JPH042121Y2 - - Google Patents

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JPH042121Y2
JPH042121Y2 JP11641187U JP11641187U JPH042121Y2 JP H042121 Y2 JPH042121 Y2 JP H042121Y2 JP 11641187 U JP11641187 U JP 11641187U JP 11641187 U JP11641187 U JP 11641187U JP H042121 Y2 JPH042121 Y2 JP H042121Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は停車ブレーキ装置に関し、より詳しく
はブレーキ倍力装置を利用した停車ブレーキ装置
に関する。
「従来の技術」 従来、ブレーキ倍力装置を利用して、ブレーキ
ペダルに加えられた踏力が解放されても継続して
ブレーキ作用を行なわせることができるようにし
た停車ブレーキ装置が知られている(実開昭60−
13854号公報)。
この停車ブレーキ装置は、シエル内に摺動自在
に配設したパワーピストンと、このパワーピスト
ン軸部のバルブボデイ内に収納した弁機構と、上
記パワーピストンの作動方向前方側に形成した定
圧室と後方側に形成した変圧室と、上記定圧室に
連通する低圧圧力流体源と、上記弁機構を介して
定圧室と変圧室とを連通する連通路と、上記弁機
構を介して変圧室と高圧圧力流体源とを連通する
圧力通路と、上記弁機構を構成する弁プランジヤ
を作動させて流路を切換えさせ、上記定圧室と変
圧室との連通を遮断するとともに変圧室に高圧圧
力流体を供給してパワーピストンを前進させる入
力軸と、上記弁機構よりも定圧室側において上記
連通路を開閉する第1電磁開閉弁とを備え、該第
1電磁開閉弁によつてブレーキ倍力装置の作動中
に上記連通路を閉じ、上記入力軸に加えられた踏
力が解放されて上記弁機構により連通路が開放さ
れても変圧室と定圧室との連通を遮断させるよう
にしている。
ところで従来、停車ブレーキ装置においては、
アクセルペダルの踏込みやクラツチペダルの解放
作動等を検出して停車ブレーキ状態を解除させる
ようにしているが、急激に停車ブレーキ状態を解
除させると車両の急発進により大きなシヨツクが
生じるので、徐々に停車ブレーキ状態を解除させ
るようにしている(特開昭59−96036号公報)。
この停車ブレーキ装置はブレーキ倍力装置を用
いたものではなく、ブレーキペダルを電磁ソレノ
イドによつて踏込み位置に保持するようにしたも
のであるが、その解除時には電磁ソレノイドへの
制動力保持信号の供給を直ちに停止させるのでは
なく、断続的に停止させることによつて、停車ブ
レーキ状態の解除を徐々に行なわせるようにした
ものである。
「考案が解決しようとする問題点」 したがつて、前者の停車ブレーキ装置におい
て、後者の停車ブレーキ装置のように停車ブレー
キ状態の解除時に第1電磁開閉弁を断続的に開閉
作動させてから完全に開放させるようにすれば、
車両を滑らかに発進させることができるようにな
る。しかしながら、そのように構成した場合に
は、第1電磁開閉弁の耐久性に問題が生じる虞が
あり、また第1電磁開閉弁の断続的な開閉作動に
よるシヨツクが発生する虞もある。
「問題点を解決するための手段」 本考案はそのような事情に鑑み、前者の停車ブ
レーキ装置において、上記変圧室を低圧通路を介
して低圧圧力流体源に連通させるとともに、該低
圧通路に上記第1電磁開閉弁の流路面積よりも小
さな流路面積を有する第2電磁開閉弁を設け、こ
の第2電磁開閉弁を上記第1電磁開閉弁に先立つ
て開放させるようにしたものである。
「作用」 そのような構成によれば、停車ブレーキ状態の
解除時には、第1電磁開閉弁の開放に先立つて小
さな流路面積を有する第2電磁開閉弁が開放され
るので、その小さな流路面積により停車ブレーキ
状態が急激に解除されることを抑制できる。そし
てその後に相対的に大きな流路面積を有する第1
