JPS6034962B2 - エチレンとプロピレンのエラストマ−状共重合体およびその製造方法 - Google Patents

エチレンとプロピレンのエラストマ−状共重合体およびその製造方法

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JPS6034962B2
JPS6034962B2 JP55091588A JP9158880A JPS6034962B2 JP S6034962 B2 JPS6034962 B2 JP S6034962B2 JP 55091588 A JP55091588 A JP 55091588A JP 9158880 A JP9158880 A JP 9158880A JP S6034962 B2 JPS6034962 B2 JP S6034962B2
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propylene
ethylene
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/16Copolymers of ethene with alpha-alkenes, e.g. EP rubbers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S526/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアイソタクチツクボリブロピレン組成物の製造
に用いることのできるエチレンとプロピレンのェラスト
マー状共重合体に関する。
25qoより低温におけるアイソタクチックポリプロピ
レンの衝撃強さを増大させるために、低結晶化度のエチ
レンとプ。
ピレンの共重合体のようなエラストマ−をアイソタチツ
クポリプロピレンと混合することが知られている。一般
に30から6の重量%までのプロピレンを含む前言己の
種類の共重合体はエチレンとプロピレンの混合物を、多
くの場合オキシ塩化バナジウムのようなバナジウム化合
物を含む立体特異性の低い触媒系と接触して重合させる
ことによって製造される。しかしながら得られる組成物
が環境温度付近およびそれ以上においてなお十分な機械
的性質を確実に有するためには、前記のエチレンとプロ
ピレンの共重合体は比較的少割合したポリプロピレンと
混合できない。このことによってこのような組成物の低
温衝撃強さは満足な値に達しないという結果になる。こ
の欠点を改善するために、アィソタクチックボリプロピ
レンと前記の共重合体の組成物に、一般に混合物の5か
ら15重量%までの割合で高密度ポリエチレンを加える
ことが一般に行われている。しかしながら小害9合であ
っても組成物中にポリエチレンが存在すると90こCよ
り高温においてこの組成物の機械的性質が劣化する結果
になる。このことは特に一層低い荷重変形温度によって
示される。既知のエチレンとプロピレンの共重合体とは
異なる特定のミクロ構造および低結晶度を有する新しい
エチレンとプロピレンの英重合体が今や見いだされた。
このような共重合体は特に、すぐれたアィソタクチツク
ポリブロピレン組成物の製造に用いることができる。本
発明はエチレンから誘導された単位の重量割合が34か
ら67%までであり、プロピレンから誘導された単位の
重量割合(Pr)が33から66%までである、エチレ
ンとプロピレンのヱラストマー状共重合体において、プ
ロピレンから誘導された単位の少なくとも60%が少な
くとも3個の連続単位の順序に配置され、そして一定の
熱処理後に測定し、解融ェンタルピーで表した結晶化度
が15cal/夕(1夕に基づいたカロリー)より低い
ことを特徴とする、エチレンとプロピレンのェラストマ
ー状共重合体に関する。
本発明による共重合体中のプロピレンから譲導された単
位に関する重量割合(Pr)は約200qoにおいて溶
融共重合体のシートについて720仇‐1および115
0肌‐1の波数における赤外分光光度法によって測定さ
れる。
