JP3277091B2 - 過電流保護装置 - Google Patents

過電流保護装置

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JP3277091B2
JP3277091B2 JP07174495A JP7174495A JP3277091B2 JP 3277091 B2 JP3277091 B2 JP 3277091B2 JP 07174495 A JP07174495 A JP 07174495A JP 7174495 A JP7174495 A JP 7174495A JP 3277091 B2 JP3277091 B2 JP 3277091B2
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    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
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    • H02H1/0007Details of emergency protective circuit arrangements concerning the detecting means
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/08Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current
    • H02H3/087Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current for dc applications

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  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動復帰式の過電流保
護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、遠隔操作を行う給湯器では、リ
モコンが給湯器本体側のリモコン接続端子に接続線を介
して接続されており、リモコンには接続線を経て直流電
力が供給される。又、給湯器本体- リモコン間でシリア
ル通信が行われ、接続線には直流電力の他、運転指令信
号及び運転状況信号が重畳される。
【0003】過電流保護対策を施していないと、接続線
の被覆損傷による短絡やリモコンの故障等により、接続
端子間が略短絡状態(低インピーダンス状態)になると
大電流が流れるので直流電源回路の部品が焼損してしま
う。
【0004】そこで、従来の技術(特開平6- 3270
54号公報)では、以下の様にして上記過電流を防止し
ている(図6参照)。接続線の接触等により、接続端子
901- 902間が短絡状態になると、電流検出用抵抗
903の端子電圧が上昇するため、コンパレータ904
の出力はHiからLoに変移し、トランジスタ905、
906がオフに切り替わる。その結果、接続端子901
- 902間にはバイパス抵抗907を介した電流のみ流
れる。
【0005】作業者が接続端子901- 902間の短絡
に気付いて正常に戻すと、コンパレータ904の出力は
LoからHiに変移し、トランジスタ905、906が
オンに切り替わり、接続端子901- 902間に再度、
正規の電圧が供給される様になる。尚、コンセントを抜
いたり、リセットスイッチを押して電源を一旦、オフに
して復帰させる短絡保護方式は、給湯器等に組み込む場
合は不便であるので、自動復帰式が適している。
【0006】従来の過電流保護装置Jにおいて、トラン
ジスタ906がオンの状態とオフの状態とでは、電流検
出用抵抗903を流れる電流が大幅に異なるため、トラ
ンジスタ906のオン状態・オフ状態によって基準電圧
Vを変更する必要がある。
【0007】この為、トランジスタ906がオンの時は
トランジスタ908をオンして、抵抗909と抵抗91
0とによる分圧電圧が基準電圧Vとして設定され、又、
トランジスタ906がオフの時はトランジスタ908を
オフして、(抵抗911+抵抗909)と抵抗910と
