JPS6034949B2 - 活性型ビタミンd↓3類の製造法 - Google Patents

活性型ビタミンd↓3類の製造法

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JPS6034949B2
JPS6034949B2 JP55050258A JP5025880A JPS6034949B2 JP S6034949 B2 JPS6034949 B2 JP S6034949B2 JP 55050258 A JP55050258 A JP 55050258A JP 5025880 A JP5025880 A JP 5025880A JP S6034949 B2 JPS6034949 B2 JP S6034949B2
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active vitamin
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dienes
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修 西川
健二 石丸
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英樹 鶴田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は活性型ビタミンD3類の製造法に関する。
更に詳細には、溢血動物のカルシウム代謝を調節するの
に有用な、IQーヒドロキシコレカルシフエロール,I
Q、24−ジヒドロキシコレカルシフェロール等の活性
型ビタミンD3類を、高収率で製造する工業的に極めて
価値ある製造法に関するものである。従来、例えば、活
性型ビタミンD3の1つであるIQーヒドロキシコレカ
ルシフェロールの製造法としては、侍開昭48−627
5ぴ号公報には、コレステロールより出発して17工程
以上の数多くの工程を経て製造する方法が記載されてお
り、また、特開昭51−110554号公報にはコレス
テロールより出発する全く別異の方法であるがIQーヒ
ドロキシコレカルシフェロールを製造する方法が記致さ
れている。
そして、これらのいずれの方法も、IQ,38ージアセ
トキシコレスター5,7ージエンに紫外線を照射し、I
Q,38ージアセトキシプレビタミンD3とし、次いで
これをIQ,38−ジアセトキシビタミンD3に変換す
る工程を最終工程として記載している。しかしながら、
例えば、特開昭48−62750号公報の実施例に記載
されている通り、IQ,33ージアセトキシコレス夕−
5,7ージエン600仏夕に紫外線を照射し、製造され
るIQ,38ージアセトキシプレビタミンD3の収量は
120メのこすぎず、また特界昭51−110554号
公報の例3にも記載されている通り、IQ38−ジアセ
トキシコレスタ一5,7−ジエン135の9から13の
9のIQーヒドロキシコレカルシフエロールと8の9の
IQーヒドロキシプレビタミンD3が得られているにす
ぎない。
このように従来の活性型ビタミンD3の製造法における
上記紫外線照射、熱異性化の工程における収率は極めて
低いものである。
しかしながら、かかる紫外線照射、熱異性化の工程は、
直接目的物である活性型ビタミンD3の収率向上に寄与
するため、工業的に極めて、重要な意味を有している。
他方、文献「ビタミン」475号(5月)187〜20
0(1973)には、活性型ビタミンD3と類似の構造
を有するェルゴステロールに紫外線照射を行った場合の
反応の挙動が報告されており、ェルゴス7ロールは紫外
線照射によって対応するプレビタミンD2に変換し、こ
れは更に相当するタキステロール・ルミステロールに変
換し、これらの化合物が紫外線照射によって、平衡関係
にあることを記載している。
また特開昭51−108050号公報、特関昭53−8
7344号公報には、ヒドロキシコレスター5,7ージ
ェン類に紫外線を照射する際に、照射時間をヒドロキシ
コレスター5,7ージェン類の転化率が50%程度のと
ころで止めて、得られる相当するプレビタミンD3が、
上託した文献に記載された如き平衡反応によって他の化
合物に変換するのを抑え、そして紫外線照射後に、プレ
ビタミンD3と未反応のヒドロキシコレスター5,7ー
ジェン類とを分離し、未反応のヒドロキシコレスター5
,7ージェン類は循環使用し、プレビタミンD3は更に
熱異性化して活性型ビタミンD3を製造する方法が記載
されている。
また本発明者らは、先にこれらの方法とほぼ同様の製造
法を先に提案した(特磯昭53一78627)。しかし
ながら、かかる製造法は、紫外線照射後のプレビタミン
D3と禾反応のヒドロキシコレスタ−5,7ージェン類
との分離は高速液体クロマトグラフィーによって行うも
のであり、高速液体クロマトグラフィーによる場合には
、プレビタミンD3類は不安定であるため、クロマト分
離中にこわれる恐れがあり、また多量の化合物を1度に
