JPS6028840Y2 - オイルシ−ル - Google Patents

オイルシ−ル

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Publication number
JPS6028840Y2
JPS6028840Y2 JP1980116393U JP11639380U JPS6028840Y2 JP S6028840 Y2 JPS6028840 Y2 JP S6028840Y2 JP 1980116393 U JP1980116393 U JP 1980116393U JP 11639380 U JP11639380 U JP 11639380U JP S6028840 Y2 JPS6028840 Y2 JP S6028840Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
oil seal
sealing lip
elastic
fluororesin
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980116393U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57117457U (ja
Inventor
敏 鈴木
泰夫 山本
矩具 松川
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌオーケー株式会社 filed Critical エヌオーケー株式会社
Priority to JP1980116393U priority Critical patent/JPS6028840Y2/ja
Publication of JPS57117457U publication Critical patent/JPS57117457U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6028840Y2 publication Critical patent/JPS6028840Y2/ja
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はオイルシールに関し、さらに詳しくは構成が簡
単で、かつ容易に製造することができる構成のオイルシ
ールを提供することを目的とする。
従来オイルシールとして第1図に示すように弗素樹脂製
シール本体のリップ部1の背面に弾性エラストマー2を
装着し、さらにその弾性エラストマー2の外周面に環状
のスプリング3を纏着して軸体等のシールすべき部材へ
の弾性的な接触追従性を向上するように構成したもの、
また第2図に示すようにシールリップ本体4の被挟持部
5外周よりリップ部端縁6近傍まで切り込まれたスリッ
ト内奥部7に環状弾性体8を内蔵した構成からなるもの
等が種々使用されている。
しかしながらかかる構成になるオイルシールはまず前者
にあっては弾性エラストマー2が弗素樹脂に比べて耐薬
品性、耐熱性、耐細菌性に劣るためにシール本体を弗素
樹脂製としても充分なる接触追従性が得られず、また該
弾性エラストマ−2外周面に纏着される環状のスプリン
グ3が外部に露出し、直接種々に液体が耐着して、その
耐久性に大きな問題点を有するものであった。
また後者は、かかる問題点に対処すべく構成されたオイ
ルシールであって、シールリップ本体4に被挟持部5外
周よりスリットを切り込み、該スリットの内奥部7に環
状弾性体8を内蔵することによって上記問題点に対する
解決手段を与えんとするものであったが、かかる構成に
なるオイルシールも上記シールリップ本体4に内外円周
面と平行にスリットを切り込む構成であることから、ど
うしても該シールリップ本体4にある程度以上の厚さが
必要となり、またリップ部の耐摩耗性を向上させるには
弗素樹脂に充填材を混合分散させ、る方法がとられ、こ
れによって弗素樹脂の弾性率が高くなることが知られ、
このためその接触追従性に問題点が残り、かつその製造
に多くの手間がかかるものとなっていた。
本考案は以上の点に鑑みてなされたもので、密封リップ
部とり一ツプ本体部を別部品とし、しかる後に固着させ
る構成を採ることによって構成が簡単で容易に製造する
ことができ、しかも述分なる接触追従性を具えたオイル
シールを提供せんとするものである。
以下、本考案を図面にしたがって説明すると、第3図は
オイルシールの断面図である。
9は截頭円錐形環ある密封リップ部であり、小径側周端
にリップエツジ10を形成してカーボン等の充填材が入
った比較的硬度の高い四弗化エチレン樹脂(ポリテトラ
フルオールエチレン)をもって製せられる。
また11は固着面12.13にて上記密封リップ部9に
接着され、かつ路外周方向に屈曲部14を介して被挾持
部15を一体成形してなるリップ本体部であって、密封
リップ部9に比べ柔軟な弗素樹脂をもって製せられる。
また該リップ本体部11には上記固着面12.13間に
膨出部16が形成され、上記密封リップ部9との間の一
空隙17に弾性線材18が装着され、さらに上記被挟持
部15は金属製の外環19および内環20によって挾持
支承されるものである。
なお本実施例では被挟持部15を金属製の外環19およ
び内環20によって挾持支承する態様としたが、被挟持
部15が直接ハウジング側に挾持される態様としてもよ
い。
本考案は以上のような構成からなり、 (イ)上記密封リップ部9およびリップ本体部11を三
部品とし、製造工程において固着するためスリットを切
り込む必要がなく、その製造が極めて容易となり、 (ロ)密封リップ部9およびリップ本体部11に各々異
なった材料を用いることによって、特にリップ本体部1
1の材料をより柔軟性を有するものとすることによって
、従来のオイルシールにみられない優れた接触追従性を
得ることができるのみでなく、 (ハ)上記弾性線材18の大きさに適合させて上記空隙
