JPS6030481B2 - 移植機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は苗床から採取されたタバコ、キャベツ等の苗を
圃場のうね面に移植する移植機に関する。

この種の移植機は走行機能を備えた機体に、機体の走行
に合せて移植対象の苗をうね面に逐次楯付けることを可
能とする楯付機構を設けたものであって、この植付機構
及びこれらに苗を供孫台する苗供Ｖ給機構については従
来から種々の提案がなされているが、その動作メカニズ
ムが複雑であるためにいずれも装置が大型化し、また摩
耗等に起因する故障が多発するという欠点があった。

本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、苗
を保持してこれを地表に櫨付ける苗保持用カップを左右
で前後位置を相異させた１対のクランクにて支持し、左
右いずれか一側のクランクを駆動して苗保持用カップが
縦長楕円状の軌跡を描くように上下動させて苗を確実に
地表に植付けさせる楢付機構、及び該植付機構のクラン
クの一部に苗台駆動部材を設けて、複数の苗を収納した
回転菌台とこれにて回転駆動して苗保持用カップへ供給
させるようにした苗供Ｖ給機構を設けることにより上記
した欠点を解消した全く新規な構造の移植機を提供する
ことを目的とし、以下に本発明をその実施例を示す図面
に基いて詳述する。

第１図は本発明に係る移植機の左側面図であって、第２
図に平面図で略示するように矩形に構成された機枠１に
はエンジン２、該エンジン２により駆動され、うねを跨
ぎ得るように薄幅離隔させた左右一対の駆動輪３、該駆
動論３の前方に位置し、同様に離隔させた追随回転する
左右一対のガイド論４、楯付対象の苗を仮置きする左右
一対の苗暦台５及び操作ハンドル６が装着されている。
そしてこの機枠１には、該機枠１に取付けられた調整ハ
ンドル７ａの回転により操作される左右対称の平行リン
ク機構７を介して、機枠１より小さい矩形の、第３図に
平面図で示す如き楯付機礎取付枠８が前記平行リンク機
構７の作用により、機枠１に対する相対的上下位置の調
整可能に水平に取りつけられている。而して本発明の要
部たる槽付機構は上述のように構成された機体の一部た
る槽付機横取付枠８に取付けられ、以下に詳述する左右
一対のクランクアーム２１１，２１ｒ、揺動アーム２２
１，２２ｒ、楢付アーム２３１，２３ｒ及び橘付アーム
２３１，２３ｒ夫々の後端部に支持された１個の苗保持
用カップ６１からなる。

クランクアーム２１１は楯付機横取付枠８の左側枠材８
１の中央部に機体の内側に向けて枢着されており、、機
体の左右方向の回転中心軸として円回転するようになっ
ている。

そしてこの回転は、機枠１に取付けられてエンジン２に
よって回転駆動されるスプロケツト９と同軸回転するカ
バ１０内に収納されたスプロケツト（図示せず）により
チェィン（図示せず）を介して回転される、前記左側枠
材８１にクランクアーム２１１と同軸的に枢着されたス
プロケツト１１の回転により行われ、その回転方向は第
１図の左側面図において矢符で示す如く反時計万向であ
る。揺動アーム２２１は左側枠材８１の前端部に機体の
内側に向けて前後方向への揺動自在に軸着されており、
その長さはクランクアーム２１１より梢々長い。植付ア
ーム２３１はへの字形に曲成されており、その前端部は
揺動アーム２３１に、また略々中央部であって、への字
の正ｉ点より梢々前方寄りの部分はクランクアーム２１
１に夫々回動自在に藤止されている。そしてこの椿付ア
ーム２３１の左側面におけるクランクアーム２１１軸止
部の梢々後方寄りには揺動アーム２２１−クランクアー
ム２１１軸止部を結ぶ方向に略々一致し後方に延出する
苗台駆動アーム２４が固着されており「該苗台駆動アー
ム２４の後端には機体の内側に向けて突出させた小径の
ローラ２５が回転自在に鞠止されている。なお苗台駆動
アーム２４の長さは、その後端部が楯付アーム２３１の
後端縁より前方に位置するように定められている。一方
、クランクアーム２１ｒ、揺動アーム２２ｒ、橘付アー
ム２３ｒ自体は夫々クランクアーム２１１、揺動アーム
２２１、棺付アーム２３１と同寸同形状のものであるが
、クランクアーム２１ｒ、揺動アーム２２ｒは第３図に
示すようにいずれも植付機機取付枠８の右側枠材８ｒに
おける、前記クランクアーム２１１、揺動アーム２２１
の軸止部に対面する位置よりも夫々後方寄りの位置に機
体の内側に向けて回動自在に軸着されている。

