JP2551674B2 - 電力供給装置 - Google Patents

電力供給装置

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JP2551674B2 JP1334170A JP33417089A JP2551674B2 JP 2551674 B2 JP2551674 B2 JP 2551674B2 JP 1334170 A JP1334170 A JP 1334170A JP 33417089 A JP33417089 A JP 33417089A JP 2551674 B2 JP2551674 B2 JP 2551674B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [概要] LSI、プリント板などの負荷を過電圧から確実に保護
できる電力供給装置に関し、 給電線を介して負荷に給電する装置において、給電線
・リモートセンス線の障害を確実に検出できる電力供給
装置を提供することを目的とし、 電源装置から給電線を介して負荷を給電し、該負荷の
両端の電圧を取り込み、同電圧が規格値より過大または
過小となったことを電源装置において監視・補正するた
めのリモートセンス線を付加と電源装置間に接続してい
る電力供給装置において、前記リモートセンス線の負荷
側接続端子に一方端を供給接続し、他方端を電源装置と
接続する電圧監視線と、該電圧監視線により負荷電源端
子の両端の電圧が所定範囲よりも高くなったこと及び低
くなったことを検出して出力信号を送出する電圧検出回
路とを具備し、該電圧検出回路の出力により負荷への電
力供給を遮断することで構成する。
[産業上の利用分野] 本発明はLSI、プリント板などの負荷を過電圧から確
実に保護できる電力供給装置に関する。
負荷における電圧を安定化させるためにリモートセン
ス線を接続して電源電圧を制御しているが、それが断線
などの接続障害を起こすと負荷への供給電圧が異常とな
り、負荷を破壊することがあった。
負荷へ安定な電力を供給することが出来て、リモート
センス線に障害が起きても、簡易確実に負荷を保護でき
る技術を開発することが要望された。
[従来の技術] 負荷に数十Aオーダの大電流を供給するときは、給電
線の直流抵抗値が小さくても電圧降下を起こすから、供
給電圧源の端子電圧は負荷の両端の電圧より高目に設定
している。また負荷が高密度化されるようなLSIの場合
は、印加電圧が規格値より高いことがあると素子の破壊
につながることとなる。そのため負荷の電圧供給端子に
おける両端電圧を電源側において監視することが実行さ
れている。第3図はその接続図である。第3図におい
て、1は電源装置、2は負荷、3は電力供給線、4はリ
モートセンス線、5は電源装置内の電圧判断部、6は電
源装置内の電圧制御部、7は整流電源部、1−1,1−2
は電源装置の端子、1−3,1−4はリモートセンス線の
取り込み端子、2−1,2−2は負荷の電源端子を示す。
リモートセンス線4により負荷2の電源端子2−1,2−
2の電圧を電源装置内において監視し、負荷2の両端の
電子が規格値より過大または過小となったとき、端子1
−3,1−4の電圧変化として取り込む。電圧判断部5に
おいて判断し、電圧制御部6において規格値電圧が得ら
れるように制御し、端子1−1,1−2からの供給電圧を
変化させる。若しリモートセンス線4が断線するなど開
放状態の故障となると、リモートセンス線取り込み端子
1−3,1−4間の電圧が零となり、負荷の端子2−1,2−
2間の電圧が低下と判断される。電源装置1はその動作
定格値一杯の高電圧を供給するため、忽ち負荷2が破壊
される。
その不都合を改善するため、第4図に示す回路が研究
された。第4図において、8−1,8−2は結合抵抗であ
って、端子1−1と1−3、1−2と1−4とをそれぞ
れ結んでいる。リモートセンス線4が断線したときな
ど、端子1−1,1−2の供給電圧が端子1−3,1−4に印
加されるので、電源装置1の異常動作は起こらない。
[発明が解決しようとする課題] 第3図・第4図に示すリモートセンス線を採用しない
とき、負荷の電源端子2−1,2−2間の電圧は負荷電流
の大小により不安定となる。第3図の回路を採用する
と、リモートセンス線が開放故障のとき、過電圧が負荷
に印加される。第4図の回路によると、リモートセンス
線が開放故障のとき給電線3を流れる負荷電流により生
じた電圧降下のための負荷の端子2−1,2−2の電圧は
不足となっても、電源装置1はあたかも正常に動作して
いると判断したままで、負荷2には正常な電圧が供給出
来ないという欠点が生じた。
本発明の目的は前述の欠点を改善し、給電線を介して
負荷に給電する装置において、給電線・リモートセンス
