝液〕 トリスヒドロキシメチルアミノメタン 1.211、ラ
ウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム 12、トリトン
X−10021、グリシルグリシン 0.539、イミ
ダゾール 0.52、アジ化ナトリウム 0.19を水
 80づに溶かして、塩酸でpf(8,4とし、水で全
量1oomiとする。
〔基質液〕
実施例 2.に同じ。
〔測定方法〕
実施例 2.に同じ。
実施例 21、実施例 31、実施例 4.及び比較例
 2. によるγ−グルタミルトランスペプチダーゼの
測定結果を次表に示す。(*印は溶血血清)このように
本発明の化合物であるイミダゾール、1−メチルイミダ
ゾール又は3−ヒドロキシピリジンを添加しても、一般
検体測定値を変えずに溶血による負誤差を回避できるこ
とがわかる。
また、ロイシンアミノペプチダーゼ、シスチンアミノベ
プチターゼ、アルカリホスフプターゼ、コリンエステラ
ーゼなどの酵素活性測定の場合も、同様VC一般検体の
測定値を変えず溶血の影響を回避することができる。
実施例 5.不飽和鉄結合能測定(tJIBc測定)に
於る溶血(ヘモグロビン)ノ影響 〔緩衝液〕 トリスヒドロキシメチルアミノメタン 12.1?、ク
エン酸 210■、ブリッジ3512.1−メチルイミ
ダゾール 0.57及び硫酸第一鉄アンモニウム’(i
7Feとして 100μrlk 80m1に浴解し、塩
酸でP H8,6として、全量を水で100−とする。
使用時、L−アスコルビン酸ナトリウム 200■を添
加する。
〔発色液〕
2−ニトロン−5−(N−プロピル−N−スルホプロピ
ルアミノ)フェノール 0.12を水1〇−に溶解する
〔測定方法〕
試料溶液として、人血清100rnl中にヘモグロビン
を各々200.400.600.800.10’)OW
/d/!添加したものを用いる。
試料溶液200μノに上記鉄含有の緩衝液2.0−を加
え、3温で15分間放瞳後、750 nm の吸光度全
測定する。次に発色試液全1滴加え混40俊、室温で1
5分間放置後、再び750 nmの吸光度を測定し、検
体盲検を差し引いて鉄の減少量をめ不飽和鉄結合能をめ
ゐ。
比較例 3.不飽和鉄結合能測′)tに於る溶血(ヘモ
グロビン)の影響 〔緩衝液〕 実施例 5. の組成から1−メチルイミダゾールを除
いたもの。
〔発色液〕
実施f11 5 に同じ。
〔測定方法〕
実施例 5 に同じ。
実施例 50、及び比較例 31、による不飽和鉄結合
能の測定結果を次表に示す。
このように、不飽和鉄結合叱測雉に於て、本発明化合物
である1−メチルイミダゾールを面別することにより、
容易に溶血(ヘモグロビン)の影響を回連できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、鉄の発色剤を含む緩衝液中に、(1)へモグ
ロビン(500■/1te)のみを添加した場合、(2
)ヘモグロビン(500’mf/dl)及び血清を添加
した場合、(3)血清のみを添加した場合、(4)ヘモ
グロビン(500mf/d/り及びイミダゾールを添加
した場合、の夫々に於けるヘモグロビンの分解量とpH
の関vf、を表わしたもので、横軸はpHを、縦軸はF
eの溶出量(μf/d7りを表わす。 第2図はpH6,5に於るイミダゾール添加量とヘモグ
ロビンの分解量の関係を表わしたもので、横軸はイミダ
ゾール冷力日量(%)を、縦軸はFeの溶出量(μr/
dg)を表わす。(ヘモグロビン500号儒水溶/’I
fe試料として用いる。) 特許出願人 和光縄薬工業株式会社 雲 I V 第 2V イミダゾール添加量。 手続補正書動式) 昭和58年12月1q日 1 事件の表示 昭、11]58年特許願第144200号2 発明の6