電磁開閉弁が開放されるので、ブレーキ状態が必
要以上に継続することが防止でき、したがつて大
きなシヨツクを伴なうことなく車両を滑らかに発
進させることができる。
また上記第1電磁開閉弁および第2電磁開閉弁
を断続的に開閉作動させる必要がないので、それ
らの耐久性が低下することやその断続開閉作動に
よるシヨツクの発生を防止することができる。
「実施例」 以下図示実施例について本考案を説明すると、
図において、ブレーキ倍力装置のシエル1はフロ
ントシエル1aとリヤシエル1bとからなり、そ
のシエル1内にパワーピストン2を摺動自在に設
けるとともに、このパワーピストン2の後面にダ
イアフラム3を張設し、そのパワーピストン2と
ダイアフラム3とによつて上記シエル1内を前方
の定圧室4と後方の変圧室5とに区画している。
また上記パワーピストン2の軸部に一体にバル
ブボデイ6を設け、このバルブボデイ6内に流路
を切換える弁機構7を収納し、さらにこれらパワ
ーピストン2やバルブボデイ6等を、通常はリタ
ーンスプリング8によつて図示非作動位置に保持
している。
上記弁機構7はバルブボデイ6に形成した第1
弁座10、弁プランジヤ11に形成した第2弁座
12および両弁座10,12にパワーピストン2
の後方側すなわち図の右方からばね13の弾撥力
によつて着座する弁体14を備えている。そし
て、上記第1弁座10と弁体14とのシート部よ
り外側を連通路15および第1電磁開閉弁16を
介して上記定圧室4に連通させ、さらにその定圧
室4をシエル1に設けた負圧導入管17および逆
止弁18を介して図示しないエンジンのインテー
クマニホールド等の負圧源すなわち低圧圧力流体
源に連通させている。
他方、上記第1弁座10と弁体14、および第
2弁座12と弁体14との各シール部の中間部は
バルブボデイ6に形成した連通路19を介して変
圧室5に連通させ、さらに上記第2弁座12と弁
体14とのシール部より内側はフイルタ20を設
けた圧力通路21を介して大気すなわち高圧圧力
流体源に連通させている、なお、上記変圧室5
は、上記バルブボデイ6を摺動自在に貫通させた
シール部材22によつて外部との気密を保つてい
る。
上記弁機構7を構成する弁プランジヤ11はキ
ー部材24によつてバルブボデイ6から抜出るの
を防止するとともに、その末端部を図示しないブ
レーキペダルに連動させた入力軸25に連結し、
また弁プランジヤ11の先端面は出力軸26の末
端面に対向させてその対向面間にリアクシヨンデ
イスク27を介在させている。さらに上記フロン
トシエル1aの軸部にはシエル1の内部に向けて
筒状部1cを突出形成してあり、その内部に配設
したシール部材28に上記出力軸26を摺動自在
に貫通させてシエル1の外部に突出させ、その突
出端を図示しないマスターシリンダのピストンに
連動させている。
然して、上述した第1電磁開閉弁16は定圧室
4内に配置するとともに、コイル状のリターンス
プリング8の外側かつ下方位置においてバルブボ
デイ6に取付けてあり、この第1電磁開閉弁16
によつてバルブボデイ6に形成した上記連通路1
5を開閉できるようにしている。
そして上記第1電磁開閉弁16から引出したハ
ーネス31は、フロントシエル1aに設けたシー
ル手段32を介して外部に引出し、マイクロコン
ピユータ等からなる制御装置33に接続してい
る。このとき、上述のように上記第1電磁開閉弁
16をコイル状のリターンスプリング8の外側か
つ下方位置においてバルブボデイ6に取付けてい
るので、上記ハーネス31がリターンスプリング
8に干渉することを防止することができる。
また上記変圧室5は、上記弁機構7を介するこ
となく、リヤシエル1bに設けた圧力流体導入管
34、低圧通路35および上述した逆止弁18を
介して負圧源に連通させてあり、かつその低圧通
路35に、上記第1電磁開閉弁16の流路面積よ
りも小さな流路面積を有する第2電磁開閉弁36
を設け、この第2電磁開閉弁36を上記制御装置
33に接続している。
さらに、上記逆止弁18よりも負圧源側に圧力