線の障害を確実に検出できる電力供給装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の原理構成を示す図である。第1図に
おいて、1は電源装置、2は負荷、3は給電線、4はリ
モートセンス線、9は電圧監視線、10は電圧検出回路1
−5,1−6は電圧監視線9の電源装置側の端子を示す。
電源装置1から給電線3を介して負荷2に給電し、該
負荷2の両端の電圧を取り込み、同電圧が規格値より過
大または過小となったことを電源装置1において監視・
補正するためのリモートセンス線4を負荷2と電源装置
1間に接続している電力供給装置において、本発明は下
記の構成としている。即ち、 前記リモートセンス線4の負荷側接続端子2−1,2−
2に一方端を供給接続し、他方端を電源装置1と接続す
る電圧監視線9と、前記電圧監視線9により負荷2電源
端子の両端の電圧が所定範囲よりも高くなったこと及び
低くなったことを検出して出力信号を送出する電圧検出
回路10とを具備し、該電圧検出回路10の出力により負荷
2への電力供給を遮断することで構成する。
[作用] 電圧監視線9が負荷電源端子2−1,2−2の両端の電
圧を端子1−5,1−6を介して電圧検出回路10に接続し
ているから、リモートセンス線4の断線・給電線3に故
障が生じて、負荷端子の電圧が所定範囲よりも高く及び
低くなったという変化が生じるとそれを検出できる。そ
のため電源装置1の出力を断にすれば良い。また電圧監
視線9自身が断線した場合も検出回路10が動作して出力
断とすることが出来る。
[実施例] 第2図は本発明の実施例として第1図中の電圧検出回
路10の構成を具体的に示す図である。第2図において、
1−5,1−6は電圧監視線9の電源装置側端子、11は差
動増幅器、12−1,12−2は電圧比較器、13−1,13−2は
基準電圧源、14はオア演算回路、15は出力信号端子を示
す。端子1−5,1−6からの電圧は、正・負があるため
端子間電圧を測定するために差動増幅器11を使用する。
端子間電圧が正常値に対して大小の所定範囲内にあるか
どうかを電圧比較器12と基準電圧源13とで判断する。例
えば正常値に対して+5%,−5%の範囲内かどうかで
あり、負荷2の電流・給電線3の線路抵抗を考慮して、
給電線3・リモートセンス線4の断線故障を検出できる
値を選定する。
基準電圧源13については、1個の正常値(基準電圧)
を演算増幅器により増幅減衰させて得ることも出来る。
更に負荷2の端子2−1,2−2間の電圧が固定ではなく
可変値であれば、前述の電圧比較器12への比較電圧も可
変とする必要がある。
電圧比較器12−1,12−2の動作によりその出力が生じ
たとき、何れか一方がオア回路14を介して端子15に達す
る。そのため端子15からアラームを表示し、また電源装
置1の端子1−1,1−2への回路を切断して、負荷2に
異常電圧が印加されないようにする。
[発明の効果] このようにして本発明によると、リモートセンス線ま
たは電圧監視線が断線したとき、負荷に流れる電流によ
って、負荷入力端子の電圧が低下したこときも正常状態
と誤認することがなくなり、負荷に対する電源電圧を安
定化することが出来る。また給電線・リモートセンス線
の断線故障を早く的確に検出することも出来る。そのた
め、負荷に異常電圧を印加して破壊されることを容易に
防止出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成を示す図、 第2図は本発明の実施例として電圧検出回路の構成を示
す図、 第3図・第4図は従来の電力供給装置の構成を示す図で
ある。 1……電源装置、2……負荷 3……給電線、4……リモートセンス線 9……電圧監視線 10……電圧検出回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源装置から給電線を介して負荷に給電
    し、該負荷の両端の電圧を取り込み、同電圧が規格値よ
    り過大または過小となったことを電源装置において監視
    ・補正するためのリモートセンス線を負荷と電源装置間
    に接続している電力供給装置において、 前記リモートセンス線の負荷側接続端子に一方端を供給
    接続し、他方端を電源装置と接続する電圧監視線と、 前記電圧監視線により負荷の電源端子の両端の電圧が所
    定範囲よりも高くなったこと及び低くなったことを検出
    して出力信号を送出する電圧検出回路とを具備し、 該電圧検出回路の出力により負荷への電力供給を遮断す
    ること、 を特徴とする電力供給装置。
JP1334170A 1989-12-22 1989-12-22 電力供給装置 Expired - Fee Related JP2551674B2 (ja)

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