JPS632702Y2 - - Google Patents

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JPS632702Y2
JPS632702Y2 JP1986049059U JP4905986U JPS632702Y2 JP S632702 Y2 JPS632702 Y2 JP S632702Y2 JP 1986049059 U JP1986049059 U JP 1986049059U JP 4905986 U JP4905986 U JP 4905986U JP S632702 Y2 JPS632702 Y2 JP S632702Y2
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JP
Japan
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ring
fixed
diaphragm
metal
flange
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JP1986049059U
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JPS61204071U (ja
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  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はケーシング側に装着された固定環と回
転軸に固定した回転環との相対的運動によつて流
体を密封するメカニカルシールにおいて、ケーシ
ングに固定したふつ素樹脂製ダイヤフラムの中心
開口部に金属リングとガラス繊維入りふつ素樹脂
製固定環を一体に固着し、多数の板ばねによつて
固定環を回転環に圧着することによつて負圧流体
の密封に有効なメカニカルシール装置を提供する
ものである。
以下図面について本考案の構成を説明する。1
は回転軸2を挿通支承するケーシングでケーシン
グ1の圧力側Aと反対の大気側Bの中央に設けた
円形の開口部に本考案のメカニカルシール装置が
設置される。3はケーシング1の開口部に配置し
たふつ素樹脂製ダイヤフラムで、その外周縁部を
環状の押えフランジ8で、ケーシング1の大気側
Bにボルト10などで固定して圧力側Aからの流
体漏洩を防止する。
一方、前記ダイヤフラム3の中心部には回転軸
2を挿通している中心開口部を有し、該開口部に
は断面L形の突出部4を形成し、その突出部4の
外側に金属リング5を、一体に成形または接着す
るとともに、突出部4の先端には、段部を形成し
て金属スリーブ6を埋設し、ガラス繊維入りふつ
素樹脂製固定環7を一体に成形または接着する。
ダイヤフラム3は熱溶融性ふつ素樹脂であるテ
トラフルオロエチレンとパーフルオロアルコキシ
ビニルエーテルとの共重合体(以下PFA)で成
形し、これに金属リング5,金属スリーブ6及び
ガラス繊維入り四ふつ化エチレン樹脂で成形した
固定環7をダイヤフラム3の溶融接着によつて接
着成形したり、あるいはPFA製ダイヤフラムの
成形時に金属リング、金属スリーブ及び固定環を
一体に溶融接合してもよい。
なお、前記熱溶融性ふつ素樹脂としてはPFA
のほかにテトラフルオロエチレン(TFE),テト
ラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレン
との共重合体(FEP),エチレンとテトラフルオ
ロエチレンとの共重合体(ETFE)などが用いら
れる。
9は、環状の押えフランジ8上に配置されたあ
て板で、多数に分割され、環状の押えフランジ8
と共にボルト10によつて、ケーシング1の大気
側Bに固定される。11は押えフランジ8と金属
リング5間に配置された板ばねで、この板ばね1
1の一端を金属リング5にボルト12で固定する
一方、その他端を押えフランジ8と、この押えフ
ランジ8に固定配置されたあて板9間に摺動自在
に介装し、板ばね11の軸垂直方向の移動を可能
ならしめる。板ばね11を、押えフランジ8とあ
て板9間に摺動自在に介装するにあたつては、例
えば、あて板9の内周側に切欠部を設けて、この
切欠部に板ばね11の一端を挿入すればよい。同
様に多数の板ばね11は、その一端を金属リング
5に固定し、その他端を押えフランジ8と多数の
あて板9との間に摺動自在に介装されて、ダイヤ
フラム3及び固定環7を図面右方向の、大気側B
へ引く作用をなす。13は回転軸2に嵌合した回
転環で、カラー14と六角穴付ボルト15,16
によつて回転環13を回転軸に固定している。1
7は回転軸2と回転環13との間に装着したパツ
キンである。
本考案は板ばね11をダイヤフラムに固着した
金属リング5に固定し、板ばね11によつてダイ
ヤフラムの先端に固着した固定環7を常時回転環
13に押圧するので、固体環7が回転軸2ととも
に回転している回転環13に対し密接し、固体環
7と回転環13との相対摺動面から流体漏洩を生
じることがない。特にケーシング1内の圧力が負
圧または、極低圧の場合にはケーシング1の圧力
側Aへダイヤフラム3が引かれたり、または固体
環7と回転環13との密接程度が低くなろうとす
るが、板ばね11の反発力でもつて固定環を回転
環に密接する作用が生じ良好な密封効果が得られ
る。
また、板ばね11の他端を、押えフランジ8と
あて板9との間に摺動自在に介装して固定しない
ようにしてあるので、回転軸が何らかの原因で振
れても、軸垂直方向への移動が可能となるので、
その振れを吸収できシールへの悪影響をあたえな
い。
更に、本考案はダイヤフラムに金属リング、金
属スリーブ、固定環を一体に固着してあるので、
高温・高圧流体の密封において固定環に歪を生じ
ることなく、安定な密封ができる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のメカニカルシール装置の側面
断面図を示し、第2図はその正面図を示す。 符号、1……ケーシング、2……回転軸、3…
…ふつ素樹脂製ダイヤフラム、4……突出部、5
……金属リング、6……金属スリーブ、7……固
体環、8……押えフランジ、9……あて板、10
……ボルト、11……板ばね、12……ボルト、
13……回転環、14……カラー、15,16…
…ボルト、17……パツキン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング1に環状の押えフランジ8で固定し
    たふつ素樹脂製ダイヤフラム3の中心開口部に断
    面L形の突出部4を形成し、その突出部4に金属
    リング5を一体に固着するとともに、突出部4の
    先端に金属スリーブ6を介在してガラス繊維入り
    ふつ素樹脂製固定環7を一体に固着し、多数の板
    ばね11の一端を前記金属リング5に固定すると
    ともに、その他端を前記押えフランジ8とこの押
    えフランジ8に固定配置された多数のあて板9間
    に摺動自在に介装して固体環7を回転軸2に固定
    した回転環13に密接することを特徴とするメカ
    ニカルシール装置。
JP1986049059U 1986-04-02 1986-04-02 Expired JPS632702Y2 (ja)

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JP1986049059U JPS632702Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

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JP1986049059U JPS632702Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

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JPS61204071U JPS61204071U (ja) 1986-12-22
JPS632702Y2 true JPS632702Y2 (ja) 1988-01-22

Family

ID=30565900

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JP1986049059U Expired JPS632702Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2189197A (en) * 1938-02-26 1940-02-06 Alpha Engineering Company Inc Sealing device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2189197A (en) * 1938-02-26 1940-02-06 Alpha Engineering Company Inc Sealing device

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Publication number Publication date
JPS61204071U (ja) 1986-12-22

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