この方法はTh.Wssl(DieNねkromo l
eCular chemie XLII−1一10一1
960、pl)によって記憶された方法から誘導される
。本発明の共重合体では、エチレンから生成した単位の
重量割合が45から60%までであり、プロピレンから
誘導された単位の重量割合(Pr)は40から55%ま
でであるのが好ましい。一般に、エチレンとプロピレン
の共重合体は、エチレンから誘導された単位の場合水素
のみが固定された炭素原子鎖を含み、プロピレンから誘
導された単位の場合は水素原子およびメチル基が固定さ
れた炭素原子鎖を含むことが知られている。この鎖はエ
チレンから誘導された単位およびプロピレンから謙導さ
れた単位のランダムな連続から生成することができる。
これは実際にはエチレンとプロピレンの混合物を、有機
アルミニウム化合物と共に四塩化バナジウムのような立
体特異性の低い触媒系と接触して重合させることによっ
て製造される既知の低結晶化度の共重合体の場合である
。溶融状態においてこのような共重合体の赤外分光光度
法試験により、プロピレンから誘導された単位は大部分
プロピレンから生成した1単位または2個の連続単位を
含む分離した結合および対結合の形で分布し、他方プロ
ピレンから誘導され少なくとも3個の連続単位によって
形成した連鎖は比較的少割合で存在することが認められ
ている。これに対して、プロピレンから誘導された3個
の連続単位の連鎖は少なくとも60%のプロピレンから
譲導された単位を意味するので、本発明の共重合体は前
記の英重合体とは全く異なったミクロ構造を有する。こ
のことは分離した結合および対結合は40%より少なく
、一般的には5から25%までのプロピレンから誘導さ
れた単位を示すにすぎないことを意味する。この共重合
体のミクロ構造の解析は実施例1に開示された方法によ
り、900から105ルネ‐1までの波数の赤外線の範
囲内において約200qoの温度の溶融共重合体の赤外
分光光度法によって行う。
プロピレンから誘導された少なくとも3個の連続単位鎖
が本発明の共重合体中に優位に存在することから、共重
合体の構造中に結晶性ポリプロピレン鎖が存在すること
を確信することができる。しかしながら、驚くべきこと
に、これらの共重合体中においては、ポリプロピン型の
結晶化度は低く、そして多くの場合、10%より低いこ
とが分かった。ポリプロピレン型の結晶化度は実施例1
に開示された条件下で共重合体のシートについて973
cの‐1、998cの‐1、および842弧‐1の波数
において赤外分光光度法によって測定する。前記の測定
において、波数は肌で表される波長の逆数に等しい。
‐ポリプロピレンによる結晶化度に関する結果によって
、示差熱分析によって評価した本発明の英重合体の全結
晶化度もまた低いことが認められた。
示差熱分析によって、共重合体1夕を溶融するに必要な
熱量に相当する、共重合体の融解ェンタルピーを測定す
ることができる。この熱量は重合体の構造が一層高度に
排列すると比例して増加するので、前記の熱量は重合体
の空間配列と関連がある。従って、実施例1に記載の測
定条件下において、規則的な空間配列を有する高密度ポ
リエチレンの融解ヱンタルピーは約5&al′夕(1の
こ基づいたカロリー)であり、一方同一条件下において
、また規則的空間配列を有するアィソタクチツクポリプ
ロピレンの融解ェンタピーは少なくとも3比al′夕で
ある。従って、これらのホモポリマーの融解ェンタルピ
ーに関して、本発明の共重合体の空間配列の規則性の程
度、およびその結果としてそれらの相対的結晶化度を評
価することができる。事実、本発明の英重合体は、実施
例1に記載の測定条件下において、15cal/のこ等
しいかまたはそれ以下、そして多くの場合5からloc
al/夕までの融解ェンタルピーの水準を有することが
認められる。本発明の共重合体を一定の構造に余り厳し
く限定することは望まずに、前記の分析結果の一貫性に
よって、プロピレンから誘導された単位は大部分それ自
身規則的であるが相当に短く、そして固体状態において
共重合体が高度に排列した空間配列を有しないように共