による分圧電圧が基準電圧Vとして設定される様に回路
構成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】リモコンの接続端子9
01- 902には、安定化電源が供給されており、リモ
コンが正しく接続されている場合は、安定化電源の出力
電圧は電流検出用抵抗903とリモコンに印加される。
【0009】従って、電流検出用抵抗903をリモコン
のインピーダンスに比べて大幅に小さくしないと、リモ
コンの接続端子901- 902間に加わる電圧が小さく
なり、消費電流の増減(表示ランプの点灯具合等)によ
り、接続端子901- 902間の電圧が大きく変動して
シリアル通信等に支障を来す。但し、余り抵抗値を小さ
くすると短絡検知ができなくなる。
【0010】具体的には、安定化電圧が12V、リモコ
ンのインピーダンスが30Ω程度とすると、電流検出用
抵抗903は1Ω程度が妥当である。又、接続端子90
1- 902間が短絡状態となってトランジスタ906が
オフした時にバイパス抵抗907{正確には、電流検出
用抵抗903+バイパス抵抗907}により電流を制限
する構成であるので抵抗値が大きい程、発熱量を少なく
する事ができる。しかし、トランジスタ906のオフ時
における短絡状態の判別の為に或る程度の負荷電流を流
す必要があるので、無制限に大きくできない。具体的に
は、バイパス抵抗907の抵抗値は330Ω(耐電力1
W)程度が好適である。
【0011】この様に、バイパス抵抗907に比べて電
流検出用抵抗903の抵抗値は非常に小さいので、トラ
ンジスタ906のオフ中にあっては、電流検出用抵抗9
03で検出される電圧は非常に小さな値となり、接続端
子901- 902間が、略短絡状態(低インピーダンス
状態)である場合と、正常状態である場合とでは、1Ω
程度の小抵抗値の電流検出用抵抗903の端子電圧は僅
かしか変化(数mV)しない。
【0012】電流検出用抵抗903の端子電圧は僅かし
か変化しないので、コンパレータ904の誤動作防止や
発振防止対策が必要であり、コンパレータ904に高感
度のものを採用し、オフセット調整を正確に行う必要が
ある。この為、オフセット調整に時間や手間がかかる。
基準電圧を切り替える回路が複雑であり、部品点数が多
い。この為、従来の過電流保護装置Jは、時間や手間が
かかり、部品代が高く付き、製造コストが高い。
【0013】本発明の目的は、過電流保護動作中の、半
導体スイッチ素子のオフ状態における接続端子間の状態
を、低コストで精度良く判別する事ができる過電流保護
装置の提供にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)半導体スイッチ、第一抵抗、及び電気負荷が繋が
る接続端子を直列に直流電源に電気接続し、第二抵抗と
第三抵抗を直列接続したものを前記半導体スイッチに並
列接続し、前記第二・第三抵抗の接続点- 第一抵抗接続
側の前記接続端子間の電圧値に基づいて前記半導体スイ
ッチの状態を切り替える過電流検出回路とを備える。
【0015】(2)半導体スイッチ、第一抵抗、及び電
気負荷が繋がる接続端子を直列に直流電源に電気接続
し、第二抵抗と第三抵抗を直列接続したものを前記半導
体スイッチに並列接続し、前記接続端子の電位を分圧す
る第一分圧回路と、前記第二抵抗と第三抵抗との接続点
の電位を分圧する第二分圧回路とを設け、前記半導体ス
イッチのオン状態において前記電気負荷の抵抗値が所定
値未満になると第二分圧電圧の方が第一分圧電圧より高
くなる様に定数を設定し、前記第一分圧電圧と第二分圧
電圧とを比較し、第二分圧電圧の方が第一分圧電圧より
高くなると前記半導体スイッチをオフ状態に切り替え、
第一分圧電圧の方が第二分圧電圧より高くなると前記半
導体スイッチをオン状態に切り替える過電流検出回路を
設けた。
【0016】(3)上記(1) 又は (2)の構成を有し、前
記直流電源は安定化電源回路であり、前記電気負荷は、
接続線を介して遠隔接続され、前記第一抵抗の抵抗値
で、前記半導体スイッチのオン状態における制限電流を
設定し、前記第一抵抗、第二抵抗、第三抵抗の合計抵抗
値でもって、前記半導体スイッチのオフ状態における制
限電流を設定する。
【0017】
【作用】