そしてクランクアーム２１ｒ及び揺動アーム２２ｒの楯
付アーム２３ｒに対する軸止部位は、クランクアーム２
１１及び揺動アーム２１１の楯付アーム２３１に対する
軸止部位と同様である。なおクランクアーム２１ｒには
前述のスブロケット１１の如きこれを直接回転駆動する
手段が設けられている。楯付アーム２３１及び２３ｒは
上述のように夫々揺動アーム２３１、クランクアーム２
１１及び揺動ア−ム２２ｒ、クランクアーム２１ｒに支
持されているので楯付アーム２３１及び２３ｒは平行関
係を保って前後にずれた関係にある。そして前後にずれ
た櫨付アーム２３１，２３ｒの後端部には第４，５図に
拡大して示す如き苗保持用カップ６１が吊持されている
。この吊特のために苗保持用カップ６１に設けられてい
る連結軸６２ｆ，６２ｂは夫々槽付アーム２３１，２３
ｒに夫々の一端が鉄合溶着されて支持されている。さて
、エンジン２の駆動によりスプロケツト１１を回転させ
てクランクアーム２１１を図示の如く反時計方向に円回
転させる場合は、揺動アーム２２１は第１図に示す如き
範囲の角度内で前後に揺動を反覆し、この揺動アーム２
２１の拘束に規制される楯付アーム２３１の苗台駆動ア
ーム２４の後端部のローラ２５及び該楢付アーム２３１
の後端部は図示の如く縦長の楕円状の軌跡を描いて反時
計方向の回転を行うが、前述のように楯付アーム２３１
の後端部は苗保持用カップ６１を介して楯付アーム２３
ｒの後端部に連結されており、またクランクアーム２１
ｒ、揺動アーム２２ｒ、格付アーム２３ｒはクランクア
ーム２１１、揺動アーム２２１、槌付アーム２３１と同
様に構成され、これらと櫨付機機取付枠８に対する取付
位贋をずらせただけであるので、楯付アーム２３ｒ、ク
ランクアーム２１ｒ、揺動アーム２２ｒは槌付アーム２
３１の後端部の楕円状運動により駆動されて夫々槽付ア
ーム２３１、クランクアーム２１１、揺動アーム２２１
と同様の追随運動を行う。

次に苗保持用カップを第４，５図に塞いて説明する。円
柱状の連結軸６２ｆには長寸の円筒状の前側スリーブ６
３ｆが回動自在に嫁合され、その左に隣接して後述のカ
ップ開放アーム７１支持のための支柱７２がピン７２′
の打込により該連結軸６２ｆに固定するように鞍合され
ている。また円柱状の連結軸６２ｆには前同様の後側ス
リーブ６３ｂが回敷自在に鉄合され、その左に隣接して
環状のスベーサ７３が鼓着されている。６３１，６３ｒ
は夫々扇平棒状の左側連結板及び右側連結板であって、
左側連結板６３１の前端部及び後端部は夫々前記支柱７
２及びスベーサ７３の左側においてスリーブ６２ｆ及び
６２ｂに回動自在に俵合されている。