重合体中にランダムに分布しているという仮説を引き出
すことができる。
本発明の共重合体は1種またはそれ以上の固体チタン化
合物および元素の周期表0族およびm族の金属の1種ま
たはそれ以上の有機金属化合物を含む触媒系の存在下に
エチレンおよびプロピレンを重合することによって有利
に製造される。本発明の共重合体の製造を用いることの
できる触媒系はエチレンおよびプロピレンを同機の速度
で重合できる系から選ばれる。この触媒系の動力学的性
質はエチレンとプロピレンの共重合体の製造において、
エチレンおよびプロピレンの重合の相対速度に関し、単
量体について重合煤質の組成を生成する共重合体の組成
と比較することによって評価される。従って、使用する
触媒系は共重合体の組成が単量体の混合物の組成に近い
ように選ばれるのが好ましい。さらに、驚くべきことに
、欠点なしに、この触媒系はプロピレン単独の重合にお
いて沸とうnーヘプタン中に不落の生成ポリプロピレン
の割合によって測定される立体特異性が高く、高度の触
媒系においては前記のポリプロピレンの割合は95%お
よびそれ以上に達することができることが分った。好ま
しい触媒系は−10乃至80qoの温度において、有機
アルミニウム化合物によって四塩化チタンを還元し、次
いで得られる沈殿を150℃に達し得る温度において数
分乃至数時間加熱することによって生成する1種または
それ以上のチタン化合物を含む。
この、製造操作は好ましくは電子供与体化合物の存在下
に行ない、または次いで式R′OR″ (式中、R′およびR″は2から5個までの炭素原子を
有するアルキル基)を有する脂肪族エーテルのような電
子供与体化合物によって処理する。
このようなチタン化合物は特に両者共、本出願人の名儀
の、それぞれ1970王2月3日および1977年2月
23日付のフランス特許出願番号第7602898およ
び第770526叫号明細書によって製造することがで
きる。周期表のロ族またはm族の金属の有機金属化合物
として、平均式NRXZ(3‐x) (式中、Rは2から12個までの炭素原子を有するアル
キル基、Zは水素原子または塩素または臭素のようなハ
ロゲン、×は1から3までの任意の値であり得る整数ま
たは分数を示す)を有する1種またはそれ以上の有機ア
ルミニウム化合物を含む。
これらの有機金属化合物は有機金属化合物の0族および
m族の金属対チタン化合物のチタンの原子比が1から5
0までであるような量で有利に用いられる。触媒系の成
分は異なった方法で用いることができる。
このチタン化合物は重合反応容器中に直接に、または固
体粒子を含む担体と共に、あるいは液体希釈剤の存在ま
たは不存在下および前記に定義した触媒系の存在下にエ
チレン単独、プロピレン単独またはエチレンとプロピレ
ンの混合物をあらかじめ重合体することによって生成さ
れたプレポリマーの形で導入することができる。
このプレポリマーは触媒中のチタンの1グラム原子に基
づいて1000から5000モルまでのオレフィンの重
合によって製造でき、従って用いるプレポリマーの量は
最終的に生成する共重合体の性者が実質的に変化しない
ように前記生成共重合体の量に関して低い。周期表0族
およびm族の金属の有機金属化合物または複数の有機金
属化合物もまた車合応容器中に直接導入できる。これら
の化合物はまた前もってこのような化合物をもつて含浸
された多孔性担体の形で用いることができる。この場合
、多孔性坦体は有機または無機性の固体粒子によって生
成してもよく、または前項に記載したプレポリマーによ
って生成してもよい。一般に重合は40バールより低い
圧力、40から90℃まで、好ましくは50から80o
0までの温度で行われる。
この操作は単量体のエチレンとプロピレン、およびまた
触媒系の成分を例えばプロピレンおよび(または)飽和
脂肪山族炭化水素を含む液体希釈剤の不存在または存在
下に一緒にすることによって行うことができる。重合は
、希釈剤不存在下にガス状態の単量体を生成中の共重合
体の固体粒子および触媒系の成分と、多分粒状担体、ま