〔請求項1について;図3、4参照〕接続端子間の状態
が正常であると、第一抵抗による電圧降下が小さいの
で、第二・第三抵抗の接続点- 第一抵抗接続側の接続端
子間の電位差Eは低く、過電流検出回路は半導体スイッ
チ素子をオン状態に維持する{図4の(a)参照}。
【0018】半導体スイッチ素子のオン中に接続端子が
略短絡状態になると、第一抵抗による電圧降下が大きい
ので、第二・第三抵抗の接続点- 第一抵抗接続側の接続
端子間の電位差Eは高くなり、過電流検出回路は半導体
スイッチ素子をオフ状態に切り替える。
【0019】半導体スイッチ素子がオフ状態になると、
第二抵抗- 第三抵抗- 第一抵抗により接続端子側に流れ
る電流が制限される。この状態では、過電流検出回路
は、第二・第三抵抗の接続点- 第一抵抗接続側の接続端
子間の電位差Eに基づいて接続端子の状態を監視する
{図4の(b)参照}。
【0020】半導体スイッチ素子のオフ中に接続端子の
状態が正常に戻ると、第二・第三抵抗の接続点- 第一抵
抗接続側の接続端子間の電位差Eが低下するので、過電
流検出回路は半導体スイッチ素子をオン状態に切り替
え、過電流保護動作が解除される。
【0021】〔請求項2について;図2、図5参照〕電
気負荷の抵抗値が所定値を越えていると、第一分圧電圧
1 の方が第二分圧電圧V2 より高く、過電流検出回路
は半導体スイッチをオン状態に維持する。半導体スイッ
チ素子のオン中、過電流検出回路は、第一分圧電圧V1
と、第二分圧電圧V2 とを比較して接続端子の状態を監
視する{図2の(a)参照}。
【0022】接続端子側の抵抗値が所定値未満となる
と、第二分圧電圧V2 の方が第一分圧電圧V1 より高く
なり、過電流検出回路は半導体スイッチ素子をオフ状態
に切り替える。半導体スイッチ素子がオフ状態になる
と、第二抵抗- 第三抵抗- 第一抵抗により接続端子側に
流れる電流が制限される。この状態では、過電流検出回
路は、第一分圧電圧V1 と、第二分圧電圧V2 とに基づ
いて接続端子の状態を監視する{図2の(b)参照}。
【0023】半導体スイッチ素子のオフ中に接続端子の
状態が正常に戻ると、第一分圧電圧V1 の方が第二分圧
電圧V2 より高くなるので、過電流検出回路は半導体ス
イッチ素子をオン状態に切り替え、過電流保護動作が解
除される。
【0024】[請求項3について] 接続線を介して遠隔接続される電気負荷が、電源のリッ
プルで誤作動しない様に直流電源を安定化電源回路とす
る。第一抵抗の抵抗値で半導体スイッチのオン状態にお
ける制限電流を設定する。第一抵抗、第二抵抗、第三抵
抗の合計抵抗値でもって、半導体スイッチのオフ状態に
おける制限電流を設定する。
【0025】接続端子間が略短絡状態になった際の半導
体素子のオフ状態時における制限電流の大きさを、第
一、第二、第三抵抗の合計抵抗値でもって設定する。
【0026】
【発明の効果】
〔請求項1について〕接続端子間の状態が正常で半導体
スイッチ素子のオン状態時には、第一抵抗による電圧降
下に基づいて接続端子間の状態を監視し、接続端子間が
略短絡状態であって半導体スイッチ素子のオフ状態時に
は、第二抵抗、第三抵抗、第一抵抗の直列接続により負
荷電流を制限するとともに、(第三抵抗+第一抵抗)に
よる電圧降下に基づいて電気負荷の抵抗値を監視する構
成である。
【0027】これにより、負荷電流が制限される過電流
保護動作中{半導体スイッチ素子のオフ状態}において
電圧降下が顕著に現れ{第三抵抗+第一抵抗の為}、比
較的大きな電圧変化で電気負荷の抵抗値の監視を行う事
ができる。この為、過電流検出回路を簡単なものにする
事ができ、製造コストを低減する事ができる。
【0028】〔請求項2について〕接続端子間の状態が
正常(電気負荷が正常)で半導体スイッチがオンの場
合、第二分圧回路は、実質、第一抵抗の第三抵抗接続側
の電位を分圧し、又、第一分圧回路は接続端子の電位を
分圧し、過電流検出回路は、第一、第二分圧電圧を比較
して接続端子の状態を監視する構成である。
【0029】接続端子間の抵抗が所定値未満になって半
導体スイッチ素子がオフ状態になると、第二分圧回路
は、第二抵抗と第三抵抗の接続点の電位を分圧し、又、
第一分圧回路は接続端子の電位を分圧し、過電流検出回
路は、第一、第二分圧電圧を比較して接続端子の状態を
