JPS6033106A - 軌道路面両用車輛 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タイヤ駆動輪の前後に夫々一対のツインレー
ルを走行する車輪を設けたゴルフバック運搬装置に関す
る。

従来のゴルフバッグ運搬装置には、上下２本に敷設した
モルレール上を跨座式で走行する形式がある。この装置
は、例えば第１図に示す如く、上レール１の上面にタイ
ヤ駆動輪２が１又は２個転動配置され、かつ上レール１
０両側面及び下レール３の両側面に夫々転勤するガイド
輪４がタイヤ駆動輪２の底部位置より低い位置に取付け
られている。

そのため、このような構造の運搬装置は、上下２本のモ
ルレールが敷設されていない路面走行が不可能となり、
各ホール間移動、クラブハウス間移動及び運搬車の車庫
へは自由に移送させることが困難又は不可能となる。可
能にするには上下２本のモルレールをくまなく敷設しな
ければならず、レールの敷設費は飛躍的に増大して不利
であり、また本来的に最小限必要な各ホール間の移送で
充分なのに、それだけのレール敷設では運搬車を放置し
ておかなければならず、結局、車庫までレールを延長し
なければならず、工事に要する時間も大幅に消費する欠
点がある。

本発明はかかる点に鑑み、平面上に２本配置したツイン
レール上を走行させることにより運搬車の走行安定を図
り、ガイド輪を必要に応じて駆動輪の底位置に対して上
下に移動可能に構成することにより、一般路面とツイン
レールとを選択的に切換運転することができる運搬装置
を提案することを主たる目的とする。

以下本発明の一実施例について図面を診照しながら詳細
に説明する。　−−−−− 第２図は本発明の一例を示す路線的正面図及び１則１笛
図である。

く以下ノ９′白） １０は運搬車の車体を示し、これは側部が三角状フレー
ムを呈し、上部はキャディ等が操作する腕部１１が延長
形成され、下部前方には該導ゴムタイヤを支持するフレ
ーム１０ａが延長形成されている。そして車体１０の後
方寄りにタイヤ駆動輪１２を支持する軸受１３が設けら
れ、路面走行時にはタイヤ駆動輪１２及び誘導ゴムタイ
ヤ１５によって路面に接地して移動される。一方、平担
面上に敷設したツインレール１６上を走行させるため、
駆動輪１２の前後位置に上下移動可能な鍔付き誘導輪１
７が計４個設けられている。尚、前輪１７Ａと駆動輪１
２との心間距離１１は後輪１７Ｂと駆動輪１２との心間
距離１２より長く設定し、後輪１７Ｂ側への重心の移動
に備えている。

第４図は誘導輪の上下駆動機構の一例を示す図である。

２１は誘導輪１７の軸受２２を支持する空気圧シリンダ
を示し、これは第４図に示す如く、ピストン２３が横断
面多角形状又は長円・楕円形を呈し、ピストン２３がシ
リンダ２１ＪＣ対して回転しないように考慮されている
。ピストン２３が固定したシリンダ２１に対して自由に
回転すると、左右のピストン２３の先端に取付けた誘導
輪１１の方向性が定まらず、予め設定したトーイン効果
が得られず、先導輪効果が減殺してしまう。ピストン２
３はシリンダ２１の他方端から圧縮空気の供給によって
内蔵した第１圧縮はね２４に抗して伸動し、空気圧の解
除によって第１ばね２４により元の位置に細動する。ピ
ストン２３には第１ばね２４のばね圧より強い第２圧縮
ばね２５も同心的に内蔵している。第２ばね２５の伸縮
量は第１ばね２４より極めて小さくしてもよい。この第
２ばね２５の機能は後述する。従って、通常所定の空気
圧の供給によづて第１ばね２４のみが短縮され、第２ば
ね２５は僅かしか短縮しないが、事実上第１ばね２４の
短縮によるピストン２３の伸長状態で誘導輪１７の位置
を下側へ変更することができる。

従って、一般路面を走行するときは、誘導輪１１が駆動
輪１２の底位置より上側に位置するようにシリンダ２１
の位置を定め、ツインレール上を走行するときは、空気
圧供給により誘導輪１１が駆動輪１２の底位置より下側
に位置するようにピストン２３の行程を定める。すなわ
ち誘導輪１７Ａ、１７Ｂが共にピストンの伸動により下
側に押出され、駆動輪１２の浮上がらない位置で誘導輪
１７Ａ、１７Ｂの位置が固定化される。但し、先端に設
けた誘導ゴムタイヤ１５を路面より高くして芝生に接触
しないようにするため、予め前側誘導輪１７Ａの伸長量
を考慮しておく。尚、一般路面走行時には車体１０の前
方に延長したゴムタイヤ１５及び駆動輪１２の三点接地
により運転操作される。