たはプレポリマーと共に直接に接触させることによって
行うことが好ましい。この操作は生成中の共重合体粒子
の流動層にガス状態の単体を循環させることによって有
利に行われる。さらに、重合は、一般に水素を含みそし
てその割合は重合媒質中のオレフィンに関して1から2
0%までである連鎖成長制限剤の存在下に行うことがで
き、それによって所望の平均分子量を有する共重合体を
生成する。前記の特性を有する共重合体を生成するため
に、車合媒質中に存在するエチレン量対プロピレン量の
比を重合操作中実質的に一定量に保たせるのが好ましい
この条件は、一方では重合媒質中のエチレンとプロピレ
ンについて濃度の比を測定する濃度計を含み、そして他
方互に依存してしかも濃度計によって制御され、反応2
室器中にエチレンおよびプ。ピレンを導入する手段を含
む装置によって達成できる。本発明の共重合体は25℃
より低い温度において大きい衝撃強さを有するアイソタ
クチツクポリプロピレン組成物の製造に用いることがで
きる。
このような組成物は最初に150乃至200qoの温度
において7の重量部まで、好ましくは5から5の重量部
までの葵重合体と10の重量部のァィソタクチックポリ
ブロピレンを密に混合することによって製造される。粉
末または粒子形のアィソタクチックポリプロピレンと共
重合体から出発して、この混合操作は練和機のようなせ
ん断効果を有するミキサー、カレンダーまたは1軸スク
リューまたは2鞠スクリュー押出機中において適当行わ
れる。この操作は1個またはそれ以上の流路中において
行うことができ、またその前に単純な混合工程を先行さ
せてもよい。この操作の間、従来の安定剤のような添加
剤を混合物に添加してもよい。得られる組成物は高水準
の衝撃強さを有する既知のポリプロピレン組成物よりも
すぐれた性質を有する。
実施例6、比較例C3およびC4に記載のように、本発
明の共重合体を含む組成物は25℃より低温において同
一弾性率の既知の共重合体を含む組成物よりも極めて高
いシャルピー衝撃強さを有する。なお同一弾性率におい
て、本発明による共重合体を含む組成物は90q0によ
り高温において、高密度ポリエチレンをも含む既知の組
成物よりも高いピカ一温度および荷重変形温度を有する
。もっともらしい仮説に基づいて、これらの性質はこの
組成物に衝撃強さ特性を与えるが、アィソタクチックポ
リプロピレンの結晶性マトリックスとの一層良好な相溶
性の程度を有する本発明を有する本発明の共重合体の特
定のミクロ構造から生じるであろう。
このことは従って一層良好な物理的および機械的性質を
有する組成物の成分についてのすぐれた凝集によって示
される。ガス状態におけるオレフインの直接重合によっ
て生成される本発明の共重合体はさらに長所を有する。
この共重合体はアィソタクチツクポリプロピレンとの密
な混合を増大させる粉末の形で生成する。これに対して
、既知の共重合体には一般にアィソタクチックプポリプ
ロピレンと混合される前に摩砕されるゴム塊状の形で生
成する。この摩砕にもかかわらず、このような共重合体
から均質な混合物を生成するのは困難である。実施例
1 1一1 共重合体の製造 1一1‘a’触媒チタン化合物の製造 380夕(2モル)の四塩化チタン、120の‘の無水
nーヘプタン、および27夕(170ミリモル)のジィ
ソアミルェーテルをステンレス鋼製1その反応容器中に
導入する。
この混合物をかくはん状態で35ooの温度に加熱し、
次いで180の上のn−へブタン中に溶解した30夕(
250ミリモル)のジェチルアルミニウムクロライドお
よび70夕(440ミリモル)のジィソアミルェーテル
の混合物を前記混合物に一定の速度において4時間で導
入した。得られた沈殿を350において1時間、次いで
65℃において2時間かくはん状態に保つ。固体チタン
化合物を6yoにおいて500泌のn−へブタンと混合
し、デカンテーショソすることによって5回洗浄する。
この化合物をn−へブタン中に保存し、空気および水分
から保護する。1−1‘bー プレポリマーの製造 nーヘブタン中のモル液中の4.1夕(34ミリモル)
