JPH0546075B2 - - Google Patents
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- JPH0546075B2 JPH0546075B2 JP57123415A JP12341582A JPH0546075B2 JP H0546075 B2 JPH0546075 B2 JP H0546075B2 JP 57123415 A JP57123415 A JP 57123415A JP 12341582 A JP12341582 A JP 12341582A JP H0546075 B2 JPH0546075 B2 JP H0546075B2
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- Japan
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- circuit
- voltage
- temperature
- operational amplifier
- transistor
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D23/00—Control of temperature
- G05D23/19—Control of temperature characterised by the use of electric means
- G05D23/20—Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature
- G05D23/24—Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature the sensing element having a resistance varying with temperature, e.g. a thermistor
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D23/00—Control of temperature
- G05D23/19—Control of temperature characterised by the use of electric means
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03B—GENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
- H03B1/00—Details
- H03B1/02—Structural details of power oscillators, e.g. for heating
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
- Safety Devices In Control Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は電気毛布或いは電気カーペツトの発熱
体を、交流電源に同期した制御信号をパルス伝達
回路を介してスイツチング素子に与えて該スイツ
チング素子を通断電制御するようにした温度制御
回路の安全装置に関する。
体を、交流電源に同期した制御信号をパルス伝達
回路を介してスイツチング素子に与えて該スイツ
チング素子を通断電制御するようにした温度制御
回路の安全装置に関する。
従来、この種ヒータ等の発熱体を通断電制御す
るものにおいては、制御回路及び温度センサーの
故障時に制御対象たるヒータの温度が異常に上昇
したり、制御素子が故障したりする危険に対処し
て、温度センサーの断線検知回路或いは制御用ス
イツチング素子の異常検出回路等の安全回路を主
制御回路中に組込んだり或いは主制御回路とは別
系統に温度ヒユーズ等の安全装置を設けて、これ
らの危険を回避するようにしていた。
るものにおいては、制御回路及び温度センサーの
故障時に制御対象たるヒータの温度が異常に上昇
したり、制御素子が故障したりする危険に対処し
て、温度センサーの断線検知回路或いは制御用ス
イツチング素子の異常検出回路等の安全回路を主
制御回路中に組込んだり或いは主制御回路とは別
系統に温度ヒユーズ等の安全装置を設けて、これ
らの危険を回避するようにしていた。
ところで、各回路を構成するトランジスタ、ダ
イオード、オペアンプ等の素子は故障時には通常
シヨ−ト又はオープンの状態で故障し、半導通状
態のまま故障することはないが、例えばスイツチ
ング素子としてサイリスタを用いたゲートに
「HI」レベルが与えられた時に導通するように設
定されたものでは、それよりも前段の主制御回路
中の素子のいずれかがシヨート又はオープンにな
つて故障してゲートに「HI」レベルが与えられ
た場合にはサイリスタが温度センサーからの温度
情報とは無関係に通電されて過熱状態になつてし
まう。そして、この時に安全回路や安全装置が正
常に動作しておれば、やがて温度ヒユーズが溶断
する等して発熱体への通電が断たれるのである
が、万一、安全回路又は安全装置も同時に故障し
たような場合には、電気毛布や電気カーペツトの
過熱が継続し火災を起すような危険な状態にな
る。
イオード、オペアンプ等の素子は故障時には通常
シヨ−ト又はオープンの状態で故障し、半導通状
態のまま故障することはないが、例えばスイツチ
ング素子としてサイリスタを用いたゲートに
「HI」レベルが与えられた時に導通するように設
定されたものでは、それよりも前段の主制御回路
中の素子のいずれかがシヨート又はオープンにな
つて故障してゲートに「HI」レベルが与えられ
た場合にはサイリスタが温度センサーからの温度
情報とは無関係に通電されて過熱状態になつてし