第６図はシリンダ駆動系統図の一例を示す図である。空
気送圧器３１の始動は、手動式の送圧スイッチ３２又は
遠隔操作受信部３３の受信信号によって行なわれる。送
圧器３１からの空気圧は電磁三方弁３４を介して各シリ
ンダ２１ａ、２１ｂ。

２１Ｃ，２１ｄに供給される。電磁弁３４は空気圧口路
中で空気漏れが生じたとき自動的に送圧器３１な働かせ
かつ一定の空気圧以上になると自動的に送圧器３１を停
止させるためのものであり、３５は両者間の電気配線を
示す。

ところで前後輪１１及びタイヤ駆動輪１２にょる三軸構
成の車輌は必ずしも中央にある駆動輪１２上に重心が位
置するとは限らず、前方又は後方になることがむしろ多
い。例えばゴルフバックが積載された際、その重量が加
わった例の誘導輪１１の上下位置を調整しなければ、重
量が加わった側の反対側の誘導輪がレール１６から離間
し、事実上誘導輪の機能を有しなくなる。

そこで、一方のシリンダ列例えば前誘導輪側シリンダ２
１ａ、２１ｂに対し、後誘導輪側シリンダ２１Ｃ，２ｉ
ｄの径を小に設定することにより、一定圧で圧送された
空気圧によっても後誘導輪１７Ｂに作用する反力は前誘
導輪１７Ａに作用する反力よりも小さくなる。そのため
車体の重心をタイヤ駆動輪１２側へ作為的に寄せること
ができ、事実−ヒタイヤ駆動輪１２と前誘導輪１７Ａと
の二軸支持に近似する作用を得ることができる。尚、重
心の移動を考慮して前側シリンダ２１８．２１ｂること
もできる。この場合前後シリンダを異径にする代替とし
て、後輪側シリンダ２１Ｃ，２１ｄに背圧を加えること
により、同様の効果を得ることができる。図中、３７は
背圧用管路を示す。

第６図において、３８は駆動モータスイッチを示し、こ
れには電池３９及び駆動輪１２用モータ４０が電気接続
されている。

次に動作について説明する。まず一般路面を走行すると
き、又は車庫に誘導するときは、誘導ゴムタイヤ１５及
び駆動輪１２の二軸で走行させる。

駆動スイッチ３８のオンにより自由な方向へ運転可能と
なる。

次に芝生上に敷設した横ツインレール１６の上に左右の
タイヤの駆動輪１２を位置せしめ、送圧スイッチ３２を
オンすることにより、送圧器３１が作動されると共に電
磁弁３４が働いて各シリンダ２１２．２１ｂ、２１Ｃ，
２１ｄへ空気が圧送される。この場合、レール１６の内
側に各鍔付き誘導輪１１の鍔１．７ａが位置しているの
で、各誘導輪１７はレール１６上に載置する。従って、
誘導ゴムタイヤ１５は路面から離れる。このとき後誘導
輪側シリンダ２１Ｃ，２１ｄを径小又は背圧作用せしめ
ることにより、車輌の走行時、駆動輪１２に寄せて設け
た後誘導輪１７Ｂに作用する反力が弱化することに起因
して駆動＆１１２のレール１６に対する摩擦抵抗が増大
し、重量物を積載したときに重心が駆動輪１２側へ加わ
らない場合でも、駆動輪摩擦を充分付与せしめ得る。

ところで、ツインレール１６上の走行時、レール１６は
当初から正確な平面度を維持することは敷設」−及び保
守上かなり困難な場合がある。特にゴルフ場のようｔ’
ｓ凹凸が激しい地形に無理にレールを敷設しなければな
らない現状では、このような問題は不可避である。その
ためレールの一部に平面度が維持されない箇所を走行す
る場合は、車輌の少なくとも一輪がレールから離脱する
虞れが発生する。殊にカーブにさしかかる際かかるレー
ル状態では脱線の危険が極めて高くなる。そこで、不平
面度のレールからの脱輪を未然に防ぐため、空気シリン
ダ２１に第１及び第２ばね２４．２５を内蔵して解決す
ることができる。すなわち、所定の空気圧の供給により
第１ばね２４は全量線動するが、第２ばね２５は僅かに
圧縮する関係にばね圧を設定しておくことにより、４つ
の誘導輪１７中の１つの誘導輪１７ａが接するレールが
凹没している場合は誘導輪１７　ａ’のレールに対する
反力が軽減されるが、との反力軽減による相殺力は第１
ばね２４では働かず、一部細動状態にある第２ばね２５
の伸動作用によって発生するため、誘導輪１７　ａ’の
レールに対する接地圧が確保され、レールからの脱輪事
故は解消される。尚、所定空気圧供給による第２ばね２
５の細動量は、誘導輪１７の鍔１７ａの高さ寸法と同等
又は僅大にして設定しておけば充分である。