のジェチルアルミニウムクロラィドおよび前記{刈こお
いて製造した11.4ミリグラム原子のチタンに相当す
る量のチタン化合物の懸濁液を60℃において2その無
水nーヘプタンを含む5その反応容器中に導入する。
かくはんしながら、煤質を60qoの温度に保ち、プロ
ピレンを200夕/hの一定流量で4時間15分に導入
する。
環境温度に冷却されている生成するプレポリマーの懸濁
液に、n−へブタンの溶液中16.7夕(45.6ミリ
モル)のトリーn一オクチルアルミニウムを真空下に加
える。この結果ばら−すみれ色の、900夕の流動性プ
レポリマー粉末を生じ、窒素中に保存して、空気および
水分から保護する。1−1【cー 共重合体の生成 直径15弧の、重合中の粉末形の3.6kgの重合体を
含有する流動層反応容器中において英重合を行つo反応
容器から流出する、20バールの圧力において6舷容量
%のエチレンと4庇容量%のブロピレンの混合物を含む
、流動化ガスを送風機によって再循環する。
これらの、ガスの組成および圧力は重合中に消費された
量に等しい量の単量体を加えることによって一定値に保
たれる。流入ガスの温度を制御することによって流動層
は65qoの温度に保たれる。
この反応容器に8.5タ′hの流量で、前記1−1‘b
}において製造したプレポリマーを供給し、毎時生産速
度は600タ′hの共重合体で安定であり、この共重合
体は層の高さを実質的に一定に保つために10分ごとに
100夕/hの流量で反応容器から除かれる。
生成した粉末は粘着性でなく、その比重は0.36夕/
めで平均粒度は800ミクロンである。この粉末は8p
pmのチタンを含有する。1一2 物理分析 プロピレンから誘導された単位の割合 厚さ約200ミクロンの共重合体フィルムの黄鋼支持部
材またはチョツクによって200ミクロンの間隔に保た
れている2べレットの臭化カリウムの間に配置する。
この集合体を22ず0の温度の加熱フロック中に置く。
この温度を10分保ち、次いでこの集合体を加熱ブロッ
クと共にPERKIN−ELMER赤外分光光度計モデ
ル521に移して、225℃に保つ。720弧‐1およ
び1150肌‐1における光学濃度D,およびD2を測
定する。
プロピレン(Pr)から誘導された単位の割合36%は
線図または計算盤によって求める。ポリプロピレン型の
結晶化度 この方法はQUYNNおよび同僚のJoumalofA
ppliedPolMmer Science Vol
.0.No.5pp.166〜173(1959)によ
って記載されている方法に基づいている。
厚さ約150ミクロンのフィルムを130℃において窒
素中で、1時間再加熱し、次いで極めて徐々に25oo
に冷却する。この、フィルムを800と1050伽‐1
の間でPERKm−ELMER赤外分光光度計モデル5
21によって試験する。842肌‐1、998伽‐1お
よび973弧‐1において測定した光学濃度を用い、そ
して線図または計算盤によって、結晶性構造中に占めた
プロピレンから誘導された単位の評価する。
実施例1の試料の場合、前記の割合は3%で全結晶化度
約1%に相当する。プロピレンから誘導された単位の分
布 この分析操作はプロピレンから誘導された単位の割合の
定量と同一の共重合体試料および装置を用いて行う。
900および1050弧‐1の間の先外線の領域におい
て記録したスペクトルは単一のプロピレンから誘導され
た単一の分離された結合に相当する939肌‐1のバン
ドおよび2個の連続したプロピレンから誘導された単位
の対結合に相当する955弧‐1のバンドを示すことが
できるデンボリユーション法(deconvoluti
onme仇od)と呼ばれる方法を用いて計算機によっ
て解析する。
分光分析は前記の方法において生じるバンドの高さの測
定から出発して通常の方法で続ける。少なくとも3個の
連続したプロピレンから誘導された単位の連鎖の割合は
英重合体中に含まれるプロピレンから誘導された単位の
全割合を基にした差および前記の分光分析の結果に関し
て得られる。比Rはプロピレンから誘導された全単位に
