JPS6033101B2 - アミノフエノ−ルの製造方法 - Google Patents
アミノフエノ−ルの製造方法Info
- Publication number
- JPS6033101B2 JPS6033101B2 JP52101112A JP10111277A JPS6033101B2 JP S6033101 B2 JPS6033101 B2 JP S6033101B2 JP 52101112 A JP52101112 A JP 52101112A JP 10111277 A JP10111277 A JP 10111277A JP S6033101 B2 JPS6033101 B2 JP S6033101B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mol
- aminophenol
- reaction
- ammonia
- chloride
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は銅化合物の存在下でクロルフェノールとアンモ
ニアとを反応させてアミノフェノールを製造する方法の
改良方法に関するものである。
ニアとを反応させてアミノフェノールを製造する方法の
改良方法に関するものである。
銅塩を触媒としてパラクロルフェノールとアンモニア水
とを反応させてパラアミノフェノールを製造できること
は知られている。(ケミカル、アブストラクト5巻38
3頁1911年)しかしながら、この方法では高沸点物
が生成するため、パラアミノフェノールの収率は満足で
きるものではなかった。本発明者らはクロルフェノール
とアンモニアとを反応させてアミノフェ/ールを収率良
く得る方法を種々探索した結果、触媒として銅化合物の
他にアルカリ士類金属化合物を添加して反応させると高
沸点物の生成もなく好収率でオルト、メタ及びパラクロ
ルフエノールからそれぞれオルト、メタ及びパラアミノ
フェノールが得られることを発見し本発明に到達した。
即ち、本発明はアルカリ士類金属化合物及び銅化合物の
存在下で、クロルフェノールとアンモニアとを反応させ
てアミノフェノールを製造する方法である。
とを反応させてパラアミノフェノールを製造できること
は知られている。(ケミカル、アブストラクト5巻38
3頁1911年)しかしながら、この方法では高沸点物
が生成するため、パラアミノフェノールの収率は満足で
きるものではなかった。本発明者らはクロルフェノール
とアンモニアとを反応させてアミノフェ/ールを収率良
く得る方法を種々探索した結果、触媒として銅化合物の
他にアルカリ士類金属化合物を添加して反応させると高
沸点物の生成もなく好収率でオルト、メタ及びパラクロ
ルフエノールからそれぞれオルト、メタ及びパラアミノ
フェノールが得られることを発見し本発明に到達した。
即ち、本発明はアルカリ士類金属化合物及び銅化合物の
存在下で、クロルフェノールとアンモニアとを反応させ
てアミノフェノールを製造する方法である。
本方法で触媒として使用されるアルカリ士類金属化合物
としては、水に可溶性の化合物が用いられる。
としては、水に可溶性の化合物が用いられる。
例えば塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化バリ
ウム等のアルカリ士類金属の塩化物、アルカリ士類金属
臭化物及び沃化物等のハロゲン化物又は酢酸カルシウム
、酢酸ストロンチウム、酢酸バリウム等の有機酸塩があ
るが特にアルカリ士類金属の塩化物が好ましい。これら
の水に可溶性のアルカリ士類金属化合物の使用量はクロ
ルフェノール1モルに対して通常0.01モル以上、好
ましくは0.1〜1.0モルである。而して、その使用
量が0.01モルに満たない場合は触媒としての効果は
少ない。その使用量を0.1〜1.0モルとする場合に
はアミノフェノールが好収率で得られる。銅化合物して
は酸化第1鋼、酸化第2鋼、水酸化第1銅、水酸化第2
鋼、塩化第1銅、塩化第2鋼、臭化第1銅、臭化第2銅
、沃化第1鋼、酢酸鋼、硫酸銅等が用いられるが特に銅
の塩化物が好ましい。これらの銅化合物はクロルフェノ