称 3 補正をする者 臭性どの関係 特許出願人 郵便番号 541 連絡先 特許課(東京) πL 03−270−857
15、 補正の対象 明細書。 6 補正の内容 明細書の浄書(内容に変更なし)。 別紙の通り。 以上 手続補正書 昭和ケ9年/7月 7日 1 事件の表示 対和58斗埼許願鴇1〃ゲ200号 2 発明の名称 3 補正をする者 事件どの関係 特許出願人 郵便番号 541 連絡先 特許課(東京) 置 03−270−8571
5、補正によシ減少する発明の数 1 6、補正の対象 明細書の発明の名称の欄、及び特許請求の範囲の欄。 7、補正の内容 (1、発明の名称の欄に記載の「ヘモグロビンの分解防
止方法及びこれに用する試薬」を[ヘモグロビンの分解
防止方法]と補正する。 (2、特許請求の範囲を別紙のとおシ補正する。 以上 別 紙 2、特許請求の範囲 (1)下記一般式■、■、■、■、■、■、■、■及び
■から成る群よシ選ばれた1種又は2種以上の含窒素化
合物又は/及びその塩を有効成分とし。 ヘモグロビンのヘム部からの鉄の遊離を防止する。 ヘモグロビンの分解防止方法。 ■ピリジン及びその誘導体 0式中、Aは、H,C1又はCH,OHを、Qは、H又
はOHを1表わす。) ■ピリダジン ■イミダゾール及びその誘導体 0式中、Eは、H1炭素数1〜4の低級アを表わし、T
は、 H,H2N CH2CH2−を表わす。) ■ピラゾール ■1−フェニルー3−フルキルー5−ピラゾロン h 0式中、Gは、炭素数1〜4の低級アルキル基を表わす
。) ■4−アミノアンチピリン及びその誘導体覗 h 0式中、X又はYは、炭素数1〜4の低級アルキル基を
表わす、、) ■トリアゾール ■o −トIJジン及びその誘導体 c式中、L又はMは、炭素数1〜4の低級アルキル基を
表わす、、) ■トリエタノールアミン N (CH2CH20H)a (2)臨床化学分析に於る溶血の影響を回避する目的で
ヘモグロビンの分解を特徴する特許請求の範囲第1項記
載の、ヘモグロビンの分解防止方法。 (3)臨床化学分析が、血清鉄の分析である。特許請求
の範囲第2項記載の、ヘモグロビンの分解防止方法。 (4)臨床化学分析が、不飽和鉄結合能の分析である。 特許請求の範囲第2項記載の、ヘモグロビンの分解防止
方法。 (5)臨床化学分析が、γ−グルタミルトランスペプチ
ダーゼの分析である1%許請求の範囲第2項記載の、ヘ
モグロビンの分解防止方法。 (6)臨床化学分析が、ロイシンアミノペプチダーゼの
分析である、特許請求の範囲第2項記載の、ヘモグロビ
ンの分解防止方法。 (7)臨床化学分析が、L−シスチンアミノトランスペ
プチダーゼの分析である。特許請求の範囲第2項記載の
、ヘモグロビンの分解防止方法。 (8)臨床化学分析が、アルカリホスファターゼの分析
である。特許請求の範囲第2項記載の、ヘモグロビンの
分解防止方法。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)下記一般式■、■、■、■、■、■、■、■及び
    ■から成る群より選ばれた1種又は2種以上の含窒素化
    合物又は/及びその塩を有効成分とし、ヘモグロビンの
    ヘム部からの鉄の遊離を防止する、ヘモグロビンの分解
    防止方法。 ■ピリジン及びその誘導体 (式中、Aは、H,C)又はCHt OHを、Qは、H
    又はORを、表わ丁。) ■ピリダジン ■イミダゾール及びその誘導体 (式中、Eは、H1炭素数1〜4の低級アルキル基又は
    −CHl()−CI(=CH−Co、Hを表わし、Tは
    、H,H,NCH,CH,−を表わす。) ■ピラゾール ■J−フェニルー3−アルキルー5−ピラゾロン (式中、Gは、炭素数1〜4の低級アルキル基を表わす
