JPS6032235Y2 - 水中掘削機 - Google Patents

水中掘削機

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JPS6032235Y2
JPS6032235Y2 JP1979105798U JP10579879U JPS6032235Y2 JP S6032235 Y2 JPS6032235 Y2 JP S6032235Y2 JP 1979105798 U JP1979105798 U JP 1979105798U JP 10579879 U JP10579879 U JP 10579879U JP S6032235 Y2 JPS6032235 Y2 JP S6032235Y2
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JP
Japan
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fixed frame
cylinder
outer cylinder
attached
inner cylinder
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Expired
Application number
JP1979105798U
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English (en)
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JPS5625791U (ja
Inventor
敏行 菊池
Original Assignee
日立造船株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、リバースサキュレーションエ法において用い
られる水中掘削機に関するものであり、その目的は、排
土系統でのトラブルを無<シ、かつ掘削に伴う回転反力
の発生を極力少なく抑えて該反力支持に要する諸設備を
昇路又は簡易なものとし、制御、コスト面で有利なぞの
を提供することにある。
第1図に示したように、従来のその種の水中掘削機か、
サクションポンプ1、バキュームポンプ2などの機械装
置をすべて陸上に設置し、カッタ3への回転力伝達並び
に掘削土の排出をドリルパイプ4を通じて行なっていた
しかも従来のものにおいては、機械装置のメンテナンス
が容易である反面、ドリルパイプ4の継ぎ足し部5等の
不良によってサクション不良という事態を発生し、揚泥
不能となりやすく、その場合に不良箇所の発見が困難で
あった。
特に、ドリルパイプ4には大きな回転反力がかかるため
、前記のような排土系統のトラブルが発生しやすかった
またカッタ3へはドリルパイプ4を通じて回転力を伝達
すること、掘削に伴う大きな回転反力を支持する必要が
あることから、そのための設備、たとえばロータリーテ
ーブル6が複雑かつ高価なものとなり、制御面でも問題
があった。
本考案は、従来機の欠点に鑑みてなされたものであり、
以下その実施例を第2図〜第4図に基づき説明する。
第2図において、10は排土管、11は水中ポンプ、カ
ッタ駆動装置(後述する。
)等を内蔵した機械装置である。
機械装置11は、排土管1゜の基部に設けられると共に
カッタ12の直上に配置され、掘削進行に伴いカッタ1
2と共に下降する。
カッタ12並びに機械装置11は、排土管10を介し陸
上の櫓又はクローラクレーン13にょつて吊下げられる
そし排土管10はその上端部において回転反力受は金具
14により昇降のみ自在に保持される。
なお、15は図外の沈澱池に至る延設管である。
次に機械装置11並びにカッタ12について第3図、第
4図を中心に詳説する。
16は上部固定フレーム、17は下部固定フレームであ
り、これらはいずれも中空とされ、かつ枠18を介して
相互に同心状に連結されている。
下部固定フレーム17には排土用の水中ポンプ19が内
装される。
この水中ポンプ19の吸込管20は下部固定フレーム1
7の下部にこれと同心状に突出せしめられ、また吐出管
21は、上部固定フレーム16を貫通する4泥水管2を
介して前記排土管10(第2図参照)の基部に連結され
る。
下部固定フレーム17の外部には、該フレーム17を取
囲むように外筒23並びに内筒24が設けられる。
外筒23はその上端部が軸受25を介して上部固定フレ
ーム16に軸支され、また内筒24はその上端部が軸受
26を介して下部固定フレーム17に軸支される。
さらに外筒23と内筒24並びに、内筒24と下部固定
フレーム17との間にもそれぞれ軸受27A、27B、
2Bが介在される。
これにより、外筒23と内筒24とは相互に独立して回
転可能となる。