関して少なくとも3個の連続単位の連鎖の形で存在する
プロピレンから誘導された単位の%で表した割合を示す
。実施例1の試料の場合、前記の割合は62%である。
融解ェンタルピー この測定操作はPERKIN−ELMER掃引型示菱ミ
クロ,熱量計を用いて行う。
5の夕の共重合体の試料のェンタルピー線図を16qo
/分において200qoの温度まで加熱することによっ
て記録する。
(試料はあらかじめ、16℃/分において200℃の温
度に加熱し、次いでこの温度に20分保持し、そして1
6qo/分において50℃に冷却することを含む熱処理
に供する)。加熱工程中に記録する吸熱ピークの面積に
はェンタルピーに比例する。共重合体の融解温度は前記
ェンタルピー線図について測定する。
n−へブタン中の融解度は沸とうnーヘプタンに可溶の
共重合体の重量%で表した割合に等しい。
全体の結果は添付した第1表に示す。
実施例 2 前記実施例1−1{c}と同じプレポリマーを用い、同
じ装置中において2接客量%のエチレン、70容量%の
プロピレン、および2容量%の水素を含む混合物を重合
する。
60qoの温度に保ったこの反応容器に37夕/hのプ
レポリマーを供給する。
300夕/hの共重合体が生成する。
この共重合体を実施例1に記載のように分析し、その結
果を第1表に示す。
実施例 3 3{a)触媒チタン化合物の製造 触媒チタン化合物を実施例1‐1(机こ記載のように製
造する。
洗浄後に生成した固体チタン化合物の懸濁液から真空下
においてn−へブタンを蒸発する。得られる乾燥チタン
化合物を窒素中に保存する。3‘b’プレポリマ−の製
造 前記実施例1一1‘dにおいて製造されるエチレンとプ
ロピレンの共重合体粉末200夕を粉末かくはん用かく
はん機および二重ジャケット冷却または加熱手段を備え
た2その反応容器中に導入する。
8夕(21.8ミリモル)のトリ−nーオクチルーアル
ミニウムを添加後、この混合物を18分かはんする。
次いで4.85ミリグラム原子のチタンに相当する量の
、前記3【a’において製造した化合物を加える。粉末
混合物をかくはんしながら、50つ0の温度に上昇させ
、1.5バールの圧力下2時間にわたって67容量%の
エチレン、33容量%のプロピレンを含むガス状混合物
をこの粉末混合物中に導入する。
100のこ基づいて1.29ミリグラム原子のチタンと
含む流動性プレポリマー粉末395夕が得られる。
3‘c} 共重合体の製造 前記3‘b}において製造したブレポリマーを用い、前
記実施例1一1{c}ちち同じ装置中において、4群容
量%のエチレン、5庇容量%のプロピレンおよび1容量
%の水素を含む混合物を重合する。
この反応容器を60qoの温度に保ち、17.3夕/h
のプレポリマーを供給する。300夕/hの共重合体が
生成する。
この共重合体を実施例1のように分析し、その結果を第
1表に示す。
実施例 4 4{a} ブレポリマ−の製造 41ミリモルのジエチルアルミニウムおよび10.2ミ
リグラム原子のチタンを含む量の前記実施例1−1‘a
}によって製造されたチタン化合物の懸濁液を用いて、
実施例1一1{b’に記載の操作を行う。
水素を圧力が5バールになるまで反応容器中に導入した
後、反応容器に4時間160夕/hの流量でエチレンを
供給する。予備軍合工程の間温度を70qoに保つ。こ
の操作を停止後、プレポリマーの懸濁液に4ミリモルの
トリ−n−オクチルーアルミニウムを加えて、このプレ
ポリマーを真空乾燥する。
840夕の流動性粉末を生成し、この粉末を窒素中に保
存して空気および水分から保護する。
4‘b} 重合 実施例4‘小こ記載のように製造したプレポリマー粉末
15Mを直径15肌の実施例1−1‘c}に記載と同一
の流動層反応容器中に導入する。
4協賛量%のプロピレンおよび6畔容量%のエチレンを
含む混合物を20バールの圧力で60q0の温度の流動
層中に通す。
3時間の反応後、乾燥粉末の形で1390夕の共重合体
を生する。
この共重合体を実施例1に記載のように分析し、その結
果を第1表に示す。
比較例 C, 2その2500の無水nーヘプタン、次いで順次nーヘ