処理できないため多量の化合物を製造するには不利であ
って工業的な活性型ビタミンD3の製造法としては必ず
しも満足できるものではない。
本発明者らは、ヒドロキシコレスター5,7ージェン類
を紫外線照射し、熱異性化して活性型ビタミンD3類を
製造する方法を、より工業的に有利により効率がよく、
高収率で行なうことができるように改善することを目的
として鋭意研究したところ、ヒドロキシコレスター5,
7−ジェン類の水酸基を数多くの保護基のなかでも、特
にェトキシカルボニル基の如き低級アルコキシカルボニ
ル基で保護したヒドロキシコレスター5,7ージェン類
を用いることによって、これを、低転化率で紫外線照射
し次いで熱異性化して生じる相当する活性型ビタミンD
3類の水酸基保護誘導体と禾反応のヒドロキシコレスタ
−5,7ージェン類との混合物は、高速液体クロマトグ
ラフィーを使用することなく、晶析又はリンス程度で極
めて容易に、高純度の活性型ビタミンD3類の水酸基保
護譲導体と高純度の未反応のヒドロキシコレスター5,
7ージェン類とに分離することができ、分離して得られ
る活性型ビタミンD3類の水酸基保護誘導体は脱保護反
応に付し、未反応のヒドロキシコレスター5,7−ジェ
ン類は循環再使用することによって、極めて効率よく、
工業的に有利に、高収率で活性型ビタミンD3類が得ら
れることを見出し本発明に到達したものである。すなわ
ち、本発明は下記式〔1〕 〔式中、R,,R2は低級アルコキシカルボニル基を表
わし、R3.R4はそれぞれ独立に水素原子または低級
ァルコキシカルボニルオキシ基を表わす。
〕で表わされるヒドロキシコレスター5,7ージェン類
を紫外線照射熱異性化して、下記式〔 ロ〕〔式中、R
.,R2,R3及びR4は上記定義に同じ。
〕で表わされる活性型ビタミンD3類の水酸基保護誘導
体と上記式〔1〕で表わされる未反応のヒドロキシコレ
スター5,7ージェン類の混合物を生ぜしめ、次いで該
混合物より、活性型ビタミンD3類の水酸基保護誘導体
と未反応のヒドロキシコレスタ−5,7−ジェン類を分
離し、禾反応のヒドロキシコレスター5,7ージェン類
は循環再使用し、活性型ビタミンD3類の水酸基保護誘
導体は脱保護せしめることを特徴とする下記式〔m〕〔
式中、R′3,R′4はそれぞれ独立に水素原子または
水酸基を表わす。
〕で表わされる活性型ビタミンD3類の製造法である。
本発明で出発原料として用いられるものは上記式〔1〕
で表わされるヒドロキシコレスター5,7ージェン類で
あり、上記式〔1〕において、R.及びR2は低級アル
コキシカルボニル基であり、R3,R4はそれぞれ独立
に水素原子または低級ァルコキシカルボニルオキシ基で
ある。
かかる低級アルコキシカルボニル基としては、例えばメ
トキシカルボニル基、ェトキシカルボニル基、プロポキ
シカルボニル基、ブトキシカルボニル基等の低級アルコ
キシカルボニル基が挙げられ、なかでも特にェトキシカ
ルボニル基が本発明では好ましい。このように水酸基を
低級アルコキシカルボニル基で保護したヒドロキシコレ
スター5,7ージェン類を用いることによって、紫外線
照射、熱異性化反応を工業的に有利に行うことができる
。上記式〔1〕で表わされるヒドロキシコレスター5,
7ージェン類の好ましい具体例としては、例えば以下の
如きものをあげることができる。‘1} IQ,38ー
ジエトキシカルボニルオキシコレスター5,7ージエン
,‘2} IQ,38,24ートリエトキシカルボニル
オキシコレスター5,7ージエン,{3)IQ,38,
25−トリエトキシカルポニルオキシコレスター5,7
ージエン、‘4’IQ,38,24,25ーテトラエト
キシカルボニルオキシコレスタ一5,7ージエン。
このようなヒドロキシコレスター5,7ージエン類は、
本発明者らが別途に提案(特顔昭54一135871)
したように低級アルコキシカルボニル基で保護した対応
するヒドロキシコレスター5ーェン類をアリル位ブロム
化、脱臭化水素することによって得られる。
あるいは遊離の水酸基を有するヒドロキシコレスター5
,7ージェン類をエチルクロロホルメートと、4ージメ
チルアミノピリジンの如き第3級アミン触媒の存在下に
反応せしめることにより容易に製造することができる。
このようにして得られるヒドロキシコレスター5,7ー
ジェン類を先づ紫外線照射することによって、本発明の
製造法は行なわれる。紫外線照射によって、ヒドロキシ
コレスター5,7ージェン類は先づ下記式〔V〕〔式中
、R,,R2,R3及びR4は前記定義に同じ。
〕で表わされるプレビタミンD3類に変換する。
この際用いられる紫外線としては、約200〜36仇m
の波長範囲のものとして知られるものであり、特に26
0〜31皿mの範囲の波長のものが好ましく用いられる
。また反応溶媒は、不活性有機溶媒が好ましく「例えば
、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、リグロイン、