またレール１６が上下起伏が大きい箇所に設置されたと
きは、レール１６の頂部を通過するとき駆動輪１２に対
して前後の誘導輪の接地圧が小さくなり、逆にレール谷
部を通過するときは駆動輪１２に対して誘導輪の接地圧
が大きくなり、著しいときは駆動輪１２がレール１６か
ら離間し、走行不能となる場合がある。そこでレール谷
部を通過する除誘導輪１７の接地圧が大きく作用したと
きシリンダ２１内の圧力を逃がすことにより前又は後の
誘導輪の反力を小に設定でき、よって駆動弁を示し、こ
れは後側シリンダと基管路４４との管路分岐部４３に設
けられ、逃し弁４２を介して各後側シリンダ２１Ｃ，２
１ｄに接続される。逃し弁４２の調節はレール敷設の際
の起伏度合及び車体重量によって適切に行なわれる。こ
の場合、逃し弁４２に代えて基管路４４中に圧力調整タ
ンク４５を設けることにより、同様の機能を達成しイ仔
る。

横ツインレール１６から車輌を脱出させるには、送圧ス
イッチ３２のオフにより、送圧器３１が停止すると共に
電磁弁３４が開いて外気に放出するため、各シリンダに
内蔵した第１第２ばね２４゜２５の復帰により前後誘導
輪１７Ａ、、、１７Ｂが上方へ偏倚し、誘導ゴムタイヤ
１５が地面に接する。

そこで駆動スイッチ３８のオンにより自由な方向へ移動
せしめ得るので、芝生から車庫等へレールなくして自走
させ得る。

以上述べた如く本発明によれば、ゴルフ場のコースに沿
って敷設されたツインレール上をゴルフバッグを積載し
て走行する運搬装置において、該運搬装置のタイヤ駆動
輪の前後に夫々一対の上記ツインレールを走行する車輪
を設け、該車輪はツインレー／ン以外を走行するとき上
記タイヤ駆動輪９底位置より高い位置に設定し、ツイン
レールを走行するとき上記タイヤ駆動輪の底位置より低
い位置に設定したので、従来の如き上下２本に敷設した
モルレール上を跨座式で走行するこの踵運搬装置がレー
ルがなければ移送することができないが、必要最少限の
敷設で充分であり、クラブハウスまでのアプローチ又は
車庫内にまでレールを敷設する必要がなく、車庫内に車
輛を密集収納することができ、レール敷設費は大幅に軽
減される。

また上下２本のモルレール方式の場合は他の車輛・利用
者が横断するときは解放するかその部分を取外さなけれ
ばならず、保守作業も面倒であるが、地面に突出しない
ツインレール上を走行せしめるので、かかる欠点を解消
し得る。

尚、本発明は、電波による遠隔操作も可能であるが、従
来の技術手段を用込得るので、説明を省略する。従って
本発明によれば、ゴルフ場でのキャディの歩行距離を短
縮軽減１．、客へのゴルフクラブの交換効率を向上する
ことができ、各コースの進行を停滞することなくサービ
スが可能となり、第１図は従来の運搬装置の一例を示す
図、第２図及び第３図は本発明の一例を示す正面図及び
側面図、第４図は誘導輪の上下駆動機構の一例を示す図
、第５図は第４図中ｖ−ｖ昧断面図、第６図はシリ／ダ
駆動系統図の一例を示す図である。

１０・・車体、１７・・・誘導輪、２１・・・空気圧シ
リンダ、１５・・・誘導ゴムタイヤ、１２・・・駆動輪
。

出願人代理人　弁理士　秋　山　高

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■、　ゴルフ場のコースに清って敷設されたツインレー
   ル上をゴルフバッグを積載して走行する運搬袋、電にお
   いて、該運搬装置のタイヤ駆動輪の前後に夫々一対の上
   記ツインレールを走行する車輪を設け、該車輪はツイン
   レール以外を走行するとき上記タイヤ駆動輪の底位置よ
   り高い位置に設定し、ツインレールを走行するとき上記
   タイヤ駆動輪の底位置より低い位置に設定したことを特
   徴とするゴルフバッグ運搬装置。 ２　」−記運搬装置の前方にタイヤ先導輪が設けられ、
   該タイヤ先導輪は上記ツインレール以外を走行するとき
   路面に接し、上記ツインレールを走行するとき該レール
   面より高い位置に設定した特許請求の範囲第１項記載の
   ゴルフノくノブ運搬装置。