    。) ■4−アミノアンチピリン及びその誘導体(式中、X又
    はYは、炭素数1〜4の低級アルキル基を表わす。) ■トリアゾール ■0− ) IJレジンびその誘導体 (式中、L又はMは、炭素数1〜4の低級アルキル基を
    表わす。) ■トリエタノールアミン N (CHICH,OH)s (2)臨床化学分析に於る溶血の影響を回避する目的で
    ヘモグロビンの分解を特徴する特許請求の範囲第1項記
    載の、ヘモグロビンの分解防止方法。 (3)臨床化学分析が、血清鉄の分析である、特許請求
    の範囲第2項記載の、ヘモグロビンの分解防止方法。 (4)臨床化学分析が、不飽和鉄結合能の分析である、
    特許請求の範囲第2項記載の、ヘモグロビンの分解防止
    方法。 (5)臨床化学分析が、γ−グルタミルトランスペプチ
    ダーゼの分析である、特許請求の範囲第2項記載の、ヘ
    モグロビンの分解防止方法。 (6)臨床化学分析が、ロイシンアミノペプチダーゼの
    分析である、特許請求の範囲第2項記載の、ヘモグロビ
    ンの分解防止方法。 (7)臨床化学分析が、L−シスチンアミノトランスペ
    プチダーゼの分析である、特許請求の範囲第2項記載の
    、ヘモグロビンの分解防止方法。 (8)臨床化学分析が、アルカリホスファターゼの分析
    である、特許請求の範囲第2項記載の、ヘモグロビンの
    分解防止方法。 (9)下記一般式■、■、■、■、■、■、■、■及び
    ■から成る群より選ばれた1種又は2棟以上の含窒素化
    合物又は/及びその塩を有効成分とし、ヘモグロビンの
    ヘム部からの鉄の遊離を防止する、ヘモグロビンの分解
    防止に用いる試薬。 ■ピリジン及びその誘導体 (式中、Aは、H,CA又はCH20Hを、Qは、H又
    はOHを、表わす。 ■ピリダジン ■イミダゾール及びその誘導体 (式中、Eは、■、炭素数1〜4の低級アルキル基又は を表わし、Tは、H,H,NCH,CH,−を表わす。 ) ■ピラゾール 鳥 ■1−フェニルー3−アルキルー5−ビランpH (式中、Gは、炭素数1〜4の低級アルキル基を表わす
    。) ■4−アミノアンチピリン及びその誘導体h (式中、X又はYは、炭素数1〜4の低級アルキル基を
    表わす。) ■トリアゾール ■0−)リジン及びその誘導体 (式中、L又はMは、炭素数1〜4の低級アルキル基を
    表わす。) ■トリエタノールアミン N (CHa C)I! OH)x qり臨床化学分析に於る溶血の影響を回避する目的でヘ
    モグロビンの分解を特徴する特許請求の範囲第9項記載
    の、ヘモグロビンの分解防止に用いる試薬。 aρ臨床化学分析が、血清鉄の分析である、特許請求の
    範囲第1O項記載の、ヘモグロビンの分解防止に用いる
    試薬。 (6)臨床化学分析が、不飽和鉄結合能の分析である、
    特許請求の範囲第10項記載の、ヘモグロビα罎臨床化
    学分析が、γ−グルタミルトランスペプチダーゼの分析
    でおる、特許請求の範囲第10項記載の、ヘモグロビン
    の分解防止に用いる試薬。 α→臨床化学分析が、ロイシンアミノペプチダーゼの分
    析である、特許請求の範囲第10項記載の、ヘモグロビ
    ンの分解防止に用いる試薬。 (へ)臨床化学分析が、L−シスチンアミノトランスペ
    プチダーゼの分析でるる、特許請求の範囲第10項記載
    の、ヘモグロビンの分解防止に用いる試薬。 QQ臨床化学分析が、アルカリホスファターゼの分析で
    ある、特許請求の範囲第10項記載の、ヘモグロビンの
    分解防止に用いる試薬。
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