JPS6030355B2 - 剥離処理剤 - Google Patents
剥離処理剤Info
- Publication number
- JPS6030355B2 JPS6030355B2 JP4955879A JP4955879A JPS6030355B2 JP S6030355 B2 JPS6030355 B2 JP S6030355B2 JP 4955879 A JP4955879 A JP 4955879A JP 4955879 A JP4955879 A JP 4955879A JP S6030355 B2 JPS6030355 B2 JP S6030355B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- weight
- parts
- alcohol copolymer
- vinyl alcohol
- Prior art date
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- Expired
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- Lubricants (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、感圧性粘着テープ若しくは粘着シート、更に
詳しくいえばセル。
詳しくいえばセル。
ースアセテート、ポリエチレンテレフタレート、ポリプ
ロピレンなどの非孔質材料の薄いフィルムを基村とする
感圧性粘着テープ若しくは粘着シートの剥離処理に関す
るものである。従来かかる目的に用いる剥離処理剤とし
ては、シリコーン樹脂、最鎖アルキルモノマー重合物、
弗化アルキルビニルモノマ一重合物、ポリビニルアルコ
ール・カルバメートなどが知られている。
ロピレンなどの非孔質材料の薄いフィルムを基村とする
感圧性粘着テープ若しくは粘着シートの剥離処理に関す
るものである。従来かかる目的に用いる剥離処理剤とし
ては、シリコーン樹脂、最鎖アルキルモノマー重合物、
弗化アルキルビニルモノマ一重合物、ポリビニルアルコ
ール・カルバメートなどが知られている。
このうちシリコーン樹脂は剥離性、残留接着性などの特
性に優れるが高価であり、また高温での熱セットを必要
とするところから熱可塑性フィルムには使用できない。
他の剥離性処理剤においても剥離性、剥離処理剤の粘着
面への移行の問題など必らずしも満足するものではない
。本発明者等は剥離処理剤に要求される諸性能を満足す
べく鋭意研究した結果本発明を完成したものであり、以
下詳細に説明する。
性に優れるが高価であり、また高温での熱セットを必要
とするところから熱可塑性フィルムには使用できない。
他の剥離性処理剤においても剥離性、剥離処理剤の粘着
面への移行の問題など必らずしも満足するものではない
。本発明者等は剥離処理剤に要求される諸性能を満足す
べく鋭意研究した結果本発明を完成したものであり、以
下詳細に説明する。
本発明の類似剥離処理剤としては、ポリビニルアルコー
ル・カルバメートがあるが本発明はビニルアルコールに
エチレンを共重合させることにより、トルェン、キシレ
ン等に対する溶解性及び剥離性、残留接着性が大中に向
上することを見いだしたものである。
ル・カルバメートがあるが本発明はビニルアルコールに
エチレンを共重合させることにより、トルェン、キシレ
ン等に対する溶解性及び剥離性、残留接着性が大中に向
上することを見いだしたものである。
本発明の剥離処理剤は一般式〔１〕で示されエチレンの
共重合割合が０．１から０．９であるエチレン／ビニル
アルコール共重合物と少なくとも８個以上の炭素数を有
するアルキルィソシアネートとの反応生成物を主体とす
るものである。
共重合割合が０．１から０．９であるエチレン／ビニル
アルコール共重合物と少なくとも８個以上の炭素数を有
するアルキルィソシアネートとの反応生成物を主体とす
るものである。
（但し、式中ｎ＋ｍは５００〜３０００までの整数であ
り、；台〒がｏ‐１〜０‐９である。
り、；台〒がｏ‐１〜０‐９である。
）エチレンノビニルアルコール共重合物のエチレン共重
合割合は０．１〜０．９のものであり望ましくはエチレ
ン共重合割合０．２〜０．６のものである。
合割合は０．１〜０．９のものであり望ましくはエチレ
ン共重合割合０．２〜０．６のものである。
又ェチレン／ビニルアルコール共重合物の平均重合度は
５００〜３０００のものであり望ましくは平均重合度８
００〜２５００のものである。本発明に使用される少な
くとも８個以上の炭素数を有するアルキルィソシアネー
トとしてはオクチルイソシアネート、ラウリルイソシア
ネート、ステアリルイソシアネートなどがあるがこれに