まう。そして、この時に安全回路や安全装置が正
常に動作しておれば、やがて温度ヒユーズが溶断
する等して発熱体への通電が断たれるのである
が、万一、安全回路又は安全装置も同時に故障し
たような場合には、電気毛布や電気カーペツトの
過熱が継続し火災を起すような危険な状態にな
る。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、スイツチング素子を制御するた
めの主たる制御回路の素子が故障した時にはその
故障モードがシヨート又はオープンのいずれかの
場合でも制御回路自身がスイツチング素子を直ち
にオフ状態にして発熱体への通電を断ち、別に設
けられた安全回路又は安全装置とは独立して危険
を回避できるようにし、万一主たる制御回路の故
障と安全装置や安全回路の故障が同時に起きた時
にも火災等を起さない所謂フエイルセーフとした
温度制御回路の安全装置を提供するにある。
り、その目的は、スイツチング素子を制御するた
めの主たる制御回路の素子が故障した時にはその
故障モードがシヨート又はオープンのいずれかの
場合でも制御回路自身がスイツチング素子を直ち
にオフ状態にして発熱体への通電を断ち、別に設
けられた安全回路又は安全装置とは独立して危険
を回避できるようにし、万一主たる制御回路の故
障と安全装置や安全回路の故障が同時に起きた時
にも火災等を起さない所謂フエイルセーフとした
温度制御回路の安全装置を提供するにある。
本発明は、スイツチング素子を制御するための
制御回路を、同期回路、基準電圧発生回路、検出
電圧発生回路及び比較制御回路にて構成して正常
時にパルス状の制御信号を出力するようにし、こ
の制御信号をコンデンサを介してスイツチング素
子に与えるようにしたもので、制御信号がパルス
状でない時にスイツチング素子が遮断状態となる
ようにし、故障時の安全性を向上させるようにし
たものである。
制御回路を、同期回路、基準電圧発生回路、検出
電圧発生回路及び比較制御回路にて構成して正常
時にパルス状の制御信号を出力するようにし、こ
の制御信号をコンデンサを介してスイツチング素
子に与えるようにしたもので、制御信号がパルス
状でない時にスイツチング素子が遮断状態となる
ようにし、故障時の安全性を向上させるようにし
たものである。
以下本発明の一実施例について第1図乃至第6
図を参照しながら説明する。1は電気毛布本体
で、この内部に過熱感知発熱線2及び感熱体3が
配設されている。即ち、第2図は過熱感知発熱線
2を示す図であり、芯糸2aに発熱体としての発
熱線2bを巻き、その上から所定の温度で溶融す
るナイロン層2cを被覆して、さらに加熱感知線
2dを巻いてその外側に電気絶縁被覆2eを施し
たものである。また、第3図は感熱体3を示す図
であり、芯糸3aに一方の導体3bを巻き、その
上に負の温度係数のインピーダンス特性を有する
感熱層3cを設け、さらに他方の導体3dをその
上に巻いてその外側に電気絶縁被覆3eを施した
ものである。一方、4,5は一対の交流電源端子
であり、これらの間に発熱線2bと、スイツチン
グ素子としてのサイリスタ6と、安全器としての
温度ヒユーズ7との直列回路が接続されている。
8は温度設定用の可変抵抗、9は固定抵抗で、こ
れらは感熱体3の感熱層3cのインピーダンス、
感知線2d、温度ヒユーズ7を加熱するヒータ1
0及び温度ヒユーズ7を介して交流電源端子4,
5間に接続されており、導体3b,3dには抵抗
11,12,13及びコンデンサ14からなる分
圧回路15が接続されている。一方、16は直流
電源回路で、抵抗17,ツエナダイオード18、
ダイオード19及び20、コンデンサ21及び2
2からなる。23は同期回路で、4個のダイオー
ド24a乃至24dからなる全波整流器24、抵
抗25乃至29、トランジスタ30及び31から
なる。32は検出電圧発生回路としての温度検出
回路で、ツエナダイオード33及び34、オペア
ンプ35、ダイオード36、抵抗37、コンデン
サ38からなる。39はサンプリング用のゲート
回路で、7個のダイオード40からなる第1の基
準電圧発生回路41と抵抗42乃至44、トラン
ジスタ45からなる。46は第1の比較制御回路
としてのオープンコレクタ形のオペアンプであ
る。47はサンプリング用のゲート回路で、3個
のダイオード48a乃至48cからなる第2の基
準電圧発生回路48と抵抗49,50からなる。
51は第2の比較制御回路としてのオペアンプで
ある。52は点弧制御用トランジスタ、53乃至
55は抵抗である。56はパルス信号を伝達して
サイリスタ6を点弧するためのコンデンサ、57
は抵抗である。58及び59は雑音防止用の抵抗
及びコンデンサである。60はサイリスタ6のオ
ン・オフを検知する検知回路で、4個のダイオー
ド61a乃至61dからなる全波整流回路61
と、抵抗62乃至68、トランジスタ69乃至7
3、ダイオード74及び75からなる。76はサ
イリスタ6の故障を検知する故障検知回路で抵抗
77乃至83、コンデンサ84、2個のダイオー
ド85a及び85b、オペアンプ86、トランジ
スタ87,88からなる。89は温度ヒユーズ7
を加熱するヒータ、90はダイオード、91はヒ
ータ89の通断電を制御するイリスタ、92は点
弧用コンデンサ、93は抵抗である。
図を参照しながら説明する。1は電気毛布本体
で、この内部に過熱感知発熱線2及び感熱体3が
配設されている。即ち、第2図は過熱感知発熱線
2を示す図であり、芯糸2aに発熱体としての発
熱線2bを巻き、その上から所定の温度で溶融す
るナイロン層2cを被覆して、さらに加熱感知線
2dを巻いてその外側に電気絶縁被覆2eを施し
たものである。また、第3図は感熱体3を示す図
であり、芯糸3aに一方の導体3bを巻き、その
上に負の温度係数のインピーダンス特性を有する
感熱層3cを設け、さらに他方の導体3dをその
上に巻いてその外側に電気絶縁被覆3eを施した