ベンゼン、トルエン、キシレン、フロムベンゼ・ン、ク
ロルベンゼン、ニトロベンゼン、四塩化炭素、12ージ
クロルェタン、1,2−ジブロモェタン等の炭化水素、
ハロゲン化炭化水素、更にはジェチルェーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、メチルセ。
ソルブ、フエニルセロソルブ等のエーテル系溶媒メタノ
ール、エタノール、フ。ロ/fノール、ヘキサノール、
シクロヘキサノール等のアルコール系溶媒等が好適なも
のとしてよく用いられる。特に、例えばベンゼン、トル
ェン、ジェチルェーテル、メタノール、エタノール等の
単独又は混合溶媒が好ましい。
紫外線照射の際の温度は−20qo〜120℃特に一l
ooo〜20ooの範囲が好適である。
また、アルゴンあるいは窒素雰囲気等の酸素の存在しな
い不活性雰囲気で行うのが好ましい。本発明では、紫外
線照射を、ヒドロキシコレスタ−5,7ージェン類の転
化率が低い時点で止めるのがよく、特にヒドロキシコレ
スター5,7ージェン類の転化率が0.1〜50%が好
ましく、更には10〜40%、更に好ましくは10〜3
0%で紫外線照射を止めるのが好ましい。
このように転化率が低い時点で紫外線照射を止めること
により、紫外線照射によって生成する、上記式〔V〕で
表わされるプレビタミンD3類が更に、他の化合物、例
えば対応するルミステロール、タキステロール等に変換
するのが抑えることができ、紫外線照射によって生成す
る上記プレビタミンD3類の生成割合を高めることがで
き、引き続いて、熱異性化反応して得られる活性型ビタ
ミンD3類の水酸基保護談導体と未反応のヒドロキシコ
レスタ−5,7ージェン類との混合物において他の化合
物の存在割合を低くすることができる。引き次いで、か
くして得られるプレビタミンD3類と未反応のヒドロキ
シコレスター5,7ージェン類との混合物を熱異性化反
応に付する。
熱異性化反応は、不活性有機溶媒中にて行なうのが好ま
しく、かかる不活性有機溶媒としては、前述した紫外線
照射において用いられる溶媒と同様のものが好ましいも
のとして挙げられる。熱異性化反応は、プレビタミンD
3類とビタミンD3類との平衡反応であり、両者の平衡
値は、反応温度によって異なり、一般に、異性化反応温
度が高くなるほどプレビタミンD3類からビタミンD3
類への異性化反応速度は早くなるが、平衡値はビタミン
D3類が減少する側へ移行する鏡向がある。このような
事情を考え、熱異性化反応は20〜120oo、好まし
くは40〜100qoで行なわれる。
かくして活性型ビタミンD3類の水酸基保護譲導体と、
未反応のヒドロキシコレスター5,7ージヱン類との濠
合物が得られる。本発明の如く、低級アルコキシカルボ
ニル基で保護したヒドロキシコレスター5,7ージェン
類を用いることによって、これを前述した紫外線照射、
熱異性化して得られる活性型ビタミンD3類の水酸基保
護誘導体と未反応のヒドロキシコレスター5,7ージェ
ン類とは共に、その水酸基の保護基として低級アルコキ
シカルボニル基を持っており、かかる両者の混合物は高
速液体クロマトグラフィーという手段を用いることなく
、単なる再結晶法あるいはリンス等の両者の溶解度差を
利用して有機溶媒によって活性型ビタミンD3類の水酸
基保護誘導体と未反応のヒドロキシコレスター5,7−
ジェン類に分離し得るものであり、このように極めて簡
便な手段によって両者を分離することができるために、
本発明の活性型ビタミンD3類の製造法は工業的に効率
のよい製造法となるのである。
分離を行なうに際しては、紫外線照射、熱異性化の後に
、前述した如き反応溶媒を一部留去せしめ、生じる固型
物もしくは結晶を通常の方法によってろ過することによ
って、結晶部にヒドロキシコレスター5,7ージェンが
製取され、ろ液部に活性型ビタミンD3類の水酸基保護
誘導体が製取される。
あるいは、紫外線照射、熱異性化後反応溶媒を留去し、
残湾にメタノール、エタノール、ィソプロ/fノール、
ヘキサノール、シクロヘキサノール等のアルコール系溶
媒又はこれらのアルコール系溶媒とジェチルェーテル、
テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒との混合溶媒等
の有機溶媒を加え生じる固型物もしくは結晶に上記した
方法と同機の操作をほどこすことによって、活性型ビタ
ミンD3類の水酸基保護誘導体と未反応のヒドロキシコ
レスター5,7ージェン類が分取される。
かくして分離された禾反応のヒドロキシコレスター5,
7ージェン類は、再び原料化合物として、循環再使用し
、活性型ビタミンD3類の水酸基保護誘導体は引き続い
て、脱保護反応に付される。かかる脱保護反応は、それ
自体公知の反応であり、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどのアルカリと接触することによって容易に保護
基を除去することができる。
かくして得られる活性型ビタミンD3類の精製は、通常
