JPS6028800B2 - 低欠陥密度りん化ガリウム単結晶 - Google Patents

低欠陥密度りん化ガリウム単結晶

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JPS6028800B2
JPS6028800B2 JP52124839A JP12483977A JPS6028800B2 JP S6028800 B2 JPS6028800 B2 JP S6028800B2 JP 52124839 A JP52124839 A JP 52124839A JP 12483977 A JP12483977 A JP 12483977A JP S6028800 B2 JPS6028800 B2 JP S6028800B2
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epd
doped
crystal
gallium phosphide
single crystal
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慎一 赤井
英樹 森
勝乃祐 青柳
隆司 下田
和久 松本
政美 佐々木
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    • C30B27/02Single-crystal growth under a protective fluid by pulling from a melt
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
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    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/10Inorganic compounds or compositions
    • C30B29/40AIIIBV compounds wherein A is B, Al, Ga, In or Tl and B is N, P, As, Sb or Bi
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液体カプセル引上法(以下LEC法と呼ぶ)に
よって製造されるりん化ガリウム(Gap)単結晶の改
良に関るものであり、特にシリコンなどの強還元性不純
物がドープされた低欠陥密度Gap単結晶に関するもの
である。
Gap単結晶はLEC法の応用により、大型の結晶が得
られるようになった。
しかし、GaP結晶の成長環境は、融液の温度が約15
00ooという高温に加えて、約50k9/嫌という高
圧ガス中で、200〜500℃/肌の温度勾配がついた
酸化ホウソ(&03)カプセル剤の中を引上げるため、
結晶は熱応力を受け、塑性変形を起し、多数の転位が導
入、あるいは増殖される。このようなLEC法で{Ri
chardsand Cr。Ch。て g。川nal
。f Applied physicsVolane
31(1960)P611}で調べると、転位エッチビ
ット密度(以下、D−EPDと略記する)は1〜10×
1び伽‐2が普通である。これら転位エッチビットの他
に、ソーサピツトと呼ばれる小さな底の浅い皿状ビット
が多数見られ、その密度は107弧‐2台に達する場合
がある。このソーサピット(以下、Sビットと記す)に
ついては、T.liz叫aにより、“Eにhinがtu
dにs of ImpurityPrecipitat
es in P山led GapCびstals ’1
(J.Electr比hem.S比:SOLmSTAT
E SC伍NCE JUlY.1970 Vol
.118 ,P.1190)に詳細に報告されており、
それによると、Sビットはドープした不純物に関係した
析出物、またアンドープ結晶では、ボロン、シリコン、
カーボンまたは酸素の不純物に関係する析出物によるも
のであろうと述べられている。このようにLECGaP
には多数の欠陥が存在するが、一方このGap単結晶の
応用である発光ダィオート(LED)としては、その特
性向上の面から欠陥の少ないGaP単結晶が要求される
例えば、W.A.Brantiey et alによる
“Effect ofdislocations
on geen electrolmmine
scenceeffjcjency ln Gap g
rown byliquid phaseepitaX
y”(Jom雌l of AppliedPhysic
s.Vol,46,No.6,Junel975,P.
2629)によると緑色のLEDの発光効率は、ェピタ
キシャル層の転位密度に依存し、特に1び肌‐2より多
い所では転位密度の増大と共に発光効率が大中に低下す
る事が述べられている。またェピタキシャル層のD−E
PDは、基板のD−EPDが1ぴ伽‐2台である場合は
、ほゞ基板のD−EPDと対応しているため結局は基板
欠陥密度を低下させ、ェピタキシヤル層のD−EPDを
低下させる事が必要である事がわかる。緑色のLED用
ェピタキシャル層のD−EPDとしては1×1び肌‐2
以下、出来れば5×1ぴ肌‐2以下である事が望ましい
。欠陥の少ないLECGaP単結晶を作る方法として、
化学量論からずれた融液から引上げる事が行なわれてい
る。
例えば、G.ARozgonyietalによる“De
fect Studiesof GaP Cひsねls
Pulledfrom Nons■ichiomet
ric Melts :DisIMationand“
Saucer”Etch Pits”(J.Appl.
Ph$.Vol.43,肺.7,J山yl976,P.