また右側連結板６３ｒの前端及び後端は夫々前側スリー
ブ６３ｆ、後側スリーブ６３ｂの右側において連結軸６
２ｆ及び６２ｂに回動自在に綜合されている。そして上
述したスリーブ及び連結板によって略正方形の枠６３が
構成されている。６４は中央部の大径の穴を開設した円
形受皿状のフランジであって左側連結板６３１及び右側
連結板６３ｒに固着されている。

６６ｆ，６６ｂは底面を有しない倒立中空略円錐体を２
つ割りにした焔状のカップ半体であって、枠６３の下方
で２つ割りにした部分が対向して閉止するように、夫々
の内壁面と前側スリーブ６３ｆ又は後側スリーブ６３ｂ
に固着された吊金具６７ｆ，６７ｂによって、連結軸６
２ｆ，６２ｂに対する回動が自在となるように吊持され
ている。

後述するようにこのカップ半体６６ｆ，６６ｂはその中
空部内に苗を保持するものであるから、内部に苗を保持
した場合に苗重量による開放を行うことを防止し得るよ
うに、またカップ半体自体の重量による開放を防止し得
るように前側スリーブ６３ｆ及び後側スリーブ６３ｂの
右側様部の右側連結板６３ｒに対面する位置には摩擦抵
抗板６８ｆ，６８ｂが突談されており、右側連結板６３
ｒの左側面に取り付けた板バネ６９ｆ，６９ｂが夫々摩
擦抵抗板６８ｆ，６８ｂを押圧して摩擦抵抗を与えるよ
うになつている。一方、前例スリーブ６３ｆ及び後側ス
リーブ６３ｂの左側機部には夫々後方及び前方に突出す
るカム７０ｆ，７０ｂが固着されており、これらのカム
７０ｂの先端部が７０ｆの先端部の上方に位置するよう
にして当俵している。

そしてカム７０ｂの左側面には前方に延出するカム補助
杵７０ｃが固着されている。７１は連結軸６２ｆに鉄合
された支柱７２に、屈曲した後端部が下向きとなるよう
にボルト止めしたカップ開放アームであって下向きとな
った後端縁が前記カム補助村７０ｃの上面に当接し得る
ようになっている。

なお７３はカム７０ｆが下方に所定角度以上回動した場
合に当接する位置に臨むように支柱７２に固着した板バ
ネである。６５は上部が朝顔状に閉口した略円筒状のガ
イドカップであって朝顔状に拡開した上部の外壁面を前
後のスリーブ６３ｆ，６３ｂに係止するようにして枠６
３に載層固定されている。

次に上述の苗保持用カップ６１‘こ苗を供給する苗供給
機構を第２，６図に基いて説明する。４１は長尺細幅の
板材を台形に成形してなるステイであって左右各１本ず
つが棺付機横取付枠８の左側部材８１及び右側枠材８ｒ
に夫々取付けられている。

４２は下部がネジ部４２ａ、上部が段付きの円柱部４２
ｂとなった軸体であって、ネジ部４２ａには下から順に
２つのナット、ワツシヤ、コイルスプリング４３及びワ
ツシヤが螺合又は舷合されており、円柱部４２ｂの下端
部には円板４４がキーを用いて鉄着され、その上の中央
部には段部４８ａ、フランジ４８ｂを有する略円筒状の
底板取付筒４８がこの軸体４２の回転を拘束しないよう
に鉄合されており、更にその上部には円盤の周緑に底な
し植木鉢状の凹入部４６ａを６個、６等配にして設けた
形状の回転苗台４６がキーを用いて鉄着されている。

４７は回転苗台４６の凹入部４６ａの底穴４６ｂを閉塞
する底板であって、灰皿を伏せた如く中央部に円錐台状
の取付部４７ａが形成され、また外縁部４７ｂの上面は
平面となって凹入部４６ａの底面に接する。