上部固定フレーム16には氷中電動機29とこれに連結
された減速機30が設けられる。
減速機30の出力軸は、上部固定フレーム16と下部固
定フレーム17との間に設けられた上下一対の歯車31
.32に共通の回転軸33が連結されている。
他方、前記外筒23には歯車34が固着され、この歯車
34が前記上部歯車31に噛合せしめられる。
また前記内筒24にも歯車35が設けられ、この歯車3
5が中間歯車36を介して前記下部歯車32に噛合せし
められる。
中間歯車36は下部固定フレーム17に支持されている
前記電動機29、減速機30、歯車31゜32.33,
34,35,36は駆動装置の一例である。
また、外筒23と上部固定フレーム16との間、外筒2
3と内筒24との間、並びに内筒24と下部固定フレー
ム17との間にはそれぞぞれシール37,38.39が
介在されており、これにより外筒23、上部固定フレー
ム16及び下部固定フレーム17で囲まれた空間を油室
40として構成している。
なお前記各シール37,38.39は、ダストシール4
1,42.43によって保護される。
モして外筒壁にシリンダ44が連設され、このシリンダ
44に圧力バランスピストン45が嵌合される。
46は内筒24の壁に形成された通孔である。
バランスピストン45は油室40の油圧と外部の水圧と
がバランスするようにシリンダ44内で昇降し、中立位
置で停止する。
次にカッタ12は、互に同心状の外力ツタ12A並びに
内力ツタ12Bとに分割して構成される。
そして外力ツタ12Aは前記外筒23下端に、内力ツタ
12Bは前記内筒24の下端にそれぞれ固着されている
内力ツタ12Bの中心部には、その下端が側方に向かっ
て開口する吸込管47が設けられ、この吸込管47の上
端が回転シール48を介して前記水中ポンプ19の吸込
管20に連結される。
なお、12a、12bはそれぞれ、外力ツタ12Bのカ
ッタビットである。
さらに、下部固定フレーム17内には、上部固定フレー
ム16に設けられた水中ポンプ49から送水パイプ50
を通して給水されるようになっている。
下部固定フレーム17の底板、内筒24と内力ツタ12
Bとの取付部周方向複数箇所、外筒23と外力ツタ12
Aとの取付部複数箇所にはそれぞれ、穴51,52.5
3が穿設される。
なお、54は外力ツタ12Aと内力ツタ12Bとの隙間
である。
以上によれば、水中電動機29の出力は、減速機30か
ら上部歯車31並ひに下部歯車32に伝達される。
そしさらに、上部歯車31から歯車34、外筒23を介
して外力ツタ12Aに伝達される。
これに対し、下部歯車32の回転は、中間歯車36、歯
車35、内筒24を介し内力ツタ12Bに伝達される。
したがって外力ツタ12Aと内力ツタ12Bとに相互に
逆方向に回転することになり、それぞれによる掘削に伴
って生じる回転反力が相互に打消し合う。
このため、水中掘削機は単に吊り下げておくだけでも掘
削が可能となる。
しかしながら、積極的に掘削を進行させるには、排土管
10、機械装置11の重量を加重させて、カッタ12に
スラスト力を与えるのが望ましく、その方が硬い土丹層
、砂藻層の掘削に適する。
掘削中において、坑内に張水されており、その水深に応
じた水圧が圧力バランスピストン45に外圧として作用
する。
そのため油室40の油圧は、圧力バランスピストン45
の位によって前記水圧に応じて昇圧し、回転部への浸水
、すなわちシール37.38.39を通しての浸水は確
実に阻止され、該回転部が保護される。
このことは、10rrL程度の深水においては簡単なシ
ール施工で充分であるが、それが100m程度に及ぶ場
合に極めて有効である。
掘削により生じた土砂は、排土用水中ポンプ19の作動
により吸入管47、吸込管20、吐出管21.4泥水管
22を通して排土管10に導入され、さらに陸上の沈澱
池へ移送される。
そのとき、水中ポンプ19は発熱するが、その発熱は、
水中ポンプ49、送水ポンプ50から下部固定フレーム
17内への給水により吸収される。
下部固定フレーム17内の水はその底板の穴51から下
方へ流出し、さらに穴52.53を通して外部へ放射状
に噴出する。
かかる噴流は、外力ツタ12Aと内力ツタ12Bとの隙
間54へ侵入する土砂を、穴53を通して噴出させ、も
ってシール38.39への土砂の噛込みを防止するのに
役立つ。
実施例で説明した本考案によれば、排土用水土水中ポン
プには静水圧が常時かかつているために、掘削深さが深
くなっても該ポンプのインペラ一部が真空になることは
ない。
したがってキャビテーション等の排土系のトラブルが未
然に防止される。
また外力ツタ並びに内力ツタでの掘削に伴って生じる回
転反力の方向が互に逆向きとなるため、それらが互に打
消し合う。
そして積極的な掘削を行なうために、水中ポンプ重量等
によるスラスト力を与えたとしても、実質的に生じる回
