JPS6035189Y2 - 電熱装置の温度制御回路 - Google Patents

電熱装置の温度制御回路

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JPS6035189Y2
JPS6035189Y2 JP17564279U JP17564279U JPS6035189Y2 JP S6035189 Y2 JPS6035189 Y2 JP S6035189Y2 JP 17564279 U JP17564279 U JP 17564279U JP 17564279 U JP17564279 U JP 17564279U JP S6035189 Y2 JPS6035189 Y2 JP S6035189Y2
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heater
heat
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electric heating
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JP17564279U
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JPS5690392U (ja
Inventor
正之 鳴尾
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松下電工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電熱装置の温度制御回路に関するものである
従来、カーペットなどに装置される電熱装置においては
、第1図に示すように電源1に対し複数のヒータ2,2
’(図では2つ)を並列に接続するとともに、これらヒ
ータ2,2′のいずれかを断接して発熱量を選択的に設
定する切替スイッチ3を接続して構成したヒータ回路と
、第2図に断面図で示すようにそれぞれのヒータ2,2
′に対しナイロンなどの感熱シート4,4′を介在させ
てアルミニュウム箔などからなる感熱電極5゜5′を対
向配置し両面を絶縁フィルム6で被覆して、これらの感
熱電極5,5′を第1図のように並列接続した回路の両
端子間7に前記ヒータ回路の電源周波数より十分高い周
波数(約IKH2)の制御信号を印加して前記ヒータ2
,2′−の温度変化に伴なうヒータ2,2′と感熱電極
5,5′間のインピーダンス変化を検出し、それによっ
て前記ヒータ回路の給電制御を行なうようにした温度制
御回路とで構成されていた。
前記温度制御回路の一例の概略をブロック図で示せば第
3図に示すようになる。
すなわち、この温度制御回路は、前記ヒータ回路の電源
1を整流回路8で全波整流し、この整流電源を電源回路
9に入力し定電圧直流電源とし、この直流電源を基に発
振回路10により前記ヒータ回路の電源1 (ACl
ooV、 50〜60Hz)の周波数より十分高い周波
数(約IKH2)の交流信号を得、この信号を結合回路
11を介し前記感熱電極5,5′に印加し、感熱電極5
.5′とヒータ2,2′間のインピーダンス変化を検出
回路12で検出しその検出値が次段のスイッチング回路
13のしきい値を下まわるとこのスイッチング回路13
がそれまでの安全温度範囲においてオン状態に保持して
いたトランジスタ14をオフ状態に反転させ、このトラ
ンジスタ14に直列接続された励磁コイル15が駆動を
停止し前記ヒータ回路に接続された常開接点15a、1
5aをそれまでのオン状態からオフ状態に反転しヒータ
回路をしゃ断するように構成されている。
ところが、以上の回路構成において、第4図に示すよう
に切替スイッチ3をオフに設定し一方のヒータ2のみを
発熱させる使用状態のとき非発熱側のヒータ2′の切替
スイッチ非接続側端子部に断線Aが生じている場合には
、制御信号の入力端子間7には前記非発熱側のヒータ2
′と感熱電極5′の間のインピーダンス分は検出回路1