そしてこの底板４７の外縁部４７ｂの左右の織部底面が
前記左右のステイ４１の上部の水平部分に固着されてい
る一方、取付部４７ａの中央には円柱部４２ｂよりも大
径の穴４７ｃが開設されており、この穴４７ｃの周緑が
前記フランジ４８ｂにボルトにより固定されて、この轍
体４２及びこれに蕨合された部品が支持されるようにな
っている。円板４４の下面には６等配に配置された６枚
の苗台駆動羽根４５が固着されており、この苗台駆動羽
根４５は前記ローラ２５の楕円状運動により駆動される
ように裾広がりの形を有している。而して前記底板４化
は外縁部４７ｂの最鎚部から中心線に沿って取付部４７
ａの下端部に到る切込みと、この切込み部の前端から取
付部４７ａの下端部に沿う適長の切込みを左右に行い、
この略Ｔ字形に切込まれた部分を下向きに左右に拡開し
て苗落下孔４７ｄが形成され、この舷関された部分は落
下する苗の案内壁４７ｃとなる。

そしてこの苗落下孔４７ｄは苗保持用カップ６１がロー
ラ２５と運動して行われる楕円状運動により上方へ移動
し来たつたときの位置の直上となるように底板４７の外
径寸法が定められている。上記した構造から理解される
ように回転苗台４６、鰍体４２はローラ２５の押圧駆動
により回転する苗台駆動羽根４５及びこれが固着された
円板４４と共に一体的に回転するが底板４７はステイ４
１に固定されており回転しない。

そして上述のように軸体４２に取付けられた各部品の相
対的角度関係は以下のとおりである。すなわち、第１図
において反時計方向の楕円状運動により上昇してきたロ
ール２５の１回の押圧駆動により苗台駆動羽根４５は６
０ｏ回転する。そしてローラ２５が苗台駆動羽根４５を
６００回転させてこれに対する当綾状態を終了した時点
において、この苗台駆動羽根４５と一体的に回転する回
転苗台４６の６個の凹入部４６ａのうちのいずれかの凹
入部が苗落下孔４７ｄの直上に来るように苗台駆動羽根
４５と凹入部４６ａの相対的角度が定められており、凹
入部４６ａの苗落下孔４７ｄ上での停止を確実に行わせ
るために、底部取付筒４８の毅部４８にスプリング４８
ｃにより下方に付勢したボール４８ｄを収納し、このボ
ール４８ｄと、円板４４の上面にボール４８ｄが落ち込
むようにした６等配の６個の係入凹部４４ａとによるク
リツク機構が設けられている。この係入凹部４４ａの位
置は、苗台駆動羽根４５及び凹入部４６ａとの関連にお
し・て定められることは言うまでもない。なおコイルス
プリング４３は円板４４を底板取付筒４８の下面に向け
て押圧するので円板４４の回転は適宜の制動力をこのコ
イルスプリング４３によって付与される。

以上のように構成された本発明に係る移植機を使用する
場合は予め調整ハンドル７ａを回転させることによって
平行リンク機構７を操作して、機枠１に対する棺付機横
取付枠８の高さを、苗保持用カップ６１が下降した場合
に適宜の深さだけ地中に侵入し得るようにうねの高さに
合せて調節し、また苗贋台５上に苗を仮贋きしておく。
そして左右一対の駆動輪３及びガイド輪４がうねの両側
に位置してうねを跨ぐ状態にして、機体の走行及び楯付
を開始する。なお回転苗台４６の凹入部４６ａには苗落
下孔４７ｄの直上に位置するものを除いて、手作業によ
り逐次苗贋台５から苗を移入する。伝動機構の操作によ
りスプロケット９が回転を開始すると、スプロケット１
１も回転し、これによりクランクアーム２１１が前述の
ように反時計方向の円回転を行い、クランクアーム２１
１の回転に駆動されて左右の楯付アーム２３１，２３ｒ
の後騰部は前述した如く縦長の楕円状軌跡を描くが、こ
の軌跡は静軌跡すなわち槌付機礎取付枠８等に対する相
対位置を示すものであって、機体の走行を考慮した楢付
アーム後端部の鰯軌跡は略上下一直線又は縦長篇平８の
字形となるので、苗保持用カップ６１のカップ半体６６
ｆ，６６ｂは地中に略垂直に侵入し得る。

