JPH0115525Y2 - - Google Patents
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- JPH0115525Y2 JPH0115525Y2 JP1983119091U JP11909183U JPH0115525Y2 JP H0115525 Y2 JPH0115525 Y2 JP H0115525Y2 JP 1983119091 U JP1983119091 U JP 1983119091U JP 11909183 U JP11909183 U JP 11909183U JP H0115525 Y2 JPH0115525 Y2 JP H0115525Y2
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- Japan
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- spring
- wheels
- rail
- piston
- wheel
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 206010012411 Derailment Diseases 0.000 description 6
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 5
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
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- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60F—VEHICLES FOR USE BOTH ON RAIL AND ON ROAD; AMPHIBIOUS OR LIKE VEHICLES; CONVERTIBLE VEHICLES
- B60F1/00—Vehicles for use both on rail and on road; Conversions therefor
- B60F1/04—Vehicles for use both on rail and on road; Conversions therefor with rail and road wheels on different axles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Handcart (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、例えばゴルフカートに適用して好適
なタイヤ駆動輪の前後に夫々一対のツインレール
を走行する車輪を設けた路面・レール両用運搬車
輌に関する。
なタイヤ駆動輪の前後に夫々一対のツインレール
を走行する車輪を設けた路面・レール両用運搬車
輌に関する。
従来のゴルフバツク運搬装置には、上下2本に
敷設したモノレール上を跨座式で走行する形式が
ある。この装置は、例えば第1図に示す如く、上
レール1の上面にタイヤ駆動輪2が1又は2個転
動配置され、かつ上レール1の両側面及び下レー
ル3の両側面に夫々転動するガイド輪4がタイヤ
駆動輪2の底部位置より低い位置に取付けられて
いる。
敷設したモノレール上を跨座式で走行する形式が
ある。この装置は、例えば第1図に示す如く、上
レール1の上面にタイヤ駆動輪2が1又は2個転
動配置され、かつ上レール1の両側面及び下レー
ル3の両側面に夫々転動するガイド輪4がタイヤ
駆動輪2の底部位置より低い位置に取付けられて
いる。
そのため、このような構造の運搬装置は上下2
本のモノレールが敷設されていない路面走行が不
可能となり、各ホール間の移動、クラブハウス間
の移動及び運搬車の車庫へは自由に移送させるこ
とが困難又は不可能となる。可能にするには上下
2本のモノレールをくまなく敷設しなければなら
ず、レールの敷設費は飛躍的に増大して不利であ
る。また本来的に最小限必要な各ホール間の移送
で充分なのに、それだけのレール敷設では運搬車
を放置せざるを得ず、結局、車庫までレールを延
長しなければならず、工事に要する時間も大幅に
消費する欠点がある。
