JPH0215127Y2 - - Google Patents

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JPH0215127Y2
JPH0215127Y2 JP1160480U JP1160480U JPH0215127Y2 JP H0215127 Y2 JPH0215127 Y2 JP H0215127Y2 JP 1160480 U JP1160480 U JP 1160480U JP 1160480 U JP1160480 U JP 1160480U JP H0215127 Y2 JPH0215127 Y2 JP H0215127Y2
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heat
power supply
impedance
heaters
temperature
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は面発熱体用温度制御装置に関するも
のである。
従来、カーペツトなどに装置される面発熱体に
おいては、第1図に示すように電源1に対し分離
形成した複数のヒータ2,2′(図では2つ)を
並列に接続するとともに、これらヒータ2,2′
のいずれかを断接して発熱量を選択的に設定する
切替スイツチ3,3′を接続して構成したヒータ
回路と、第2図に断面図で示すようにそれぞれの
ヒータ2,2′に対し第4図に示すような温度−
インピーダンス特性を有するナイロンなどの面状
に連続形成した感熱抵抗体4,4′を介在させて
アルミニユウム箔などからなる感熱電極5,5′
を対向配置し両面を絶縁フイルム6で被覆してこ
れらの感熱電極5,5′を第1図のように並列接
続し、これら感熱抵抗体4,4′の両端子間7に
前記ヒータ回路の電源周波数より十分高い周波数
(約1KHz)の制御信号を印加して前記ヒータ2,
2′の温度変化に伴なう感熱抵抗体4,4′のイン
ピーダンス変化を検出し、それによつて前記ヒー
タ回路の給電制御を行なうようにした面発熱体用
温度制御装置とで構成されていた。前記面発熱体
用温度制御装置の一例を第3図に示す。すなわ
ち、この面発熱体用温度制御装置は、前記ヒータ
回路の電源1を電源回路8に入力し定電圧直流電
源とし、この直流電源を基に発振回路9により前
記ヒータ回路の電源1(AC100V、50〜60Hz)の
周波数より十分高い周波数(約1KHz)の交流信
号を得、この信号電圧をコンデンサ10を介し前
記感熱電源5,5′に分圧して印加し、感熱抵抗
体4,4′のインピーダンス変化を検出回路11
で検出しその検出値が次段のスイツチング回路1
2のしきい値を下まわるとこのスイツチング回路
12がそれまでの安全温度範囲においてオン状態
に保持していたスイツチング回路12の後段部を
構成するトランジスタ13をオフ状態に反転さ
せ、このトランジスタ13に直列接続されたリレ
ーの励磁コイル14が駆動を停止し前記ヒータ回
路に接続された常開接点14a,14aをそれま
でのオン状態からオフ状態に反転しヒータ回路を
しや断するように構成されている。
ところが、以上の回路構成において、切替スイ
ツチ3または3′をオフ、切替スイツチ3′または
3をオンに設定し一方のヒータ2のみを発熱させ
る使用状態の場合には、前記非発熱側のヒータ
2′に対向配置した感熱抵抗体4′は高インピーダ
ンスを維持することになり、前記スイツチング回
路12のしきい値が前記2つのヒータ2,2′を
同時使用する場合に合わせて設定してあるものと
すると、このヒータ2のみの使用状態において入
力端子間7のインピーダンスは2つのヒータ2,
2′を同時使用する場合に比して大幅に増大し、
これに比例して第3図に示す検出回路11の検出
値は大幅に増大することとなつて、発熱側ヒータ
2が許容温度を越える状態に至つても面発熱体用
温度制御装置がヒータ回路をしや断しないといつ
た危険な状態にさらされるおそれがある。例え
ば、ヒータ回路の温度がt1℃のときヒータ回路が
しや断されるように前記スイツチング回路12の
しきい値が設定してあるものとし、前記各ヒータ
2,2′がt1℃のときの各感熱抵抗体4,4′のイ
ンピーダンスがともにZ1であるとすると(第5図
に感熱抵抗体4,第6図に感熱抵抗体4′の温度
−インピーダンス特性図を示す)、そのときの入
