JPS60329Y2 - 支承 - Google Patents

支承

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JPS60329Y2
JPS60329Y2 JP16833381U JP16833381U JPS60329Y2 JP S60329 Y2 JPS60329 Y2 JP S60329Y2 JP 16833381 U JP16833381 U JP 16833381U JP 16833381 U JP16833381 U JP 16833381U JP S60329 Y2 JPS60329 Y2 JP S60329Y2
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JP
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bottom plate
lower shoe
shoe
recess
bearing
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JP16833381U
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JPS5876612U (ja
Inventor
博 多田
直房 岩城
Original Assignee
オイレス工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、橋梁、高架などに用いられる支承、とくに該
支承を構成する下沓を橋脚などの下部構造へ底板を介し
て固定する支承の改良に関するものである。
一般に橋梁、高架に用いられる支承の下部構造への設置
は、その大半が該支承を構成する下沓を直接、該下部構
造にアンカーホルトなどを用いて固定する方法がとられ
ているが、近年該設置方法ては、(1)設置時に下部構
造の不陸(平滑度のよくないこと)による下沓(もしく
は支承)のレベル調整が煩雑である。
(2)橋桁などの上部構造に対応して支承の微小な水平
方向の位置調整がアンカーホルトとの係わりで自由度が
制約される。
などの理由から第1図に示すような下沓を底板を介して
下部構造に固定する設置方法が増加する傾向にある。
詳述すれば、下部構造B上にあらかじめレベル調整など
の取扱いが容易な底板1をアンカーボルト2,2などに
よって固定し、該底板1上に下沓3を配することによっ
て下沓3のレベル調整を不要にするとともに、該下沓3
上に支圧部材4を介して配された上沓5の上部構造Gへ
の固定位置を該底板1上で下沓3を水平方向に移動させ
ることによって調整せしめ、該調整後底板1と下沓3を
溶接などによって一体に固定する設置方法である。
しかしながら、該設置方法においてはレベル調整および
水平方向の微調整という従来の問題点は解消できるもの
の、溶接によって底板1に図中に破線で示すような歪(
そり)が生じ、該歪によって下沓3と該底板1間に、あ
たかも下沓3を底板1の両端部で支持するような微小な
間隙が生じ、このため上部構造Gに作用する荷重が上沓
5より支圧部材4を介して下沓3に伝達されると、該荷
重によって間隙部分に曲げが生じ、数曲げによって下沓
3が破損するという新たな不具合が解決されずに残され
ている。
本考案はこれらに鑑みなされたもので底板に歪を生じさ
せることなく、下沓を該底板に固定するものである。
すなわち、橋桁などの上部構造に固定される上沓と橋脚
などの下部構造に底板を介して固定される下沓と該上下
合間に支圧部材を配してなる支承において、該下沓には
その下面中心部に該下面に連らなって突出する係合凸部
が設けられており、底板にはその中心部に下沓に設けた
係合凸部が嵌装する凹部が、該底板の下面側より上面側
に向って狭窄するように設けられており、該底板の凹部
と該凹部に嵌装した下沓の係合凸部とて画定される間隙
には、下沓と底板を一体に固定する硬化性充填剤が充填
せしめてなることを特徴とした支承を提供するものであ
る。
なお、本考案において支承の支圧部材とは、上下合間に
配されて上部構造に作用する荷重を支持し、かつ該上部
構造の伸縮ならびに傾きを上下沓との摺接もしくは支圧
部材自身の変形で逃がすものを言い、一般に用いられて
いるゴム弾性体、ベアリングプレート、ローラーなどを
指すものである。
また、下沓の下面に設ける係合凸部は、該下沓の底板よ
りの浮き上りを防止するため、該係合凸部と底板に設け
た凹部が硬化性充填剤を介して、係合するように、たと
えばその突出端部にフランジまたはフックを設けるか、
あるいは係合凸部自体を下沓の下面より突出端部に向っ
て拡張するテーパー状に形成するものである。
以下、本考案の実施例を図面において詳細に説明する。
10は下部構造Bにアンカーホルト11,11などによ
って固定される底板、12は該底板10の中心部に設け
られた凹部で、該凹部12は底板の下面13側より上面
14側に向って、該上面14側が下面13側より小さい
、いわゆる狭窄するように形成されている。
15は底板の上面14に配される下沓、16は該下沓の
下面17中心部に該下面17に連らなって突出するよつ
に設けられた底板の凹部12に嵌装する係合凸部て、該
係合凸部16はその突出端部にフランジ18が下面17
と平行に形成されている。
19は下沓15に設けられた充填孔で、該充填孔19は
該下沓15の側面より係合凸部16近傍の下面17に貫
通するように形成されている。
20は下沓15に充填孔19と併設して設けられた排気
孔で、該排気孔20も充填孔19と同様に下沓15の側
面より係合凸部16近傍の下面17に貫通するように形
成されている。
21は底部の底板の凹部12と下沓の係合凸部16とて
画定される間隙に充填された硬化性充填剤で、該硬化性
充填剤21は充填孔19より充填されるものである。