3141)に報告されているが、D−EPDが1ぴ弧‐
2台及びSビットがないという結晶が得られている。し
かし、ガリウムインクルージョンの密度が増え、また引
上げ速度はおそく、単結晶化率も低くなるため、化学量
論からずれた融液から引上げる方法は、ほゞ化学量論的
に近い融液から引上げる方法に比べて、工業的でない。
一方通常の硫黄ドープLECGaP 結晶の中でD−E
PDが1ぴ仇‐2台のものが得られる事がある。
しかしこの場合は、ェピタキシャル成長層のEPDは1
び弧‐2となり、目的のェピタキシヤル成長層のEPD
減少には役立たないことが多い。この点は、例えば、別
府他による「GaP液相成長層の転位とLEC基板結晶
」第24回応用物理学会関係連合講演会、講演予稿集2
、1977、P.433M.2斑−Q−4にも述べられ
ているが、通常言われている転位ビットでもなく、いわ
ゆるSビットでもない小さな錐状ビットが基板に見られ
、この密度を通常のD−EPOに加えると、ェピタキシ
ャル層のD−EPDとほぐ一致する事がわかつている。
従って1ぴ弧‐2台の低D−EPDェピタキシヤル層を
得るには、基板としてD−EPDと4・ごな錐状エッチ
ビット密度の和が1び仇‐2台のものが必要であるここ
とになる。本発明は、上記のD−EPDの少ない結果と
は異なって、D−EPDが少ない上に4・ごな錐状ビッ
トも少なく、ェピタキシャル成長層のD−EPDも増大
しない新しい低欠陥密度りん化ガリウム単結晶を提供す
るものである。
本発明の目的は、液体カプセル引上げ法により製造され
たりん化ガリウム単結晶においてりん化ガリウム中で電
気的に活性な少なくとも一種のドーパントがドープされ
又はドープされず、且つボロンと同等又はそれ以上の還
元性を有する強還元性不純物の少なくとも一種が1×1
び7肌‐3以上結晶中に残存するようにドープされ、表
面の加工層を除去された(111)B面を6尊0から8
5℃の温度でRCエッチング液にて3分から5分エッチ
ングし面の転位エッチビット密度と4・さな錐状エッチ
ビット密度の和が1×1ぴ伽‐2以下である低欠陥密度
りん化ガリウム単結晶を提供すことである。
更にB203カプセル剤を用いて、実用上得易い結晶と
して、ボロンがドープされた低欠陥密度りん化ガリウム
単結晶を提供することを目的としている。又所望のドー
パントである強還元性不純物としてボロン、シリコンの
一種または二種が望ましい。
又これにボロンを使用した場合は、そのりん化ガリウム
中に残存する濃度は1×1び7伽‐3からlxlぴ肌‐
3が望ましい。
又ドーパントとしてシリコン、n型ドーパント又はP型
ド‐‐パントが用いられ、その30びKでのキャリア濃
度は1×1び7伽‐3から5×1び8仇‐3が望ましい
一方、強還元性不純物としてシリコンを使用した場合は
、そのりん化ガリウム中に残存する濃度は1×1び7伽
‐3から5×1び8仇‐3が望ましく、直径が3仇肋以
上でも低欠陥密度のりん化ガリウム単結晶を得ることが
できる。
この場合、ドーパントとしてはn型又はP型のものが用
いられ、その30ぴKでろキャリア濃度は1×1び7肌
‐3から2×1び8肌‐3が望ましい。シリコンやボロ
ンを含むLECGaP結晶に関して、いくつかの報告が
見られる。
例えば、W.HAYES , 日.F.MACDONA
LD and C.T.SENNETTによる“lnf
ra−red a戊orption of餌mum p
hosphide containing boron
”( J.PHYS.C(SOLID)ST.PHY
S.)1969,Ser.2,Vol.2.P.240
2)で、ボロソ濃度が3×1び8肌‐3の結晶を試料と
して使用されている。また、SR Morison.R
C Newman and FThompson “
The はhavjour of boronー
mpuritieS Inn− type galIj
um aGenide and滋11iumPhosp
hide’’(J.Phys C:SolidStat
ePhys,Vol.7.1974,P.633)にお
いて、ボロン濃度が3.8×1び8伽‐3でシコン濃度
が2×1び7伽‐3、及びボロン濃度が9.4×1び8
伽‐3でシリコン濃度が6×1び7肌‐3ドープされた
結晶を試料として使っている。
しかしこれらの報告においては、転位密度などの結晶性
については記してない。また、M.L.YOUNGan
dS.J.BASSは、‘‘Theelec口icaI
Propenies of undoped and
oxgen−doped Gap gown b
y the liquideMapSulatio
ntteChniq雌’’(J,PhyS,D:App
l,Phys.1971,Vol.4.P.995)に
おいて、アンドープと酸素ドープGaP中に水、ッボな
どから汚染されて、シリコンが0.6原子脚(3×1び
6肌‐3)から40原子脚(2×1び8弧‐2)、ボロ