力端子間7のインピーダンスは 1/{(1/Z1)+(1/Z1)}=Z1/2 であるが、ヒータ2のみの使用状態の場合には他
方のヒータ2′は第6図に示すように温度低下t0
℃し高インピーダンスZ2となるため、前記入力端
子間7のインピーダンスは 1/{(1/Z1)+(1/Z2)}>Z1/2 となり、前記スイツチング回路12へ入力される
検出値が前記しきい値を下まわるためには、第5
図に示すように感熱抵抗体4のインピーダンスは
さらに低い値Z0に、換言するとヒータ2の温度が
2つのヒータ2,2′の同時使用のさいのヒータ
回路しや断温度t1℃よりさらに高温度t2℃に達す
る必要があり、このため異常昇温による火災など
を招くおそれがある。
したがつて、この考案の目的は、従来例におけ
る前記欠点を解消し、ヒータの一部使用、全部使
用などの相違に関係なく、ヒータが所定温度に昇
温したとき確実にヒータ回路のしや断が行なわれ
るようにした安全性の高い面発熱体用温度制御装
置を提供することである。
この考案の一実施例を第7図に示す。すなわ
ち、この面発熱体用温度制御装置は、第3図に示
す前記従来例の比較回路9より供給される信号電
圧を感熱抵抗体4,4′に分圧して印加する分圧
用インピーダンス要素20を複数のコンデンサ1
0,10で構成し(この例では2つを並列接続)、
2つのヒータ2,2′を同時使用するとき、すな
わち前記切替スイツチ3,3′がともにオン動作
したときのみ、これに応動してオン動作するイン
ピーダンス補正用スイツチ15により前記2つの
コンデンサ10,10の一方を断接するようにし
たものである。
このように構成したため、2つのヒータ2,2
を同時使用するとき、すなわち切替スイツチ3,
3′がともにオンのとき発回路9より出力される
信号電圧を分圧する分圧用インピーダンス要素2
0は2つのコンデンサ10,10の並列回路で構
成されることとなり、この分圧用インピーダンス
要素20のインピーダンスは1つのコンデンサ1
0のみの場合より小さくなつて、2つのヒータ
2,2′の同時使用の場合の入力端子間7の低い
インピーダンスに対応して感熱抵抗体4,4′に
その分だけ高い信号電圧が印加され、また一方の
ヒータ2のみを使用するときには、前記インピー
ダンス補正用スイツチ15はオンせず、したがつ
て前記一方のコンデンサ10は切り離され分圧用
インピーダンス要素20は1つのコンデンサ10
のみで構成されることとなり、前記2つのヒータ
2,2′の同時使用の場合より分圧用インピーダ
ンス要素20のインピーダンスが大きくなつて、
1つのヒータを使用する場合の入力端子間7の高
いインピーダンスに対応して感熱抵抗体4,4′
にその分だけ低い信号電圧が印加され、前記スイ
ツチング回路12にはヒータ2,2′の使用状態
によつてレベルが左右されない検出値が入力さ
れ、つねに一定の設定温度で温度制御が行なわれ
る。
この考案の他の実施例を第8図に示す。すなわ
ち、この面発熱体用温度制御装置は、発振回路9
より供給される信号電圧を感熱抵抗体4,4′に
分圧して印加する分圧用のインピーダンス要素2
0を、2つのコンデンサ10,10を直列接続し
て構成するとともに、前記切替スイツチ3,3′
がともにオン動作したときのみ、これに応動して
オン動作するインピーダンス補正用スイツチ15
により前記分圧用インピーダンス要素20を構成
する一方のコンデンサ10の両端子間を短絡する
ようにしたものである。
このように構成したため、切替スイツチ3,
3′がともにオンとなるヒータ2,2′の同時使用
のときには、インピーダンス補正用のスイツチ1
5がオンして、前記分圧用インピーダンス要素2
0は1つのコンデンサ10のみで構成されること
となり、この分圧用インピーダンス要素20のイ
ンピーダンスが2つのコンデンサ10,10の直
列回路の場合よりも小さくなつて、感熱抵抗体
4,4′にその分だけ高い信号電圧が印加され、
また一方のヒータのみを使用するときには、前記
インピーダンス補正用スイツチ15はオンせず、
したがつて前記分圧用インピーダンス要素20は
2つのコンデンサ10,10の直列回路で構成さ
れることとなり、そのインピーダンスが2つのヒ
ータ2,2′の同時使用の場合より大きくなつて、
感熱抵抗体4,4′への印加電圧がその分だけ低
くなり、前記スイツチング回路12にはヒータ
2,2′の使用状態にレベルが左右されることの
ない検出値が入力され、つねに一定の設定温度で