限定されるものではない。
５００〜３０００のものであり望ましくは平均重合度８
００〜２５００のものである。本発明に使用される少な
くとも８個以上の炭素数を有するアルキルィソシアネー
トとしてはオクチルイソシアネート、ラウリルイソシア
ネート、ステアリルイソシアネートなどがあるがこれに
限定されるものではない。
次に本発明に係る剥離処理剤の製造方法について説明す
る。
る。
エチレン／ビニルアルコール共重合物をトルェン、キシ
レンなどのィソシアネート基に不活性な溶媒中に溶解あ
るいは分散させたのち、１００００〜１５０００にてア
ルキルイソシアネートを反応させる。このときのアルキ
ルイソシアネートの反応割合はエチレン／ビニルアルコ
ール共重合物中の水酸基に対して０．６〜１．１等量の
範囲が最も好ましい。反応終点は分散状態のエチレン／
ビニルアルコール共重合物粒子が溶媒に溶解した時から
、又は赤外分光器にて反応混合物中からィソシアネート
基に基づく吸収スペクトルが消失した時からさらに２時
間反応を続けた時点とする。
レンなどのィソシアネート基に不活性な溶媒中に溶解あ
るいは分散させたのち、１００００〜１５０００にてア
ルキルイソシアネートを反応させる。このときのアルキ
ルイソシアネートの反応割合はエチレン／ビニルアルコ
ール共重合物中の水酸基に対して０．６〜１．１等量の
範囲が最も好ましい。反応終点は分散状態のエチレン／
ビニルアルコール共重合物粒子が溶媒に溶解した時から
、又は赤外分光器にて反応混合物中からィソシアネート
基に基づく吸収スペクトルが消失した時からさらに２時
間反応を続けた時点とする。
反応混合物を８０００まで冷却し３〜６倍量のメタノー
ルあるいはインプロピルアルコール中にそそし、て反応
生成物を析出させ、炉過後沈澱をメタノールあるいはイ
ンプロピルアルコールで洗浄乾燥して目的物を得る。か
くして得られた反応生成物は、トルェソ・キシレンなど
に対する溶解性に優れるとともに剥離性、残留接着性が
良好で、特に優れた剥離効果のため少量の塗布で充分目
的を達成するため経済的である。
ルあるいはインプロピルアルコール中にそそし、て反応
生成物を析出させ、炉過後沈澱をメタノールあるいはイ
ンプロピルアルコールで洗浄乾燥して目的物を得る。か
くして得られた反応生成物は、トルェソ・キシレンなど
に対する溶解性に優れるとともに剥離性、残留接着性が
良好で、特に優れた剥離効果のため少量の塗布で充分目
的を達成するため経済的である。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例 １
蝿梓機、冷却器、滴下ロートを備えた反応容器中でエチ
レン／ビニルアルコール共重合物（エチレン共重合割合
０．３，平均重合度１５００）１の重量部をキシレン５
の重量部に分散させたのち、還流温度にてステアリルィ
ソシアネート５７重量部を加える。
レン／ビニルアルコール共重合物（エチレン共重合割合
０．３，平均重合度１５００）１の重量部をキシレン５
の重量部に分散させたのち、還流温度にてステアリルィ
ソシアネート５７重量部を加える。
反応の進行にともないエチレン／ビニルアルコール共重
合物の粒子溶解する。このエチレン／ビニルアルコール
共重合物の粒子がなくなってからさらに２時間反応を続
けたのち、８０００まで冷却し、反応物を５倍量のメタ
ノール中へそそいで白色沈澱反応生成物を得る。この沈
澱をメタノールで洗浄し、乾燥粉砕して目的物を得た。
かくして得られた反応生成物を濃度１％のトルヱン溶液
とし、該溶液をポリプロピレンフィルムのコロナ処理面
に固型物として０．０５夕／〆付着するように塗布、乾
燥する。
合物の粒子溶解する。このエチレン／ビニルアルコール
共重合物の粒子がなくなってからさらに２時間反応を続
けたのち、８０００まで冷却し、反応物を５倍量のメタ
ノール中へそそいで白色沈澱反応生成物を得る。この沈
澱をメタノールで洗浄し、乾燥粉砕して目的物を得た。
かくして得られた反応生成物を濃度１％のトルヱン溶液
とし、該溶液をポリプロピレンフィルムのコロナ処理面
に固型物として０．０５夕／〆付着するように塗布、乾
燥する。
このようにして作製した塗布基材上に２４肋中のゴム系
粘着テープ（積水化学製）及びアクリル系粘着テープ（
日東電工製）を自重２ｋｇのゴムローラにて圧着し、オ
ートグラフ（島津社製Ｐ−１００型）にて剥離力を測定
した。他方、同様に粘着テープを鮎着した試料を５０ｑ
ｏの温度にて、２０夕／地の荷重を加えたまま２卵責問
保ち、室温で２時間放置後同様に剥離力を測定し、耐熱
性を判断した。
粘着テープ（積水化学製）及びアクリル系粘着テープ（
日東電工製）を自重２ｋｇのゴムローラにて圧着し、オ
ートグラフ（島津社製Ｐ−１００型）にて剥離力を測定
した。他方、同様に粘着テープを鮎着した試料を５０ｑ
