JPS6023796B2 - 剥離処理剤 - Google Patents
剥離処理剤Info
- Publication number
- JPS6023796B2 JPS6023796B2 JP12232779A JP12232779A JPS6023796B2 JP S6023796 B2 JPS6023796 B2 JP S6023796B2 JP 12232779 A JP12232779 A JP 12232779A JP 12232779 A JP12232779 A JP 12232779A JP S6023796 B2 JPS6023796 B2 JP S6023796B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- weight
- alcohol copolymer
- parts
- vinyl alcohol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は感圧性粘着テープ若しくは粘着シート更に詳し
くいえばセルロースアセテート、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロピレンなどの非孔質材料の薄いフィル
ムや紙、合成紙等を基村とする感圧性粘着テープ若しく
は粘着シ、‐トの剥離処理に関するものである。
くいえばセルロースアセテート、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロピレンなどの非孔質材料の薄いフィル
ムや紙、合成紙等を基村とする感圧性粘着テープ若しく
は粘着シ、‐トの剥離処理に関するものである。
従来かかる目的に用いる剥離処理剤としてはシリコーン
樹脂、長鎖アルキルビニルモノマ一重合物、発化アルキ
ルビニルモノマ一重合物、ポリビニルアルコール・カル
バメートなどが知られている。
樹脂、長鎖アルキルビニルモノマ一重合物、発化アルキ
ルビニルモノマ一重合物、ポリビニルアルコール・カル
バメートなどが知られている。
このうちシリコーン樹脂は剥離性、残留接着性などの特
性に優れるが高温での熱処理を必要とすることから熱可
塑性フィルムには使用できなし、。他の剥離処理剤にお
いても剥離性、剥離処理剤の粘着面への移行の問題など
必らずしも満足するものではない。
性に優れるが高温での熱処理を必要とすることから熱可
塑性フィルムには使用できなし、。他の剥離処理剤にお
いても剥離性、剥離処理剤の粘着面への移行の問題など
必らずしも満足するものではない。
本発明者等は剥離処理剤に要求される諸性能を満足すべ
く鋭意研究した結果本発明を完成したものであり、以下
詳細に説明する。本発明の類似化合物としてはポリビニ
ルアルコールのェステル変性物があるが、本発明はビニ
ルアルコールにエチレンを共重合させることによりトル
ェン、キシレン等に対する溶解性及び剥離性、残留接着
性が大幅に向上することを見いだしたものである。
く鋭意研究した結果本発明を完成したものであり、以下
詳細に説明する。本発明の類似化合物としてはポリビニ
ルアルコールのェステル変性物があるが、本発明はビニ
ルアルコールにエチレンを共重合させることによりトル
ェン、キシレン等に対する溶解性及び剥離性、残留接着
性が大幅に向上することを見いだしたものである。
本発明の剥離処理剤は一般式〔1〕で示され、エチレン
の共重合割合が0.1から0.9であるエチレン/ビニ
ルアルコール共重合物と、少なくとも8個以上の炭素数
を有する塩化アルキロィルとの反応生成物を主体とする
ものである。
の共重合割合が0.1から0.9であるエチレン/ビニ
ルアルコール共重合物と、少なくとも8個以上の炭素数
を有する塩化アルキロィルとの反応生成物を主体とする
ものである。
(但し式中n+mは500〜3,000までの整数であ
り、市;市がo‐1〜0‐9である。
り、市;市がo‐1〜0‐9である。
)エチレン/ビニルアルコール共重合物のエチレン共重
合割合は、0.1〜0.9のものであり、望ましくはエ
チレン共重合割合0.2〜0.6のものである。
合割合は、0.1〜0.9のものであり、望ましくはエ
チレン共重合割合0.2〜0.6のものである。
又エチレンノビニルアルコール共重合物の平均重合度は
500〜3,000のものであり、望ましくは平均重合
度800〜2,500のものである。本発明に使用され
る少なくとも8個以上の炭素数を有する塩化アルキロィ
ルとしては塩化ラウロィル、塩化パルミトイル、塩化ス
テアロイルなどがあるが、これらに限定されるものでは
ない。次に本発明に係る剥離処理剤の製造方法について
説明する。エチレン/ビニルアルコール共重合物をピリ
ジンなどの脱塩酸剤中に分散させたのち8000〜10
000にて塩化アルキロィルを反応させる。このときの
