JPS603326Y2 - 排気ブレ−キ装置 - Google Patents

排気ブレ−キ装置

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JPS603326Y2
JPS603326Y2 JP13916579U JP13916579U JPS603326Y2 JP S603326 Y2 JPS603326 Y2 JP S603326Y2 JP 13916579 U JP13916579 U JP 13916579U JP 13916579 U JP13916579 U JP 13916579U JP S603326 Y2 JPS603326 Y2 JP S603326Y2
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JP
Japan
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exhaust
valve
brake
exhaust pipe
closed
Prior art date
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Expired
Application number
JP13916579U
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English (en)
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JPS5657937U (ja
Inventor
肇 服部
Original Assignee
いすゞ自動車株式会社
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Publication date
Application filed by いすゞ自動車株式会社 filed Critical いすゞ自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブレーキ力が段階的に増大されるようにした車
両の排気ブレーキ装置に関するものである。
従来の排気ブレーキ力が大きな車両では、空車時など排
気ブレーキを操作した時急激にブレーキ力が作用し、車
両がスリップするなどの危険がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
したがって、排気管に半閉とされる排気ブレーキ弁と全
閉とされる排気ブレーキ弁とを備えたものが要求される
このような排気管に2個の弁を備えるものの1つとして
、従来実公昭50−43610号公報に開示されるもの
がある。
しかし、この従来技術はエンジンの暖機促進の目的で、
排気管を全閉とするブレーキ弁を上流側に、半閉とする
暖機弁を下流側にそれぞれ備えており、暖機中燃焼状態
の悪化を伴うことなく排熱の放出を抑えるために、暖機
弁を半閉とするものであり、ブレーキ作動時両者を順次
段階的に作動させるようにはなっていない。
本考案の目的は上述の問題に鑑み、ブレーキ作動時、排
気ブレーキ力が段階的に強く作用するようにすることに
よって、車両のスリップを防止し得るようにした排気ブ
レーキ装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を遠戚するために、本考案の構成は排気管の上
流側と下流側とに間隔を存して弁の作動位置で排気管を
半閉とする第1の排気ブレーキ弁と、排気管を全閉とす
る第2の排気ブレーキ弁とを駆動するための流体圧アク
チュエータと流体圧源を結ぶ配管に第1、第2の電磁弁
をそれぞれ設け、前記第1の電磁弁の通電回路がブレー
キ操作開始の信号によって閉じられ、前記第2の電磁弁
の通電回路がブレーキマスクシリンダ装置の出力油圧が
所定の値を超えた時の信号によって閉じられるものであ
る。
〔作 用〕
ブレーキ作動時、まず排気管4を半開とする第1の排気
ブレーキ弁5が作動し、その後に排気管を全閉とする第
2のブレーキ弁6が作動し、急激なブレーキ作用による
車両のスリップが防止される。
なお、大きなブレーキ力を必要としない場合には第2の
排気ブレーキ弁6は作動しない。
〔考案の実施例〕
本考案の構成を実施例に基づいて説明すると、第1図に
示すように車両に搭載される機関1は吸気マニホールド
2を一側に、排気マニホールド3を他側に備えており、
排気マニホールド3は1つの排気管4と接続され、公知
の消音器を経て外部に開放されている。
本考案によれば排気管4に長手方向に間隔を存して第1
、第2の排気ブレーキ弁5.6が設けられ、これらはリ
ンク機構を介して流体圧アクチュエータ7.8によって
駆動されるようになっている。
排気ブレーキ弁5は第2.3図に示すように、ケース2
5の内径とほぼ同径の円板からなる弁体23を、支軸2
0をもってケース25に回動可能に支持してなる。
弁体23の周縁に切欠21が設けられており、弁体23
が閉じる作動位置で、切欠21を通じて排気の流れを許
すような状態、すなわち実質的に排気管4を半閉状態と
するように構成されている。
切欠21の代りに第4図に示すように弁体23に通孔2
4を設けるようにしても良く、また第5図に示すように
弁体23の外形を楕円形としても良い。
排気弁6は弁体に切欠なとはなく、作動位置において排
気管4を閉鎖するような構成となっている。
流体圧力アクチュエータ7は第2図に示すように、函体
をダイアフラムをもって圧力室と大気室とに仕切り、前
記ダイアフラムに支持したロッド7aを大気室から外部
へ突出し、かつ排気ブレーキ弁5を駆動するリンク機構
31と連結し、前記圧力室を配管9及び電磁弁12を経
て流体圧力源13と連通可能に構成してなる。
電磁弁12は電磁コイル12a1スイツチ16と押しボ
タンスイッチ17との並列回路及びスイッチ18からな
る直列回路をもって電源19に接続される。
同様に流体圧アクチュエータ8もまた配管10を介して
流体圧力源13に接続され、前記配管10の途中に電磁
弁11が挿入接続され、Wコイルllaがスイッチ14
または押しボタンスイッチ15及びスイッチ18を経て
電源19に接続されるようになっている。
流体圧力源13は好ましくは圧縮空気が用いられ、前記
電磁コイルlla、12aが励磁されると、電磁弁11
.12がそれぞれ配管10.9を開き、圧力アクチュエ
ータ8.7の圧力室へ圧縮空気を供給し、排気ブレーキ
弁6.5を排気管4を横切る位置に作動させる一方、電