ンが4.5原子柳(2.3×1ぴ7仇‐3)から500
原子脚(2.5×1び8の‐3)残留するGaP結晶を
試料として電気的特性の測定を行なっている。
この中に、シード近くで通常のEPDは1ぴ肌‐2台、
末端に近づくにつれて1び伽‐2台に増加することが述
べられている。しかし小さな錐状エッチビットについて
はふれてなく、また、その結晶を基板としたェピタキシ
ャル層のEPDについても述べていない。また、シリコ
ンやボロンのドーピング方法や、原料中へのドープ量と
結晶中のシリコン、ボロンの濃度の関係についても記載
されていない。更に、公開特許公報(椿関昭52一63
065号)には、LEC法で約2仇舷の直径のGaPに
Pとの単一結合エネルギーがGより大きいA夕をドーブ
した例が有り、エッチビット密度が800〜1000/
めである結晶が得られてし、。
後で詳述するが、通常のLEC法、すなわち石英ルッボ
を用いて&03をカプセル剤として用いてAそをドーブ
した場合は、結晶中に最も多くドープされるものは、ボ
ロンとシリコンであり、アルミニウムは酸化物の形で取
り込まれる程度と考えられる。また、エッチピット密度
が800〜1000/地と低いものが得られているが、
小さな錐状エッチビット及びェピタキシヤル成長層のE
PDについては記載されていない。以上述べたようにG
ap中のシリコンやポロンが強還元性不純物として、重
要な役割を有することについては従釆全く報告されてい
ない。強還元性不純物をGap結晶中に安定に再現性良
くドープする事は困難である。
例えばシリコンをCap結晶にドーピングするのに硫黄
ャテルルド−プと同様に行なった場合、40雌の原料中
にシリコンを34仇hgドープして、5×1び7仇‐3
だけシリコンがドープされた結晶が出来る場合と2×1
び8肌‐3だけドープされた結晶が得られる場合がある
。また、37仇hgドープして5×1び7肌‐3ドープ
される場合もある。このように、シリコンのドーピング
は通常の方法で安定して再現性良く結晶中にドープする
事は困難である。本発明のより具体的な目的は、強還元
性不純物のドーピングにおけるこのような不安定、非再
現性を解決し、安定に再現性良くドーピングされた低欠
陥密度りん化ガリウムを提供することである。以下、図
面を用いて本発明を詳細に説明する。
まず、本発明のGap単結晶の特性上重要な小さな錐状
エッチビットについて説明する。第1図は、たまたま得
られたいわゆる転位エッチビット密度(D−EPD)の
少ない硫黄ドープGaP単結晶基板とその上に成長させ
たェピタキシャル層のD−EPDのウェハ面内分布を示
した図である。
機軸はウェハの直径方向の距離、縦軸はエッチビット密
度であり、曲線Aは基板のD−EPD、曲線Bはェピタ
キシヤル層のD−EPDである。図において、ウェハの
周辺では基板もェピタキシャル層もD−EPDは1#抑
‐2台で比較的近い値である。
しかしゥェハの中央に向うに従って基板は1ぴ伽‐2台
から1ぴ伽‐2台に減少するがェピタキシャル層のEP
Dは1ぴ弧‐2台で大きくは減少しない。この不一致の
原因を調べるために、中心近くのエッチング面の顕微鏡
写真を調べたのが第2図イ,口の写真である。この写真
の中にD.Pと示したものがいわゆる転位エッチビット
であり、CS.Pと示したものが小さな錐状エッチビッ
トである。写真口の高倍率写真で見られるように、この
小さな錐状エッチビットの中でも大きいものはべアピッ
トになっている場合が多い。この小さな錐状エッチビッ
ト密度(以下CS−EPDと託す)と転位エッチビット
密度の和を第1図の曲線Cで示しているが、この和はェ
ピタキシャル層のEPD分布と比較的近くなっている。
すなわちェピタキシヤル層D−EPDは基板のD一EP
DとCS−EPDの和にほぐ等しいという事が言える。
この点は別府等の報告に記載されている事は先に述べた
通りである。この小さな錐状エッチビットを作る欠陥は
何であるかは明らかでないが、次のような点から、いわ
ゆる転位エッチビットとSビットと違うものと考えられ
る。
i 錐状のビットという点、いわゆる転位エッチビット
と同じであるが、充分にRCエッチング液によるエッチ
ングを進めても、その大きさはあまり大きくならない。
また、ステップエッチングにより個々の4・さな錐状エ
ッチビットはその芯が消え、芯の無い、いわゆるSビッ
トとよく似た底の平らなビットとして痕跡を残すが、こ
の間大部分の転位エッチビットは形状を大きくするのみ
で大きな変化はない、また別の小さな錐状エッチビット
が別の場所に新たに現われてきて、平均的な4・さな錐
状エッチビットの密度には変化は無い。ii 小さな錐
状エッチビットの中で大きいものはベアビットとして見
られることが多い。
これらはステップエッチングによりベアの形で消失する
。これらの点から、この小さなエッチビットは、F‐M
‐PetrOff,〇‐G‐Lmim。r and J