監視する構成である。
【0030】これにより、半導体スイッチ素子のオフ状
態(過電流保護動作中)において、接続端子の状態(負
荷電流の変化)を、比較的大きな、第一分圧電圧と第二
分圧電圧との電位差で検出する事ができる。この為、過
電流検出回路の回路構成を簡単にする事ができ、製造コ
ストを低減する事ができる。
【0031】[請求項3について] 直流電源が安定化電源であるので、接続線を介して遠隔
接続される電気負荷が、電源のリップルで誤作動しな
い。半導体スイッチのオン状態における制限電流を第一
抵抗の抵抗値で設定することができる。
【0032】第一、第二、第三抵抗の合計抵抗値でもっ
て制限電流の大きさを設定しているので、接続端子間が
略短絡状態になった場合において、負荷電流を適正値に
制限する事ができる。
【0033】
【実施例】本発明の一実施例(請求項2、3に対応)を
図1〜図2に基づいて説明する。過電流保護装置Aは、
パワートランジスタ1と、抵抗2、3、4と、過電流検
出回路5と、分圧回路6、7と、接続線80、80を介
してリモコン81を繋ぐ接続端子8、8とを有する。
【0034】パワートランジスタ1は、エミッタ11を
安定化電源回路(図示せず)のプラス電圧供給線101
(DC- 12V)に接続している。又、ベース12- エ
ミッタ11間に抵抗13を接続している。
【0035】抵抗2(例えば1Ω- 0.5W)は、本発
明の第一抵抗に相当し、一端21をパワートランジスタ
1のコレクタ14に接続し、他端22をインダクタ82
を介して接続端子8に電気接続している。抵抗3(例え
ば330Ω- 1W)は、本発明の第二抵抗に相当し、一
端31をパワートランジスタ1のエミッタ11及びプラ
ス電圧供給線101に接続している。抵抗4(例えば
4.7Ω)は、本発明の第三抵抗に相当し、一端41を
抵抗3の他端32に接続(接続点m)し、他端42をパ
ワートランジスタ1のコレクタ14に接続している。
【0036】過電流検出回路5は、比較器51と、抵抗
52、53と、抵抗52を介してパワートランジスタ1
を駆動する駆動用のトランジスタ54とにより構成され
る。比較器51の(+) 入力端511には分圧電圧V1
入力され、(-) 入力端512には分圧電圧V2 が入力さ
れる。又、比較器51の出力端子513は、トランジス
タ54のベース541、及び一端をプラス電圧供給線1
01に接続した抵抗53(例えば10kΩ)の他端に接
続されている。
【0037】分圧回路6は、一端611を抵抗2の他端
22に接続した抵抗61(例えば10kΩ)と、一端6
21を抵抗61の他端612に接続し、他端622をマ
イナス電圧供給線102に接続した抵抗62(例えば1
0kΩ)とにより構成され、抵抗61と抵抗62との接
続点60が(+) 入力端511に接続される。
【0038】分圧回路7は、一端711を、抵抗3、4
の接続点mに接続した抵抗71(例えば10kΩ)と、
一端721を抵抗71の他端712に接続し、他端72
2をマイナス電圧供給線102に接続した抵抗72(例
えば9.1kΩ)とにより構成され、抵抗71と抵抗7
2との接続点70が(-) 入力端512に接続される。
【0039】本実施例では、上記の様に分圧回路6、7
等の定数を上記の様に設定しているので、接続端子8、
8間のインピーダンスが約20.2Ω未満{負荷電流が
約0.57Aを越える}に低下すると、分圧電圧V1
分圧電圧V2 になる{下式参照}。
【0040】
【数1】 又、抵抗3、4、及び分圧回路6、7等の定数を上記の
様に設定しているので、過電流保護動作中に、接続端子
8、8間のインピーダンスが約115Ωを越える{負荷
電流が約27mA未満}と、分圧電圧V1 >分圧電圧V
2 になる{下式参照}。
【0041】
【数2】
【0042】接続端子8、8は、給湯器本体(図示せ
ず)に絶縁配設されたターミナルであり、リモコン81
を接続した接続線80、80(被覆ワイヤー)がねじ止
めされる。尚、接続端子8の他方(図示下側)は、イン
ダクタ82を介してマイナス電圧供給線102に電気接
続される。
【0043】インダクタ82、82は、接続端子8、8
に接続される給湯器本体側の通信回路(図示せず)が送
出する運転情報信号(図示せず)や、リモコン81が送
出する運転指令信号(図示せず)の、過電流保護装置A