磁コイルlla、12aが消磁させると、各圧力アクチ
ュエータ8.7の圧力室を流体圧力源13から遮断し、
かつ大気に解放するようになっている。
スイッチ18はブレーキ操作に関連して作動されるもの
であり、例えば通常は閉じていて、クラッチペダルを踏
込んだ時(クラッチを切った時)に開くように構成され
る。
スイッチ16はブレーキペダルを踏込むと同時に、つま
りブレーキ操作の初期に閉じるように構成される。
また、スイッチ14はブレーキペダルを深く踏込んだ時
、つまりマスクシリンダ装置の出力液圧がある一定の値
を超えた時、この出力液圧に応答して閉じるように構成
される。
次に、本考案による排気ブレーキ装置の作動について説
明すると、ブレーキペダルを踏込むと、スイッチ16が
閉じ、電磁コイル12aが励磁され、電磁弁12が配管
9を介して流体圧アクチュエータ7の圧力室を流体圧力
源13に接続する。
流体圧アクチュエータ7の圧力室へ圧縮空気が供給され
ると、ロッド7aが左方へ押され、排気ブレーキ弁5が
作動し、排気管4が半閉状態となる。
従って、機関1の背圧が高まり、排気ブレーキ力が発生
する。
そして、ブレーキ操作の初期ニは排気ブレーキ弁5だけ
が作動するので、急激に過大なブレーキ力が作用するこ
ともなく、車両のスリップなどの危険を防止することが
できる。
次にブレーキペダルをく踏込んで十分なブレーキ力を得
たい場合には、マスクシリンダ装置の出力液圧が一定の
値を超えると、スイッチ14が閉じ、電磁コイルlla
が励磁され、電磁弁11によって流体圧アクチュエータ
8の圧力室が配管10を介して流体圧力源13に接続さ
れるので、流体圧アクチュエータ8によって排気ブレー
キ弁6が排気管4を閉塞する位置に作動され、大きな排
気ブレーキ力が発生する。
このようにして、ブレーキペダルの操作と同時にまず排
気管を半閉とする排気ブレーキ弁5が作動され、さらに
強く踏込めば、排気管4を全閉とする排気ブレーキ弁6
が作動されるのであるが、ブレーキペダルの操作とは無
関係に排気ブレーキ力を得たい場合には、スイッチ17
.15を手で操作すればよく、例えは長い急な下り坂を
走行するような場合には、スイッチ15を手で閉じれば
、ブレーキペダルを操作しなくても十分な大きな排気ブ
レーキ力が得られ、安全に走行することができる。
次に、ブレーキペダルによるブレーキ操作を解除すると
、各スイッチ14.16が開かれ電磁コイルlla、1
2aがそれぞれ消磁され、各流体圧アクチュエータ8.
7の圧力室は流体圧力源13から遮断され、大気に解放
される。
従って各流体圧アクチュエータ8.7の大気室に内装し
た戻しばねの力によってロッドが引込まれ、排気ブレー
キ弁6.5はこの弁体23が排気管4を流れる排気の流
れの方向と平行な位置(第2図に破線で示す位置)に戻
され、排気ブレーキ力が解消する。
そして、車両の変速操作の°ためクラッチペダルを踏込
んだ時、スイッチ18が開いて、手動操作によるスイッ
チ15または17が閉じている場合でも、排気ブレーキ
が解除され、変速操作の妨げとならない。
スイッチ18はクラッチ操作に連動する構成とする代わ
りに、アクセルペダルを離した時に閉じ、アクセルペダ
ルを踏込んだ時に開くように構成してもよく、また変速
機の操作レバーが中立位置にある時開いていて、いずれ
かの変速位置にある時閉じているように構成してもよい
〔考案の効果〕
要するに、本考案は排気管の上流側と下流側に間隔を存
して、排気管を半閉とする第1の排気ブレーキ弁と、排
気管を全閉とする第2の排気ブレーキ弁とを設け、ブレ
ーキ操作の第1段階で前記第1の排気ブレーキ弁が作動
腰第2段階で前記第2の排気ブレーキ弁が作動するよう
に構成したことが特徴であり、これによって段階的に排
気ブレーキ力を高めることができ、従来のように排気ブ
レーキ操作に伴なって急激に過大なブレーキ力が発生し
、車両がスリップするなどの危険を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る排気ブレーキ装置の構成図、第2
図は同装置における排気ブレーキ弁の構成国、第3図は
同排気ブレーキ弁の平面図、第4図及び第5図は排気ブ
レーキ弁についての第2、第3の実施例を示す平面図で
ある。 4・・・・・・排気管、5.6・・・・・・排気ブレー
キ弁、7.8・・・・・・流体圧アクチュエータ、9.
10・・・・・・配管、11.12・・・・・・電磁弁
、13・・・・・・流体圧力源、14.16・・・・・
・スイッチ、19・・・・・・電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気管の上流側と下流側とに間隔を存して弁の作動位置
    で排気管を半閉とする第1の排気ブレーキ弁と、排気管
    を全閉とする第2の排気ブレーキ弁とを駆動するための
    流体圧アクチュエータと流体圧源を結ぶ配管に第1°第
    2の電磁弁をそれぞれ設け、前記第1の電磁弁の通電回
    路がブレーキ操作開始の信号によって閉じられ、前記第
    2の電磁弁の通電回路がブレーキマスクシリンダ装置の
    出力油圧が所定の値を超えた時の信号によって閉じられ
    るように構成したことを特徴とする排気ブレーキ装置。
JP13916579U 1979-10-09 1979-10-09 排気ブレ−キ装置 Expired JPS603326Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13916579U JPS603326Y2 (ja) 1979-10-09 1979-10-09 排気ブレ−キ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP13916579U JPS603326Y2 (ja) 1979-10-09 1979-10-09 排気ブレ−キ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5657937U JPS5657937U (ja) 1981-05-19
JPS603326Y2 true JPS603326Y2 (ja) 1985-01-30

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JP13916579U Expired JPS603326Y2 (ja) 1979-10-09 1979-10-09 排気ブレ−キ装置

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