の精製法、例えば抽出法、再結晶法、カラムクロマトグ
ラフイー、薄層クロマトグラフィー、高速液体クロマト
グラフィー等により行うことができる。また本発明では
、紫外線照射、熱異性化によって生じる活性型ビタミン
D3類の水酸基保護誘導体と禾反応ヒドロキシコレスタ
−5,7−ジェン類の混合物より高純度の活性型ビタミ
ンD3類の水酸基保護誘導体を分離し、これを脱保護す
るために、得られる活性型ビタミンD3類の分離精製は
比較的、簡便な精製法、抽出法、再結晶法、クロマトグ
ラフィー法等によって行なうことによって高純度の活性
型ビタミンD3類を得ることも可能である。
本発明で原料として用いられる前記した式〔1〕で表わ
されるヒドロキシコレスター5,7ージヱン類は、前述
した如く低級アルコキシカルボニル基で保護した対応す
る下記式〔W〕〔式中、R,,R2は低級アルコキシカ
ルボニル基を表わし、R3,R4はそれぞれ独立に水素
原子または低級アルコキシカルボニルオキシ基を表わす
〕で表わされるヒドロキシコレスター5ーェン類をアリ
ル位ブロム化剤、脱臭化水素剤と反応せしめることによ
って得られ、このように低級アルコキシカルボニル基で
保護したヒドロキシコレストー5ーェン類を用いること
により、高収率でヒドロキシコレスター5,7−ジェン
類が得られ、副生成物であるヒドロキシコレスタ−4,
6−ジェン類の生成割合が低く、かつ、得られるヒドロ
キシコレスタ−5,7ージェン類を晶折等の手段によっ
て容易に単離し得るという利点を有している。
したがって、低級アルコキシカルボニル基で保護したヒ
ドロキシコレストー5ーェン類を用いて、これを対応す
るヒドロキシコレスタ−5,7ージェン類とし、引き続
いて、前述した紫外線照射、熱異性化を行うことによっ
て極めて効率よく、高収率で活性型ビタミンD3類が得
られる。それ故に、以下の製造法も同様に提供される。
すなわち、下記式〔W〕〔式中、R,,R2は低級アル
コキシカルボニル基を表わし、R,,R4はそれぞれ独
立に水素原子または低級アルコキシカルボニルオキシ基
を表わす。
〕で表わされるヒドロキシコレストー5ーェン類をアリ
ル位ブロム化剤、脱臭化水素剤と反応せしめて、下記式
〔1〕〔式中、R,,R2,R3及びR4は上記定義に
同じ。
〕で表わされるヒドロキシコレスター5,7ージェン類
とし、次いで紫外線照射、熱異性化せしめて、下記式〔
0〕〔式中、R,,R2,R3及びR4は上記定義に
同じ。
〕で表わされる活性型ビタミンD3類の水酸基保護誘導
体と上言己式〔1〕で表わされる禾反応のヒドロキシコ
レスター5,7ージェン類との混合物を生ぜしめ、次い
で該混合物より活性型ビタミンD3類の水酸基保護誘導
体と未反応のヒドロキシコレスタ−5,7ージェン類を
分離し、未反応のヒドロキシコレスター5,7ージェン
類は循環再使用し、活性型ビタミンD3類の水酸基保護
誘導体は脱保護することを特徴とする下記式〔m〕〔式
中、R3,R4はそれぞれ独立に水素原子または水酸基
を表わす。
〕で表わされる活性型ビタミンD3類の製造法である。
上記式〔W〕において前述した.と同様にR,及びR2
は低級アルコキシカルボニル基であり、R3,R4はそ
れぞれ独立に水素原子または低級アルコキシカルボニル
オキシ基である。
かかる低級アルコキシカルボニル基としては、例えばメ
トキシカルボニル基、ェトキシカルボニル基、プロボキ
シカルボニル基、ブトキシカルボニル基等の低級アルコ
キシカルボニル基が挙げられ、なかでも特にェトキシカ
ルボニル基が本発明においては好ましい。このように水
酸基を低級アルコキシカルボニル基で保護せしめたヒド
ロキシコレスター5ーェン類を用いることによって、極
めて高収率で、ヒドロキシコレスター5,7ージェン類
を得ることができる。上記式〔W〕で表わされるコレス
トー5ーェン類の具体的なものとしては、以下の如きも
のをあげることができる。
【1} IQ,3Bージエトキシカルボニルオキシコレ
ストー5−ヱン、■ IQ,3B,24ートリエトキシ
カルボニルオキシコレスター5ーエン、(3} IQ,
3B,25ートリエトキシカルポニルオキシコレストー
5ーエン、■IQ,38,24,25ーテトラエトキシ
カルボニルオキシコレスト−5ーエン。
このような低級アルコキシカルボニル基で保護された水
酸基を有するヒドロキシコレストー5−ェン類をアリル
位ブロム化剤、次いで脱臭化水素剤と反応せしめること
によって、ヒドロキシコレスター5,7ージェン類が得
られる。
アリル位ブロム化剤としては、通常アリル位のフロム化
に使用されるものであればよく、例えばN一ブロモサク
シノイミド、13ージプロモー5,5一ジメチルヒダン
トイン、N一ブロモカプロラクタム等が好ましく用いら
れる。
これらのアリル位ブロム化剤は、原料である前記一般式
〔W〕のヒドロキシコレストー5ーェン類に対して、好
ましくは0.5〜2当量倍の割合で通常使用される。反
応は、先ず一般式〔W〕のヒドロキシコレストー5ーェ
ン類を、アリル位ブロム化剤と不活性有機溶媒中で反応