2に接続されないこととなり、制御信号の入力端子間7
よりヒータ側の回路は第5図に示すように非発熱側のヒ
ータ2′がない場合と等価になるためこの入力端子間7
のインピーダンスは前記断線Aのない場合に比して大幅
に増大し、これに比例して第3図に示す検出回路12の
検出値は正常の場合に比し大幅に増大することとなって
、発熱側ヒータ2が許容温度を越える状態に至っても温
度制御回路がヒータ回路をしゃ断しないといった危険な
状態にさらされるおそれがある。
したがって、この考案の目的は、従来例における前記欠
点を解消し、ヒータの断線事故にさいしても誤動作を生
じることのない安全性の高い電熱装置の温度制御回路を
提供することである。
この考案の一実施例を第6図に示す。
すなわち、この電熱装置の温度制御回路は、第3図に示
す温度制御回路に前述の切替スイッチ3で断接されるヒ
ータ2′の断線Aを検知し前記検出回路12の検出値レ
ベルを非断線状態の場合のレベルに補正する断線検出回
路16を付加したものであり、その具体例を第6図に基
づき以下に述べる。
この断線検出回路16は、ヒータ2′の切替スイッチ接
続端子側に接続した抵抗17、ダイオード18、コンデ
ンサ19および抵抗20で構成される充電部21と、ゲ
ートG1.G2で構成した前記スイッチング回路13の
入力段に接続され前記検出回路12から送られてきた検
出値を補正するサイリスタ22と抵抗22′の直列回路
で構成されるレベルシフト部23と、前記充電部21の
出力と前記スイッチング回路13の出力とを受けて所定
の条件のとき前記レベルシフト部23を構成するサイリ
スタ22にゲート信号を与える抵抗24、トランジスタ
25、ダイオード26.27、および抵抗28.29で
構成されるゲート部30からなっている。
この回路の動作を前記切替スイッチ3がオフでヒータ2
′が断線Aを生じている場合とその他の場合に分けて以
下に説明する。
(1)切替スイッチ3がオフでヒータ2′が断線Aを生
じている場合。
先述の第3図の説明から明らかなように、ヒータ回路へ
の給電開始のさいには検出回路12がヒータ2と感熱電
極5の間の高インピーダンスを検出するため、スイッチ
ング回路13は次段のトランジスタ14をオンし、これ
によって励磁コイル15が駆動してヒータ回路を断接す
る常開接点15a、15aはオンしている。
ヒータ2がスイッチング回路13のしきい値に換算して
設定している上限温度以上になった場合でも、切替スイ
ッチ3がオフで断線Aが生じているこの条件では、検出
回路12の検出値レベルが正常の場合に比して大幅に増
大しているため、このままではスイッチング回路13は
トランジスタ14をオフにしないすなわちヒータ回路を
しゃ断しないが、このときには断線検出回路16の充電
部21は充電されないためゲート部30のトランジスタ
25がオンせず、ダイオード26はしゃ断状態となる。
一方、ダイオード27についてもスイッチング回路13
の出力レベルがハイレベルにあるからしゃ断状態となり
、電源回路9からゲート部30の抵抗29を介してサイ
リスタ22にゲート信号が入力されてサイリスタ22を
導通させるため、サイリスタ22に直列に接続した抵抗
22′がヒータ2′と感熱電極5′間のインピーダンス
の等価インピーダンスとなり前記検出回路12の検出値
レベルを正常の場合のレベルまで低減し、このレベルシ
フトされた検出値を受けてスイッチング回路13は次段
のトランジスタ14をオフする。
したがって、ヒータ2′の断線の場合にもヒータ2が所
定の上限温度を越えると正常にヒータ回路のしゃ断が行
なわれ、過熱による火災事故などを起すことがない。
(2)切替スイッチ3がオフでヒータ2′が断線してい
ない場合。
この場合には、ヒータ回路への電源1の投入により(電
源投入時はヒータ回路は通電状態すなわち常開接点15
a、15aがオン状態にある)断線検出回路16の充電
部21が充電され、その充電々圧によってゲート部30
のトランジスタ25がオンするため、ダイオード26.