プタン中の溶液の4ミリモルのジェチルアルミニウムク
ロリドおよび0.8ミリモルの四塩化バナジウムを、機
械かくはん機および二重ジャケット加熱および冷却手段
を備えたステンレス鋼製5その反応容器中の導入する。
次いでこの反応容器に32容量%のエチレンおよび67
容量%のプロピレンを含むガス状混合物を3パールの圧
力で供V給し、この反応媒質は40qoの温度に保たれ
る。20分の重合後、媒質は余りに粘ちようとなり、有
効にかくはんができず、ガスの導入を停止する。
触媒を失箔させ、4そのアセトンとメタノールの等部混
合物を反応混合物に加えることによって重合体を沈殿さ
せる。50夕のゴム状外観を有する自己重合体が生成さ
れる。
この共重合体を実施例1に記載のように分析し、その結
果を第1表に示す。比較例 C2 ガス状混合物が17%のエチレンおよび83%のプロピ
レンを含む以外は、比較例C,と同一条件下に操作を行
う。
48夕のゴム状外観を有する白色共重合体が生成する。
この共重合体を実施例1に記載のように分析し、その結
果を第1表に示す。実施例 5 実施例1−1【dに記載のように製造した英重合体を用
いて、すぐれた衝撃強さを有するアィソタクチックポリ
プロピレン組成物を生成する。
このアイソタクチツクポリプロピレンは下記の特徴を有
する粉末を含む。2.16k9の荷重下の230℃にお
ける流動性指数(ASTM 1238一65T):4.
5曲げ強さ(CEMP法を用い、DYNASTAh装置
において測定):63.5 MPaシャルピー衝撃強さ
:2チ0において3、0℃において破壊。
実施例1一1{dにより生成した共重合体粉末lk9を
前記ポリプロピレン9k9を加える。
混合操作の第1工程はHemeld粉末ミキサー中で容
易に行えるので、用いた共重合体が粉末形であるのは有
利である。粉末の混合物をゲル化と練和により密な混合
物を生じ、そして高度な組成物を生成するWer肥r2
軸スクリュー押出機(直径23伽)中に導入する。
造粒後、基本ポリプロピレンの機械的性質と比較するこ
とによって組成物の機械的性質を測定する。曲げ強さは
51.8MPa、シヤルピー衝撃強さは23q0におい
て6、0℃において3である。実施例6および比較例C
3およびC4比較のために実施例5と同じ基本ポリプロ
ピレンを用い、同一の条件によって、同じ引張弾性率を
有し、第2表に示す成分を含む3種の組成物を製造した
また第2表には−40℃におけるシャルピー衝撃強さ、
ピカ一温度および荷重変形温度を示す。比較例C2の共
重合体から製造した比較例C3の組成物は実施例6の組
成物よりも著しく低い、一40℃シャルピー衝撃強さを
有することが分かる。
比較例C4の組成物において、比較例C3の組成物のア
ィソタクチックポリプロピレンの1部を結晶性ポリエチ
レンで置換することによって−4ぴ○のシャルピー衝撃
強さを上昇させようと試みた。しかしながら、この場合
、ピカ一温度および荷重変形温度は実質的に減少するこ
とが分かる。第1表 第2表 本発明は下記を包含する。
‘1) 45から6の重量%までのエチレンから誘導さ
れた単位および40から45重量%までのプロピレンか
ら誘導された単位を含む、特許請求の範囲に記載の共重
合体。
{21 1種またはそれ以上のチタンの化合物および元
素の周期表0族および町族の金族の1種またはそれ以上
の有機金属化合物を含む触媒系の存在下にエチレンとプ
ロピレンの共重合による共重合体の製造方法において、
触媒系がエチレンとプロピレンを同様の速度で重合させ
得ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の
共重合体の製造方法。
{3} チタン化合物を、有機アルミニウム化合物によ
り−10から8び0までの温度において四塩化チタンと
環元し、次いで得られた沈殿を150℃までの温度で数
分乃至数時間加熱し、式R′OR″ (式中、R′およびR″は2乃至5個の炭素原子を有す
るアルキル基)を有する脂肪族エーテルのような電子供
与体化合物による処理を含む方法によって生成し、周期