せしめるのであるが、その際反応は室温〜140ooの
温度で行なうことが適当である。不活性有機溶脳媒とし
ては、アリル位ブロム化剤と反応しないものが用いられ
る。
例えば、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、リグロ
イン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ブロムベンゼン
、クロルベンゼン、ニトロベンゼン、四塩化炭素、1,
2ージクロルェタン、1,2ージブロモェタン等の炭化
水素あるいはハロゲン化炭化水素が有利で用いられる。
また、エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、メチルセロソルブ、フエニルセロソルブ等のエーテ
ル系溶媒等も用いられる。
これらの不活性有機溶媒は、単独でも混合物としても用
いられる。
また、反応は上記の如き温度で進行するが、その際赤外
線〜紫外線の波長を有する活性光線を照射せしめてもよ
い。
この場合には、反応によっては室温より低い温度におい
ても反応が進行する。さらにアゾビスイソブチロニトリ
ル、ベンゾイル/ぐーオキシド、シクロヘキセニルハイ
ドロノぐーオキシド等のラジカル発生剤を少量添加して
もよい。上記反応により得られたヒドロキシコレストー
5ーェン類のブロム体は、次いで、脱臭化水素剤と反応
せしめることによりヒドロキシコレスター5,7−ジヱ
ン類に変換される。
この反応には、反応溶媒の存在は必ずしも必要ではない
なぜなら、脱臭化水素剤をそのまま反応溶媒として作用
せしめることもできるからである。反応溶媒を用いる場
合には、好適な反応溶媒は先の臭素化反応の溶媒と必ず
しも一致するものが少ないため、先の反応の反応溶媒を
追い出したのち、この反応に好適な反応溶媒を新たに加
えて反応を行う方法が通常採用される。しかして、好適
な反応溶媒の例としては、例えば、キシレン、フロムベ
ンゼン、クロルベンゼン、ヘキサメチルホスホルアミド
、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等があ
げられる。
また、脱臭化水素剤としては、例えば、トリメチルホス
フアイト、S−コリジン、ジエチルアニリン等が特に好
ましく用いられる。
これらは、併用して用いることも可能であり、理論的に
は先の臭素化反応で生成したブロム体に対し等モルあれ
ば反応は充分に進行するが、反応速度あるいは反応収率
等を好ましいものとするため通常該ブロム体に対し約2
モル倍以上の割合で用いるのが好ましい。上記した通り
、脱臭化水素剤は一方では反応溶媒としても作用するも
のであるため使用量には特に上限はない。反応は、通常
、100〜18000の温度で好適に進行・する。
反応時間は、使用する脱臭化水素剤あるいは反応溶媒等
によって変わるが、例えば、キシレンーSーコリジン系
で還流下に実施した好ましい態様では約20分程度の短
時間で反応は終了する。反応終了後、反応生成物である
ヒドロキシコレス夕−5,7−ジェン類の分離精製は、
例えば反応溶媒を追い出してのち、再結晶等をすること
により容易に行われる。本発明の如く、水酸基を低級ア
ルコキシカルボニル基で保護したヒドロキシコレスタ−
5ーェン類を用いて、ヒドロキシコレスター5,7ージ
ェン類を製造する場合には、従来の方法に比較して収率
が高く、また副生成物として生じるヒドロキシコレスタ
ー4,6ージヱン類の生成割合が低く、更に加えて、低
級アルコキシカルボニル基の保護基がその目的物の結晶
性を高めるという効果があるために、前述したアリル位
フロム化、脱臭化水素反応後にヒドロキシコレスター5
,7−ジェン類の単離精製を再結晶法という極めて簡便
な方法で高純度の目的物を単離し得る利点を有している
ここで再結晶を行うには、メタノール、ェタ/一′レ、
nーフ。
ロ/ぐノー′レ、ISoーフ。ロ/fノー′レ、nーブ
タノール、メトキシエタノール、nーヘキサノール等の
低級脂肪族アルコールと、ジメチルヱーテル、ジエチル
エーテル、ジイソフ。ロピルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、1,2ージメトキシェタン等の低級
脂肪族エーテルとの混合溶媒を用いて、公知の方法で再
結晶するのが好ましい。こうして得られるヒドロキシコ
レスター5,7ージェン類を前述した如き、紫外線照射
、熱異性化に付することによって、活性型ビタミンD3
類を効率よく、高収率で得ることができる。
以上に述べた如く、本発明ではェトキシカルボニル基等
の低級アルコキシカルボニル基で保護されたヒドロキシ
コレスタ−5−ェン類を用い、これをアリル位ブロム化
、脱臭化水素反応することによって、高収率で、ヒドロ
キシコレスター5,7ージェン類を容易に効率よく得る
ことができ、かくして得られるヒドロキシコレスタ−5
’7ージェン類を用い、これを紫外線照射し、熱異性化