ール1モルに対して通常0.01モル以上好ましくは0
.1〜2.0モルを使用する。クロルフエノールとして
は、オルトクロルフエノール、メタクロルフエノール、
/fラクロルフエノールが用いられる。
ウム等のアルカリ士類金属の塩化物、アルカリ士類金属
臭化物及び沃化物等のハロゲン化物又は酢酸カルシウム
、酢酸ストロンチウム、酢酸バリウム等の有機酸塩があ
るが特にアルカリ士類金属の塩化物が好ましい。これら
の水に可溶性のアルカリ士類金属化合物の使用量はクロ
ルフェノール1モルに対して通常0.01モル以上、好
ましくは0.1〜1.0モルである。而して、その使用
量が0.01モルに満たない場合は触媒としての効果は
少ない。その使用量を0.1〜1.0モルとする場合に
はアミノフェノールが好収率で得られる。銅化合物して
は酸化第1鋼、酸化第2鋼、水酸化第1銅、水酸化第2
鋼、塩化第1銅、塩化第2鋼、臭化第1銅、臭化第2銅
、沃化第1鋼、酢酸鋼、硫酸銅等が用いられるが特に銅
の塩化物が好ましい。これらの銅化合物はクロルフェノ
ール1モルに対して通常0.01モル以上好ましくは0
.1〜2.0モルを使用する。クロルフエノールとして
は、オルトクロルフエノール、メタクロルフエノール、
/fラクロルフエノールが用いられる。
本反応で使用されるアンモニアは通常水溶液として用い
られる。アンモニア水の濃度は通常5%〜80%程度の
もの、好ましくは15〜70%のものを使用する。また
アンモニア使用量はクロルフェノール1モルに対して通
常0.5モル以上、好ましくは3〜50モル程度使用す
る。而して、その使用量が0.5モル以下の場合には未
反応クロルフェノールが多く、且つ反応速度が遅い。3
〜50モルとする場合には反応速度も遠く、且つアミノ
フェノールの収率も良好である。
られる。アンモニア水の濃度は通常5%〜80%程度の
もの、好ましくは15〜70%のものを使用する。また
アンモニア使用量はクロルフェノール1モルに対して通
常0.5モル以上、好ましくは3〜50モル程度使用す
る。而して、その使用量が0.5モル以下の場合には未
反応クロルフェノールが多く、且つ反応速度が遅い。3
〜50モルとする場合には反応速度も遠く、且つアミノ
フェノールの収率も良好である。
反応温度は通常100〜300℃であり、反応温度が1
00qoよりも低い場合には速度が遅く実用的でない。
一方300℃を越える場合には幅反応が多くなり、アミ
ノフェノールの収率は低くなる。反応時間はアミノ化す
る化合物、触媒の使用量、使用するアンモニアの濃度に
よって変るが、通常3び分〜6時間程度である。圧力は
液相を保つのに必要な圧力でよいが、窒素、ヘリウム、
アルゴン、水素、一酸化炭素等で加圧することもできる
。生成したアミノフェ/ールを分離する方法としては、
反応後の溶液もしくはスラリ−を冷却後、析出したアミ
ノフェノールを炉別する方法や溶媒抽出法等が採用され
る。その際抽出溶媒としては酢酸エチル、酢酸プロピル
、酢酸ブチル等のェステル類、ブタノール、アミルアル
コール等のアルコール類、エチルエーテル、ィソブロピ
ルェーナル等のエーテル類又はアニリン等の芳香族アミ
ンを用いることができる。本発明の方法によればオルト
、メタ及びパラクロルフェノールからそれぞれ収率よく
オルト、メタ、及びパラアミノフェノールを製造するこ
とができ、その際高沸点生成物の創生もほとんどない。
00qoよりも低い場合には速度が遅く実用的でない。
一方300℃を越える場合には幅反応が多くなり、アミ
ノフェノールの収率は低くなる。反応時間はアミノ化す
る化合物、触媒の使用量、使用するアンモニアの濃度に
よって変るが、通常3び分〜6時間程度である。圧力は
液相を保つのに必要な圧力でよいが、窒素、ヘリウム、
アルゴン、水素、一酸化炭素等で加圧することもできる
。生成したアミノフェ/ールを分離する方法としては、
反応後の溶液もしくはスラリ−を冷却後、析出したアミ
ノフェノールを炉別する方法や溶媒抽出法等が採用され
る。その際抽出溶媒としては酢酸エチル、酢酸プロピル
、酢酸ブチル等のェステル類、ブタノール、アミルアル
コール等のアルコール類、エチルエーテル、ィソブロピ