側への侵入を防止するための高周波チョークコイル(数
mH)である。
【0044】リモコン81は、運転スイッチ、温度調節
スイッチ、及びLED等を具備し、給湯器本体と離れた
台所等に設置される。
【0045】つぎに、過電流保護装置Aの作動を説明す
る。リモコン81が正常であり、且つ接続線80- 80
間が短絡しておらず、接続端子8、8が正常状態{接続
端子8- 8間の抵抗値が約20.2Ωを越える}である
場合は、分圧電圧V1 >分圧電圧V2 となり、比較器5
1の出力がHi、トランジスタ54がオンとなるので、
パワートランジスタ1がオン状態を維持し、接続端子8
- 8間には正規の電圧(約12V)が印加される。この
状態では、接続線80- 80を介してリモコン81に作
動電圧が供給されるとともに、給湯器本体- リモコン8
1間で双方向通信が行われる。
【0046】トランジスタ1がオン状態中に接続端子
8、8が異常状態{リモコン81の異常や接続線80の
短絡}となり、接続端子8- 8間の抵抗値が約20.2
Ω未満になると、分圧電圧V1 <分圧電圧V2 となり、
比較器51の出力がLo、トランジスタ54がオフとな
るので、パワートランジスタ1がオフ状態に切り替わ
り、過電流保護動作に移行する。この状態では、負荷電
流が最大約36mA(接続端子8- 8短絡時)に制限さ
れ、リモコン81への作動電圧が低下し、給湯器本体-
リモコン81間の双方向通信は停止する。
【0047】過電流保護動作中に接続端子8、8間の状
態が正常に戻る{接続端子8- 8間の抵抗値が約115
Ωを越える}と、分圧電圧V1 >分圧電圧V2 となり、
比較器51の出力がHi、トランジスタ54がオンとな
るので、パワートランジスタ1がオン状態に切り替わ
り、接続端子8- 8間に正規の電圧(約12V)が復帰
する。そして、リモコン81へ作動電圧が印加されると
ともに、給湯器本体- リモコン81間で双方向通信が再
開される。
【0048】つぎに、本実施例の過電流保護装置Aの利
点を述べる。 〔ア〕パワートランジスタ1がオフ状態となる過電流保
護動作中は、335.7Ω{第二抵抗(3)+第三抵抗
(4)+第一抵抗(2)}の抵抗により電流が最大約3
6mAに制限されるが、図2の(b)に示す様に、接続
端子8- 8間の抵抗値を検出する為の抵抗が、1Ω{第
一抵抗(2)のみ}から5.7Ω{第三抵抗(4)+第
一抵抗(2)}に切り替わっているので、比較的大きな
分圧電圧V 1 、V2 の電圧変化でもって接続端子8- 8
間の抵抗値を監視する事ができる。
【0049】この為、比較器51のオフセット調節及び
経時変化によるオフセットずれについて著しく注意を払
う必要がない。又、抵抗2、61、62、71、72等
を著しく高精度にする必要がない。よって、調整に手間
や時間がかからないとともに、抵抗を選別して組み付け
る必要がないので、製造コストを低減する事ができる。
【0050】〔イ〕抵抗3、4を直列接続したものを、
過電流保護動作中に導通(オン)状態となるパワートラ
ンジスタ1に並列接続する構成である。この為、分圧回
路7の電圧切り替え、及び接続端子8- 8間の抵抗値検
出用の抵抗を切り替える為の回路を別途に設ける必要が
無い。この為、部品点数が少なく済み、製造コストを低
減できる。
【0051】〔ウ〕過電流保護装置Aは、接続線80、
80の被覆損傷による短絡やリモコン81の故障等によ
り、接続端子8- 8間が略短絡状態になると、過電流検
出回路5が作動してパワートランジスタ1をオフ状態に
する。そして、接続線80、80の短絡やリモコン81
の故障を直して接続端子8- 8間が正常に戻ると、接続
端子8- 8間に自動的に正規の電圧が供給される様にな
る構成である。
【0052】この為、接続端子8- 8間が略短絡状態に
なっても、安定化電源回路(図示せず)やインダクタ8
2、82が焼損する虞が無い。又、接続端子8- 8間の
インピーダンスが正常に戻ると過電流保護動作が自動的
に解除されるので、電源を一旦落としたりリセットスイ
ッチを押す必要が無いので、リモコン81を用いる給湯
器システムに好適である。
【0053】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.過電流検出回路が、第二・第三抵抗の接続点- 第一