‐M‐RaIStonが“。efeCtStmCtur
e inducedd町ingわrward−bias
degradation of GaP geen−
liかt−emMingdiodes’’(Jom旧l
ofAppliedPhysics,Vol.47,M
.4 ,Apm l976,P.1583)にて報告し
ている小さな転位ループとも考えられる。基板の○一E
PDが1び伽‐2台の場合は、ェピタキシャル層のD−
EPDとの一致は比較的良いが、引上げ炉の温度分布の
改善により、いわゆる0一EPDが1ぴ伽‐2台から1
ぴ弧‐2台に低下した通常の硫黄ドープの基板では、そ
の上のェピタキシャル層上のD−EPDは必ずしも対応
せず、ェピタキシヤル層のD−EPDは1×1び伽‐2
台になってしまうことが多い。
これは、前述してきた小さな錐状エッチビット密度は減
少してなく、1び弧‐2台であるのが主な原因であろう
。従って高効率緑色LED用の基板としては、この4・
さな錐状エッチビット密度(CS−IJD)といわゆる
転位エッチビット密度(CD−EPD)の和が1×1『
肌‐2以下、出釆れば5×1ぴ伽‐2以下になる事が望
ましいと言える。
以下、本発明を実施例により説明する。実施例 1:第
3図は本発明の実施例に用いた高温高圧単績晶引上炉の
概略断面図である。
図において、1はアルゴンガス、窒素ガスなどどの不活
性ガス2を約10の気圧まで満たすことのできる耐圧容
器で、その内部にヒーター3が設置され、さらにその内
部に黒鉛柑渦4および石英ルツボ5がルッボ駆動軸6の
上に設けられている。Gap単結晶を成長させる場合に
は、原料のGaP多結晶と、液体カプセル剤であるB2
03の脱水された円板状結晶を石英ルッボ5に入れて耐
圧容器1の中に設置し、窒素ガスを約5の気圧充填して
加熱し、GaPの雛液からなる原料液7をB203より
なる不活性液体8の下に形成する。次に引上軸9の下部
にとりつけられたGapの種結晶10を降下させてGa
P融液7になじませたのち、引上甑9を約1仇.p.m
の速度で回転させがら約10肌/Hrの速度で上昇させ
るとGaP単結晶1 1が成長する。12は引上軸9お
よびルッボ軸6と圧力容器1の間の圧力シールである。
第4図は、図に示した黒鉛ルッボ4、石英ルッボ5、G
aP原料融液7、&03不活性液体8からなる部分の拡
大片側断面図および垂直方向温度分布図である。第4図
の温度分布曲線13に示すように、B2Q中の温度勾配
は約200℃/伽であり、一般に知られている温度勾配
、例えば米国ベル研究所のS.F.Nygenによる報
告(J ofCひstaIGrowth,19(197
3)P.21〜23)に見られる数値500qo/肌と
比較して著しく改善されている。ここで使用したB20
3は実施例4で詳細に説明するが、Gap融液7中の残
留酸素が1.5×10‐1モル%以下になるように脱水
、脱ガスされたものを使用した。
また、ドーピングした強還元性不純物としてシリコンを
約40雌のGaP融液7の中へ3.5の9から約150
の9溶かし込ませた。本実施例の一連の実験の結晶中の
強還元性不純物量及び300Kにおけるキャリア濃度、
D−EPD、CS−EPDェピタキシャル成長層のD−
EPDを表1に示す。
・なお結晶中の不純物量は質量分析による値である。
使用したカプセル剤&03は120gで、引上げ結晶は
直径が30側から40脚、重量は30雌から385gで
あった。D−EPD,CS−EPD及びェピタキシャル
層のD−EPDはゥェハの周辺5柵を除いた部分5点の
平均値である。
サンプル柚.1(実験No.112)について、基板の
D−EPD,D−EPD+CS−EPD及びェピタキシ
ャル層のD−EPDのゥェハ面内分布を第5図に示す。
第5図で曲線Dは基板のD−EPD、曲線Eは基板のC
S−EPDとD−EPDの和、曲線Fはェピタキシャル
層のD−EPDである。また第6図イ,口は同じサンプ
ルNo.1の基板のエッチングパターンの写真である。
Sビットも少なく、地肌はきれいで転位エッチビットも
小さな錐状エッチビットも少ない。小さな錐状エッチビ
ットはベアビットになっているものが多い。第7図はサ
ンプルNo.7の基板のD−EPD(曲線G)D−EP
D十SC−EPD(曲線H)、ェピタキシャル層のEP
D(曲線1)の分布図である。
* 更に第8図はサンプル恥.7の基板のエッチングパ
ターンの写真である。これはサンプル地.1に比べてわ
ずかにSビットは多いが、通常の硫黄ドープGap基板
に比べれば非常に少ない。本実施例の引上げ条件、すな
わち石英ルッボを使い、弦03でカプセルする方法では
、Siを添加すれば&03と反応してボロンが融液中に
溶け込み、ボロンを添加すれば石英と反応してSiが溶
け込む。
すなわちこの場合の反応式は次のように書ける。$i(
夕)2も03(夕)=の(s)+偽i02(3一石英)
,(1磯3〜1総yK) ・・・・・
・‘1)平衡状態では巻:K(−定) .・・.