ものである。一方、4,5は一対の交流電源端子
であり、これらの間に発熱線2bと、スイツチン
グ素子としてのサイリスタ6と、安全器としての
温度ヒユーズ7との直列回路が接続されている。
8は温度設定用の可変抵抗、9は固定抵抗で、こ
れらは感熱体3の感熱層3cのインピーダンス、
感知線2d、温度ヒユーズ7を加熱するヒータ1
0及び温度ヒユーズ7を介して交流電源端子4,
5間に接続されており、導体3b,3dには抵抗
11,12,13及びコンデンサ14からなる分
圧回路15が接続されている。一方、16は直流
電源回路で、抵抗17,ツエナダイオード18、
ダイオード19及び20、コンデンサ21及び2
2からなる。23は同期回路で、4個のダイオー
ド24a乃至24dからなる全波整流器24、抵
抗25乃至29、トランジスタ30及び31から
なる。32は検出電圧発生回路としての温度検出
回路で、ツエナダイオード33及び34、オペア
ンプ35、ダイオード36、抵抗37、コンデン
サ38からなる。39はサンプリング用のゲート
回路で、7個のダイオード40からなる第1の基
準電圧発生回路41と抵抗42乃至44、トラン
ジスタ45からなる。46は第1の比較制御回路
としてのオープンコレクタ形のオペアンプであ
る。47はサンプリング用のゲート回路で、3個
のダイオード48a乃至48cからなる第2の基
準電圧発生回路48と抵抗49,50からなる。
51は第2の比較制御回路としてのオペアンプで
ある。52は点弧制御用トランジスタ、53乃至
55は抵抗である。56はパルス信号を伝達して
サイリスタ6を点弧するためのコンデンサ、57
は抵抗である。58及び59は雑音防止用の抵抗
及びコンデンサである。60はサイリスタ6のオ
ン・オフを検知する検知回路で、4個のダイオー
ド61a乃至61dからなる全波整流回路61
と、抵抗62乃至68、トランジスタ69乃至7
3、ダイオード74及び75からなる。76はサ
イリスタ6の故障を検知する故障検知回路で抵抗
77乃至83、コンデンサ84、2個のダイオー
ド85a及び85b、オペアンプ86、トランジ
スタ87,88からなる。89は温度ヒユーズ7
を加熱するヒータ、90はダイオード、91はヒ
ータ89の通断電を制御するイリスタ、92は点
弧用コンデンサ、93は抵抗である。
尚、第1図において破線P内に位置された直流
電源回路16、検出電圧発生回路38、ゲート回
路39、オペアンプ46、ゲート回路47、オペ
アンプ51、検出回路60、故障検出回路76等
の構成部品は集積回路化されて1個のICパツケ
ージ内に収められ、破線P外の各部品は外付けに
て設けられる。
電源回路16、検出電圧発生回路38、ゲート回
路39、オペアンプ46、ゲート回路47、オペ
アンプ51、検出回路60、故障検出回路76等
の構成部品は集積回路化されて1個のICパツケ
ージ内に収められ、破線P外の各部品は外付けに
て設けられる。
次に上記構成の作用を説明する。交流電源端子
4,5間に交流電源VACが印加されると、可変抵
抗8、固定抵抗9、感熱層3cのインピーダン
ス、導体2d及びヒータ10の直列回路に電流が
流れて、導体3b,3d間に感熱層3cにて分圧
された交流検出電圧Vsが生成され、これが抵抗
11,12と抵抗13、コンデンサ14で更に分
圧されて、分圧回路15の出力端子に検出電圧
Viが出力され、オペアンプ35の非反転入力端
子に入力される[第5図a,c参照]。そして、
感熱層3cのインピーダンスは電気毛布本体1の
温度に追従して変化するから、導体3b,3d間
に発生する交流検出電圧Vs及び分圧回路15か
ら出力される検出電圧Viは電気毛布本体1の温
度に追従したものとなる。そして、分圧回路15
を介して温度検出回路32に入力された検出電圧
Viはオペアンプ35にて緩衝増幅され、これが
ダイオード36にて整流され、且つコンデンサ3
8にて平滑されて直流化され、直流検出電圧Vd
となる[第5図c参照]。従つて、直流検出電圧
Vdは電気毛布本体1の温度に追従した電圧とな
る。一方、ツエナダイオード18の両端には最大
値が一定化された交流電圧が発生し、母線94及
び95間にはダイオード20にて整流され且つ電
解コンデンサ21にて平滑された低圧の直流電圧
(Vcc−Vee)が印加される。そして、同期回路
23のトランジスタ30のベース・エミツタ間に
は全波整流器24にて直流化された第5図bに示
す電圧Vaが印加されるから、該トランジスタ3
0は交流電源端子4,5間に印加された交流電源
の零電圧近傍にてその交流電源に同期して遮断
し、トランジスタ31はトランジスタ30の導通
時に導通してコレクタがLOレベル(Vee)とな
り、また、トランジスタ30の遮断時に遮断して
HIレベル(Vcc)となり、第6図cに示す波形
Vpが出力される。一方、トランジスタ45はベ
ースにHIレベルが与えられた時に導通してコレ
クタがLOレベルとなり、この時に、第1の基準
電圧発生回路41が有効化されて、ゲート回路3
9の出力端子たるダイオード40と抵抗43の共
通接続点は7個のダイオード40の順方向電圧降
下(約0.7V×7)により母線94の電圧Vccに対
して約4.9V低い第1の基準電圧−Vr1となる。ま
た、このトランジスタ45はベースにLOレベル
が与えられた時に遮断してゲート回路39の出力
端子がHIレベル(Vcc)となる。そして、トラ
ンジスタ45のベースには同期回路23の出力が
与えられるから、第1の基準電圧−Vr1が同期回
路23によりサンプリングされ、ゲート回路39
の出力端子に第5図cに示すサンプリング結果信
号V1が出力される。そして、温度検出回路32
から出力される直流検出電圧Vdがオペアンプ4
6の非反転入力端子に入力され、且つゲート回路
39のサンプリング結果信号V1がオペアンプ4
6の反転入力端子に入力されて、両者が該オペア
ンプ46にて比較される。而して、温度検出回路
32から出力される直流検出電圧Vdは、回路が