検出器37を設け、この圧力検出器37からの信
号を上記制御装置33に入力するようにしてい
る。
以上の構成において、一般的な状態では、上記
制御装置33は第2電磁開閉弁36を閉鎖すると
ともに第1電磁開閉弁16を開放している。そし
てこの状態におけるブレーキ倍力装置の非作動時
には、負圧導入管17を介して定圧室4内に導入
されている負圧は、第1電磁開閉弁16を介して
連通路15に導入され、さらに弁機構7および連
通路19を介して変圧室5に供給される。
したがつてこの状態では、パワーピストン2の
前後に流体圧力差が発生することがないので、ブ
レーキ倍力装置は上記電磁開閉弁16,36を有
しない従来周知のブレーキ倍力装置と同様に図示
非作動状態を維持している。
また、上述した非作動状態からブレーキペダル
が踏込まれた際には、従来周知のブレーキ倍力装
置と同様に、ブレーキペダルの踏込み力に応じた
ブレーキ力を発生させることができることは明ら
かである。そしてブレーキ倍力装置の作動によつ
てバルブボデイが前進した際には、バルブボデイ
6に取付けた第1電磁開閉弁16は、フロントシ
エル1aの軸部に筒状部1cを形成することによ
つて定圧室4内に形成された空スペース38内に
位置されるようになるので、第1電磁開閉弁16
を設けてもブレーキ倍力装置の軸方向寸法を小さ
いままに維持することが可能となる。
上述した一般的な作動に対し、上記制御装置3
3が図示しない各種のセンサから停車ブレーキの
作動条件を検出し、第2図の符号Aで示すよう
に、少なくともアクセルペダルが解放されてそれ
を検出するアクセルスイツチがOFF、および車
速が零となつた状態を含めて所定の作動条件が満
たされた際には、該制御装置33は第1電磁開閉
弁16を励磁して上記連通路15を閉鎖させる。
この状態では、上記ブレーキペダルの踏込みが
解除されて弁機構7が連通路15,19を介して
定圧室4と変圧室5とを連通させようとしても、
連通路15が第1電磁開閉弁16によつて閉鎖さ
れているので、変圧室5内に導入された圧力は定
圧室4を介して負圧源に逃げることができず、し
たがつてブレーキ作動状態が維持される。
そしてこの停車ブレーキ状態から、マニアルト
ランスミツシヨン車ではシフトレバーによりギヤ
がニユートラル位置からシフトされてクラツチペ
ダルが解放され、或いは第2図の符号Bで示すよ
うに、オートマチツクトランスミツシヨン車にお
いてはアクセルペダルが踏込まれて上記アクセル
スイツチがONとなると、上記制御装置33は第
1電磁開閉弁16を開放させるのに役立つて、第
2電磁開閉弁36を開放させる。
すると、変圧室5内の圧力流体は圧力流体導入
管34、低圧通路35、第2電磁開閉弁36およ
び逆止弁18を介して負圧源に排出されるように
なり、変圧室内5の圧力が低下してブレーキ力が
低下するが、上記第2電磁開閉弁36の流路面積
は相対的に小さく設定しているので変圧室5内の
圧力が急激に低下することはなく、発進時の大き
なシヨツクが防止できる。
そして第2図の符号Cで示すように、上記第2
電磁開閉弁36を開放してから予め定めた所定時
間Tが経過すると、上記制御装置33が第2電磁
開閉弁36を閉鎖するとともに第1電磁開閉弁1
6を開放させる。すると、変圧室5内の圧力は連
通路19、弁機構7、連通路15および第1電磁
開閉弁16を介して定圧室4内に逃げ、さらに負
圧導入管17および逆止弁18を介して負圧源に
排出されるようになり、この際、上記第1電磁開
閉弁16の流路面積を充分に大きく設定してある
ので変圧室5内の圧力は速やかに低下し、ブレー
キ作用の解除が必要以上に緩慢になることが防止
される。
さらに、上記停車ブレーキ状態の解除の際に
は、上記制御装置33は圧力検出器37によつて
エンジンのインテークマニホールド内の負圧の大
きさを検出しており、第2図の符号C′で示すよう
に、停車ブレーキの解除時に車両の急発進によつ
てその負圧が所定値以下(第2図のONの状態)
となつた際には、制御装置33は上記所定時間T
が経過していなくても直ちに第2電磁開閉弁36
を閉鎖するとともに第1電磁開閉弁16を開放さ