ルェーナル等のエーテル類又はアニリン等の芳香族アミ
ンを用いることができる。本発明の方法によればオルト
、メタ及びパラクロルフェノールからそれぞれ収率よく
オルト、メタ、及びパラアミノフェノールを製造するこ
とができ、その際高沸点生成物の創生もほとんどない。
実施例 1
内容積300の上のステンレス製オートクレープにパラ
クロルフエノール6.43夕40.05モル)、29%
アンモニア水90夕、塩化第1銅1夕及び塩化カルシウ
ム1夕を仕込み、オートクレープ内部を窒素で置換した
後に窒素を充填して50k9/係○の圧力まで加圧し2
4000で5時間反応させた。
クロルフエノール6.43夕40.05モル)、29%
アンモニア水90夕、塩化第1銅1夕及び塩化カルシウ
ム1夕を仕込み、オートクレープ内部を窒素で置換した
後に窒素を充填して50k9/係○の圧力まで加圧し2
4000で5時間反応させた。
その後室温まで放冷し、反応生成物を酢酸エチルで抽出
してガスクロマトグラフィ一により分析を行い、次の結
果を得た。パラク。
してガスクロマトグラフィ一により分析を行い、次の結
果を得た。パラク。
ルフェ/−ルの転イり率 凶.2%パラアミノ
フェノールへの選択率 89.6%フェノールへ
の選択率 10.4%比較例 1塩化
カルシウムを添加せず、他は実施例1と同じ条件で反応
を行い、次の結果を得た。
フェノールへの選択率 89.6%フェノールへ
の選択率 10.4%比較例 1塩化
カルシウムを添加せず、他は実施例1と同じ条件で反応
を行い、次の結果を得た。
パラクロルフェノールの転イG率 100.0%
パラアミノフェノールへの選択率 27.6%フ
ェノールへの選択率 15.4%主生
成物は高沸点のタール状の物質であった。
パラアミノフェノールへの選択率 27.6%フ
ェノールへの選択率 15.4%主生
成物は高沸点のタール状の物質であった。
実施例 2内容積300の‘のステンレス製オートクレ
ープにオルトクロルフヱノ−ル6.43夕(0.05モ
ル)、29%アンモニア水90夕、塩化第1銅1夕及び
塩化バリウム1夕を仕込み、オートクレープ内部を窒素
で置換した後に、窒素で50k9′のGまで加圧し24
0℃で5時間反応させた。
ープにオルトクロルフヱノ−ル6.43夕(0.05モ
ル)、29%アンモニア水90夕、塩化第1銅1夕及び
塩化バリウム1夕を仕込み、オートクレープ内部を窒素
で置換した後に、窒素で50k9′のGまで加圧し24
0℃で5時間反応させた。
その後、室温まで放冷し、反応生成物をエチルエーテル
で抽出してガスククロマトグラフィーにより分析を行い
、次の結果を得た。オルトクロルフェノールの転化率
100.0%オルトアミノフェノールへの選択率
85.7%フェノールへの選択率
5.1%比較例 2塩化バリウムを添加せず、他は
実施例2と同じ条件で反応を行い次の結果を得た。
で抽出してガスククロマトグラフィーにより分析を行い
、次の結果を得た。オルトクロルフェノールの転化率
100.0%オルトアミノフェノールへの選択率
85.7%フェノールへの選択率
5.1%比較例 2塩化バリウムを添加せず、他は
実施例2と同じ条件で反応を行い次の結果を得た。
オルトクロルフェノールの転化率 100.0%オ
ルトアミノフェノールへの選択率 75.3%フェ
ノールへの選択率 7.8%実施例
3〜5触媒としての塩化第1銅1夕及び塩化カルシウム
1夕の代わりに第1表に記載した触媒をそれぞれ所定量
使用した他は、実施例1と同じ条件で反応を行い分析し
た。
ルトアミノフェノールへの選択率 75.3%フェ
ノールへの選択率 7.8%実施例
3〜5触媒としての塩化第1銅1夕及び塩化カルシウム
1夕の代わりに第1表に記載した触媒をそれぞれ所定量
使用した他は、実施例1と同じ条件で反応を行い分析し
た。
Claims (1)
- 1 カルシウム、ストロンチウム、バリウムから選択さ
れるアルカリ土類金属の塩化物及び銅の塩化物の存在下
で、クロルフエノールとアンモニアとを反応させること