・・【2’但し aB:○aP融液中のBの活量asi
:Gap融液中のSiの活量 となり、T=177yK(GaPの融点)では、K=0
.0936である。
今 Si,Bの偏析係数をそれぞれHsj,KB,Ga
P結晶中のSi,Bの濃度をnsi,nBとするとns
i:Ksiasi/ysi ……{3
1nB=KB aB/y8 ……‘4)
但し、ygl,yBはそれぞれSi,Bの活量係数であ
る。
今理想溶液を仮定して、yslニyB≦1とおき、‘2
},‘3},‘4’式からnB4=K瓜i3.偽
.・・.・側本発明者らはこの関係を実験的にも確か
めておりnB4 /nsi3=1ぴ0〜1ぴ3であった
この3桁のバラッキの原因は不明であるが、Sj,Bの
濃度測定を行なっている質量分析値がファクター3の誤
差を含んでいる事も一つの原因であろう。このように石
英ルッボとB203カプセル剤を使う引上げでは、Si
又はボロンのどちらかの濃度がわければ他方の濃度は■
式でおおよそ推定する事が出来る。
上表より、強還元性不純物であるボロンが1×1び7肌
‐3以上又はシリコンが7×1び6肌‐3以上ドープさ
れた結晶は小さな錐状エッチビット密度が低く、D−E
PDとの和は1×1び肌‐2以下のものが得られ、これ
は通常の硫黄ドーブGaP結晶に比べて結晶欠陥密度が
少なくなっている事がわかる。
またこれらの結晶を基板としてェピタキシャル成長した
層は、D−EPDが1×1び弧‐2以下であった。Ga
p結晶に対する強還元性不純物のはたらき、すなわち本
実施例のシリコン、ボロンは、この不純物が結晶の機械
的強度を増大し、熱応力に対して強め、転位の導入や増
殖ををおさえ、D−EPDを減少させ、又CS−EPD
を作る原因となっているものの量を減少させていると考
えられる。
結晶中にはシリコンが1び6伽‐3台あるいはボロンが
1び7肌‐3台ドープされれば、結晶中の欠陥、特にい
わゆるSビット及びCS−EPDを減少し、D−EPD
もある程度減少し、低欠陥密度のGaPが得られるが、
結晶が大型化したり、あるいは結晶中の熱りE、力が大
きく、また固液界面形状が良くない時などは、シリコン
あるいはボロンが多量にドープされている方が低転位密
度化には効果が大きい。一方シリコン濃度が5×1び8
伽‐3以上あるいは1び9弧‐3台になる程多量にドー
プされると、析出物に関係したSビットが出て、また光
の吸収係数も増大して、LED 用として好ましくない
。従ってシリコン濃度としては1×1び7肌‐2から2
×1び8肌‐3の範囲にドープされている結晶がLED
用基板としては適当である。但し、モノリシック型数字
表示などを作成する時基板の光の吸収が台きい方が好ま
しく、かつヱピタキシャル層の転位エッチビット密度が
低い方が好ましい場合は、2×1び8肌‐3以上シリコ
ンがドープされた結晶を用いる事が出来る。
実施例 2: 実施例1と同様に、シリコンを原料GaP中へドープす
ると共に、電気的活性なn型不純物である硫黄SをGa
Sの形で原料GaP中へ添加した。
結晶中のシリコン濃度は、1×1び7の‐3から2×1
び8肌‐3の間で、ドープされ、硫黄濃度は1×8×1
び7弧‐3ドープされた。これらの結晶を同様にRCエ
ッチング液で結晶性を調べ、また基板として、その上に
NをドープしたP一nジャンクションを持つエピタキシ
ヤル層を成長させ、EPDの測定及び緑色のLEDを作
り、発光効率の測定を行なった。
基板のD−EPDとCS−EPDの和は実施例1と同様
周辺5肋を除いて、1×1ぴ弧‐2以下であった。また
ヱピタキシャル層のD−EPDも同様に1×1び伽‐2
以下であった。発光効率は、通常の硫黄ドープ(30び
Kのキャリア濃度が2〜8×1び7弧‐3)の基板上の
同様に窒素をドープしたP−nジャンクションやEPD
が1び伽‐2台のエピタキシヤルウエハから作成した緑
色LDEが平均0.06〜0.07%であるのに比べて
、約50%から100%高い0.09%〜0.14%(
ェポキシコート無し)であった。以上から強還元性不純
物の少くとも一つと共に電気的活性なn型不純物の少く
とも一つをドープされたGap単結晶も、D一EPDと
CS−EPDの和は1×1び弧‐2以下のものが得られ
、この結晶を基板として成長されたェピタキシャル層の
EPDも1×10‐5伽‐2と転位密度が低いェピタキ
シャルゥェハが得られた。実施例 3: 実施例1と同様にシリコンを原料GaP融液中へ添加す
ると共に電気的活性なp型不純物であるZnを結晶中へ