本のモノレールが敷設されていない路面走行が不
可能となり、各ホール間の移動、クラブハウス間
の移動及び運搬車の車庫へは自由に移送させるこ
とが困難又は不可能となる。可能にするには上下
2本のモノレールをくまなく敷設しなければなら
ず、レールの敷設費は飛躍的に増大して不利であ
る。また本来的に最小限必要な各ホール間の移送
で充分なのに、それだけのレール敷設では運搬車
を放置せざるを得ず、結局、車庫までレールを延
長しなければならず、工事に要する時間も大幅に
消費する欠点がある。
ところで、広い土地に正確な平面度を有するレ
ールを常に維持することは、地盤の変動等により
かなり困難な場合が少なくない。そのためほぼ水
平状態で運行し得るように製造された車両は、あ
る箇所で平面度が維持されていない場合は、左右
の少なくとも一方の車輪が離脱する虞れがあり、
脱線の危険を常に内包している場合が多い。
ールを常に維持することは、地盤の変動等により
かなり困難な場合が少なくない。そのためほぼ水
平状態で運行し得るように製造された車両は、あ
る箇所で平面度が維持されていない場合は、左右
の少なくとも一方の車輪が離脱する虞れがあり、
脱線の危険を常に内包している場合が多い。
本考案はかかる点に鑑み、左右の車輪を支持し
ている軸に通常の緩衝用のばねと共に、一時的に
レールの凹部にさしかかつたときに当該車輪が瞬
間的に伸張作用させる特別のばねを設けてレール
に対し車輪が脱線しないようにすることにより従
来の欠点を解消することを主たる目的とする。
ている軸に通常の緩衝用のばねと共に、一時的に
レールの凹部にさしかかつたときに当該車輪が瞬
間的に伸張作用させる特別のばねを設けてレール
に対し車輪が脱線しないようにすることにより従
来の欠点を解消することを主たる目的とする。
以下本考案の一実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
がら詳細に説明する。
第2図及び第3図は本考案の一例を示す略線的
正面図及び側面図である。
正面図及び側面図である。
10は運搬車の車体を示し、これは側部が三角
状フレームを呈し、上部はキヤデイ等が操作する
腕部11が延長形成され、下部前方には該導ゴム
タイヤを支持するフレーム10aが延長形成され
ている。そして車体10の後方寄りにタイヤ駆動
輪12を支持する軸受13が設けられ、路面走行
時にはタイヤ駆動輪12及び誘導ゴムタイヤ15
によつて路面に接地して移動される。一方、平担
面上に敷設したツインレール16上を走行させる
ため、駆動輪12の前後位置に上下移動可能な鍔
付き誘導輪17が計4個設けられている。尚、前
輪17Aと駆動輪12との心間距離l1は後輪17
Bと駆動輪12との心間距離l2より長く設定し、
後輪17B側への重心の移動に備えている。
状フレームを呈し、上部はキヤデイ等が操作する
腕部11が延長形成され、下部前方には該導ゴム
タイヤを支持するフレーム10aが延長形成され
ている。そして車体10の後方寄りにタイヤ駆動
輪12を支持する軸受13が設けられ、路面走行
時にはタイヤ駆動輪12及び誘導ゴムタイヤ15
によつて路面に接地して移動される。一方、平担
面上に敷設したツインレール16上を走行させる
ため、駆動輪12の前後位置に上下移動可能な鍔
付き誘導輪17が計4個設けられている。尚、前
輪17Aと駆動輪12との心間距離l1は後輪17
Bと駆動輪12との心間距離l2より長く設定し、
後輪17B側への重心の移動に備えている。
第4図は誘導輪の上下駆動機構の一例を示す図
である。21は誘導輪17の軸受22を支持する
空気圧シリンダを示し、これは第4図に示す如
く、ピストン23が横断面多角形状又は長円・楕
円形をを呈し、ピストン23がシリンダ21に対
して回転しないように考慮されている。ピストン
23が固定したシリンダ21に対して自由に回転
すると、左右のピストン23の先端に取付けた誘
導輪17の方向性が定まらず、予め設定したトー
イン効果が得られず、先導輪効果が減殺してしま
う。ピストン23はシリンダ21の他方端から圧
縮空気の供給によつて内蔵した第1圧縮ばね24
に抗して伸動し、空気圧の解除によつて第1ばね
24により元の位置に縮動する。ピストン23に
は第1ばね24のばね圧より強い第2圧縮ばね2
5も同心的に内蔵している。第2ばね25の伸縮