して、先づ対応する活性型ビタミンD3類の水酸基保護
誘導体と未反応のヒドロキシコレスター5,7ージェン
類の混合物を得、この混合物より、晶析、リンスなどの
極めて簡便な手段によって両者を分離し、得られる未反
応のヒドロキシコレスター5,7ージヱン類は循環再使
用し、活性型ビタミンD3類の水酸基保護誘導体は脱保
護することによって、極めて簡便な手段により、工業的
に有利に、効率よく、多量の活性型ビタミンD3類を高
収率で得ることができる。
このように本発明の活性型ビタミンD3類の製造法は、
工業的に効率よく、極めて有利なプロセスであり、その
意義は大きい。以下に本発明を実施例より更に詳細に説
明する。
実施例 1 {1} IQ,38ージエトキシカルボニルオキシコレ
ストー5ーェンの合成;IQーヒドロキシコレステロー
ルlogと4ージメチルアミノピリジン1雄rを塩化メ
チレン100私に加え、窒素雰囲気下に蝿拝して溶解し
、次いで氷水冷却下にクロル炭酸エチル47.5の上を
滴下した。
滴下後、バス温6000で加熱し2糊時間損梓した。
得られた反応混合物を氷水中に注ぎ塩化メチレンで抽出
を行った。塩化メチレン抽出液を洲‐塩酸次いで、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、炉週、減圧濃縮を行い、13
.34乎の残湾を得た。この残澄をシリカゲル300餌
充填したカラムクロマトグラフイー(溶媒ベンゼン−酢
ェチ系)に付すことにより、IQ,38ージェトキシカ
ルボニルオキシコレストー5ーエン12.6鉾(93%
)を得た。‘211Q,38ージエトキシカルボニルオ
キシコレスター5,7ージェンの合成;IQ,38ージ
エトキシカルボニルオキシコレストー5ーエン5.46
gで(1仇hmol)をnーヘキサン(Na乾燥)10
0の‘に加え、95ooの油裕中で加熱し、鷹枠下に1
,3ージブロモー5,5一ジメチルヒダントィン1.7
16gr(8hmol)を加え赤外線照射下に15分間
燈拝した。
室温に放冷した後、析出物を炉遇し、nーヘキサンで洗
浄した。
nーヘキサン炉液および洗液を4000で減圧濃縮し、
濃縮残澄を得た。キシレン(Na乾燥)33机に溶解し
たSーコリジン25の‘を170qCの油浴中で加熱し
、縄杵下に上記濃縞残盗(粗プロム体)をキシレンに熔
解した溶液を滴下し、(滴下に用いた滴下ロートを更に
キシレンで洗浄した)20分間加熱還流を行った。
室温に放袷後、析出物を炉別しキシレンで洗浄した。キ
シレン海液および洗液を40qoで減圧下に濃縮し、濃
縮残澄(主成分ジェン体)を得た。
このものを酢酸エチル200舷に溶解し、IN塩酸10
0の【で3回洗浄した。
更に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および水で順次洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、炉過、減圧濃縮し、
粗生成物6.68釘を得た。‘3} IQ,38ージエ
トキシカルボニルオキシコレスター5,7ージェンの単
離;上記■で得られた粗生成物6.68餌の全量をメタ
ノール170の‘とエーテル16の【の混合溶液中に、
バス温8000で加熱還流し溶解した。
室温に放冷2時間半後、袷晴所(500)に1晩放置し
た。析出した白色針状晶を炉敬し、一2000の冷メタ
ノールで洗浄し、階所で減圧乾燥することにより下記性
状を示すIQ,38ージエトキシカルボニルオキシコレ
スタ−5,7ージェン3.41釘(収率=62.5%)
を得た。融点(oo):1405〜142(エーテルー
メタノール再結)IR(KBr,伽‐1): 2950,2860,1740,1465,1370N
MR(CDCと3,6(ppm)):0.62(斑,s
,C−18‐C比) 0.86(組,d,C‐26‐27‐CH3)1.31
(餌,t,C−1&3‐ェトキシカルボニル基 CH3
×2)4.20(4日,q,C−1&3ーエトキシカル
ボニル基 C弦×2)4.86(2日,b,C−1&3
−Hx2)5.37および5.67(2日,b,C一6
&7−H×2)U.V(エタノール,入maX,nm)
:293(ご=6760),281(ど=11530)
271(ご=10811),262(ショルダーご=7
580)U.V(エーテル,入ma×,nm);293
(ご=7710>,281(ご113010)271(
ご:12360),262(ショルダーご=8910) (4〕IQーヱトキシカルボニルオキシコレカルシフェ
ロール一38一ェトキシカルボネートの合成IQ,38
ージエトキシカルボニルオキシコレスター5,7−ジエ
ン272雌(0.5mmol)のエーテル600机上溶
液を冷却後、アルゴン下に200Wハノビア水銀灯を用
いバィコールフィルターを通して、5分間照射した(転
化率ニ30%)。
反応終了後、溶媒を室温において減圧下にて除去した。
上記と同じ条件下で更にIQ,38ージェトキシカルボ
ニルオキシコレスタ−5,7ージエン272m9(0.