取り込まれるシリコンの量より多く取り込まれる鼻だけ
ドープした。
結晶中のシリコン濃度は1×1び7肌‐3から5×1び
7肌‐3であり、結晶の電気的特性はp型で室温でのキ
ャリア濃度は1×1び7弧‐3から8×1び7伽‐3の
ものが得られた。実施例1と同様エッチングにより結晶
性を調べ、またェピタキシャル層のEPDも調べた。そ
の結果、これらのp型基板はD−EPDとCS−EPD
の和は1×1び弧‐2以下であり、またェピタキシャル
層のEPDも1×1『肌‐2以下であった。この事から
、p型不純物と共に強還元性不純物をドープすることに
より、p型の欠陥の少ないGaP単結晶を得る事が出来
た。実施例 4: 本実施例は、GaP結晶中に希望通り再現性良く強還元
性不純物をドープして、結晶欠陥の少ないGaP単結晶
を作成する方法に関するものである。
第9図はGaP原料融液中へ添加したSiの量と、結晶
中にドープされたシリコンの量の関係について調べた実
験結果である。図中の曲線Jは、1000ooで約10
時間熱処理された通常のB203を使用した場合の結果
である。但し1斑時間の熱処理の途中、10‐1トール
から10‐2トールの真空度に達するロータリー真空ポ
ンプでB03からの発泡が少なくなるまで1粉枕)ら3
庇ご間真空にする工程が加えられている。その前後は空
気中で加熱処理されている。引上げ実験は実施例1で述
べた通りで、原料GaPは40雌,&08は12雌,ル
ッボは石英,チャンバー内のガス置換はロータリーポン
プで排気して、純度が99.99%のN2ガスを56k
9/地〜58k9/嫌に加圧する方法を用いている。
第9図の曲線Jから、結晶中にシリコンを5×1び7弧
‐3ドープするにはシリコンを約340の9ドープする
必要がある事がわかる。
また320の9では結晶中には1び6弧‐3台、360
の9では1び8肌‐3台、ドープされる場合があること
がわかる。この事から、シリコンのドープ量が340雌
近くで、結晶中のシリコン濃度が急激に変化し、また3
40の9から380の9ドープしても1び7伽‐3台か
ら1ぴ8肌‐3台とバラツキが有り、安定ドーピングが
困難な事がわかる。第9図の曲線KはB203の脱水処
理条件を変更して他の条件は同一にして引上げ実験を行
なったものである。変更したB203の脱水処理条件は
、前記の空気中で1000午○で1畑時間の熱処理の後
、更に10‐1トールから10‐2トールに達するロー
タリー真空ポンプで約30分間1000qoでの処理を
加え、その後の処理は空気中の水分はもとより一切の水
分や酸素ガスを吸わないように充分注意したものである
この結果、原料融液へ添加するSi量が約35の9で、
結晶中にシリコンが5×1び7弧‐3だけドープされ、
約25のpドープして2.4×1び7伽‐3、約60の
9ドープして1.5×1び8伽‐3ドープされた。第9
図の曲線J,Kを比較してみると、曲線Kは曲線Jに比
べて約1′10のシリコンの添加で良い事及び曲線Kは
曲線Jに比べて勾配がゆるやかで結晶中のシリコン濃度
が1×1び7弧‐3から2×1び8弧‐3の範囲のドー
ピグが容易になっている事がわかる。
この違いは主としてB2Q中の水分及び02ガスが原料
融液中に残留酸素として残る量の違いによるためである
。すなわち、&03中の水分及び02が充分除去されて
いない場合は、添加Siの大部分は残留酸素と反応して
、結晶中に有効に取り込まれない事になる。例えば曲線
Jでは5×1び7弧‐3Siをドープするのに340の
9Siを添加し、曲線Kでは同じだけドープするのに3
5の9だけSiを添加すればよい。少なくともその差約
300mpのSi‘ま残留酸素と反応してしまっている
と考えられる。一方、残留酸素のバラッキとしては、曲
線Jの実験にて340の9ドープしてSiが約2×1び
8肌‐3ドープさた場合と、370雌ドープしてもSi
が5×1び7肌‐3しかドープされなかった場合がある
ことから少なくとも約30の9のバラッキが有りB20
3中の水分、02ガスから融液中へ入る酸素は少なくと
も約10%のバラツキが有ることになる。
今このバラッキを20%以下におさえることが出釆たと
して、実施例1で記したSiの最適ドーブ範囲である1
×1び7肌‐3から2×1び8肌‐3の範囲におさまる
ようにB203の脱水、脱ガスを行なうとすれば、次の
ような計算で、実用上ゆるされる融液中の酸素量を算出
できる。曲線Kから1×1び7肌‐3だけ結晶中にSi
をドープするには、約1&9添加すれば良い。