ｏの温度にて、２０夕／地の荷重を加えたまま２卵責問
保ち、室温で２時間放置後同様に剥離力を測定し、耐熱
性を判断した。
これらの測定結果を表−１に示す。表から明らかな如く
剥離効果が優れるとともに高温に保たれたのちも充分な
剥離効果が優れるとともに高温に保たれたのちも分な剥
離効果、残留接着性を維持している。実施例 ２ エチレン／ピニルアルコール共重合物（エチレン共重合
割合０．５平均重合度１．７００）１０重量部、キシレ
ン５低重量部、ステアリルィソシアネート４５重量部を
反応させ、実施例１と同様な操作にて目的物を得る。
剥離効果が優れるとともに高温に保たれたのちも充分な
剥離効果が優れるとともに高温に保たれたのちも分な剥
離効果、残留接着性を維持している。実施例 ２ エチレン／ピニルアルコール共重合物（エチレン共重合
割合０．５平均重合度１．７００）１０重量部、キシレ
ン５低重量部、ステアリルィソシアネート４５重量部を
反応させ、実施例１と同様な操作にて目的物を得る。
上記反応生成物を実施例１と同様に処理し測定を行った
。
。
実施例 ３
エチレン／ビニルアルコール共重合物（エチレン共重合
割合０．７，平均重合度１０００）１５重量部をキシレ
ン５の重量部に８０ｏｏで溶解させたのち、ステアリル
ィソシアネート４０重量部を加え、１２０ｑｏで５時間
反応させたのち実施例１と同様な操作にて白色粉末の目
的物を得た。
割合０．７，平均重合度１０００）１５重量部をキシレ
ン５の重量部に８０ｏｏで溶解させたのち、ステアリル
ィソシアネート４０重量部を加え、１２０ｑｏで５時間
反応させたのち実施例１と同様な操作にて白色粉末の目
的物を得た。
上記反応生成物を実施例１と同様に処理し測定を行なっ
た。
た。
比較例 １
ポリビニルアルコール（ケン化度９８％，平均重合度１
１００）１の重量部、キシレン５の重量部、ステアリル
ィソシァネート６り重量部を実施例１と同様な操作にて
反応させ目的物を得る。
１００）１の重量部、キシレン５の重量部、ステアリル
ィソシァネート６り重量部を実施例１と同様な操作にて
反応させ目的物を得る。
上記反応生成物を実施例１と同様に処理し測定を行なっ
た。
た。
比較例 ２
ポリビニルアルコール（ケン化度８７％，平均重合度１
４００）１の重量部、キシレン５の重量部、ステアリル
ィソシアネート６り重量部を実施例１と同様な＊操作に
て反応させ目的物を得る。
４００）１の重量部、キシレン５の重量部、ステアリル
ィソシアネート６り重量部を実施例１と同様な＊操作に
て反応させ目的物を得る。
上記反応生成物を実施例１と同機に処理し測定を行なっ
た。
た。
表−１
アクリル系粘着テープ及びゴム系粘着テープのステンレ
ス板への接着力は各々１０２５夕／２４肋、６５０〜８
２０夕／２４帆である。
ス板への接着力は各々１０２５夕／２４肋、６５０〜８
２０夕／２４帆である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 一般式〔１〕で示される、エチレンの共重合割合が
０．１〜０．９である、エチレン／ビニルアルコール共
重合物と少なくとも８個以上の炭素数を有するアルキル
イソシアネートの反応生成物を主体とする剥離処理剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼（但し、式中ｎ＋ｍ
は５００〜３０００までの整数であり、ｎ／（ｎ＋ｍ）
が０．１〜０．９である。 ）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4955879A JPS6030355B2 (ja) | 1979-04-21 | 1979-04-21 | 剥離処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4955879A JPS6030355B2 (ja) | 1979-04-21 | 1979-04-21 | 剥離処理剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55142096A JPS55142096A (en) | 1980-11-06 |
| JPS6030355B2 true JPS6030355B2 (ja) | 1985-07-16 |
Family