量は第1ばね24より極めて小さくしてもよい。
この第2ばね25の機能は後述する。従つて、通
常所定の空気圧の供給によつて第1ばね24のみ
が短縮され、第2ばね25は僅かしか短縮しない
が、事実上第1ばね24の短縮によるピストン2
3の伸長状態で誘導輪17の位置を下側へ変更す
ることができる。
である。21は誘導輪17の軸受22を支持する
空気圧シリンダを示し、これは第4図に示す如
く、ピストン23が横断面多角形状又は長円・楕
円形をを呈し、ピストン23がシリンダ21に対
して回転しないように考慮されている。ピストン
23が固定したシリンダ21に対して自由に回転
すると、左右のピストン23の先端に取付けた誘
導輪17の方向性が定まらず、予め設定したトー
イン効果が得られず、先導輪効果が減殺してしま
う。ピストン23はシリンダ21の他方端から圧
縮空気の供給によつて内蔵した第1圧縮ばね24
に抗して伸動し、空気圧の解除によつて第1ばね
24により元の位置に縮動する。ピストン23に
は第1ばね24のばね圧より強い第2圧縮ばね2
5も同心的に内蔵している。第2ばね25の伸縮
量は第1ばね24より極めて小さくしてもよい。
この第2ばね25の機能は後述する。従つて、通
常所定の空気圧の供給によつて第1ばね24のみ
が短縮され、第2ばね25は僅かしか短縮しない
が、事実上第1ばね24の短縮によるピストン2
3の伸長状態で誘導輪17の位置を下側へ変更す
ることができる。
従つて、一般路面を走行するときは、誘導輪1
7が駆動輪12の底位置より上側に位置するよう
にシリンダ21の位置を定め、ツインレール上を
走行するときは、空気圧供給により誘導輪17が
駆動輪12の底位置より下側に位置するようにピ
ストン23の行程を定める。すなわち誘導輪17
A,17Bが共にピストンの伸動により下側に押
出され、駆動輪12の浮上がらない位置で誘導輪
17A,17Bの位置が固定化される。但し、先
端に設けた誘導ゴムタイヤ15を路面より高くし
て芝生に接触しないようにするため、予め前側誘
導輪17Aの伸長量を考慮しておく。尚、一般路
面走行時には車体10の前方に延長したゴムタイ
ヤ15及び駆動輪12の三点接地により運転操作
される。
7が駆動輪12の底位置より上側に位置するよう
にシリンダ21の位置を定め、ツインレール上を
走行するときは、空気圧供給により誘導輪17が
駆動輪12の底位置より下側に位置するようにピ
ストン23の行程を定める。すなわち誘導輪17
A,17Bが共にピストンの伸動により下側に押
出され、駆動輪12の浮上がらない位置で誘導輪
17A,17Bの位置が固定化される。但し、先
端に設けた誘導ゴムタイヤ15を路面より高くし
て芝生に接触しないようにするため、予め前側誘
導輪17Aの伸長量を考慮しておく。尚、一般路
面走行時には車体10の前方に延長したゴムタイ
ヤ15及び駆動輪12の三点接地により運転操作
される。
第6図はシリンダ駆動系統図の一例を示す図で
ある。空気送圧器31の始動は、手動式の送圧ス
イツチ32又は遠隔操作受信部33の受信信号に
よつて行なわれる。送圧器31からの空気圧は電
磁三方弁34を介して各シリンダ21a,21
b,21c,21dに供給される。電磁弁34は
空気圧回路中で空気漏れが生じたとき自動的に送
圧器31を働かせかつ一定の空気圧以上になると
自動的に送圧器31を停止させるためのものであ
り、35は両者間の電気配線を示す。
ある。空気送圧器31の始動は、手動式の送圧ス
イツチ32又は遠隔操作受信部33の受信信号に
よつて行なわれる。送圧器31からの空気圧は電
磁三方弁34を介して各シリンダ21a,21
b,21c,21dに供給される。電磁弁34は
空気圧回路中で空気漏れが生じたとき自動的に送
圧器31を働かせかつ一定の空気圧以上になると
自動的に送圧器31を停止させるためのものであ
り、35は両者間の電気配線を示す。
ところで前後輪17及びタイヤ駆動輪12によ
る三軸構成の車輌は必ずしも中央にある駆動輪1
2上に重心が位置するとは限らず、前方又は後方
になることがむしろ多い。例えばゴルフバツクが
積載された際、その重量が加わつた側の誘導輪1
7の上下位置を調整しなければ、重量が加わつた
側の反対側の誘導輪がレール16から離間し、事
実上誘導輪の機能を有しなくなる。
る三軸構成の車輌は必ずしも中央にある駆動輪1