正常に作動している時には、電気毛布本体1の温
度が室温程度のときでも第1の基準電圧−Vr1よ
り高い値を出力するようになつており、従つてV
1=−Vr1となつてVdが−Vr1より高い時にオペ
アンプ46はオフとなり、そのためVdが−Vr1
より低い時にオペアンプ46はオンとなる。そし
て、ゲート回路47のダイオード48cと抵抗4
9の共通接続点は3個のダイオード48a乃至4
8cの順方向電圧降下(約0.7V×3)により母
線94の電圧Vccに対して約2.1V低い第2の基準
電圧−Vr2となつており、オペアンプ46がオ
ン・オフする正常作動時にはゲート回路47の出
力端子即ち抵抗50とオペアンプ51の反転入力
端子との共通接続点がオペアンプ46の出力によ
りサンプリングされ、第5図dに示すサンプリン
グ結果信号V2が出力される。この信号V2は交
流電源の零電圧近傍で、−Vr2となり、それ以外
の時Veeとなる。そして、オペアンプ51の反転
入力端子に信号V2が入力され、オペアンプ51
の非反転入力端子に直流検出電圧Vdが入力され
て両者がオペアンプ51にて比較される。そし
て、電気毛布本体1の温度が設定温度より低く
て、電圧Vdが信号V2のピーク電圧(電圧−
Vr2)よりも低い期間T1においては、オペアン
プ51の出力電圧Voが交流電圧の零電圧近傍に
て電圧Vee迄立ち下がるパルス状波形の制御信号
となり、また、電気毛布本体1の温度が設定温度
より高くて、電圧Vdが電圧−Vr2よりも高い期
間T2においては、オペアンプ37の出力電圧V
01が電圧Vccと等しい一定電圧波形となる[第
5図e参照]。この出力電圧V01がトランジス
タ52のベースに抵抗53を介して入力されるか
ら、期間T1において電圧V01が「LO」レベル
の時(電圧Veeと等しい時)にトランジスタ52
が導通してコレクタ電圧Vcが上昇し[第5図f
参照]、サイリスタ6のゲートに第5図gに示す
ように交流電源の零電圧近傍でコンデンサ56に
貯えられた電荷がゲート電源Igとして流れ込ん
で、該サイリスタ6が交流電源の正の半サイクル
期間導通し、以つて発熱線2bの両端に第5図h
で示すように交流電圧Vhが印加され、発熱線2
bが発熱するようになり、また、期間T2におい
ては、サイリスタ6が遮断される。
4,5間に交流電源VACが印加されると、可変抵
抗8、固定抵抗9、感熱層3cのインピーダン
ス、導体2d及びヒータ10の直列回路に電流が
流れて、導体3b,3d間に感熱層3cにて分圧
された交流検出電圧Vsが生成され、これが抵抗
11,12と抵抗13、コンデンサ14で更に分
圧されて、分圧回路15の出力端子に検出電圧
Viが出力され、オペアンプ35の非反転入力端
子に入力される[第5図a,c参照]。そして、
感熱層3cのインピーダンスは電気毛布本体1の
温度に追従して変化するから、導体3b,3d間
に発生する交流検出電圧Vs及び分圧回路15か
ら出力される検出電圧Viは電気毛布本体1の温
度に追従したものとなる。そして、分圧回路15
を介して温度検出回路32に入力された検出電圧
Viはオペアンプ35にて緩衝増幅され、これが
ダイオード36にて整流され、且つコンデンサ3
8にて平滑されて直流化され、直流検出電圧Vd
となる[第5図c参照]。従つて、直流検出電圧
Vdは電気毛布本体1の温度に追従した電圧とな
る。一方、ツエナダイオード18の両端には最大
値が一定化された交流電圧が発生し、母線94及
び95間にはダイオード20にて整流され且つ電
解コンデンサ21にて平滑された低圧の直流電圧
(Vcc−Vee)が印加される。そして、同期回路
23のトランジスタ30のベース・エミツタ間に
は全波整流器24にて直流化された第5図bに示
す電圧Vaが印加されるから、該トランジスタ3
0は交流電源端子4,5間に印加された交流電源
の零電圧近傍にてその交流電源に同期して遮断
し、トランジスタ31はトランジスタ30の導通
時に導通してコレクタがLOレベル(Vee)とな
り、また、トランジスタ30の遮断時に遮断して
HIレベル(Vcc)となり、第6図cに示す波形
Vpが出力される。一方、トランジスタ45はベ
ースにHIレベルが与えられた時に導通してコレ
クタがLOレベルとなり、この時に、第1の基準
電圧発生回路41が有効化されて、ゲート回路3
9の出力端子たるダイオード40と抵抗43の共
通接続点は7個のダイオード40の順方向電圧降
下(約0.7V×7)により母線94の電圧Vccに対
して約4.9V低い第1の基準電圧−Vr1となる。ま
た、このトランジスタ45はベースにLOレベル
が与えられた時に遮断してゲート回路39の出力
端子がHIレベル(Vcc)となる。そして、トラ
ンジスタ45のベースには同期回路23の出力が
与えられるから、第1の基準電圧−Vr1が同期回
路23によりサンプリングされ、ゲート回路39
の出力端子に第5図cに示すサンプリング結果信
号V1が出力される。そして、温度検出回路32
から出力される直流検出電圧Vdがオペアンプ4
6の非反転入力端子に入力され、且つゲート回路
39のサンプリング結果信号V1がオペアンプ4
6の反転入力端子に入力されて、両者が該オペア
ンプ46にて比較される。而して、温度検出回路
32から出力される直流検出電圧Vdは、回路が
正常に作動している時には、電気毛布本体1の温
度が室温程度のときでも第1の基準電圧−Vr1よ
り高い値を出力するようになつており、従つてV
1=−Vr1となつてVdが−Vr1より高い時にオペ
アンプ46はオフとなり、そのためVdが−Vr1
より低い時にオペアンプ46はオンとなる。そし
て、ゲート回路47のダイオード48cと抵抗4
9の共通接続点は3個のダイオード48a乃至4
8cの順方向電圧降下(約0.7V×3)により母
線94の電圧Vccに対して約2.1V低い第2の基準
電圧−Vr2となつており、オペアンプ46がオ