5mmoi)の反応を行った。得られた残澄を合わせ、
ベンゼン200柵に溶解した。得られたベンゼン溶液を
アルゴン雰囲気下にてバス温70℃で3時間加熱した。
反応終了後、反応液を2500で減圧下濃縮する事によ
りIQーエトキシカルボニルオキシコレカルシフェロー
ル一38一ェトキシカルボネートを含む残糟を得た。
得られた残糟を0℃に冷却したメタノール40の【でス
ラリ−化後炉過し、IQ,33ージェトキシ力ルポニル
オキシコレスター5,7ージエン286の9を結晶とし
て回収した。
炉過後、メタノール炉液を25℃で減圧下濃縮する事に
より、IQーエトキシカルボニルオキシコレカルシフエ
ロール一38ーエトキシカルポネートを含む粘性油を得
た。
粗IQーェトキシカルボニルオキシコレカルシフェロー
ル一38一ェトキシカルボネートは精製せずに次の反応
に用いた。
{5} IQーヒドロキシコレカルシフエロール上記組
IQーェトキシカルボニルオキシコレカルシフエロール
一38一エトキシカルボネートをメタノール:ベンゼン
(1:1)20の上演合液に溶解し、この混合溶液に室
温燈辞下洲‐水酸化カリウムーメタノール溶液10羽を
滴下し、滴下後60℃で1時間加熱損拝した。
反応終了後、反応液を25q0で減圧下濃縮した。得ら
れた残澄に水100の‘及び酢酸エチル100泌を加え
分液し、更に水溶液を酢酸エチルで3回抽出した。
有機分液と酢酸エチル抽出液を合わせ、希塩酸、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥し、炉過後濃縮する事により、
IQーヒドロキシコレカルシフェロールを含む粘性油9
5のoを得た。これをシリカゲル(ワコーゲルC−20
0)を充填したカラムクロマトグラフィーに付す(溶媒
;ベンゼンーアセトン系)こぐによってIQーヒドロキ
シコレカルシフェロール57雌(収率=30%、消量さ
れたIQ,33ージエトキシカルボニルオキシコレスタ
ー5,7ージェン258の9を基準として)を得た。な
おこのものの物性値は標品のIQ−ヒドロキシコレカル
シフェロールのそれと一致した。実施例 2(1)IQ
ーエトキシカルボニルオキシコレカルシフェロール‐3
8一ェトキシカルボネートの合成実施例1で得られるI
Q,38ージェトキシカルボニルオキシコレスター5,
7−ジエン272の9(0.5mmol)のエーテル6
00叫溶液を冷却後、アルゴン下に200Wハノビア水
銀灯を用いバィコールフィルタ−を通して、3分間照射
した(転化率二20%)。
反応終了後、溶媒を室温において減圧下にて除去した。
上記と同じ条件下で更にIQ,33ージェトキシカルボ
ニルオキシコレスター5,7ージエン272の夕(0.
8hmol)の反応を行った。
得られた残澄を合わせ、ベンゼン200Mに溶解した。
得られたベンゼン溶液をアルゴン雰囲気下にてバス温7
0ooで3時間加熱した。反応終了後、反応液を2y0
で減圧下濃縮する事によりIQーエトキシカルボニルオ
キシコレカルシフェロール一38一ェトキシカルボネー
トを含む残澄を得た。
得られた残澄を0℃に冷却したメタノール30泌でスラ
リー化後炉過して、IQ,38−ジェトキシカルボニル
オキシコレスター5,7ージエン362の9を結晶とし
て回収した。
炉過後、メタノール炉液を25ooで減圧下濃縮する事
によりIQーェトキシカルボニルオキシコレカルシフエ
ロール一38一エトキシカルボネートを含む粘性油を得
た。
粗IQ−ェトキシカルボニルオキシコレカルシフエロー
ル−38一エトキシカルボネートは精製せずに原料化合
物として用いた。【2} IQーヒドロキシコレカルシ
フェロールの合成上記粗IQーェトキシカルボニルオキ
シコレカルシフエロール一38一エトキシカルボネート
をメタノール:ベンゼン(1:1)20地温合液に溶解
し、この混合溶液に室温燈投下か’一水酸化カリウムー
メタノール溶液10m■【を滴下し、滴下後60℃で1
時間加熱燈拝した。
反応終了後、反応液を2500で減圧下濃縮した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式〔I〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1,R_2は低級アルコキシカルボニル基
    を表わし、R_3,R_4はそれぞれ独立に水素原子ま
    たは低級アルコキシカルボニルオキシ基を表わす。 〕で表わされるヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類
    を紫外線照射、熱異性化せしめて下記式〔II〕▲数式、
    化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1,R_2,R_3及びR_4は上記定
    義に同じ。 〕で表わされる活性型ビタミンD_3類の水酸基保護誘
    導体と上記式〔I〕で表わされる未反応のヒドロキシコ
    レスタ−5,7−ジエン類との混合物を生ぜしめ、次い
    で該混合物より活性型ビタミンD_3類の水酸基保護誘
    導体と未反応のヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類
    を分離し、未反応のヒドロキシコレスタ−5,7−ジエ
    ン類は循環再使用し、活性型ビタミンD_3類の水酸基
    保護誘導体は脱保護することを特徴とする下記式〔III
    〕▲数式、化学式、表等があります▼〔式中、R_3,
    R_4はそれぞれ独立に水素原子または水酸基を表わす