2上に重心が位置するとは限らず、前方又は後方
になることがむしろ多い。例えばゴルフバツクが
積載された際、その重量が加わつた側の誘導輪1
7の上下位置を調整しなければ、重量が加わつた
側の反対側の誘導輪がレール16から離間し、事
実上誘導輪の機能を有しなくなる。
そこで、一方のシリンダ列例えば前誘導輪側シ
リンダ21a,21bに対し、後誘導輪側シリン
ダ21c,21dの径を小に設定することによ
り、一定圧で圧送された空気圧によつても後誘導
輪17Bに作用する反力は前誘導輪17Aに作用
する反力よりも小さくなる。そのため車体の重心
をタイヤ駆動輪12側へ作為的に寄せることがで
き、事実上タイヤ駆動輪12と前誘導輪17Aと
の二軸支持に近似する作用を得ることができる。
尚、重心の移動を考慮して前側シリンダ21a,
21bに対し後側シリンダ21c,21dの径を
大にすることもできる。
リンダ21a,21bに対し、後誘導輪側シリン
ダ21c,21dの径を小に設定することによ
り、一定圧で圧送された空気圧によつても後誘導
輪17Bに作用する反力は前誘導輪17Aに作用
する反力よりも小さくなる。そのため車体の重心
をタイヤ駆動輪12側へ作為的に寄せることがで
き、事実上タイヤ駆動輪12と前誘導輪17Aと
の二軸支持に近似する作用を得ることができる。
尚、重心の移動を考慮して前側シリンダ21a,
21bに対し後側シリンダ21c,21dの径を
大にすることもできる。
第6図において、38は駆動モータスイツチを
示し、これには電池39及び駆動輪12用モータ
40が電気接続されている。
示し、これには電池39及び駆動輪12用モータ
40が電気接続されている。
次に動作について説明する。まず一般路面を走
行するとき、又は車庫に誘導するときは、誘導ゴ
ムタイヤ15及び駆動輪12の二軸で走行させ
る。駆動スイツチ38のオンにより自由な方向へ
運転可能となる。
行するとき、又は車庫に誘導するときは、誘導ゴ
ムタイヤ15及び駆動輪12の二軸で走行させ
る。駆動スイツチ38のオンにより自由な方向へ
運転可能となる。
次に芝生上に敷設した横ツインレール16の上
に左右のタイヤの駆動輪12を位置せしめ、送圧
スイツチ32をオンすることにより、送圧器31
が作動されると共に電磁弁34が働いて各シリン
ダ21a,21b,21c,21dへ空気が圧送
される。この場合、レール16の内側に各鍔付き
誘導輪17の鍔17aが位置しているので、各誘
導輪17はレール16上に載置する。従つて、誘
導ゴムタイヤ15は路面から離れる。このとき後
誘導輪側シリンダ21c,21dを径小又は背圧
作用せしめることにより、車輌の走行時、駆動輪
12に寄せて設けた後誘導輪17Bに作用する反
力が弱化することに起因して駆動輪12のレール
16に対する摩擦抵抗が増大し、重量物を積載し
たときに重心が常に駆動輪12側へ加わるように
し駆動輪摩擦を充分付与せしめ得る。
に左右のタイヤの駆動輪12を位置せしめ、送圧
スイツチ32をオンすることにより、送圧器31
が作動されると共に電磁弁34が働いて各シリン
ダ21a,21b,21c,21dへ空気が圧送
される。この場合、レール16の内側に各鍔付き
誘導輪17の鍔17aが位置しているので、各誘
導輪17はレール16上に載置する。従つて、誘
導ゴムタイヤ15は路面から離れる。このとき後
誘導輪側シリンダ21c,21dを径小又は背圧
作用せしめることにより、車輌の走行時、駆動輪
12に寄せて設けた後誘導輪17Bに作用する反
力が弱化することに起因して駆動輪12のレール
16に対する摩擦抵抗が増大し、重量物を積載し
たときに重心が常に駆動輪12側へ加わるように
し駆動輪摩擦を充分付与せしめ得る。
ところで、ツインレール16上の走行時、レー
ル16は当初から正確な平面度を維持することは
敷設上及び保守上かなり困難な場合がある。特に
ゴルフ場のような凹凸が激しい地形に無理にレー
ルを敷設しなければならない現状では、このよう
な問題は不可避である。そのためレールの一部に
平面度が維持されない箇所を走行する場合は、車
輌の少なくとも一輪がレールから離脱する虞れが
発生する。殊にカーブにさしかかる際かかるレー
ル状態では脱線の危険が極めて高くなる。そこ
で、不平面度のレールからの脱輪を未然に防ぐた
め、空気シリンダ21に第1及び第2ばね24,
25を内蔵して解決することができる。すなわ