27のアノード側電位がローレベルに降下し、レベルシ
フト部23を構成するサイリスタ22にゲート信号を入
力しない。
したがって検出回路12の検出値(この場合、ヒータ2
′に断線Aがないため検出値は正常)はレベル補正を受
けることなく次段のスイッチング回路13に入力され、
正常な温度制御が行なわれる。
この正常な温度制御動作において、ヒータ回路がしゃ断
の状態にあるときは断線検出回路16の充電部21は充
電されずゲート部30のトランジスタ25がオフとなっ
てダイオード26がしゃ断されるが、このときスイッチ
ング回路13の出力は低レベルにあるためゲート部30
のダイオード27が導通状態となり、レベルシフト部2
3を構成するサイリスタ22にゲート信号を入力せず、
したがって検出回路12の検出値が補正を受けることな
くそのままスイッチング回路13に入力される。
(3) 切替スイッチ3がオンの場合。
この場合には、ヒータ2′の断線Aの有無に関係なく、
検出回路12は感熱電極5,5′とヒータ2,2’間の
インピーダンスを正しく検出する。
そして断線検出回路16もヒータ回路の通電時には充電
部21に充電が行なわれ、その充電々圧によりゲート部
30のトランジスタ25がオンしダイオード26が導通
してそのアノード側電位がローレベルに降下するため、
レベルシフト部23が作動せず、前記検出回路12によ
る正しい検出値は補正されることなくそのままスイッチ
ング回路13に入力される。
また、この条件でヒータ回路がしゃ断状態にあるときは
、前記充電部21が充電されずゲート部30のトランジ
スタ25がオフとなってダイオード26がしゃ断状態と
なるが、このときスイッチング回路13の出力も低レベ
ルにあるためゲート部30のダイオード27が導通状態
となりダイオード26.27のアノード側電位はアース
レベルに降下しレベルシフト部23が作動せず、結局ス
イッチング回路13へ入力される正しい検出信号を誤っ
てレベル補正することがない。
以上の動作により、この電熱装置の温度制御回路は、切
替スイッチ3で断接されるヒータ2′に断線Aが生じた
ときだけ、誤って検出される検出回路12の検出値を正
しいレベルに補正してスイッチング回路13に入力する
ため、ヒータ2′の断線事故の有無に関係なく、常に正
常な温度制御を行なうことができる。
なお、この実施例ではヒータ回路は2つのヒータ2,2
′を並列接続した場合について説明したが、ヒータの数
がそれ以上の場合であっても同様であることは勿論であ
る。
以上のように、この考案の電熱装置の温度制御回路は、
前記ヒータと感熱電極間のインピーダンス変化を検出す
る検出回路と、前記検出回路による検出値が所定の上限
温度に対応して設定したしきい値をはずれるときヒータ
回路しゃ断の指令を出すスイッチング回路と、前記切替
スイッチで断接されるヒータの断線を検知して前記検出
回路の検出値レベルを非断線状態の場合のレベルに補正
する断線検出回路とを備えたため、切替スイッチ非接続
側端子に断熱事故のあるヒータを切替スイッチでしゃ断
して発熱動作させる場合においても誤動作することなく
、過熱による火災事故のおそれのない極めて安全性の高
い電熱装置の温度制御回路とすることができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例のヒータ回路を示す概略図、第2図はそ
のヒータと感熱電極との配置構成を示す断面図、第3図
はその全体の回路構成を示す概略図、第4図は非発熱側
ヒータに断線事故が生じた場合の従来例の欠点を示す説
明図、第5図は第4図の等価回路、第6図はこの考案の
一実施例を示す回路図である。 1・・・・・・電源、2,2′・・・・・・ヒータ、3
・・・・・・切替スイッチ、4.4’・・・・・・感熱
シート、5.5’・・・・・・感熱電極、8・・・・・
・整流回路、9・・・・・・電源回路、10・・・・・
・発振回路、12・・・・・・検出回路、13・・・・
・・スイッチング回路、15・・・・・・励磁コイル、
15a・・・・・・常開接点、16・・・・・・断線検
出回路、21・・・・・・充電部、23・・・・・・レ
ベルシフト部、30・・・・・・ゲート部、A・・・・
・・断線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電源に複数のヒータを並列接続するとともにこれらのヒ
    ータを選択的に断接し発熱量を設定する切替スイッチを
    接続したヒータ回路に対し、前記各ヒータに感熱シート
    を介しそれぞれ対向配置した複数の感熱電極を並列に接
    続してヒータの異常温度上昇に伴なうヒータと感熱電極
    間のインピーダンス変化を検出しヒータの給電制御を行
    なうようにした電熱装置において、前記ヒータと感熱電
    極間のインピーダンス変化を検出する検出回路と、前記
    検出回路による検出値が所定の上限温度に対応して設定
    したしきい値をはずれるときヒータ回路しゃ断の指令を
    出すスイッチング回路と1、前記切替スイッチで断接さ
    れるヒータの断線を検知して前記検出回路の検出値レベ
    ルを非断線状態の場合のレベルに補正する断線検出回路
    とを備えたことを特徴とする電熱装置の温度制御回路。
JP17564279U 1979-12-14 1979-12-14 電熱装置の温度制御回路 Expired JPS6035189Y2 (ja)

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JPS5690392U JPS5690392U (ja) 1981-07-18
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