ID=12834526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4955879A Expired JPS6030355B2 (ja) | 1979-04-21 | 1979-04-21 | 剥離処理剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6030355B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007088846A1 (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-09 | Nitto Denko Corporation | 離型性樹脂組成物並びにその成形体及び積層体 |
| JP2009057511A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Ipposha Oil Ind Co Ltd | 剥離処理剤及びこれを用いた粘着テープ、粘着シート及び剥離シート |
| CN102729369A (zh) * | 2011-03-30 | 2012-10-17 | 信越聚合物株式会社 | 脱模用膜 |
| JP2014009318A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Oji Holdings Corp | 粘着テープ |
| JP2014168895A (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Daicel Corp | 積層体及びその製造方法 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62109804A (ja) * | 1985-11-07 | 1987-05-21 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 剥離性処理剤の製造方法 |
| US6146756A (en) * | 1998-07-16 | 2000-11-14 | 3M Innovative Properties Company | Hot-melt processable release material, method of preparation, and articles therefrom |
| KR100697583B1 (ko) * | 2001-07-12 | 2007-03-22 | 호도가야 가가쿠 고교 가부시키가이샤 | 박리처리제 및 박리처리제의 제조방법 |
| JP4752190B2 (ja) * | 2004-04-26 | 2011-08-17 | 三菱化学株式会社 | 粘着フィルム又はシート |
| EP2646517A4 (en) * | 2010-12-03 | 2014-05-14 | 3M Innovative Properties Co | EXTRUDABLE URETHANE PARTICLE COATING |
-
1979
- 1979-04-21 JP JP4955879A patent/JPS6030355B2/ja not_active Expired
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007088846A1 (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-09 | Nitto Denko Corporation | 離型性樹脂組成物並びにその成形体及び積層体 |
| JP2007204640A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Mitsubishi Chemicals Corp | 離型性樹脂組成物並びにその成形体及び積層体 |
| JP2009057511A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Ipposha Oil Ind Co Ltd | 剥離処理剤及びこれを用いた粘着テープ、粘着シート及び剥離シート |
| CN102729369A (zh) * | 2011-03-30 | 2012-10-17 | 信越聚合物株式会社 | 脱模用膜 |
| JP2014009318A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Oji Holdings Corp | 粘着テープ |
| JP2014168895A (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Daicel Corp | 積層体及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55142096A (en) | 1980-11-06 |
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