つぎに、本考案の支承の設置方法について詳述する。
すなわち、中心部に狭窄する凹部12が形成され、かつ
下面13にアンカーボルト11,11が付設された底板
10を、凹部12の開口部を上方にして下部構造B上に
配し、そのレベルを調整した後、アンカーボルト11,
11をもって該下部構造Bに固定する。
ついで、該底板10の上面14上に下沓15を、その下
面17の中心部に設けた係合凸部16を底板の凹部12
に嵌装せしめて載置し、該状態で該下沓15の水平方向
の位置を調整する。
しかる後、底板の凹部12と下沓の係合凸部16とて画
定される間隙にエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂あるい
はセメントモルタル、合皮モルタルなどの硬化性充填剤
21を、流動状態で下沓15に設けた充填孔19より充
填せしめて硬化させることによって、底板10と下沓1
5を一体に固定する。
そして、底板10と下沓15の固定後、換言すれば充填
した硬化性充填剤21の硬化後に該下沓15上に支圧部
材および上沓を配するものである。
ここで、硬化性充填剤21の隙間内への充填は、該隙間
内の空気を下沓15の排気孔20より排出して行なうた
め、空隙を生ずることなく密に充填でき、かつ該排気2
0より硬化性充填剤21が浸出することによって、その
充填状態が確認できるものである。
このように、底板10と下沓15をその凹部12と係合
凸部とて画定される隙間に硬化性充填剤21を充填し、
該充填剤21を硬化せしめて固定することによって、従
来の溶接による固定て生じた底板10の歪を防止てき、
かつ歪を生じさせないことによって下沓15の破損を防
止できるものである。
また、凹部12を狭窄するように形成し、該凹部12と
突出端部にフランジ18を設けた係合凸部16を硬化性
充填剤21を介して係合させることにより、下沓15の
底板10より浮き上りも防止できるもである。
第3図は、底板10に設ける凹部12の変形態様、すな
わち凹部12を底板10の下面13より上面14に向っ
てテーパー面で狭窄するように形成した態様を示すもの
である。
本実施例ては、下沓15のみを底板10上に配してその
水平方向の位置を調整し、該調整後下沓15と底板10
を硬化性充填剤21で固定し、該固定後下沓15上に支
圧部材および上沓を配する態様て述べたが、該底版10
と下沓15の固定は以下に述べる態様てもよいもので、
その効果に差は生じないもので、ある。
すなわち、底板10上に下沓15を配腰該下沓15上に
支圧部材および上沓を配した状態で、その水平方向の位
置、いわゆる支承全体の位置を調整した後、あるいは底
板10上に下沓15を配し、該下沓15上に支圧部材お
よび上沓を配し、かつ該上沓を上部構造Gに固定して、
該上部構造Gのクリープ、歪などの変位を、該変位によ
って上沓および支圧部材を介して下沓15を底板10上
て変位を吸収するように摺動せしめて、その水平方向の
位置を調整した後固定する態様でもよいのである。
また、底板10を形成する凹部12は、製作を容易にす
るため、該底板10に貫通孔を設け、その下面13側に
当て板を配することによって形成したが、他の方法で形
成してもよく該態様に限定されるものではない。
本考案は上述の構成よりなり、底板と下沓を硬化性充填
剤で一体に固定することにより、底板の歪を防止できる
ため、下沓の破損を防止でき、また該下沓の底板よりの
浮き上りも硬化性充填材を介した底板の凹部と下沓の係
合で防止できるなど実用上多大な効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の支承を示す一部縦断正面図、第2図お
よび第3図は、本考案の支承の要部を示す一部縦断正面
図である。 10:底板、12:凹部、13,17:下面、14:上
面、15:下沓、16:係合凸部、21:硬化性充填剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 橋桁などの上部構造に固定される上沓と橋脚などの下部
    構造に底板を介して固定される下沓と該上下合間に支圧
    部材を配してなる支承において、該下沓はその下面中心
    部に該下面に連らなって突出する係合凸部が設けられて
    おり、底板にはその中心部に下沓に設けた係合凸部が嵌
    装する凹部が、該底板の下面側より上面側に向って狭窄
    するように設けられており、該底部の凹部と該凹部に嵌
    装した下沓の係合凸部とで画定される間隙には、下沓と
    底板を一体に固定する硬化性充填剤が充填せしめてなる
    ことを特徴とした支承。
JP16833381U 1981-11-13 1981-11-13 支承 Expired JPS60329Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16833381U JPS60329Y2 (ja) 1981-11-13 1981-11-13 支承

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JP16833381U JPS60329Y2 (ja) 1981-11-13 1981-11-13 支承

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JPS5876612U JPS5876612U (ja) 1983-05-24
JPS60329Y2 true JPS60329Y2 (ja) 1985-01-08

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ID=29960385

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