ち、所定の空気圧の供給により第1ばね24は全
量縮動するが、第2ばね25は僅かに圧縮する関
係にばね圧を設定しておくことにより、4つの誘
導輪17中の1つの誘導輪17aが接するレール
が凹没している場合は誘導輪17aのレールに対
する反力が軽減されるが、この反力軽減による相
殺力は第1ばね24では働かず、一部縮動状態に
ある第2ばね25の伸動作用によつて発生するた
め、誘導輪17aのレールに対する接地圧が確保
され、レールからの脱輪事故は解消される。尚、
所定空気圧供給による第2ばね25の縮動量は、
誘導輪17の鍔17aの高さ寸法と同等又は僅大
にして設定しておけば充分である。
ル16は当初から正確な平面度を維持することは
敷設上及び保守上かなり困難な場合がある。特に
ゴルフ場のような凹凸が激しい地形に無理にレー
ルを敷設しなければならない現状では、このよう
な問題は不可避である。そのためレールの一部に
平面度が維持されない箇所を走行する場合は、車
輌の少なくとも一輪がレールから離脱する虞れが
発生する。殊にカーブにさしかかる際かかるレー
ル状態では脱線の危険が極めて高くなる。そこ
で、不平面度のレールからの脱輪を未然に防ぐた
め、空気シリンダ21に第1及び第2ばね24,
25を内蔵して解決することができる。すなわ
ち、所定の空気圧の供給により第1ばね24は全
量縮動するが、第2ばね25は僅かに圧縮する関
係にばね圧を設定しておくことにより、4つの誘
導輪17中の1つの誘導輪17aが接するレール
が凹没している場合は誘導輪17aのレールに対
する反力が軽減されるが、この反力軽減による相
殺力は第1ばね24では働かず、一部縮動状態に
ある第2ばね25の伸動作用によつて発生するた
め、誘導輪17aのレールに対する接地圧が確保
され、レールからの脱輪事故は解消される。尚、
所定空気圧供給による第2ばね25の縮動量は、
誘導輪17の鍔17aの高さ寸法と同等又は僅大
にして設定しておけば充分である。
またレール16が上下起伏が大きい箇所に設置
されたときは、レール16の頂部を通過するとき
駆動輪12に対して前後の誘導輪の接地圧が小さ
くなり、逆にレール谷部を通過するときは駆動輪
12に対して誘導輪の接地圧が大きくなり、著し
いときは駆動輪12がレール16から離間し、走
行不能となる場合がある。そこでレール谷部を通
過する際誘導輪17の接地圧が大きく作用したと
きシリンダ21内の圧力を逃がすことにより前又
は後の誘導輪の反力を小に設定でき、よつて駆動
輪12のレール16に対する接地圧を一定に保持
することができる。第6図において、42は逃し
弁を示し、これは後側シリンダと基管路44との
管路分岐部43に設けられ、分岐部43から逃し
弁42を介して各後側シリンダ21c,21dに
接続される。逃し弁42の調節はレール敷設の際
の起伏度合及び車体重量によつて適切に行なわれ
る。この場合、逃し弁42に代えて基管路44中
に圧力調整タンク45を設けることにより、同様
の機能を達成し得る。
されたときは、レール16の頂部を通過するとき
駆動輪12に対して前後の誘導輪の接地圧が小さ
くなり、逆にレール谷部を通過するときは駆動輪
12に対して誘導輪の接地圧が大きくなり、著し
いときは駆動輪12がレール16から離間し、走
行不能となる場合がある。そこでレール谷部を通
過する際誘導輪17の接地圧が大きく作用したと
きシリンダ21内の圧力を逃がすことにより前又
は後の誘導輪の反力を小に設定でき、よつて駆動
輪12のレール16に対する接地圧を一定に保持
することができる。第6図において、42は逃し
弁を示し、これは後側シリンダと基管路44との
管路分岐部43に設けられ、分岐部43から逃し
弁42を介して各後側シリンダ21c,21dに
接続される。逃し弁42の調節はレール敷設の際
の起伏度合及び車体重量によつて適切に行なわれ
る。この場合、逃し弁42に代えて基管路44中
に圧力調整タンク45を設けることにより、同様
の機能を達成し得る。
横ツインレール16から車輌を脱出させるに
は、送圧スイツチ32のオフにより、送圧器31
が停止すると共に電磁弁34が開いて外気に放出
するため、各シリンダに内蔵した第1及び第2ば
ね24,25の復帰により前後誘導輪7A,17
Bが上方へ偏倚し、誘導ゴムタイヤ15が地面に
接する。そこで駆動スイツチ38のオンにより自
由な方向へ移動せしめ得るので、芝生から車庫等