せ、速やかに停車ブレーキ状態を解除させてブレ
ーキの引きずりを防止する。
「考案の効果」 以上のように、本考案によれば、停車ブレーキ
状態が急激に解除されるのを防止できるため、大
きなシヨツクを伴なうことなく車両を滑らかに発
進させることができ、しかも第1電磁開閉弁や第
2電磁開閉弁を断続的に開閉作動させる必要がな
いので、それらの耐久性が低下することやその断
続開閉作動によるシヨツクの発生を防止すること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は作動説明図である。 1……シエル、2……パワーピストン、4……
定圧室、5……変圧室、6……バルブボデイ、7
……弁機構、11……弁プランジヤ、15,19
……連通路、16……第1電磁開閉弁、21……
圧力通路、25……入力軸、33……制御装置、
35……低圧通路、36……第2電磁開閉弁、3
7……圧力検出器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シエル内に摺動自在に配設したパワーピストン
    と、このパワーピストン軸部のバルブボデイ内に
    収納した弁機構と、上記パワーピストンの作動方
    向前方側に形成した定圧室と後方側に形成した変
    圧室と、上記定圧室に連通する低圧圧力流体源
    と、上記弁機構を介して定圧室と変圧室とを連通
    する連通路と、上記弁機構を介して変圧室と高圧
    圧力流体源とを連通する圧力通路と、上記弁機構
    を構成する弁プランジヤを作動させて流路を切換
    えさせ、上記定圧室と変圧室との連通を遮断する
    とともに変圧室に高圧圧力流体を供給してパワー
    ピストンを前進させる入力軸と、上記弁機構より
    も定圧室側において上記連通路を開閉する第1電
    磁開閉弁とを備え、該第1電磁開閉弁によつてブ
    レーキ倍力装置の作動中に上記連通路を閉じ、上
    記入力軸に加えられた踏力が解放されて上記弁機
    構により連通路が開放されても変圧室と定圧室と
    の連通を遮断させるようにした停車ブレーキ装置
    において、 上記変圧室を低圧通路を介して低圧圧力流体源
    に連通させるとともに、該低圧通路に上記第1電
    磁開閉弁の流路面積よりも小さな流路面積を有す
    る第2電磁開閉弁を設け、この第2電磁開閉弁を
    上記第1電磁開閉弁に先立つて開放させることを
    特徴とする停車ブレーキ装置。
JP11641187U 1987-07-29 1987-07-29 Expired JPH042121Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11641187U JPH042121Y2 (ja) 1987-07-29 1987-07-29
US07/222,657 US4930607A (en) 1987-07-29 1988-07-21 Vehicular brake holding system
AU20191/88A AU587946B2 (en) 1987-07-29 1988-07-29 Vehicular brake holding system
FR888810330A FR2618744B1 (fr) 1987-07-29 1988-07-29 Dispositif de maintien du freinage pour vehicule

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JP11641187U JPH042121Y2 (ja) 1987-07-29 1987-07-29

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JPS6421060U JPS6421060U (ja) 1989-02-02
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