表ロ族およびm族の金属の有機金属化合物を平均式△u
RXZ(3‐x) (式中、Rは2から12個までの炭素原子を有するアル
キル基、Zは水素原子または塩素または臭素のようなハ
ロゲン、×は1から3までの任意の値であってもよい整
数または分数を示す)を有する有機アルミニウム化合物
によって生成する、上記第2項に記載の方法。
‘4ー 蚤合媒質中におけるエチレン対プロピレンの濃
度比が重合操作中一定に保たれる、上記第2項に記載の
方法。
■ 共重合体の生成中にガス状態において単量体を共重
合体の固体粒子および触媒系の成分を、多分固体粒状担
体またはプレポリマーと共に接触させることによってエ
チレンとプ。
ピレンの共重合を行う、上記第2項に記載の方法。‘6
)25ooより低い温度において高い衝撃強さおよび9
0℃より高温においてすぐれた荷重変形抵抗を有するア
ィソタクチックポリプロピレン組成物の製造に対する、
特許請求の範囲記載の共重合体の使用。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 34から67重量%までのエチレンから誘導された
    単位および33から66重量%までのプロピレンから誘
    導された単位を含むエラストマー状共重合体で、プロピ
    レンから誘導された単位の少なくとも60%が少なくと
    も3個の連続単位の順序に配置され、一定の熱処理後に
    測定されたその融解エンタルピーが15cal/gより
    低く、そして多くの場合、5から10cal/gまでで
    あることを特徴とするエチレンとプロピレンのエラスト
    マー状共重合体を、1種またはそれ以上のチタンの化合
    物および元素周期表II族およびIII族の金属の1種また
    はそれ以上の有機金属化合物を含む触媒系の存在下にエ
    チレンとプロピレンを共重合させることにより製造する
    方法において、触媒系がマグネシウムを含まず、エチレ
    ンとプロピレンを同様の速度で重合させることができ、
    重合触媒中に存在するエチレンとプロピレンとの量の比
    が、重合反応中一定の値で維持され、40℃〜90℃の
    比較的高い温度が重合中に維持され、重合が流動化床中
    のような気体状態で希釈剤を存在させずに行われること
    を特徴とする、エチレン・プロピレンエラストマー状共
    重合体の製造法。 2 チタン化合物を、有機アルミニウム化合物より−1
    0から80℃までの温度で四塩化チタンを還元し、次い
    で得られた沈殿を150℃までの温度で数分から数時間
    加熱し、式R′OR″ (式中、R′およびR″は2から5個の炭素原子を有す
    るアルキル基)を有する脂肪酸エーテルのような電子供
    与体化合物による処理を含む方法によつて生成し、 周
    期表II族およびIII族の金属の有機金属化合物を平均式
    AlR_XZ_(_3_−_X_) (式中、Rは2から12個はでの炭素原子を有するアル
    キル基、Zは水素原子または塩素または臭素のようなハ
    ロゲン、Xは1から3までの任意の値であつてもよい整
    数または分数を示す)を有する有機アルミニウム化合物
    によつて生成する、特許請求の範囲第1項に記載のエチ
    レン・プロレンエラストマー状共重合体の製造法。 3 重合媒質中におけるエチレン対プロピレンの濃度比
    が重合操作中一定に保たれる、特許請求の範囲第1項に
    記載のエチレン・プロピレンエラストマー状共重合体の
    製造法。 4 共重合体の生成中にガス状態において単量体を共重
    合体の固体粒子および触媒系の成分を、多分固体粒状担
    体またはプレポリマーと共に接触させることによつてエ
    チレンとプロピレンの共重合を行う、特許請求の範囲第
    1項に記載のエチレン・プロピレンエラストマー状共重
    合体の製造法。
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