へレールなくして自走させ得る。
は、送圧スイツチ32のオフにより、送圧器31
が停止すると共に電磁弁34が開いて外気に放出
するため、各シリンダに内蔵した第1及び第2ば
ね24,25の復帰により前後誘導輪7A,17
Bが上方へ偏倚し、誘導ゴムタイヤ15が地面に
接する。そこで駆動スイツチ38のオンにより自
由な方向へ移動せしめ得るので、芝生から車庫等
へレールなくして自走させ得る。
以上述べた如く本考案によれば、路面駆動輪と
出し入れ可能な軌道用誘導輪を前後に設け、軌道
運行の際は駆動輪が前後の誘導輪に誘導されて運
転される運搬車輛において、誘導輪軸受を支持す
る流体圧シリンダを設け、シリンダには流体圧に
よりピストンの伸張を抑制する第1ばね及び第2
ばねを直列にピストンと同心的に設け、流体圧の
作用によりピストンが第1のばねに抗して大きく
伸張するが、第2のばねは僅かに縮動するような
強さに設定したので、 軌道に平面度が充分でない箇所を走行する場
合、今まで左右の車輪の反力のバランスの保持が
凹部に至つてくずれて接地圧が軽減されてしまう
が、この場合、第2ばねが縮動状態から伸張する
ことによつて誘導輪の軌道に対する接地圧が確保
される。したがつて、誘導輪の鍔の高さ分の凹凸
のある軌道の走行に際しても脱線することなく円
滑に走行させることができる効果を有する。殊に
遠隔操作によりこの種車輌を運転操作する場合は
視界が効かない箇所で脱線した場合はその原因場
所の把握が極めて困難であり、絶対に脱線を回避
しなければならないが、本考案によれば、このよ
うな対策が充分に達成される。
出し入れ可能な軌道用誘導輪を前後に設け、軌道
運行の際は駆動輪が前後の誘導輪に誘導されて運
転される運搬車輛において、誘導輪軸受を支持す
る流体圧シリンダを設け、シリンダには流体圧に
よりピストンの伸張を抑制する第1ばね及び第2
ばねを直列にピストンと同心的に設け、流体圧の
作用によりピストンが第1のばねに抗して大きく
伸張するが、第2のばねは僅かに縮動するような
強さに設定したので、 軌道に平面度が充分でない箇所を走行する場
合、今まで左右の車輪の反力のバランスの保持が
凹部に至つてくずれて接地圧が軽減されてしまう
が、この場合、第2ばねが縮動状態から伸張する
ことによつて誘導輪の軌道に対する接地圧が確保
される。したがつて、誘導輪の鍔の高さ分の凹凸
のある軌道の走行に際しても脱線することなく円
滑に走行させることができる効果を有する。殊に
遠隔操作によりこの種車輌を運転操作する場合は
視界が効かない箇所で脱線した場合はその原因場
所の把握が極めて困難であり、絶対に脱線を回避
しなければならないが、本考案によれば、このよ
うな対策が充分に達成される。
また本考案によれば、従来の如き上下2本に敷
設したモノレール上を跨座式で走行するこの種運
搬装置がレールがなければ移送できないが、必要
最小限の敷設で充分であり、クラブハウスまでの
アプローチ又は車庫内にレールを埋設する必要が
なく、車庫内に密集収納することができ、レール
敷設費は大幅に軽減される。
設したモノレール上を跨座式で走行するこの種運
搬装置がレールがなければ移送できないが、必要
最小限の敷設で充分であり、クラブハウスまでの
アプローチ又は車庫内にレールを埋設する必要が
なく、車庫内に密集収納することができ、レール
敷設費は大幅に軽減される。
また上下2本のモルール方式の場合は他の車輌
利用者が横断するときは解放するかその部分を取
外さなければならず、保守作業も非常に面倒であ
るが、地面に突出しないツインレール上を走行す
るのでかかる欠点を解消し得る。
利用者が横断するときは解放するかその部分を取
外さなければならず、保守作業も非常に面倒であ
るが、地面に突出しないツインレール上を走行す
るのでかかる欠点を解消し得る。
尚、本考案は電波による遠隔操作も可能である
が、従来の技術を用い得るので説明を省略する。
従つて、本考案によれば、ゴルフ場でのキヤデイ
の歩行距離を軽減し、客へのゴルフクラブの交換
能率を向上することができ、各コースの進行を停
滞することなくサービスが可能となり、ひいては
ゴルフ場運営を能率良く行ない得る。
が、従来の技術を用い得るので説明を省略する。
従つて、本考案によれば、ゴルフ場でのキヤデイ
の歩行距離を軽減し、客へのゴルフクラブの交換