ン・オフする正常作動時にはゲート回路47の出
力端子即ち抵抗50とオペアンプ51の反転入力
端子との共通接続点がオペアンプ46の出力によ
りサンプリングされ、第5図dに示すサンプリン
グ結果信号V2が出力される。この信号V2は交
流電源の零電圧近傍で、−Vr2となり、それ以外
の時Veeとなる。そして、オペアンプ51の反転
入力端子に信号V2が入力され、オペアンプ51
の非反転入力端子に直流検出電圧Vdが入力され
て両者がオペアンプ51にて比較される。そし
て、電気毛布本体1の温度が設定温度より低く
て、電圧Vdが信号V2のピーク電圧(電圧−
Vr2)よりも低い期間T1においては、オペアン
プ51の出力電圧Voが交流電圧の零電圧近傍に
て電圧Vee迄立ち下がるパルス状波形の制御信号
となり、また、電気毛布本体1の温度が設定温度
より高くて、電圧Vdが電圧−Vr2よりも高い期
間T2においては、オペアンプ37の出力電圧V
01が電圧Vccと等しい一定電圧波形となる[第
5図e参照]。この出力電圧V01がトランジス
タ52のベースに抵抗53を介して入力されるか
ら、期間T1において電圧V01が「LO」レベル
の時(電圧Veeと等しい時)にトランジスタ52
が導通してコレクタ電圧Vcが上昇し[第5図f
参照]、サイリスタ6のゲートに第5図gに示す
ように交流電源の零電圧近傍でコンデンサ56に
貯えられた電荷がゲート電源Igとして流れ込ん
で、該サイリスタ6が交流電源の正の半サイクル
期間導通し、以つて発熱線2bの両端に第5図h
で示すように交流電圧Vhが印加され、発熱線2
bが発熱するようになり、また、期間T2におい
ては、サイリスタ6が遮断される。
而して、上記構成において、感熱体3の感熱層
3cのインピーダンスを介して導体3b,3d間
に分圧される電圧Vsが約50Vのときに電気毛布
本体1が設定温度となるようにし、電気毛布本体
1が設定温度より低い時には電圧Vsが50V以上
となるように設定している。そして、サイリスタ
6が正常な遮断状態を呈している時には、該サイ
リスタ6のアノード・カソード間に抵抗62を介
して並列接続された全波整流器61に第6図aの
期間Taに示すような交流電源が印加されるから、
検知回路60のトランジスタ69のベース・エミ
ツタ間には全波整流器61にて直流化された電圧
が印加され、該トランジスタ69はトランジスタ
30と同一タイミングで交流電源に同期して導通
及び遮断され、トランジスタ71のコレクタ電圧
Vtは第6図bに示すようになり、ダイオード7
4,75及びトランジスタ72からなるORゲー
ト回路を介して同期回路23の出力Vpと電圧Vt
とが合成されトランジスタ73のコレクタに検知
電圧Vaが出力され、検知電圧VaがLOレベルの
時コンデンサ84が充電され、電圧V01がLO
レベルの時トランジスタ73がオンしてコンデン
サ84に貯えられた電荷が放電され、期間Taに
おいてはオペアンプ87の非反転入力端子の電圧
Vcaは第6図fで示すようになる。一方、オペア
ンプ86の反転入力端子にはサンプリング結果信
号V2に同期して立上がる電圧V3が入力されて
おり、電圧VcaとV3がオペアンプ86で比較さ
れる。そして、期間Taにおいてはコンデンサ8
4の充放電が周期的に行われているから、電圧
VcaはV3より高く、オペアンプ86の出力端子
の電圧V02が第6図gに示すように「HI」レ
ベルでトランジスタ88が遮断され、且つサイリ
スタ91が遮断されている。ところが、サイリス
タ6が故障して例えば順方向の耐圧が低下した時
には第6図に期間Tbで示すようにオペアンプ5
1の出力電圧V01が「HI」レベルでサイリス
タ6のゲートに点弧信号が与えられてないにもか
かわらず、該サイリスタ6のアノード・カソード
間の電圧Vscrが耐圧を越えた時点で導通状態に
なる[第6図a参照]。そして、このようにして
サイリスタ6が故障状態で導通すると、発熱線2
bが導通状態になるが、検知回路60の全波整流
器61は出力を生じなくなり、トランジスタ69
はサイリスタ6が導通した時に遮断され且つトラ
ンジスタ71が導通し、電圧Vtが「LO」レベル
(Vee)となり、電圧Vaがサイリスタ6の導通時
に「LO」レベル(Vee)となり、コンデンサ8
4を充電するから、電圧Vcaが低下し、やがて電
圧V3のピーク値を下回るようになる。すると、
電圧V3のピーク値に同期してオベアンプ87の
出力端子の電圧V02が交流電源の零電圧近傍で
第6図hに示すように「LO」レベルとなり、サ
イリスタ91が導通されてヒータ89が通電さ
れ、温度ヒユーズ7が加熱溶断されて発熱線2b
への通電が断たれてる。尚、サイリスタ6の逆方
向の耐圧が低下した時にはダイオード90を介し
てヒータ89が通電され、温度ヒユーズ7が加熱
溶融されて発熱線2bへの通電が断たれる。
3cのインピーダンスを介して導体3b,3d間
に分圧される電圧Vsが約50Vのときに電気毛布
本体1が設定温度となるようにし、電気毛布本体
1が設定温度より低い時には電圧Vsが50V以上
となるように設定している。そして、サイリスタ
6が正常な遮断状態を呈している時には、該サイ
リスタ6のアノード・カソード間に抵抗62を介
して並列接続された全波整流器61に第6図aの
期間Taに示すような交流電源が印加されるから、
検知回路60のトランジスタ69のベース・エミ
ツタ間には全波整流器61にて直流化された電圧
が印加され、該トランジスタ69はトランジスタ
30と同一タイミングで交流電源に同期して導通
及び遮断され、トランジスタ71のコレクタ電圧
Vtは第6図bに示すようになり、ダイオード7
4,75及びトランジスタ72からなるORゲー
ト回路を介して同期回路23の出力Vpと電圧Vt
とが合成されトランジスタ73のコレクタに検知
電圧Vaが出力され、検知電圧VaがLOレベルの
時コンデンサ84が充電され、電圧V01がLO
レベルの時トランジスタ73がオンしてコンデン