塩化アルキロィルの反応割合はエチレン/ビニルァルコ
ール共重合物中の水酸基に対して0.5〜1.僕等量の
範囲が好ましい。また、分散状態のエチレン/ビニルア
ルコール共重合物が溶媒に溶解した時からさらに1〜数
時間例えば2時間反応を続けた時点をもって反応終点と
する。次にこの反応混合物を50qoまで冷却し、5〜
IN音量のメタノールあるいはイソプロパノール中にそ
そいで反応生成物を析出させ、炉過後沈澱をメタノール
あるいはイソプ。パノールで洗浄したのち、再び水洗い
してから乾燥して目的物を得る。かくして得られた反応
生成物はトルヱン、キシレン等に対する溶解性に優れる
とともに剥離性、残留接着性が良好で、また、特に優れ
た剥離効果のため少量の塗布で充分目的を達成するため
経済的である。
500〜3,000のものであり、望ましくは平均重合
度800〜2,500のものである。本発明に使用され
る少なくとも8個以上の炭素数を有する塩化アルキロィ
ルとしては塩化ラウロィル、塩化パルミトイル、塩化ス
テアロイルなどがあるが、これらに限定されるものでは
ない。次に本発明に係る剥離処理剤の製造方法について
説明する。エチレン/ビニルアルコール共重合物をピリ
ジンなどの脱塩酸剤中に分散させたのち8000〜10
000にて塩化アルキロィルを反応させる。このときの
塩化アルキロィルの反応割合はエチレン/ビニルァルコ
ール共重合物中の水酸基に対して0.5〜1.僕等量の
範囲が好ましい。また、分散状態のエチレン/ビニルア
ルコール共重合物が溶媒に溶解した時からさらに1〜数
時間例えば2時間反応を続けた時点をもって反応終点と
する。次にこの反応混合物を50qoまで冷却し、5〜
IN音量のメタノールあるいはイソプロパノール中にそ
そいで反応生成物を析出させ、炉過後沈澱をメタノール
あるいはイソプ。パノールで洗浄したのち、再び水洗い
してから乾燥して目的物を得る。かくして得られた反応
生成物はトルヱン、キシレン等に対する溶解性に優れる
とともに剥離性、残留接着性が良好で、また、特に優れ
た剥離効果のため少量の塗布で充分目的を達成するため
経済的である。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例 1
雛梓機、冷却器、滴下ロートを備えた反応容器中でエチ
レンノビニルアルコール共重合物(エチレン共重合割合
0.3、平均重合度1500)1の重量部をピリジン3
0の重量部に分散させたのち、81000まで加熱後塩
化ステアロィル8の重量部を滴下する。
レンノビニルアルコール共重合物(エチレン共重合割合
0.3、平均重合度1500)1の重量部をピリジン3
0の重量部に分散させたのち、81000まで加熱後塩
化ステアロィル8の重量部を滴下する。
反応の進行にともないエチレン/ビニルアルコール共重
合物の粒子が溶解する。このエチレン/ビニルアルコー
ル共重合物の粒子がなくなってからさらに2時間反応を
続けたのち、40qCまで冷却し、反応物を5倍量のメ
タノール中へそそいで反応生成物を沈澱させる。この沈
澱をメタノールで洗浄後、再び水洗いしたのち乾燥粉砕
して目的物を得た。かくして得られた反応生成物を濃度
1%のトルェン溶液とし、該溶液をポリプロピレンフィ
ルムのコロナ処理面に固型物として0.05夕/〆付着
するように塗布乾燥する。
合物の粒子が溶解する。このエチレン/ビニルアルコー
ル共重合物の粒子がなくなってからさらに2時間反応を
続けたのち、40qCまで冷却し、反応物を5倍量のメ
タノール中へそそいで反応生成物を沈澱させる。この沈
澱をメタノールで洗浄後、再び水洗いしたのち乾燥粉砕
して目的物を得た。かくして得られた反応生成物を濃度
1%のトルェン溶液とし、該溶液をポリプロピレンフィ
ルムのコロナ処理面に固型物として0.05夕/〆付着
するように塗布乾燥する。
このようにして作製した塗布基材上に24肌幅のゴム系
粘着テープ(積水化学製)及びアクリル系粘着テープ(
日東電工製)を自重2k9のゴムローラにて圧着し、オ
ートブラフ(島津社製P−100型)にて剥離力を測定
した。他方、同様に粘着テープを鮎着した試料を50℃
の温度にて20夕/地の荷重を加えたまま2岬時間保ち
、室温で2時間放置後同様に剥離力を測定し、耐熱性を
判断した。これらの測定結果を表1に示す。
粘着テープ(積水化学製)及びアクリル系粘着テープ(
日東電工製)を自重2k9のゴムローラにて圧着し、オ
ートブラフ(島津社製P−100型)にて剥離力を測定
した。他方、同様に粘着テープを鮎着した試料を50℃
の温度にて20夕/地の荷重を加えたまま2岬時間保ち
、室温で2時間放置後同様に剥離力を測定し、耐熱性を
判断した。これらの測定結果を表1に示す。
表から明らかな如く剥離効果が優れるとともに高温に保
たれたのちも充分な剥離効果、残留接着性を維持してい