転反力は小さくなるため、その反力を支持するための反
力受は金具ないし排土管は簡易なものでよく、特に、排
土管の継ぎ足し部に大きな力が加わるのを防止すること
ができる。
加えて、機械類をすべて電動機により構成することがで
きる。
したがって制御、コスト面においても油圧機器によるも
のと比べて有利である。
また上部固定フレーム、外筒及び内筒によって形成され
た空間を油を充満させた油室によると共に、シリンダに
内蔵されたバランスピストンによつり、この油圧室の圧
力を外部圧力に等しくなるようにしているので、例えば
パツキン部に働く圧力は小さくなり、従って確実なシー
ル効果を期待できる。
更に、内力ツタと外力ツタとの隙間に水を噴出させるこ
とができるので、例えばカッタ同土間に侵入した土砂を
排出でき、従ってカッタ同土間に介装されたシール材の
保護を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の概略縦断面図、第2図〜第4図は本考
案実施例を示しており、第2図は概略縦断面図、第3図
は要部の拡大縦断面図、第4図は第3図のA−A断面矢
視図である。 10・・・・・・排土管、11・・・・・・機械装置、
12・・・・・・カッタ、12A・・・・・・外力ツタ
、12B・・・・・・内力ツタ、16・・・・・・上部
固定フレーム、17・・・・・・下部固定フレーム、1
9・・・・・・排土用水中ポンプ、23・・・・・・外
筒、24・・・・・・内筒、29・・・・・・水中電動
機、31・・・・・・上部歯車、32・・・・・・下部
歯車、34〜36・・・・・・歯車、40・・・・・・
油室、45・・・・・・圧力バランスピストン、49・
・・・・・水中ポンプ、50・・・・・・送水パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水中電動機を有する上部固定フレームの下面に、内部に
    排水用水中ポンプを有する下部固定フレームを取付け、
    上記上部固定フレーム外周に外筒を、また下部固定フレ
    ーム外周に内筒とそれぞれ同一鉛直軸心回りで回転自在
    に支持し、上記外筒上部に上記水中電動機の出力軸に連
    動連結する歯車を取付けると共に下端に外力ツタを取付
    け、上記内筒上端に上記水中電動機の出力軸にしかも上
    記外筒とは逆方向に回転するように連動連結された歯車
    を取付けると共に下端に内力ツタを取付け、上記上部固
    定フレーム、外筒及び内筒によって形成される油室内の
    圧力を外部圧力に等しくするための、バランスピストン
    を内蔵するシリンダを、上記外筒に取付け、且つ上記下
    部固定フレーム内に水を送る水中ポンプを設けると共に
    、上記内筒下部に下部固定フレーム内の水を内力ツタと
    外力ツタとの隙間部に噴出させる穴を形成したことを特
    徴とする水中掘削機。
JP1979105798U 1979-07-31 1979-07-31 水中掘削機 Expired JPS6032235Y2 (ja)

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JP1979105798U JPS6032235Y2 (ja) 1979-07-31 1979-07-31 水中掘削機

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JPS5625791U JPS5625791U (ja) 1981-03-09
JPS6032235Y2 true JPS6032235Y2 (ja) 1985-09-26

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ID=29338450

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JP1979105798U Expired JPS6032235Y2 (ja) 1979-07-31 1979-07-31 水中掘削機

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JPS6450039U (ja) * 1987-09-22 1989-03-28
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JPS4815443U (ja) * 1971-06-29 1973-02-21
JPS5216321A (en) * 1975-07-24 1977-02-07 Kubota Ltd Reaperrharvester with automatic clutch

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