サ84に貯えられた電荷が放電され、期間Taに
おいてはオペアンプ87の非反転入力端子の電圧
Vcaは第6図fで示すようになる。一方、オペア
ンプ86の反転入力端子にはサンプリング結果信
号V2に同期して立上がる電圧V3が入力されて
おり、電圧VcaとV3がオペアンプ86で比較さ
れる。そして、期間Taにおいてはコンデンサ8
4の充放電が周期的に行われているから、電圧
VcaはV3より高く、オペアンプ86の出力端子
の電圧V02が第6図gに示すように「HI」レ
ベルでトランジスタ88が遮断され、且つサイリ
スタ91が遮断されている。ところが、サイリス
タ6が故障して例えば順方向の耐圧が低下した時
には第6図に期間Tbで示すようにオペアンプ5
1の出力電圧V01が「HI」レベルでサイリス
タ6のゲートに点弧信号が与えられてないにもか
かわらず、該サイリスタ6のアノード・カソード
間の電圧Vscrが耐圧を越えた時点で導通状態に
なる[第6図a参照]。そして、このようにして
サイリスタ6が故障状態で導通すると、発熱線2
bが導通状態になるが、検知回路60の全波整流
器61は出力を生じなくなり、トランジスタ69
はサイリスタ6が導通した時に遮断され且つトラ
ンジスタ71が導通し、電圧Vtが「LO」レベル
(Vee)となり、電圧Vaがサイリスタ6の導通時
に「LO」レベル(Vee)となり、コンデンサ8
4を充電するから、電圧Vcaが低下し、やがて電
圧V3のピーク値を下回るようになる。すると、
電圧V3のピーク値に同期してオベアンプ87の
出力端子の電圧V02が交流電源の零電圧近傍で
第6図hに示すように「LO」レベルとなり、サ
イリスタ91が導通されてヒータ89が通電さ
れ、温度ヒユーズ7が加熱溶断されて発熱線2b
への通電が断たれてる。尚、サイリスタ6の逆方
向の耐圧が低下した時にはダイオード90を介し
てヒータ89が通電され、温度ヒユーズ7が加熱
溶融されて発熱線2bへの通電が断たれる。
上記構成によれば、例えばトランジスタ52が
故障してオープン状態となつた時には該トランジ
スタ52のコレクタが常に「LO」レベルとなつ
てコンデンサ56へは充電のみが行われて放電が
行われず、従つて、仮りに電気毛布本体1の温度
が低い時でもサイリスタ6は導通せず従つて、発
熱線2bへの通電が断たれており、また、該トラ
ンジスタ52が故障してシヨート状態となつた時
には該トランジスタ52のエミツタが常に「HI」
レベルでやはりコンデンサ56の充放電が行われ
ず、サイリスタ6は導通しない。即ち、トランジ
スタ52が故障した場合、オープン又はシヨート
のいずれかの状態を呈することが普通で半導通状
態のまま故障するようなことは一般にはなく、ま
して故障状態のままで出力波形がパルス状態とな
ることは考えられず、従つてトランジスタ52の
故障モードがシヨートの時もオープンの時のいず
れもサイリスタ6は導通しない。而して、トラン
ジスタ52よりも前段を構成するオペアンプ5
1,46又は同期回路のトランジスタ45,3
1,30等の故障時にはシヨート又はオープンの
いずれかのモードとなると考えられるが、故障段
よりも後段にはパルス状の波形が伝達されないこ
とにより、トランジスタ52よりも前段が故障し
た場合に該トランジスタ52のコレクタは「HI」
又は「LO」のいずれかの状態を呈することとな
り、従つてトランジスタ52よりも前段の故障モ
ードがいずれの場合でもトランジスタ52のコレ
クタからはパルス状波形が出力されず、従つてサ
イリスタ6が導通するようなことは生じない。要
するに順に直列に並べられたゲート回路39、オ
ペアンプ46、ゲート回路47及びオペアンプ5
1が一つでも故障した場合には、いずれも場合も
サイリスタ6が遮断されることとなつてヒータ2
への通電を断つから、仮りに回路故障を起した時
でも電気毛布本体1が過熱することが起らず、万
一、温度ヒユーズ等の安全回路又は安全装置等が
正常に動作しているか否かを監視する第1の比較
制御回路46が先に故障している場合でも、これ
ら安全回路又は安全装置によらずヒータ2bへの
通電を断つことができることとなり、所謂フエイ
ルセーフとして作動し、故障が各部で同時に生じ
たような場合でも、火災を起すような危険が未然
に防止されることとなる。
故障してオープン状態となつた時には該トランジ
スタ52のコレクタが常に「LO」レベルとなつ
てコンデンサ56へは充電のみが行われて放電が
行われず、従つて、仮りに電気毛布本体1の温度
が低い時でもサイリスタ6は導通せず従つて、発
熱線2bへの通電が断たれており、また、該トラ
ンジスタ52が故障してシヨート状態となつた時
には該トランジスタ52のエミツタが常に「HI」
レベルでやはりコンデンサ56の充放電が行われ
ず、サイリスタ6は導通しない。即ち、トランジ
スタ52が故障した場合、オープン又はシヨート
のいずれかの状態を呈することが普通で半導通状
態のまま故障するようなことは一般にはなく、ま
して故障状態のままで出力波形がパルス状態とな
ることは考えられず、従つてトランジスタ52の
故障モードがシヨートの時もオープンの時のいず
れもサイリスタ6は導通しない。而して、トラン
ジスタ52よりも前段を構成するオペアンプ5
1,46又は同期回路のトランジスタ45,3
1,30等の故障時にはシヨート又はオープンの
いずれかのモードとなると考えられるが、故障段
よりも後段にはパルス状の波形が伝達されないこ
とにより、トランジスタ52よりも前段が故障し
た場合に該トランジスタ52のコレクタは「HI」
又は「LO」のいずれかの状態を呈することとな
り、従つてトランジスタ52よりも前段の故障モ
ードがいずれの場合でもトランジスタ52のコレ
クタからはパルス状波形が出力されず、従つてサ
イリスタ6が導通するようなことは生じない。要
するに順に直列に並べられたゲート回路39、オ
ペアンプ46、ゲート回路47及びオペアンプ5