る。実施例 2 エチレン/ビニルアルコール共重合物(エチレン共重合
割合0.5、平均重合度1700)1の重量部、ピリジ
ン300重量部、塩化ステアロィル4の重量部を反応さ
せ実施例1と同様な操作にて目的物を得る。
たれたのちも充分な剥離効果、残留接着性を維持してい
る。実施例 2 エチレン/ビニルアルコール共重合物(エチレン共重合
割合0.5、平均重合度1700)1の重量部、ピリジ
ン300重量部、塩化ステアロィル4の重量部を反応さ
せ実施例1と同様な操作にて目的物を得る。
上記反応生成物を実施例1と同様に処理し、測定を行っ
た。
た。
比較例 1
ポリビニルァルコール(ケン化度87%、平均重合度1
400)10重量部、ピリジン250重量部、塩化ステ
アロィル7の重量部を反応させ実施例1と同様な操作に
て目的物を得る。
400)10重量部、ピリジン250重量部、塩化ステ
アロィル7の重量部を反応させ実施例1と同様な操作に
て目的物を得る。
上記反応生成物を実施例1と同様に処理し測定を行った
。
。
比較例 2
ステアリルアクリレート21重量部、アクリロニトリル
4重量部、アクリル酸7重量部を酢酸エチル中で700
0、3時間重合させた。
4重量部、アクリル酸7重量部を酢酸エチル中で700
0、3時間重合させた。
上記ポリマーを1%トルェン溶液とし実施例1と同様に
処理し、測定を行った。
処理し、測定を行った。
一1
測定に用いた試験テープのSUiS‐27ステンレス板
に対する接着力は、アクリル系粘着テープ:980〜1
,o50夕/24物、ゴム系粘着テープ670〜800
夕/24肋である。
に対する接着力は、アクリル系粘着テープ:980〜1
,o50夕/24物、ゴム系粘着テープ670〜800
夕/24肋である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式〔I〕で示されるエチレンの共重合割合が0
.1から0.9であるエチレン/ビニルアルコール共重
合物と、少なくとも8個以上の炭素数を有する塩化アル
キロイルとの反応生成物を主体とする剥離処理剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し式中n+mは500〜3,000までの整数で
あり、n/(n+m)が0.1〜0.9である。 )
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12232779A JPS6023796B2 (ja) | 1979-09-24 | 1979-09-24 | 剥離処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12232779A JPS6023796B2 (ja) | 1979-09-24 | 1979-09-24 | 剥離処理剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5645972A JPS5645972A (en) | 1981-04-25 |
JPS6023796B2 true JPS6023796B2 (ja) | 1985-06-10 |
Family
ID=14833216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12232779A Expired JPS6023796B2 (ja) | 1979-09-24 | 1979-09-24 | 剥離処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6023796B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0522878Y2 (ja) * | 1985-03-22 | 1993-06-11 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5959821A (ja) * | 1982-09-30 | 1984-04-05 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 金属精錬炉とその操業方法 |
-
1979
- 1979-09-24 JP JP12232779A patent/JPS6023796B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0522878Y2 (ja) * | 1985-03-22 | 1993-06-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5645972A (en) | 1981-04-25 |
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