能率を向上することができ、各コースの進行を停
滞することなくサービスが可能となり、ひいては
ゴルフ場運営を能率良く行ない得る。
第1図は従来の運搬装置の一例を示す図、第2
図及び第3図は本考案の一例を示す正面図及び側
面図、第4図は誘導輪の上下駆動機構の一例を示
す図、第5図は第4図中−線断面図、第6図
はシリンダ駆動系統図の一例を示す図である。 10…車体、12…駆動輪、15…誘導ゴムタ
イヤ、17…誘導輪、21…空気圧シリンダ、2
3…ピストン。
図及び第3図は本考案の一例を示す正面図及び側
面図、第4図は誘導輪の上下駆動機構の一例を示
す図、第5図は第4図中−線断面図、第6図
はシリンダ駆動系統図の一例を示す図である。 10…車体、12…駆動輪、15…誘導ゴムタ
イヤ、17…誘導輪、21…空気圧シリンダ、2
3…ピストン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 路面駆動輪と出し入れ可能な軌道用誘導輪を
前後に設け、軌道運行の際は駆動輪が前後の誘
導輪に誘導されて運転される運搬車輛におい
て、 誘導輪軸受を支持する流体圧シリンダを設
け、シリンダには流体圧によりピストンの伸張
を抑制する第1ばね及び第2ばねを直列にピス
トンと同心的に設け、流体圧の作用によりピス
トンが第1のばねに抗して大きく伸張するが、
第2ばねは僅かに縮動するような強さに設定し
たことを特徴とする運搬車輛。 2 ピストンは断面多角形状又は長円・楕円とし
た実用新案登録請求の範囲第1項記載の運搬車
輛。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983119091U JPS6026904U (ja) | 1983-07-30 | 1983-07-30 | 運搬車輌 |
KR2019840006998U KR880001658Y1 (ko) | 1983-07-30 | 1984-07-20 | 운반차량 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983119091U JPS6026904U (ja) | 1983-07-30 | 1983-07-30 | 運搬車輌 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6026904U JPS6026904U (ja) | 1985-02-23 |
JPH0115525Y2 true JPH0115525Y2 (ja) | 1989-05-10 |
Family
ID=30273461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983119091U Granted JPS6026904U (ja) | 1983-07-30 | 1983-07-30 | 運搬車輌 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6026904U (ja) |
KR (1) | KR880001658Y1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100323106B1 (ko) * | 1999-04-23 | 2002-02-02 | 윤현식 | 에스컬레이터와 카트의 연결장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5275217U (ja) * | 1975-11-29 | 1977-06-04 |
-
1983
- 1983-07-30 JP JP1983119091U patent/JPS6026904U/ja active Granted
-
1984
- 1984-07-20 KR KR2019840006998U patent/KR880001658Y1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6026904U (ja) | 1985-02-23 |
KR850009545U (ko) | 1985-12-05 |
KR880001658Y1 (ko) | 1988-05-04 |
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