1が一つでも故障した場合には、いずれも場合も
サイリスタ6が遮断されることとなつてヒータ2
への通電を断つから、仮りに回路故障を起した時
でも電気毛布本体1が過熱することが起らず、万
一、温度ヒユーズ等の安全回路又は安全装置等が
正常に動作しているか否かを監視する第1の比較
制御回路46が先に故障している場合でも、これ
ら安全回路又は安全装置によらずヒータ2bへの
通電を断つことができることとなり、所謂フエイ
ルセーフとして作動し、故障が各部で同時に生じ
たような場合でも、火災を起すような危険が未然
に防止されることとなる。
ところで、上記構成では、第1の基準電圧発生
回路41の第1の基準電圧−Vr1と直流検出電圧
Vdとをオペアンプ46にて比較しており、従つ
て、例えば、感知線2d、導体3d、抵抗10、
抵抗12やコンデンサ14等が断線して電圧Vi
の絶対値が異常に大きくなつた時は直流検出電圧
Vdが第1の基準電圧−Vr1より低くなつてオペ
アンプ46はオンとなりサンプリング結果信号V
2がVeeに等しくなるから、オペアンプ51の出
力V01は常に「HI」レベル、トランジスタ5
2のコレクタは「LO」レベルとなり、サイリス
タ6は遮断され、また、他の原因で電圧Viが異
常に低くなつた時は、電圧Vdが高くなつてVcc
との差がVr2以下となり、電気毛布本体1の温度
状態が高い時と同じ状態になるから、サイリスタ
6は遮断され、一層安全性に優れているが、第1
の基準電圧発生回路41、ゲート回路39及び第
1の比較制御器としてのオペアンプ46等の省略
して第7図に示すように同期回路23の出力を直
接ゲート回路47に入力するようにしてもよい。
回路41の第1の基準電圧−Vr1と直流検出電圧
Vdとをオペアンプ46にて比較しており、従つ
て、例えば、感知線2d、導体3d、抵抗10、
抵抗12やコンデンサ14等が断線して電圧Vi
の絶対値が異常に大きくなつた時は直流検出電圧
Vdが第1の基準電圧−Vr1より低くなつてオペ
アンプ46はオンとなりサンプリング結果信号V
2がVeeに等しくなるから、オペアンプ51の出
力V01は常に「HI」レベル、トランジスタ5
2のコレクタは「LO」レベルとなり、サイリス
タ6は遮断され、また、他の原因で電圧Viが異
常に低くなつた時は、電圧Vdが高くなつてVcc
との差がVr2以下となり、電気毛布本体1の温度
状態が高い時と同じ状態になるから、サイリスタ
6は遮断され、一層安全性に優れているが、第1
の基準電圧発生回路41、ゲート回路39及び第
1の比較制御器としてのオペアンプ46等の省略
して第7図に示すように同期回路23の出力を直
接ゲート回路47に入力するようにしてもよい。
即ち、上記各実施例では、オペアンプ51もよ
り、サンプリングされた第2の基準電圧Vr2と検
出電圧Vdとを比較してパルス状の制御信号Voを
得るようにしたのであるが、要は、検出電圧Vd
と基準電圧Vr2とを同期パルスVpに同期して周
期的に比較することにより、パルス状の制御信号
を得るようにすればよいのである。
り、サンプリングされた第2の基準電圧Vr2と検
出電圧Vdとを比較してパルス状の制御信号Voを
得るようにしたのであるが、要は、検出電圧Vd
と基準電圧Vr2とを同期パルスVpに同期して周
期的に比較することにより、パルス状の制御信号
を得るようにすればよいのである。
従つて、前記一実施例のオペアンプ46は、オ
ペアンプ51において同期パルスVpとの同期を
とるための同期回路23の一部として作用するも
ので、実際の比較制御回路はオペアンプ51なの
である。
ペアンプ51において同期パルスVpとの同期を
とるための同期回路23の一部として作用するも
ので、実際の比較制御回路はオペアンプ51なの
である。
また、サイリスタ6の代りにスイツチング素子
としてトライアツクを使用してもよく、また、サ
イリスタ6でリレーを駆動し、そのリレー接片で
発熱線2bの通断電を行うようにしてもよい。
としてトライアツクを使用してもよく、また、サ
イリスタ6でリレーを駆動し、そのリレー接片で
発熱線2bの通断電を行うようにしてもよい。
本発明は以上の説明から明らかなように、スイ
ツチング素子を制御するための主たる制御回路の
素子が故障した時にはその故障モードがシヨート
又はオープンのいずれの場合でも制御回路自身が
スイツチング素子を直ちにオフ状態にして発熱体
への通電を断ち、別に設けられた安全回路又は安
全装置とは独立して危険を回避できるようにし、
万一主たる制御回路の故障と安全装置や安全回路
の故障が同期に起きた時にも火災等を起さない所
謂フエイルセーフとした温度制御回路の安全装置
を提供できる。
ツチング素子を制御するための主たる制御回路の
素子が故障した時にはその故障モードがシヨート
又はオープンのいずれの場合でも制御回路自身が
スイツチング素子を直ちにオフ状態にして発熱体
への通電を断ち、別に設けられた安全回路又は安
全装置とは独立して危険を回避できるようにし、
万一主たる制御回路の故障と安全装置や安全回路
の故障が同期に起きた時にも火災等を起さない所
謂フエイルセーフとした温度制御回路の安全装置
を提供できる。
第1図乃至第6図は本発明の一実施例を示すも
のであり、第1図は電気回路図、第2図は加熱感
知発熱体の斜視図、第3図は感熱体の斜視図、第
4図は要部のブロツク図、第5図及び第6図は電
気回路中の電圧又は電流波形を示す図、第7図は
本の他の実施例を示す第4図相当図である。 図面中、1は電気毛布本体、2は加熱感知発熱
線、2bは発熱線、3は感熱体、6はサイリスタ
(スイツチング素子)、15は分圧回路、16は直
流電源回路、23は同期回路、32は温度検出回
路(検出電圧発生回路)、39はゲート回路、4
1は第1の基準電圧発生回路、46はオペアン
プ、49は第2の基準電圧発生回路、51はオペ
アンプ(比較制御回路)、56はコンデンサ、6
0は検知回路、74は故障検知回路、である。