を特徴とするアミノフエノールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52101112A JPS6033101B2 (ja) | 1977-08-25 | 1977-08-25 | アミノフエノ−ルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52101112A JPS6033101B2 (ja) | 1977-08-25 | 1977-08-25 | アミノフエノ−ルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5436220A JPS5436220A (en) | 1979-03-16 |
JPS6033101B2 true JPS6033101B2 (ja) | 1985-08-01 |
Family
ID=14291981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52101112A Expired JPS6033101B2 (ja) | 1977-08-25 | 1977-08-25 | アミノフエノ−ルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033101B2 (ja) |
-
1977
- 1977-08-25 JP JP52101112A patent/JPS6033101B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5436220A (en) | 1979-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07206744A (ja) | グリコールエーテルの製造方法 | |
JPH0481975B2 (ja) | ||
CN109796368B (zh) | 一种n′-[(2s,3s)-2-(苄氧基)戊-3-基]甲酰肼的合成方法 | |
JPS6033101B2 (ja) | アミノフエノ−ルの製造方法 | |
JP6498048B2 (ja) | 含フッ素有機化合物及びこれとグリニャール試薬によるビアリール化合物の製造方法 | |
JPH06306037A (ja) | 1,4−ジシアノ−2−ブテンの製造方法 | |
JP5585992B2 (ja) | グリニャール反応を利用した求核付加体の製造方法及び求核付加反応剤 | |
JP3285391B2 (ja) | 2−フェノキシ安息香酸の製造法 | |
JP2000026350A (ja) | 2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン誘導体の製造方法 | |
JPS62185032A (ja) | 1−(1−ヒドロキシエチル)−アルキルシクロヘキサンの製造方法 | |
JPH10147557A (ja) | 不均一系触媒を使用して、n−アルキル置換アミノアルキンを製造する方法 | |
JP3282357B2 (ja) | ピペロナールの製造法 | |
JP4099630B2 (ja) | パーフルオロアルキル化合物の製造方法 | |
JP3831975B2 (ja) | ピロガロールの製造方法 | |
JPS58128371A (ja) | インド−ル類の製法 | |
JPS6019287B2 (ja) | ニトロアニリン類の製造方法 | |
JPH0657669B2 (ja) | キノン類の製造方法 | |
JP3089772B2 (ja) | シクロヘキサン環を有するジオール化合物の製造方法 | |
CN115057775A (zh) | 一种2,2-二甲基丙二酸二甲酯的制备方法 | |
JPS5865231A (ja) | エタノ−ルの製造法 | |
JPH0332535B2 (ja) | ||
JPS63280035A (ja) | トリフルオロメチルトルエンの製造法 | |
JPS60248647A (ja) | α−フエニルエチルアミンの製造法 | |
JPS6056933A (ja) | 2−アルコキシ−4−置換−ベンズアルデヒドの製法 | |
JPH0422899B2 (ja) |