さて、このような軌跡を描いて連動する楢付アーム２３
１，２３ｒの後端部に固着された連結軸６２ｆ，６２ｒ
に回動自在に鉄合された枠６３に支持された苗保持用カ
ップ６１は垂直状態のまま上下する。そして苗保持用カ
ップ６１が上昇して苗落下孔４７ｄの直下に来ると、こ
れと同時に楕円状の軌跡を描いて上昇する苗台駆動アー
ム２４の後端のローラ２５が苗台駆動羽根４５を押圧駆
動して回転苗台４６を連動回転させ、苗が収納された凹
入部４６ａが、ちようど苗落下孔４７ｄの直下に苗保持
用カップ６１が至り来るのに同期して苗落下孔４７ｄの
直上に回り来たって停止する。これに伴って前記苗は苗
落下孔４７ｄの左右に下垂する案内壁４７ｅにガイドさ
れて、苗保持用カップ６１のガイドカップ６５へ落下し
、この苗はカップ半体６６ｆ，６６ｂの下部内壁面にお
いて保持される。然る後苗保持用カップ６１は下降を続
け、やがてカップ半体６６ｆ、６６ｂは先端部から地中
に侵入するが、このとき植付アーム２３１と一体的に移
動するカップ開放アーム７１の屈曲した下端部が苗保持
用カップ６１に接近してカム補助杵７０ｃの上面を押圧
し、これによりカム７０ｂが下方に回動し、またカム７
０ｂに押圧されてカム７０ｆも下方に回動するので、こ
れに伴って後側スリーブ６３ｂ、前側スリーブ６３ｆも
回動して吊金具６７ｂ．６７ｆによってこれらのスリー
ブに支持されたカップ半体６６ｂ，６６ｆは夫々後方、
前方へ回動するようにして開く。このカップ半体６６ｂ
，６６ｆの回動により地表には穴が拡設され、カップ半
体６６ｂ，６６ｆによって保持されていた苗はこの穴に
滋入し、この苗の移植が完了する。そして苗保持用カッ
プ６１が上昇移動過程に入るにつれて前述したところと
は逆にカップ開放アーム７１のカム補助杵７０ｃに対す
る押圧が解除されるが、カム７０ｆの下面は板バネ７３
に押圧されているのでこの押圧力によりカム７０ｆ、従
ってまたカム７０ｂが上方へ回動することにより、カッ
プ半体６６ｆ，６６ｂは強制的に閉止される。そして苗
保持用カップ６１が苗落下孔４７ｄの直下にまで上昇し
たときには、ローラ２５の駆動により回転された回転苗
台４６の次に苗落下孔４７ｄ上に回動してきた凹入部４
６ａから新たな苗が苗保持用カップ６１に落入する。こ
のようにして本発明の移植機は機体の走行に従って逐次
苗をうねに移植する。以上詳述したように本発明の移植
機の要部である植付機構はいわゆる回転リンク又は揺動
リンクにより構成したものであるから摩耗箇所が少く、
故障の発生が極めて少ない。

またクランク機構を用いているので楯付機構駆動部分が
小型に構成し得る利点がある。また苗は回転苗台及び苗
保持用カップにいずれにおいても被圧力を受けないので
苗の損傷は殆んどない。更に棺付アーム自体は回転運動
を行わないので既存の移植機に比して安全性が高い。ま
た縦長の軌跡を描く楯付アームに直援苗台駆動アーム２
４を取付けたものであるので、苗台駆動アーム２４は楯
付アームと略同様の楕円状の軌跡を同一平面内で描き、
回転苗台４６を駆動させた後は下方の退避位置となって
回転苗台４６の駆動とは全く無関係の状態になる。