抵抗接続側の接続端子間の電位差Eを直接検出する構成
であっても良い(請求項1に対応)。この場合、半導体
スイッチをオンからオフに切り替える時の電圧Eと、オ
フからオンに切り替える時の電圧Eとが異なっても良
い。
【0054】b.電気負荷として、リモコン81以外に
インターホン等の、直流電源で作動する電気器具を接続
しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る過電流保護装置の電気
回路図である。
【図2】(a)はその過電流保護装置の、パワートラン
ジスタオン時における各抵抗の実質的な接続具合を示す
回路図であり、(b)はパワートランジスタオフ時にお
ける各抵抗の実質的な接続具合を示す回路図である。
【図3】請求項1の構成を示す過電流保護装置の原理図
である。
【図4】(a)は請求項1の構成を示す過電流保護装置
の、パワートランジスタオン時における各抵抗の実質的
な接続具合を示す回路図であり、(b)はパワートラン
ジスタオフ時における各抵抗の実質的な接続具合を示す
回路図である。
【図5】請求項2の構成を示す過電流保護装置の原理図
である。
【図6】従来技術に係る過電流保護装置の原理図であ
る。
【符号の説明】
1 パワートランジスタ(半導体スイッチ) 2 抵抗(第一抵抗) 3 抵抗(第二抵抗) 4 抵抗(第三抵抗) 5 過電流検出回路 6 分圧回路(第一分圧回路) 7 分圧回路(第二分圧回路) 8 接続端子 80 接続線 81 リモコン(電気負荷) 101 プラス電圧供給線(直流電源、安定化電源回
路) 102 マイナス電圧供給線(直流電源、安定化電源回
路) E 電圧値 m 接続点 V1 第一分圧電圧 V2 第二分圧電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−50020(JP,A) 特開 平6−327054(JP,A) 実開 昭52−141143(JP,U) 実開 昭52−121624(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16 H03J 9/00 - 9/06 H02H 9/02 H02J 1/00 309 G05F 1/56 320

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体スイッチ、第一抵抗、及び電気負
    荷が繋がる接続端子を直列に直流電源に電気接続し、 第二抵抗と第三抵抗を直列接続したものを前記半導体ス
    イッチに並列接続し、 前記第二・第三抵抗の接続点- 第一抵抗接続側の前記接
    続端子間の電圧値に基づいて前記半導体スイッチの状態
    を切り替える過電流検出回路とを備える過電流保護装
    置。
  2. 【請求項2】 半導体スイッチ、第一抵抗、及び電気負
    荷が繋がる接続端子を直列に直流電源に電気接続し、 第二抵抗と第三抵抗を直列接続したものを前記半導体ス
    イッチに並列接続し、 前記接続端子の電位を分圧する第一分圧回路と、前記第
    二抵抗と第三抵抗との接続点の電位を分圧する第二分圧
    回路とを設け、 前記半導体スイッチのオン状態において前記電気負荷の
    抵抗値が所定値未満になると第二分圧電圧の方が第一分
    圧電圧より高くなる様に定数を設定し、 前記第一分圧電圧と第二分圧電圧とを比較し、第二分圧
    電圧の方が第一分圧電圧より高くなると前記半導体スイ
    ッチをオフ状態に切り替え、第一分圧電圧の方が第二分
    圧電圧より高くなると前記半導体スイッチをオン状態に
    切り替える過電流検出回路を設けた過電流保護装置。
  3. 【請求項3】 前記直流電源は安定化電源回路であり、 前記電気負荷は、接続線を介して遠隔接続され、前記第一抵抗の抵抗値で、前記半導体スイッチのオン状
    態における制限電流を設定し、 前記第一抵抗、第二抵抗、第三抵抗の合計抵抗値でもっ
    て、前記半導体スイッチのオフ状態における制限電流を
    設定する、 請求項1又は請求項2記載の過電流保護装
    置。
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