また2×1ぴ8伽‐3では約80の9添加すれば良い。
従って残留酸素のバラッキが有っても所定の範囲に入る
ためにはSi量として(80一18)÷2=31の9の
残留酸素のバラッキが有っても良い事になる。これが平
均残留酸素の20%という事であるから、平均残留酸素
はSi量として31の9′0.2=155の9になる。
また曲線Kが完全に残留酸素が無いということではなく
、最大18の9程度見積っておかねばならない。従って
合計155の9十18mo=173雌のSi量に相当す
る残留酸素まで実用上許せる事になる。Siと残留酸素
の反応式は Sj十02→Si02であるから、Si量
173の9は02分子として6.16×10‐3モルに
相当する40雌の原料GaPを使っているから融液中の
残留酸素は02分子として計算すると、Gap分子に対
するモル%が、になる。
従ってGaP融液中に残存する酸素がGaP分子に対し
てQ分子として0.15モル%以下になされた条件下で
Siをドーピングする事により、結晶中のSiが1×1
び7弧‐3から2×1び8伽‐3ドーピングされた結晶
を再現性良く作成する事が出来る。以上、シリコンにつ
いて述べたが、アルミニウムを添加する場合、ボロンを
ドープする場合などの他の強還元性不純物をドープする
場合も同様である。実施例 5: 強還元性不純物として、Aそのドーピング実験を2種類
のルッポを用いて行なった。
ドープするA〆は、Ga約酸とを接触させてルッボ内に
チャージし、昇温中CaとAそが融けて演り合い、直接
A〆がB2Qと反応する事をできるだけされるようにし
て、ドーピングした。
&03は実施例4で述べたように、充分に脱水されたも
のを用いた。表2は引上げられた結晶中の不純物量を質
量分析により測定したものである。
酸素0は測定値が不正確であるため、表には記載してい
ない。表2(注)1)原子pp地は5xlび6弧‐3の
濃度に相当する。
2)‘)内は単位体積当りの濃度(伽‐3)に換算した
もの。
表2のサンプル1は石英ルッボを用いて、引上げたもの
である。
質量分析の結果、引上げ結晶中にはボロンが最も多くド
ープされ、次いでシリコン’アルミニウムがドープされ
ている。この原因はAその還元力は強く、石英及び&0
3を還元してSiをBが融液中に溶け込み、AそはA夕
203になったものと考えられる。本来Aれま、結晶中
にドープされる事は考えにくく、もし取り込まれたとし
てもシード近くのみと考えられ、表2のサンプル1のよ
うに多量のAとが検出されたものは、酸化物の形で結晶
中に取り込まれていたものが質量分析では分離出来ず、
Aその濃度として出ているものと思われる。引上げ結晶
は、実施例1のSiが1び8の‐3以上ドープされたも
のと同様で、D−EPDとCS一EPDの和は1×1ぴ
肌‐2又はそれ以下であった。
ェピタキシヤル成長層のEPDも1×1び仇‐2又はそ
れ以下であった。なお電気的活性は不純物を同時にドー
プしても同様に欠陥密度の少ないGaP単結晶が得られ
る事は言うまでもない。
また、カーボンC,ナトリウムNa,窒素Nは通常の硫
黄ドープで欠陥の多い結晶でも、この程度検出される場
合もあり、特に本実施例特有のものではない。次にルツ
ボ材としてカーボンを用い、Aそのドーピングを試みた
(表2サンプル2)またA夕は51雌使用し、原料Ga
Pは40雌、&03は12雌であった。
Aそドーピングは前述した方法と同じく弦のGaと接触
した状態でルッボに添加した。引上げられた結晶は約3
1雌であった。結晶中には表2のサンプル2に示した通
り、Siはほとんどドープされておらず、Aれま酸化物
の形と思われるが約1.5×107肌‐3だけドープさ
れボロンが最も多く約2×1び8肌‐3ドープされてい
る。
結晶中の欠陥は、実施例1で述べたものと同様にD−E
PDとCS−EPDは少ない。ウェハの周辺5側を除い
た5点の平均でD−EPDとGS−EPDの和は8×1
ぴ肌‐2であった。またェピタキシャル成長層のEPD
も同様に1×1び弧‐2以下であった。
実施例 6: 本実施例は、ボロンが結晶中に約20の9ドープされて
いる。
Gap多結晶40雌を原料として引上げ実験を行なった
ルツボは石英を用い、カプセル剤肥2Qは充分に脱水、
脱ガスされたものを用いた。引上げられた結晶は、シリ
コンが2.4×1び7肌‐3ボロンが5.4×1び8弧
‐3ドープされていた。
この引上げ結晶も実施例1で得られたものと同様、結晶