従って回転苗台４６の駆動には複雑な機構を必要とせず
、また簡潔な構造であるにも拘わらず回転苗台４６と苗
保持用カップ６１との位相関係は正確となって位相合せ
の煩わしさもなくなり、回転苗台４６の駆動を楢付アー
ム２３１，２３ｒに取付けられた苗保持用カップ６１の
運動に同期させることができ、しかも苗の供給タイミン
グは安定したものとなる。また本考案に係る楢付機構は
左右各３本のアームが苗保持用カップを介して連結され
た構造となっており、左右各３本のアームにて構成され
たりンクと苗保持用カップとによって平面視的にもリン
クが構成されていることになる。

このため樟付機構が機枠に対して安定な動作を示し、し
かも苗保持用カップはその対角線の２隅の位置にて左右
の楯付アームに支持されているので、苗保持用カップの
支持は強固に行われ、苗保持用カップの土中への侵入に
際しても苗保持用カップの姿勢が変化することなく安定
し、また楯付アームにも無理な力が加わらずその変形の
塵れがなく、従って苗台駆動アーム２４の正確な動きが
確保される。なお前述の実施例とは逆に揺動アーム２２
１，２２ｒをクランクアーム２１１，２１ｒの後方に、
また苗保持用カップをクランクアーム２１１，２１ｒの
前方に設けるようにして前後を逆転した構造にすること
も可能である。また苗供給機構は前記実施例に限らず苗
保持用カップのカップ半体が閉止している間の適宜の時
点においてこの中に苗を供給し得るものであればよいこ
とは勿論である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって第１図は移植
機の左側面図、第２図は、回転苗台、機枠等の平面図、
第３図は苗保持用カップ、植付アーム、楯付機横取付枠
の平面図、第４図は苗保持用カップの左側面図、第５図
は苗保持用カップの平面図、第６図は回転苗台の側断面
図である。 １・・・・・・機枠、７・・・・・・平行リンク機構、
８・・…・楯付機横取付枠、２１ １，２１ｒ．・・…
クランクアーム、２２１，２２ｒ・・・・・・揺動アー
ム、２３１，２３ｒ・・・・・・楯付アーム、２４・・
・・・・苗台駆動アーム、４２・・・・・・軸体、４５
・・…・苗台駆動羽根、４６・・・・・・回転苗台、４
７・・・・・・底板、６１・・・・・・苗保持用カップ
。 第４図 第５図 図 舷 図 Ｎ 船 第３図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 走行機能を備えた機体に、移植対象の苗を地表に植
   付ける植付機構と、該植付機構に逐次苗を供給する苗供
   給機構とを設けて構成した移植機において、 機体左右
   のいずれか一側に枢支されて回転駆動される第１のクラ
   ンクアームと、 同側にて機体の前後方向への揺動自在
   に枢支された第１の揺動アームと、 その一端部が上下
   動するように第１のクランクアーム及び第１の揺動アー
   ムに枢支された第１の植付アームと、 機体の他側にお
   いて、第１の植付アームとは前記一端部に対応するその
   一端部が機体の前後方向に相異る同高位置に在るように
   、第１のクランクアーム及び第１の揺動アームと同様に
   枢支した第２のクランクアーム及び第２の揺動アームに
   枢支された第２の植付アームとを備え、 第１、第２の
   クランクアーム、揺動アーム及び植付アームは夫々に実
   質的に相等しく構成されており、第１、第２の植付アー
   ムの前記一端部に苗保持用カツプの左右側の同高位置を
   取付けてあり、 いずれかの植付アームに、その先端部
   が縦長の軌跡を描くように苗台駆動部材を取付け、該苗
   台駆動部材の先端部を回転苗台又かこれと一体的に回転
   し得るようにした苗供給機構構成部材に当接させて、回
   転苗台を間欠的に回転駆動するようにしたことを特徴と
   する移植機。