のであり、第1図は電気回路図、第2図は加熱感
知発熱体の斜視図、第3図は感熱体の斜視図、第
4図は要部のブロツク図、第5図及び第6図は電
気回路中の電圧又は電流波形を示す図、第7図は
本の他の実施例を示す第4図相当図である。 図面中、1は電気毛布本体、2は加熱感知発熱
線、2bは発熱線、3は感熱体、6はサイリスタ
(スイツチング素子)、15は分圧回路、16は直
流電源回路、23は同期回路、32は温度検出回
路(検出電圧発生回路)、39はゲート回路、4
1は第1の基準電圧発生回路、46はオペアン
プ、49は第2の基準電圧発生回路、51はオペ
アンプ(比較制御回路)、56はコンデンサ、6
0は検知回路、74は故障検知回路、である。
Claims (1)
- 1 発熱体を交流電源に同期した制御信号により
制御されるスイツチング素子で通断電制御するも
のにおいて、前記交流電源と同期して同期パルス
信号を出力する同期回路と、基準電圧発生回路
と、前記発熱体の温度を検知しその温度に応じた
検出電圧を出力する検出電圧発生回路と、この検
出電圧発生回路からの検出電圧と前記基準電圧発
生回路の基準電圧とを前記同期パルス信号に同期
して比較することによりパルス状の制御信号を出
力する比較制御回路と、この比較制御回路からの
パルス状の制御信号を前記スイツチング素子に与
えるコンデンサとを具備してなる温度制御回路の
安全装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57123415A JPS5914002A (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 温度制御回路の安全装置 |
GB08317899A GB2124411B (en) | 1982-07-02 | 1983-07-01 | Temperature control apparatus |
KR1019830003114A KR870001584B1 (ko) | 1982-07-14 | 1983-07-08 | 온도 제어회로의 안전장치 |
US06/728,460 US4598195A (en) | 1982-07-02 | 1985-05-01 | Safety temperature circuit including zero crossing detector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57123415A JPS5914002A (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 温度制御回路の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5914002A JPS5914002A (ja) | 1984-01-24 |
JPH0546075B2 true JPH0546075B2 (ja) | 1993-07-12 |
Family
ID=14859989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57123415A Granted JPS5914002A (ja) | 1982-07-02 | 1982-07-14 | 温度制御回路の安全装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914002A (ja) |
KR (1) | KR870001584B1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61280413A (ja) * | 1985-06-05 | 1986-12-11 | Res Inst For Prod Dev | 頭髪化粧料 |
JPH07122801B2 (ja) * | 1986-04-07 | 1995-12-25 | キヤノン株式会社 | 安全装置 |
JPS62283907A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-09 | Res Inst For Prod Dev | 皮膚化粧料 |
JP2527429B2 (ja) * | 1986-12-08 | 1996-08-21 | エーザイ株式会社 | 浴 剤 |
KR100397583B1 (ko) * | 2001-08-16 | 2003-09-13 | 주식회사 제이오텍 | 안전장치를 구비한 온도조절기 |
US10578674B2 (en) * | 2016-06-22 | 2020-03-03 | The Gillette Company Llc | Personal consumer product with thermal control circuitry diagnostics and methods thereof |
CN109857172B (zh) * | 2019-03-06 | 2021-01-19 | 大连理工大学 | 一种用于单电阻微热板的控温装置 |
-
1982
- 1982-07-14 JP JP57123415A patent/JPS5914002A/ja active Granted
-
1983
- 1983-07-08 KR KR1019830003114A patent/KR870001584B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5914002A (ja) | 1984-01-24 |
KR870001584B1 (ko) | 1987-09-04 |
KR840005572A (ko) | 1984-11-14 |
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