温度制御が行なわれる。
以上のように、この考案の面発熱体用温度制御
装置は、面状に連続形成した第1および第2の感
熱抵抗体ならびに分離形成して前記第1および第
2の感熱抵抗体にそれぞれ対向させた第1および
第2のヒータを有する単一の面発熱体の温度を制
御する面発熱体用温度制御装置であつて、 電源に接続した給電用リレーと、この給電用リ
レーを介して前記電源に前記第1および第2のヒ
ータを並列接続するとともに前記第1および第2
のヒータを選択的に断接し発熱量を設定する第1
および第2の切替スイツチと、前記第1および第
2の感熱抵抗体へ印加する交流信号を出力する制
御信号電源と、前記制御電源と前記第1および第
2の感熱抵抗体との間に挿入され感熱抵抗体に制
御信号電圧を分圧供給するインピーダンス値補正
可能な分圧用インピーダンス要素と、前記第1お
よび第2のヒータの温度変化に伴う前記感熱抵抗
体のインピーダンス変化を検出する検出回路と、
前記検出回路による検出値レベルを所定設定値と
比較判定して前記給電用リレーを開閉駆動するス
イツチング回路と、前記第1および第2の切替ス
イツチが共に閉成したときにこの閉成動作に応動
して前記分圧用インピーダンス要素のインピーダ
ンス値を補正するインピーダンス補正用スイツチ
とを備えているので、ヒータの一部使用、全部使
用などの使用状態の相違による感熱抵抗体のイン
ピーダンス変動に伴なうスイツチング回路への検
出値のレベル変動を前記インピーダンス要素のイ
ンピーダンス補正によつて吸収することができ、
どのようなヒータの選択的使用状態においても常
に一定の設定温度で温度制御を行なうことができ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例のヒータ回路を示す概略図、第
2図はそのヒータと感熱抵抗体との配置構成を示
す断面図、第3図はその全体の回路構成を示す概
略図、第4図は感熱抵抗体の温度−インピーダン
ス特性曲線図、第5図および第6図は従来例のヒ
ータの片側使用に伴なう感熱抵抗体のインピーダ
ンス変化を示す温度−インピーダンス特性曲線
図、第7図はこの考案の一実施例を示す回路図、
第8図はこの考案の他の実施例を示す回路図であ
る。 1……電源、2,2′……ヒータ、3,3′……
切替スイツチ、4,4′……感熱抵抗体、5,
5′……感熱電極、8……電源回路、9……発振
回路、10……コンデンサ、11……検出回路、
12……スイツチング回路、15……インピーダ
ンス補正用スイツチ、20……分圧用インピーダ
ンス要素。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 面状に連続形成した第1および第2の感熱抵抗
    体ならびに分離形成して前記第1および第2の感
    熱抵抗体にそれぞれ対向させた第1および第2の
    ヒータを有する単一の面発熱体の温度を制御する
    面発熱体用温度制御装置であつて、 電源に接続した給電用リレーと、この給電用リ
    レーを介して前記電源に前記第1および第2のヒ
    ータを並列接続するとともに前記第1および第2
    のヒータを選択的に断接し発熱量を設定する第1
    および第2の切替スイツチと、前記第1および第
    2の感熱抵抗体へ印加する交流信号を出力する制
    御信号電源と、前記制御電源と前記第1および第
    2の感熱抵抗体との間に挿入され感熱抵抗体に制
    御信号電圧を分圧供給するインピーダンス値補正
    可能な分圧用インピーダンス要素と、前記第1お
    よび第2のヒータの温度変化に伴う前記感熱抵抗
    体のインピーダンス変化を検出する検出回路と、
    前記検出回路による検出値レベルを所定設定値と
    比較判定して前記給電用リレーを開閉駆動するス
    イツチング回路と、前記第1および第2の切替ス
    イツチが共に閉成したときにこの閉成動作に応動
    して前記分圧用インピーダンス要素のインピーダ
    ンス値を補正するインピーダンス補正用スイツチ
    とを備えた面発熱体用温度制御装置。
JP1160480U 1980-01-31 1980-01-31 Expired JPH0215127Y2 (ja)

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