17を設け、装着することによって該弾性線材18の遊
動を防ぐことからも、また該空隙17を設けるための膨
出部16から生ずる圧縮応力をリップエツジ10方向に
向けることからも接触追従性の向上を期し得るものであ
り、に)さらに従来、シールリップ本体にスリットを切
り込む必要から、該シールリップ本体にある程度の厚さ
持たせねばならなかったのを、本考案は上記のように三
部品としたために、その各々を薄く成形することができ
るためかかることからも接触追従性に優れたオイルシー
ルを提供できる。
(ホ)また本考案は上記弾性線材18が密封リップ部9
およびリップ本体部11によって内包されるためその耐
久性を保持し得るものである。
第4図ないし第9図は本考案に係るオイルシールのリッ
プ部の製造方法の一実施例を示す参考図である。
まず初めに第4図に示すごとく密封リップ部9およびリ
ップ本体11を平面形に製造し、該リップ本体部11に
膨出部16が形成する。
この場合、該膨出部16裏面に設けられる空隙17が装
着する弾性線材18の大きさと一致するようにあらかじ
めその大きさを定めておく。
つぎに上記密封リップ部9およびリップ本体部11を内
径側固着面12にて固着する。
その方法としては第5図に示すごとく固着器具21.2
2を用いて第6図に示すごとく電気ヒーターによる加熱
・加圧して熱融着することが考えられ、必要に応じ接着
バインダーとしてテフロンPFA (パーフロロアルコ
キシド)のフィルムを使用すると強固な接着が可能であ
る。
そして固着後、第7図にて示すように型成形機23にて
リップ本体部11を屈曲すべく成形し、しかる後、第8
図に示すごとく弾性線材18を外径側固着面13より装
着する。
装着後、第9図に示すように外径側固着面13を固着す
る。
以上説明したように本考案に係るオイルシールはその構
成から充分なる接触追従性および耐久性を得ることがで
き、その実用的効果は極めて大きい
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を示す一実施例を示すもので、第1図およ
び第2図は従来のオイルシールの断面図、第3図は本考
案に係るオイルシールの断面図であり、また第4図ない
し第9図は本考案に係るオイルシールのリップ部製造方
法を示す説明図である。 1・・・・・・リップ部、2・・・・・・弾性エラスト
マー、3・・・・・・環状スプリング、4・・・・・・
シールリップ本体、5・・・・・・被挾持部、6・・・
・・・リップ部端縁、7・・・・・・スリット内奥部、
8・・・・・・環状弾性体、9・・・・・・密封リップ
部、10・・・・・・リップエツジ、11・・・・・・
リップ本体部、12,13・・・・・・固着面、14・
・・・・・屈曲部、15・・・・・・被挾持部、16・
・・・・・膨出部、17・・・・・・空隙、18・・・
・・・弾性線材、19・・・・・・外環、20・・・・
・・内環、21,22・・・・・・固着器具、23・・
・・・・型成形機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 截頭円錐形環なる弗素樹脂材製密封リップ部9と、該密
    封リップ部9に固着面12.13にて固着され、かつ路
    外周方向に屈曲部14を介して被挟持部15を一体成形
    してなる前記密封リップ部9に比べて柔軟な弗素樹脂材
    製のリップ本体部11との間に弾性線材18を装着する
    ようになしたことを特徴とするオイルシール。
JP1980116393U 1980-08-19 1980-08-19 オイルシ−ル Expired JPS6028840Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980116393U JPS6028840Y2 (ja) 1980-08-19 1980-08-19 オイルシ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980116393U JPS6028840Y2 (ja) 1980-08-19 1980-08-19 オイルシ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57117457U JPS57117457U (ja) 1982-07-21
JPS6028840Y2 true JPS6028840Y2 (ja) 1985-09-02

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ID=29910616

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JP1980116393U Expired JPS6028840Y2 (ja) 1980-08-19 1980-08-19 オイルシ−ル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006077903A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Kyoritsu Sangyo Kk ふっ素樹脂製オイルシール
JP2006077902A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Kyoritsu Sangyo Kk ふっ素樹脂製オイルシール

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Publication number Publication date
JPS57117457U (ja) 1982-07-21

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