欠陥は少なく、D一EPDとCS−EPDの和は、ウェ
ハ周辺5側を除いた直径方向に等間かくに測定した5点
の平均が5.8×1ぴの‐2であった。またこの上に成
長させたヱピタキシャル層のEPDも同様に少なく、7
×1ぴ弧‐2であった。無論ポロンの添加方法としてボ
ロンドープの多結晶を用いるかわりに、ボロン単体を原
料雛液中に溶け込ませても良い。以上述べたように、本
発明は、シリコン又はボロンなどの強還元性不純物の少
なくとも一種が1×1び7弧‐3以上ドープされ、D−
EPDが少なく、かつ小さな錐状エッチビット密度も少
なく、両者の和が1×1『抑‐2以下であり、この単結
晶を基板として用いた場合、ェピタキシャル成長層のE
PDも1×1び弧‐2以下になる欠陥密度の少ないりん
化ガリウム単結晶を提供するものであり、りん化ガリウ
ム発光素子、特に高効率緑色発光素子の分野で工業的な
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は硫黄ドープの通常のGaP単結晶のゥェハ面内
のエッチビット密度分布図である。 第2図は第1図に示すエッチビット密度分布を測定した
基板ウヱハのエッチング面の顕微鏡写真である。第3図
は本発明の実施例に用いた高圧単結晶引上炉の概略断面
図である。第4図は第3図の一部の拡大片側断面図及び
垂直方向の温度分布図である。第5図及び第7図は本発
明の実施例により得られた単結晶ウェハのエッチビット
密度分布図である。第6図及び第8図はそれぞれ第5図
及び第7図の測定に用いた基板のエッチング面の顕微鏡
写真である。第9図は本発明実施例における添加したS
iを引上げ結晶中のシリコン濃度の対応を示す図である
。1・・・・・・耐圧容器、2・…・・不活性ガス、3
・・・・・・ヒーター、4・・・・・・黒鉛ルッボ、5
・・・・・・石英ルッボ、6…・・・ルッボ駆動軸、7
…・・・GaP融液、8・・…・803よりなる不活性
液体、9・・・・・・引上軸、10・・・・・・GaP
種結晶、1 1・・・・・・Gap成長結晶、12・・
・…圧力シール、13・・・・・・垂直方向温度分布曲
線。 才1図才8図 才2図 才6図 才3図 才4図 才5図 才7図 才6図 才9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液体カプセル引上げ法により製造されたりん化ガリ
    ウム単結晶において、りん化ガリウム中で電気的に活性
    な少なくとも一種のドーパントがドープされ又はドープ
    されず、且つボロンと同等又はそれ以上の還元性を有す
    る強還元性不純物の少なくとも一種が1×10^1^7
    cm^−^3以上結晶中に残存するようにドープされ、
    表面の加工層を除去された(111)B面を65℃から
    75℃の温度でRCエツチング液にて3分から5分エツ
    チングした面の転位エツチピツト密度と小さな錐状エツ
    チピツト密度の和が1×10^5cm^−^2以下であ
    ることを特徴とする低欠陥密度りん化ガリウム単結晶。 2 強還元性不純物が、ボロン、シリコンである特許請
    求の範囲第1項記載の低欠陥密度りん化ガリウム単結晶
    。3 強還元性不純物がボロンであり、そのりん化ガリ
    ウム中に残存する濃度が1×10^−^1^7cm^−
    ^3から11×10^2^0cm^−^3である特許請
    求の範囲第1項記載の低欠陥密度りん化ガリウム単結晶
    。 4 ドーパントがシリコン、n型ドーパント又はP型ド
    ーパントであり、その300°Kでのキヤリア濃度が1
    ×10^1^7cm^−^3から5×10^1^8cm
    ^−^3である特許請求の範囲第3項記載の低欠陥密度
    りん化ガリウム単結晶。5 強還元性不純物がシリコン
    であり、そのりん化ガリウム中に残存する濃度が1×1
    0^1^7cm^−^3から5×10^1^0cm^−
    ^3であり、直径が30mm以上である特許請求の範囲
    第1項記載の低欠陥密度りん化ガリウム単結晶。 6 ドーパントがn型又はP型のものであり、その30
    0°Kにおけるキヤリア濃度が1×10^1^7cm^
    −^3から2×10^1^8cm^−^3である特許請
    求の範囲第5項記載の低欠陥密度りん化ガリウム単結晶
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