    。 〕で表わされる活性型ビタミンD_3類の製造法。 2 上記式〔I〕におけるR_1及びR_2がエトキシ
    カルボニル基である特許請求の範囲第1項記載の活性型
    ビタミンD_3類の製造法。 3 上記式〔I〕におけるR_3及びR_4がそれぞれ
    独立に水素原子またはエトキシカルボニルオキシ基であ
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載の活性型ビタミ
    ンD_3類の製造法。 4 上記式〔I〕で表わされるヒドロキシコレスタ−5
    ,7−ジエン類の転化率が0.1〜50%になるまで紫
    外線照射を行う特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれ
    か1項記載の活性型ビタミンD_3類の製造法。 5 上記式〔I〕で表わされるヒドロキシコレスタ−5
    ,7−ジエン類の転化率が10〜40%になるまで紫外
    線照射を行う特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか
    1項記載の活性型ビタミンD_3類の製造法。 6 活性型ビタミンD_3類の水酸基保護誘導体と未反
    応のヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類の分離を、
    両者の溶解度差を利用して有機溶媒によつて行う特許請
    求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項記載の活性型ビ
    タミンD_3類の製造法。 7 活性型ビタミンD_3類の水酸基保護誘導体と未反
    応のヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類の分離を、
    リンス又は晶析によつて行う特許請求の範囲第6項記載
    の活性型ビタミンD_3類の製造法。 8 下記式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1,R_2は低級アルコキシカルボニル基
    を表わし、R_3,R_4はそれぞれ独立に水素原子ま
    たは低級アルコキシカルボニルオキシ基を表わす。 〕で表わされるヒドロキシコレスト−5−エン類をアリ
    ル位ブロム化剤、脱臭化水素剤と反応せしめて、下記式
    〔I〕▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1,R_2,R_3及びR_4は上記定
    義に同じ。 〕で表わされるヒドロキシコレクタ−5,7−ジエン類
    とし、次いで紫外線照射、熱異性化せしめて、下記式〔
    II〕▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1,R_2,R_3及びR_4は上記定
    義に同じ。 〕で表わされる活性型ビタミンD_3類の水酸基保護誘
    導体と上記式〔I〕で表わされる未反応のヒドロキシコ
    レスタ−5,7−ジエン類との混合物を生ぜしめ、次い
    で該混合物より活性型ビタミンD_3類の水酸基保護誘
    導体と未反応のヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類
    を分離し、未反応のヒドロキシコレスタ−5,7−ジエ
    ン類は循環再使用し、活性型ビタミンD_3類の水酸基
    保護誘導体は脱保護することを特徴とする下記式〔III
    〕▲数式、化学式、表等があります▼〔式中、R′_3
    ,R′_4はそれぞれ独立に水素原子または水酸基を表
    わす。 〕で表わされる活性型ビタミンD_3の製造法。 9 上記式〔IV〕におけるR_1及びR_2がエトキシ
    カルボニル基である特許請求の範囲第8項記載の活性型
    ビタミンD_3類の製造法。 10 上記式〔IV〕におけるR_3及びR_4がエトキ
    シカルボニルオキシ基である特許請求の範囲第8項又は
    第9項記載の活性型ビタミンD_3類の製造法。 11 上記式〔I〕で表わされるヒドロキシコレスタ−
    5,7−ジエン類の転化率が0.1〜50%になるまで
    紫外線照射を行う特許請求の範囲第8項〜第10項のい
    ずれか1項記載の活性型ビタミンD_3類の製造法。 12 上記式〔I〕で表わされるヒドロキシコレスタ−
    5,7−ジエン類の転化率が10〜40%になるまで紫
    外線照射を行う特許請求の範囲第8項〜第11項のいず
    れか1項記載の活性型ビタミンD_3類の製造法。 13 活性型ビタミンD_3類の水酸基保護誘導体と未
    反応のヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類の分離を
    、両者の溶解度差を利用して有機溶媒によつて行う特許
    請求の範囲第8項〜第12項のいずれか1項記載の活性
    型ビタミンD_3類の製造法。 14 活性型ビタミンD_3類の水酸基保護誘導体と未
    反応のヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン類の分離を
    、リンス又は晶析によつて行う特許請求の範囲第13項
    記載の活性型ビタミンD_3類の製造法。
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